July 22 2008, No.351
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  リヴァプール・ニュース / News of the Liverpool World   
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▼特派員レポート:「ゴールドフィッシュだより」
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「ゴールドフィッシュだより」 / ミナコ・ジャクソン
       〜 Goldfish Liverpool Update / Minako Jackson 〜

 ― 第135号 / Tall Ships & Japan Day ―

 ≪ http://scousehouse.net/goldfish/goldfish135_photo.html ≫

こんにちは。
今週のリヴァプールでは、7月とは思えない天候が続いています。
週末にかけての天気予報が最高気温15度。日曜日は太陽が出て少し
和らぎましたが、金曜、土曜と切なくなるような寒さと強風でした。
来週はもう少し温かくなるという予報がでているので、期待したいところ
です。

そんな中、世界レベルの大型イベント、全英オープン・チャンピオンシッ
プがサウスポート近くのロイヤル・バークデイル・ゴルフ・クラブで行わ
れ、リヴァプールのアルバート・ドックとウェリントン・ドックでは、
70隻ものトール・シップ(大型帆船)が集結し、多くの観光客が詰めか
けました。
この他にも、金曜日には毎年恒例の《ブルーハーハ・フェスティバル
(Brouhaha International Festival)》がNovas CUCにて盛大に開幕。
土曜日にはリヴァプール大学のホールにて、《ジャパン・デー》が行わ
れました。

ブリティッシュ・オープンでは強風でグリーンやバンカーでボールが転
がったりして選手が苦戦したとか。結果は去年の快挙に続き、今年も
アイルランド出身のパドレイグ・ハリントンが優勝。

4日間のこのゴルフのイベントで観客動員数が20万人。トール・シップ
を見にきた人々が4日間で800,000人。ジャパン・デーも北西イングラン
ド各地からかなりの集まったようで、細かい数字は分かりませ
んが、大盛況でした。
とにかくこの週末のマージーサイドは記録的な盛り上がりを見せたこと
は間違いありません。観光庁からの正式な発表が楽しみです。

ブルーハーハは来週にレポートすることにして、今週は、トール・シップ
とジャパン・デーについて。

♪ ♪ ♪

まずは、トール・シップ。
正式にはトール・シップ・レース(Tall Ships' Races)で、私も当初知識
不足で、市やキャピタル・オブ・カルチャーが力を入れているものとは
思いませんでした。
イギリス、ヨーロッパ各国、ブラジル、メキシコなどを含めた世界各国
からのトール・シップがリヴァプールに集まり、21日月曜日にレースが
始まるのに先立って、金・土・日と一般客が停泊中の船を見たり、乗っ
たりして楽しめるフェスティバル。
このイベントに合わせてちょっとしたストリート・パフォーマンスやシャン
ティー(船乗りの歌)のライブなども同時に行われました。

近年もリバー・フェスティバルに合わせて数隻アルバートドックに登場し
たことがありましたが、70以上もの船が集まることはそうそうないとのこ
とで、前回リヴァプールで行われたのが1992年でその前が1984年です
から、10年にあるかないかの大イベントだったんですね。

日曜日にまずアルバート・ドックを見に行きました。
相当な数の人々でごったがえしていましたが、運よくこの日は青空と太
陽に恵まれていたので、船がとてもきれいに見えましたし、人々の表
情も明るかったと思います。
特別にドックを廻るボートに乗せてもらう機会があり、トール・シップを
楽しみました。

その後、無料の特別シャトルバスに乗ってウェリントン・ドックへ。
ウェリントン・ドックに停泊していたトール・シップは、アルバート・ドック
のものに比べてサイズも帆の高さも高く、見に行った甲斐がありまし
た。
後で調べてみると、トール・シップにもランク分けがあって、ウェリント
ン・ドックの船のほとんどがクラスA、アルバート・ドックがクラスB, C, D
とのこと。

私は、大きな国旗がたなびくブラジルのトール・シップに乗船。バンドの
演奏もあり、そのままですが私も大好きな曲『ブラジル』を演奏していて
、いい雰囲気でした。
船についてはこれといった特別な関心はありませんでしたが、船の形
状の美しさを実感することができました。
きっと航海をするともっとロマンがあるんだろうなと想像してみたり。

トール・シップは、月曜日の午後にマージー川をパレードしながらリヴァ
プールを後にして、ノルウェーへと旅立ちました。航海の無事を祈りま
す。

Tall Ships' Race: http://www.tallshipsliverpool.co.uk

♪ ♪ ♪

土曜日にリヴァプール大学のマウントフォード・ホールにて、英国北西
部日英協会(Japan Society North West)主催の《ジャパン・デー》が開
催されました。
前回の2006年はマンチェスターで行われて2000人の動員数を記録。
今回のリヴァプールもかなりの大入りでした。
残念ながら私は居合わせませんでしたが、在英日本国大使の海老原
紳大使とリヴァプール市長が開会しました。

会場内の2つのホールには所狭しとバラエティーに富んだ日本文化を
紹介するストールが並んでいました。
寿司、生け花、茶道、俳句、着物の着付け、禅、折り紙、盆栽、マンガ
など比較的、海外でも知られているものから、日本刀などの武具や和
箪笥、日本人形、書道、碁、錦鯉、そろばんなどマニアックまで。
この他にも、日本食や日本グッズのショップ、日本食レストランのストー
ル、教育機関、そして和太鼓、合気道、剣道、弓道、琴などのパフォー
マンスもあり。
多角的に日本を紹介するイベントとして非常に充実していました。

印象的だったのは、出展していた団体の多くはイギリス人で、日本文
化を掘り下げて研究したり、鍛錬したり、趣味として楽しんでいること。
逆に、日本人である私自身、再発見させられるものがありました。
またリヴァプールで開催されることを願っています。

Japan Society North West: http://www.jsnw.org.uk/

♪ ♪ ♪

【今週の告知】
《リヴァプール・シェイクスピア・フェスティバル》が、今年もリヴァプール
大聖堂(室内)と隣接したセント・ジェームス・ガーデン(屋外)を舞台に
行われます。
7月31日から8月4日までが『冬物語』、8月7日から9日までがオープ
ン・エア・シネマ(映画上映)、メインが『真夏の夜の夢』で、8月13日か
ら9月7日まで。

The Liverpool Shakespeare Festival: http://www.theliverpoolshakespearefestival.co.uk

それではまた来週!

ミナコ・ジャクソン♪

≪ http://scousehouse.net/goldfish/goldfish135_photo.html ≫


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