February 20 2007, No.286
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
     リヴァプール・ニュース / News of the Liverpool World   
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ NLW ■
         *** http://scousehouse.net/ ***        


――――――――――――――――――――――――――――――
▼特派員レポート:「ゴールドフィッシュだより」
―――――――――――――――――――――――――─ NLW □

「ゴールドフィッシュだより」 / ミナコ・ジャクソン
          〜 Goldfish Liverpool Update / Minako Jackson 〜

  ― 第79号 / 「ベリーベリー&恭喜發財!」 ―
 ≪ http://scousehouse.net/goldfish/goldfish79_photo.htm ≫

こんにちは。
この週末は、久しぶりに青空に恵まれました。今週はそんな晴天のも
とで行われた2つのお祝いイベントをお伝えします。

土曜日は、2月13日がビートルズのシングル『ストロベリー・フィールズ・
フォーエバー』と『ペニー・レーン』のリリース40周年記念であったことを
受けて、アルバート・ドックにて「ストロベリー・デー」なるキャンペーンが
ありました。
せっかくだから『ビートルズ・ストーリー』を見てみようかと思ったのです
が、あまりにも長蛇の列で断念。ショップだけでも、と覗いてみたら、本
当にベリー系の香りが漂ってました。

水辺の柱廊を歩くと、フェイス・ペインティングをやっていて、かわいくス
トロベリーな顔に仕上がった女の子たちもちらほら。さすがにいい年こ
いて顔はどうかなと思いながらも、せっかくだから、と手の甲にイチゴを
描いてもらってしまいました。。。

 ♪ ♪ ♪

その足で、火曜日にオープンしたばかりの開放感あるアートスペース
'Site' へ。
ここは Albert Dock Company と Liverpool John Moores University の
School of Art and Design が共同で運営するギャラリーで、国際舞台で
活躍するアーティストからアートスクールの学生の作品の展示まで幅
広く行われます。
この夏のアート・スクールの卒業発表展も、アルバート・ドックの敷地内
数ヶ所でプラニングが進んでいます。今回はバイエニアルとタイアップ
していますが、今後 Bold Street のショップ Microzine などとのコラボ
レーションも予定されているそうです。
キャンパスを飛び出して、教育とアート支援団体や商業セクターがアル
バート・ドックという観光スポットで融合して展開されるのは、学生にとっ
て非常にプラスな経験となることと思います。

最初のショーは、'Castles in the Sky' というラピュタみたいなテーマで、
過去のバイエニアルの出展作品とアートスクールの学生による壁画が
展示されています。
膨らんだりしぼんだりする巨大な花のオブジェは、韓国人アーティスト
Jeong Hwa Choi による 'Happy Together' です。2004年のバイエニア
ル出展作品ですので、その時期にリヴァプールに来られた方は、ライ
ム・ストリート駅のコンコースの壁に飾ってあったのをご覧になったこと
があるかもしれませんね。

この作品はバイエニアル終了後、寄贈され、バイエニアル事務所の倉
庫に眠っていたところを引っ張り出してきたそうです。手の届くところで
展示されて大きく膨らむ花の中にダイブしたいという衝動に駆られたの
は、どうやら子供達だけではなかったようで、私が目撃した限りで少な
くとも5人は「これ、乗っかっていいのかな」と口にしていました。

壁画と対面する壁に貼られたスケッチの数々がどう ' Castles in the
Sky ' のテーマに呼応するのかはさておき、見ていて可笑しかったの
で、数枚スナップを撮りました。
これは 'One Minute Sculptures(一分間の彫刻)' といって、1999年の
バイエニアルでのオーストリア人アーティスト Erwin Wurm の作品です。
日常に転がっているものを使って非現実的な不可思議なポーズをとっ
たスケッチ(彫刻と言ってはいますがここではスケッチです)で、趣旨と
しては、見る人にも真似してもらうというものです。
アーティストのホームページに、実写版の写真が載ってましたので、ご
参考までに。。。
http://www.galerie-krinzinger.at/kuenstler/wurm/wurm_ges.html

この日は、'Site' マネージャーで John Moores 大学の講師でもある
John Byrne さんがいました。
火曜日のオープンから既に500人以上の入場があったそうです。私達
が訪れたときでもかなりの盛況でしたので、きっと「ストロベリー・デイ」
効果でその数字もアップしていることでしょう。
Tate Liverpool のすぐ近くですので、是非見に行ってみてください!

 < Site (サイト)>
  住所:Britania Pavilion, Albert Dock (Pan American Bar 隣り)
  電話: 0151 478 4499
  オープン:水曜日〜日曜日 10:00〜16:00

 ♪ ♪ ♪

その後は、バー Baby Cream にて、『ストロベリー・ペニーポリタン』な
る限定のオリジナルカクテルを昼間っからひっかけてホロ酔い気分に
なっているところに、突然窓の外に、体長2.5mのお兄ちゃんたちが現
れてドッキリ。彼らもストロベリー・デーのエンターテインメントに一役
買っているようでした。急いでお勘定を済ませて連中を追いかけていく
と、渋めの声で "Have a chillout day!" と言って、キメのポーズをとって
くれました!

今後のアルバート・ドックでのイベントは、アルバート・ドック公式ホーム
ページから。 http://albertdock.com/pages/index.php?page_id=1195

 ♪ ♪ ♪

翌日の日曜日もこれまたいい天気で、午前中は恒例となった第3日曜
日のホープ・ストリートのファーマーズ・マーケットで野菜とスカウス・
ソープを買い込み、午後はチャイナタウンへ繰り出して、旧正月のお
祭りを見に行きました。今年は60年に一度の 'Golden Pig' の年で、縁
起がいいそうで。何故イノシシじゃなくてブタなのかは解けていません
が、肝心なお祭りはオーセンティックな中国らしい派手な演出で楽しみ
ました!

ドラゴンダンスの龍は、今年のために新調されたばかりで、赤と金がと
ても鮮やか。ドラゴンは Berry Street 、中国城のゲートを通って、チャ
イナタウンの Nelson Street をゆっくりと練り歩き、最終地点の Great
George Square でもパフォーマンスは続きます。
その間時折、店舗の前では爆竹がバチバチバチと煙を上げて鳴り響く
のを聞きながら、爆竹の数は、チャイナタウンでの力関係に比例してい
るのでは? と推測してみたり。
レストランの Yuet Ben やチャイニーズスーパーマーケットの Hondo で
は長いことバチバチいってましたよ。

とにかく人が多くて、背伸びをしても肩車をしてもらってるお子様たちに
は勝てず、ぴょんぴょん飛びながら見ていました。でもこの人混みがま
たいい雰囲気をかもし出していいんですよね。
観客だけではなく、パフォーマーの中にもイギリス人が多く目に付きま
した。また、アンフィールドのサンバ・クラブも登場していました。

ヨーロッパで最古のチャイナタウンを誇るリヴァプールのチャイニーズ・
ニュー・イヤーはすっかり街に溶け込み、年を増すごとに観客動員数
が増え続けています。人種を超えてみんなで新年を祝ういい一日とな
りました。恭喜發財!

こういうときに限ってカメラのバッテリーが切れてしまい、あまり撮れな
かったのですが、Pete Carr さんのホームページにいい写真が沢山あ
りますので、ご覧下さい!
http://www.vanilladays.com/gallery/2007/02/chinese_new_year_in_liverpool/

 ♪ ♪ ♪

【今週の告知】
その1;
3月1日〜10日まで、Merseyside Dance Initiative 主催のダンス・フェ
スティバル "LEAP 07" が行われます。
詳細: http://www.merseysidedance.co.uk/leap/index.html

その2;
とっても先のお話ですが、6月17日にアングリカン大聖堂で行われる
"Paul McCartney's Liverpool Oratorio" のチケットがもう発売されてい
ます。
指揮者は Carl Davis CBE 、演奏は Royal Liverpool Philharmonic
Orchestra 、歌はソプラノ Mary Plazas 、メゾソプラノ Sally Burgess 、
テナー Peter Hoare 、バスに Robert Hayward 、そして Royal
Liverpool Philharmonic Choir と Choristers of Liverpool Cathedral と
いうラインアップです。
詳細: http://www.liverpoolphil.com/eventdetail.aspx?Event_ID=1274

※先週、今年のサマー・ポップスが中止になったとお伝えしましたが、
地元紙 Liverpool Echo が出資に名乗り出たことで、復活することにな
りました。グランドナショナルでおなじみの Aintree Race Course で開
催されます。

それではまた来週!

ミナコ・ジャクソン

≪ http://scousehouse.net/goldfish/goldfish79_photo.htm ≫


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
無断での転載を禁じます。  Copyright(C) 2001-2007 Scouse House