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▼特派員レポート:「ゴールドフィッシュだより」
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「ゴールドフィッシュだより」 / ウエダミナコ

  ― 連載第1回 ―

NLW読者のみなさん、はじめまして。
リバプールより、定期的にこちらの様子をお伝えすることになりました
ウエダミナコといいます。よろしくお願いします。

私とリバプールのつながりは、中学校一年生のときにビートルズにの
めりこんだことから始まります。いつかこの場所に行きたい! と思い
ながら、リバプールへは97年まで来ることはありませんでした。

初めて旅行で来た97年12月、ライム・ストリート・ステーションで電車か
ら足を一歩踏み出したときから初めての感じがなく、すっかり自分の
街という感覚でした。
翌朝、電車でバーケン・ヘッドまで渡り、初日の出をキャッチすべく、
マージーフェリーに乗り、川向こうからのリバプールの眺め、そしてオ
レンジ、ピンク、紫に染まったマージー・スカイはあまりにも幻想的で
言葉を失うほどだったのを覚えています。

また、ストロベリー・フィールズやペニーレーンにも足を運び、まさにお
とぎ話のなかにいるような感動を受けました。ちょうどその翌年あたり
から留学を考えていて(その後遊学に転じますが)、心の底からこの
街で暮らしたい! と思い、98年の10月から、2年間と2ヶ月こちらで
生活することになりました。このころのことについてもいずれ触れてい
きたいと思います。

その後の3年半は、中国の東莞と香港で仕事をしていたのですが、
どうしてもリバプールのことが忘れられず、昨年の9月から再度リバ
プール入りをし、現在、The Hope Street Association というホープ・ス
トリート地域を文化的にプロモートするチャリティ団体でボランティアを
しています。
また、それとは別のプロジェクトで、こちらのアートを日本語で紹介す
るホームページ『Liverpool Goldfish Gallery』を準備中です。アップした
らまたお知らせします。

連載ということで、何から書いていこうかいろいろ考えていますが、や
はりここにいて惹きつけられるものといったらやっぱり「ヒト」なので、こ
ちらの生活、街の様子とあわせてお伝えできたらと思います。
ご要望やリバプールについてのご質問があればお待ちしてます!

ウエダミナコ


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