「スカウス・ハウス」発行のメールマガジン
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リヴァプール・ニュース News of the
Liverpool World No. 103
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2003年6月10日発行
http://scousehouse.net
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◇◆INDEX◆◇
●フロム・エディター
●リヴァプール・ニュース <2003年6月6日&6月7日>
●「マッカ・ロックス・ドック」
●スカウスハウス・ニュース / 「ウェブサイト更新ニュース」 「留学生募集中」
「スカウスハウス・ツアー」 「ビートルズ・ガイドツアー」 「原稿募集中」
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●フロム・エディター
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リヴァプールから帰ってきました。
ポール・マッカートニーのリヴァプール公演がメインのツアーだったのですが、
その他に、ジョン&ポールの家の見学やマージーフェリーのクルーズ、それか
らライヴやパーティーなどのイヴェント、さらにビートルズ・ストーリー博物館や
マイク・マッカートニー写真展の鑑賞、さらにさらに、ウールトン&ペニーレーン
の散策、ジョン・レノン空港見学、お墓参り、友人のお宅訪問、そしてもちろん
パブめぐりなどなどなど、企画した本人も目が回るほどの過密スケジュールで
した。まったくもって、怒涛&波乱万丈のとんでもない3日間だったです。
きっと、ツアーにご参加いただいた方々もさぞお疲れになったことでしょう。どう
もすみません…でも、はは、ほんとに楽しかったですよね!!
さて、先日、リヴァプールが2008年の「キャピタル・オブ・カルチャー」に選ばれ
ました。
4日の朝に発表されて以来、リヴァプールの街はお祝いムード一色のようです。
僕もとても嬉しいです。
前号で「次号(103号)の発行は、6月17日の予定です」と予告していました
が、おめでたいので、1週切り上げて発行することにしました。
そういえばポールさんはコンサートで、「リヴァプールはキャピタル・オブ・ユニ
ヴァースだ」なんて言ってました。
もちろん、3万5000人の観衆は全員が「イェー」とか「ウォー」とか叫んで応え
ました。
これからのリヴァプール、ますます楽しみですね。
Kaz (10/06/'03)
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●リヴァプール・ニュース <2003年6月6日&6月7日>
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6月6日(金) ------------------------------------------------------
【おめでとう!】
6月4日午前8時。
英国文化相 Tessa Jowell は、ポケットに6枚の鉄道切符を持っていました。
キャピタル・オブ・カルチャーの最終候補に残った、それぞれの都市行きの切
符でした。
そして8時10分、彼女はそのうちの5枚を捨てて1枚だけを残しました。
リヴァプール・ライム・ストリート行きの往復切符でした。
文化相はかねてより、2008年のキャピタル・オブ・カルチャーが決定すれば、
すぐにその都市を訪問すると宣言していました。
最後の最後まで結果を秘密にするため、オフィシャル側はすべての候補地へ
の鉄道切符を用意しました。オックスフォード、ブリストル、ニューカッスル、
カーディフ、バーミンガム、そしてもちろん、リヴァプールへの切符です。
ジョウェル文化相がリヴァプールの勝利を発表した時に初めて、彼女の行き先
が明らかになりました。
建築物、音楽、ユーモア、ナイトライフ、アート…しかし最大の勝因は、やはりリ
ヴァプールの人々でした。彼・彼女たちの持つあたたかさや創造性が、この街
に勝利をもたらしたのです。
ブリテンでは、1990年にグラスゴーがキャピタル・オブ・カルチャーに選ばれ
て、観光面で莫大なな成果をあげています。
ジョウェル文化相は、選考はファンタスティックで、候補となった都市はいずれ
も最高レベルの基準を備えていたと語りました。
そして彼女は、選考結果を伝えるTony Blair
首相からの親書を持って、リヴァ
プール行きの鉄道に乗りました。
6月7日(土) ------------------------------------------------------
【喜びの声】
6月4日、リヴァプールが、2008年の European
Capital of Culture に選ばれ
ました。
関係者や著名人の、喜びの声を紹介します。
Mike Storey (カウンシル・リーダー)
「リヴァプールのチャンピオンズ・リーグの優勝と、エヴァトンの2冠達成と、そ
れからビートルズの再結成。これらがみんないっぺんにやって来たって感じで
すね。あとそれに Steven Spielberg が来てその様子をハリウッドの大作として
撮影する、ってのも付け加えときましょうか」
Ron Gould (リヴァプール市長)
「すべてのリヴァプール市民に感謝します。リヴァプールの人々による、リヴァ
プールの人々のための栄誉ですね。これにより、4万人の雇用と10億ポンド
(約2000億円)の経済効果がもたらされるでしょう」
Sir Paul McCartney
「当然といえば当然だね。リヴァプールはリヴァプール。結局こうなるんだって」
Sue Woodward (キャピタル・オブ・カルチャーのクリエイティヴ・ダイレクター)
「リヴァプールは決して後を振り返りません。この街はおんなじところにはとど
まっていないのです。2008年は人生が変わるような年になるでしょう」
Gerard Houllier (リヴァプールFC監督)
「私はこの街で暮らし、働いていることを誇りに思っています。この栄誉は、こ
の素晴らしい街に相応しいですね」
David Moyes (エヴァトンFC監督)
「たいへんな名誉ですね。でも、じゅうぶんこの街に相応しいと思います。私は
グラスゴーにいましたから、キャピタル・オブ・カルチャーの称号があの街をい
かに活性化したかをよく知っています。ここリヴァプールでも同様の効果がある
よう祈っていますよ」
Gerard Schwarz (Royal Liverpool Philharmonic
Orchestra 音楽監督)
「とてもわくわくしていますよ、私の第二の故郷がこんなにすばらしい賞に輝くな
んて。2年前にフィルの仕事を引き受けて以来、私には新しいエナジーや創造
性や自信が湧いてきているんです。リヴァプールの人々以上にエキサイティン
グで楽しい人間にはなれませんよ。それにみんないつもユーモアいっぱいで、
温かくて、誠実なんです。ほんとにこの街に相応しい賞ですね。この街はこれ
からもっともっと良くなりますよ」
Liz McClarnon (Atomic Kitten)
「あたしたちみんな大喜びよ。あたしたちの街が、こんな最高の競争に勝った
なんて」
「2007年はリヴァプールの800周年でしょ。それでキャピタル・オブ・カル
チャーが2008年。ヨーロッパのスポットライトが当たりっぱなしって感じじゃな
い?なんだかとんでもないことになりそうね」
Natasha Hamilton (同)
「でもこれって、あたしたちがいつも言ってることが証明されたってことかしら。
リヴァプールってほんとになんてグレイトな街なのぉ!って」
The Rt Rev James Jones (リヴァプールの司教)
「リヴァプールにはユニークなカルチャーがあります。ここは魂の街です。キャピ
タル・オブ・カルチャーとなることは、市民に大きな自信をもたらすことでしょう」
「この街のカルチャーや産業、それから人々のユーモアや思いやりや誠意は、
きっとヨーロッパじゅうの話題になるでしょう」
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●マッカ・ロックス・ドック
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6月1日、キングズ・ドックでポール・マッカートニーの「カミング・ホーム」コン
サートが行われました。
「リヴァプール・エコー」紙に掲載された、ピーター・グラントによるレポートを紹
介します。
マッカ・ロックス・ドック / ピーター・グラント -----------------------------
確かに彼は、世界最大の競技場で演奏したことがあるかもしれない。
それが何だというのだ。
「ポール・マッカートニーがホーム・タウンで歌う」
これ以上に特別なことってないんじゃないだろうか。
そして彼は実際に3万5000人の群集を熱狂させ、キングズ・ドックのこの特別
なショウを忘れられないものにしてくれた。
リヴァプールには、サー・ポールのショウを呼べるような大きなコンサート会場
がない。
だから彼は自分で作ってしまった。
最先端のヴィデオ・スクリーンや、完璧な4ピース・バンドも一緒に連れて来た。
そして、チケットを手に入れることができたラッキーな人々は、サー・ポールの
最高のパフォーマンスを楽しむことができた。
それは、もしかするとこれまでで最高のものだったかもしれない。群集も彼本
人も、そう感じていたはずだ。
「このマージー河のバンクでみんなと一緒にいられるのって、本当にスペシャル
だ。今夜の気分は言葉じゃあ表現できないな」
オーディエンスの中には、ポールのファミリーも呼ばれていた。ポールは、心を
込めて演奏した。
「ハロー・グッドバイ」をオープニングに、20以上のビートル・クラシックが歌わ
れた。
その他の曲の中には、これまで92回行ってきた「バック・イン・ザ・ワールド・ツ
アー」で1度も演奏されたことのないものもあった。
Tシャツにジーンズ、トレーナー姿のポールは、今まさに音楽家としてのピーク
を迎えているように見える。
「バンド・オン・ザ・ラン」、「ジェット」、「ブラックバード」、そして「オール・マイ・ラ
ヴィング」では、20以上のスクリーンに印象的な映像が映され、聴衆の全員が
ポールと一緒に歌った。
音楽業界のバイブルであるビルボード紙がこれを「ベスト・ツアー・オブ・ジ・イ
ヤー」に選んだのは、まったく驚きに値しない。
バンドの演奏は、ショウが進むにつれて輝きを増していく。
マッカートニー自身は、最初から最後までマスター・ショウマンだ。今月18日に
は61歳になるというのに、衰えの兆しさえ見られない。
「エリナー・リグビー」、「ヒア・ゼア・アンド・エヴリホエア」、そして「キャント・バイ・
ミー・ラヴ」でポールは、モップトップの頃と同じような瑞々しいサウンドを聴かせ
てくれた。最初に書かれた40年以上前そのままのような。
「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」、「フール・オン・ザ・
ヒル」、「レディ・マドンナ」、そして「ロング・アンド・ワインディング・ロード」では、
全員がファブ・フォーのヒット曲を堪能した。
途中ポールはこれまでの人生について語り、「マイ・ラヴ」をリンダに、そして「ユ
ア・ラヴィング・フレイム」を最前列に座る「ビューティフル・ワイフ・ヘザー」に捧
げた。
涙が溢れてくる瞬間もあった。
「ヒア・トゥデイ」でポールは、ジョン・レノンについて語り、旧友に向けて心を込
めて歌った。彼は感極まっていた。
ジョージ・ハリスンに捧げる「サムシング」では、ウクレレを弾いた。オーディエン
スはさらに涙を流すことになった。
だんだんと空が暗くなる。多くのファンは、終わりが来ませんようにと祈りつづ
けるが、やはりその時はやって来る。
それにしても、何というフィナーレだったろう!
「リヴ・アンド・レット・ダイ」ではステージが爆発し、花火が打ち上げられた。こん
なスペクタクルを演出できるのは、このスピーク出身のおっさんだけだ。誰も真
似できない。
「ヘイ・ジュード」、「レット・イット・ビー」、「トゥ・オブ・アス」、そしてポールが生ま
れて初めて作った「アイ・ロスト・マイ・リトル・ガール」では、マッカートニーの天
性の才能を再確認させられた。
ポールは、いくつかのサプライズを約束していた。そして彼は、フル・ヴァージョ
ンの「マギー・メイ」を披露した。
ステージの上でポールは、ガンビア・テラスやフォースリン・ロードで過ごした
日々のことを懐かしそうに話した。
「バック・イン・ザ・USSR」はエレクトリックだった。
客席に向かってポールは、ギターを高く掲げたり、親指を立てたり、たくさんの
満足げな笑顔を送ったりした。
それらは、どこの会場よりもこの「ホームカミング」においては大きく、気持ちが
込められていたに違いない。
もうすぐ、リヴァプールがキャピタル・オブ・カルチャーに選ばれるかどうかが決
まる。しかしポールはこう言った。
「リヴァプールはキャピタル・オブ・ユニヴァースだ」
彼はそれを証明してくれた。彼のすべての歌詞や旋律もそうだ。
ファビュラスとしか言いようがないよ、マッカ。
('Macca rocks the dock' by Peter Grant,
Jun 2 2003 Liverpool Echo)
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●スカウスハウス・ニュース
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【ウェブサイト更新ニュース・その1】
「リヴァプール・フォト・ツアー」ページに、“Macca's
Coming Home”を追加しまし
た。6月1日にキングズ・ドックで行われた、ポール・マッカートニーのコンサート
の写真です。
【ウェブサイト更新ニュース・その2】
「通販リスト・2003年6月」をアップしました。
久しぶりの通販ページの更新です。どれも、つい先日買い付けてきたばかりも
のです。ポールのコンサート関連のものも少しあります。
オーダーをお待ちしております。
【語学留学生募集中】
「スカウス・ハウス」では、リヴァプールに語学留学をされる方のサポートをいた
します。
最短で1週間の短期留学から長期留学、夏期休暇コース、さらには最近人気
のホームステイ留学など、幅広く対応しています。
詳細については、ウェブサイトの「語学留学案内」ページをご覧ください。
【スカウスハウス・ツアー】
「スカウス・ハウス」では、8月にリヴァプールで開催される「インターナショナル・
ビートル・ウィーク」の観光パッケージ「スカウスハウス・ツアー」を企画し、参加
者を募集しています。
「スカウスハウス・ツアー」は、イヴェントチケットとホテル宿泊がセットになって
いる、個人旅行をされるみなさんのための現地パッケージです。
さらに、ビートルズゆかりの地を訪ねるガイド・ツアーやランチョンなどのオリジ
ナル企画も大好評です。
リヴァプールが1年でいちばん賑わうこの「世界最大のビートルズまつり」を、ひ
とりでも多くの方に楽しんでいただければと願っています。
詳細については、ウェブサイトの「スカウスハウス・ツアー
2003」ページをご覧
ください。
【ビートルズ・ガイドツアー】
「スカウス・ハウス」では、リヴァプール&ロンドンの「ビートルズゆかりの地」を
訪ねる現地ガイドツアーを用意しています。
ガイドはもちろん現地在住の日本人。レギュラー・ツアーのほか、ちょっとマニ
アックなツアーも用意しています。また、ご希望によりプライヴェート・ツアーのア
レンジも承ります。
ツアーの詳細は、ウェブサイトの「ガイドツアー」ページをご覧ください。
【原稿募集中】
「リヴァプール・ニュース」では、読者のみなさんからの原稿を募集しています。
旅行記、レポート、研究、エッセイなどなど、リヴァプール、あるいは英国に関す
るものなら何でも歓迎です。
お気軽にお寄せください。楽しい作品をお待ちしています。
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