「スカウス・ハウス」発行のメールマガジン
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    リヴァプール・ニュース News of the Liverpool World  No. 117
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◇◆INDEX◆◇

●フロム・エディター
●リヴァプール・ニュース <2003年9月22日〜9月27日>
●「ビートル・ウィーク 2003」レポート (その4)
●スカウスハウス・ニュース / 「ウェブサイト更新ニュース」 「留学生募集中」
                      「ビートルズ・ガイドツアー」 「原稿募集中」

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●フロム・エディター
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8月23日、エヴァトン対フルアムの試合を観に、グッディソン・パークに行ってき
ました。

去年行ったアンフィールドは、ちょっと殺気立っているような雰囲気がありました
が、グッディソンパークは、わりと和んでおりました。座った席によっても違うの
でしょうけれど、やっぱりファンの気質ってずいぶん違うもんなんだなあと思いま
した。
何となくみんな、「うちのカワイイ息子の試合を観に来ましてん」っていうような表
情をしているのが面白かったです。

僕のいちばんのお目当ては、やはりルーニーくんでした。
怪我はまだ治っていなかったはずですが、やはりホームでの初戦ということも
あるのでしょう、モイーズ監督は先発で起用しました。
あらゆる専門家から絶賛されているルーニーくんは、本調子ではないとはいえ、
やはり存在感が並外れていました。どこにいても、何をやっても目立つのです。
それからフルアムのイナモト選手もちゃんと先発で出ていました。代表の試合
の直後だったせいかプレイは今ひとつでしたが、ピッチの上にあるスクリーンで
は何度もアップになってましたし、プログラムにも写真が載っていたところを見
ると、フルアムの中では注目の選手なんでしょうね。

試合は、3−1でエヴァトンの快勝でした。
前半の35分ほどで、ネイスミス、アンズワース、ワトソンと、なぜか後方のポジ
ションの選手ばかりで立て続けに3点も取って、試合を決めてしまったのです。
後半に1点を返されましたが、それ以上取られる気は全くしませんでした。
まあエヴァトンの方も、追加点が入りそうな感じがしなかったですけど…。

とにかく、最初から最後まで和やかなムードの中でのエヴァトンの試合でした。
この試合の後のエヴァトンは、4試合も勝ちから見放されていましたが、先週末
にやっと、今季2勝目を挙げました。これから期待できそうです。

                               Kaz  (30/09/'03)

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●リヴァプール・ニュース <2003年9月22日〜9月27日>
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9月22日(月) ------------------------------------------------------
【眺めは最高】
石大工の Ian Mullins は今、神様に近づいた場所で仕事をしています。
Liverpool Cathedral の改修工事で彼は、職人として地上300フィート(約91
メートル)のタワーに登って働いているのです。もちろん、そこからの眺めは絶
景です。まるで天国から見下ろしているような気分かもしれません。

イアンは、改修工事を請負ったオールダムの業者、S & J Whitehead から派遣
された石大工10人のうちのひとりです。
S&Jホワイトヘッドは、タワーや小塔、チャペルなど、リヴァプール大聖堂の、
風雨によってダメージを受けた部分を修理しています。

イアンの話です。
「あんなに高いところで仕事をするのは、すごく楽しいよ。まあね、風の強い日と
かに海からびゅうっとやられるとね、ちょっとビビってしまうけどね」
「でもね、建物はビューティフルだし、眺めも最高だよ」

リヴァプール大聖堂は来年、キング・エドワード7世がファウンデーション・ストー
ン(礎石)を置いてから、ちょうど100周年を迎えます。
改修工事は、その記念行事に備えてのもので、10万ポンド(約1900万円)の
費用がかかるのだそうです。

大聖堂のディヴェロップメント・ダイレクター Chris Gibaud の話です。
「かなり大きなプロジェクトになっています。もっともっとたくさんの人々に来てい
ただきたいというのが、私たちの願いですから」

9月24日(水) ------------------------------------------------------
【プレミアシップ 03−04】
先週のイングランド・プレミアリーグの結果です。

日曜日にアウェイでミドルスブラと対戦したエヴァトンは、1−0での敗戦となりま
した。

土曜日にホームでレスター・シティと対戦したリヴァプールは、2−1で勝ちまし
た。
ゴール・スコアラーは、Michael Owen (19分・PK)と Emile Heskey (74分)でし
た。
オーウェンは今季6点目のゴールです。Nicolas Anelka (マンチェスター・シ
ティ)、James Beattie (サウザンプトン)と並んでリーグのトップにつけています。
そしてヘスキーにとっては、嬉しい今季初ゴールとなりました。
レスター生まれのへスキーは、レスター・シティで1995年にプロ・デビューし、そ
の年のチームのプレミア昇格に貢献しました。
彼は2000年にリヴァプールに移籍しましたが、故郷のチームには変わらぬ愛
着を持ちつづけ、昨年にレスター・シティが経営危機に見舞われた際には、10
万ポンド(約1900万円)を寄付しています。

レスターの監督 Micky Adams も、へスキーのゴールを喜んでいます。
「そう、これからは彼のことをボスって呼ばないといけないかもね!」
「彼は昨シーズン、レスターにそれくらいのことをしてくれたからね。本当にいい
子なんだ。今日のゴールをきっかけにして、今シーズンはリヴァプールでゴール
を量産してほしいものだね。いや、きっとそうなるさ」

現在のリーグ順位は、リヴァプールが11ポイントで6位、エヴァトンが6ポイント
で15位となっています。首位はアーセナルで、ポイントは14です。

9月25日(木) ------------------------------------------------------
【グラウンド・シェア】
リヴァプールをホームとするプレミアリーグの2つの名門チームが、新しいスタ
ジアムを共同で作ることになるかもしれません。

それぞれに新スタジアムの建設計画を立てている両チームの首脳に対し、
Liverpool City Council は先週、スタジアムを1つだけ作ってシェアすることを提
案し、それが可能かどうかを話し合うための会談をセットしました。

1つのスタジアムをシェアすることができれば、両クラブにとって大きな問題であ
る莫大な建設費や維持費を節約できるばかりでなく、市の負担となる交通機関
や周辺地域の整備やマッチ・デイの警備などの難題が半分に軽減される計算
になります。
つまり、両クラブにとってもリヴァプール市にとっても、この案は大きなメリットが
あります。

Echo Sport 紙は、4日間にわたって世論調査を実施しました。設問は「エヴァト
ンとリヴァプールが新スタジアムのシェアを検討することは正しいと思うか」とい
うもので、2000人以上のファンから回答が寄せられました。
その結果、ノーと答えたファンは、1222人、61%にものぼりました。残りの
179人、39%は、話し合うことについてはイエスと答えました。

icLiverpool が実施しているインターネットでの調査には、現在1万6000もの
回答が集まっています。
そのうちの65.6%は、「エヴァトンとリヴァプールはグラウンドをシェアするべ
きではない」という回答で、「シェアするべき」という回答は、今のところわずか
34.4%です。

話し合いを続ける両クラブの首脳陣は前向きなようですが、永遠のライヴァル
関係にある両チームのサポーターたちをどう納得させるかということが、やはり
最大の難関となりそうです。

9月26日(金) ------------------------------------------------------
【エコーがキューピッド】
クロスビーの Littlewoods で働く21歳の女性 Lindsey Abbott は、今週の火曜
日(23日)に、ボーイフレンドの Jay Savory からプロポーズを受けました。
ジェイは22歳でブートル出身です。彼は英国軍の兵士で、現在イラクのバスラ
に駐留しています。つまり彼は、リンジーに直接会ってプロポーズしたわけでは
ありません。それは電話やEメールですらなく、なんと新聞を使ってのプロポー
ズでした。
リヴァプールの夕刊紙 Liverpool Echo の1面にでかでかと載ったプロポーズ
に、リンジーはイエスと答えました。

リンジーの話です。
「私よりも同僚の方が先に見ちゃったんです。ランチで外に出た時に」
「友だちのひとりがエコーを持って走って戻って来て、私に知らせてくれたんです
よ。もうほんとにびっくりしちゃって。最初ジョークかなって思ったんだけど」

リンジーとジェイは、去年の11月にブートルの Merton Pub で出会いました。
リンジーは最初から、彼の魅力に気がついたそうです。彼女は続けます。
「だって彼ったらすっごく大きな戦車に乗ってるんだもの」
「っていうのは冗談よ。私たちとっても馬が合うのよ。彼になら何でも話せちゃ
うっていうか。まさにベスト・フレンドなのよね」
「盛大なホワイト・ウェディングにするかどうかとかそういうことは、まだ私自身も
よくわからないの。ジェイが帰って来るのを待って、じっくり、ちゃんと話し合うつ
もりよ」

ジェイは、今年の6月からペルシャ湾岸に駐留しています。リンジーは続けま
す。
「そりゃああんな危険なところにいるんですもの、すっごく心配してる。当り前よ。
でもね、彼の大事な仕事だってこともよくわかってるつもりよ。彼のことをすごく
誇りに思ってる」
「そうしょっちゅう話したりできないのがとても辛いわ。時々は電話があるけど、
彼の方は言いたいことを何でも言えるってわけじゃないの。セキュリティの問題
とかいろいろあるから」
「うん、だから彼が帰って来るのをじっと待ってるのよ。目の前だったら、お互い
何でも正直に話し合えると思うの」 

ジェイがフィアンセの元に帰って来るのは、11月の予定です。

9月27日(土) ------------------------------------------------------
【ジェリー退院】
マージービートのスター Gerry Marsden が退院しました。
ジェリーは、今月15日にブロードグリーンにある Cardiothoracic Centre で心
臓のバイパス手術を受け、入院していました。
手術は成功し、その後の経過も順調なため、ジェリーは25日に退院してウィラ
ルの家に戻りました。ただし、これから3ヶ月間は安静にするようにと言われて
います。

妻の Pauline の話です。
「家の中での立場がひっくり返っちゃったわ。今は私と娘たちとでジェリーを笑
わせないといけないんですもの」
「まだ相当痛むみたいなのよ。だから入院してる時と同じように看護しないとい
けないわ」
「あれだけの大手術だったんだから、快復に時間がかかるのは仕方ないわよ
ね。だからゆっくりでもいいのよ、確実に良くなるのなら」

ポーリーンは、入院中ずっとジェリーに付き添いました。2人の娘 Vicky と
Yvette も、介護を手伝いました。
ポーリーンは続けます。
「みなさんから、本当にたくさんのカードや花束をいただきました。置き場所が
ないくらいのね」
「ジェリーのショウビジネスの友人全員から、電話をもらったわ。だいじょうぶ
かって。親戚やファンの方からもね。でも今はまだ、ごく身近な家族以外の面
会は許されてないのよ」
「でもジェリーには、リヴァプールのみなさんが彼のことを思ってくれてるってこと
がちゃんとわかってるわ。ECHO に載った激励のメッセージを嬉しそうに読んで
たから」

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●「ビートル・ウィーク 2003」レポート (その4)
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「反逆者たち」 (日曜日) ---------------------------------------------

「インターナショナル・ビートル・ウィーク」期間中には、毎年、フェスティヴァルの
プログラム以外にもビートルズにちなんだイヴェントがいろいろと企画される。
何しろ何万人ものビートルズ・ファンがつめかけるフェスティヴァルだから、「どう
せやるのならこの時期に」ということになるのだろう。もちろん我々ファンにとっ
ては、嬉しい特別プレゼントのようなものだ。目が回るほど忙しいフェスティヴァ
ルではあるけれど、きちんとアンテナをはっていれば、そういったチャンスを逃
さずに済むし、予期せぬ幸運が舞い込んで来ることもある。

今年は、マイク・マッカートニーの写真展(ミュージアム・オブ・リヴァプール・ライ
フ)と写真集出版記念サイン会(ヴァージン・メガストア)、そしてスチュアート・サ
トクリフのエキシビション(ミュージアム・オブ・リヴァプール・ライフ)などがファン
を喜ばせていたが、もうひとつ、あまり目立たなかったけれどとても印象的なセ
レモニーが「イー・クラック」で行われた。

8月23日の昼ごろ、僕は「ブルー・エンジェル」の前にいた。
朝からお客さんと一緒にLIPAで行われた「ビートルズ・オークション」を見に行
き、それを適当なところで切り上げて街中に戻る道すがら、即席のガイド・ツ
アーをしているところだった。
ビートルズ・ファンにはおなじみだが、「ブルー・エンジェル」とは、ビートルズの
初代マネージャー、アラン・ウィリアムズが経営していたナイト・クラブで、シル
バー・ビートルズがビリー・フューリーのバック・バンドのオーディションを受けた
ところだ。キャヴァーン時代のビートルズの、行きつけのクラブでもあった。
その前で写真を撮っている我々の前を、1台の車が通り過ぎたと思うと少し向
こうで止まり、がっしりした初老のおじさんが降りてこちらに歩いて来た。

「やあ、君たちはビートルズが好きなんだね。明日もリヴァプールにいるのか
な」とおじさん。
「ええ、そうです。明日ですか、もちろんいますよ」と僕。
「そうか、実は『イー・クラック』というパブでちょっとしたセレモニーがあるんだ。
ぜひ行ってみるといい。ほら、これをあげよう」
おじさんはそう言って1枚の紙を差し出した。そこには、こう書かれていた。

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NEWS RELEASE・NEWS RELEASE・NEWS RELEASE・NEWS RELEASE

 At 1pm on Sunday 24 August, a Plaque to commemorate John
 Lennon's "other band"(the one which never played a note) will be
 unveiled at Ye Cracke, Rice Street, off Hope Street, Liverpool.

 The plaque commemorates THE DISSENTERS-
 
 John Lennon (1940-80) musician
 Bill Harry (1939-) writer (founder/editor Mersey Beat)
 Stuart Sutcliffe (1940-62) artist (and "5th Beatle")
 Rod Murray (1937-) artist/holographer

 The plaque will be unveiled by Bill Harry and Rod Murray.
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ディセンターズ。
反逆者たち、ということだろうか。「ジョン・レノンのもうひとつのバンド(音楽を演
奏しなかったほう)」、という表現が洒落ている。つまり、このパブから生まれた
4つの偉大な才能を記念するプラークを作って、その除幕式が明日行われると
いうことらしい。まったく知らなかったけれど、面白そうだ。それに、最後に「除
幕をするのはビル・ハリーとロッド・マーレー」と書いてある。ロッド・マーレーに
ついては、ジョンとスチュと一緒のフラットに住んでいたということ以外はよく知ら
ないが、ビル・ハリーには前々からどうしても一度会ってみたいと願っていた。
ブライアン・エプスタインとビートルズを引き合わせたのも、マージービートが世
界的なムーヴメントになったのも、この人がいてこそ、だったのだから。

「こりゃすごいですね。ビル・ハリーとロッド・マーレーが来るなんて」
「そうなんだよ。ええとそのパブはだね、そっちの坂を上がって行って…」
「だいじょうぶですよ、『イー・クラック』でしょ? よく知ってますから。明日行って
みます。どうもありがとう」

翌日、1時ちょっと前に「イー・クラック」に着いて外で写真を撮っていると、ホー
プ・ストリートから折れて、2組の中年のカップルがこちらに歩いて来るのが見
えた。その中の1人は、間違いなくビル・ハリーさんだった。写真で見た昔の風
貌とはずいぶん変わっているが、ひと目でわかった。紺のジャケットにブルーの
シャツ、白のカジュアル・パンツ姿のビルさんには、確かに知的で繊細なムード
が漂っていた。
談笑のタイミングを見計らって、挨拶をした。
「こんにちは、ビル・ハリーさん。お会いできてとてもとても嬉しいです。今日は
セレモニーがあると聞いて、ここに来たんです」
「やあ、そうかい、それはありがとう。そう、1時からだ。もうすぐだな。中でやる
んだよ」

「イー・クラック」は、こじんまりとしていてとても古く、いかにも「ローカル」という
雰囲気がある。外観も内装もシンプルな造りで、ディスプレイも質素この上な
い。おそらく、ジョンやスチュやシンシアやビルやロッドたちが毎日のようにここ
で議論したり騒いだりしていた頃と、あんまり変わっていないんじゃないかと思
う。妙に落ち着けるパブで、僕のお気に入りのひとつだ。特に、よく晴れた暖か
い日の午後に、バック・ガーデンに出て小鳥のさえずりを聞きながら呑むビー
ルは、とても美味い。まさに至福のひとときである。

セレモニーのために集まった人数は、関係者と取材スタッフを入れても、ざっと
20人くらいのものだった。店のサイズを考えても、やはりとても少ない。

除幕式が始まった。
簡単な挨拶があって、ロッドとビルが幕に繋がっている紐を引っぱる、プラーク
が現れる、みんなが拍手をする、それだけだった。
プラークには、4人の反逆者たちの名前と顔が掘り込まれている。なかなか
カッコいいデザインだ。

ロッドとビルがテーブル席に移る。新聞社のカメラマンが、もう1人のおじさんを
加えて写真を撮る。よく見ると、ロッドとビルに挟まれているそのおじさんは、昨
日「ブルー・エンジェル」の前で声を掛けてくれたおじさんだ。なんとこの人、プ
ラークのデザイナーだったのだ。
公式の撮影が終わると、次は一般のファンの番だ。順番に並んで、サインをも
らったり一緒に写真を撮らせてもらったりする。ビルもロッドも、快く応じている。
僕は、まずビルにサインをもらった。やっぱり緊張した。それからロッドにもお
願いした。ロッドは、ビルよりもかなり大柄だった。声も大きく、なかなか豪快な
性格の持ち主のようだ。ベージュのカジュアル・スーツの下には、グリーンのT
シャツを着ていて、その下のお腹はまんまるにふくらんでいる。

「ロッドさん、こんにちは。お会いできて嬉しいです。ええと、ここにサインをもら
えますか?」
僕は、「 Beatles' Liverpool 」というビートルズ・ガイド・ブックの、ガンビア・テラス
を紹介したページを広げて差し出したのだが、それがロッドに受けたようだっ
た。
「ん? おおー、これこれ、ここだここだ、俺たちが住んでたガンビア・テラス! 
おいビリー、ちょっと見てみろ、ほら。いやあ、懐かしいなあ。この本は何なん
だ? どこに売ってるの? へえ、そうかあ」

そう言いながらロッドは、ページの上の余白に、ささっとサインをして、ガンビア・
テラスの写真の下に「 our old home 」と書き、ジョンとスチュと一緒に暮らしてい
た頃のフラットの様子を説明しだした。とても嬉しそうに。

「ええとな、ほらここに3つ窓があるだろ。この真ん中が俺の部屋だったんだよ
ね。それでさ、中はこうなってて(と言って表紙の裏の白いページに、フラット内
部の見取り図を書く)、ほら、ここが俺の部屋だろ、それでこれが階段で、その
裏っかわの部屋にジョンとスチュが一緒に住んでたんだ。キッチンはここで、バ
スルームはここ。え? そうなんだよ、俺の部屋がいちばん広いんだ。ははは。
いやあ、懐かしいなあほんと…」

嬉しくてしょうがないという表情で、ロッドはしゃべり続ける。
ロッドもビルも2人とも、リラックスして、心底楽しそうに40数年前を懐かしんで
いた。

40年後の「反逆者たち」。
ふと、「今ここにジョンやスチュもいたらどんなだろうな」と考えてしまった。

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●スカウスハウス・ニュース
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【ウェブサイト更新ニュース:その1】
「リンク集:英語サイト」に、3つのバンドのウェブサイトを追加しました。
Liverpool Express 、Harlan Cage 、そしてあの The Merseybeats です。
「リンク集:日本語サイト」には、ビートルズ・コピーバンド Penny Lane さんを追
加しています。
ご自分のウェブサイトをお持ちの方で「スカウス・ハウス」にリンクをご希望の方
は、どうぞお気軽にご連絡ください。

【ウェブサイト更新ニュース:その2】
「フォト・ツアー」コーナーに、“Match Day (2)” をアップしました。今年8月23日
にグッディソン・パークで行われた、エヴァトン対フルアムの写真です。

【語学留学生募集中】
「スカウス・ハウス」では、リヴァプールに語学留学をされる方のサポートをいた
します。
最短で1週間の短期留学から長期留学、夏期休暇コース、さらには最近人気
のホームステイ留学など、幅広く対応しています。
詳細については、ウェブサイトの「語学留学案内」ページをご覧ください。

【ビートルズ・ガイドツアー】
「スカウス・ハウス」では、リヴァプール&ロンドンの「ビートルズゆかりの地」を
訪ねる現地ガイドツアーを用意しています。
ガイドはもちろん現地在住の日本人。レギュラー・ツアーのほか、ちょっとマニ
アックなツアーも用意しています。また、ご希望によりプライヴェート・ツアーのア
レンジも承ります。
ツアーの詳細は、ウェブサイトの「ガイドツアー」ページをご覧ください。

【原稿募集中】
「リヴァプール・ニュース」では、読者のみなさんからの原稿を募集しています。
旅行記、レポート、研究、エッセイなどなど、リヴァプール、あるいは英国に関す
るものなら何でも歓迎です。
お気軽にお寄せください。楽しい作品をお待ちしています。


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