「スカウス・ハウス」発行のメールマガジン
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リヴァプール・ニュース News
of the Liverpool World No.
123
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2003年11月11日発行
http://scousehouse.net
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◇◆INDEX◆◇
●フロム・エディター
●リヴァプール・ニュース <2003年11月2日〜11月8日>
●寄稿:「ビートルウイーク2003」 (その3)
●「ビートル・ウィーク
2003」レポート (その9)
●スカウスハウス・ニュース / 「ウェブサイト更新ニュース」 「留学生募集中」
「ビートルズ・ガイドツアー」 「原稿募集中」
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●フロム・エディター
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日曜日に神戸の大丸に行って、新しい枕を買いました。
「どうも枕が合ってないなあ」と思い始めて約半年、このごろでは朝起きると肩
や腰にだるさを感じるようになっていたのです。まあこれはトシのせいかもしれ
ませんが…。
元町商店街で美味しいお好み焼きを食べて、大丸に行きました。
7階の「快眠コーナー」で売り場の担当の人に事情を話すと、まず、「自然な姿
勢での頚椎弧の深さ」を測られました。「頚椎」は「けいつい」と読みます。頭を
支える7つの首の骨のことだそうです。
「頚椎弧の深さ=予想的な枕の高さ」なのだそうで、僕の場合は、2.4
cm ほ
どでしたから、「枕の高さ:2−3 cm
」クラスの枕でOKということでした。
その次は、好みの素材選びです。
素材には実にいろんな種類があって、「ポリエステルわた」、「羽毛」、「ポリエチ
レンのパイプ」、「ポリエチレンのビーンズ」、それからえーと、なんだかわからな
いけど特殊な素材の「ぐにゃん」とした感触のものもありました。
当り前ですが、素材によって微妙に寝心地が違います。どれも気持ちいいこと
はいいのですが、それぞれに魅力があり、また、それぞれにちょっと気になる
点もあります。
担当の人と相談しながら、あらゆる種類の素材を、何度も何度も試してみまし
た。やってるうちにどれがどれやらわけがわからなくなったり、ベッドの上で眠り
そうになってしまったりしましたが、とにかく吟味に吟味を重ねた結果、やっと、
「ポリエステルわた」に決まりました。
高さと素材が決まれば、もう「マイ枕」の完成です(といっても別にオーダーメイ
ドってわけじゃないですけどね)。
「ばんざーい、これで今日から快眠だあ」と思って横を見ると、妻がニヤニヤし
ていました。何かと思って訊いてみると、「ああよかった。それがいちばん安かっ
てんよ」という答えでした。
どうも「ポリエステル」がいちばん安くて、「ぐにゃん」がいちばん高かったようで
す。口には出しませんでしたが、妻は結構ドキドキしながら見ていたようです。
自分で言うのも何ですが、「安上がりな人間でよかったなあ」と、ちょっと思いま
した。
Kaz (11/11/'03)
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●リヴァプール・ニュース <2003年11月2日〜11月8日>
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11月2日(日) ------------------------------------------------------
【相変わらず絶好調です】
2日の夜、Aintree
Racecourse では、Wayne Rooney
のチャリティ・バースディ・
パーティーが盛大に行われることになっています。
このパーティーをいちばん楽しみにしているのは、Atomic Kitten
の Liz
McClarnon
かもしれません。
人気ガール・グループのザ・キトゥンズは、パーティーに招待されているたくさん
のスペシャル・ゲストのうちの1組です。
リズの話です。
「あたしたちが外国に行くとね、必ずフットボールに関する質問を受けるのよね」
「あとの2人はリヴァプール・ファンで、その時はいいんだけどね、でもあたしの
番になって、『あたしはエヴァトンよ』って言うでしょ、そうするとみんな、ぽかー
んってなるのよね」
「でも今はだいじょうぶ。速攻で『オウ、ウェイン・ルーニーのチームだね』って答
えが返って来るわ。あたしはニコッとして『イエス!』って言うだけでいいのよね」
パーティーには、現在人気絶頂のバンド
Busted
も招待されています。
リズは続けます。
「あたしたち、先週もパーティーで一緒だったのよ、バステッドと。あの子たちに
『行くの?』って訊かれたりしたんだけどね。でも知ってる? あの子たち、日本
から直行するんですって!」
絶好調のキトゥンズは、今月10日にニュー・アルバム
“Ladies Night” をリリー
スします。また、最新シングルの “If You Come To Me”
もチャートを上昇中で
す。
リズは、ニュー・アルバムについてこう語っています。
「すっごく自慢したい気持ちよ。これまでで一番いいと思う。あたしが書いた曲も
たくさん入ってるし。曲を書くのって、いっちばん好きなことなのよね。今も新し
いのを書いてるわ」
11月4日(火) ------------------------------------------------------
【プレミアシップ 03−04】
イングランド・プレミアリーグの結果です。
土曜日、チェルシーをホームに迎えたエヴァトンは、押し気味にゲームを進めた
ものの、シュートが4本もバーを叩き、結局0−1での敗戦となりました。
試合後の
David Moyes
監督の話です。
「大金を使ったおかげだね、今日のチェルシーの勝利は」
「チェルシーは、今や国内でトップ3のチームだ。我々はしかし、この強豪に対し
て、他のチームを相手にした時よりもむしろ多くのチャンスを作り出していた。
トップ・クラスのパフォーマンスだったと思う」
「とはいっても、あんなにたくさんのチャンスをミスしてしまってはね。だが今日の
ようなプレイを続けることができれば、リーグの下位に甘んじるなんてことにはな
らないはずだ」
日曜日にアウェイでフルアムと対戦したリヴァプールは、試合終了直前に得た
PKにより、1−2で勝ちました。
ゴール・スコアラーは、Emile
Heskey (17分)と Danny Murphy (89分、PK)で
す。
試合後の Gerard Houllier
監督の話です。
「非常に良いパフォーマンスだった。結果も上々だ。強敵を破ったわけだから
ね。彼らがオールド・トラフォードでチャンピオン・チーム(マンチェスター・ユナイ
テッド)を負かしたわけが、よくわかるよね」
「フルアムの強さは本物だ。タレントも揃ってるね。我々はゲームの前半を支配
したが、同点にされてから少しナーヴァスになってしまった」
「しかし、がむしゃらに取り返さなければならない時というものがある。今日の
我々はそれをやってのけたってわけだ」
第11節を終えてのリーグ順位は、エヴァトンが10ポイントで16位、リヴァプー
ルが17ポイントで8位です。
また、マンチェスター・シティの
Robbie Fowler
が、土曜日のサウザンプトン戦で
今季のリーグ戦初ゴールを決め、0−2での勝利に貢献しています。
11月6日(木) ------------------------------------------------------
【おめでとう! ポール&ヘザー】
10月28日午後8時45分、Sir
Paul McCartney と Heather 夫人の間に、最初
の赤ちゃんが誕生しました。
赤ちゃんは女の子で、Beatrice Milly
と名付けられました。
「ベアトリス」はヘザーのお母さん、「ミリー」はポールの叔母さんにちなんだ名
前です。
ベアトリス・ミリーの誕生が公表されたのは10月30日でした。
翌.日の
Liverpool Echo には、親子3人のポートレイトが1面に大きく掲載されま
した。ポールの弟 Mike
が撮った写真でした。
同紙に、ポールの親戚の話が掲載されています。
ポールの叔母さん Milly McCartney の息子、Tom
Kendal
(73歳・地球物理学
者)は、サー・ポールから受けた敬意への感謝の気持ちを語っています。
「うちの母の他にはおらんからね、ミリー・マッカートニーという名前は」
「ポールがしてくれたことには、深い感銘を受けているんだよ。母にとって、これ
以上はない栄誉だからね。自分の名前が世界中に広まるわけだからね。もち
ろん、私自身にとっても大きな意味のあることだよ」
「ポールとはいい友人だ。あれは立派なやつだよ。今回のことは、彼がいかに
自分のルーツに感謝の気持ちを持っているかってことが、よくあらわれている
ね」
ポールのいとこで、ミリーの姪の
Elizabeth Robbins
によると、ポールには、ミ
リーに対する特別な思いがあったのだそうです。
ウィラルのベビントンにある自宅で、元女優で73歳のエリザベスはこう語って
います。
「ミリーはワンダフルな女性でしたよ。見た目そのままのね。普通の主婦なんだ
けど、頭がシャープで、ウィットに富んでて、それに金のハートの持ち主だった」
「お母さんを乳がんで亡くした時、ポールは14歳でした。お父さんの
Jim はコッ
トンのセールスマンで毎日働きづめだったから、ミリーと夫の Jinny は、ポール
と弟の Mike
のことを心配したの。グレちゃったら大変だって」
「ミリーは、ポールとマイクを溺愛してたわね。2人とも彼女にほんとによくなつ
いてたし。何しろミリーは面白い人だったから」
「ミリーはね、よくブックメーカーで賭けをしてたのよ。Sister
Suzie っていう名前
でね。そう、それをポールは、Wings の歌 “Let 'Em In”
で使ったってわけなの
よね」
「ポールとは今朝(31日)電話で話したんだけど、ほんと有頂天って感じだった
わ。61歳ったって、ポールならワンダフルなダッドになるわよ」
「2、3週間のうちにみんなで会いましょうってことになってるの。シャンパンが飛
び散ることになりそうね」
11月7日(金) ------------------------------------------------------
【ナショナル・トラスト・ツアー】
ビートルズの家を訪ねるツアーの本数が、来年は増やされるかもしれません。
The
National Trust は、John Lennon の家 “Mendips” と、Paul McCartney の
家 “20 Forthlin
Road”
を訪ねるツアーを運営しています。
今年3月29日から10月26日まで実施され、先々週に終了しました。
15席のミニ・バスを使ってのツアーで、毎週水曜日から日曜日の5日間、1日
の本数は、アルバート・ドックから2本、スピーク・ホールから2本の合計4本でし
た。
ナショナル・トラストは、来年のツーリスト・シーズンには、このツアーの1日の実
施本数を増やしたい意向です。特に、世界中からビートルズ・ファンが集まる
International
Beatle Week 期間中は、需要が供給をはるかに上回っているから
です。
また、1日の最後のツアーの発着地を、John Lennon
Airport
にすることも検討
されています。
しかし、ツアー実施日数を増やすことについては、どちらの家も住宅街にあるた
め、難しいようです。
「メンディップス」がツアーに加えられたのは、今年からです。
3月にレノン夫人
Yoko Ono
がオープンして以来、7000人を超えるヴィジター
が、このツアーに参加しました。
これは、ポールの家だけだった昨年に比べると、100%以上の増加となってい
ます。
ナショナル・トラストのプロパティ・マネージャー
Simon Osborne
の話です。
「メンディップスをツアーに加え、日曜日も追加したことが、多くのヴィジターを惹
きつけることになったのでしょう」
「まだまだ伸びる余地がありますね。どのツアーも、平均で80%の席が埋まっ
ています。寒い寒い秋の季節でもそうだったんですよ」
一方、この7ヶ月間メンディップスの管理人を務めた
Matthew Whitfield
は、大
役を果たしてほっとひと息ついています。
弱冠23歳のこの青年は、ビートルズやジョンに関する知識に不安を抱えたま
ま伝説の家の管理人となったのです。
マシューの話です。
「いやあもうね、いっぱいいろんなことを学んだよ。百科事典なみの知識を持っ
てるお客さんもいたからね。例えばね、ジョンが
Brigitte Bardot
のポスターを
部屋の壁に貼ってたってことはよく知られてるよね。で、何枚かここに貼ってあ
るんだけど、実際にジョンがどのポスターを貼ってたのかってことを正確に知っ
てる人がいるんだよね、ちゃんと」
「僕に与えられたのは1部屋で、その中に私物を全部詰め込むのはなかなかた
いへんだったけど、でも、こんな素晴らしい経験から得られるものの方が、遥か
に大事だよね」
マシューくんの契約期間は終了しましたが、彼は冬の間はこの家に住み続け
て、来春に引越しする予定です。
11月8日(土) ------------------------------------------------------
【平和を願うアート】
アーティスト
Yoko Ono が、久しぶりにリヴァプールでアートを披露します。
これは “The Imagine Peace Map Room 2003”
という作品で、アンチ・ウォーの
プロテストを目的としたものです。いかにもヨーコさんらしく、鑑賞者も参加でき
るインタラクティヴなアートとなっています。
この「イマジン・ピース・マップ・ルーム
2003」は、今月14日から Tate
Liverpool で開催される “ Art, Lies and Videotape”
エキシビションに、出品作
の一つとして展示されます。もちろん、エキシビションの目玉として期待されて
います。
テート・リヴァプールのキュレーター
Adrian George
は、こう話しています。
「部屋の壁じゅうが、世界地図で覆われます。そしてヴィジターに、その地図の
中で平和になってほしいと思う場所を選んでもらって、“Imagine
Peace”
という
スタンプを押してもらうんです」
「おそらく、紛争の耐えない場所や戦争で苦しんでいる地域には、ベタベタとた
くさんスタンプが押されることになるでしょうね。その反対に、まるでユートピアだ
とみなされている場所には、全然インクがつかないってことになります」
テート・リヴァプールのスタッフは今、イタリアのヴェニスに行っています。
このヨーコさんのアートは、現在ヴェニスで開かれている
“Venice Biennale Art
Festival ”
に出品中なのです。
ヨーコさんが最後にアーティストとしてリヴァプールに来たのは、1966年の9月
です。
シティ・センターにある
Bluecoat Arts Centre で、あの有名な前衛的なパフォー
マンス・アート “Cut Piece”
を披露したといわれています。それは、舞台に上
がったヨーコさんが、聴衆のひとりひとりに、着ている服をハサミで切り取っても
らうというパフォーマンスでした。
テート・リヴァプールのエイドリアンは続けます。
「あのパフォーマンスは、世界のほんの何都市かで、ほんの何回かしか披露さ
れていない貴重なものなんです。リヴァプールにとっては大きな意味がありま
す」
「これは、今回の『イマジン・ピース・マップ・ルーム』についても言えることです。
まだヴェネチアでしか展示されていないわけですからね、貴重ですよ」
テート・リヴァプールにとっては、『アート、ライズ・アンド・ヴィデオテープ』エキシ
ビションは、初めてのパフォーマンスものとなります。
ヨーコさんの他にも、Luigi
Russolo や Francis Picabia 、あるいはもっと現代的
な Vito Acconci や Ron Athey 、Sophie
Calle あるいは Catherine Opie
などと
いった、メジャーなアーティストたちの作品が展示されます。
エキシビションは、来年1月の中旬まで続きます。
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●寄稿:「ビートルウイーク2003」 (その3)
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「ビートルウイーク2003」 (その3) / マイキー ----------------------------
Ciao!
Kazさん
またまた遅くなってしまってごめんなさい。。。
ではでは第3弾とまいりましょう♪
今回英国から帰って来て「向こうで何してたの?」ってよく聞かれたから、
「うーっんとリヴァプールでいっぱいライヴ観てたん!」
っていまだ答えてます(笑)
で、そのライヴ! どのようなものかと言うのはまず一言では説明できないです
が。。。。(汗)
往年のその頃のスターの今の音、顔、年月、、、「This
is
Merseybeat」!
ほんと、そのままですがこの時にあのその時が帰ってきて「ジャカジャーン♪」
と演奏する訳です。
どのバンドもとてもとてもカッコイイし、もーっ楽しい楽しい。。。。。
今も現役
The Merseybeats
のギグをマシューストリートフェスティヴァルの日に
観た時なんかは、彼らと一緒に時を過ごしてその頃はかわい子ちゃん(?)だっ
た、今は(たぶん)おかあさん(もしかしたらおばあちゃん)も前の方に押し寄せ
手を振りウインクなんかもして飛び跳ねてたのには、笑えたけど感心と感動をし
てしまいました。
マシューストリートフェスの日はいろんなトリビュートバンドがわいわい演奏して
るし、何処へ行っても皆で大合唱♪
Kazさんも言ってたけどプロレスラーみたいなジミー・ペイジとロバート・プラント
とか(笑)、たぶん一番カラオケ状態になってたクイーンはギターのブライアンが
くりくりのカツラで熱演♪ もちろんフレディもそっくりで衣装もバッチリ♪ クラプ
トンさんもなりきっててギターもうまい! ストーンズバンド、ロックス・オフのミッ
クさんはキュートで動きが形がほんとそっくりで、すぐさまファンになってしまいま
した(笑)。
ほんとうにお得な一日です!いっぺんに大物バンドが怒濤に見れるなんてね!
それも野外で気軽にホットドックとビールを抱えながらね!
もちろん色んな国からビートルズバンドも大集合〜♪
でもでもとりあえずはなによりも「Fab
Faux」なのである!
今回は確かに実はそんなにビートルズバンドは観てなかったのですが、、泣く
子も黙るはず(!)ファブ・フォーには私も釘付けになるほど魅入ってしまいまし
た。
カッコイイとかうまいとかそんな簡単な言葉では許されないほど魅了されてしま
い。。
Kazさんがもうすでに絶賛してはったけれども、いやはや参りました、本当に!
自分はその時、何を観てるんだろう?聴いてるんだろう?新しいもの?懐かし
いもの??…と、なんだかこんがらがってしまいました。
とりあえずは目に耳に焼きつけて来るだけが精一杯のことだった訳で。。。
帰り道、「すごいのん観てしもたわどないしょう」と言いながら、うるうるな私であ
りました。
この日は私のだ〜い好きなマシューストリートフェステイヴァルの日でもあり、め
ちゃめちゃ御機嫌さんだったけどそれにまだプラスされた幸せに、良い意味で
そのまま固まってしまった夜でした。。。。あーしあわせ(笑)
うわ〜次はどーしょう(笑)
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●「ビートル・ウィーク
2003」レポート (その9)
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「世界最大のストリート・フェスティヴァル」 (月曜日) -----------------------
(つづき)
ヴィクトリア・ストリートやキャッスル・ストリートのステージをちょっとだけ観て(ア
バのバンドのおねえちゃんたちがセクシーで可愛かった)、ウォーター・ストリー
トに向かった。
エリック・クラプトンのトリビュート・バンド「クラプトナイト」のステージは、もう終盤
に入っていた。「プリテンディング」、「レイラ」、そして「ワンダフル・トゥナイト」で
しっとりと幕となった。
このバンドも感心するくらいに上手い。エリック役の人は、本物よりもすいぶん
がっしりしていて、「健康優良児のエリック・クラプトン」という感じだ。遠目から
だったので顔の造作はよくわからないけれど、髭もじゃで、雰囲気がよく出てい
る。
クラプトナイトが終わると、次はいよいよ我らがザ・マージービーツだ。
パフォーマーが代わると、ステージ・チェンジの15分の間に観客も入れ替わる。
やっぱりできるだけ近くで観たいので、前に移動する。運良く前から3列目まで
たどり着くことができた。
しばらくして後を振り返ると、広いウォーター・ストリートは、いつの間にか見るか
らに年齢層の高い群衆でぎっしり埋まっていた。これまでとは全く違う、異様な
空気に包まれている。
このマージービーツは、本物のマージービーツなのだ。ビートルズと同時代のス
ターたちなのだ。40年前にキャヴァーンに通い詰めていた「昔の少年&少女」
たちが、ホームに帰って来たスターたちに会うために大集結しているのだろう。
どの顔も、本当に嬉しそうだ。長いこと会っていなかった恋人に会いに来ている
ような、ワクワク、ソワソワした気持ちが伝わってくる。「あらあんた、○○じゃな
い? キャー、あたしよ、あたし、××!」「××!? キャー、ひさしぶりねえ!
!」という会話も聞こえてくる。
マージービーツが颯爽ステージに登場すると、会場は大騒ぎになった。「ビリィー
!」とか「トニィー!」とか、あちこちから大きな歓声が上がる。
「ハロー、リヴァプーーーーール!」
ビリーが叫んで、マージービーツの演奏が始まった。「プア・ボーイ・フロム・リ
ヴァプール」だった。オープニングにぴったりのロックン・ロール・ナンバーだ。ビ
リーは全身に気合いがみなぎっていて、バンドを、そしてオーディエンスを、ぐい
ぐいとドライヴして行く。昨日コンヴェンションの会場で話した時のビリーとはまる
で別人だ。いや、これが本当のビリーなんだろうな。鬼気迫るような、すごい迫
力。そしてスターの貫禄。
続いて、「ヘイ・ベイビー」。
去年リヴァイヴァルで大ヒットした曲だ。マージービーツの持ち歌ではなかった
はずだけど、この選曲は大正解だ。ビリーがガンガン煽ったこともあって、数万
人規模の大合唱となった。
「♪ヘエ〜〜〜〜〜、ヘエエベイベッ! (ウッ! アッ!) アウァナノッオッ
オ〜ウオッ! イフュビマッガ〜♪」
3曲目は僕の大好きな「ドント・ターン・アラウンド」。マージービーツの大ヒット曲
だ。
次のスロウ・ナンバー「レット・イット・ビー・ミー」の時に、後からひとりのおばちゃ
んがずいずいと割り込んで僕の前に立ち、懸命に手をふりながら叫びだした。
「ビリーーーーッ!! あたしよーーーー!! ビリーーーーーッッ!!!」
気がついているのかいないのか、ビリーはそ知らぬふりで演奏を続けている。
おばちゃんはそれでもしばらく絶叫を続けていたが、やがてあきらめて元の場
所へ帰って行った。
「ジョニー・B・グッド」、「リヴ・アンド・レット・ダイ」、「アイ・シンク・オブ・ユー」、そ
して再び大合唱となった「ソロウ」と来て、最後に「ヘイ・ホー・シルヴァー・ライニ
ング」でマージービーツのステージが終わった。あっという間の45分だった。
還暦前後だとは到底信じられないマージービーツのタイトでアグレッシヴなパ
フォーマンスにも、それに夢中になって叫んだり踊ったりする5〜60代のおじ
ちゃんおばちゃんたちの姿にも、じ〜んと来るものがあった。
ふと、「色褪せない青春」という言葉が浮かんだ。
色褪せないのは、過去のものになっていないからだと思う。この40年の間に
は、きっといろいろなことがあっただろう。リヴァプールにとってハードな時代も
長く続いた。歳を重ねるにつれて失くしてしまったものも少なくないはずだ。それ
でも、今日ここ来ている人たちはみんな、きっと一所懸命に生き抜いて来たの
だ。いちばん大切なイノセンスだけは、色褪せさせないように大事にして…。
なかなか熱気の冷めない会場で、僕はぼんやりとそんなことを考えていた。
周りの「昔の少年&少女」たちの顔が、生き生きと輝いて見えた。
(つづく)
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●スカウスハウス・ニュース
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【ウェブサイト更新ニュース】
「スカウスハウス通信販売」に、「シルバー・ペンダント&リング」のページをアッ
プしました。オーダーをお待ちしています。
【語学留学生募集中】
「スカウス・ハウス」では、リヴァプールに語学留学をされる方のサポートをいた
します。
最短で1週間の短期留学から長期留学、夏期休暇コース、さらには最近人気
のホームステイ留学など、幅広く対応しています。
詳細については、ウェブサイトの「語学留学案内」ページをご覧ください。
【ビートルズ・ガイドツアー】
「スカウス・ハウス」では、リヴァプール&ロンドンの「ビートルズゆかりの地」を
訪ねる現地ガイドツアーを用意しています。
ガイドはもちろん現地在住の日本人。レギュラー・ツアーのほか、ちょっとマニ
アックなツアーも用意しています。また、ご希望によりプライヴェート・ツアーのア
レンジも承ります。
ツアーの詳細は、ウェブサイトの「ガイドツアー」ページをご覧ください。
【原稿募集中】
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旅行記、レポート、研究、エッセイなどなど、リヴァプール、あるいは英国に関す
るものなら何でも歓迎です。
お気軽にお寄せください。楽しい作品をお待ちしています。
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