「スカウス・ハウス」発行のメールマガジン
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リヴァプール・ニュース News of the Liverpool World No. 127
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2003年12月9日発行
http://scousehouse.net
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◇◆INDEX◆◇
●フロム・エディター
●リヴァプール・ニュース <2003年12月1日〜12月6日>
●スカウスハウス・ニュース / 「ウェブサイト更新ニュース」 「留学生募集中」
「スカウスハウス・ツアー」 「ビートルズ・ガイドツアー」 「原稿募集中」
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●フロム・エディター
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今日は12月9日です。
ジョン・レノンが亡くなって23年が経ちました。
多くのビートルズ・ファン、ジョン・レノン・ファンがそうであるように、僕も23年前
のあの日のことを、よく憶えています。
23年…。
過ぎてみれば「あっという間」としか思えませんが、同時に、「えらく遠いところま
で来ちゃったなあ」という気もします。「いったい何やってたんだろう?」と、自分
にちょっとうんざりしたりもします。
ジョンの歌は、23年経っても、ずっと変わらず人々に聴き続けられています。
そして、「イデオロギーとしてのジョン・レノン」は、年々その存在感を増している
ように思えます。23年前よりも遥かに、人々に必要とされているように思いま
す。
死ぬ前のインタヴューを読むと、ジョンは、未来について驚くほどオプティミス
ティックな考えを持っていたようです。
しかし、23年後の今も、相変わらずこの世の中は、暴力や偏見や対立や欺瞞
に満ちています。まさか21世紀になっても人間は戦争を続けているなんて、僕
はまったく想像していませんでした。
「いったいいつになったら平和な世の中になるの?」とジョンに訊いてみたいく
らいですが、これはやはり我々1人1人の責任なのでしょう。あきらめずに、
「ちょっとずつでも、世の中は良くなっているんだ」と、ポジティヴにイマジンする
ことが大事なんだろうな、と思います。
「イデオロギーとしてのジョン・レノン」が、必要でなくなる日まで…。
● ● ●
昨日、東京の知人から突然、銀座「カフェーパウリスタ」のコーヒーが届きまし
た。
ご存知の方も多いかも知れませんね、ジョンとヨーコさんが通ったというカフェ
です。
せっかくなので今夜は、このコーヒーを飲みながらジョンのレコードをじっくり聴
いてみようと思います。久しぶりに。
Kaz (09/12/'03)
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●リヴァプール・ニュース <2003年12月1日〜12月9日>
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12月1日(月) ---------------------------------------------------
【新名所誕生】
先月下旬、フォーンビーに、なんとビートルズと同じ椅子に座って散髪してもら
えるビューティーサロンがオープンしました。
熱狂的なビートルズ・ファンのビジネスウーマン Tina Morris は、新しい店のた
めの椅子を探している時に偶然、昔リヴァプールのロード・ストリートにあった
バーバー Horne Brothers Barbers で使われていた椅子を見つけました。
彼女は、見つけた3脚のうちの2脚を買って、サロンに備え付けたのです。
41歳のティナの話です。
「まったく偶然よ。いろいろ問屋をあたっているうちに、この椅子を見つけたの。
倉庫のいちばん奥に眠ってたわ」
「ジョンやポールやジョージやリンゴが60年代に座った椅子だって分かった瞬
間、絶対買わなくちゃって思ったわ」
この椅子はペアで1300ポンド(約24万7000円)もしましたが、ティナは気に
していません。
「音楽の歴史の一部ですからね。ビートルズはヘアカットで有名になって、そこ
からあの60年代のスタイルが生まれていったんですからね」
「ファンの方たちには、あの時代に彼らがどんな椅子で散髪してたかってことを
体験してもらえるわ。『モップ・トップ』にすることだってできるわよ、もちろん」
「この椅子を手に入れることができて、ほんとにファンタスティックだわ。もっと
もっと注目されることになるんじゃないかしら」
ティナのサロンにはまた、John Lennon の髪の毛一束が飾ってあります。こち
らは、インターネットのオークション・サイト eBay で、150ポンド(約2万8500
円)落札したものだそうです。
ティナにこの椅子を卸したのは、クルーの業者 Salon Supplies の Andy
Haworth でした。
アンディはこう話しています。
「あの椅子はね、1925年にシカゴで作られて、それからブリテンに輸入された
もんなんですよ」
「ロード・ストリートのホーン・ブラザーズちゅうバーバーで使われておったんで
すがね、彼らは1970年代に商売変えすることになりましてな、ボールド・スト
リートに引っ越したんです。私らが理髪用品を引き取りに行った時には、あの
椅子は地下にしまってあったんですがね、コンディションが良かったもんですか
ら、誰か欲しがるんじゃなかろうかと思って、持って帰ったんです」
「それで今度またマージーサイドに戻って行ったっちゅうわけですからな、運命
みたいなもんを感じますなあ」
「ビートルズが座った椅子」が置いてあるティナの店は、Aqua-relax Centre と
いう名前で、フォーンビーのデューク・ストリートにあります。
理髪師 Jim Cannon によって経営されていた元々のバーバーは男性専用でし
たが、ここはユニセックスのビューティーサロンです。
12月3日(水) ---------------------------------------------------
【ジョージへの想い】
11月30日、「クワイエット・ビートル」を偲んで、多くのファンがマシュー・スト
リートに集まりました。
George Harrison が亡くなってからちょうど2年。しかしファンたちの、ジョージへ
の想いが消えることはありません。
今やマシュー・ストリートのシンボルとなった John Lennon の銅像に集まった
ファンたちは、ジョージのためにある者は花束を、ある者は黙祷を捧げました。
リヴァプール大聖堂での追悼礼拝を望む声も上がっています。
Liverpool Beatles Appreciation Society の創設者 John James Chambers
(45歳)の話です。
「今シティ・カウンシルに働きかけているところなんです。ローマン・カソリック大
聖堂でジョージのためのメモリアル・サーヴィスをオーガナイズしてもらうように
ね」
「行政は1981年に、ジョン・レノンのためのサーヴィスをオーガナイズしていま
す。2000人もの人々が出席しました」
「私たちの今日のトリビュートのテーマは、“Imagine Give Peace a Chance” で
す。世界に向けて、平和のメッセージを送りたいと思っています」
ジョージを偲ぶためにコーリーからひとりでやって来たという、39歳の Jade
Bentley の話です。
「私にとって、スピリチュアル・リーダーのような存在だったの」
「最初はただ歌が好きで聴いてたんだけど、今はね、身近な家族が歌ってるみ
たいに思えるのよ、彼の音楽って。不思議な感じなんだけど」
ハンツ・クロスに住む Pat Johnson (53歳)はこう言います。
「いなくなってほんとに悲しいわ。ビートルズのスピリットを絶やしちゃいけない
と思って、今日ここに来たの。ビートルズはあたしたちの遺産なんだから。
ジョージの思い出も大事にしないとね」
「あたしね、ジョン・レノンの Mendips がオープンになった時の、見学者第1号
なのよ」
12月4日(木) ---------------------------------------------------
【プレミアシップ 03−04】
イングランド・プレミアリーグの結果です。
29日にアウェイでボルトンと対戦したエヴァトンは、2−0での敗戦となりまし
た。
これでエヴァトンは再び降格ゾーンの18位に後退してしまいました。
翌々日、David Moyes 監督はこう話しています。
「今どの位置にいるのかを、我々はきちんと受け止めなければならないし、そ
こから抜け出す努力をしなくてはならない」
「もう逃げ道はない。我々は、これまで以上に強いハートを見せて戦う必要があ
ると私は思う。アウェイでのゲームでは特にね。選手に要求するのはそれだけ
だ」
「選手たちにがっかりしているのは私だけではない。サポーターたちも同じ気持
ちだ。こんな下位に低迷してほしいなどとは決して望んでいないはずだから」
「もっと出来るはずだ。ひたむきにプレイして、昨シーズンのような連勝街道を
目指してほしい」
「確かに現状は厳しいよ。だがそれは他のチームだって同じことだと思う。まだ
まだ上に上がるチャンスはあるよ」
30日にホームでバーミンガムと対戦したリヴァプールは、先制を許したものの
3点を連取し、3−1で快勝しました。
ゴール・スコアラーは、Steven Gerrard (35分、PK)、Harry Kewell (69分)、
Emile Heskey (78分)でした。
これによりリヴァプールは、リーグ順位を6位まで上昇させています。
試合終了後の Gerard Houllier 監督の話です。
「やっとまともなポジション(リーグ順位)になってきたね。もっと早くに上がって
ないといけなかったんだが。少なくともあと6ポイントは上乗せできていたはず
だ」
「だが今日の勝利と3ポイントには満足しているよ。木曜日にもUEFAカップの
ゲームを戦っているからね、実に上出来だと思う」
12月5日(金) ---------------------------------------------------
【カーリング・カップ4回戦】
3日に行われたカーリング・カップ(イングランド・リーグカップ)4回戦では、リ
ヴァプール、エヴァトンともに負け、敗退が決まっています。
ディフェンディング・チャンピオンのリヴァプールは、ホームのアンフィールドで
ボルトンと対戦し、2−3のスコアで敗れました。
2度リードされながら Danny Murphy (66分)と Vladimir Smicer (88分)の
ゴールで追いついたレッズでしたが、終了間際にPKを与えて万事休しました。
Gerard Houllier 監督は試合終了後、怒りのコメントを残しています。
「とても、とても怒っているよ私は。選手たちは次の練習でそれを思い知ること
になるだろう」
「あんな酷いパフォーマンスで勝てるわけがない。選手たちには本当にがっか
りだ。逃したチャンスも多ければ犯したミスも実に多かった。エクスキューズの
仕様がないね」
「相手が良かったのも確かだ。たくさんチャンスを作っていたからね。だが、今
日は自分たちを責めるべきだろうね。土曜日のニューカッスル戦で名誉挽回
しなければ」
アウェイでミドルスブラと対戦したエヴァトンは、延長を含めて120分間戦って
0−0の引き分けに終わり、続いて行われたPK戦で惜しくも5−4で敗れまし
た。
試合終了後の David Moyes 監督の話は、ウリエとは対照的でした。
「こういうこともある。これがフットボール。ルールはルール。私はそれほどがっ
かりはしていないよ」
「今夜はどうしてもグッド・パフォーマンスが必要だったが、うちのボーイズはそ
れに応えていいプレイを見せてくれた。これまでうちはアウェイではあまり良く
なかったが、今夜のプレイはエクセレントだったと思う」
「90分間の中でも、延長に入っても、勝てるチャンスはあった。運に恵まれな
かったね」
「ゲームに勝つことはできなかった。だが我々は、少なくとも勝とうとする意志は
見せることができたと思う。選手たちはベストを尽くした。私としては文句をつけ
ようがないよ。まさに望みどおりの戦いぶりだったからね」
12月6日(土) ---------------------------------------------------
【レジェンドの遺灰】
エヴァトンの伝説のストライカー Tommy Lawton の最後の願いは、自分の遺
灰をグッディソン・パーク・スタジアムにまいて欲しいということでした。
しかし彼の息子は、エヴァトンのグラウンドを父親が最後に眠る場所にするこ
とを拒んでいます。なぜならグッディソン・パークは、近い将来スーパーマーケッ
トになってしまうかもしれないからです。
そこで彼は今、遺灰の落ち着き先として、フットボールの「スピリチュアル・ホー
ム」であるプレストンの The National Football Museum にオファーを出している
ところです。
1996年にノッティンガムで亡くなったトミー・ロートンは、17歳の時に Dexie
Dean に代わるストライカーとしてバーンリーからエヴァトンに移籍して来ました。
19歳の時には38試合で34得点を記録し、第2次大戦前の最後のシーズンで
のエヴァトンの優勝に大きく貢献しました。
ナショナル・フットボール・ミュージアムのスポークスマン Mark Bushell は、こう
話しています。
「本人が望んだのは、グッディソン・パークへの散骨でした。しかしここ数年の
流れでは、グッディソン・パークがこのまま残されるかどうか、怪しくなっていま
す」
「ある日気がついたらスーパーマーケットに変わってしまっていた、なんてこと
になったら大変です。だから息子さんは気が進まないのですよ」
しかし、エヴァトンFCのスポークスマンは、何も心配することはないと話してい
ます。
「遺灰は、ピッチに撒くのではなく、ピッチ・サイドに埋めるのです。その際には、
ピースフルでリスペクトフルなセレモニーを催します」
「私たちはキングズ・ドックへの移転を望んでいますが、遺灰のことをあきらめ
るという訳ではありません。どこに移転するにしても、グッディソンにあったもの
は出来る限りそのまま移設するつもりですから」
ロートンは先週の日曜日、ナショナル・フットボール・ミュージアムの名誉の殿
堂入りを果たしたところです。
すでに殿堂には、彼のイングランド代表ユニフォームとキャップが展示されてい
ましたが、栄誉を称えるスペシャル・パネルが新たに設置されました。
ミュージアムのブッシェル氏はこう言っています。
「先住民やエジプト人の遺物を展示するミュージアムはたくさんありますよね。
ということは、今回のような申し出を我々が断る理由はないということになりま
す。ただ今検討中で、結論はもうすぐ出せると思いますが」
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●スカウスハウス・ニュース
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【ウェブサイト更新ニュース】
今年8月の「スカウスハウス・ツアー」の模様をまとめたコーナー、「スカウスハ
ウス・ツアー 2003」を作りました。
過去最高の大盛況となった「ビートル・ウィーク」の様子が、少しでも伝われば
嬉しいです。
【語学留学生募集中】
「スカウス・ハウス」では、リヴァプールに語学留学をされる方のサポートをいた
します。
最短で1週間の短期留学から長期留学、夏期休暇コース、さらには最近人気
のホームステイ留学など、幅広く対応しています。
詳細については、ウェブサイトの「語学留学案内」ページをご覧ください。
【スカウスハウス・ツアー】
「スカウス・ハウス」では、来年8月にリヴァプールで開催される「インターナショ
ナル・ビートル・ウィーク」の観光パッケージ「スカウスハウス・ツアー」を企画し、
参加者を募集しています。
「スカウスハウス・ツアー」は、イヴェントチケットとホテル宿泊がセットになって
いる、個人旅行をされるみなさんのための現地パッケージです。
さらに、ビートルズゆかりの地を訪ねるガイド・ツアーやランチョンなどのオリジ
ナル企画も大好評です。
リヴァプールが1年でいちばん賑わうこの「世界最大のビートルズまつり」を、ひ
とりでも多くの方に楽しんでいただければと願っています。
詳細については、ウェブサイトの「スカウスハウス・ツアー2004」ページをご覧
ください。
【ビートルズ・ガイドツアー】
「スカウス・ハウス」では、リヴァプール&ロンドンの「ビートルズゆかりの地」を
訪ねる現地ガイドツアーを用意しています。
ガイドはもちろん現地在住の日本人。レギュラー・ツアーのほか、ちょっとマニ
アックなツアーも用意しています。また、ご希望によりプライヴェート・ツアーのア
レンジも承ります。
ツアーの詳細は、ウェブサイトの「ガイドツアー」ページをご覧ください。
【原稿募集中】
「リヴァプール・ニュース」では、読者のみなさんからの原稿を募集しています。
旅行記、レポート、研究、エッセイなどなど、リヴァプール、あるいは英国に関す
るものなら何でも歓迎です。
お気軽にお寄せください。楽しい作品をお待ちしています。
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リヴァプール・ニュース News of the Liverpool World No. 127
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