「スカウス・ハウス」発行のメールマガジン
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    リヴァプール・ニュース News of the Liverpool World  No. 135
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 http://scousehouse.net

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◇◆INDEX◆◇

●フロム・エディター
●リヴァプール・ニュース <2004年1月26日〜1月31日>
●スカウスハウス・ニュース / 「留学生募集中」 「ビートルズ・ガイドツアー」
                      「スカウスハウス・ツアー」 「原稿募集中」

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●フロム・エディター
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今週の「ニュース」では、ジョン・レノンの家の管理人を務めたマシューくんの話
を紹介しています。
7ヶ月間でおよそ7000人のヴィジターを相手にしたそうですが、世界各国から
やって来る筋金入りのビートルズ・ファンを相手にする毎日は、きっとものすご
くたいへんだったろうと思います。

僕は去年2度ほどメンディップスを見学しました。もちろんマシューくんにも会っ
ています。
一所懸命やってるんだけど、説明はぎこちないし、お客さんとのコミュニケーショ
ンもあまりスムーズではないし、なんだかずっと大汗をかいてるしで、やっぱり
苦労してるみたいだなーと思いました。2度とも。
マシューくんは、体格はがっしりしているんですが、どちらかというと器用な方で
はないうえに、スカウサーにしてはかなり繊細な神経の持ち主のように見えまし
た。
だから、ファナティックなお客さんの意地の悪い質問に答えられなくて、いじめら
れたりすることもあるんじゃないかと思って、ちょっと心配になったりしました。大
きなお世話でしょうけれど。

まあ大学を出たばかりで、カストディアンやキュレーターとしてのキャリアがある
わけではなく、さらにビートルズに関する知識さえもあまり持ち合わせていな
かったわけですから、そりゃあパーフェクトな仕事を期待する方が間違ってます
よね。
「えーと、そもそもなんでそんな人がメンディップスを管理してるんだ?」という疑
問は残りますが。

そんなわけで、今回のインタヴューを読んで、「彼は彼なりにたくましくやりぬい
たんだなあ」と、ちょっと安心しました。
マシューくんの人柄や、あの真面目さとか一所懸命さにふれて、「がんばれよ
な、マシューくん」と思わず心の中でエールを送った人もきっと多いことでしょう。
そういう姿勢って、大事ですよね。知識とか経験よりもずっと大事なんじゃない
かと僕は思います。そう思いませんか?

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                                 Kaz  (03/02/'04)

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●リヴァプール・ニュース <2004年1月26日〜1月31日>
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1月26日(月) ----------------------------------------------------
【FAカップ4回戦】
24日と25日、イングランドFAカップの4回戦が各地で行われました。

土曜日、同じディヴィジョン2のルートンとアウェイで対戦したトランミアは、81
分の Mickey Mellon の得点を守りきり、0−1で勝ちました。
トランミアがFAカップの5回戦に駒を進めるのは、なんとこの5年間で4回目で
す。プレミアシップや、ディヴィジョン1の多くのチームを抑えてのベスト16入り
です。

試合後の Brian Little 監督の話です。
「何とか勝つことが出来たね。ルートンにしたら、こんなはずじゃなかったという
感じかもしれないね。前半の彼らは良かったから。だが後半はうちの方が良
かったと思う」
「次のラウンドに進めて、とても嬉しい。このクラブはカップ戦に強い伝統があ
る。もう少し先まで行けるといいね」

同じく土曜日、ホームにニューカッスルを迎えたリヴァプールは、Bruno
Cheyrou の2ゴール(2分、61分)により、2−1で勝ちました。

試合後、キャプテンの Steven Gerrard はこうコメントしています。
「何としても勝ちたかった。16強に残れて良かったよ。うちがカップ戦に強いこ
とはみんな知ってるよね。僕らはまた(決勝戦が行われる)カーディフに行きた
いんだ」
「次のラウンドの相手がどこになるか知らないけど、うちと当たるのはたいへん
だと思うよ」

日曜日にホームのグッディソン・パークでフルアムと対戦したエヴァトンは、85
分に投入された Francis Jeffers が終了間際に劇的な同点ゴールを決め、
1−1で引き分けています。近いうちに再試合が組まれることになります。

1月29日(木) ----------------------------------------------------
【おつかれさま】
John Lennon が少年時代を送った家の案内人としての生活は、いったいどん
なものなのでしょうか?

The National Trust によって一般公開されている “Mendips” 。この家の最初の
管理人として公募により採用されたのが、23歳のハイトン出身の若者
Matthew Whitfield でした。以来彼は、7ヶ月の間に約7000人もの熱心なビー
トルズ・ファンの相手をすることになりました。
そして今、その務めを終えたマシューが、地元紙 Daily Post のインタヴューに
応じています。

ある日マシューは、メンディップスの階上にあるトイレの入り口から、女性の足
が2本突き出しているのを目にしました。
お客さんが倒れているのだと思った彼は、ハラハラしながら階段を駆け上がり
ました。しかし近寄ってみるとその女性は、倒れているのではなく、愛おしそうに
両腕で便座を抱きしめていただけでした。彼は、すぐに便座を離してトイレから
出るように言わなければなりませんでした。
マシューはこう回想しています。
「あの人、ものすごく感激してたみたいだったなあ。顔を真っ赤にさせて、涙も
流してて。びっくりしたけど、心臓発作とかで倒れてるんじゃあなかったってわ
かって、ちょっと安心した」
「彼女を便座から引き離して、ここは立ち入り禁止なんですよって言って聞かせ
たんだけど、でも、彼女の夢をぶち壊しにはしなかったよ。いやこれはジョン・レ
ノンが座ったオリジナルの便座じゃないんですよ、なんてちょっと言えなかった」

その女性がなぜそんな風変わりな方法でレノンの魂との交流を図ろうとしたの
かは謎ですが、心優しきマシューは、困惑しながらも「彼女がカナディアンだっ
たからかな」と鷹揚です。
マシューは続けます。
「『この家は1950年代の様子を復元しています』ってことになってるんだけど、
ああいうことがあってから、トイレとバスルームの備品は現代のものに差し替え
られてる。だから、レノンのオリジナルでは絶対にないよ」
「そうだな、取り乱すほど感動する人は、1週間か2週間に1人くらいだよ。そん
なに多いわけじゃない。泣き叫んだり気を失ったりした人もいないし。泣いてる
人はいっぱいいるけどね」
「有名どころでは、“Coronation Street” (英国のロングラン・TVドラマ)で Dev
役をやってる人が来たことがあるよ。ガールフレンドと一緒でね。僕らがちょう
どランチタイムで閉めてる時間にさ、『ハーイ、マンチェスターからはるばるやっ
て来たんだぜ』だって。何言ってんだよ、オーストラリアとか日本とかから来る人
もいるんだっての。もちろん入れてやったりなんかしなかったよ。だって近所の
人たちとの約束で開館時間はきちんと決まってるんだから」

メンディップスに来る前のマシューは、リヴァプール大学で歴史を学び、マン
チェスター大学のギャラリー&ミュージアム学科でMAを取得しています。今後
は、ウッド・ストリートの Cube Gallery に勤めることになっています。

1月30日(金) ----------------------------------------------------
【マイク大使】
Sir Paul McCartney の弟でフォトグラファーの Mike McCartney が、ウィラルの
文化大使に任命されました。
ウィラル在住で、現在ワシントンDCの Smithsonian Institute で作品展を開催中
のマイクは、音楽やアートのイヴェントをより多く誘致して知名度を上げようとし
ているウィラルにとっての、切り札的な存在です。
この大役は、マイク本人にとっても、嬉しいことのようです。

マイクはこう語っています。
「すごく光栄に思ってる。けど、いい結果をたくさん出さないとね」
「カルチャーってのは庶民のものだと思う。堅っ苦しくなくて、親しみやすくないと
ね」
「この仕事でいちばん大事なパートは、シアターやバレエやエキシビションとか
に興味がなくて、それは自分には関係ない世界だって思ってるからなんだけど、
そういう人たちに、どんなものでもいいから共感できるようなものを見つけてもら
うってことだと思ってる」
「僕だって、スピークのワーキング・クラスの家庭の普通の子供だったんだけど
ね、でも写真に興味を持ってからは図書館に通って、あらゆることを学んだよ。
そしたら今はスミソニアン・インスティテュートでエキシビションを持ってるんだか
らねえ」
「こういう例もあるわけだからね、誰にだって起こりうることなんだよ。そう信じる
ことが大事だしね」

マイクにウィラルの文化大使を任命した Local Strategic Partnership (LSP)の
チェアマンで、バーケンヘッド主教でもある Rt Rev David Urquhart は、こう話
しています。
「LSPがマイクに白羽の矢を立てたのは、マージーサイドの音楽やアートに、彼
がずっと関わってきているからです」
「それに彼は仕事熱心だし、たくさんのコネクションを持っていますからね」
「LSPは政府機関で、大きな権限を持っています。それぞれの分野でのコミュニ
ティ・リーダーを任命するのが仕事なのです」

マイク・マッカートニーが写真を撮り始めたのは子供の頃からで、クリスマス・プ
レゼントに10シリングのボックス・カメラを貰ったことがきっかけでした。
マイクは、1960年代には The Scaffold の一員として脚光を浴びました。彼は
Mike McGear と名乗り、ナンバー1を記録した “Lily the Pink” をはじめ、
“Thank U Very Much” など数多くのヒット・ソングを書いています。
マイクはまた、作家や詩人としても知られ、何冊もの本を出版しています。

1月31日(土) ----------------------------------------------------
【ベストを尽くせ】
アンフィールドで行われる「マージーサイド・ダービー」を翌日に控えた30日、エ
ヴァトンの David Moyes 監督は選手たちに、ただただベストを尽くせと命じまし
た。
エヴァトンは1999年の9月以来、8試合連続でダービーでの勝ち星がありませ
ん。
モイーズの話です。
「選手たち全員が、最高のパフォーマンスを見せる必要がある。そうでなければ
結果は出ないだろうね」
「リヴァプールはグッド・チームだ。これは紛れもない事実で、ウチが勝つため
にはよほどいいプレイをしないといけない」
「だが今のウチは、クラブに関係する全員が勝利を渇望しているからね。それ
がどれほど大きな意味があるのかってことを自覚しているんだ」
「スペクタクル満点のゲームにはならないかもしれないし、それでも構わない。
結果だけがすべてだと考えている」
「去年のあそこでのゲームだって、すごくいい戦いをしたと思っている。今年こそ
は、と期待しているよ」
「この1ヶ月間のウチのパフォーマンスはかなりいいからね。アウェイでの戦い
はずっと厳しいことはよく分かっているけど、今のウチはすごくまとまっている。
一丸となってるよ、選手もスタッフもね」
「私にとってのダービー初勝利ってことはどうでもいいことだよ。我々全員が、
勝利のために一致団結してベストを尽くすことができるかどうかっていうことな
んだよ」

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●スカウスハウス・ニュース
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【語学留学生募集中】
「スカウス・ハウス」では、リヴァプールに語学留学をされる方のサポートをいた
します。
最短で1週間の短期留学から長期留学、夏期休暇コース、さらには最近人気
のホームステイ留学など、幅広く対応しています。
詳細については、ウェブサイトの「語学留学案内」ページをご覧ください。
http://scousehouse.net/study/index.htm

【ビートルズ・ガイドツアー】
「スカウス・ハウス」では、リヴァプール&ロンドンの「ビートルズゆかりの地」を
訪ねる現地ガイドツアーを用意しています。
ガイドはもちろん現地在住の日本人。レギュラー・ツアーのほか、ちょっとマニ
アックなツアーも用意しています。また、ご希望によりプライヴェート・ツアーのア
レンジも承ります。
ツアーの詳細は、ウェブサイトの「ガイドツアー」ページをご覧ください。
http://scousehouse.net/beatles/info.htm

【スカウスハウス・ツアー】
「スカウス・ハウス」では、来年8月にリヴァプールで開催される「インターナショ
ナル・ビートル・ウィーク」の観光パッケージ「スカウスハウス・ツアー」を企画し、
参加者を募集しています。
「スカウスハウス・ツアー」は、イヴェントチケットとホテル宿泊がセットになって
いる、個人旅行をされるみなさんのための現地パッケージです。
さらに、ビートルズゆかりの地を訪ねるガイド・ツアーやランチョンなどのオリジ
ナル企画も大好評です。
リヴァプールが1年でいちばん賑わうこの「世界最大のビートルズまつり」を、ひ
とりでも多くの方に楽しんでいただければと願っています。
詳細については、ウェブサイトの「スカウスハウス・ツアー2004」ページをご覧
ください。
http://scousehouse.net/beatles/scousetour2004.htm

【原稿募集中】
「リヴァプール・ニュース」では、読者のみなさんからの原稿を募集しています。
旅行記、レポート、研究、エッセイなどなど、リヴァプール、あるいは英国に関す
るものなら何でも歓迎です。
お気軽にお寄せください。楽しい作品をお待ちしています。

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    リヴァプール・ニュース News of the Liverpool World  No. 135
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