「スカウス・ハウス」発行のメールマガジン
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    リヴァプール・ニュース News of the Liverpool World  No. 141
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◇◆INDEX◆◇

●フロム・エディター
●リヴァプール・ニュース <2004年3月8日〜3月13日>
●スカウスハウス・ニュース / 「留学生募集中」 「ビートルズ・ガイドツアー」
                      「スカウスハウス・ツアー」 「原稿募集中」

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●フロム・エディター
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今週の「ニュース」の中には、ジョージ・ハリスンの生家にメモリアル・プラークを
取り付けようとして住民のおばちゃんに拒絶されたという話があります。

「何とかジョージのメモリアルを」という気持ちはわかりますが、住民のおばちゃ
んに断りもなしに勝手にプラークつけてセレモニーするというのも、考えてみれ
ばとんでもない話ですよね。そりゃあ誰だって怒ると思うんですけど。前もって相
談しようとは思わなかったのでしょうか??

このおばちゃん(キャスリーンさん)、今はどうなのかわかりませんが、以前は、
「マジカル・ミステリー・ツアー」でファンがこの家にやって来るたびに、愛犬と一
緒に外に出て来てくれていました。だから、決して分からず屋さんではないと思
うし、ちゃんとお願いすれば快諾してくれたんじゃないかという気がします。

それからプラークのデザイナーのフレッドさん。僕は去年たまたまこのおじさん
に会うことができました。イー・クラック・パブにジョンやスチュを記念したプラー
クが取り付けられた時でした。もちろんこのフレッドさんの手になるプラークで、
その出来があまりに素晴らしいものだったので、思わずサインをもらってしまい
ました。

その時フレッドさんは、ケンジントン・スタジオ跡地に取り付けるプラークの下絵
を持っていました。ケンジントン・スタジオというのは、そうです、クウォリーメンが
初めてデモ・レコードを録音したスタジオです。演奏したのは、「ザットル・ビー・
ザ・デイ」と「イン・スパイト・オブ・オール・ザ・デインジャー」ですね。『ビートルズ・
アンソロジー1』で聴くことができます。

そのプラークの下絵には、ジョン、ポール、ジョージ、コリン・ハントン、ジョン・ダ
フ・ロウの顔がありました。
あれから7ヶ月も経ってますから、もう完成して取り付けられていてるかもしれま
せん。
ああでも、そういえばここは、今は住宅になってるんです。
勝手に取り付けようとして住民に怒られたりしてないといいんですけどねえ…。

                                 Kaz  (16/03/'04)

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●リヴァプール・ニュース <2004年3月8日〜3月13日>
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3月8日(月) -----------------------------------------------------
【メモリアルはどこへ?】
「 George Harrison 生誕の地にメモリアルを」という2年越しのキャンペーンが、
実現したと思った途端に終わりになりました。

2001年11月にジョージが亡くなって以来、リヴァプールのビートルズ・ファンた
ちは、ウェヴァトリー地区に今も残るジョージの生家に、記念のプラークを取り
付ける準備を進めて来ました。
そして素晴らしいデザインのプラークがついに完成し、3月3日に、ジョージの生
家のあるアーノルド・グローヴで除幕式が行われることになりました。
しかし、セレモニーのために出席者が集まったちょうどその時、この家に住む婦
人が怒り心頭で表に飛び出て来てこう言ったのです。
「そんなもんつけんといて!」
プラークは慌てて取り外されました。わずか数分のメモリアル・プラークでした。

キャンペーンの参加者たちは翌日、このような反発を受けるとは予想外でびっく
りしたと語りました。これからどうするかは思案中だそうです。
彼らはこれまで、リヴァプール市に働きかけたり、インターネットを通じてキャン
ペーンを進めて来ました。
どの場所にジョージのメモリアルを置くべきかという投票では、アーノルド・グ
ローヴが圧倒的な支持を受けているそうです。
モスレー・ヒル在住で、ビートルズ・ファンクラブのウェブマスター David Bedford
(38歳)はこう話しています。
「アーノルド・グローヴが1位なんですよ。ペニー・レーンよりも上です」
「ビートルズのヒストリーで、ものすごく重要な場所だってことは明らかですよね」
「ジョージの未亡人の Olivia にも除幕式に来てもらいたかったし、それから
ジョージのお姉さんの Louise にも感想を聞きたかったんですけどね」
「でまあとにかく私たちは昨日、プラークを持ってあの家に行ったんです。でもそ
こに住んでる女性が出て来て、やめてほしいって言われてしまったんです」

この記念プラークは、リヴァプールのデザイン会社 Northern Designs が製作し
たものでした。
デザイナーの Fred O'Brien は、こう話しています。
「このプロジェクトの話をもらった時は、すごくワクワクしましたよ」
「ジョージは、この街が生んだ最も愛すべき子供の一人です。でもどうやら、私
たちは別の場所を探さねばならんようですね」

3月10日(水) ----------------------------------------------------
【FAカップ準々決勝】
6日、トランミア・ローヴァーズ(ディヴィジョン2)は、FAカップの準々決勝をア
ウェイで戦いました。相手は、ディヴィジョン1のミルウォールでした。
0−0で迎えた76分にペナルティ・キックを与えてしまったローヴァーズでした
が、ゴールキーパー John Achterberg が阻止し、そのままドローに持ち込みま
した。再試合は、16日にトランミアのホーム、プレントン・パークで行われます。

準決勝の対戦の抽選はもう終わっていて、トランミア対ミルウォールの勝者は、
ディヴィジョン1のサンダーランドと対戦します。
日程は4月4日、会場は「夢の劇場」オールド・トラフォードです。

トランミアの Brian Little 監督はこう語っています。
「もうひとつ勝てば、あそこに行けるわけだ。ファンタスティックだね。選手たちに
はいい思い出になるだろうね」
「長いこと監督をやってるが、それでもよくわからないんだよ。今シーズンがこん
なに特別なものになったのは何でかってことがね」

準決勝のもう1試合は、アーセナル対マンチェスター・ユナイテッドという優勝候
補同士の対戦となっています。
FAカップの優勝チームには、来季のUEFAカップ出場権が自動的に与えられま
す。しかし、アーセナル、マンチェスター・ユナイテッドともにチャンピオンズ・リー
グ出場が確実なために、出場権は準優勝のチームに回されます。つまり、トラ
ンミア、ミルウォール、サンダーランドのうちのどのチームが決勝に駒を進めて
も、プレミアシップより下のリーグのクラブがUEFAカップで戦うことになります。
特に、トランミアが勝ち進んだ場合は、3部相当のチームがヨーロッパの舞台に
立つという珍しい事態になります。もちろん、クラブにとっては快挙です。

リトル監督は続けます。
「我々にもチャンスはあるってことだね。まああんまり大きいもんじゃないだろう
が、チャンスはチャンスだ。確かに、ミルウォールやサンダーランドの方が有力
候補かもしれない。だがうちも全力を尽くすよ」
「この3チームにとってはファンタスティックな組み合わせになったね。どこがファ
イナルに進んでも、ヨーロッパに行ける権利をもらえるんだから。ミルウォール
もサンダーランドも同じだろうけど、ほんとにワクワクするよ。信じられないよね」
「たぶんこれで、ミルウォールとの再試合はより難しいものになるだろう。だがお
互いのチームにとっては、アンビリーヴァブルなチャレンジだよね」

【そっとお別れ】
Atomic Kittens が、地元リヴァプールでさよならギグを行いました。
先日1年間の活動休止を発表したばかりのキトゥンズは、現在、フェアウェル・
ツアーで大都市のアリーナを中心に回っています。
しかしこのリヴァプールのギグは、Shelter and Warchild のためのチャリティとし
て、シール・ストリートの Barfly Club で控えめに行われました。ファンの数はわ
ずか数百人。歌ったのは7曲でした。

キトゥンズの活動休止は、メンバーの Natasha Hamilton が息子の Josh と過ご
す時間を持てるように、という理由で決まりました。
ナターシャのバンドメイト Liz McClarnon と Jenny Frost は、ソロとして活動する
ことになっています。
彼女たちは、時期が来れば再びアトミック・キトゥンとして戻って来ると約束して
います。

故郷リヴァプールでの最後のギグは、ナンバー1ヒット “Tide Is High” でスタート
しました。バックダンサー陣の中には、ナターシャのボーイフレンド Gavin
Hatcher の姿もありました。

ステージに上がったナターシャは、ファンにこう話しかけました。
「みんな知ってると思うけど、これがリヴァプールで最後のギグなの。だからみん
な踊ってね!」

“Last Goodbye” や “Right Now” などの大ヒット・シングルを披露したキトゥンズ
は、最後に Kool and the Gang のカヴァー “Ladies Night” を歌いました。

「これまで何年もサポートしてくれたリヴァプールのみんなにサンキューを言いた
い」と言ってステージを降りたナターシャは、ショウの後の打ち上げで、家族や
友人にこう言っていたそうです。
「ずっと忘れないわ。ほんとにグレイトな終わり方よね」

リヴァプールにそっとお別れを告げたアトミック・キトゥンは、アイルランドに飛ん
で、ベルファストとダブリンでコンサートを行います。

3月12日(金) ----------------------------------------------------
【さよならアルフ】
3月9日、ビートルズの運転手で良き相談相手でもあった Alf Bicknell が亡くなり
ました。
アルフは、オックスフォードシャーのバンブリーにある自宅のキッチンで倒れて
いるところを、夫人の Jean に発見されました。享年75歳でした。

アルフは、ビートルマニアの熱狂が頂点にあった1964年から66年に、ビート
ルズのドライヴァー兼ロードマネージャーを務めました。
彼は、ビートルズの日本公演や、最後のコンサートとなったサンフランシスコの 
Candlestick Park での公演にも同行しています。
アルフは、“Rubber Soul” や “Revolver” をレコーディングでもビートルズに付き
合い、スタジオで食事の世話などしたそうです。その時のことを、彼はこう振り
返っています。
「ロードマネージャーの Neil Aspinall といっつもチェスをしてたなあ。でも終わり
まで行ったためしがなかったと思うよ。必ず途中で何か用事ができるんだよね」
彼は、“Yellow Submarine” のサウンド・エフェクトやコーラスに参加しています。

リヴァプール在住でビートルズ最初のプロモーター Sam Leech は、アルフは
「大きなテディ・ベアのような男で、いなくなるのはとても寂しい」と地元紙に語っ
ています。
「ラヴリーなやつだったよ。いつも微笑んでた。ビートルズの話をする時のあの
幸せそうな様子を、私は忘れられないだろうね」
「ビートルズがエルヴィスに会いに行った時も一緒だったんだよ。エルヴィスは、
アルフの手を握って『サー』って呼んだんだそうだ」

同じくリヴァプールでビートルズのプロモーターだった Joe Flannery は、こう話し
ています。
「アルフはビートルズの全員にとてもリスペクトされていたんだ。良き相談相手
だった。運転手だったからね、長い移動の間に話を聴いてやったり、会話に加
わったりね」
「何しろワンダフルな人間だった。彼にはトラブルってものがなかったよ」

1928年生まれのアルフ・ビックネルは、ビートルズの運転手としての推薦を受
けるずっと前の若い時から、一流の運転手として働いていました。
1989年には自伝 “Baby, You Can Drive My Car!” を、1999年には “Ticket
to Ride: The Ultimate Beatles Tour Diary” を出版しました。
2年前には、“Alf Bicknell's Personal Beatles Diary” というタイトルのヴィデオを
リリースしています。Shea Stadium のバックステージでの話から、変装した Paul
McCartney とショッピングに出かけた話、John Lennon のギターを車から落っこ
としてしまった話など、「ファブ・フォー」と過ごした日々のエピソードがたくさん披
露されています。

ここ数年のアルフは、リヴァプールで行われる Beatles Convention に毎年出席
し、人気者となっていました。
その愛嬌のある風貌と温和な語り口は、多くのビートルズ・ファンに愛されてい
ました。
ご冥福をお祈りします。

3月13日(土) ----------------------------------------------------
【UEFAカップ4回戦・ファーストレグ】
11日、リヴァプールは、UEFAカップ4回戦のファースト・レグを戦いました。
相手はフランスのマルセイユ。リヴァプールのホーム、アンフィールドでのゲー
ムでしたが、結果は1−1のドローに終わりました。
55分、Milan Baros のゴールで先制したリヴァプールでしたが、78分に Didier
Drogba に同点ゴールを決められました。

試合終了後の Gerard Houllier 監督の話です。
「マルセイユにとってはいい結果になったね。彼らはもう勝った気でいるようだ。
控え室から歌声が聞こえてきたよ」
「だがもちろんまだ終わっていない。セカンド・レグに向けての参考にもなった。
今日の我々が良いプレイができなかったことは認めなければならないね。寒さ
が厳しかったとはいえ、ちょっと悪すぎた。もちろんマルセイユのプレイがドロー
に値しないと言っているわけではないよ」
「彼らには苛々させられたね。我々がボールを持つと、10人で守っていたから
ね。チャンスが少ないゲームになったのも無理はない」
「彼らはよく組織されていたし、一晩中ハードに戦っていたね。特にストライカー
のディディエ・ドログバはずっとやっかいな存在だった」
「マルセイユでのゲームが楽しみだ。5回戦に進むには点を取らないとだめだっ
てことは分かっている。しかし我々はヨーロッパでのアウェイ戦ではいい成績を
残しているからね。まだまだ行けると信じているよ」

マルセイユの監督 Jose Amigo は、ご機嫌でこう語っています。
「こういう結果を生み出すことができたんだから、お祝いの歌を歌う権利はある
と思うよ。悔し涙を流すことにならなくて申し訳ないね、とでも言うしかないなあ」
「我々は本当にハッピーだ。だが、まだ終わったとは思っていない。リヴァプール
はグレイトなチームで、フランスに来ても勝つ能力は充分にあるからね」
「作戦はあったよ。バロシュと Owen にはやられそうだと思ったから、がっちり
守って彼らにパスを通さないようにした。それが実にうまく行ったね」

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●スカウスハウス・ニュース
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「スカウス・ハウス」では、リヴァプールに語学留学をされる方のサポートをいた
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訪ねる現地ガイドツアーを用意しています。
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