「スカウス・ハウス」発行のメールマガジン
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    リヴァプール・ニュース News of the Liverpool World  No. 142
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
                                 2004年3月23日発行
 http://scousehouse.net

___________________________________
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◇◆INDEX◆◇

●フロム・エディター
●リヴァプール・ニュース <2004年3月15日〜3月20日>
●スカウスハウス・ニュース / 「留学生募集中」 「ビートルズ・ガイドツアー」
                      「スカウスハウス・ツアー」 「原稿募集中」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●フロム・エディター
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

トランミア・ローヴァーズのFAカップの戦いが終わりました。
このローヴァーズは、マージー河をはさんでリヴァプールとは対岸の、ウィラル
半島のバーケンヘッドにあります。
ベスト8まで勝ち残り、準々決勝戦も再試合まで持ち込む粘りを見せましたが、
ここまででした。
勝っていれば、あの「夢の劇場」オールド・トラフォードでの準決勝でしたが、憧
れの舞台は夢に終わってしまいました。残念。

しかしローヴァーズは、ディヴィジョン2の、真ん中よりも下にいるチームです。
ディヴィジョン2というのは、プレミアリーグの下の下のリーグです。そのチーム
がベスト8です。2つの引き分け再試合を含めて合計8試合。本当によく戦いま
した。ファンも大満足でしょう。

ご存知の方も多いと思いますが、FAカップは世界最古のフットボール・トーナメ
ントです。130年以上の歴史を持ち、我々日本人には想像もできないような伝
統と威厳があります。イングランドでは、このFAカップのファイナルでプレイする
名誉に勝るものはないというのが常識なのだそうです。つまり、チャンピオンズ・
リーグや国内リーグよりも格が上なのです。
アマチュアも含めた数百のフットボール・クラブがフェアなトーナメントで全力を
賭けて戦うことに、無上の価値が置かれているのです。

今回のローヴァーズの快進撃には、運も少し味方していたと言えるかもしれま
せん。組み合わせに恵まれて、プレミアリーグのチームと当たったのは3回戦
のボルトンだけでした。
でも、そのボルトンとの試合は、楽なものではありませんでした。ホームでの試
合に引き分けた後、アウェイで行われた再試合を見事に制したのです。
82分に先制したものの、ロスタイムに追いつかれ、しかしあきらめずに延長で
突き放すというドラマティックな勝利でした。
(…と、まるで見て来たかのように書いていますが、もちろん僕は試合結果だけ
しか知りません)

ローヴァーズとはどんなチームなのか、ちょっと調べてみました。
FAカップで準々決勝まで進んだのは、これで3度目のようです。その過去2回も
ほんの最近のことで、3年前と4年前でした。ということは、この5年で3回もベス
ト8に入っているということになりますね。おお。FAカップに限っては立派な強豪
チームなのでした。
クラブの創立は、なんとリヴァプールよりも古い1884年。さすがですね。
そして、たぶん珍しいんじゃないかと思いますが、チェアマンは女性です。えー
と、ということは「チェアウーマン」と言い替えそうなものですが、僕の見た限りで
は、どれも「チェアマン」でした。なぜなんでしょうね。

                                 Kaz  (23/03/'04)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●リヴァプール・ニュース <2004年3月15日〜3月20日>
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

3月15日(月) ----------------------------------------------------
【プレミアシップ 03−04】
イングランド・プレミアリーグの結果です。
13日にホームでポーツマスと対戦したエヴァトンは、78分の Wayne Rooney
のゴールにより、1−0で勝ちました。

試合後の David Moyes 監督の話です。
「ゴールを決めるまでは、今日のウェインはさっぱりだったんだがね。だが優秀
なプレイヤーというのは、ああいうふうに、突然すごい仕事をやってのけるもん
だね」
「一瞬のうちにマジックを生み出してくれた。チームに勝利をもたらすマジックを
ね。あの後にはもっとイージーなチャンスもいくつかあったけど、そういいうのは
失敗するんだよね。ハット・トリックだって出来そうだったんだが」

14日にアウェイでサウザンプトンと対戦したリヴァプールは、2−0で負けてい
ます。
レッズは72分、Harry Kewell がペナルティ・エリアで倒されてPKを得ました。絶
好の同点機でしたが、キッカーの Michael Owen は、約1月前のFAカップ・ポー
ツマス戦に続いて、またしても外してしまいました。

試合後の Gerard Houllier 監督の話です。
「マイケルについては心配していない。彼にとってはタフな時期だが、きっと乗り
越えてくれるはずだ。でもマネージャーが必要かもしれないね」
「次のポーツマス戦でも、私はマイケルの名前を真っ先にメンバー表に書き込
むよ。もちろん、本人が望めばPKも蹴ってもらう」
「ちょっと運があれば、今日のマイケルは3点取っていたかもしれない。PKの
キックも良かったんだが、ゴールキーパーに阻まれてしまった。残念と言うしか
ないな」

3月14日現在のリーグ順位は、リヴァプールが39ポイントの8位、エヴァトンが
32ポイントの14位です。

3月18日(木) ----------------------------------------------------
【FAカップ準々決勝・再試合】
16日、トランミア・ローヴァーズ(ディヴィジョン2)は、ミルウォール(ディヴィジョ
ン1)とのFAカップの準々決勝の再試合を戦いました。
会場となったトランミアのホーム、プレントン・パークは、1万5000人以上のサ
ポーターでいっぱいになりました。
結果は、1−2でミルウォールの勝利でした。最初の16分で2点を先制された
ローヴァーズでしたが、前半41分に Gary Jones のゴールで1点差としました。
さらに後半は格上の相手を圧倒し続けましたが、惜しくも追いつくことができま
せんでした。

伝統のFAカップのセミ・ファイナルというチーム創設以来初の快挙が夢となった
晩、Brian Little 監督はこう語っています。
「負けてしまって、ものすごくがっかりしている。今夜の我々には、勝てるチャン
スがあったと思うから」
「序盤に許してしまったあの2ゴールは実に痛かったが、あの後の我々は持て
るものを出し尽くせたと思う」
「パフォーマンスや戦い方、それから選手たちのやる気とか勝利への執念につ
いては、文句のつけようがない。あれ以上のものはとても要求できないよ。とに
かく我々は全力を出し切ったんだ」
「ヴェテランの選手たちにとっては、今回の快進撃はグッド・メモリーになるだろ
うね。若手にはたぶんこれからもチャンスがあるだろう。誰もが今夜の経験から
多くのものを得たはずだ」

【マイケル復活】
17日、リヴァプールは、ポーツマスとの未消化試合を行いました。会場はホー
ムのアンフィールドでした。
日曜日の敗戦でリーグ8位に後退し、来季のチャンピオンズ・リーグ出場権が
得られる4位以上を確保するには後がないレッズでしたが、まず6分に Michael
Owen のアシストで Dietmar Hamann が先制点、そして28分と58分にオーウェ
ン本人が2得点を挙げて試合を決めました。3−0の快勝です。

試合終了後の Gerard Houllier 監督の話です。
「今日のマイケルはとんでもなかったね。1つゴールをお膳立てし、自分でも2つ
決めた。さらに彼は、ただのスタープレイヤーではなくて、素晴らしいチームプレ
イヤーだってことも証明してみせてくれた」
「マイケルは点を取るだけの選手ではない。信じられないくらいハードに働く」
「うちの2トップのがんばりはものすごく大事なんだ。相手のディフェンダーを抑
えてボールを取り戻す。ディフェンスは前線から始まる」
「たくさんチャンスがあったわけではないのに、マイケルは2つもゴールを決め
た。これでだいぶ自信も戻って来るだろうね。ゴールはストライカーの薬だから
ね」

この勝利でポイントを42に伸ばしたリヴァプールは、リーグ順位を5位に上げ
ています。4位のチャールトンとのポイント差は、わずかに1となっています。

3月19日(金) ----------------------------------------------------
【エルヴィスの街から】
先週、米国のテネシー州メンフィス市から使節団がリヴァプールにやって来まし
た。
どちらも「音楽の街」であるメンフィスとリヴァプールは、昨年12月に姉妹都市
になりました。
Elvis Presley が最初のレコードをリリースして50周年となる今年(2004年)は、
両都市が互いに協力して様々なイヴェントを行うことになっています。

Kevin Kane を団長とする使節団がまず希望したのは、Gerry Marsden の歌で
世界的に有名な Mersey Ferry に乗ることでした。
その後は、タウン・ホールでの会食やアルバート・ドックの訪問といったスケ
ジュールが組まれました。
この訪問に先立つ6週間前には、リヴァプール市長がメンフィスを訪れていま
す。

ケイン氏はこう語っています。
「リヴァプールへの訪問が実現して、喜びでいっぱいです。ビートルズ生誕の地
で、ポップの都ですからね」

Mersey Partnership のダイレクター Chris Brown はこう話しています。
「この2つの街は、地球上の音楽チャートの頂点にありますからね。絶対に忘
れ去られることのないグレイトな音楽の遺産を共有しているんです」

リヴァプールには昨年、エルヴィス・プレスリーを記念したエキシビション “The
Fingerprints of Elvis” が誕生しました。これは米国外では初となるエルヴィスの
常設展で、「キング」の愛用の品や貴重なコレクションの数々が展示されていま
す。

3月20日(土) ----------------------------------------------------
【リラックスのリフォーム】
80年代のポップ・シーンで最も物議を醸したバンドのひとつ、Frankie Goes to
Hollywood が、17年ぶりに再結成することになりました。
今でも伝説的に語られることの多いフランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッド。リヴァ
プールが生んだこのバンドは、当時、ヨーロッパのみならず米国でも日本でも
大きなセンセーションを起こしました。
今回の再結成は、Bands Reunited というTV番組の上でのものです。放映は4
月2日です。

メンバーの中で、再結成を最後まで渋っていたのが、バンドのフロントマンであ
る Holly Johnson でした。
彼はこう話しています。
「俺はね、今は北ロンドンでノーマルな暮らしをしてるんだよ。犬を散歩させたり
してさ」
「でも笑っちゃうよな、こんなことになるなんてな。1987年からこっち、俺たちが
1つの部屋にそろったことなんてなかったんだぜ」

フランキーズは、デビューから3曲連続でシングル・チャートのナンバー1を獲得
しました。これは、同郷のマージービート・バンド、Gerry and the Pacemakers
以来の快挙でした。

1984年の7月は、彼らのシングル2曲が、英国チャートの1位と2位に並びま
した。“Two Tribes” と “Relax” です。
「リラックス」は、セクシャルな意味を盛り込んだ歌詞が問題となって BBCの
Radio 1 に放送禁止にされたものの、しかしそれが余計に大衆の興味を掻き立
てることになり、結局、190万枚を売り上げるスーパー・ヒットとなりました。
“A Frankie Says Relax” とプリントされたTシャツは、当時の若者の必須アイテ
ムでした。

同じくリヴァプール出身の80年代のバンド A Flock of Seagulls も、この番組で
再結成します。こちらの放映日は、3月30日です。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●スカウスハウス・ニュース
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【語学留学生募集中】
「スカウス・ハウス」では、リヴァプールに語学留学をされる方のサポートをいた
します。
最短で1週間の短期留学から長期留学、夏期休暇コース、さらには最近人気
のホームステイ留学など、幅広く対応しています。
詳細については、ウェブサイトの「語学留学案内」ページをご覧ください。
http://scousehouse.net/study/index.htm

【ビートルズ・ガイドツアー】
「スカウス・ハウス」では、リヴァプール&ロンドンの「ビートルズゆかりの地」を
訪ねる現地ガイドツアーを用意しています。
ガイドはもちろん現地在住の日本人。レギュラー・ツアーのほか、ちょっとマニ
アックなツアーも用意しています。また、ご希望によりプライヴェート・ツアーのア
レンジも承ります。
ツアーの詳細は、ウェブサイトの「ガイドツアー」ページをご覧ください。
http://scousehouse.net/beatles/info.htm

【スカウスハウス・ツアー】
「スカウス・ハウス」では、今年8月にリヴァプールで開催される「インターナショ
ナル・ビートル・ウィーク」の観光パッケージ「スカウスハウス・ツアー」を企画し、
参加者を募集しています。
「スカウスハウス・ツアー」は、イヴェントチケットとホテル宿泊がセットになって
いる、個人旅行をされるみなさんのための現地パッケージです。
さらに、ビートルズゆかりの地を訪ねるガイド・ツアーやランチョンなどのオリジ
ナル企画も大好評です。
リヴァプールが1年でいちばん賑わうこの「世界最大のビートルズまつり」を、ひ
とりでも多くの方に楽しんでいただければと願っています。
詳細については、ウェブサイトの「スカウスハウス・ツアー2004」ページをご覧
ください。
http://scousehouse.net/beatles/scousetour2004.htm

【原稿募集中】
「リヴァプール・ニュース」では、読者のみなさんからの原稿を募集しています。
旅行記、レポート、研究、エッセイなどなど、リヴァプール、あるいは英国に関す
るものなら何でも歓迎です。
お気軽にお寄せください。楽しい作品をお待ちしています。

___________________________________
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    リヴァプール・ニュース News of the Liverpool World  No. 142
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
                                    毎週火曜日発行

◇◆ 編集・発行 ◆◇

SCOUSE HOUSE (スカウス・ハウス)

【ウェブサイト】 http://scousehouse.net
【Eメール】 info@scousehouse.net

ご意見・ご感想・ご質問などをお寄せください。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

このメールマガジンは、以下の配信サーヴィスを利用して発行しています。
配信の解除やメールアドレスの変更は、それぞれのウェブサイトからどうぞ。

まぐまぐ: http://www.mag2.com/m/0000065878.htm
めろんぱん: http://www.melonpan.net/melonpa/mag-detail.php?mag_id=000917
melma!: http://melma.com/mag/85/m00037385/
メルマガ天国: http://melten.com/m/5593.html
Macky!: http://macky.nifty.com/cgi-bin/bndisp.cgi?M-ID=scousehouse
カプライト: http://cgi.kapu.biglobe.ne.jp/m/3487.html
POSBEE: http://www.posbee.com/user/mag.php?mm=00002398
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
無断での転載を禁じます。    Copyright(C) 2001-2004 Scouse House