August 24 2004, No.164
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リヴァプール・ニュース / News of the Liverpool World
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□■ INDEX ■□
▽フロム・エディター
▼リヴァプール・ニュース <2004年8月18日〜8月21日>
▽スカウスハウス・ニュース
▼今週のフォト&BGM
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▽フロム・エディター
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いよいよ今週、「インターナショナル・ビートル・ウィーク」が開幕します。
クイーン・エリザベス2世号がやって来るとか、エルヴィスのデビュー
50周年を祝うとか、ビートルズの全米制覇40周年を祝うとか、はたま
た恐ろしい「ブルー・ミーニーズ」がフェスティヴァルの音楽を全部吸い
込んでしまおうと企んでいるとか、いやはや今年もにぎやかで楽しい
お祭りになりそうです。
…なのですが、残念なことに、僕自身は今年は参加しません。家で留
守番です。
ここのところ毎年ずっと行っていたので、この時期に家にいるのはな
んだか落ち着かないというか変な気分なんですが、まあたまにはいい
かなあと思います。
アテネオリンピックもあるし、3年ぶりに復活する明石祭りにも行かな
いといけないし、夏休みの宿題も残ってるし(これはウソ)、ペットの面
倒もみないといといけないしで、いろいろたいへんなので、今年はおと
なしく留守番します。来年もありますしね。
でもやっぱり寂しいなあ…。
― Kaz (24/08/2004)
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▼リヴァプール・ニュース <2004年8月18日〜8月21日>
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*** 8月18日(水) *******************************
【でも牛じゃないんですけど…】
マンチェスターのカウボーイたちが、リヴァプール市民のペット「スー
パーラムバナナ」を誘拐しようと計画中です。
「もっといいところに連れて行ってあげよう」と言ってバナナくんを誘い
出し、高速道路に乗って連れ去ろうというのです。しかしお隣さんたち
は、仮にこの計画がうまく成功したとしても、必ず無傷の状態で故郷に
帰すことを前もって約束しています。
可愛らしい黄色い像、スーパーラムバナナは、すっかりリヴァプールの
名物となったアートワークです。
バナナくんを欲しがっているのは、マンチェスターの名物「カウ・パレー
ド」の主催者たちです。
彼らは、バナナくんには10日間のホリデイを取ってもらって、何百も
のウシの像がマンチェスターの街を練り歩くこのカーニヴァルに、どう
しても参加してほしいと熱望しているのです。
カウ・パレードのスポークスウーマン、キャサリン・ブレイスの話です。
「もし彼を10日間お借りすることができたら、ほんとうにファンタス
ティックです。もちろんすぐにお返ししますよ。約束します」
「パレードでは何百ものカウが街を埋め尽くします。スーパーラムなら
ぜったいフィットすると私たちは思うんです。大人気間違いなしですよ」
リヴァプール・カウンシルのスポークスマンは、スーパーラムのマン
チェスターへの移動を、特例として受けるかどうかを検討していると言
います。そしてもちろん、もし貸し出したとしても、期間が終われば速
やかに返してもらうつもりであると言っています。
「リヴァプールはこれからもあの子のパーマネントな故郷であり続ける
でしょうからね。しかしベストな置き場所をどこにするかという問題は、
今もまだ議論が続いています」
そうです、現在はとりあえずという形でアルバート・ドックの向かいに置
かれているものの、バナナくんの終の棲家は、まだ決まっていないの
です。
1998年に初めてこの街にやって来たスーパーラムバナナですが、
最初は、アートとして認めるかどうかが大きな議論の的となりました。
しかしその愛らしいルックスは次第にスカウサーの心をつかみ、今で
はすっかり市民のアイドルとなっています。
*** 8月19日(木) *******************************
【プレミアシップ04−05】
8月14日と15日、イングランド・プレミアリーグの2004−2005シー
ズンが開幕しました。
14日にアウェイでトテナムと対戦したリヴァプールは、38分に新加入
のジブリル・シセのゴールで先制したものの、71分に同点に追いつか
れ、そのまま引き分けました。
試合終了後の、キャプテンのスティーヴン・ジェラードの話です。
「マイケルが行ってしまって、僕らみんながショックだった。ほとんど
残ってくれそうな感じだったんだけど、そこにレアル・マドリーからの誘
いが来た。それを断るのがどんなに難しいかってことは、誰もが知っ
てるとおりだよね」
「誰もマイケルを責められないよ。それだけの貢献をして来てくれたん
だから」
「プレイヤーは、自分のことは自分で決める。彼は行ってしまった。そ
して僕らは彼抜きでやって行かなければならない。マイケルがいなく
なったことは、シセにとってはゴールを重ねるいいチャンスだと思うよ」
ジェラードはまた、後半のリヴァプールのパフォーマンスがあまり良く
なかったことを認めています。
「前半はうちのものだったけど、後半に盛り返されてしまった。でも去
年はここで何も取れなかったから、1ポイントでもボーナスなのかもね。
まあ監督はがっかりしただろうけど。後半はペダルから足を踏み外し
たみたいな情けない姿を見せてしまったからね」
そのベニテス監督の話です。
「前半についてはハッピーだ。我々はゲームをコントロールし、ボール
をキープし、たくさんのショートパスを通した」
「しかし後半はみんな疲れてしまっていた。我々はボールをコントロー
ルできず、ロングパスに頼り、セカンドボールをひろうことも難しかっ
た」
「しかし、まだ最初のマッチを戦ったばかりだ。監督が替わってすぐと
いうのは難しいものだ」
ベニテスはまた、オーウェンの代わりを獲得するのは優先事項ではな
いと言っています。
「まずはチームのバランスを確立するつもりだ。新しいストライカーが
必要かどうかがわかるのはそれからだ」
15日に、チャンピオンのアーセナルをホームに迎えたエヴァトンは、
1−4での大敗を喫してしまいました。
チーム唯一のゴールを決めたのは、リー・カーズリー(64分)でした。
フロントのごたごたや財政難のために、大量に選手を放出し、ほとん
ど補強ができないままシーズンに臨まざるを得なかったモイーズ監督
は、試合後のインタヴューで自身の苦悩を明かしました。
「私の仕事は、たとえアレックス・ファーガソンやアルセーヌ・ヴェンゲ
ルのような優秀な監督にとってもハードだろうね」
「プレミアシップでもっともタフな仕事かもしれない。しかしそれに耐え
てやり抜くことは、私にとっての大きなチャレンジだと考えている。もし
やり遂げることができたら、我々はもっと成長することができる」
「私はこのチームにいることを楽しんでいるよ。今でもね。リーグには
昇格してきたばかりであまり見込みのないクラブだってある。しかしこ
のエヴァトンは、125年かそこらの長い間、ずっとトップで戦って来て
いるんだ。どんな監督にとっても、これはビッグ・ジョブだよ」
「このリーグで戦うには、ハードワークや汗、闘争心だけではじゅうぶ
んではない。やはりお金が必要なんだ。お金があれば、才能のある選
手を引っ張って来ることができるからね」
「我々だってそういうふうにできればと思うが、それは無理なんだ。ま
あ、すべての監督が小切手帳を持てるほど恵まれてるってわけでは
ないけどね」
モイーズは、選手たちに対しては、結果は大敗でも全力を尽くしてくれ
たと評価しています。
「選手たちはベストを尽くしてくれた。彼らに求めることができるのはそ
れがすべてだし、我々としてもこれ以上できることは何もないね」
*** 8月20日(金) *******************************
【QEUとメンフィスとブルー・ミーニーズ】
今年の「マシュー・ストリート・フェスティヴァル」に、世界でいちばん有
名な客船「クイーン・エリザベスU(QEU)」がやって来ます。
大勢の観光客を乗せてマージー河を上って来る豪華客船QEUは、
フェスティヴァルのアトラクションとして参加するだけでなく、汽笛を鳴
らしてフェスティヴァルの開幕を告げることにもなっています。
ヨーロッパ最大のフリー・ミュージック・フェスティヴァルにふさわしい開
幕と言えるかもしれません。
また、このQEUには、ビートルズの映画「イエロー・サブマリン」の悪
役キャラクター「ブルー・ミーニーズ」が乗り込むことになっています。
これは先日出版された同映画の絵本のプロモーションのためで、「音
楽の敵」ブルー・ミーニーズは、この音楽フェスティヴァルを沈黙の
フェスティヴァルに変え、集まった群衆に本を読ませようと企んでいる
ようです。
そしてまた、彼の威信に賭けて、この豪華客船の名前を「ザ・ブルー・
クイーニー」に取り替えようと考えてもいるそうです。
「マージービート」は、沈黙との戦いに無事に勝利するでしょうか、それ
ともあえなくマージー河に沈められてしまうのでしょうか…。
今年のマシュー・ストリート・フェスティヴァルは、30ヶ国以上から150
ものバンドが参加し、4つの野外ステージと40以上ものインドア会場
で演奏します。
観光客の数は、この日だけで25万人以上になると予想されています。
さらに今年のフェスティヴァルでは、メンフィスのサウンドが特別に
フィーチャーされたものとなります。
エルヴィス・プレスリーが最初のレコード「ザッツ・オール・ライト」の50
周年を祝うためのもので、メンフィスからもミュージシャンがやって来ま
す。
リヴァプールとメンフィスは、昨年12月に姉妹都市となっています。
フェスティヴァルのプロデューサー、デイヴ・ジョーンズはこう話してい
ます。
「エルヴィスとファブ・フォーの音楽をセレブレイトするのなら、マシュー・
ストリート・フェスティヴァルこそがパーフェクトな場所だろうね」
「メンフィスとマージーで生まれた音楽が、世界じゅうに影響を与えた
んだからね。今年は世界のみんなと一緒にお祝いをしようってことな
んだよ」
今年で12年目となるこのフェスティヴァルでは、ポップやロックばかり
でなく、ジャズやブルーグラスなど、この50年間に生まれたあらゆるス
タイルの大衆音楽を楽しむことができます。
*** 8月21日(土) *******************************
【リグビーズの挑戦】
「フレッシュな空気」を吸える場所が、リヴァプールで確実に増えていま
す。
リヴァプールきっての老舗パブ、デール・ストリートの「トーマス・リグ
ビーズ・パブ」が、試験的に1週間の禁煙に踏み切ることになりました。
1850年創業のトーマス・リグビーズは、昨年店内を大改装したばか
りです。
この「禁煙週間」は、「スモークフリー・リヴァプール」キャンペーンの後
押しを受けての試みとなります。現在活発に活動を展開中の「スモー
クフリー・リヴァプール」は、2008年までにリヴァプールを禁煙都市に
し、生活をするにも仕事をするにも健康的な街にしようというキャン
ペーンです。
この禁煙週間中には、市の保健局により、店内の発ガン性物質のレ
ヴェルが検査されることになっています。
パブのオーナー、フィオナ・ワトキンは、先日に旅行したアメリカでの体
験から、パブやレストランを禁煙にするメリットに気づいたのだそうで
す。
フィオナは現在33歳ですが、18歳の頃からのスモーカーで、1日に
吸うタバコの本数は約40本だそうです。
フィオナはこう話しています。
「何ヶ月か前だったらね、誰かがあたしに『店を禁煙にしてほしい』っ
て言っても、笑い飛ばしてたでしょうね」
「でもね、この間ハネムーンでラスヴェガスに行ってみて、あまりの違
いにほんとびっくりしちゃったのよ」
「あたしも夫もどっちもタバコを吸うんだけど、あれ以来めっきり本数
が減ったのよ。完全にやめたってわけじゃないんだけどね。でもそし
たら、2人ともすごく体の調子がいいのよね。じゃあこの際きっぱりや
めちゃおうかって思ってるところ」
フィオナはギャンブルのつもりで禁煙に踏み切ったそうですが、彼女
の決心は、半分は喫煙者であるリグビーズの16人のスタッフ全員に
支持されました。そしてもちろん、多くの常連客も歓迎しています。
フィオナは続けます。
「店内は全面禁煙だけど、吸いたくなったらビアー・ガーデンに行って
もらえばいいのよ。スタッフもお客さんもね」
「これがうまく行くものかどうかは、あたしにはわからないわ。でもあた
したちがやっていることっていうか、この試みのスピリットに対しては、
応援してもらえたらなあって思ってます。スモーカーにもノンスモーカー
にもね」
スモークフリー・リヴァプールのプロジェクト・ダイレクター、マーク・ブラ
ンドレスはこう話しています。
「その1週間のあいだ、私たちは店内の有害物質のレヴェルをモニタ
リングします。そしてパブのスタッフやお客さんたちには、この計画に
ついてどう思うかをアンケート調査することになっています」
「もちろん、お望みならば、誰にでも禁煙のためのアドヴァイスをさせ
ていただきますよ。喜んでね」
リグビーズの禁煙週間は、9月6日にスタートします。
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▽スカウスハウス・ニュース
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*** 語学留学生募集中 ******
「スカウス・ハウス」では、リヴァプールへの語学留学をサポートしてい
ます。
最短で1週間の短期留学から長期留学、夏期休暇コース、さらには最
近人気のホームステイ留学など、幅広く対応しています。
詳細については、ウェブサイトの「語学留学案内」ページをご覧くださ
い。
http://scousehouse.net/study/index.htm
*** ビートルズ・ガイドツアー ******
「スカウス・ハウス」では、リヴァプール&ロンドンのビートルズゆかりの
地を訪ねるガイドツアーをアレンジします。
ガイドはもちろん現地在住の日本人。レギュラー・ツアーのほか、
ちょっとマニアックなツアーも用意しています。また、ご希望により、プ
ライヴェート・ツアーのアレンジも承ります。
ツアーの詳細は、ウェブサイトの「ガイドツアー」ページをご覧ください。
http://scousehouse.net/beatles/info.htm
*** 原稿募集中 ******
「リヴァプール・ニュース」では、読者のみなさんからの投稿を募集して
います。
旅行記、レポート、研究、エッセイ、写真などなど、リヴァプール、ある
いは英国に関するものなら何でも歓迎です。
お気軽にお寄せください。楽しい作品をお待ちしています。
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▼今週のフォト&BGM
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*** 今週のフォト ******
今週は、リヴァプール市民に愛されるマスコット「スーパーラムバナナ」
くんです。ほんとにカワイイです。
ウェブサイトの「NLWライブラリー」ページに掲載しています。
http://scousehouse.net/library.htm
*** 今週のBGM ******
“アテネ・オリンピック
/ 野球・準決勝「日本 vs オーストラリア」 (NHK総合)”
今週も、オリンピックをTV観戦しながらの編集です。まだ4回ですが、
松坂くんが素晴らしいピッチングを見せてくれています。 (Kaz)
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リヴァプール・ニュース / News of the Liverpool World
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□■ 第164号 ■□
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