September 21 2004, No.168
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リヴァプール・ニュース / News of the Liverpool World
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□■ INDEX ■□
▽フロム・エディター
▼リヴァプール・ニュース <2004年9月13日〜9月18日>
▽スカウスハウス・ニュース
▼今週のフォト&BGM
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▽フロム・エディター
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今週の「ニュース」には、「リヴァプールの人口が70年ぶりに増加へ」
という話題があります。
70年間も減り続けていたというのは意外でしたが、それでもまだ44
万人もいるというのも、たいしたもんだと思います。
いやそれよりも、今の倍近くもの人口を抱えていた70年前のリヴァ
プールって、一体どんな様子だったのでしょうか。
「(自分にとって身近な)関西の都市でどこか近いところはないかなあ」
と思っていろいろ調べてみると、西宮市の人口と面積が、かなりリヴァ
プールに近いことが分かりました。
<面積>
リヴァプール市…約112平方キロメートル
西宮市…約100平方キロメートル
<人口>
リヴァプール市…約44万人
西宮市…約45万人
面積も人口も、びっくりするほど近いと思いませんか?
ただ、西宮の北部は山地になっているのに対して、リヴァプールはほ
とんど平地です。つまり、人口密度にはかなりの差があります。まあこ
れは当然というか仕方ないことですよね。英国と日本では一般的な住
環境が違いすぎます。リヴァプールには高層マンションなんてひとつも
ないです。
西宮市には、タイガースの甲子園球場と、それからブレーブスの西宮
球場がありました。ブレーブスはもうなくなってしまいましたけど、1つ
の市に2つのプロ野球チームのホームスタジアムというのは、他に例
のないことだったのではないでしょうか。
この点も、アンフィールド(リヴァプール)とグッディソン・パーク(エヴァ
トン)というリヴァプールの2つのスタジアムに見事に呼応しているでは
ありませんか。
偶然なんでしょうけど、面白いですよね。
なんてことを書いているうちに、なんだか急に西宮に親しみが沸いてき
ました。西宮っていいですねえ。
西宮は酒蔵でも有名ですから、今度近いうちに「酒蔵めぐり」にでも出
かけてみようかなあと思います。
― Kaz (21/09/2004)
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▼リヴァプール・ニュース <2004年9月13日〜9月18日>
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*** 9月13日(月) *******************************
【プレミアシップ 04−05】
先週のイングランド・プレミアリーグの結果です。
11日に、ホームのアンフィールド・スタジアムにウエスト・ブロムウィッ
チを迎えたリヴァプールは、3−0(前半:2−0)で快勝しました。
ゴール・スコアラーは、スティーヴン・ジェラード(16分)、スティーヴ・
フィナン(42分)、ルイス・ガルシア(60分)でした。
試合後のラファエル・ベニテス監督の話です。
「かなりいいプレイが出来た。攻撃のオプションが増えたことで、得点
のチャンスも可能性も増えた」
「後半はカウンターアタックを狙うことができた。今日はリヴァプールに
とって申し分ない結果になったな」
「しかしまだ小さな一歩を踏み出しただけだ。3−0の勝利。イッツ・
オーケー。だが我々はまだまだ前進して行かなければならない。今日
のチームプレイは大まかには良かったが、まだまだ相手にチャンスを
与えすぎている」
同じく11日、アウェイでマンチェスター・シティと対戦したエヴァトンも
勝っています。
スコアは0−1。60分の決勝点は、今季ミルウォールから移籍して来
たオーストラリア代表、ティム・ケイヒルによるものでした。しかしゴール
後の歓喜も長くは続かず、ユニフォームを脱いで頭上で振り回したこ
とで、ケイヒルは主審から試合2枚目のイエローカードを受けてしまい、
退場となってしまいました。
ケイヒルの退場には、相手チーム、マン・シティの監督ケヴィン・キー
ガンも同情的です。
「無茶苦茶なゲームだな。スイスのどっかにあるオフィスに座ってる誰
かさんがこういうくだらんルールをこしらえるんだろうよ(FIFAの本部
はスイスのチューリヒにある)」
「あいつ(ケイヒル)はチームに入って来たばっかりで、それで貴重な
ゴールを決めたわけだろ? そりゃあエンジョイしたいって思うだろう
よ」
「シャツを頭の上でぐるぐる回すなんてのは今じゃ習慣みたいなもん
じゃないか。別に観客席に放り込んだとかコーナーフラッグにくくりつ
けたってわけでもなかろうに」
「あの子には心から同情するよ、私は。こんなのは実に馬鹿げてるか
らな。だがしかし、時々こういうことがあるのがフットボールなんだが
な」
*** 9月15日(水) *******************************
【結果はドロー?】
試験的に店内禁煙に踏み切った「トーマス・リグビーズ」パブの、「禁
煙ウィーク」が終わりました。
この実験は、「リヴァプールを『キャピタル・オブ・カルチャー』の年・
2008年までに『禁煙都市』にしよう」という「スモークフリー・リヴァプー
ル」キャンペーンに賛同してのもので、地元紙「リヴァプール・エコー」
からも全面的にバックアップを受けて実現しました。
期間中、この「リグビーズ」には多くの注目が集まり、常連はもちろん
新顔からもたくさんのサポートが寄せられました。
また、この1週間の間、店内には「ロイ・キャッスル・ファウンデーション
(がん患者のサポートをする団体)」のスタッフが派遣され、喫煙の習
慣を止めたいと望む人を強力にサポートする体制が取られました。
「リグビーズ」のランドレイディ、フィオナ・ワトキンはこう話しています。
「ずいぶん静かな週末になっっちゃったわ。でも、『スモークフリー・ポリ
シー』にとってはかなりリアリスティックなテストになったんじゃないかし
ら。だって天気は最悪で、スモーカーたちは(タバコを吸うことが出来
る)バック・ガーデンに行くことができなかったんですもの」
「この1週間の間じゅうずっと私たちがスモーカーに訴え続けたのは、
私たちは彼らを禁煙させようとしているんじゃないってこと。ノンスモー
カーの人たちに、タバコの臭いを気にせずにお酒を飲んだりごはんを
食べたりできるチャンスを与えてあげましょうってことなのよ」
ナシで呑んだり食べたりできるチャンスを与えてあげたいんだってこと
なの」
「それで実験の結果はどうだったかって言うと、週の前半の売り上げ
はブームが来たみたいにうなぎ上りで、それはやっぱり天気が良かっ
たからなんだけど、でも(天気が悪かった)後半は全然ダメだったわ
ね」
「というわけで最終的には、だいたいいつもの週とおんなじくらいの売
り上げになったんじゃないかしら」
「禁煙ウィーク」を終えて、「リグビーズ」の今後はどうなるのかが注目
されます。
フィオナは今のところ、パブの半分を、半永久的な「禁煙スペース」に
しようと考えているようです。
*** 9月16日(木) *******************************
【70年ぶりに】
長期的な減少傾向にあったリヴァプールの人口が、実に70年ぶりに
増加に転じているそうです。
英国政府の発表によると、2003年のリヴァプールの人口は、44万
1856人でした。
2002年の44万1674人に比べて、わずかではありますが、増えて
います。2001年は44万1830人でした。
シティ・カウンシル・リーダーのマイク・ストーリーはこう話しています。
「大まかに言って、我々の人口はこの3年の間、同じくらいだということ
ですよね」
「リヴァプールの人口は何十年にもわたって減り続けていたわけです
から、減少に歯止めがかかって増えはじめたということは、とても心強
いですよ。たとえそれが100人とか200人であってもね」
「私たちは前の10年で1万人失っています。もっと言うなら、1970年
代には毎年1万人減っていました。そういう時代が続いていたんです」
「増加傾向に転じたということは、実に喜ばしいことです。現在行われ
ている大規模な開発のおかげもあるでしょう。リヴァプールが、どんど
ん魅力的な、人々が『住んでみたい』と思う街になっているんですよ」
ジョン・ムーアズ大学の都市情勢のエキスパート、マイケル・パーキン
ソン教授は、「驚くべきグッド・ニュース」だと言い、今後もこの増加傾
向は続くだろうと言っています。
「実に素晴らしいニュースですね。理由は単純で、人々がこの街に住
みたがっているんですよ。みんなに自慢してやりましょう」
「マージー・パートナーシップ」のデイヴ・スコットは、こう話しています。
「ここ数年の我々の大きな経済成長を反映していると言えるでしょう
ね。人口の増加、住宅価格の上昇、そして雇用機会の増加。これら
の現象は、マージーサイド全体が上昇気流に乗っていることを証明し
てくれているんです」
<リヴァプールの人口の移り変わり>
1901年 68万5000人
1937年 86万7000人(史上最高記録)
1961年 74万5000人
1971年 61万人
1981年 51万人
1991年 45万2450人
2001年 44万1830人
*** 9月17日(金) *******************************
【UEFA・チャンピオンズリーグ】
チャンピオンズ・リーグのグループ予選が始まりました。グループAの
リヴァプールは、15日にホームのアンフィールドでモナコと対戦しまし
た。
結果は2−0(前半:1−0)の快勝。ゴール・スコアラーは、ジブリル・
シセ(22分)とミラン・バロシュ(84分)でした。
ラファエル・ベニテス監督は、ヨーロッパ戦線での「ファンタスティックな
スタート」になったと語りました。
「勝てば満足なのは当然だが、今日のように実に多くのチャンスを
作っての勝利となると、『とてもハッピーだ』と言わなければいけない
ね」
「確かに、我々はもっと得点できたと思う。だが私は2点で満足してい
るよ。チャビ・アロンソとスティーヴン・ジェラードの中盤のコンビネー
ションは非常に良かった。私はもっと強いチームを目指している。選手
たちのポジションを入れ替えて戦えるように、今チャレンジしているわ
けだ」
「ディトマール・ハマンという選択肢もあったが、今回はアロンソとジェ
ラードになったということだ。そしてそれがうまく機能した」
「ルイス・ガルシアも良かった。実に多くのことにトライしていたし、中盤
と前線の間で、多彩な攻撃のオプションを我々にもたらしてくれた」
「今日の我々の動きは良かったが、次はこれ以上を目指して行かな
いとね。とにかく我々は3ポイントを獲得できた。チャンピオンズ・リー
グでのファンタスティックなスタートになったね」
キャプテンのスティーヴン・ジェラードの話です。
「今日の内容にはハッピーだね。いいプレイができたこと、完封したこ
と、そして2点取れたこと。まあもっと取れていたかもしれないけど」
「わりといいフットボールができたと思うよ。自分たちはハードに動けた
し、同時に相手の動きを封じてほとんどチャンスらしいチャンスを与え
なかった。喜んでいいんじゃないかな」
「1試合を通して、今夜はほんとによくパスがつながったと思う。観てい
る方も楽しかっただろうね」
チャンピオンズリーグ・グループ予選の第2戦は、9月28日にオリン
ピアコスとのアウェイ・ゲームになります。
*** 9月18日(土) *******************************
【ヨーコさんのアート】
9月18日、いよいよ「リヴァプール・バイアニエル」が開幕します。
今回が第3回となるこの「リヴァプール・バイアニエル」は、UK最大の
国際的なコンテンポラリー・アート・フェスティヴァルです。
11月28日まで、71日間の長期にわたって開催されるこのフェスティ
ヴァルには、合計400人のアーティストによる作品が、市内60ヶ所以
上の場所に展示されます。期間中に観賞に訪れるヴィジターの数は、
25万人と見積もられています。
今年のフェスティヴァルで最大の問題作を出品しているのが、ヨーコ・
オノです。
ジョン・レノンの未亡人としても知られる前衛アーティストのヨーコは、
2種類の巨大な写真を、「ジョン・レノン空港」を含めた市内50ヶ所に
展示します。
「 My Mummy Was Beautiful 」という正式タイトルがつけられたこの作
品。ひとつは女性の乳首、もうひとつは女性のヴァギナの写真です。
あまりにも赤裸々でショッキングなイメージですが、「母性へのトリ
ビュート(賛辞・感謝・敬意)」を表現したものなのだそうです。
この作品は、ジョン・レノン空港では、彫刻家トム・マーフィー作のジョ
ン・レノン像の横に飾られます。また、今やリヴァプールにおける「平
和運動の場所」となったボールド・ストリートのセイント・ルークス教会
にも飾られます。
国内有数のモダン・アートの美術館、「リヴァプール・テート・ギャラ
リー」にも展示されますが、ここでは閲覧者が、作品の余白部分に自
由に感想を書き込むことができます。
バイアニエルのダイレクター、ルイス・ビッグスは、この作品の展示を
決めた理由をこう話しています。
「我々は今、化粧品とかシャンプーとか、美しくなることのために何千
ポンドも消費する社会に暮らしていますね。でも、『自然の、ありのまま
の姿ほど美しいものはない』。それがこの作品に込められたメッセー
ジなんですよね」
開幕前日の17日にリヴァプール入りしたヨーコさんは、ショックを与え
ることを狙った作品ではないと語りました。
「あたしはショッキングな作品だとは思ってませんよ。だってそうでしょ、
誰だって生まれていちばん初めに目にするものなんですもの」
「リヴァプール・バイアニエルから『ぜひ』ってお話をいただいた時に、
ちょっと考えて、『マイ・マザー・ワズ・ビューティフル』がいいんじゃない
かしらってひらめいたのよ。もちろんジョンのことも頭にあったわね」
「ものすごくお母さんを恋しがってたんですよ、ジョンは。どんなに
ビューティフルなお母さんだったかって、いっつもあたしに一生懸命話
して聞かせてたんだから」
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▽スカウスハウス・ニュース
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「スカウス・ハウス」では、リヴァプールへの語学留学をサポートしてい
ます。
最短で1週間の短期留学から長期留学、夏期休暇コース、さらには最
近人気のホームステイ留学など、幅広く対応しています。
詳細については、ウェブサイトの「語学留学案内」ページをご覧くださ
い。
http://scousehouse.net/study/index.htm
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「スカウス・ハウス」では、リヴァプール&ロンドンのビートルズゆかりの
地を訪ねるガイドツアーをアレンジします。
ガイドはもちろん現地在住の日本人。レギュラー・ツアーのほか、
ちょっとマニアックなツアーも用意しています。また、ご希望により、プ
ライヴェート・ツアーのアレンジも承ります。
ツアーの詳細は、ウェブサイトの「ガイドツアー」ページをご覧ください。
http://scousehouse.net/beatles/info.htm
*** 原稿募集中 ******
「リヴァプール・ニュース」では、読者のみなさんからの投稿を募集して
います。
旅行記、レポート、研究、エッセイ、写真などなど、リヴァプール、ある
いは英国に関するものなら何でも歓迎です。
お気軽にお寄せください。楽しい作品をお待ちしています。
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▼今週のフォト&BGM
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*** 今週のフォト ******
今週は、ヨーコさんの作品が展示される、ボールド・ストリートの「セイ
ント・ルークス・チャーチ」の写真を選びました。
ウェブサイトの「NLWライブラリー」ページに掲載しています。
http://scousehouse.net/library.htm
*** 今週のBGM ******
“矢沢永吉 / 横顔 (2004 東芝EMI Capitol)”
今週号は、最近リリースされた「エーちゃん」3年ぶりのオリジナル・ア
ルバムをリピート再生しながらの編集作業でした。今のところ、何度聴
いても、「…??」という感じなんですけど…。 (Kaz)
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リヴァプール・ニュース / News of the Liverpool World
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*** 毎週火曜日発行 ***
□■ 第168号 ■□
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