October 26 2004, No.173
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     リヴァプール・ニュース / News of the Liverpool World   
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 ▽フロム・エディター
 ▼リヴァプール・ニュース <2004年10月20日〜10月23日>
 ▽フロム・リーダー
 ▼スカウスハウス・ニュース
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▽フロム・エディター
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つい先日、淡路島の津名と洲本に行く機会がありました。
先週の台風23号の直撃を受けて、大きなダメージを受けた地域です。

ひどいところでは、濁流が人や車を呑み込み、2メートル近く浸水した
地域もあったそうです。水が退いた後は、山から流れてきた大量の泥
や木や草が残されました。川に架かる橋が壊れていたり、道路はとこ
ろどころ通行止めになっています。使い物にならなくなった家財道具
や売り物にならなくなった商品が、瓦礫と一緒に各地の道路や空き地
に積み上げられています。洲本市だけでも6500もの家屋が浸水被
害に遭ったので、ごみ回収車をフル稼働させても追いつかないそうで
す。自衛隊や、ボランティアでやって来た人の姿もたくさん見ました。

10年前の、あの阪神淡路大震災のときのことを思い出してしまいまし
た。
胸がわさわさして、脱力感というか無力感を覚えました。実際に被害
に遭われた方たちの辛さとは、まったく比べものにならないでしょう
が…。
テレビのニュースで、土砂崩れで奥さんを亡くされたおじさんがポツリ
と、「自然に文句言うてもしゃあないし…」とこぼしていた姿がとても印
象に残っています。

しかしそれでも、懸命に後片付けをする人たちや、いち早く営業を再
開したお店の姿を見ていると、「すごいなあ、たくましいなあ」と思って、
少し勇気づけられました。

台風23号、そして新潟の地震の被害に遭われた方々には、心よりお
見舞い申し上げます。

どうぞ、どうぞお大事に。

                         ― Kaz (26/10/2004)


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▼リヴァプール・ニュース <2004年10月20日〜10月23日>
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*** 10月20日(水) *******************************

【プレミアシップ 04−05】
イングランド・プレミアリーグの結果です。
16日にフルアムとアウェイで対戦したリヴァプールは、前半に2点を
先制されながらも後半に4点を取り、2−4で勝ちました。今季アウェイ
での初勝利です。
ゴール・スコアラーは、ミラン・バロシュ(71分)、チャビ・アロンソ(79
分)、イゴール・ビスチャン(90分)でした(50分の1点目はオウンゴー
ル)。

同じく16日、ホームにサウザンプトンを迎えたエヴァトンは、終了寸
前・88分のレオン・オズマンのゴールで、1−0で勝利しました。
試合終了後、エヴァトンのデイヴィッド・モイーズ監督はこう話していま
す。
「これだけ注目されているってのは実にグレイトなことだね。何しろ誰
にも期待されてなかったわけだから。ちょっとくらい浮かれてもいいん
じゃないかな」
「みんなで楽しめばいいんだよ。我々は実力で今の位置にいるんだし、
このまま前に進むだけだ」
「ストップしそうな感じはないね。我々はやるべきことをやっている。し
かもうまくやれている」
「今シーズンの我々の成績は、決してまぐれだとは思わない。今日もま
た完封で、また1−0の勝利。3位もキープしている」

サウザンプトンのスティーヴ・ワイグリー監督は、エヴァトンについてこ
うコメントしています。
「ただのラッキーじゃないね。12ヶ月前のエヴァトンを思い出してほし
い。彼らは1−0でゲームを落とし続けてもがいていた。だが今シーズ
ンそれを克服したんだ。とても、とてもハードに働いてね。デイヴィッド・
モイーズのやって来たことには敬服するよ」

終了2分前に決勝ゴールを決めたレオン・オズマンはこう言っていま
す。
「今の僕らのパフォーマンスなら、この位置にいるのは全然不思議じゃ
ないと思う。この調子をキープしていけば、僕ら自身が、まぐれなんか
じゃなくてこれが当り前だって感覚になるだろう」
「今日も1−0だったけど、僕らはあんまり気にしてないんだ。何年か
前だって、1−0の勝ちを5つ続けて7位で終わったシーズンがあった
よね。ヨーロッパの切符まであと少しってとこまで行けた。あれを思い
出すね。ああいうのをもう一回って感じなんだよ」
「シーズンの序盤にこれだけポイントを獲れたってことはすごい自信に
なる。僕らみんな、自分にも、お互いにも自信を持ってるし、信頼して
る。チームの実力にもね。信頼関係ってものがこんなにもチームを上
昇させてくれるなんてね、ほんとびっくりしてる」
「僕らのゲームが始まる前に、マンチェスター・ユナイテッドが2ポイン
ト獲り損ねた(引き分けで1ポイントしか増やせなかった)んだよね。そ
れ、スタンドのファンが教えてくれたんだよ。おい、5ポイント差にする
チャンスだぞってね」
「何だか面白いなあって思ったよ。去年だったら、上位チームの結果
なんてほとんどのエヴァトン・ファンにはまるで関係ないことだったの
にね」

18日現在のリーグ順位は、エヴァトンが19ポイントで3位、リヴァ
プールが13ポイントで7位です。


*** 10月21日(木) *******************************

【マイケル初ゴール!】
レアル・マドリーのマイケル・オーウェンが移籍後初ゴールを決めまし
た。
19日に行われたチャンピオンズ・リーグのグループリーグ・第3節で、
ホームでのディナモ・キエフとの試合でした。このマイケルの1点が決
勝点となり、レアル・マドリーは1−0で勝ちました。

「ファンタスティックな夜になったね」とマイケル。
「今日は大一番だったからね、チャンピオンズ・リーグの試合でホーム
のファンの目の前でゴールを決めらるなんて、ほんと最高の気分だ」
「イングランド代表の試合に行ったのが良かったんだろうね。僕のメイ
トたちがすっごく勇気付けてくれたから。ぴょんぴょん飛び跳ねながら
帰って来たよ。新品のバネが足に入ってるみたいにね」
「今日はみんなちょっとピリピリした感じだったね、最初は。でも点が入
ってからはすぐに落ち着いたよ、僕はね。ここに来てからずーっと待ち
望んでたことだったし」
「このチームに入ってから、いいパフォーマンスをしたこともあったし、
まあまあの時もあった。でも僕にいちばん求められてるのはゴールだ
からね、早く点を取ることが重要だった。だからすごくホッとしたよね」

シーズン開幕からこれまでのストレスの溜まる日々については、こう
語っています。
「全部のゲームに出られると思ってここに来たわけじゃないから。僕の
番が来るまで待たないといけないってことははじめから分かってたこと
だし」
「この移籍は間違いだったって考えてる人は多いよね。でも僕はいつ
だって自分の味方だ。それに、ここみたいなクラブでプレイできるチャ
ンスを蹴る人間がいるなんてちょっと考えられないんだよ」
「少しでも長くピッチの上に立つために戦わなくてはならないってこと
は承知の上でここに来てるんだよ。最初の何ヶ月かは楽じゃないだろ
う。ホテル暮らしもたいへんだけどね、でも、いろんなことがうまく行き
だしてるよ」


【UEFA・チャンピオンズリーグ】
19日に行われたチャンピオンズ・リーグのグループリーグ第3節で、
リヴァプールはスペインのデポルティーヴォ・ラ・コルーニャと対戦しま
した。
ホーム・アンフィールドでの試合でしたが、結果は0−0のドローでし
た。
3試合を終えてのグループAのポイントは、モナコ6、オリンピアコス4、
リヴァプール4、デポルティーヴォ2です。

試合後のラファエル・ベニテス監督の話です。
「ハッピーな結果にはならなかったが、プレイ自体については私はとて
もハッピーだ。よく頑張っていたし、チャンスも作っていたからね。でも
もちろん、結果には非常にがっかりしている」
「予選を勝ち抜くのは並大抵のことじゃないだろうが、今日のようなプ
レイを続けていけば必ずアウェイでも勝てるだろうし、グループ予選も
通過できるだろう」
「今日は、私がこのチームに来て以来最高のパフォーマンスだった。
ボールはよくキープできたし、最後までデポルティーヴォをプレスし続
けた。得点のチャンスも数多くあった。今日のパフォーマンスには多く
の点でハッピーだ。だが勝たなければいけなかった」
「このレヴェルをキープすることが出来れば、残り3試合に勝てるだろ
うし、グループを勝ち抜けるだろう」

次節は11月3日、デポルティーヴォとアウェイでの対戦となります。


*** 10月22日(金) *******************************

【ペニー・レーンのトイレ問題】
ペニー・レーンの「幻のトイレ」が問題になっています。
ビートルズの歌『ペニー・レーン』で有名なラウンドアバウトの外側に、
少年時代のポール・マッカートニーが聖歌隊に入っていた教会セイン
ト・バーナバス・チャーチがあります。そのチャーチの前に、公衆トイレ
の案内標識があるのです。しかし、誰もそのトイレにはたどり着くこと
はできません。

かつて、チャーチの向かい側、つまりラウンドアバウトの中にあるレス
トラン「サージェント・ペッパーズ・ビストロ」の裏手には、確かに公衆ト
イレがありました。
しかし、リヴァプール・シティ・カウンシルは10年前にその公衆トイレを
閉鎖してしまったのです。維持にお金がかかりすぎる、という理由で。
しかし、なぜか案内標識だけが立っているのです。

ラウンドアバウトを囲む店のひとつ、「バーナルドス」に勤めるバーバ
ラ・グリーンはこう言っています。
「あの標識が去年もあったかどうかは思い出せないんだどね。気がつ
いたのはこの数ヶ月のことなのよ。うちの店に、『トイレはどこにあるん
でしょう?』って、次から次にツーリストが聞きに来るようになったから
なんだけど」
「でも気の毒になっちゃうのよね。だってどこにもないんだもの」
「リヴァプールみたいな街はね、つまりアラートン・ロードみたいな素敵
なショッピング・エリアを持ってる街はね、ツーリストのための公衆トイ
レをちゃんと用意しとくべきなのよ」
「ほんとはみんな、トイレに行くためにカフェとかレストランとかにわざ
わざ入んなくてもいいのにね」
「だからあたしとしては、カウンシルにはどっちかはっきりしてほしいも
んだわ。標識を外すか、トイレを作るかをね」

シティ・カウンシルのスポークスマンはこう話しています。
「あの標識は、どうも当局が立てたものではないようなのです。ですか
ら私どもとしては、早速現地調査をしてですね、外した方がいいのか
どうかを検討します」

ちなみに、「ペニー・レーンのラウンドアバウト」の正式な地名は、ペ
ニー・レーンではなく、スミスダウン・プレイスです。


*** 10月23日(土) *******************************

【スモークフリーへ】
「UK初の禁煙都市」に向けて、リヴァプールが大きな一歩を踏み出し
ました。
20日夜、タウン・ホールで行われた投票で、すべての公共の室内施
設での喫煙を禁止する法律の制定に、多くの議員が賛成票を投じた
のです。
投票結果は57対7。禁煙法賛成派の圧倒的な勝利に、傍聴席から
は大きな歓喜の声があがりました。
キャンペーン団体「スモークフリー・リヴァプール」のサポーターたちは、
笑顔と涙で勝利をかみしめました。

禁煙法の最大の目的は、レストランやパブ、ショップ、オフィス、その
他の室内の職場を禁煙にすることによって、そこで働く人々をタバコ
の害から守ることです。
シティ・カウンシルは、これからこの法案を国会に持ち込み、地域特定
法での制定を目指します。国会議員の承認が得られれば、晴れてリ
ヴァプールは「禁煙都市」となります。このプロセスには、およそ12ヶ
月かかると見られています。

スモークフリー・リヴァプールのチェマン、アンディ・ハルはこう話してい
ます。
「この圧倒的多数での採決という結果は、カウンシルがどの方向を目
指しているのか、リヴァプールのすべての人々に対する明白なメッ
セージになりましたね。と同時に、現在国家的な立法を議論している
政府への、明白なメッセージでもありますね」
「職場での禁煙を切実に求めるサイレント・マジョリティがありましたか
らね。その声がちゃんと届いた結果でもあると思います」

リヴァプールは、ともに関係の深いアイルランド共和国やニューヨーク
の例に習って、禁煙法に踏み出すことになります。
法律が制定されると、屋内の公共施設で喫煙した個人や会社は、最
高で1000ポンド(約20万円)の罰金となるそうです。


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(関東にお住まいの、みやこさんよりいただいたメールを紹介します)

Kazさま

毎週楽しみにしているNLWを読ませていただきました。 私も熊の捕
獲には心痛めていました。 食べるものが無くなり生きるために熊だっ
て恐いおもいをしながら町に下りてくるのに、それも小熊ばかりが捕
獲され、その後はどうなるのでしょう。山へ戻すなんてそんな手間のか
かることを人間がするとは思えない。 人間と共存できないのでしょう
か。今の状態は残念でしかたありません。

何年か前、レノンミュージアムに洋子さんが見えた時、どんぐりの木を
配ってくれました。
ひょろひょろだったその木も立派な葉をめぐらせています。実になるま
では、まだまだですが(我が家に熊が来られても困るのですが)全ての
ことに平和で穏やかな日が来る事を願わずにはいられません。

熊が出没している軽井沢へ「レノンミュージアム日帰りの旅」へ行って
きました。
万平ホテルでは当時の方の話が聞け、もう感激でした。 副館長の渡
辺さんの話も興味深く、気楽に写真を撮ってくたり、和気藹々の旅でし
た。
離山房のママさんにも会え楽しい一日でした。 ミュージアムのHPに
写真が載るようなので楽しみに待っています。その時はぜひご覧なっ
てくださいね。

渋谷でボブ・ウィタカー氏の写真展が今月まで開かれています(日本来
日の写真のみ)。  友人は早速見に行き、感動していました。ウィタ
カーさんはジョンと気が合った様で、ジョンの写真が多かったと言って
いました。そう言われれば私も行かなければいけません。来週行って
きます。

熊の話から近況報告になってしまいました。
では、また。 お元気で。

みやこ


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「スカウス・ハウス」では、リヴァプールへの語学留学をサポートしてい
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詳細については、ウェブサイトの「語学留学案内」ページをご覧くださ
い。
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ちょっとマニアックなツアーも用意しています。また、ご希望により、プ
ライヴェート・ツアーのアレンジも承ります。
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「リヴァプール・ニュース」では、読者のみなさんからの投稿を募集して
います。
旅行記、レポート、研究、エッセイ、写真などなど、リヴァプール、ある
いは英国に関するものなら何でも歓迎です。
お気軽にお寄せください。楽しい作品をお待ちしています。


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▽今週のフォト&BGM
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*** 今週のフォト ******

今週は、スミスダウン・プレイスの写真を選びました。

ウェブサイトの「NLWライブラリー」ページに掲載しています。
http://scousehouse.net/library.htm


*** 今週のBGM ******

“Blues Brothers 2000 (1998 Universal)”

今週は、レコードでもCDでもなくて、ヴィデオです。ブルーズ・ブラザー
ズ2000! 第1作もこの続編も、問答無用にソウルでファンキーで
す。気分のさえない時には特にぴったりの映画でづね。観るたびに体
中にむくむくとエナジーが沸いてきます。そして何十回観てもまったく
厭きません。そういえば一度、英国へ行く時の飛行機で「ブルース・ブ
ラザース」をやっていて、十数時間延々とリピートして観ていたことがあ
ります。おかげでリヴァプールにいる間じゅう、ずう〜っと「ブルース・ブ
ラザースのテーマ」が体の中を流れていました。ちょうど「ビートル・
ウィーク」だったんですけどね。  (Kaz)


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□■ 第173号 ■□

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