January 11 2005, No.184
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     リヴァプール・ニュース / News of the Liverpool World   
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□■ INDEX ■□

 ▽フロム・エディター
 ▼リヴァプール・ニュース <2005年1月5日〜1月8日>
 ▽スカウスハウス・ニュース
 ▼今週のフォト&BGM 


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▽フロム・エディター
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去年のクリスマス前に、友人の結婚式に出席するために東京に行き
ました。
大阪ドームが出来て以来、個人的にはすっかり遠くなってしまった東
京。せっかくの機会なので、少しだけ滞在を伸ばして、日頃なかなか
会えない友人たちに会ってみようと思いました。

忙しい年の瀬なのでどうかなあと思いながら何人かに連絡を取って
みると、その誰もが、ひとり残らず、二つ返事で快く時間を作ってくれ
ました。
一緒にご飯を食べたり、買い物したり、ジョン・レノンゆかりのカフェで
おしゃべりしたりと、時間が足りないくらい楽しく充実した東京滞在に
なりました。

旅行先のアイルランドで意気投合したりとか、ビートルズつながりとか、
あるいはこのNLWを通じてとか、それぞれにいろんな縁で知り合った
友人たちなのですが、「滅多にないチャンスにちゃんと会える」というの
は、不思議でもあり、ありがたいことでもあります。

「うむ、やっぱり縁があってつながっているんだなあ」と、ちょっと感動
してしまいました。
いや、まあ、ひょっとするとみんな無理にスケジュールを合わせてくれ
たのかもしれませんけどね。

東京で会った友人の中のひとりに、東京在住のスカウサーがいます。
ティム・レザレンさん。以前このNLWに寄稿してくれたこともあるので、
憶えている方もいらっしゃるかも知れませんね。
そのティムさんが、ユニークな英会話の本を書きました。
ピンクの装丁も鮮やかな、「リアル・ブリティッシュ・イングリッシュ―
Let's speak English-the British way!」(三修社)というCDブックです。
パブやレストランでの会話にはじまり、お金の借り方やナンパの仕方
まで、すぐにも使える日常ブリティッシュ・イングリッシュのフレーズが
満載です。おすすめです。
僕もこれで練習しようっと。みなさんもぜひ!

                           ― Kaz (11/01/2005)


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▼リヴァプール・ニュース <2005年1月5日〜1月8日>
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*** 1月5日(水) *******************************

【プレミアシップ 04−05】
昨年12月18日以降の、イングランド・プレミアリーグの試合結果で
す。
(結果の○は「勝ち」、●は「負け」、△は「引き分け」です)

<エヴァトン(ポイント:43 リーグ順位:4位)>

 第18節(12月18日・アウェイ)
  VS ブラックバーン
  結果:△
  スコア:0−0

 第19節(12月26日・ホーム)
  VS マンチェスター・シティ
  結果:○
  スコア:2−1
  ゴール:ティム・ケイヒル(22分)、マーカス・ベント(63分)

 第20節(12月28日・アウェイ)
  VS チャールトン
  結果:●
  スコア:2−0

 第21節(1月1日・アウェイ)
  VS トテナム
  結果:●
  スコア:5−2
  ゴール:ティム・ケイヒル(40分)、ジェイムズ・マクファデン(87分)

 第22節(1月4日・ホーム)
  VS ポーツマス
  結果:○
  スコア:2−1
  ゴール:アラン・スタッブス(29分)、レオン・オズマン(90分)


<リヴァプール(ポイント:37 リーグ順位:5位)>

 第18節(12月19日・ホーム)
  VS ニューカッスル
  結果:○
  スコア:3−1
  ゴール:ニール・メラー(38分)、ミラン・バロシュ(61分)
      ※35分の1点目はオウンゴール

 第19節(12月26日・アウェイ)
  VS ウエスト・ブロム
  結果:○
  スコア:5−0
  ゴール:ヨン・アルネ・リーセ(17分・82分)、シナマ・ポンゴユ(51
  分)、スティーヴン・ジェラード(55分)、ルイス・ガルシア(89分)

 第20節(12月28日・ホーム)
  VS サウザンプトン
  結果:○
  スコア:1−0
  ゴール:シナマ・ポンゴユ(44分)

 第21節(1月1日・ホーム)
  VS チェルシー
  結果:●
  スコア:0−1

 第22節(1月3日・アウェイ)
  VS ノーウィッチ
  結果:○
  スコア:1−2
  ゴール:ルイス・ガルシア(58分)、ヨン・アルネ・リーセ(64分)


*** 1月6日(木) *******************************

【ジェリー復活!】
ワールド・ツアーから帰国した62歳の“マージービート・レジェンド”ジェ
リー・マースデンが、新年の抱負を語りました。
2003年9月に心臓のバイパス手術を受けた後はしばらく静養してい
たジェリーですが、昨年見事に復帰し、アメリカ、カナダ、オーストラリ
ア、そして極東を回るワールド・ツアーを成功させています。

ジェリーは、孫のトーマスくんを連れて、マージー河を渡るフェリーの
上でこう話しました。
「手術のあとは、9ヶ月も休まなきゃならなかった。でもずっとロードに
戻りたいと思ってたよ」
「ツアーはファンタスティックだったよ。中国では2000人を前に演奏し
たんだぜ。全員で『ユール・ネヴァー・ウォーク・アローン』を合唱した
んだ」
「うちのワイフのポーリーンは、オールシーズンに対応できるように
スーツケースを詰めてくれたよ。カナダではセーター、ホノルルではT
シャツって具合にね」

ジェリーは昨年、チャリティ活動での功績が認められ、MBE勲章を昨
年受章しています。
ジェリーのコンサートには、故郷を離れたスカウサーたちが集まって
来るのだそうです。

「わざわざ『エコー』(リヴァプールの夕刊紙)を取り寄せて読んでるっ
てやつがいっぱいいたよ。俺が受けた心臓手術のこともよく訊かれた
な」
「元気になったところを見てもらえて嬉しかったねえ。みんなに言った
んだが、俺が受けたみたいな、家族からの献身的なサポートがあれ
ば、ちゃんと病気を克服できるんだよ」
「今は2月に始まるUKツアーが待ち遠しくてしょうがないよ。マネージ
メントも新しくしたし、5月にはニューアルバムのレコーディングだ」
「俺の新年の抱負はだね、2005年を目一杯楽しいものにするってこ
とだ」

一方、ジェリーの孫のトーマスくんは、偉大な祖父の後を追ってミュー
ジシャンになるつもりはまったくないようで、無邪気にこう話していま
す。
「大きくなったらフットボーラーになるんだ。大好きなマンチェスター・ユ
ナイテッドの」

“生涯リヴァプールFCファン”ジェリーは、これを聞いて絶句してしまっ
たそうです。


*** 1月7日(金) *******************************

【追悼の日】
5日、マージーサイドとチェシャーでは、インド洋大津波の犠牲になっ
た人々への黙祷がささげられました。

リヴァプールでは、マージー河から響く汽笛を合図に、黙祷が始めら
れました。
タウン・ホール裏手のエクスチェンジ・フラッグスでは、市の公式追悼
式が行われ、市長夫妻をはじめおよそ300人の人々が集まりました。
また、市内の学校や会社オフィスはもちろん、建設現場やショッピング
街でも人々は手や足を止めて黙祷し、正午からの数分間、リヴァプー
ルの街は沈黙に包まれました。
パーカー・ストリートにあるジャイアント・スクリーンでは、ヨーロッパ各
国で行われた追悼の模様が生中継されました。

セレモニーに出席したフランク・ロデリック市会議員はこう話していま
す。
「(イラクで人質となり殺害された)ケン・バイグリーの時の黙祷はとて
もパーソナルなものだったわけですが、今回は、被害に遭った人たち
に私たちからのメッセージを送ろうとするものです」
「このテリブルな災害に遭った人々のことを私たちは忘れてはなりま
せん。今日のこの機会で、犠牲になった人やその家族や友人に対し
て、私たちなりのお悔やみや援助の気持ちを表すことができました」
「これほどたくさんのリヴァプールの人たちが参加してくれて、とても誇
りに思います」

教師見習いで24歳のマシュー・カレンは、ラジオでこの追悼セレモ
ニーのことを知って駆けつけました。
「僕の友だちの何人かは、2,3ヶ月前にあの辺に旅行に行ってるん
です。彼らの身に起こってもおかしくなかった。他人ごとじゃないんで
す、本当に」

市の職員ドナ・ギャノンは、とても理解を超えた災害だと言います。
「ここに立ってるだけなのに気分が悪くなるの」

小学校の校長でもある、マイク・ストーリー市会議員はこう話していま
す。
「昨日のことですが、ちっちゃな6歳の女の子が私のところに来て訊く
んです。あの災害のことを知っているかって。そして彼女は財布から
50ペニー(約100円)を出して私に手渡したんです」
「それでうちの学校では、子供たちに寄付を呼びかけることにしまし
た。金曜日に1人1ポンドづつ持って来てほしいと言ってあります」
「新聞を読んでどんなことになっているかを知り、それに対して自分が
何が出来るかを考えることが大切です。このような悲劇が繰り返さな
いよう祈る気持ちを持つことも」

2人の子供を連れてセレモニーに参加した、45歳のウィラルのオフィ
ス・ワーカー、デイヴィッド・ヒューズはこう言います。
「彼の地の人たちに、連帯の気持ちを伝えることができればと思いま
す。こういう状況では一個人が出来ることは限られていますが、せめ
てお悔やみの気持ちは伝えないと」


*** 1月8日(土) *******************************

【大津波からの生還】
5日夜、13時間のフライトを終えたジョン・メトカルフェが、故郷のリ
ヴァプールに到着しました。
ジョンは、インド洋大津波からの生還者です。
ウエスト・ダービー出身で24歳、ダイビング・インストラクターのジョン
は、3年前からタイのピピ島に住んでいました。そして昨年12月26
日、ダイビング中に大津波の被害に遭ったのです。
津波に流されたジョンは、鉄板で腕・左足・臀部の肉を削られ、さらに
はパーム・トゥリーに串刺しになりましたが、一命をとりとめました。し
かし、一緒に暮らしていたガールフレンドは今も行方不明のままです。

ジョンはこう話しています。
「本当に怖かった。死ぬと思った」
「何時間も続いたように思えたけど、後で聞くとほんの10分くらいの
間の出来事だったんだね」
「木に串刺しになって、まったく経験したことのないすごい痛みだった
けど、自分で引き抜くだけの力はもう残ってなかった。そんなことがで
きるとはとても思えなかった」
「でも、自分の周りの水が、どんどん自分の血で真っ赤に染まって行
くんだ。それで、何とかして脱出しないと出血多量で死ぬか、溺れ死
ぬかしかないんだと思った」
「で、覚悟を決めて、全部の力を振り絞って、そこから脱出したんだ」
「近くにあった屋根の上に乗ればだいじょうぶだと思ったけど、その屋
根が崩れてしまった。ものすごい恐怖を感じた」
「でも、周りに浮いているものを片っぱしから掴んでいたら、青い
チューブが流れて来て、それに必死にしがみついたんだ」
「そしたらそれが偶然1軒の家に流れ着いた。僕は屋根の上に這い
上がって、救助が来るまでそこにいた」
「ただただ、ラッキーだったね、僕は。死なずに済んで」

ジョンの怪我の状態は深刻で、これからマージーサイドの病院で治療
を受けます。
ジョンがまったく保険に入っていなかったために、バンコクの病院で受
けた治療を含めた莫大な医療コストは、ジョンの家族が負担すること
になります。
ジョンの父親のデイヴィッドは、すぐに車と別荘を売る手配に取り掛か
りました。

ジョンの実母で現在ウエールズに住むサンドラはこう話しています。
「ほんとにひどい怪我なのよ。私はもう家に帰って来てほしいと思って
るの」
「まあこれからしばらくゆっくり休んで、それからこれからのことを考え
てくれたらいいんだけど。できたらここに住んでほしいわね。私たちが
ちゃんと面倒みるから」
「最初はね、ダイヴァーはみんな死んだって聞かされてたの。誰も助
からなかったって。もうこの世の終わりみたいな気分だったわ」
「でも28日になって、何人かは生きてるってことがわかった。それで
ちょっと希望が持てたわけ」
「それからは大使館に訊いたりとか、あらゆる手を尽くしたんだけど、
それ以上は何にもわからなかった」
「で、やっと4日目になって、ジョンの実父のデイヴから連絡が来たの。
ジョンが生きてるってね!」


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▽スカウスハウス・ニュース
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*** フットボール・チケット代行予約 ******

「スカウス・ハウス」では、リヴァプールFCおよびエヴァトンFCの、ホー
ムゲーム観戦チケットの代行予約を承ります。代行予約をご希望され
る方には、詳細をご案内いたします。希望カード&必要枚数にお名前
を添えて、info@scousehouse.net までお問い合わせください。


*** 語学留学生募集中 ******

「スカウス・ハウス」では、リヴァプールへの語学留学をサポートしてい
ます。
最短で1週間の短期留学から長期留学、夏期休暇コース、さらには最
近人気のホームステイ留学など、幅広く対応しています。
詳細については、ウェブサイトの「語学留学案内」ページをご覧くださ
い。
http://scousehouse.net/study/index.htm


*** ビートルズ・ガイドツアー ******

「スカウス・ハウス」では、リヴァプール&ロンドンのビートルズゆかりの
地を訪ねるガイドツアーをアレンジします。
ガイドはもちろん現地在住の日本人。レギュラー・ツアーのほか、
ちょっとマニアックなツアーも用意しています。また、ご希望により、プ
ライヴェート・ツアーのアレンジも承ります。
ツアーの詳細は、ウェブサイトの「ガイドツアー」ページをご覧ください。
http://scousehouse.net/beatles/info.htm


*** 原稿募集中 ******

「リヴァプール・ニュース」では、読者のみなさんからの投稿を募集して
います。
旅行記、レポート、研究、エッセイ、写真などなど、リヴァプール、ある
いは英国に関するものなら何でも歓迎です。
お気軽にお寄せください。楽しい作品をお待ちしています。


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▼今週のフォト&BGM
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*** 今週のフォト ******

今週は、「マージー・フェリー」の写真を選びました。

ウェブサイトの「NLWライブラリー」ページに掲載しています。
http://scousehouse.net/library.htm


*** 今週のBGM ******

“Joe Jackson's Jumpin' Jive (1981 A&M)”

名の通ったアーティストが、「1枚まるごと他人の曲や古いスタンダー
ド・ナンバーのアルバムを発表する」ということは、そう珍しいことでは
ありません。そしてその多くは、本人の気合に反比例して、見事な
「がっかり盤」になってしまうような印象があります。残念ながら、「面白
いと思っているのは本人だけ」なんですよね。しかしごくたまにですが、
えーと例えば矢野顕子さんの『スーパーフォークソング』とかジョン・レ
ノンの『ロックン・ロール』みたいな、「超名盤」も生まれます。1940年
代のジャイヴ・ミュージックを蘇らせた、このジョー・ジャクソンの『ジャ
ンピン・ジャイヴ』もそうです。未聴の方はぜひ。こんなに「ブッ飛んだ」
アルバムもそうありません。選曲、アレンジ、演奏、ダサダサのジャ
ケット。もう何から何まで完璧です。  (Kaz)


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□■ 第184号 ■□

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