October 04 2005, No.219
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     リヴァプール・ニュース / News of the Liverpool World   
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ NLW ■
         *** http://scousehouse.net/ ***        


□■ INDEX ■□

 ▽フロム・エディター
 ▼リヴァプール・ニュース <2005年9月28日〜9月30日>
 ▽寄稿:「 Football の旅」
 ▼特派員レポート:「ゴールドフィッシュだより」
 ▽スカウスハウス・ニュース
 ▼今週のフォト

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▽フロム・エディター
―――――――――――――――――――――――――─ NLW □

2日、ヨーロッパ・チャンピオンズ・リーグ注目の対決が、アンフィール
ド・スタジアムで行われました。

ディフェンディング・チャンピオンである我らがレッズが、優勝候補筆頭
のチェルシーと激突したこの対戦。スカウス・ハウスとしては当然フォ
ローしないわけには行きません!
がんばってチケットを確保し、リヴァプール在住の下村えりさんに観戦
レポートをお願いしました。

えりさんは、NLW No.216 にも、ビア・フェスティヴァルのレポートを寄稿
してくださっていますね。
清楚なルックスなのに、大のビール党で、さらには筋金入りのフット
ボール・ファンという、とてもユニークな方です。

試合の結果はスコアレス・ドロー。しかし実に内容の濃い、見ごたえの
ある一戦となったようです。
えりさんの力作レポートを今週号に掲載しています。ぜひご覧ください。
えりさん、さむ〜い中お疲れさまでした!

観戦レポートといえば、「あれ? いつものミナコさんは?」と不思議に
思われる方もいるかもしれませんね。
はい、実はミナコさん、今里帰り中なんです。
でもご安心ください、「ゴールドフィッシュだより」は、しっかり続けてもら
いますよ!
これからしばらくは、「フロムさいたま」の「リヴァプール特派員レポー
ト」になります。なんだか不思議な感じですが…どうぞよろしく!

● ● ●

えりさん、ミナコさんの原稿がどちらも大長編なので、今週の「利物浦
日記」はお休みにします。
次号掲載の第3話は、ストロベリー・フィールドで行われたガーデン・
パーティーのお話です。どうぞお楽しみに!

あ、ストロベリー・フィールドといえば、孤児院が閉鎖した後の行く末が
心配されていましたが、どうやらハッピー・エンドになりそうです。
この話題も、来週号の「ニュース」の中でお伝えしますね。

● ● ●

さて、ここで突然ですが、ライヴのご案内です。
ロンドン在住のドラマー「ミミ肇」さんが、京都のライヴハウスに登場し
ます。
ミミさんは、「スカウス・ハウス」でウォーク・ツアーをお願いしているガ
イドさんのひとり(もうひとりはあのストライプさん!)です。LIPAを卒業
後、現在ブルース・バンドで活躍中です。
一時帰国中にステージに立つ今回のライヴでは、実力派ミュージシャ
ンたちとジャズ/フュージョンの名曲数々を演奏するそうです。
あ、ビートルズの「イン・マイ・ライフ」もレパートリーに入っているそうで
すよ!

<ライヴ・インフォメーション>
 日時:10月7日(金) 6時開場・7時開演
 場所:「ライブハウス 都雅都雅(とがとが)」
    京都市下京区寺町通四条下ル カメラのナニワ BF
    Tel: 075 314 6900
    http://park20.wakwak.com/~togatoga/index.html
 料金:前売/2000円 当日/2500円
 バンド:PENGUIN(ペンギン)
 コメント:昔京都を中心に活動していた、現在名の有るミュージシャン
      達の、この日限りのジャムナイト。元爆風スランプのベース、
      バーベキュー和佐田。オルケスタ・デラルスにいたトランペッ
      トの寺内茂。大西ゆかりと新世界のギター、三好ひろあき。
      そしてドラムは、元ばんばひろふみバンドで、現在ロンドン
      のブルースバンド、hucklebuck で活動中のミミ肇!

お近くにお住まいの方は、ぜひ観に行ってくださいね!!

                            ― Kaz (04/10/2005)


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▼リヴァプール・ニュース <2005年9月28日〜9月30日>
―――――――――――――――――――――――――─ NLW □

*** 9月28日(水) *******************************

【プレミアシップ 05−06】
イングランド・プレミアリーグの結果です。
24日、ホームに今季昇格組のウィガンを迎えたエヴァトンは、0−1
での痛い敗戦を喫しました。
試合数が少ないために暫定ではありますが、エヴァトンはリーグ最下
位に沈んでいます。

同じく24日、リヴァプールはバーミンガムとアウェイで対戦しました。
68分にルイス・ガルシアのゴールで先制したものの、72分にスティー
ヴン・ウォーノックのオウン・ゴールで同点とされ、さらにその3分後に
逆転を許します。しかし85分にジブリル・シセがPKを決めて引き分け
に持ち込みました。

試合終了後、キャプテンのスティーヴン・ジェラードはこう話しました。
「第三者から見たらグッド・ゲームだったろうね。でも僕らにとってはも
のすごく残念な結果になってしまった」
「ファースト・ハーフはまあまあだった。あんまりチャンスがつくれなかっ
たしね。でもセカンド・ハーフはいっぱいチャンスを作ってた。3ポイント
獲れていた試合だったと思う」
「ルイス・ガルシアはクレヴァーなプレイヤーだ。今日のゴールでも、い
いランを見せてくれたよね。リードしてからは苦しくなって、ミスから追
いつかれてしまった。あれはよくないよね」
「まだ負けてないってことにはハッピーだ。僕らは前よりもずっと成長し
ているんじゃないかって思えるから。でも1ポイントじゃね。やっぱりき
ちんと3ポイント獲っていけるようにしなければ」

監督のラファエル・ベニテスはこう話しています。
「先制点を取るという困難な仕事をやってのけながら、その5分後には
アドヴァンテージを失ってしまった」
「2点を許してしまったら、普通チームとして失敗ということになる。きち
んと原因を追究する必要があるね。次の試合では3点取らなくちゃい
けないかもね」
「ファースト・ハーフでは、我々がゲームをコントロールしていた。ボー
ルをキープし、すべてのシチュエーションをコントロールしていた」
「2ポイントを損したのは残念だ。しかし我々はこれからも一所懸命
やって行くだけだ」


*** 9月29日(木) *******************************

【シンシア語る】
ジョン・レノンの最初の妻、シンシア・レノンの新しい本 “John” が、26
日に出版されました。
シンシアはこの本の中で、ジョンとの結婚生活がどのようなものだった
のかを詳しく書き綴っています。
29日にリヴァプールの書店「ウォーターストーンズ」で行われるサイン
会を前に、シンシアが「デイリー・ポスト」紙のインタヴューに答えてい
ます。

「ジュリアンにはひどい傷を残してしまってるんじゃないかって思って
る。母親が自分の息子に口で説明するのはなかなか難しいことでしょ。
それで、洗いざらい書いてみようと思ったのよ。紙に書くほうがずっと
気が楽だもの」
「ジュリアンに理解してもらえるといいんだけど。私は彼にすべてを伝
えたいと思ったの。自分の父親のいいことも悪いことも、すべてを知っ
てほしい」
「あの子はひどい扱いを受けてたし、私は憤りを感じてた。でも時がそ
の傷を癒してくれた」
「ジョンは言葉でいじめるのよ。ユーモアまじりのこともあったけど。彼
に殴られたのは一度だけ。それが最初で最後だったわ」
「偉大な芸術家の人生っていうのは、アメイジングだけど悲劇的。だい
たいはそういうものだと思うわ」

「多くの人にとっては、ジョンは伝説の人よね。でも私にすれば、彼は
私がソックスを洗ってあげた人なの。それも手でね。だって私たちには
洗濯機がなかったんだもの」
「私はあの結婚を終わらせたくなかったわ。でも私の手から取り上げ
られてしまった。とても卑怯なやり方でね。あんなふうにするべきじゃ
ないわ、絶対に。でもきっと、彼は後で後悔していたんじゃないかって
私は思ってる」

「本を書くのって、ほんとにたいへんな仕事だった。でも私は書かなけ
ればならなかった。ぜんぶを吐き出さないとって思ったの。今が、私自
身が私のストーリーを話す時なんだって」
「本とかフィルムとか、それこそ山のように出てるけど、私自身が納得
できるものはひとつもないんだもの。だから間違いを正しておきたかっ
たのよね」
「私には書く資格があると思うの。心から出てきた言葉だし、ここで
綴った一言一言に私は責任を持ちます」

「ジョンの才能には今も感じ入るばかりだし、彼の身に起きたことにつ
いては大きな悲しみを覚えるわ。ジュリアンの人生からいなくなってし
まって」
「ヨーコとの関係を修復しようとはしてみたんだけど。何回か機会は
あったのよ。でも私たちはあまりにも水と油なのよね」
「ジュリアンとショーンが不憫に思えてねえ。兄弟なんだから、もっとお
互い一緒に楽しんだりできればよかったんでしょうけど」
「私もジュリアンも、レノン伝説から逃げることはできないのよね。いつ
も世間の人々に興味本位に見られてしまう。でも私は気にしてないわ。
今はわりと普通の暮らしを送れるようになったから」


*** 9月30日(金) *******************************

【 UEFA チャンピオンズ・リーグ 05−06】
9月28日、リヴァプールはチェルシーとチャンピオンズリーグ・グルー
プリーグの第2節を戦いました。
イングランド同士の対決であり、昨シーズンの準決勝の死闘も記憶に
新しく、大きな注目を集めることになったこの対戦は、0−0の引き分
けに終わりました。

試合後、ラファエル・ベニテス監督はこう話しています。
「いいゲームではあったんだがね。ハイテンポのプレイに持ち込んで、
なんとか勝とうとしたんだが。チェルシーのような強豪を相手にポイント
が獲れたのはよかった。だがやはり2ポイント獲り損ねたというのが本
音だ。うちのほうがいい戦いをしていたんだからね」
「これでトータル4ポイントってのは上々なんだが、でも6ポイントにでき
たはずって思うとね。でも観客のみなさんにはいいプレイを見せられた
と思う。こういうビッグ・ゲームでもいい戦いが出来るんだって証明する
のも、大事なことだから」
「1つか、あるいは2つ、我々にペナルティ・キックが与えられるべき
だったね。でも、チェルシーを上回る戦いができるってことを証明でき
たのは、最大の収穫だ。事実そうだと思うしね」

チェルシー監督のジョゼ・モウリーニョはこう語っています。
「100%満足ってわけじゃないな。どっちかというとがっかりだ。私は
バカみたいに喜んだり悲しんだりする人間じゃないんだよ」
「チャンピオンズ・リーグでアウェイ・ポイントを取れたんだから、ポジ
ティヴな結果ではある。どっちかのチームが勝てていたとは思わない
な。ドローはフェアな結果だと思うね。どっちも甲乙つけがたかった。
ほとんど差はなかったよ」
「それにしても中盤はスペースがなかったね。ジェラードにハマンにア
ロンソと、パワーが結集していた。うちはうちでランパードとマケレレと
エシアンがいて、まあうちの方もパワフルだったわけだ。クリエイティヴ
な状況を作るだけのスペースってものがまったくなかった」
「いいゲームだった? フットボールのどこが好きかっていう尺度によ
るな。人それぞれだろう」
「向こうはクラウチを起用した。彼を好きな人も、嫌いな人もいるだろ
う。ダイレクト・プレイを批判する人間もいれば、評価する人間もいる
からね」
「だが我々はそれを好きとか嫌いとかは言ってられない。受けて戦うし
かないからね。テリーとカルヴァリョはうまく対処した。リヴァプールは
あのスタイルでは脅威を作り出すことは出来なかったな」

リヴァプールの第3節の相手はベルギーのアンデルレヒトで、10月19
日にアウェイでの対戦となります。


【 UEFAカップ 05−06】
29日、UEFAカップ1回戦・セカンドレグがヨーロッパ各地で行われま
した。
エヴァトンはルーマニアのディナモ・ブカレストをホームに迎え、28分
のティム・ケイヒルのゴールにより、1−0で勝ちました。
しかしファースト・レグで5−1で大敗していることが響き、合計スコア
5−2でUEFAカップでの敗退が決まりました。

試合終了後、デイヴィッド・モイーズ監督はこう話しました。
「選手たちは私の要求にすべて応えてくれた。ファーストレグを5−1
で落とした後だからね、果たしてどんなプレイをしてくれるかと思ってい
たんだ。いいゲームをしてくれたよ。ファースト・ハーフではゴールを取
り戻そうとやれる限りのことをしてくれた」
「さすがに追いつくのは無理だったがね、しかしその努力は素晴らし
かった。ハーフタイムにこっそり1点入れておけばよかったかもね。そ
うすればセカンド・ハーフも押せ押せになってただろうよ」
「ファースト・ハーフでは20くらいクロスを入れたんじゃないかな。もう
ちょっと点につながってたらとは思うんだがね。ディナモ・ブカレストは
よくあれだけの猛攻撃をしのいだね。彼らを褒めるべきだよ」

ヨーロッパでの戦いは早々と幕を下ろしましたが、モイーズはリーグ戦
への手ごたえを感じたようです。
「この勝利がスタートになってくれればと思う。選手たちは自分たちが
やれるんだってところを見せてくれた。今日のようなパフォーマンスを
続けて行ければ、リーグ戦でも勝てるさ」


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▽寄稿:「 Football の旅」
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「 Football の旅」
    〜Vol.1 CL Liverpool VS Chelsea, Anfield 28.09.2005
                         / 下村 えり(Eri Shimomura)


【 まえがき 】
初めまして、スカウスハウスをご覧になっている皆様こんにちは!
ミナコさんに代わりしばらくの間、フットボールレビューを中心に担当さ
せて頂く事になりました、えりと申します。
どうぞ宜しくお願いします。

私とフットボールの出会いは、ワールドカップ・メキシコ大会(86年)位
からでしょうか。
イングランドチームのFWガリー・リネカーに憧れて応援しだしたのが事
の始まりとでも言えるかもしれません(良く有る話ですが...笑)。
それがもう20年も前のお話とは...
それからJリーグも始まり、世界のステージで日本代表がめきめきと
力を付けて、私のサッカー熱にも更に愛国心がプラスされてきていま
す。

イギリスでは、10数年マンチェスター Utd のサポーターです。
リバプールに移り住み、念願のユナイテッドのメンバーシップを手に入
れる事が出来(リバプールのお隣がマンチェスターなので)、今では我
が物顔の私ですが、実際のところ、マンUサポーターでありながらリバ
プールに住む事の難しさは驚く程身をもって知らされているところで
す。
それだけリバプールという街は、ローカル色の強い、イングランド北部
の良きワーキングクラス(労働者階級)の匂いが漂う、魅力一杯な
City だと思います。

これから、イングランド北部で繰り広げられる Football の素晴らしさ
を、幾らかでも皆様にお届け出来たら嬉しいな〜と思っています。


【アンフィ−ルド】
長雨で知られるイングランドの秋...この日もその例外では無く、昼
過ぎよりコンスタントに降り続ける冷たい雨、そして風。
更に『これでも9月!?』と言いたくなる様な気温でもあり、この日の私
の装いは、長袖のTシャツ+タートルネックのシャツ+革ジャン+レイ
ンコートと4重包! それでも土砂降りの雨(cats & dogs !)のおかげ
で、傘を差しているにもかかわらずジーンズはびしょ濡れ。傘を持つ
手もまるで氷のよう。
でも私が一番心配なのは、グランド(ピッチ)のコンディション。こんな
んで良い試合が出来るのかしらと...

Liverpool の中心部より北部へバスで20分位、丘を登ると見えてくる
Anfield の街。簡素な労働者階級の住宅街で、典型的な商店街が殺
伐と並び、スタジアムの直ぐ傍には公園(Stanley Park)が広がってい
る。
多くのサポーターは、パブに入って試合前に一杯。友人らとフットボー
ルトークに熱が入る。
或いは私の様に試合前の腹ごしらえ。ワーキングクラスタイプの安い
カフェに入ると、いかにも人の良さそうなおばさんが、ニコニコ顔で
オーダーを聞きに来る。もちろん、スカウスアクセントで。
メニューも典型的なイギリス家庭料理 Fish & Chips 、コーニッシュパ
イ(ひき肉+ジャガイモのパイ)にグリンピース、グレービーソース、等
など。そしてもちろん、温かい Cup of Tea!
ローカル新聞 ECHO やタブロイド( Sun や Mirror 等)があちこちに散
らばっていて、目に入ったのは本日のマッチへの意気込み。
「 Chelsea がリーグチャンピオンならば我々はヨーロッパのチャンピオ
ンなんだから」
これには思わずニッコリ!

カフェを出ると怒涛の様な雨...小走りでスタジアムまで辿り着くと、
そこは各国のジャーナリスト、TV局の大型トラックで一杯になっていて、
さらに選手の到着を待つ子供連れの群れが、雨が降るのもお構い無
く辛抱強く待ち続ける。
私も彼らに負けず、雨にもめげず、初めての Anfield を試合の前にぐ
るっと一周してみた。
そこにはリバプールFCの歴史を語る物が次々に目に入ってきた。


【 Liverpool FCの歴史】
メインゲートの目の前に、両手を広げた Bill Shaukly の銅像が颯爽
と、いかにもリバプールFCの栄光の歴史を誇るかの様に建てられて
いる。
彼は60−70年代の有名な監督で、リバプールFCの名を一躍世界に
広めた英雄である。You'll Never Walk Alone の歌も、彼を讃えて作ら
れたものだそうだ。
リバプールFCは、1892年に John Houlding と言うオーナーから始まっ
た。創立より百十数年の月日が流れ、これまでにリーグ優勝18回、
FAカップ優勝6回、リーグカップ優勝7回、ヨーロピアンカップウイナー
ズ優勝5回、UEFAカップ優勝3回と輝かしい成績を残している。

なかでも昨日の出来事の様に記憶に残っているのは、今年5月、イス
タンブールの Ataturk Stadium で行われたヨーロッパチャンピオンズ
リーグのファイナル、対 AC Milan 戦。3−0ディフィートで後半を迎え、
“もう駄目だ” と誰もが思った時に奇跡が起きた。プレイヤー達の執
念ともいえるカンバック...
あのスティーブン・ジェラードのPKはラッキーだと言えばラッキーかもし
れない。だが、幸運はいつも実力と共に隣り合わせなもの。この試合
に限らず、リバプールにはCL全体にラッキーな神様が付いていたと言
えるだろう。


【 Hillsborough Memorial 】
Anfield Rd 側に周ると、かの有名なリバプールのフレーズ『 You'll
Never Walk Alone 』のゲイトに出会う。
ふとその傍ら左下方に、蝋燭の火と花束が見える。これは、1989年4
月15日の FA Cup 準決勝(Semi final)で起きた、リバプールFC設立
以来の大惨事の犠牲者のためのメモリアルだ。2万5千人がリバプー
ルから参加した Hillsborough で、試合が始まった直後に人が押し倒し
になり、96人の Liverpool ファンが帰らぬ人になった。
このメモリアルには一人一人の犠牲になったファンの名前が刻まれて
おり、今でもお花や蝋燭の火が絶える事が無い。


【 試合直前 】
試合前30分、スタジアムの中に入ろうとしたまさにその時、待ち受けて
いたかの様に雨がパタと止まり、青空までが覗き込んだ。ラッキー!

私の席は、メインスタンドの中盤後方で最高に良い眺めだった。
キックオフが夜7時45分。未だ少し時間があるのでスタジアム内を軽く
探索へ...
するとイギリス人が大好きなフットボールベット(フットボールくじ、賭け)
が目に入った。ベッティングスリップを見てみたら、今日の予想はチェ
ルシーの方が6/5で優勢と出ていて、チェルシーに賭けても余り儲か
らないって事。
ちなみに0−0ドローは9/2でまあまあのオッズ。10ポンド(2千円)賭
けて、45ポンド(9千円)の儲けって事になりますね。

席に戻ると、チェルシーの選手達がウォーミングアップをすでに始めて
おり、彼らが出てくるや否やスタジアムから一声にブーイング...(笑)

会場は4万2千人のブットボールファンでビッシリ埋まり、リバプールサ
イドファン Kop Grandstand 側から巨大な Liverpool Europe Champion
のロゴが入ったフラッグが会場狭ましと動き回る。
プレイヤーらがお互い握手を交わす頃には、一斉にリバプールのファ
ンらが立ち上がり、Liverpool FC ロゴのスカーフを掲げて You'll Never
Walk Alone の大合唱になった。噂には聞いてたが、ここまで凄いとは、
脱帽!

私も結構な数のイギリス国内スタジアムを廻って色んな試合を観戦し
てきたが、はっきり言ってこれだけの観客の一体感を感じたのはこれ
が始めての様な気がする。周りの雰囲気にすっかり飲み込まれてし
まった私はただ呆然...


【 Benitez vs Mourinho ベニテス監督 対 モウリーニョ監督】
昨シーズンのチャンピオンズリーグの準決勝で苦い思いをしたチェル
シーが、今回どの様に反撃して来るかが大きな見所だ。
モウリーニョ氏がポルトからチェルシーの監督に就任後、あっと言う間
に効率的で攻守共にバランスのとれた素晴らしいチームを作り上げ、
50年待ち続けたリーグチャンピオンに仕立て上げている。
チェルシーのサッカーは、「後方から組み立てて残りの選手がそれに
従っていく」と言われるほど完全なデフェンスが出来上がっているのだ
が、それだけでは無い。MFからFWにかけての攻撃陣の顔ぶれも凄
い上に、確実に点を取る事も忘れてはいない。昨年のプレミアリーグ
のレコードでは、総得点では2位に位置している。

対するリバプールの、今期2期目になるプレミアリーグ初のスペイン人
監督、ベニテス氏。
彼はリバプール就任前はバレンシアを指揮し、2002年のチャンピオン
ズリーグではこのリバプールFC相手に完勝を収めているのだが、当
の本人にとってリバプールを指揮する事は長年の夢だったとインタ
ビューで語っている。
更に彼は、地元の熱狂的な応援と人情味あるリバパディアンの表情、
スタジアムに響く合唱のすさまじさに、改めて『このクラブを成功に収
めるのが、私の仕事だ』と言い切っている。
“リバプールの60−70年代の栄光を取り戻してくれ”との過大な再建を
託された外国人の指揮官が、正に大きなプレッシャーの中、チャンピ
オンズリーグの優勝という輝かしいプライズを手に出来たことは、本当
に素晴らしい事である。


【 CL Group G; Liverpool vs Chelsea 】
いよいよ、試合が始まった。
すっかり降り止んだ雨が、見事なコンディションの芝を美しく光らせて
いた。
リバプールは、前回のチャンピオンズリーグ準決勝の様に、最初から
速いテンポで攻めてきた。
しかし、最初のチャンスを取ったのはチェルシーで、ゴール前30ヤード
(25メーター)から Frank Lampard がキック。しかしリバプールゴーリー
Reina の掌で弾き返される。

その後、リバプール Steven Gerrard やチェルシー Frank Lampard が
ゴール目掛けてハーフウェイシュートを放つが、全てオフターゲットで
得点には結びつかない。

試合から19分過ぎ、フリーキックよりリバプールの Peter Crouch が
ヘッドでボールを落とす。それをゴール前で拾おうとした Hyypia にチェ
ルシーの Droga がスライディングを仕掛けて、Hyypia が倒れる。しか
しペナルティーにはならず、リバプールのファンから凄いブーイングが
浴びせられる。

30分を過ぎた所で、最初から攻撃の手を緩めなかったリバプールにも
パスミスが目立ち始めた。それを待っていたかの様にチェルシーの
Robben がすかさず切れの良いドリブルで挑み、シュートを放つがこれ
も Reina によってバーの上へ跳ね返された。

前半を終え、後半56分、コーナーキックからのボールをリバプール
Jamie Carragher がへダー。チェルシーのDF Gallas の腕にあたり、ハ
ンドボールを訴えるが、またもやイタリアンレフリーにはペナルティーを
認めてもらえない。

最後の10分はリバプールのラスト攻撃が集中的に繰り広げられたも
のの、結果0−0ドローの引き分けに終わることになった。
リバプールのコンスタントな攻撃とチェルシーの素晴らしいデフェンス。
ドローゲームで終わったにも拘わらず、見所は大きかった。
チェルシーのあのデフェンスを崩すことがいかに難しいか、改めて実
感した。しかしリバプールファンからすれば、2,3のペナルティーの
チャンスを一つも取れなかったのは残念。その悔しさが、イタリアンレ
フリーに暴言として向けられたようだ。

私の個人的な意見としてはリバプールのFW Cisse が何時ものポジ
ションを外れてて、余り調子が出ずにミスをしまくっていた事、そしてこ
の日ベンチ入りしていたMF Riise が使われなかった事が気になった。
Riise は試合の流れを変える事が出来るアタッキングミッドフィルダー
だから、彼を起用する事できっとリバプールにとって良い方向に向け
たのではないかと...それが不満と言えば不満だったか。

中立の立場でカームに観戦するはずの私(実は Manchester Utd の
13年来のサポーターです!)だったが、いつの間にか、横の若いお兄
さん達のサポーターと一緒になって大声を出してリバプールを応援し
ていた。
自分がいかにこの熱狂的な雰囲気に飲み込まれていた事か...

あらためて、人情味のある、情熱に満ちたリバプールの町全体に興
味を持ち始めた次第...

(おわり)


<マッチ・データ>

 CL 05-06 Liverpool Vs Chelsea 2005年9月28日 7:45pm Kick Off

 スコア      フルタイム結果 0−0
 ターゲットショット     リバプール 1   チェルシー 1
 オフターゲットショット   リバプール 8   チェルシー 5
 コーナーキック      リバプール 6   チェルシー 3
 ファウル          リバプール 18   チェルシー 23
 オフサイド         リバプール 0   チェルシー 2
 イエローカード       リバプール 1   チェルシー 4
 レッドカード         リバプール 0   チェルシー 0
 ポゼッションン       リバプール 54.2  チェルシー 45.8

 Liverpool (4−2−3−1)
  Reina, Finnan, Carragher, Hyypia, Traore, Hamann, Alonso,
  Cisse(Sinama-Pongolle78)、Gerrard, Garcia, Crouch

 Chelsea (4−3−3)
  Cech, Ferreira, Carvalho, Terry, Gallas, Essien, Makelele,
  Lampard, Duff(Crespo,75)Drogba(Huth, 90)、
  Robben(Wright-Phillips, 65)


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▼特派員レポート:「ゴールドフィッシュだより」
―――――――――――――――――――――――――─ NLW □

「ゴールドフィッシュだより」 / ウエダミナコ
             〜 Goldfish Liverpool Update / minako ueda 〜

  ― 連載第26回 / 「リヴァプール・バイエニアル」 ― 

NLW読者のみなさま、こんにちは!
現在ワタクシ日本に帰国中にて、久々に秋の味覚を楽しみ、鈴虫の
声などを聞きながら、日本の季節感の素晴らしさに改めて感銘を受け
ております。

しかし留守にしている間に、紙幣は変わっているわ、実家のまわりが
様変わりをしているわで、キツネにつままれたような感覚で、帰ってき
たという実感がわきませんでした。そのショックからあまり地元から出
ていなかったのですが、ここ数日やっと、リハビリがてら都内をうろつ
いたり、横浜トリエンナーレを見に行ったりし始めたところです。

私の実家周辺は、さいたま新都心という名のもとに大々的なリジェネ
レーションが進んでいて、最寄り駅の北与野駅は、以前は埼京線で最
も降車率の低い駅だったにもかかわらず、5年前に官庁施設の一部
が移転され、さいたまスーパーアリーナがオープンし、スマップやレッ
チリまで来てコンサートしちゃう?! という昔では考えられないような
変貌ぶりです。

そしてこのアリーナの敷地内には John Lennon Museum があります。
実家から徒歩5分のところに! しかも現在『ジョン・レノンとリバプー
ル』展が開催中で、中の展示はまだ見てないのですが、帰国翌日に
入り口付近をぶらぶらと見にいったら、どどーんと巨大なピアヘッドの
写真や、リヴァプールの地図、ジョンレノンの愛したパブということで
Ye Cracke や Philharmonic Pub の映像が流れていて、リヴァは私か
ら離れません。すっかりあっちの日常に引き戻され、リヴァプールにい
るような錯覚におちいってしまいました。来週の10月9日と10日に
『ハッピー・バースデー、ジョン!』というイベントが行われるそうなの
で、その時にじっくり見に行こうかと思ってます。

さてさて、現在このような状況でアップデートは残念ながらできないの
で(すみません。。。)、これからしばらく、まだお見せしていなかった写
真などを交えて、この一年間にリヴァプールであったイベントを振り
返ってみたいと思います。

昨年の9月といえば絶対に外せない、リヴァプール・バイエニアル(公
式サイト http://www.biennial.com/ そして Ian Jackson 氏によるブロ
グも必見! http://biennial2004.blogspot.com/ )。
昨年の9月から10週間に渡って行われた、2年に一度のアート・フェス
ティバル。街中に張り巡らされたオノ・ヨーコさんの作品『 My Mummy
Was Beautiful 』の巨大なバナーが物議をかもしていたことで記憶にあ
る方もいらっしゃるかもしれませんね。

こないだ横浜トリエンナーレを見て、改めてリヴァプールのバイエニア
ルの凄さを再確認しました。ハマトリもとっても見ごたえがあり楽しめま
したが、入場料1800円、山下埠頭の倉庫2棟をメイン会場とし、その
他中華街、山下公園など数箇所にオブジェが点在していたのに対し、
リヴァプール・バイエニアルでは、50を越える展示会場が設置され、
テ−ト・リヴァプールや、ウォ−カー美術館や中小のギャラリーに加え、
ジャマイカ・ストリート近辺の倉庫街をギャラリースペースにしたイン
ディペンデント・ディストリクト、そしてタウンホール、ライム・ストリート
駅、大聖堂、教会、カフェ、レストラン、ホテル、カレッジやピアヘッドや
公共スペースなども巻き込んだ、まさに街をあげてのアートの祭典でし
た。

殆どの展示会場が入場無料で、普段美術館までわざわざ足を運ぶこ
とのない人達でも、日常の中で何かしらのかたちで無意識に作品に触
れることができ、地元の人達の意識のすぐ近くにあるのです。

そして、毎回ストリート・ファニチャーなる公共スペースに設置されたオ
ブジェがバイエニアルの置き土産となっているのも興味深いです。
2004年は Parr Street を下った Wolstenholme Square にある
Penelope 、2002年はお馴染みの Super Lamb Banana でした。

バイエニアル開催期間中は、常になにかしらのスポットイベントがあっ
たり、新しい展覧会がスタートしたりと、最後の最後まで気が抜けない
ラインアップで、クロージングパーティーでは正直終わってホッとしたの
は私だけではなかったと思います。

スポットイベントのひとつで、思いで深いのが、毎週土曜の午前中に
行われた、ア−ティスト・ツアー。ミニバスに乗ってシティーセンター内
外のギャラリーをアーティスト自身が紹介してくれるというもので、あの
セックス・ピストルズやトランスヴィジョン・ヴァンプなどのアルバムのデ
ザインを手掛けた、ジェイミー・リードが来る! というので行ってきま
した。ツアーは、Bold Street から一本入ったところにある Egg Cafe →
インディペンデント・ディストリクトの火付け役となったギャラリー Jump
Ship Rat、そして最後は Lark Lane の Old Police Station にて解散と
いうルートでした。

ジェイミー・リードは私が初めてアートにガツンとやられたきっかけと
なったアーティストで、それまでは学校でも美術なんてつまらない! と
思っていたのですが、1990年の東京渋谷のパルコ・ギャラリーで行わ
れた『 Up They Rise 展 』に行って、アートって実はこんなのもありなわ
け?! と人生観をねじ曲げられた展覧会だったんです。作品の前で
体育座りで眺めてしまいました。いまでも当時のチラシ(写真)を記念
にとってあります。このジェイミーさん、てっきりロンドンに住んでるのだ
と思ったら、現在リヴァプール在住なんですね。

しかも Egg Cafe の下に事務所を構えてるっていうからこれまたびっく
り。ジェイミーに「1990年の東京での展覧会に行って、とっても衝撃を
受けました」と伝えたら、ジェイミーもいたく感動して、「あのときの東京
は最高だったよ!」と喜び、一瞬気が難しそうな人だと思ってました
が、まわりの人達に「このお嬢さんはねえ、僕の東京の個展に来てく
れたんだよ」なんて自慢げに話していたのが微笑ましかったです。

次のバイエニアルは来年の2006年。既に着々と準備が始まっていま
す。
2008年の European Capital of Culture に向けて、さらにパワーアップ
していくことが予想されます。10月7日には John Moores 大学で、バ
イエニアルのアップデート・イベントが行われるそうですので、興味の
ある方は話を聞きにいってみるのもよろしいかと思います。
http://www.biennial.com/?q=node/66 

まだまだ書き足りないのですが、今週はこんなところで。。。
また来週〜!

追伸:
そうそう、先日の、シンシア・レノンの本のサイン会と同日に、チャー
チ・ストリートの WH Smith でロビー・ファウラーの新しい本のサイン会
がで行われたそうです。イアン・ジャクソン氏から写真が届きましたの
で、せっかくだから今週の唯一のアップデートということで、皆さんにも
お見せしたいと思います。 Cheers Ian!

ウエダミナコ


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ウェブサイトの「NLW ゴールドフィッシュだより」ページをご覧ください。
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*** 今週のフォト・アルバム ******

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真は、「NLW フォト・アルバム」ページをご覧ください。
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