April 04 2006, No.245
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
     リヴァプール・ニュース / News of the Liverpool World   
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ NLW ■
         *** http://scousehouse.net/ ***        


□■ INDEX ■□

 ▽フロム・エディター
 ▼リヴァプール・ニュース <2006年3月29日〜3月31日>
 ▽寄稿:「 Piki と Pikita のリヴァプール旅行記」
 ▼特派員レポート:「ゴールドフィッシュだより」
 ▽スカウスハウス・ニュース
 ▼今週のフォト


――――――――――――――――――――――――――――――
▽フロム・エディター
―――――――――――――――――――――――――─ NLW □

今週から、新連載「 Piki と Pikita のリヴァプール旅行記」をスタートし
ます。
3月に念願のアンフィールド観戦を果たした Piki さんが、試合だけでな
く、リヴァプール旅行全体のエピソードを丁寧に綴ってくださいました。

Piki さんにとっては初めての海外旅行だったのですが、それにも関わ
らず、「イギリス=リヴァプール」と言い切り、ロンドン観光すらしないと
いうユニークさには、僕もびっくりしてしまいました。

リヴァプールを訪問してから病み付きになる人はほんとにたくさんいま
す。
でも、まったく行ったこともないうちから、ここまでしっかり「はまって」い
らっしゃる方も珍しいと思います。すごいです。

さてさて、Piki さんの旅がどんなものだったのか、実際に行ってみて幻
滅してしまうようなことはなかったのか、夢のアンフィールドの印象
は…、などなど、これから数週間、じっくりと聞かせていただきましょう。
楽しみですね!

● ● ●

先週、ライス米国務長官がリヴァプールにやって来ました。
「招かれざる客」というのはこういうのを言うのでしょう。地元紙のウェ
ブ版を見ていると、かなりの抵抗があったようで、この話題で持ちきり
でした。

フィルハーモニック・ホールで開催された歓迎コンサートでは、当初パ
フォームする予定だった詩人のロジャー・マゴーフが出演をキャンセル
しました。
また、出演はしたものの、ライス長官の前で「イマジン」を歌った歌手も
いました。
もちろんライス長官の滞在中には、数千人規模で「アンチ・ウォー」の
デモが行われました。

予定どおりリヴァプール訪問を終え、ジョン・レノン空港からイラクのバ
グダッドに飛び立ったライス長官は、出発前に「リヴァプール・エコー」
のインタヴューに答えて、「またリヴァプールに戻って来たい。講義をし
たいし、またリヴァプール・フィルの演奏を聴きたいわ」と話したそうで
す。

ま、また来るんですか…!?

よっぽど、リヴァプール・フィルの演奏がよかったんでしょうね。
ミナコさんに聞いてみると、ミナコさんの友人でリヴァプール・フィルの
メンバー、トニーさんもしっかりライスさんの前で演奏したそうです。「つ
いでに昔のポールマッカートニーのやつも」演奏したそうですが、トニー
さん、どうせなら「ゲット・バック」を演ればよかったのに…なんちゃって。

                           ― Kaz (04/04/2006)


――――――――――――――――――――――――――――――
▼リヴァプール・ニュース <2006年3月29日〜3月31日>
―――――――――――――――――――――――――─ NLW □

*** 3月29日(水) *******************************

【プレミアシップ 05−06】
イングランド・プレミアリーグの結果です。

25日、リヴァプール対エヴァトンの「マージーサイド・ダービー」が行わ
れ、ホームのリヴァプールが、3−1で快勝しました。

立て続けにイエロー・カードを受けたスティーヴン・ジェラードが18分に
退場となり、10人での戦いを強いられたリヴァプールでしたが、前半
終了間際にフィル・ネヴィルのオウン・ゴールで先制。後半開始直後の
47分にルイス・ガルシアのゴールで差を広げます。
61分にティム・ケイヒルのゴールで1点差に詰められましたが、84分
にハリー・キューウェルのゴールで突き放しました。

試合後、ラファエル・ベニテス監督はこう話しています。
「サポーターのみんなにサンキューと言わなくては。この勝利はほんと
うに大きいから」
「このような激しいゲームのほとんどの時間を10人で戦うのは難しい。
しかし選手たちは実にハードに戦って勝利を手に入れた。パッションを
存分に見てもらえたと思う。そしてルイス・ガルシアとハリー・キューウェ
ルはファンタスティックなゴールを決めた」
「フィジカルに強いグッド・チームを相手に、10人でどうやって戦えばい
いのかを我々は知っていた。クラウチは前線にしっかり残って、よく
ボールをキープしてくれた。そして彼を、ハリーやルイスがサポートし
た。シャビ・アロンソとモモ・シソコは中盤をコントロールした。我々は
チームとしてファンタスティックな仕事をやってのけたんだよ」
「スティーヴンは自分自身に幻滅していたよ。でもチームの仕事には
本当にハッピーになっていた。有り余る情熱を持ったプレイヤーだから
ね、常に100パーセントで没頭してしまうんだ。しかし時には、ハートと
同じくらい頭を使うことが求められることがある。あれはミステイクだっ
たし、彼はチームに大きな影響を与えてしまったわけだが、しかし彼な
らちゃんと学んでくれるだろう」

エヴァトンのデイヴィッド・モイーズ監督はこう話しています。
「がっかりしているよ。期待していたようなプレイができなかったからね」
「ハーフタイム直前とセカンドハーフの開始直後。2−0になったあの5
分間が最悪だったね。2点もリードされるような内容ではなかったはず
なんだが、時としてこういうことになってしまう。今日は我々にとっては
グッド・デイではなかったということなんだろう」
「クラウチには非常に手を焼いた。彼は実に難しいプレイヤーだよ、相
手にするには。グッド・プレイヤーであるうえに、あんなにでっかいんだ
から」

リーグ順位は、リヴァプールが64ポイントで3位、エヴァトンが43ポイ
ントで10位です。


*** 3月31日(金) *******************************

【基地に着陸】
リヴァプール・ジョン・レノン空港を飛び立ったジェット機が、機長のミス
で間違った場所に到着するハプニングがありました。

このライアンエアーのフライトの目的地は、アイルランドのシティー・オ
ブ・デリーでした。
シティ・オブ・デリー空港の管制塔より目視での飛行指令が入ったとき、
フライトER9884は、アイリッシュ海を航行中でした。
しかし機長が飛行機を着陸させたのは空港ではなく、その5マイル手
前地点にあるバリケリーの空軍基地でした。
着陸直後、勘違いに気がついた機長は乗客に謝り、コーチを手配して
39人の乗客と6人のクルーをシティー・オブ・デリー空港に送り届けま
した。
同時に、この航空機エアバスA320は、直ちに航空庁によるナヴィ
ゲーション機器の検査を受けることになりました。

このフライトは、シャノン空港をベースとするエールジェットの代行とし
てライアンエアーが飛ばしたもので、機長もエールジェットのスタッフで
した。

「レイディース、アンド、ジェントルメン。私たちは間違った空港に着陸し
ました。ご迷惑をお掛けいたします」
という機長からのアナウンスがあったとき、乗客からは笑い声が上が
りました。みんな、機長がジョークを言っていると思ったのです。
乗客のひとりはこう話しています。
「着陸してすぐに、機長が謝ったの。エアポートを間違ったかもしれま
せんって」
「みんな笑ったわ。てっきりジョークだと思って。でも外を見たら、そこら
じゅうに基地があるじゃない。アンビリーヴァブルよね。空軍の隊員た
ちもびっくりしたんじゃないかしら。出て来て写真撮ってたわ」

ライアンエアーのスポークスマンはこう話しています。
「今回のことは、エールジェットのパイロットが、シティ・オブ・デリー空港
と思い込んだことによる勘違いの結果、引き起こされたことです」
「このエールジェットのパイロットは、シティ・オブ・デリー空港の管制塔
から目視航行の指令を受けていました。そして、近くのバリケリーとシ
ティ・オブ・デリーを間違ってしまったのです」
「すべての乗客は、コーチに乗ってシティ・オブ・デリー空港に到着しま
した」
「私どもは、エールジェットとこの航空機のオペレーターに徹底的な調
査を要請しました。シティ・オブ・デリー空港にライアンエアーが入って7
年以上、あるいはライアンエアーがフライトの運行を始めて20年以上
ですが、これまでこのようなミステイクが起きたことは一度としてありま
せん」


―――――――――――――――――――――――――――――
▽寄稿:「 Piki と Pikita のリヴァプール旅行記」
―――――――――――――――――――――――――─ NLW □

「 Piki と Pikita のリヴァプール旅行記」 / Piki

 ― 第1回 ―

<前書きみたいなもの>

とりあえず、学生最後の、いわゆる卒業旅行というやつでしょうか。
Liverpool FC(以下L.F.C)のホームスタジアム Anfield が移転してしま
う(数年前から話が出ている割に、あまりその後の話を聞かないがどう
なっているのだろうか?)とのことで、Anfield が現存するうちにぜひと
も一回は行っておきたかった。

はっきりいって、英会話の能力は並の理系学生レベルではあるが、社
会人になってしまっては航空券が高い時期しかいけなくなってしまう
し・・・と迷っていたところ、スカウス・ハウスさんのようなページを見つ
けたことでリヴァプールへ、そして Anfield へ向かう一大決心がつきま
した。

過去にスカウス・ハウスさんのメルマガにて紹介された人々と同じよう
に、この旅行において、様々な面でお世話になった Kaz さんへの恩返
しと、私のような者でも Anfield にいってきたということを皆さんにお知
らせすることで、多くの人が Liverpool へ行くきっかけみたいなものの
一端を担えればと思い、Piki と相方の Pikita のリヴァプールの旅行記
について書かせてもらいます。

それでは、夢であった、Anfield での『 You'll Never Walk Alone 』の大合
唱に参加した経験をお話しします。もしよろしければしばらくの間お付
き合いください。


<序章 〜イギリス=リヴァプール〜>

旅についてお話しする前に、私がなぜL.F.Cに夢中になってしまったか
についてお話します。
そもそも、フットボールに夢中になったのは、多くの人がサッカーに夢
中になったであろう日韓ワールドカップの時です。丁度、学生だったこ
ともあり、比較的自由に時間を取れたおかげで、TVで中継されていた
フットボールの虜になりました。

ただ、元々のきっかけはというと、正確にはその少し前にさかのぼりま
す。友人たちが皆、W杯イヤーということで有名なサッカーゲームのシ
リーズに夢中になっていたため、私もちょっとやってみました。

フットボールの母国がイングランドであることぐらいは承知していたの
で、とりあえずいつもイングランド代表も使っていたのだが・・・そこの
エースストライカーはなんと私とそれほど代わらぬ年齢ではないか! 
友人は皆選手に関する知識があったために、私もそんな流れでいろ
いろ情報を手に入れていった。なんでも98年W杯のアルゼンチン戦で
スーパーゴールを決めているようだ。

それで、その選手に夢中になり、W杯が終わった後には自動的にL.F.C
のファンになっていたということです。まあ、その選手は皆さんお分かり
の reds を離れてしまった人ではありますが・・・私の中では早々と
「L.F.C>選手」という不等式が成り立っていたために、去るものは追わ
ず(あえなく放出された選手は追い続けますが)で、まずL.F.Cありきと
いった感じだった。

この章のサブタイトル「イギリス=リヴァプール」は意味がわからないと
思いますが、私の中ではイギリスといったら、まずリヴァプールを示す
ので、こう書かせてもらいました。
L.F.Cが好きだといったときも、友人にこのイギリス旅行で行く都市を
言ったときにも必ず、「なんでリヴァプールなの?」と聞かれたため、な
んだか妙にリヴァプールを贔屓してしまう。プレミアリーグが好きだと答
えると、必ず「ああ、マンUね」とか言われるし・・・。まあ、日韓のときの
ベッカム人気を考えれば、それが自然な流れだろう。もともとライバル
チームだということもあったが、そのおかげでマンチェスター・ユナイ
テッドは嫌いなチームになった(まあ、もし、ベッカムからフットボール
に入ってたら、今頃マンU好きになっていたという可能性は否定できな
いが・・・(笑))。

そんななか、前書きに書いたような理由がきっかけでリヴァプールに
行く決心をした。
先ほど書いたように、「なぜロンドンも観光をしないのか?」と友人たち
には言われたが、私の頭の中ではイギリスといったらフットボールで、
フットボールといったらリヴァプールなのだ。だからロンドンについては
全然知識がなかったし、調べもしなかった。
というわけで、必然的に「イギリス旅行=リヴァプール旅行」になってし
まったのだ。

それに、ロンドンは敵チームが多いので、できるだけ滞在したくない。
素通りしたい。
実はこのとんでもない間抜けな考えのおかげで、英国入りした当日、
夕方ヒースロー着だったにもかかわらずそのままリヴァプールに移動
なんて無茶な計画を立ててしまい、Kaz さんにいろいろアドバイスを頂
くことになった。
お世話になった宿の主人 Liz さんも真っ青の長い長い旅路だったの
で、次回からはもう少し気をつけたいと思っている。

(つづく)


――――――――――――――――――――――――――――――
▼特派員レポート:「ゴールドフィッシュだより」
―――――――――――――――――――――――――─ NLW □

「ゴールドフィッシュだより」 / ウエダミナコ
             〜 Goldfish Liverpool Update / minako ueda 〜

  ― 連載第46回  「 Mad in Liverpool & Made in Liverpool 」 ― 

こんにちは!
NLW先週号で、ゴールドフィッシュだよりが3月15日で一周年を迎えた
ときいて、ひとごとのようにびっくりしてしまいました。
この一年間が短かったか長かったかは判断しにくいところですが、と
にかく濃いい一年であったことは間違いありません。

3日坊主で整理整頓の苦手な私がこのレポートを続けられたのは、毎
週描ききれないほどのストーリーを創りだしているリヴァプールという
土地と人々からのエネルギーと、そして常に暴走している私の文章の
編集と写真のレイアウトに懲りずにつきあってくださっている、カズさん
のおかげです。

このレポートを始めてからというもの、私自身リヴァプールを200%満
喫してきた気がします。本当にありがとうございます。もっともっと沢山
の人達に見てもらって、そして実際にこの土地を訪れてもらえたらと、
ココロから願っています。
また、逆にリヴァプールでこんなことが見たい、したいということがあれ
ば、遠慮なくきいてください!

リヴァプールの人達に、『スカウスハウス』っていう日本のホームページ
にリヴァプールのことをレポートしてる、と説明するとたいていの人が
「スカウスハウス!?」とドッと笑って、「それ面白いね!」と興味を示し
ます。
見てくれる人たちは、写真と、異国語で書かれたリヴァプールについて
の文章を見て、意味は分からなくてもそれなりに楽しみにしてくれてい
るようです。
これからも、もっといろんな人たちに親しんでもらえるページにしていけ
たらいいなと思います。今後ともよろしくお願いします!

また偶然だかなんだか分かりませんが、このレポートを作成するにお
いて私の強力な相棒であるデジカメが、先々週にお休みしたころから
グズつきはじめ、ついにダウンしてしまいました。このカメラは一年半
前に2度目のリヴァプール滞在を始める前に日本で衝動買いしたもの
ですが、本当によく働いてくれました。
ほんとに何千枚の写真を撮ったか分かりません。この号が出る翌日に
一時帰国をする予定なので、第2号を探さなければ。。。ということで、
今週の写真は、イアンにカメラ担当をしてもらってのレポートです!

今週のホープ・ストリートは緊迫した空気に包まれていました。
木曜日、金曜日に、ライス米国国務省長官がリヴァプール入りしまし
た。昨年、ジャック・ストロー英外相がライス長官の故郷であるアラバマ
を訪問した返礼ということで、ストロー氏の出身地であるブラックバーン
を訪問したついでの滞在です。
どうやらホープ・ストリート・ホテルに宿泊したようで、近所に住む者に
とっては本当に最悪で、この晩は夜通しパトロールのヘリコプターが低
空飛行していてうるさくて寝られないし、 昼間はホープ・ストリート近辺
の道路が閉鎖されて家にまっすぐ帰れないしでさんざんでした。

金曜日にたまたまパブ、ピルグリムで人と待ち合わせをして、外に出よ
うとしたら、パブの前に立っていた警察官に止められ、「今、道路を閉
鎖しているので、もう一杯ビールでも飲んで待機してくれ」と言われて
ムカっ。
そしてやっとパブを出られたと思ったら、今度はハードマン・ストリートと
ホープ・ストリートの交差点が閉鎖。家が見えるところにあるのに通して
もらえず、仕方なく遠回りして帰宅。
その後は、ライス長官がフィルハーモニック・ホールでコンサート鑑賞
するのに合わせてイラク戦争反対デモ行進がはじまり、ストリートは太
鼓の音とプロテストの叫び声が響きわたり、その騒音もそうですが、怒
りの集団心理が凝縮された真っ只中にいて、気持ちが安らぎませんで
した。

本当にこの訪問はいったい誰のためになったんだろう、と考えてしまい
ました。
リヴァプールの市民の歓迎ムードは皆無だったどころか、むしろあった
のは顰蹙と怒りだった上、この要人一人の滞在のための厳戒態勢、
警備もちろんこれは市民の税金でまかなわれていたんだろうと思うと、
納得いかないでしょうね。
そういえば、普段ちんたら仕事をしている舗装工事ですが、このところ
土日もなくフィルハーモニック・ホール近辺の舗装工事が進んでいたの
で、おかしいなあと思っていたのですが、 このせいだったんですね。
ホント、よく分かりません。とにかく彼女が去ってホッとしています。


今週は水曜日に '3345' にて、The Artworks Print Club による、
"Capital of Culture Collection" のお披露目がありました。
このプリントクラブは(プリクラではありません!)、『モナ・レノン』を描い
た画家 Alex Corina により設立され、ジクレプリントという最新の版画
技術による原画に忠実な復刻版を限定販売するというもの。
その第一弾として Alex Corina の "Liverpool's Three Graces" 、そして
Chris Vine の "The Liverpool Carousel" がスタート。今後もさまざまな
アーティストをフィーチャーしていくそうです。

 < The Artworks Print Club >
  ホームページ:http://www.alexcorina.com/printclub.htm

 < 3345(サーティースリー・フォーティーファイブ)>
  住所:33-45 Parr Street Parr Street Studios Liverpool L1 4JN
  電話 : 0151 708 6345
  ホームページ:http://www.3345parrst.com


Alex Corina は、ジョン・レノンの顔をしたモナリザ、『モナ・レノン』で有
名なリヴァプール在住のアーティスト。リヴァプールをモチーフにした作
品を多く手掛け、クラッシックで洗練された画風のなかにユーモアが潜
んでいて、まさに Alex という人柄にも通じています。
この『モナ・レノン』は、North West Development Agency から、リヴァ
プールの過去、現在、未来とそのを表現する作品をテーマに委託を受
け制作されたものです。リヴァプールがキャピタル・オブ・カルチャーの
誘致キャンペーンの一環として、セント・ジョージズ・ホールの壁に、24
メートル×15メートル(使用されたインクは30ガロン!)の巨大な『モナ・
レノン』が飾られました。
そのほかにも、Wayne Rooney の顔をしたミケランジェロの『アダムの
創造』、"God Gave Us Wayne" という作品などがあります。

また、Alex は、リヴァプール郊外のガーストンに、'Slaughter House 73'
というギャラリーを構え( 73 St. Mary's Street, Garston, Liverpool )、地
域の文化的な再開発に力を入れています。コミュニティーに根ざしたア
クティビティーに積極的に取り組み、ワークショップを開催したり、定期
的に若手のリヴァプールのアーティストをアーティスト・イン・レジデンス
として招いたりしています。
5月には何かサプライズな企画を用意しているみたいなので、これも
楽しみです。

 < Alex Corina (アレックス・コリーナ) >
  電話:07763 388509
  ホームページ:http://www.alexcorina.com


さて、『今週のカフェ』は、以前何度かご紹介した Smithdown Road に
ある Urban Coffee Lounge です。
シティーセンターからペニー・レーンに向かう途中にあります。常に
アートワークが飾られていて、前回のビエンナーレにも参加しました。
現在は、Sue Lucine のキューレーションによる、"Relentless Forms"
という若手のアーティストのグループ展が開かれています。最近カフェ
の奥に、フェアトレード&自然派製品のショップもオープンしたのでそ
れもオススメです。以前ご紹介した「スカウス・ソープ」も売ってますよ。
とっても感じのいいカフェです、是非行ってみてください。

 < Urban Coffee Lounge >
  電話:0151 734 2624
  住所:349 Smithdown Rd, Liverpool
  営業時間:月〜金 10.30am - 10.00pm / 土・日 10.30am - 5.00pm
  アクセス:バス86番で、スーパーマーケット ASDA を越して下車。

それではまた!

ウエダミナコ


(この連載に関連する写真は、ウェブサイトの「NLW ゴールドフィッシュ
だより」ページに掲載しています。
http://scousehouse.net/goldfish/goldfish46_photo.htm )


――――――――――――――――――――――――――――――
▽スカウスハウス・ニュース
―――――――――――――――――――――――――─ NLW □

*** フットボール・チケット手配 ******

リヴァプールFCおよびエヴァトンFCの、ホームゲーム観戦チケットの
手配を承っています。
詳細は、ウェブサイトの「スタジアムへ行こう!」ページをご覧ください。
http://scousehouse.net/football/stadium.htm


*** スカウスハウス・ツアー2006 ******

“世界最大のビートルズまつり” International Beatle Week 観光のた
めの個人パッケージ「スカウスハウス・ツアー2006」の参加者を募集し
ています。この夏、ぜひぜひリヴァプールでお会いしましょう!
http://scousehouse.net/beatles/scousetour2006.htm


*** 語学留学生募集中 ******

リヴァプールへの語学留学をサポートしています。
詳細については、ウェブサイトの「語学留学案内」ページをご覧くださ
い。
http://scousehouse.net/study/index.htm


*** ビートルズ・ガイドツアー ******

リヴァプール&ロンドンのビートルズゆかりの地を訪ねるガイドツアー
をアレンジしています。
ツアーの詳細は、ウェブサイトの「ガイドツアー」ページをご覧ください。
http://scousehouse.net/beatles/info.htm
http://scousehouse.net/beatles/guide_london.htm


*** 原稿募集中 ******

「リヴァプール・ニュース」では、読者のみなさんからの投稿を募集して
います。
旅行記、レポート、研究、エッセイ、写真などなど、リヴァプール、ある
いは英国に関するものなら何でも歓迎です。
お気軽にお寄せください。楽しい作品をお待ちしています。


――――――――――――――――――――――――――――――
▼今週のフォト
―――――――――――――――――――――――――─ NLW □

*** 今週の「ゴールドフィッシュ」フォト ******

今週も、ミナコさんから素敵な写真が届いています。
ウェブサイトの「NLW ゴールドフィッシュだより」ページをご覧ください。
http://scousehouse.net/goldfish/goldfish46_photo.htm


*** 今週のフォト・アルバム ******

「ゴールドフィッシュ」以外の原稿にちなんだ写真は、「NLW フォト・アル
バム」ページをご覧ください。
http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo245.htm 


■ NLW ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
     リヴァプール・ニュース / News of the Liverpool World   
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
           *** 毎週火曜日発行 *** 


□■ 第245号 ■□

 ◆発行 SCOUSE HOUSE (スカウス・ハウス)
 ◇編集 山本 和雄
 ◆ウェブサイト http://scousehouse.net/
 ◇Eメール info@scousehouse.net

 ご意見・ご感想・ご質問など、お気軽にお寄せください。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

このメールマガジンは、以下の配信サーヴィスを利用して発行していま
す。配信の解除やメールアドレスの変更は、それぞれのウェブサイト
からどうぞ。

◆まぐまぐ
 http://www.mag2.com/m/0000065878.htm
◇めろんぱん
 http://www.melonpan.net/melonpa/mag-detail.php?mag_id=000917
◆メルマガ天国
 http://melten.com/m/5593.html
◇カプライト
 http://cgi.kapu.biglobe.ne.jp/m/3487.html
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
無断での転載を禁じます。  Copyright(C) 2001-2006 Scouse House