August 1 2006, No.261
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     リヴァプール・ニュース / News of the Liverpool World   
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ NLW ■
         *** http://scousehouse.net/ ***        


□■ INDEX ■□

 ▽フロム・エディター
 ▼リヴァプール・ニュース <2006年7月26日〜7月29日>
 ▽寄稿:W杯観戦記「ドイツに行ってきました!」
 ▼特派員レポート:「ゴールドフィッシュだより」
 ▽スカウスハウス・ニュース
 ▼今週のフォト


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▽フロム・エディター
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今日から8月ですね。
もう3週間すると、いよいよ「インターナショナル・ビートル・ウィーク」&
「マシュー・ストリート・フェスティヴァル」です。

このNLWの読者のみなさんにはおなじみだと思いますが、リヴァプー
ルが1年でいちばんにぎわう1週間です。リヴァプールが、まさにリオ
のカーニヴァルみたいな状態になるんです(リオには行ったことない
んですけど…)。

僕は今年もお客さんの「お世話係」として行ってきます。もちろん、コン
サートやイヴェントなど、個人的にも楽しんで来たいと思っています。

先週の「ニュース」でもお伝えしましたし、今週の「ゴールドフィッシュだ
より」でもミナコさんが紹介してくれていますが、今年のこのフェスティ
ヴァルにですね、なんとあの Royal Liverpool Philharmonic Orchestra
が登場するんです。

ピア・ヘッドの特設ステージでの野外コンサート。マージー河のほとりで
そよ風に吹かれ、川向こうに沈んで行く紅い夕日を眺めながら、「リ
ヴァプール・フィル」の美しいサウンドに酔いしれる…というシチュエー
ションです。
なんだかものすご〜くリッチな気分になれそうですね。そう思いません
か? 

フリー・コンサートだし、ワイン片手にゆったりと楽しめたら最高だろう
なあ…。

…とまあ、すっかり心はワイン、じゃなくてリヴァプール・フィルに飛んで
行ってしまっていたのですが、ふと我にかえってその日のスケジュール
を確認してみると…。
あら残念、僕はその日の夕方からマンチェスター空港にお客さんを迎
えに行くことになっていたのでした。

まさかお客さんをほったらかしにするわけには行きません。今回はワ
インを、じゃなくてリヴァプール・フィルをあきらめることにします…。
でもまあいいや、夜のエンパイアでの「ブートレグ・ビートルズ」のコン
サートにはなんとか間に合いそうなので、そっちで楽しもうと思います。

そうそう、来年の話ですが、2007年にはリヴァプールの市制800周
年を記念して、様々なイヴェントが企画されています。
6月26日には、あのサー・ポール・マッカートニーのクラシック作品『リ
ヴァプール・オラトリオ』が16年ぶりに再演されます。

僕はこの作品、結構好きなんですよね。
で、会場は16年前と同じリヴァプール大聖堂。指揮も同じくカール・デ
イヴィス。オーケストラはまだ公表されていませんが、リヴァプール・
フィル以外は考えられませんよね。

…ということは、です。
これだけ条件がそろえば、もしかして、いや、もしかしなくても、サー・
ポール登場の可能性はじゅうぶんあるんじゃないか、と思うのです。
カール・デイヴィスさんも「ぜひ来て欲しい」と言ってますしね。
まだまだ先の話ですけど、楽しみにしていましょう!

                           ― Kaz (01/08/2006)


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▼リヴァプール・ニュース <2006年7月26日〜7月29日>
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*** 7月26日(水) *******************************

【全英オープンは大成功】
7月20日から23日まで、ウィラルのホイレイクにある「ロイヤル・リ
ヴァプール・ゴルフ・クラブ」で行われた今年の『全英オープン』は、過
去最高の23万人の観衆を集め、大成功のうちに閉幕しました。

優勝したタイガー・ウッズは72万ポンド(約1億5000万円)を獲得しま
したが、お祝い気分は彼だけではありません。
マージーサイドの観光局も、この大会の開催で1億ポンド(約220億
円)以上もの経済効果があったと発表しました。

ホイレイク周辺のエリアだけに限っても、800万ポンド(約17億6000
万円)の経済効果があったとされ、このうち参加したゴルファーたちが
127万ポンド(約2億8000万円)、メディア関係者が400万ポンド(約
8億8000万円)をこの地域で使ったと計算されました。

ウィラルの商工会議所のチーフ・エグゼクティヴ、ケン・デイヴィーズは
こう話しています。
「ツーリストやゲストのおかげで、ウィラルの経済効果は8000万ポン
ド(約176億円)くらいあったと、私たちは見積もっています。利益がど
のくらいになるのかについては、まだこれから計算しないといけません
けどね。でもほんとうによくやったと思いますよ」
「今回来てくださったみなさんには、また家族や友人を連れて戻って来
ていただきたいですね。そうすると、これからさらに何億ポンドももたら
されるってことになりますね」
「実際に足を運んだ人以外にも、TVで1億人以上の人がこの大会を
見たわけですからね、これでウィラルはツーリスト・マップに返り咲くの
は確実じゃないでしょうか」

「マージー・パートナーシップ」のツーリズム・スキル&ディヴェロップメ
ント・マネージャー、カレン・イリングワースはこう話しています。
「たくさんのレストランから、たったの1日で通常の1週間分の利益に
なったって聞いています。たいへんな成功でした。普通なら目立たない
小さなところでさえ大繁盛でしたものね」

ホイレイクにあるレストラン「ル・ブールヴァード」のオーナー、トニー・
ダーネルはこう話しています。
「タイガー・ウッズ以外は全員来てくれたんじゃないかな。期待以上な
んてもんじゃないよ!」

「リヴァプール・エコー」紙に、この大会期間中の飲み物や食べ物の消
費量が掲載されています。

 ビール…40万パイント
 紅茶…25万カップ
 ミネラル・ウォーター…27万本
 フィッシュ&チップス…9万8000人前
 サンドウィッチ…2万食
 シャンペン…5000本


*** 7月29日(土) *******************************

【次は7年後?】
先週、ウィラルのホイレイクにあるロイヤル・リヴァプール・ゴルフ・クラ
ブで行われた第135回の全英オープンには、大会史上最多となる23
万人もの観衆が集まりました。

このコースで全英オープンが開催されたのは、今回をあわせて11回
です。
いちばん最近は、なんと39年前となる1967年。優勝カップ「クラレッ
ト・ジャグ」を掲げたのはロベルト・デ・ビセンゾで、獲得賞金は2100
ポンドでした。
今年優勝したタイガー・ウッズが獲得した賞金は72万ポンドです。単
純比較で、40年のうちに300倍以上にもなりました。

今回の開催の大成功により、次は39年も待たなくてもよさそうだと、
地元では早くも次回招致への期待が高まっています。
大会を主催するR&Aのスポークスマンは、こう話しています。
「前回からおよそ40年ぶりの開催となりましたが、私たちはウィラルで
のオープンが大成功を収めることを確信していました。そのとおりの素
晴らしい大会になりましたね。タイガー・ウッズの優勝も花を添えまし
た」

ウィラル・カウンシルのリーダー、スティーヴ・フォークスは、この大会を
成功させるためにあらゆる手を尽くし、それがすべてうまく行ったと語
りました。
「まだ確定というわけではないですが、再びここで開催されるのもそん
なに遠い将来ではないみたいですね」

「ザ・マージー・パートナーシップ」のマーク・バスネットは、マージーサイ
ドを世界に宣伝することができたと語っています。
「今でもマージーサイドに対して20年前の認識を持っている人もいま
すからね。私たちにとって困難な時代、あの80年代のイメージです。
今現在のありのままの姿を世界中の人々に見てもらえたのはよかっ
たです」

R&Aのチーフ・エグゼクティヴ、ピーター・ドーソンは、将来またこの
コースで全英オープンを開催すると語っています。
「またここに戻って来ていいと言ってもらえるなら、最高ですよ」
「ここでの大会は、最もワンダフルなオープンのひとつになりました。開
催が決まったのは5年も前ですが、それでもこのコースの素晴らしさに
は感銘を受けました。それにまた、ウィラル・カウンシルやマージーサ
イド・ポリスの協力もファンタスティックでした」
「個人的にちょっと心配していたことはいくつかあったんですけどね、
例えば駐車場の場所が遠いとかね、でもどれも杞憂に終わりました
よ」

来年の全英オープンは、スコットランドのカーヌスティで開催されます。
その翌年の2008年は早くもマージーサイドに戻り、サウスポートにあ
るロイヤル・バークデールでの開催が決まっています。
2009年はスコットランドのターンベリー、そして2010年は本拠地セ
ント・アンドリュースに戻ります。
その後はまだ正式決定ではありませんが、ノース・ウエストの第3の
コース、ロイヤル・リザム・アンド・セント・アンズに行き、さらにもうひと
つスコットランドのコースを挟んだ後に、ウィラルに帰って来るのではな
いかと期待されています。
つまり最短で2013年、7年後にまたホイレイクのロイヤル・リヴァプー
ルで全英オープンを観ることができるかもしれません。

大会のダイレクター、デイヴィッド・ヒルはこう話しています。
「何もかもが際立っていましたね。すごくポジティヴでした。プレイヤー
たちはみんなこのコースを気に入っていましたし、私たちはみんな、
ウィラルやマージーサイドの人々から素晴らしい歓迎を受けました。他
のどこよりも引けをとらないくらいのね」

トーナメントに参加した多くのゴルファーたちからも、今回の大会は絶
賛されました。
優勝したタイガー・ウッズも、
「今までで最もグレイトなチャンピオンシップのひとつでしょうね」
と語っています。

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▽寄稿:W杯観戦記「ドイツに行ってきました!」
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W杯観戦記「ドイツに行ってきました!」 / マイキー

  ― 第3回 / 「ライプツィヒで観た日クロ戦と仏韓戦」 ― 

ベルリンの動物園のこと、詳しくお伝えするのを忘れておりましたので、
少々ご情報を。。。
ベルリンでもにぎやかな繁華街の中心にあるその名も動物園前と言う
駅のすぐそばにベルリンZoo(ズーではなくツォーと発音)がありました。
ドイツの中でも最も古い動物園で、1844年に出来たそうです。
でも入園料は…11ユーロ!(1ユーロ=約148円) とちょっと高いねー。

行ったのは土曜日で、お昼の2時過ぎとかから閉園までいたのですが
人の数もぼちぼちでほのぼの。
でっかい公園にいるような感じで広いし、天気も良くひとつの舍ごと離
れてるからハイキング気分♪
でも調子に乗って歩きすぎてホテルに帰ったらもうヘロヘロでした(苦
笑)。
バタン・キューな所に、夜も11時半過ぎにようやく! 師匠がホテルに
到着! いらっしゃいませーそして、、、ZZZZ…。

そしてそして♪ 翌朝! 
そーです、6/18は私にとって記念の2006年W杯・初観戦日♪ 『フラン
スvs韓国』!
この試合が行われるのは、滞在しているベルリンから列車で約一時間
半ほど西の Leipzig(ライプツィヒ)という街。お昼くらいに到着するよう
に向いました。
W杯中はなんでも混むと予想されていたので、「ジャーマンレールパス」
を前もって日本で購入。座席もちゃんと予約しておきました(これ正
解!)。

その仏韓戦は、現地時間21:00(日本時間午前4:00)からのゲームなの
ですが、、、
そう! 6/18は『日本vsクロアチア』が15:00からニュルンベルグであっ
た日なんですね。
W杯のゲームが行われる各都市では、その街の繁華街にイベント会
場のようなもの設置してあって、チケットのない人達もにぎやかに応援
できるようになっていました。大きなスクリーンで観戦、いわゆるパブ
リックビューイングというものですね。入場料は要りませんが、持ち物
検査などはしっかりしてました!
もちろん私たちもこの日、ライプツィヒのパブリックビューイングで、日
クロ戦の観戦です。
昼間は日差しがキツく暑くてね! 日陰に入ると涼しいのですが、、、
しかもそこのパブビューは床がコンクリートでね、、、暑くて焦げそうに
なりましたよ(内緒だけど。。。私は鼻血を出して大騒ぎ。。。。/苦笑)

だいたい、サポーターさん達というのは自国のユニフォーム姿でにぎ
やか〜に応援するものなのですが、、、。
静かだったよなーーー! サムライブルーの一角。。。(私たちも含め
てですが)
盛り上がったのは、川口くんがPKを止めた時と、ボールをゴール前で
こぼしてしまった時くらいだったでしょうか。。。
放映時の解説も後のニュースもカワグーチ、カワグーチとこのゲーム
の主人公にはなってましたが、、、日本でもそーだったのかな?
結果はご存知0−0。スコアレスドロー。。。

気分は沈みっぱなしでしたが、でも短い時間でも観光しようと街を散
策。ライプツィヒはバッハやゲーテゆかりの街で、バッハの像の前で記
念写真など撮ってみたり(笑)
街の中心の駅近くの商店街のような所には、たくさんの屋台が並んで
います。勿論ソーセージが筆頭でビールやケバブなどの料理も。甘い
ものではワッフルやフルーツの盛り合わせやフルーツポンチ(?)のよ
うなドリンク類などが賑やかに並び。。。
そこに色んな国のサッカーのユニフォーム来た人々が集結してまして。
それぞれお国柄を持ってドイツにのりこんで来てはりました。
フランスの方々は、ユニフォーム姿にベレー帽にフランスパン持ってと
か、中には生きた鶏持ってる人もいました!
(スタジアムにどーやって入れたのかは謎??)
一方韓国の方も負けてませんよ。チマチョゴリ姿や、お揃いの赤の
はっぴや、4年前の懐かしい『Be The Reds!』Tシャツ!
試合が始まる前でも街では鳴り物は笛や太鼓。歩きながらの大合唱! 
フランスも韓国も負けてません(笑)

そんな賑やかな駅前から、トラムで移動しスタジアムに到着!
先ずはチケットを、次に持ち物と装着品のチェックです。
今日は試合終了が11時以降。深夜に汽車でベルリンへ戻るので、荷
物を預けるのは極力避けたいところ。そのためにカメラも一眼レフなど
の大きなレンズ付きはベルリンに置いてきました。
ああそれなのに、、、師匠の鞄が、、、サイズが大きいというただそれ
だけで、中には危険な物も入ってないのに、フランスサポの鶏は入れ
たのに(!)、、、預けさせられました。。。(悲)

ライプツィヒで21時キックオフで始まったこの試合。
フランスのジダンは現役最後となる今回、前回の日韓大会では不発に
終わってしまったのと、この前の試合のスイス戦も0−0に終わってい
るので、まずはフランスの試合運びを伺っていました。

でもでも始まる前から、
「ジィズー! ジィズー! ジィズー」
と、ジネジーヌ・ジダンの愛称「ジズー」の大合唱!
ジダンへの期待度がすごくよくわかったし、フランスのユフォームはジ
ダンのナンバー「10」を着た人がやっぱり一番多い!
相変わらずのシャンパンサッカーで泡がはじけるようなパステクニック
が上の席から覗けます!

そしたら前半早々フランスのアンリが先制のゴール!
これは実はワールドカップ8年ぶりの得点で。私も周りも大騒ぎ!

しかししかし…この6時間前に日クロ戦を大画面で観戦し沈んでいた
私は(苦笑)、、、フランスと互角に戦っている韓国がだんだん逞しく羨
ましく見えてきて。。。
後半でもガッツを見せた韓国が、終了間際に同点のゴール!
それも少し前にわが京都パープルサンガにいたパク・チソンくんの
ゴール!!!!
パク・チソンくーん戻ってきてーーーー京都に(苦笑)。。。
韓国サポーターは、これはドイツバージョンの応援歌になるんかな
(?)、「テーハミング(大韓民国)」って言うフレーズをベートーベンの
第九は歓びの歌にあわせ(!)
「テーハーミング♪ テーハーミング♪ テーハーミング♪ テーハミン
グ♪」
と大合唱!!!!

結果1−1の同点。
この時点でフランスは勝ち点2。韓国は4。
フランスあぶないね! …なんてこの時は思うだろー(笑)

しかししかし試合が終わった後が毎回毎回すんごく大変で。。。
ドイツってすごくきちきちっとしてるというイメージだったんだけど。行く
前までは。。。
列車が到着しても列も並ばせず、乗せるだけ乗せといて「重すぎて動
けない」とか「定員オーバーになった」とかで後からこの車両から10人
降りろとかあと5人とか鉄道警察みたいのが乗って来て騒ぐのよ!
お陰で、帰りはいつもいつも定時には発車せず、、、この日も30分は
押したな。。。
予約しておいたから座れたけどさ(涙)
ベルリンのホテルには夜中の2時半過ぎさ。。。
もちろんこの後はぐったり&ZZZ...。

(つづく)


(この連載に関連する写真を、ウェブサイトの今週の「NLW フォト・アル
バム」ページに掲載しています。どうぞご覧ください。
http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo261.htm 


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▼特派員レポート:「ゴールドフィッシュだより」
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「ゴールドフィッシュだより」 / ミナコ・ジャクソン
          〜 Goldfish Liverpool Update / Minako Jackson 〜

  ― 第57回 / 「ネッパ・リヴァプール!」 ― 

こんにちは。
ここ数週間のイギリスは、熱波の影響で連日30度を超す、記録的な酷
暑が続いていました。
特に一般家庭にエアコンなど存在しないので、昼は眠いし夜は暑い上、
カモメもギャーギャーうるさくてとても寝苦しい日々が続いていました。
土曜日になってその暑さはひと段落し、雨も降り始めて涼しくなったの
はいいのですが、よりによって大型のアウトドアイベントがあったりして
何というタイミングの悪さ。。。その模様は後ほどお話します!

ぜんぜん関係ないですけど、"Top of The Pops" 終わっちゃいました
ね。日曜日が最終回でした。
1964年からの長者番組だったのに残念です。150人ものプレゼンター
が番組の司会をし、その中には John Peel もいたんですね。音楽やテ
レビのチャンネルやネットが多様化して、こういう番組がなくても音楽
が見れて聞ける世の中になりましたが、全国ネットでみんなが見て認
識して歌えるヒット曲はなくなっちゃうのかなあと思うと、ちょっとサミシ
イです。


それでは、リヴァプールの話題へ。
8月20日にリヴァプールにいらっしゃる方々に朗報です!
今年も、8月20日に、2008年の "European Capital of Culture" を祝っ
て、『20/08 デイ』 があります。
ショップ、レストラン、観光スポットなど各地で割引や福引などの特典
がありますので、要チェックです!
Radio City Tower 展望台の無料ツアー(要予約)も気になるし(予約し
ちゃいました!)、なにより興味をそそられたのが、'The Beatles
Story' 。
当日に、アルバートドックやシティセンターをうろついている、Sgt.
Pepper's の格好をした人を見つけて、「 Ticket to ride! 」というと、無
料ファミリーチケット(大人2人、子供3人まで入場可能)がもらえるそう
です。限定20枚だそうですので、早めに見つけねば。
『20/08 デイ』の詳細は、こちらまで。
 http://www.liverpool08.com/Events/2008/Offers/index.asp


今年の 'Mathew Street Festival' のハイライト・アクトが決定しました。
8月27日(日曜日)に、なんと リヴァプール出身のポップ職人バンド、
The Lighting Seeds がライブを行うそうです。そして、クラッシックで、
Royal Liverpool Philharmonic Orchestra も8月25日にピアヘッドでコン
サートを行うようです。しかもこれ全部タダっていうから凄いです。この
時期にリヴァプールにいる方々は本当にラッキーです。今後参加の確
定するバンドについてもまたお知らせします!


水曜日の夜は、'Egg Cafe' にて Tony "Moth Man" Knox プラスその他
によるグループ展ががスタート。
当日、Moth Man の格好で登場すると思ったら 人間の姿で残念でした
が、せめてガッツポーズはしてもらいました(写真)。
Tony Knox は、2004年の リヴァプール・バイエニアルのときに、ギャラ
リー 'Jump Ship Rat' でのレスリングマッチを開催したパフォーミング
アーティスト。
当時の写真は、彼のホームページで見られます!
 http://www.podgy.org.uk/ac/wip.html
(Tony は写真もやっていて、私らの結婚式の写真も主に彼が担当して
くれました)

この Moth Man 、しばらく音沙汰ないなあと思っていたら、最近また脱
皮してたみたいですね。
エジプトのピラミッドまで行って今回展示の写真を撮影、先月にはセン
ト・へレンズで復活マッチが行われました。そして今回の展覧会のタイ
トルも、"Fly to The Light" で、Moth Man (蛾男)が光に向かって飛ん
でいく姿を想像すると結構面白いです。
この秋のリヴァプール・バイエニアルに、『Moth Man の最期』が行わ
れるらしいので、乞うご期待です。
Tony Knox のホームページ:http://www.podgy.org.uk 

"Fly to The Light" 展は、Egg Space (Egg Cafe)にて、8月6日まで。

 < Egg Cafe(エッグ・カフェ)>
  住所:Top Floor, 16-18 Newington, Liverpool
  営業時間:月〜土/午前10時〜午後11時まで
         日曜日/午前10時〜午後4時
  ギャラリー問い合わせ先:Head Space headspaceegg@aol.com


土曜日は、熱波の中休みで、気温も下がり、ひと雨ふた雨やられまし
た。
よりにもよってこの日はアルバートドック近辺で、クリッパーレース
(Clipper Race) のフィナーレがあり、途中雨が降る中、沢山の観客で
ごったがえしました。
クリッパーレースは、世界一周のヨットレース。今回のレースは、昨年
の9月にリヴァプールを出発し、ポルトガル、南米、南アフリカ、オース
トラリア、シンガポール、中国、日本(横浜)、カナダ、パナマ、アメリカ
(ニューヨーク)、ジャージーを経由してこの週末にリヴァプールに戻っ
てきました。

結果は1位がウェスト・オーストラリアで、リヴァプールは4位に終わり
ました。
ヨットのことはまるで分かりませんが、10ヶ月間もかけて世界を股にか
けて行われるイベントがここで始まってここで終わる訳ですから、政府、
民間団体、市民の関心はかなり高かったようです。


同じ日の夕方、メトロポリタン大聖堂の正面階段は、「ボリーウッド・ス
テップス」のステージとなりました!
これはリヴァプールを拠点にインターナショナル・ストリート・フェスティ
バルを毎年オーガナイズしている、"Brouhaha International" のイベン
トの一環で行われたものです。
ボリーウッドとは、映画製作が盛んなインドのボンベイがハリウッドをも
じって呼び始めたものみたいですが、このショーは Nutkhut Company
の Simmy Gupta と Ajay Chhabra from Nutkhut Company がボリー
ウッド映画からインスピレーションを受けてできたダンスパフォーマンス
だそうです。
派手な衣装、アッパーな音楽、ライティング、脇から吹き出る水の仕掛
けに加え、花火まで導入されて、まさに、スペクタキュラーという形容詞
がぴったりでした。
途中ここでも雨に降られましたが、そんなことお構いなしに盛り上がり
ました。

Brouhaha ですが、まだまだこの後も、街中でのストリートイベントや恒
例のカーニバルなどが続きます。
日程は、公式ホームページからどうぞ。
 http://www.brouhaha.uk.com 


【今週の Ye Cracke】

4回連続で食事にありつけず!
どうやらこれも熱波の影響で、キッチンが暑すぎて料理をストップして
いるとのこと。
でも午後から中庭でバーベキューを始めたらしいので、それは見てみ
たいかも! 近々チェックしてきます。

日本も8月は暑くなるようですね。夏バテに気をつけて、リヴァプール
より暑中お見舞い申しあげます。

それではまた来週!

ミナコ・ジャクソン♪

(この連載に関連する写真は、ウェブサイトの「NLW ゴールドフィッシュ
だより」ページに掲載しています。
http://scousehouse.net/goldfish/goldfish57_photo.htm )


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*** フットボール・チケット手配 ******

リヴァプールFCおよびエヴァトンFCの、ホームゲーム観戦チケットの
手配を承っています。
詳細は、ウェブサイトの「スタジアムへ行こう!」ページをご覧ください。
http://scousehouse.net/football/stadium.htm


*** 語学留学生募集中 ******

リヴァプールへの語学留学をサポートしています。
詳細については、ウェブサイトの「語学留学案内」ページをご覧くださ
い。
http://scousehouse.net/study/index.htm


*** ビートルズ・ガイドツアー ******

リヴァプール&ロンドンのビートルズゆかりの地を訪ねるガイドツアー
をアレンジしています。
ツアーの詳細は、ウェブサイトの「ガイドツアー」ページをご覧ください。
http://scousehouse.net/beatles/info.htm
http://scousehouse.net/beatles/guide_london.htm


*** 原稿募集中 ******

「リヴァプール・ニュース」では、読者のみなさんからの投稿を募集して
います。
旅行記、レポート、研究、エッセイ、写真などなど、リヴァプール、ある
いは英国に関するものなら何でも歓迎です。
お気軽にお寄せください。楽しい作品をお待ちしています。


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▼今週のフォト
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*** 今週の「ゴールドフィッシュ」フォト ******

今週も、ミナコさんから素敵な写真が届いています。
ウェブサイトの「NLW ゴールドフィッシュだより」ページをご覧ください。
http://scousehouse.net/goldfish/goldfish57_photo.htm


*** 今週のフォト・アルバム ******

「ゴールドフィッシュ」以外の原稿にちなんだ写真は、「NLW フォト・アル
バム」ページをご覧ください。
http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo261.htm 


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