October 10 2006, No.268
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     リヴァプール・ニュース / News of the Liverpool World   
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□■ INDEX ■□

 ▽フロム・エディター
 ▼リヴァプール・ニュース <2006年10月8日>
 ▽特派員レポート:「ゴールドフィッシュだより」
 ▼スカウスハウス・ニュース
 ▽今週のフォト


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▽フロム・エディター
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昨日、10月9日は、ジョン・レノンの66回目の誕生日でした。
この日のリヴァプールでは、必ずと言っていいほど、ジョンにちなんだ
何かしらのニュースが報道されます。

さて今年はどうかな〜と思って地元紙「リヴァプール・エコー」をチェック
してみると…やっぱり、ありました!
ヨーコさんの、「リヴァプール08」アンバサダー(親善大使)への就任が
発表されています。

このアンバサダー企画は、結構大きな規模で行われているようで、
ヨーコさんのほかにもたくさん選ばれています。34ヶ国から3000人と
いうことですから、ちょっとすごいですよね。
他にどんなかたが大使になられているのかは知りませんが、ヨーコさ
んがトップクラスのビッグネームなのは間違いないと思います。

「リヴァプール・エコー」に掲載されているヨーコさんのコメントを、以下
に紹介します。

「リヴァプール08を親善大使としてサポートできるなんて、とっても光栄
です」
「ジョンがいなくなってから、リヴァプールの人たちはずいぶん良くしてく
ださって。今じゃもう帰化したリヴァパドリアンみたいな気がしているん
ですよ」
「遠く離れた世界の向こう側で、あれやこれやでとっても辛い時なんか
には、いつもリヴァプールのことを思ってみるんです。そうすると心が
落ち着くんです」
「私の最愛の男性を作った街ですものね、あの人の詩や、ユーモアの
センスとか、北の男らしい反骨精神とかをね」
「ジョンの心の一部は、ずっと故郷のリヴァプールにあったんです。リ
ヴァパドリアンであることに誇らしく思ってましたからね。リヴァプール
が2008年に選ばれるかどうかって時に、私はずっと願をかけてたん
ですけれども、私のそばにジョンもずっとついてくれていたんです。それ
は感じましたね」
「1967年に、アーティストとして初めて行った時に、リヴァプールに恋
に落ちたのよね。水辺の街でとってもエレガントなところにね、目を奪
われてしまって」
「ブルーコート・ソサエティでパフォームしたんだけど、あそこが学生で
いっぱいになっちゃったの。みんなすっごくあたたかく歓迎してくれて
ね、あれはほんとに忘れられないわ、これからも」

ブルーコート・チャンバースやストロベリー・フィールズを閉鎖の危機か
ら救ったり、ジョンの母校のダブデイル小学校に寄付をしたり、ジョン
の家「メンディップス」を買い取ってナショナル・トラストに寄付したり、前
回のバイエニアルでセンセーショナルな作品を出品したりと、リヴァ
プールにとって、今やヨーコさんはなくてはならない存在になっています
ね。
だから、ヨーコさんが「リヴァプール08」の親善大使になるのはとても自
然で、誰もが納得することだと思います。ご本人がおっしゃるように、も
う立派なリヴァパドリアンですよね。

あまりヨーコさんにばかり依存するのもどうかという気もしないではない
ですが…でもやっぱり、ヨーコさんにはず〜〜っと、リヴァプールにか
かわり続けていただきたいです。

きっと、ジョンも喜んでいることでしょう。

Happy Birthday, John!!

                           ― Kaz (10/10/2006)


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▼リヴァプール・ニュース <2006年10月8日>
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*** 10月8日(日) *******************************

【ウィンブルドンのスティヴィー?】
リヴァプールFCのキャプテンでイングランド代表の中心選手、スティー
ヴン・ジェラードが、ラケットでウィンブルドンを制していたかもしれな
い…という話です。

ハイトンにあるカーディナル・ヒーナン・スクール(中等学校)の体育教
師、スティーヴン・マクラーレンさんは、1991年から5年間、ジェラード
の授業を受け持ちました。
ラケットを握ってもジェラードの天賦の才能は明らかでした。そのうえ
彼は、フットボールグラウンドと同じように、テニスコートでも無類の負
けず嫌いで有名だったそうです。
マクラーレンさんは、もしジェラードがフットボールを選ばずにテニスを
続けていれば、今ごろはアンディ・マレーとブリティッシュのナンバー1
を競っているだろう、と言います。

ヒーナンスに来て今年で15年になるマクラーレンさんの話です。
「スティーヴン・ジェラードにとっては、ウィンブルドンのセンターコートで
トロフィーを掲げるほうがイージーだったに違いないさ。イングランド代
表でトロフィーを掲げるよりはね」
「あのまま続けていりゃあ、間違いなくワールド・クラスのプレイヤーに
なってただろうよ。ずば抜けた才能があったからね。ティム・ヘンマン
やアンディ・マレーよりも強くなったに違いないさ」
「スティーヴンにはトップ・レヴェルの闘争心があるし、それをきちんと
コントロールする術もある。彼がこの学校にいたときは、テニスで負け
たことはただの一度もなかったよ」
「まったくあの年で、彼のショットの選択やポジショニングの意識はテリ
フィックそのものだったね」

現在51歳のマクラーレンさんは、素晴らしい才能に恵まれたジェラー
ドが、それを鼻にかけるようなことはなかったと言います。
「彼は決して偉そうに振舞ったりしなかったよ。もちろん、他の選手を
からかったりするようなみっともないマネをすることろなんか、見たこと
がない」 (10月8日)


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▽特派員レポート:「ゴールドフィッシュだより」
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「ゴールドフィッシュだより」 / ミナコ・ジャクソン
          〜 Goldfish Liverpool Update / Minako Jackson 〜

  ― 第64号 / 「ラブ・スポーツ、グッド・スポーツ!」 ― 

こんにちは!
今週はバイエニアルをちょっと休憩して、「ラブ・スポーツ、グッド・ス
ポーツ」!

World Museum Liverpool で、新しい特別展 "LoveSport" がスタートし
ました。
バイエニアルから休憩って、やっぱり展覧会じゃん…と思われる方も
いらっしゃるかもしれませんが、違うんです、博物館がスポーツセン
ターに変貌したんですよ!

2 Fにあがって、扉を入ると、まず左手に、準備運動コーナー。筋肉の
スジスジになった人の映像に合わせて、ウォーミングアップをします。
そして右手には、 10m ダッシュコーナーでスピードを、サイクリングで
スタミナを、タッグチームコーナーでは反射神経が測れて、しかも体重、
身長、体密度、体脂肪、脈、血圧までチェックできます。
ちなみに、脈をとっている犬ちゃんは、セント・へレンズ・ラグビーリー
グ・チーム Saints のマスコットです。

それだけではありません、バスケットボールとサッカーコーナーもあっ
て、来場していた、地元のバスケットボール・チームの Toxteth Tigers
のメンバーも、本気モードで競っていました。

先週号の最後に、スティーヴン・ジェラードのビデオ・クリップに触れま
したが、あれは、この "LoveSport" 展がらみだったんですね。この映
像は、 National Museums Liverpool のホームページからも観れますし、
"LoveSport" 会期中は、クレイトン・スクエアのBBC ビッグスクリーン
(屋外の大型スクリーン)でも映し出されるそうです。
http://blog.liverpoolmuseums.org.uk/StevenGerrardVideo.aspx

ついでに、ここからはレゴでできた、ラファとジェラードの Eカードが送
れます。
http://www.liverpoolmuseums.org.uk/sitetools/postcards/writeMessage.aspx?coll=13&image=92

この参加型のエキシビション、 "LoveSport" は、来年の4月29日まで
続きます。
体育は苦手でしたが、これは楽しかったです。週に2,3回くらい通おう
かなあ。。。

< World Museum Liverpool >
住所:William Brown Street, Liverpool L3 8EN
電話:0151 478 4393
オープン:毎日10am 〜5pm  入場無料
ホームページ: http://www.liverpoolmuseums.org.uk/wml/exhibitions/lovesport/


場所を移して、セント・へレンズ。
先週ご紹介したガラスアーティストのノグチミエコさんと一緒にガラス・
ミュージアムを訪問した後に、 5aThegallery に立ち寄りました。
以前ゴールドフィッシュだよりで掲載した、スチュアート・サトクリフにささ
げるスペースのあるギャラリーです。
ここでもスポーツにちなんだ、 "Good Sport" 展がありました。

面白かったものが2つ。
ひとつは、サッカーゴールに仕立てたスノードーム。ギャラリーのマネー
ジャーの Jess いわく …。

「普段の展示作品だと、お客さんが作品に触ることはほとんどないし、
触らないように気をつけてるのがわかるんだけど、このスノードームは
違うのよね、無意識のうちに手にとって逆さにひっくり返してるわ。これ
も 155ポンドするれっきとした作品なんだけどね」

…なるほど。私もそのうちの一人でした。人間の心理って不思議です。

もうひとつは、 Lily Parr 。 Lilly Parr ときいてピンとくる人はイギリス
じゅうはおろか地元のセント・へレンズでも少ないそうです。
彼女はなんと、セント・へレンズが生んだ、英国サッカー史上最も多く
のゴールを決めたサッカー選手なんですって。女子サッカーだけじゃな
くて、男女問わずの記録ですよ。 900得点。

地元のライター Barbara Jacobs による説明文によると、第一次大戦
中の1917年、負傷した兵隊の救援やそのほか慈善目的の資金集め
のために、工場で働く女の子が集まって、The Dick Kerr's Ladies'
Football Team を結成。貧困と戦時中の憂鬱な世態を吹き飛ばすかの
ように、たちまち人気となりました。
海外遠征なども行っていて、対フランス戦のポスターの複写も展示さ
れてました(もちろん、負かしてきたそうです!)。
残念ながら、 1921年に FA(英国フットボール協会)から 「女性にはふ
さわしくない」とされ、女子サッカーチームはその後 50年間禁止されて
しまったのですが、今でも Lily Parr の伝説は静かに語りつがれてい
て、2002 年には、プレストンにある The National Football Museum の
ホール・オブ・フェイムに殿堂入りしたそうです。

こんなサクセスストーリーがセント・へレンズにあったんですね。ふむふ
む。 "Good Sport" 展は、 10月14日まで。

< 5aThegallery >
住所:Bickerstaffe Street, Cultural Quarter, St Helens, WA10 1DH
電話:01744 20466
オープン:火曜〜土曜 10am 〜6pm  
ホームページ: http://www.5athegallery.co.uk


。。。と少しスポーツづいたところで、来週は、 John Peel Day のトリ
ビュートサッカーの試合がとっても楽しみです。雨が降らないことを祈っ
ていてください。


今週の告知です。

新しい朝の習慣! 
"Your Fridge Door" ( http://www.yourfridgedoor.com ) 。
ロンドンのオンライン・ライフスタイル・マガジン&ニュースレター Urban
Junkies ( http://www.urbanjunkies.com ) の元スタッフが中心になっ
て、北西イングランド版をスタート。ホームページには、フード&ドリン
ク、スタイル、音楽、トラベル、ライフ、アート&カルチャーのセクション
があり、メールマガジンを購読をすると、月曜日から金曜日まで毎朝、
リヴァプールやマンチェスターをはじめとした、北西イングランドのその
日のお薦めの音楽、イベントなどを知らせてくれます。とっても便利な
リマインダーで す。

もうひとつは、 10月 23日から 30日まで行われる、 "Liverpool Food &
Drink Festival" 。
いろんなレストランが参加して、特典も用意しているようですので、気に
なるレストランをチェックするのにぴったりの機会です。
超人気レストラン Simply Heathcote のブリティッシュ・サンデー・ランチ
が気になる、、、じゅるっ。
詳細は公式ホームページから: http://www.liverpoolfoodanddrink.com


それではまた来週!  

ミナコ・ジャクソン♪


(この連載に関連する写真は、ウェブサイトの「 NLW ゴールドフィッシュ
だより」ページに掲載しています。
http://scousehouse.net/goldfish/goldfish64_photo.htm )


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▼スカウスハウス・ニュース
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レコード・コレクターのみなさん、お待たせしました! 「UK盤レコード」
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ですが、今回はローリング・ストーンズのUKオリジナル盤もいくつか入
荷しています。
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ウトになっていますが、ほとんどはまだ在庫があります。
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リヴァプールFCおよびエヴァトンFCの、ホームゲーム観戦チケットの
手配を承っています。
詳細は、ウェブサイトの「スタジアムへ行こう!」ページをご覧ください。
http://scousehouse.net/football/stadium.htm


*** 語学留学生募集中 ******

リヴァプールへの語学留学をサポートしています。
詳細については、ウェブサイトの「語学留学案内」ページをご覧くださ
い。
http://scousehouse.net/study/index.htm


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リヴァプール&ロンドンのビートルズゆかりの地を訪ねるガイドツアー
をアレンジしています。
ツアーの詳細は、ウェブサイトの「ガイドツアー」ページをご覧ください。
http://scousehouse.net/beatles/info.htm
http://scousehouse.net/beatles/guide_london.htm


*** 原稿募集中 ******

「リヴァプール・ニュース」では、読者のみなさんからの投稿を募集して
います。
旅行記、レポート、研究、エッセイ、写真などなど、リヴァプール、ある
いは英国に関するものなら何でも歓迎です。
お気軽にお寄せください。楽しい作品をお待ちしています。


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▽今週のフォト
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*** 今週の「ゴールドフィッシュ」フォト ******

今週も、ミナコさんから素敵な写真が届いています。
ウェブサイトの「NLW ゴールドフィッシュだより」ページをご覧ください。
http://scousehouse.net/goldfish/goldfish64_photo.htm


*** 今週のフォト・アルバム ******

「ゴールドフィッシュ」以外の原稿にちなんだ写真は、「NLW フォト・アル
バム」ページをご覧ください。
http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo268.htm 


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□■ 第268号 ■□

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