December 19 2006, No.278
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     リヴァプール・ニュース / News of the Liverpool World   
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□■ INDEX ■□

 ▽フロム・エディター
 ▼リヴァプール・ニュース <2006年12月16日>
 ▽寄稿:W杯観戦記「ドイツに行ってきました!」
 ▼コラム:「スカウスハウス的・リヴァプール語学留学」
 ▽スカウスハウス・ニュース
 ▼今週のフォト


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▽フロム・エディター
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2006年のクリスマス・タイム

あなたの夢が、いつまでも若く、そして美しくありますように

メリー、メリー・クリスマス!

                         ― Kaz (19/12/2006)


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▼リヴァプール・ニュース <2006年12月16日>
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*** 12月16日(土) *******************************

【バルセロナと!】
15日、UEFAチャンピオンズリーグ・決勝トーナメント1回戦の組み合
わせ抽選がスイスのニヨンで行われました。
一昨季のチャンピオン・リヴァプールは、昨季のチャンピオン・バルセ
ロナとの対戦となりました。

バルセロナは、ロナウジーニョやエトー、デコといったスター選手を揃
え、現在の世界最強チームのひとつです。また、現在のリヴァプール
の中心選手、ルイス・ガルシアとぺぺ・レイナの前所属チームです。

リヴァプール監督のラファエル・ベニテスはこう話しています。
「昨シーズンあんな結果になってしまって、選手たちは心底がっかりし
ていた。今度こそはってみんな気合じゅうぶんだよ」
「今の我々には、ヨーロッパでのじゅうぶんな経験がある。いくつもの
ベスト・チームと戦って来た。自信を持って受けて立つことができると
思う」
「彼らがいいチームだということはよく分かっている。ちょうど今日本で
ワールド・クラブ・チャンピオンシップを戦っているんだよね。誰からも
称賛されるチームだ」
「昨シーズンの覇者だから、我々にとっては厳しい抽選ということにな
るわけだけど。しかし対戦まで2ヶ月ある。しっかり準備もできるし、そ
れにこっちには失うものはない」
「誰もがバルセロナを世界最強チームのひとつだと言う。ならば我々
がそれを覆してみせよう。世界的なプレイヤーたちを相手にするのに、
まずメンタルで負けないようにしないとね」
「詳しい戦い方について語るのはまだ早すぎる。まず自信を持って、彼
らとの対戦を楽しみにしたいね」
「私自身は、ヴァレンシア時代にノウ・カンプ(バルセロナのホーム)で
戦った経験がある。相性はかなりいいんだよ。今回もそうなるといい
ね」
「第二戦がアンフィールドというのは大きいね。我々にとって重要なファ
クターになるだろう。ヨーロッパの試合を戦う時のウチのスタジアムは、
アメイジングな雰囲気になるからね。サポーターたちがあいてチーム
に与えるプレッシャーも相当なものだ。どんな相手だって、ここでの戦
いは困難なものになる」
「もちろん、第一戦の結果がともなってこそ、勝ち抜きが可能となる。そ
れはよく分かっているよ。昨シーズンはそれでやられてしまったから
ね。ベンフィカでの第一戦を終盤の失点で落として、それが第二戦に
大きく響いてしまった」

一方、バルセロナのロナウジーニョは、リヴァプールについてこう話し
ています。
「リヴァプールにはラファエル・ベニテスという知将がいて、彼はヴァレ
ンシアを率いていたときにバルセロナ相手にかなりいい成果を挙げて
いるんだよね。スペイン人のプレイヤーがいるのも彼らの強みだろう。
展開を読みやすいだろうからね」
「もちろん僕はスティーヴン・ジェラードの大ファンだよ。僕は献身的で
情熱的なプレイヤーが好きなんだ。彼はすごい選手だよ。ヨーロッパ
のどこのクラブに行っても中心選手になれるだろうね」

バルセロナとのチャンピオンズリーグ・決勝トーナメント一回戦は、
第一戦はカンプ・ノウで2月21日に、第二戦はアンフィールドで3月6
日に行われます。


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▽寄稿:W杯観戦記「ドイツに行ってきました!」
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W杯観戦記「ドイツに行ってきました!」 / マイキー

  ― 第11回 / 「キラー・クイーンとベッキャム」 ― 

Ciao! Kazさん♪

短い時間だったけどたのしかったよ。すてきな人でしたねミナコさんも
イアンさんも。呼んでいただきありがとうございました。。。

さてさて、この前の続きです!
閉館1時間前のオルセー美術館。一般の列はまだまだ200人程いた
けど、入場はその最後尾で打ち止めになって、残念がっている人もた
くさんいました、、、次の日は休みだし。。。
パスを持っている私も、このままオルセーをとるか、W杯「イングランド
vsエクアドル」をとるかで大悩み、、、。

しかも、このときになって、オルセーは確かに月曜日が休みだけど、オ
ランジュリーとルーブル美術館は火曜日定休ということに気がつい
た(××)
逆に回っておけば全然行けたのに。。。ほんとにこの時点で足がドドッ
と疲れてへたり込んでしまいそうになった、、、とほほ。

でも、ここで考えた!
せっかくリアルタイムでここパリでみれるんだし、やっぱりサッカーをと
ろう!!
オルセーは明後日の火曜日にトライすればいいやん。帰国の日だけ
ど、飛行機の時間が13時45分で少しは時間がある!!!

…でも、「帰り間際は気をつけろ!」と言うマイキー的掟がありなのだ
が。。。(謎笑?)
そんなこんなで、後ろ髪ひかれつつオペラ座近辺のカフェバーへ。

なぜオペラ座近辺かといえば、私のお宿がオペラ座地区で帰りが便利
と言うだけなんだけどね♪
私の頭の中に流れるメロディーはQueenの “Killer Queen” (あは♪)
でもこの辺りのお店はどーも南米系の人達が多く、どこも大体エクアド
ルサポ(苦笑)
私がひょこっと顔でも出したらちょっと浮く感じで、、、。

少し探し歩いて、とりあえず入りやすそうな、女の人も居たお店にIN!
やっと落ち着いたところで、ワールドカップ中継の音に耳をすませて気
がついた事が、、、ドイツでTVやらパブリックビューイングやらで聞いた
ドイツ語の解説は、(音的に言うと)あんまりトーンの浮き沈みが無くて
淡々と流れるみたいな感じだったんだけど。。。

でもフランスは「うーらら〜」とか「あややや〜」とか、オノマトペ? 擬音
語? って言うのかな? 
よーするに「うわーーーっ!」とか「あぶなぃーーーーーっ!!」みたい
な感じがいっぱいで、私にとってはしっくりきたりする。

イングランドのベッカムさんなんかはフランス語の発音的に「ベッキャ
ム」って言うのね。
で、この試合でベッカムさんのあのフリーキックが決まった時、生中継
のTVの画面に大喜びのベッカムの奥さんのビクトリアが映し出されて、
解説の人も
「マッダァームベッキーャム飛び上がって喜んでます!」
と(←マダムベッキャムの後は私なりの解釈(笑))。。。

私は一人そんなことを考えて、BARでビールを飲みながらにやにやし
ていたので変な人に思われただろけど。。。

この時間、日本は夜中のはずだが、師匠がちまちまメールをくれるの
だ(笑)
「サッカー観てる?」とかね。。。
「いいなぁ、まだそっちは明るいでしょう?」とか。。。(苦笑)
起きてるんだったら一緒やん! と私は思いながらもまったく孤独感を
感じなかったのは師匠のお陰だったかな♪

結局この「イングランドvsエクアドル」は、後半のこのベッカムのFKの
1点でイングランドが勝抜け!

で、この帰り道、中華麺がメインのチャイニーズレストランに遭遇。
やはりパンが合うお料理をずーーーっと食べてた為か、すぅーーーっと
引き込まれるように店内に入って、ぷりっぷりっのエビの入ったエビワ
ンタン麺をほうばって幸せ気分でホテルに帰り就寝♪(笑)

つづく。。。


(この連載に関連する写真を、ウェブサイトの今週の「NLW フォト・アル
バム」ページに掲載しています。どうぞご覧ください。
http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo278.htm 


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▼コラム:「スカウスハウス的・リヴァプール語学留学」
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「スカウスハウス的・リヴァプール語学留学」 / Mariko

 ― 第2回 ―

すっかり年も暮れ、2006年も終わろうとしています。

先日、リヴァプールで一緒だった友人たちと忘年会をしました。
場所はいつもの「ダブリナーズ新宿店」。
http://r.gnavi.co.jp/g209300/
ビールはイギリスに比べると高いですが、イギリスの雰囲気を味わえ
て、イギリス時代の友達と会うには絶好の場所です。
お近くの方はぜひ寄ってみてください。


【リヴァプール語学留学の流れ】
 1) 学校・コース選び
 2) コース決定・申し込み
 3) 学校より受け入れ許可書到着
 4) 寮・ホームステイ手配
 5) ビザ申請・ビザ取得(6ヶ月以上滞在の場合のみ)
 6) 航空券購入
 7) 旅行保険加入
 8) 渡英準備
 9) リヴァプールへいざ出陣!


さて、今回は
1)学校・コース選び
についてお話したいと思います。

そもそも、皆さんはどのように学校を決めてくのでしょうか。

A. 地域
 英語を学びに行く上で、訛りを気にする人が多いようです。
 確かにリバプールを含め、北に位置する地域は一般的に
 訛りが強いところが多いでしょう。
 イギリスにはそれはたくさんの種類の訛りがあって、
 地域の数だけ訛りがあるといわれています。

 最初は戸惑うかも知れません。
 でも、あたり前の話ですが、学校の先生はスタンダードな
 英語を話します。
 そして、強い訛りを聞いていれば、何よりもリスニング力が
 鍛えられるでしょう!

 私も、初めてリバプールに行った時は大変でした。
 まず、大学から一番近い、シティーセンター行きのバス停を
 探していて、近くの八百屋さんに入ってたずねてみました。
 ところが、まったく何を言っているかわからないんです、この
 八百屋さん。
 やっと外まで出てきてくれて、指差して教えてくれました…。

 この訛り対策は後ほどお話したいと思います。

 また、物価のことも考えなければなりません。
 一般的に留学生に人気のある南の地域は、北に比べて3倍近く
 物価が高いといわれています。
 日本でも、地方と東京とは比べ物にならないほど差がありますよね。
 リヴァプールの物価は安いですよ。特に、家賃がまったく違います。
 私がいた当時、フラットシェア(家の間借り)で一週間で50ポンド
 ぐらいでしたから、月に5万円ぐらいだったでしょうか。
 ただ、ポンドは今、ぐんぐん強くなっていってますね…。

B. クオリティー
 やはり、学校の質が気になるところです。
 これはリヴァプールの学校のみに言えることではありませんが、
 ブリティッシュ・カウンシルのお墨付きである事が大事でしょう。

 ブリティッシュ・カウンシルでは、「アクレディテーションUK認定制度
 (Accreditation UK)」 というものを実施しており、
 語学学校の水準を満たしている学校のみが認定されるように
 なっています。
 スカウスハウスと提携している学校はいずれも認定校ですので、
 ご安心いただきたいと思います。

C. 日本人の数
 ロンドンや他の人気の都市に行くと、クラスの半分以上は日本人
 という話を良く聞きます。
 また、街を歩いていても、なぜか日本語の会話が聞こえてくる…。
 初めてリヴァプールからロンドンに旅行に行ったときには驚きました。
 観光シーズンでしたからなおさらですね…。

 リヴァプールではその心配はほとんどないと思います。
 さすがに語学コースには何人か日本人がいましたが、日本語が
 飛び交うような状況には陥りません。
 また、ホープの学部コースには、私ともう一人、全体で2人しか
 日本人がいなかったんです。
 おかげでクラスでも注目を集めましたが…。

D. 大学・カレッジの中の語学コースか、プライベートの語学学校か
 これは良く受ける質問です。大きな違いは、環境でしょう。
 大学の中であれば、イギリス人の学生との交流も期待されます。
 反対にプライベートの語学学校の場合は、先生以外は留学生のみ
 です。ただ、留学生への対応に慣れているということはメリットかも
 知れません。

さて、私がなぜリヴァプール・ホープ大学を選んだかというと…。
実は大変な理由があったわけではありません。
最初はアメリカに留学しようとしていましたから。
ただ、たまたまホープ大学の先生が私の日本の母校の先生の友人で、
会ってみたらと勧められたんです。
そこで、先生のお手伝いをする代わりに学費を安くしてくれるということ
になり、3ヵ月後には渡英することになりました。
本当にとんとん拍子で決まりましたね。
こういった出会いやタイミングも大切ですよね。
今思えば、ほんとに3ヶ月でよく準備して行ったと思います…。


〜訛り対策〜

私が取った作戦はテレビで学習です。
当時、「Brookside」というソープオペラが毎日放送されていました。

ソープオペラとは、30分ぐらいのドラマで、平日は毎日、
週末にその週に放映されたものが全部放送されます。
各ソープとも、何週間とかの日本のドラマの常識を覆し、
50年以上も続いているドラマなんです。サザエさんもびっくり。

http://www.btinternet.com/~brookside.soapbox/
ひょえー、HPで登場人物を見てみましたが、なつかしい!
このソープオペラは、リヴァプールを舞台に様々な人間模様を描いた
ものでしたが、残念ながら2003年に打ち切りになったみたいです…。

ロンドンの「Eastenders」(http://www.bbc.co.uk/eastenders/)や、マン
チェスターの「Coronation Street」(http://www.itv.com/page.asp?partid=91)
に負けちゃったのでしょうね…。

渡英して3ヵ月後に、ホープを紹介してくれた母校の先生に電話をした
とき、
「Mariko, be careful with your accent.」
と言われたときにはにんまり。すっかりスカウサーとなっていた証でし
た!

そんなスカウス訛りも、日本に帰ってきて英語を教えるようになってか
らは、すっかりどこかに消えてしまいました。オーストラリアにいた?
と聞かれることが多いです。オーストラリア人にはスコットランド訛りが
あるね、と、真顔で言われました…。
ただ、リヴァプール出身の人と話すと思い出したかのようにあの懐かし
い訛りが出てくるのです。
最近、リヴァパデュリアンに会いませんねー。やっぱり帰郷するしかな
いでしょうか、あのリヴァプールに!

Mariko / スカウス・ハウス語学留学担当

( 第2回・おわり)


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□■ 第278号 ■□

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