December 26 2006, No.279
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ リヴァプール・ニュース / News of the Liverpool World ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ NLW ■ *** http://scousehouse.net/ *** □■ INDEX ■□ ▽フロム・エディター ▼特派員レポート:「ゴールドフィッシュだより」 ▽スカウスハウス・ニュース ▼今週のフォト ―――――――――――――――――――――――――――――― ▽フロム・エディター ―――――――――――――――――――――――――─ NLW □ 2006年最後のNLWです。 この1年間で合計48号、なんとか無事に発行できてほっとしています。 …という挨拶をと思っていたのですが、一昨日からとんでもない事態に なってしまって、もう驚天動地、七転八倒、周章狼狽、五里霧中、暗中 模索、疲労困憊…しつこいですね、この辺にしましょう…えーと、とに かくほとんど仕事にならない3日間でした。 どういうことかというと、仕事で使っているコンピューターが突然調子が 悪くなって、カラカラコロコロという音とともに頻繁にフリーズしてしまう のです。何度も何度も。 思えばもう4年間も毎日毎日フルに酷使しているので、さすがに寿命 が来ているのかもしれませんね。可哀想に…。 …と同情はするものの、やらないといけない仕事はたくさんあるし、こ のNLWの編集だってしないといけません。 「すまんねえ、もうちょっとがんばりんさいよ」とPCくんをなだめすかし ながら、なんとかかんとか匍匐前進で作業を続けたのですが、そこに 追い討ちをかけるようにさらなる厄災が。 なんと今度はメールの送受信ができなくなってしまったのです。年に 2〜3回、サーバーの調子が悪くなることがあるのですが、よりによっ てこのタイミングで来るかぁ…と、気絶しそうになりました。 という理由で、この279号は、実質的にミナコさんの「ゴールドフィッシュ だより」だけということになってしまいました。 連載「ドイツに行ってきました!」は、マイキーさんから原稿も写真も届 いているのですが、残念ながら編集が間に合いませんでした。次号に 掲載します。ごめんなさい! この「フロム・エディター」を書いている今現在、メールサーバーは復活 し、PCの病状はなんとか小康状態を保っています。 このまま無事に第279号を発行できたらいいなあと、今はただ祈るば かりです。 ● ● ● 今ざっと1年分のNLWを振り返ってみたのですが、今年はやはり寄稿 が多かったですね。しかもいろんなタイプの寄稿があって、ほんとうに 充実した誌面になったと思います。寄稿してくださった以下のみなさん に、心から感謝いたします。ありがとうございました! 下村えりさん(リアルエールのすすめ、Football の旅、など)、Tom Calderbank さん(LFC観戦レポート)、ハレルヤ洋子さん(Message from London )、Piki さん(Piki と Pikita のリヴァプール旅行記)、 einstein さん(Football a Go-Go...and Go!!)、Sumire さん(新マージー サウンドのススメ)、preface さん(Liverpool - the city where I want to live)、マイキーさん(ドイツに行ってきました!)、hideomi さん(LFC vs Galatasaray 観戦レポート)、T.N さん(リバプール対ガラタサライ)、 いつみさん(イギリスサッカー観戦初体験@アンフィールド)、Fudge さ ん(アンフィールド観戦記)。 それから身内になりますが、特派員ミナコさんと語学留学担当の Mariko さんにも感謝します。どうもありがとう! そして最後に、読者のみなさん、今年1年間のご購読ありがとうござい ました!! 2007年もどうぞよろしくお願いいたします。 次号のNLW第280号は、2週間後の1月9日の発行とさせていただき ます。 みなさんよいお年を! ― Kaz (26/12/2006) ―――――――――――――――――――――――――――――― ▼特派員レポート:「ゴールドフィッシュだより」 ―――――――――――――――――――――――――─ NLW □ 「ゴールドフィッシュだより」 / ミナコ・ジャクソン 〜 Goldfish Liverpool Update / Minako Jackson 〜 ― 第73号 / 「メリークリスマス 2006!」 ― みなさんこんにちは。 旦那を連れてのお披露目帰国&ホリデーでしばらくお休みさせていた だきましたが、無事にリヴァプールに戻りました。 香港に2泊、実家のある埼玉に3泊、京都に2泊、単なるネタとして秋 葉原に1泊、埼玉の妹宅に1泊、都内の友人宅に2泊という激忙しい スケジュールで旦那を引きずりまわしてしまいましたが、家族や親戚、 友達との会食、観光したりと、充実した2週間でした。 京都では、鳥取に住んでいる16年来の友人と、カズさん夫妻が駆けつ けてくれました、ありがとうございました! 前回のNLWでもカズさんが書いてますけど、紅葉が残る龍安寺境内の お庭の見える精進料理のお店で再会いうとってもシュールなセッティン グからスタートし、その後プリクラなどで盛り上がり、夕方にはマイキー さんも参加して、アイリッシュパブで乾杯して、夕飯に「おめん四条店」 に行ったらカウンターの料理人の方がレッズファン! まあ強烈なリ ヴァプール・マニアの日本人4人プラス生粋のスカウサー1人が集まれ ば、類が友を呼んじゃうのも不思議ではないのかもしれませんね。 その他は、東京に戻って、品川の原美術館、三鷹のジブリ美術館と有 楽町の大きな無印良品(!?)を堪能して、ジョン・レノンの命日の12月 8日はちょうど埼玉の実家近くにいたので、ジョン・レノン・ミュージアム にも足を運びました。献花コーナーなどもありました。 後は友達も参加しての日曜日の浅草や原宿を観光も楽しかったです! リヴァに戻った当日は、コートを着たままベッドにダイブした状態で爆 睡、時差ボケから回復するのに1週間かかりました。トシのせいですか ねえ…。 なんだかんだ言っている間にもうクリスマス! 今回のゴールドフィッ シュだよりが出る頃はもうボクシングデーなんですね。恐ろしい。。。 そうそう、リヴァプールに戻って不在票が入っていて何かと思って取り に行ったら、"Liverpool 800" という本で、旦那がこっそりオーダーして いたものでした。2007年はリヴァプール市制800年記念。「ヘリテージ の年」 というテーマのもとに、リヴァプールの歴史、文化遺産に関する イベントや出版物が発表されています。 532ページにもわたるこの "Liverpool 800" は、リヴァプール大学の John Belchem 教授が3年間かけて完成させた大作で、さすがに読み きるには時間がかかりそうですが、写真、絵画など300枚もの画像を 眺めるだけでも興味深いです。 中には、99年前のリヴァプール市制700年を祝う催し物のポスターもあ りました。来年行われるアニヴァーサリーも、こんな風に100年後の書 物に記録されるのかなあ、と想像すると、これはしっかり目に焼き付け ておかなきゃいけないなあと思います。 何がビックリしたかって、旦那がこっそり自分達の名前が掲載されるよ うに800冊特別限定版を申し込んでいたみたいで、本の後ろの '800 Limited Editions Subcriber' のページには、ちゃっかり 'Ian & Minako Jackson ( www.artinliverpool.com / www.scousehouse.net )' と記載さ れています。こんなリヴァプールの家庭の一家に一冊必須アイテムに、 スカウスハウスの名前も刻まれるなんて!(Ta very much Ian!) 普及版のハードカバーとソフトカバーにも名前がしっかり載ってますの でチェックしてみてください。ちなみに7行下には Mrs. Y. O. Lennon の 名前が! 洋子さんもきっとこの本を手にするはずなので、 scousehouse.net もチェックしてくれるといいですね。 同じ日に、Editions というギャラリーに行ったら David Cotterell という リヴァプール出身のライターがいました。 "The Little Book of Liver Birds" の著者で、趣味で Liver Bird を見つ けては記録していたことが高じて本を出版するに至ったそうです。 「リトルブック」と控えめなネーミングですが、108箇所の建築物に飾ら れたさまざまなライヴァーバードの写真がところ狭しと掲載されていま す。そういえば、京都の金閣寺に行ったときに、てっぺんの鳳凰がライ ヴァーバードみたいだったなあ。 "Liverpool 800" 、"The Little Book of Liver Birds" の書籍は、本屋さ んや 08 Place などで購入できます。 2007年のイベントハイライトが発表されました。 2007年 Heritage Year にちなんで、文化遺産、宗教、海洋、奴隷貿易、 音楽などさまざまな角度からのリヴァプールの歴史にまつわるイベント が開催されます。 詳細は、Liverpool08 ウェブサイトからダウンロードできます。 http://www.liverpool08.com/Events/ThemedYears/2007/Flavour_of_2007_events/index.asp 2007年は、8月28日にリヴァプールが800歳のバースデーを迎えるだ けでなく、キャヴァーン・クラブの50周年記念ということもあり、ビートル ズがらみでさまざまな企画されています。 1月16日〜21日: キャヴァーン50周年アニヴァーサリー・コンサート 6月1日:Sgt. Pepper's リリース40周年 6月16日: リヴァプール大聖堂にてサー・ポール・マッカートニー作曲 の "Liverpool Oratorio" コンサート。指揮:Carl Davis CBE 演奏: Royal Philharmonic Orchestra & Chroir with Liverpool Cathedral Choristers 。 6月18日:サー・ポール の65歳バースデーパーティー 7月6日:ジョンとポールのウールトン・ヴィレッジでの出会いから50年 を記念したライブコンサート 8月:恒例のビートル・ウィーク&マシュー・ストリート・フェスティヴァル 8月30日: エムパイア・シアターにて Cavern City Tours 主催の "Liverpool 800th Birthday Concert" バイエニアルはお休みですが、2007年もアートは活発です! ロンドン以外で初の開催となる Turner Prize は間違いなく見ものです! 1月24日〜10月: "Anthony Brown's 100 Heads Thinking as One" 巡 回展。まずは Echo 本社のビルからスタートします。 6月29日〜9月23日:Tate Liverpool にて Peter Blake 展。 10月19日〜13日:Tate Liverpool にて The Turner Prize!(受賞セレ モニーは12月3日) また、2007年に8歳、21歳、80歳になる人たちに、リヴァプール市から、 スペシャル記念バースデーカードが送られるそうです。 http://www.liverpool08.com/Events/ThemedYears/2007/BirthdayCard/index.asp クリスマス直前のリヴァプールのシティーセンターは、夜8時ごろまで連 日買い物客で賑わっています。 イルミネーションはロンドンや東京のようなゴージャスなものではありま せんが、人々の活気とともに街が明るいこの時期はいいものですね。 知り合いや友人にも出くわすのですが、「プレゼントどうしよう!?!」 とパニクッていました。 ハイストリートやデパートのクリスマス商戦に加えて、The Community Gallery での Living Market クリスマス・マーケットや、毎月恒例となった ホープ・ストリートのファーマーズ・マーケットと同時に行われたクリスマ ス・アート&クラフト・フェアなども負けずに奮闘している様子が見られ ました。 また、最後最後と言われて続けていた Duke Street の Arena Gallery では、本当にラストのアート・オークションが先週の日曜日に行われま した。 オークショネアは、Arena ではすっかり名物の Dr Paul O'Keeffe が務 め、今回もハイパーなパフォーマンスでした。 私らは、Nick Sykes の "She keeps me safe" というペインティングと、 フランス人アーティスト Laurence Payot の "Shit No.72" を購入。後者 の作品は、ベチョッと落ちたアイスクリームのオブジェで、「アイスクリー ムを誤って床に落とすと、"Shit!"っていうでしょ?」ということから名づ けられたそうです。 オークションの最後には、Arena Art & Design Association の創設者、 Terry Duffy から寄付された巨大な作品が競り落とされました。 なんだか寂しくなりますが、年明けには、Jordan Street (Jamaica Street 、Greenland Street 近く)にて新生 Arena として生まれ変わりま す。今後もがんばってほしいです。 ちなみに、美術手帖11月号に、アート・ジャーナリスト伊東豊子さんによ る リヴァプール・バイエニアルの記事が載っています。Arena のことも 触れられています。バックナンバーをゲットして読んでみてください! そうそう、前号のゴールドフィッシュだよりでお伝えした " Gift " 展のミ ニ続報。 ゲットしたマスクはこんな風にレポートしました。合成写真じゃありませ んよ。大勢の観光客がいる中、金閣寺でマスクを取り出しての撮影は 勇気がいりましたが、敢行した甲斐あってか、オーガナイザーは気に 入ってくれたようです。ギフトラップをつけて、クリスマスにはレスリング マスクの元の持ち主であるアーティストに贈られるそうです。その反応 が楽しみです! http://picasaweb.google.co.jp/ian.jackson/GiftMaskReturnsHome 私は今年のクリスマスは、ジャクソン家の一員としての初めてのクリス マスとなります。 美味しいもの食べて飲んで楽しい時間を過ごしたいと思います! 皆さんにとっても素晴らしいクリスマスとなることを祈ってます♪ 今週の告知です。 大晦日の午後5時から、セント・ジョージズ・ホール&ライム・ストリート 駅の前の広場にて、今年も花火があがります。クラッシックから最近の ものまで幅広いジャンルの音楽をサウンドトラックにした20分のディス プレーになるそうですので、お見逃しなく! それではよいお年を! ミナコ・ジャクソン♪ (この連載に関連する写真は、ウェブサイトの「 NLW ゴールドフィッシュ だより」ページに掲載しています。 http://scousehouse.net/goldfish/goldfish73_photo.htm ) ―――――――――――――――――――――――――――――― ▽スカウスハウス・ニュース ―――――――――――――――――――――――――─ NLW □ *** 年末年始のお休みのお知らせ ****** 「スカウス・ハウス」は、12月29日から1月4日までを年末年始のお休 みとさせていただきます。1月5日より通常業務を再開いたします。 *** リンクのお知らせ ****** ウェブサイトの「リンク−日本語サイトページ」に、『オーストラリア留学 IAE留学ネット』さんを掲載しました。オーストラリア留学やワーキング ホリデーをお考えの方はぜひ! http://scousehouse.net/links-japanese.htm http://www.iaeau.com/ *** LFCグッズ通販:On Sale Now!! ****** 「通販ページLFCグッズ(2006-No.10)」をアップしました。 おなじみのマッチ・プログラムやLFCマガジンのほか、昨年も大好評 だったカレンダーも入荷しています。 オーダーをいただけると嬉しいです! http://scousehouse.net/shop/lfcgoods2006_10.htm *** フットボール・チケット手配 ****** リヴァプールFCおよびエヴァトンFCの、ホームゲーム観戦チケットの 手配を承っています。 詳細は、ウェブサイトの「スタジアムへ行こう!」ページをご覧ください。 http://scousehouse.net/football/stadium.htm *** 語学留学生募集中 ****** リヴァプールへの語学留学をサポートしています。 詳細については、ウェブサイトの「語学留学案内」ページをご覧くださ い。 http://scousehouse.net/study/index.htm *** ビートルズ・ガイドツアー ****** リヴァプール&ロンドンのビートルズゆかりの地を訪ねるガイドツアー をアレンジしています。 ツアーの詳細は、ウェブサイトの「ガイドツアー」ページをご覧ください。 http://scousehouse.net/beatles/info.htm http://scousehouse.net/beatles/guide_london.htm *** 原稿募集中 ****** 「リヴァプール・ニュース」では、読者のみなさんからの投稿を募集して います。 旅行記、レポート、研究、エッセイ、写真などなど、リヴァプール、ある いは英国に関するものなら何でも歓迎です。 お気軽にお寄せください。楽しい作品をお待ちしています。 ―――――――――――――――――――――――――――――― ▼今週のフォト ―――――――――――――――――――――――――─ NLW □ *** 今週の「ゴールドフィッシュ」フォト ****** 今週も、ミナコさんから素敵な写真が届いています。 ウェブサイトの「NLW ゴールドフィッシュだより」ページをご覧ください。 http://scousehouse.net/goldfish/goldfish73_photo.htm *** 今週のフォト・アルバム ****** 「NLW フォト・アルバム」ページには、1枚だけ写真をアップしています。 http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo279.htm ■ NLW ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ リヴァプール・ニュース / News of the Liverpool World ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ *** 毎週火曜日発行 *** □■ 第279号 ■□ ◆発行 SCOUSE HOUSE (スカウス・ハウス) ◇編集 山本和雄 & ミナコ・ジャクソン ◆ウェブサイト http://scousehouse.net/ ◇Eメール info@scousehouse.net ご意見・ご感想・ご質問など、お気軽にお寄せください。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ このメールマガジンは、以下の配信サーヴィスを利用して発行していま す。配信の解除やメールアドレスの変更は、それぞれのウェブサイト からどうぞ。 ◆まぐまぐ http://www.mag2.com/m/0000065878.htm ◇めろんぱん http://www.melonpan.net/melonpa/mag-detail.php?mag_id=000917 ◆メルマガ天国 http://melten.com/m/5593.html ◇カプライト http://cgi.kapu.biglobe.ne.jp/m/3487.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 無断での転載を禁じます。 Copyright(C) 2001-2006 Scouse House |