February 06 2007, No.284
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     リヴァプール・ニュース / News of the Liverpool World   
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ NLW ■
         *** http://scousehouse.net/ ***        


□■ INDEX ■□

 ▽フロム・エディター
 ▼リヴァプール・ニュース <2007年2月5日>
 ▽寄稿:Match Review; Liverpool vs Arsenal
 ▼特派員レポート:「ゴールドフィッシュだより」
 ▽「利物浦日記2006」
 ▼スカウスハウス・ニュース
 ▽今週のフォト


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▽フロム・エディター
―――――――――――――――――――――――――─ NLW □

久しぶりに、トム・カルダーバンクさんからの寄稿を掲載します。もちろ
ん、LFCマッチのレヴューです。
グッド・ハートを持った赤のスカウサー、トミーさんには、これまでに2
度、このNLWにマッチ・レヴューを書いてもらっています。覚えておられ
る方も多いことでしょう。

今回の試合は、1月9日に行われたカーリング・カップのアーセナル
戦。12月19日に行われるはずだったこの試合ですが、試合直前に濃
霧による延期が決定し、スケジュールが組み直されたといういきさつが
ありました。
おかげで、リヴァプールは4日間のうちに同じ場所で同じ相手に2度も
大敗するという憂き目を見ることになってしまったわけですが…。

試合から2週間後に送られて来たトミーさんのレヴューですが、それか
らさらに2週間が経っています。
つまり、試合からおよそ1ヶ月後のレヴューということになりますね。ず
いぶんとタイミングのズレた掲載になってしまいました。
その間に何があったのかと言いますと…。

ええと、最初はいつもどおり日本語に翻訳して載せるつもりでした。
でも、いざ翻訳にかかってみると、トミーさんの独特のフィーリングを消
さずに日本語に移し変えるのは、僕の語学能力では無理なんじゃない
かと思えてきたのです。
どうしたものかと思案するうちに、ふと、こんな考えが頭をよぎりました。

(いっそのこと、このまま載せてみたらどうかな…??)

なるほど、考えてみれば、NLWの読者には英語を読める人は少なくな
いのではと思います。スラスラではないにしても、辞書を引きながら読
むことだってできますしね。辞書は面倒だからわからない単語をいくら
か飛ばして読んだとしても、トミーさんの文章の味わいはそれなりに楽
しんでもらえるはず。いずれにせよ、トミーさんらしさの残ってないヘナ
チョコな日本語訳を載せるよりはずっといいのではなかろうか…。

…と、いうわけで決定です。トミーさんのマッチレヴューは、原文のまま
紹介することにしました。
英語の原稿をそのまま掲載するなんて、たぶんNLWでは初めての快
挙(?)だと思います。
(あ、でも僕が忘れているだけで、過去に先例があるかもしれませんけ
ど…)

楽しんでいただけると嬉しいです。Thanks a lot, Tommy-san!!

                           ― Kaz (06/02/2007)


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▼リヴァプール・ニュース <2007年2月5日>
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*** 2月5日(月) *******************************

【第205回マージーサイド・ダービー】
3日、リヴァプール対エヴァトンの「マージーサイド・ダービー」がリヴァ
プールのホーム、アンフィールドで行われました。
結果は0−0のスコアレス・ドロー。
シーズン序盤のグッディソンでの対戦に3−0で敗れ、雪辱に燃えてい
たリヴァプールでしたが、90分間ほぼ一方的に攻めながら、1点を取る
ことができませんでした。

試合後、ラファエル・ベニテス監督は、エヴァトンのディフェンシヴな戦
い方を批判しています。
「ほんとうにがっかりだ。勝とうと思って戦っていたのはひとつのチーム
だけだった。もうひとつのチームはただ負けたくないと思って戦ってい
た。すごく不愉快だね。我々は勝ちに値する戦いをしたというのに」
「後半にミスから相手にチャンスを与えることになったが、ペペがよく
セーヴしてくれた。それ以外は、我々が何もかもをコントロールしてい
た。3人のストライカーと、ペナントにリーセも加わってどんどん攻めて
行ったわけだが、向こうは常に9人がゴール前に張り付いていたから
ね」
「スモール・チームとアンフィールドで対戦するときはいつもそうだ。相
手が引いてしまって、コンパクトで狭いスペースをこじ開けなければな
らないから、どうもイライラしてしまう。しっかり3ポイントを取れなかった
ことは非常に残念だ」
「もちろん、バルセロナで今度やる試合で同じスコアだったら嬉しいだ
ろうね。だが我々はエヴァトンのようなプレイはしない。ウチには攻撃
的なメンタリティを備えたプレイヤーがたくさんいるからね」
「我々もアウェイではコンパクトなプレイを心がける。引き気味に、連携
にも注意しながらね。しかしそれと同時に、チャンスも作るよ。相手の
チームがミスをするのをただ待つだけじゃなしにね」

ベニテス監督のコメントに対して、エヴァトンのデイヴィッド・モイーズ監
督はこう話しています。
「エヴァトンはスモール・チームではない。エヴァトンはイングランドの
ビッグ・クラブの1つだ」
「今現在に限って言えば、確かに我々はリヴァプールよりはスモール
だ。しかしこれだけははっきりさせておきたい。我々は競争力のある
しっかりしたフットボール・クラブだ。そしてできる限りのことを達成した
いと努力している」
「敵地で、しかもとんでもない大金をかけて作られたチームとの対戦
だったわけだしね。今日に限ったことじゃなく、4ヶ月前のグッディソン
でも我々はしっかりやり遂げたんだ」
「深く追求するつもりはないが、ラファがエヴァトンをスモール・クラブと
言ったとしたら、がっかりだね。なぜなら、もし彼がエヴァトンを率いて
今日のゲームを戦ったとしたら、おそらくは同じような戦い方を選ぶん
じゃないかと私は思う」
「リヴァプールは強いチームだ。彼らがウチを非難していることについ
ては、どうこう言うつもりはないよ。そういうことは私の性分じゃないし、
正しいやり方だとは思えないから」

2月4日現在のリーグ順位は、リヴァプールが50ポイントで3位、エヴァ
トンが36ポイントで8位です。


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▽寄稿:Match Review; Liverpool vs Arsenal
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“Liverpool vs Arsenal, Carling Cup 5th Round,
               at Anfield, January 9th 2007”
                            text; Tom Calderbank

I begin with an apology: this review should have been posted weeks
ago. All I can say is that a combination of illness, high winds and
continued disbelief at the final scoreline has kept me from the
keyboard. Still, if you take the smooth, you've got to take the
rough...

This game was cursed from the start. If you recall, it had been
rescheduled from December 19th due to thick fog. On that occasion,
I'd made my way almost to the ground before the lack of match
traffic prompted me to actually turn the radio on, then turn back. I
thought then that it was a bad omen: that Thierry Henry would be
back to fitness to punish us. As it turned out, he did come back to
punish us, but that was four days earlier in the FA Cup.

That game was remarkable for only one thing: the ‘6 Minutes for the
96’ protest, live on BBC 1, a cry for justice for the victims of
Hillsborough that will live long in the national psyche. The fans were
absolutely magnificent, underlining once again the power of ‘The
12th Man’. In the absence of actual justice, the shutting up of
unrepentant liar Kelvin McKenzie will do for now.

So here we were at Anfield; surely Arsenal couldn't turn us over
again? Surely this would be where we got our revenge? Footy, my
friends, can be the cruellest of mistresses.

In fairness to Kaz, the seat I was in was the best I've ever been in,
so close to the pitch and the technical area that you could almost
smell Wenger's strategy.
All the better to see the car crash that was this game. You know the
gory details, so I'll spare you. It was really notable, and must never be
forgotten, as it turned out to be the worst home defeat in 70 years.

Arsenal's teen wonders romped to an unbelievable 4-1 by half-time.
Baptista's a good player, but we made him look incredible that night.
He and his team-mates just danced around our lot, the speed and
anticipation of their play was dizzying and remarkable (just like we
are, in fact, at our best).

When we went down to 5-1 on the hour mark, the guy sat next to
me (who hadn't stopped singing and shouting encouragement all night)
shouted: “Come on! We've got them right where we want them!”
That's Scouse humour in action all right.

Gerrard and Hyppia joined Fowler on the score sheet to help launch
a mini-revival, and we honestly believed we'd still have them, such is
the faith. But when they scored their 6th, prompting their fans to
start chanting: “We want 7, we want 7”, you knew we were
knackered. Now I knew how Birmingham City fans feel like when we
dished out the same treatment to them. All's I could think was poor
Dudek. From hero to zero, or what?

Tell you what, though: at the end, we cheered our lads off the pitch,
and applauded the opposition players and fans. As Benitez said
afterwards: “We win all together and we lose all together”. That's the
mark of this club and its very special fans.

So to recap: we lost the game in humiliating style (to a bunch of kids),
lost 3 players to injury and were dumped out of the second domestic
trophy competition in 4 days.

But look on the bright side: we’re about to sell our souls to a corrupt
foreign power and build a new soul-less stadium on a public park in
one of the most deprived areas of Western Europe, in a city
becoming one big luxury apartment.

Yes! The power of the beautiful game!

“Liverpool vs Arsenal, Carling Cup 5th Round,
               at Anfield, January 9th 2007”
                            text; Tom Calderbank


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▼特派員レポート:「ゴールドフィッシュだより」
―――――――――――――――――――――――――─ NLW □

「ゴールドフィッシュだより」 / ミナコ・ジャクソン
          〜 Goldfish Liverpool Update / Minako Jackson 〜

  ― 第77号 / 「リヴァプールで鬼は外、福は内〜!」 ―
 ≪ http://scousehouse.net/goldfish/goldfish77_photo.htm ≫

鬼は外、福は内〜!
土曜日にカズさんから「節分だよ〜」とメールがあって、「おお、そう
だ!」と思い出し、旦那に節分について説明してみました。

「豆まきっていって、誰か一人が鬼役になって周りのひとが鬼に豆投
げて厄払いするんだよ」
と言ったら、
「それでキミは鬼役だったのか?」
と聞かれてちょっとムッ。
「たとえそうでもフレンドリーな鬼じゃい!」
と言い返したところで、ふと「泣いた赤鬼」の物語が頭に浮かんだので
その話も教えてあげました。

(豆まきならぬ)ビーンズ・オン・トーストをランチに食べながら、「赤鬼、
青鬼といえば、今日はダービー戦だねえ」と話をしていたのですが、そ
の結果は「引き分け」。
引き分けかあ、まあ負けなかっただけいいのかなあ、などと甘く思って
いたのですが、試合後、アンフィールド帰りのファッジさんとカーラさん
は開口一番、「もう意気消沈ですよぉ〜」。
そして、「あんなの負けたも同然ですよ〜」。

2人とも、怒りを通り過ぎて言葉数も少ない。いつもはあんなに元気な
のに。
私は得点結果しか知らなかったのですが、試合の経過を見てきた彼ら
にとっては納得いかなかった模様。
ファッジさんとカーラさんの悲痛の叫びレポートは、近々NLWにも寄せ
られると思いますので、乞うご期待(?!)。

 ♪ ♪ ♪

今週は、木曜日に、ボールド・ストリートのファッション&雑貨ショップの
Microzine Gallery (1階がショップで2階にギャラリーがあります)で行
われた、'Liverpool: Blood, Sweat and Tears. A Unique Collection' の
オープニングに行ってきました。

リヴァプールFCは、2001年から2006年までの間に11のカップファイナ
ルへと勝ち抜き、そのうち9つの優勝を勝ち取りました。
この間は主要スポンサーであったリーボック社が LFC のユニフォーム
を手がけていましたが、各試合ごとに本番用に新しいユニフォームを
制作するだけでなく、「ブラッドシャツ」(血のシャツ?)という、怪我でユ
ニフォームに血がついたときのバックアップを一着ずつ作り、厳重に
管理していたとのことです。
幸運にも、選手にこれといった大きな怪我はなく、ブラッドシャツは無
用で済んだので、完全なコレクションとして残されて、今回このようなか
たちでお宝ご披露の運びとなりました。

それぞれのシャツは、各試合の詳細と決定的瞬間の写真とともに額に
収められています。
額に入ったシャツを見ながら、「裏には誰の名前が入ってるんだろ
う?」と疑問に思われる方も多いと思いますが、ブラッドシャツは、全
員分が用意されているわけではなく、背番号も名前も入っていないと
のこと。怪我をした選手が手当てをして着替える直前に、必要に応じて
その場で名前と背番号をプレスするそうです。

スポンサーがリーボックからアディダスに変わり、今後さらにレアにな
ること間違いないこのアイテムは、オークション形式で購入希望者を
募ってます。リザーブ価格が 30,000ポンド(約720万円)。いくらまで上
がるんでしょうか?

このシャツのオーナーの方とお話ししました(匿名希望で写真撮影もす
べて拒否でした。残念!)。
「このコレクションの価値を上げているのが、あの白いシャツ、日本で
行われたワールドクラブチャンピオンシップのLFCとサンパウロ戦のも
のです。コイントスをして勝てば赤、負ければ白を着用することになる
ため、両方を用意していましたが、リヴァプールがトスで勝って赤を着
用したので、白のユニフォームは今まで日の目を見ることがなかった
んですよ」
「バラでは売りません。これはコレクションになってはじめてチームの
歴史として意味があるんです」

ほー。どおりで、11カップなのに12枚だったんですね。そして、
「それと一番端の白いシャツは、ウエストハムのシャツです。同じくスポ
ンサーがリーボック社だったので、これも加えました」
とのことです。ということで、全13枚の展示です。

展示されているシャツに由来する試合は以下の通りです。

1. The 2001 Worthington Cup Final
   (ミレニアムスタジアムでの初の決勝戦)
2. The 2001 FA Cup Final
3. The 2001 UEFA Cup Final
4. The 2001 Super Cup Final
5. The 2001 Charity Shield
   (シーズン5つめのトロフィー獲得の快挙!)
6. The 2003 Worthington Cup Final
7. The 2005 Carling Cup Final
8. The 2005 European Cup Final
9. The 2005 Super Cup Final
10. The 2005 World Club Championship
   (実際に使用された赤のユニフォーム)
11. The 2005 World Club Championship
   (使用されなかった白のユニフォーム)
12. The 2006 FA Cup Final
   (ミレニアムスタジアムでの最後のFAカップ決勝)

マイクロジンのディレクターである Chris Lee さんは、ボソッと「ボク、青
なんだよね〜」と苦笑い気味でしたけど、そのギャップも多少ネタにし
ているようです。土曜日の新聞では、赤シャツの展示の前で、青のユ
ニフォームを掲げた写真が掲載されてました。

また、なぜかこの日会場の片隅でワインの試飲会も行われていて、珍
しいものを飲ませていただきましたよ。
'Everton' という名前のワイン。オーストラリアでワイナリーを経営して
いるスカウサーが作ったワインとのこと。
これも Chris さんの小さな反発? 何はともあれ美味しいワインでした。

この日のオープニングに関して、事前に「この日は選手も来ます。古い
人と新しい人。。。」という情報をゲットしていたので、これはせっかくい
いチャンスだから、筋金入りの日本人ファンの2人も招待リストに入れ
てもらって一緒に行きました。
この2人とは、先ほどちょろっと名前が登場しましたが、LFC好きが高
じてリヴァプールでの留学生活をはじめたカーラさんと、その日に到着
したばかりのファッジさん。
ファッジさんは3ヶ月以内に2度目の訪リヴァ&サッカー観戦旅行で、
試合を見に行くとLFCが負け知らずで、しかも凄い晴れ男です。

2時間待っても選手らしき人が現れず、内心「期待させちゃって悪いこ
としちゃったかなあ」と思っていたら、どうやらそれらしき人が。私は全
く存じませんでしたが、昔からのプレイヤーをウォッチしている旦那が
目ざとく発見して話しかけました。

その名は、Michael Thomas さん。アーセナルからリヴァプールに移籍
をし、引退後もマージーサイド在住です。
まだアーセナルでプレイをしていたときに、89年のリーグ最終戦でリ
ヴァプールが2点さえ取られなければ優勝確実で、しかもその年2つ目
の優勝を果たせるはずだったところに、試合終了間際の89分でトドメ
の2点目を入れてリヴァプールの優勝を阻んだ張本人とのことです
(編注:1988-89シーズン。この最終戦でアーセナルは首位リヴァプー
ルに勝ち点76で並び、得失点差も37で並ぶ。総得点の差によりアーセ
ナルの逆転優勝となる)。

イングランド代表選手でもあった Thomas さんは、リヴァプールでは91
年から98年まで在籍していました。Michael さんとレッズサポーター日
本代表(?!)2人の記念写真をパシャ。

とりあえず古い選手は押さえましたが、新しい人らしき選手は分からず
じまいでした。
new すぎて分からなかったのかもしれません?! もしいたら気づか
なくてゴメンナサイ、本当に。

'Liverpool: Blood, Sweat and Tears. A Unique Collection' 展は、2月28
日まで。 
ちなみに、お店はセールやってます!

 < Microzine Gallery (マイクロジン・ギャラリー)>
  住所:65-67 Bold Street, Liverpool L1 4EZ
  電話: 0151 707 6561
  ショップ営業時間:月〜土/10:00〜18:00 日曜/12:00〜17:00
  ホームページ: http://www.microzine.co.uk

 ♪ ♪ ♪

【今週の告知】
その1;
ピアヘッドが2008年の春まで閉鎖になります。
計画としては、リーズ&リヴァプール運河をアルバート・ドックまで延長
させる工事と、ピアヘッド周辺の整備・改善工事だそうです。博物館の
建設もありますしね。そういえばだいぶ前に、今年のマシュー・ストリー
ト・フェスティバルはセフトン・パークになるかもしれないという噂を聞い
た記憶がありましたが(現時点の情報ではシティーセンター内となって
ますが)、このことだったのかも。
それにしても、代表的な観光スポットが15ヶ月もクローズとはちょっと驚
きです。

閉鎖以降にピアヘッドの「スリー・グレイシス」 ( The Royal Liver
Building, The Cunard Building, The Port of Liverpool Building )を正面
から見るには、バーケンヘッドまで行くか、フェリーからの眺めをお勧
めします。
とにかく 2月中旬にクローズされるそうですので、まずはお早めに見納
めを!

その2;
今年もチャイナタウンにて、Chinese New Year(旧正月)のお祝いイベ
ントが行われます。
獅子、龍、麒麟の舞やパレード、爆竹、などメインの催し物は、2月18
日(日)の午前11時からスタートします。
午後1時からは、チャイナタウン内の公園 Great George Square にて、
The Pool of Life 主催の日英共同の空中舞踏(←と中国語のほうには
訳してありました)、The Elements も行われます。
詳細は Liverpool Chinatown Business Association ホームページ
( http://www.lcba.net )から。

それではまた来週。

ミナコ・ジャクソン♪

≪ http://scousehouse.net/goldfish/goldfish77_photo.htm ≫


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▽「利物浦日記2006」
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「利物浦日記2006」 2 / Kaz
 ≪ http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo284.htm ≫

【8月24日(木)】
実質リヴァプール初日の今日は、くっきりと晴天。気持ちがいい。朝食
を食べて、宿の主人のリズに洗濯を頼んで街に出る。

リヴァプールはとくかく物事の変化が早い。1年も見ないと、街の景色
はずいぶんと変化しているように思える。この街では、変わらないもの
はずっと変わらないが、変わるものは猫の目のように(あるいはイギリ
スの天気のように)くるくる変わる。

あちこちに挨拶に行って、最後にアデルフィ・ホテルのキャヴァーン・シ
ティ・ツアーズのデスクに寄った。レイさんにビルさん、そしてイアン、
ヴィッキーがいる。まだ木曜日だけど、結構忙しそうだ。
毎年やっているビートル・ウィークの「スカウスハウス・ツアー」だが、今
年は久しぶりにバンドのブッキングをやり、そのファンの方たちのツ
アーのコーディネートもしている。
フェスティヴァルのチケットやバンド用のパッケージを受け取り、ブッキ
ングにいろいろと尽力してくれたイアンに礼を言って、ホテルを後にし
た。

夕方、ミナコさんと「イー・クラック」で打ち合わせ。1年ぶりのケインズ
のビターが美味かった!

6時ごろ、バスに乗ってディングルのマーガレットさんの家へ。リンゴが
育った家に住むおばあちゃんだ。毎年リヴァプールに来るたびに必ず
遊びに行く。
マーガレットさんはいつも歓迎してくれるのだけれど、なぜか決まって
そのうちに説教になってしまう。もちろん、説教するのはマーガレットさ
んで、説教されるのは僕だ。しっかりものの母親が、いつまでたっても
だらしのない息子を叱る図、そのまんま。結果、毎年数え切れないくら
いたくさんの「ノーティー・ボーイ!」をマーガレットさんにいただいてしま
うことになる…。
たぶん、僕がお調子者過ぎるんだろう。でもマーガレットさんの説教に
は愛情がたくさんこもっていて、決して嫌いじゃないんだよなあ…。

結局、マーガレットさんにおやすみを言ったのは8時すぎ。2時間もお
邪魔してしまった。

同じくディングルのエンプレス・パブへ。ここで9年前からの友人である
ジム&アイリーンのご夫婦と再会。スペインに旅行に行った時の写真
や、孫の写真を見せてくれた。
ジムは去年に体を壊して、大好きなビールはもう飲めない。サイダー
にレモンを絞って飲んでいる。
残念だねと言うと、「まあ若いときからず〜っとここで飲んできたからな、
もうビールはじゅうぶんだよ」と笑った。

シティ・センターに戻ったのは10時すぎ。テイクアウェイのカレー&チッ
プスを買って、マージーレイルに乗ってリズのゲストハウスに帰った。

≪ http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo284.htm ≫


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▼スカウスハウス・ニュース
―――――――――――――――――――――――――─ NLW □

*** ビートルズ関連グッズ通販:On Sale Now!! ******

ウェブサイトに、通販ページ「ビートルズ関連グッズ(2007-No.1)」をアッ
プしました。久しぶりのビートルズ・グッズです。今回の目玉アイテム
は、地元紙「リヴァプール・エコーが発行したキャヴァーン・クラブの50
周年特別記念号(右写真)です。ビートルズ・ファンはもちろん、リヴァ
プールの音楽史に興味のある方はぜひ!
オーダーをいただけると嬉しいです。
http://scousehouse.net/shop/beatlesgoods2007_01.htm


*** フットボール・チケットのお知らせ ******

3月6日のチャンピオンズ・リーグ「LFC vs バルセロナ」の観戦チケット
は、受付を終了しています。たいへん多くのお問い合わせをいただき
ました。ありがとうございました。
なお、3月7日のチャンピオンズ・リーグ「マンチェスター・ユナイテッド
vs リール」の観戦チケットは現在のところ受付可能です。 ご希望の方
は、「お名前&ご住所」「必要枚数」をご記入の上、
info@scousehouse.netまでお問い合わせください。


*** LFCグッズ通販:On Sale Now!! ******

今年最初のLFCグッズ通販です。
いくつかのアイテムはソールド・アウトになってしまっておりますが、現
在も引き続きオーダー受付中。お早めに!
http://scousehouse.net/shop/lfcgoods2007_01.htm


*** 語学留学生募集中 ******

リヴァプールへの語学留学をサポートしています。
詳細については、ウェブサイトの「語学留学案内」ページをご覧くださ
い。
http://scousehouse.net/study/index.htm


*** ビートルズ・ガイドツアー ******

リヴァプール&ロンドンのビートルズゆかりの地を訪ねるガイドツアー
をアレンジしています。
ツアーの詳細は、ウェブサイトの「ガイドツアー」ページをご覧ください。
http://scousehouse.net/beatles/guide_london.htm
http://scousehouse.net/beatles/guide_london.htm


*** 原稿募集中 ******

「リヴァプール・ニュース」では、読者のみなさんからの投稿を募集して
います。
旅行記、レポート、研究、エッセイ、写真などなど、リヴァプール、ある
いは英国に関するものなら何でも歓迎です。
お気軽にお寄せください。楽しい作品をお待ちしています。


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▽今週のフォト
―――――――――――――――――――――――――─ NLW □

*** 今週の「ゴールドフィッシュ」フォト ******

今週も、ミナコさんから素敵な写真が届いています。
ウェブサイトの「NLW ゴールドフィッシュだより」ページをご覧ください。
http://scousehouse.net/goldfish/goldfish77_photo.htm


*** 今週のフォト・アルバム ******

「利物浦日記2006」にちなんだ写真を、「NLW フォト・アルバム」に掲載
しています。
http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo284.htm 


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□■ 第284号 ■□

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 ◇編集 山本和雄 & ミナコ・ジャクソン
 ◆ウェブサイト http://scousehouse.net/
 ◇Eメール info@scousehouse.net

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