March 27 2007, No.291
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     リヴァプール・ニュース / News of the Liverpool World   
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ NLW ■
         *** http://scousehouse.net/ ***        


□■ INDEX ■□

 ▽フロム・エディター
 ▼リヴァプール・ニュース <2007年3月25日>
 ▽寄稿:「マンチェスター・ユナイテッド戦 観戦記」
 ▼コラム:「スカウスハウス的・リヴァプール語学留学」
 ▽特派員レポート:「ゴールドフィッシュだより」
 ▼スカウスハウス・ニュース
 ▽今週のフォト


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▽フロム・エディター
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先月にダービーマッチの観戦記を寄せてくださったCarlaさんが、今度
は『リヴァプール VS マンチェスター・ユナイテッド』の観戦記を書いてく
ださいました。

ひな祭りの日に行われたこの試合、ファンのかたはよく覚えていると思
います。
宿敵中の宿敵であり現在リーグトップを独走するユナイテッドを相手
に、圧倒的に攻め込みながらどうしても1点が奪えず、逆に終了間際
にまさかの失点。残酷といえばこれほど残酷な敗戦もないでしょう。

Carlaさんの座席は、熱狂的サポーターが陣取るKOPスタンドでした。
そして、ユナイテッドの決勝点もKOPスタンド側のゴールでした。
まさに悪夢のような結末だったことでしょう。
僕はふと「ドーハの悲劇」を思い出してしまいました。「悔しい」なんて言
葉ではぜんぜん軽い、セキセイインコの羽毛並みに軽すぎる表現でし
かない、ただただショックに打ちひしがれるような状態……。

それでもCarlaさんは、たくましく立ち直って、しっかりした観戦記を書い
てくださいました。じ〜んとくる内容になっています。ぜひご覧になって
みてください。
辛い体験だったでしょうけど、サポーターとしての勲章みたいなものな
のかも、という気がします。きっと留学を終えて日本に帰るときには、
Carlaさんは筋金入りのレッズサポーターになっていることでしょう…。
あ、もうじゅうぶんなってますよね!

Carlaさんからはこの熱戦の写真も送っていただきました。こちらもぜ
ひ!
 http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo291.htm 

● ● ●

リヴァプール在住の下村えりさんから、セフトン・パークにきれいに咲
いた水仙の写真が届きました。
 http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo291.htm 
(偶然にも、今週の「ゴールドフィッシュだより」でもミナコさんがレポート
してくれています)

セフトン・パークには、僕も個人的な思い入れがあります。
妻と2人で数ヶ月リヴァプールに滞在したことがあって、その間ずっと
定宿にしていたB&Bが、この公園のそばにあったのです。
シティ・センターからはちょっと離れたロケーションだったけれど、とても
居心地がいいB&Bでした。僕も妻も、ずっと住みたいと思ったほどこの
宿が気に入っていました。部屋の窓から見えるセフトン・パークの素晴
らしい景色も、その理由のひとつでした。

えりさんにいただいた写真にも、このB&Bが写っています(今もB&Bな
のかどうかはわかりませんが…)。
お礼がてらその事を伝えると、えりさんから返事がありました。文面の
一部をここで紹介しますね。

> この国はどんなに都会でも緑のスペースを惜しみなくとって、それを
> 憩いの場として、生きるために上手くバランスをとっていると思いま
> す。
> ロンドンも都会のど真ん中にケンジントンパーク、リージェントパーク、
> ハイドパーク、セントジェームスパーク、グリーンパークと数え切れな
> い程の大きな公園が存在してますが、あんなに忙しい都市だからこ
> そ、人間が安らぎを得る為のスペースを作り上げたんだと思います。
> そして、人々の自然を求める声が通ることがこの国は素晴らしいと、
> いつも感動します。
> 今の世の中、人間が生きる為に本当に必要なものが、何か見失わ
> れつつあるようで、本当に悲しいですよね!

僕もまったく同感です。
今の日本を考えてみると、環境保護に熱心な国とは決して言えないと
思います。
人間と同じくらい動物を大切にし、人間も自然環境の一部として考える
イギリスやヨーロッパ諸国の素晴らしい知恵を、もっともっと学びたい
ものですね。

                           ― Kaz (27/03/2007)


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▼リヴァプール・ニュース <2007年3月25日>
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*** 3月25日(日) *******************************

【キャプテンがMBEに】
21日、リヴァプールFCのキャプテンでイングランド代表選手でもあるス
ティーヴン・ジェラードが、MBE勲章を受章しました。
バッキンガム宮殿での授章式に出席したあとでジェラードは、緊張した
けど光栄に思うと話しています。
「これまで僕は、スペシャルな人たちとのビッグ・ゲームをいくつも経験
しています。でも今日のようなのはまったく初めての経験で、フットボー
ルとはぜんぜん違うドキドキ感でした。フットボールなら、どうしていい
かわからないなんてことにはなりませんからね。でも今日は僕にとって
ビッグ・デイです。とても光栄な日です」
「自分としては、ピッチの中でも外でも、よくやって来たと思います。ラ
ヴリーな家族に恵まれましたし、フットボールのほうも順調で、たくさん
のことを達成できました。でも僕はまだ26で、自分のキャリアはこれか
らだと思っています。まだまだハングリーですよ」

ジェラードはリヴァプールFCの選手として、2度のFAカップ優勝、UEFA
カップ優勝、UEFAチャンピオンズ・リーグ優勝に貢献しています。
特に、ミラクルな大逆転でヨーロッパのクラブチームとして最高の栄誉
であるUEFAチャンピオンズ・リーグ優勝にチームを導いたことは、2年
が経つ現在も人々の記憶に新しく、今回の受章は「遅すぎるくらいだ」
と多くの人が考えているそうです。

イスタンブールで行われた2005年のチャンピオンズ・リーグ決勝戦、
ACミランを相手に3点をリードされ、誰もが負けを覚悟したところで鮮
やかなヘディングシュートを決め、反撃ののろしを上げたのがジェラー
ドでした。

あの試合のことを尋ねられて、ジェラードはこう答えています。
「あれは何もかもがアメイジングでした。3点も取られてしまって、キャ
プテンとしてハーフタイムのときに考えたのは、ゲームを台無しにしな
いようにしよう、少しでも点差を縮めよう、ということでした」
「最終的にゲームをひっくり返して勝てたけれど、さすがに僕ら自身、
まさか逆転できるなんて考えてなかったですね」
「国際的な舞台では、ハイもロウも経験させてもらいました。成功の秘
訣はと言われたら、そうですね、我慢が肝心ってことですかね」


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▽寄稿:「マンチェスター・ユナイテッド戦 観戦記」
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「マンチェスター・ユナイテッド戦 観戦記」 / Carla

メールマガジンの読者のみなさんこんにちは、スカウスハウスさんにお
世話になって現在 Liverpool に語学留学中の Carla と申します。
前回はマージーサイド・ダービーを観戦するという素晴らしい(!?)体
験をした私ですが、今回またもやKazさんにお助けいただいて
Manchester United との試合を観戦してまいりました!
今回も忘れられない体験をしてまいりましたので、及ばずながらレ
ポートさせていただいます!

Reds のキャプテン、ジェラードも言っていますが、Liverpool FC にとっ
て一年を通じて特別な思い入れのある対戦チームが2つあります。
Everton FC とのマージーサイドダービー、そして Manchester United
です。
それはサポーターにとっても同じ、気合の入り方も半端ではありませ
ん。特に今年は3日後にチャンピオンズリーグの対 Barcelona 戦を控
えていたこともあり、Liverpool の街はなんとなくみんながソワソワして
いる様に見えました。

さて、試合当日。
少し時間に余裕をみてステイ先を出発したにもかかわらず、Anfield へ
の道は大渋滞。これも隣街からくる敵サポーターのせいでしょうか!?
やっとこさ私がスタジアムに入った時には、すでにKOPはチャントの大
合唱中。この日はKOPだけでなくあらゆるスタンドから気合の入った声
が聞こえてきます。みんな意気込みが半端じゃありません! 

この雰囲気を一言で表わすなら…殺気…とでもいうのでしょうか(苦笑)
全身からかもし出される『俺達はマンUが嫌いだ、嫌いだ、大嫌い
だっーーー!!』のオーラ。
うわぁ…本当に Liverpool のサポーターはマンUが嫌いなんだなぁ(苦
笑)と改めて実感。私もその雰囲気につられて、最初からハイテンショ
ンで "You'll Never Walk Alone" を彼らと共に歌いました。

さあ試合開始のホイッスルが高らかに鳴り響きました!
試合が始まっても熱のこもった応援は衰えることなく、更にヒートアップ
して我がチームを後押しします。
その気持ちに応えるように、Reds の選手達は試合を支配し United
ゴールへ何度となく攻め込みました。
前半、KOP側に攻め込んだ Reds イレブン。私の席からは特に右サイ
ドの選手、ジェラード、フィナン、ベラミーなどがよく見えました!
間近で選手同士のぶつかり合い、それもこの試合にかける両チーム
の選手の半端でない気合の入った姿を目の前で見る! この興奮は
たまりません!!

途中 Reds は何度か惜しいシーンがありながらも、両チームとも無得
点で前半終了。相手のディフェンスもなかなかやります。
KOPのサポーター達は‘この調子なら今日は勝てる!’とハーフタイム
のビール消費も順調な模様。ガソリンチャージして再びエンジン全開
の準備はOKのようでした!
私も飲みたかったのですが、なにせ飲んでしまうと酔いが回るのが早
いので今回は自粛しました。うぅ残念。

そして後半開始! Reds の選手達もサポーターに負けず、エンジン全
開で United ゴールに襲い掛かります。
本当にこの日の Reds の選手達は試合を支配し、素晴らしい連携を
何度となく見せ、あと足りないのはゴールだけという展開。
途中ベラミーのゴールがオフサイドとなり、スタジアム全体で頭を抱え
るシーンもありました。

声を枯らして応援するなんて経験は人生でそう何度とないと思います
が、この時がまさに‘その時’でした。
‘Come on, lads! Come on!! ’
後ろに立っていたお兄さんサポの興奮した声で、私の髪が何度となく
揺れます(笑)すごい声量です!!
絶対に勝てる! と信じて歌いながらも、刻々と時間だけは流れて行
きます。

…が、事件は起こりました!
なんと United のスコールズがアロンソに対して暴力行為を働き(実際
のパンチは空振りでしたが)一発退場 !!
大ブーイングと共に沸き立つスタジアム。相手は10人、もう負ける理由
はどこにもありません。
声の限り叫んで応援する Reds サポーター達。恐らくアウェイ席に陣取
る United のサポーター達も同じように声を枯らして叫んでいるので
しょう。
こんなにも選手とサポーターが一つの一つのプレーに集中して、スタジ
アム全体が一体となっている雰囲気は未だかつて味わったことがあり
ません。感動でちょっと震えてしまいました。

交代で入ったクラウチが決定的なシュートを放ちます!
…が、なんと相手キーパーがファインセーブ!!
マイガッーー(叫)!!! またもやスタジアム全体で頭抱え状態に。

逆にこのファインセーブに後押しされ、United イレブンがKOPに攻め
込んできます。追加タイムは4分。
この時間帯で失点しては元も子もない、そう思った矢先、なんと Reds
陣内でフリーキックを与えてしまいました。
よぎる不安…しかしこれを防げばまたこっちの攻撃の番だっ。固唾を
呑みながら見守ります。そしてホイッスルが吹かれフリーキックが蹴り
こまれた次の瞬間…。

競り合ったボールがオシェイの目の前に転がり、彼がボールをゴール
に叩き込む姿が不思議なくらいスローモーションで見えました。
そう、まるでいつもテレビで見るスロー再生のように。

言葉を失う Reds サポーター。その静寂を破ったのは、アウェイ席の
United サポーターの歓喜の叫び声でした。
あちこちで放送禁止用語が飛び交い、表現に困るくらいみんな悔し
がっています。これって悪夢を見ているとしか思えません! 泣きそう
でしたよ、私。

しかし今日のKOPはここで頭を垂れるKOPではありませんでした。
ひとしきり悔しがった後 "You'll Never Walk Alone" を歌い始めたので
す。
前回観戦したダービーでは歌うことのなかった終了間際の "YNWA" 。
どんな時も最後まで選手達と心を共にし、歩み続ける Liverpool の魂
の様な歌。
きっと United に対するプライドもあったと思います。この時聞いた歌声
は、きっとこの先忘れることはないでしょう。

そして鳴り響くタイムアップのホイッスル。
内容で圧倒していたこともありブーイングは起こらず、サポーター達は
温かい拍手で選手達を称えました。
「あ〜あ」と、大きなため息をつきながら脱力して腰を下ろし、ふと周り
を見渡してみれば、同じように脱力してボーっとアウェイ席の喜びに沸
く United サポーターを眺める人の多かったこと…。
これが Football の恐ろしさであり、醍醐味なのだということが骨の髄ま
で染みた、記念すべき一日になりました。

結果は残念なものでしたが、本当にあの雰囲気には感動しました。
きっとこの雰囲気を上回るものというのは、一昨年のチャンピオンズ
リーグ準決勝の Chelsea 戦や、この3日後に行われた Barcelona 戦
などの特別な試合だけなのでしょう。
Manchester United 戦、一度体験したら病み付きになること間違いな
しです!
次回はこれを読んでいらっしゃるみなさんに、ぜひぜひ体験して欲しい
です。

この結果に再びどん底にいないかと心配していただいたKazさん、美
奈子さん。ありがとうございます、今回はバルサ戦があったので大丈
夫でした(苦笑)
そして、ここまでお付き合いいただいたメルマガ読者の皆様、ありがと
うございました。

Liverpoolより Carla

≪ http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo291.htm ≫


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▼コラム:「スカウスハウス的・リヴァプール語学留学」
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「スカウスハウス的・リヴァプール語学留学」 / Mariko

 ― 第4回:寮か、ホームステイか ―

あっというまに3月も終わりに近づいてきました。
コラムの原稿がなかなか書けず、申し訳ありませんでした。実は、今
年流行の腸炎にかかり、うなされる毎日でした…。
流行といってもあまりのりたくないものですよね、腸炎の場合は。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

【リヴァプール語学留学の流れ】
 1) 学校・コース選び
 2) コース決定・申し込み
 3) 学校より受け入れ許可書到着
 4) 寮・ホームステイ手配
 5) ビザ申請・ビザ取得(6ヶ月以上滞在の場合のみ)
 6) 航空券購入
 7) 旅行保険加入
 8) 渡英準備
 9) リヴァプールへいざ出陣!


さて今回は、
 4)寮・ホームステイ手配
に関することについてお話したいと思います。

まず、寮に関しては次の特色が挙げられるでしょう。

★一緒に住むイギリス人の多くは10代〜20代前半の若者!★

 私が始めて留学したのは24歳のときでした。正直、「18歳ぐらいの女
 の子たちと一緒に生活するのはきついかな?」と思っていました。彼
 らは初めて親元を離れて暮らすために、それはもうはじけっぱなしな
 のです…。
 ただ、中には1人ぐらい、落ち着いた人もいるので、そういった人とう
 まくやっていくのもサバイバルの秘訣かもしれませんね…。

★各国からの留学生と友達になれる★

 これは寮の特権かもしれません。学校でも通常はインターナショナ
 ル・スチューデントのためにたくさんのイベントを用意していますので、
 逃す手はありません。今でも私は世界のニュースをみるたびに、彼ら
 のことを思い出してはメールで連絡を取ってみたりして、世界がぐっと
 近づきます。

★キャンパス内で生活★

 キャンパス大学の特徴は、すべてがキャンパスの中に整っていると
 いう点です。したがって、キャンパスが小さな街と化していえるので、
 生活用品は一通りそろうでしょう。便利な分勉強もはかどるはずで
 す!

次に、ホームステイの特徴です。

☆英語漬けの日々☆
 
 学校で勉強して、さらに家に帰っても英語を話すチャンス、というより、
 話さないと生活できないという状況に身を置いて、英語が上達しない
 わけがありません。

☆安全・安心☆

 一般家庭にステイする場合、学校や人間関係などで問題があった場
 合、多くの人は相談に乗ってくれるでしょう。一見冷たい印象のイギリ
 ス人も、悩み事を相談することによって、とても親身になってくれて、
 一気に関係が近くなると思います。

☆英国文化を学び、日本文化紹介のチャンス☆

 ホームステイによってイギリス家庭から文化を学ぶことも大事です
 が、日本のことを伝えるという大きな使命も生まれてきます。これが、
 結構難しい。自分のことなのに、日本について知らないことが多いこ
 とに気づかされます。
 日本の人口は? 面積は? 富士山の高さは????(私はいまだ
 に正確に答えられませんが)

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

どうでしょう? 少しイメージがつかめましたでしょうか。

スカウス・ハウスではリヴァプールでのホームステイの紹介も行ってい
ます。ホームステイ先で英語を学ぶプログラムも企画していますので、
ぜひご利用いただきたいと思います。

東京ではまもなく桜が開花しますね。飲みすぎ・食べすぎにはお互い注
意してまいりましょう! 手洗い・うがいを忘れずに!

Mariko / スカウス・ハウス語学留学担当

( 第4回・おわり)


「スカウス・ハウス」がサポートするリヴァプール語学留学の詳細は、こ
ちらのウェブページをご覧ください。
http://scousehouse.net/study/index.htm

リヴァプール語学留学に関するご相談は、こちらまでお気軽にどうぞ。
study@scousehouse.net


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▽特派員レポート:「ゴールドフィッシュだより」
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「ゴールドフィッシュだより」 / ミナコ・ジャクソン
          〜 Goldfish Liverpool Update / Minako Jackson 〜

  ― 第84号 / 「パーク・ライフ & メトロポリス」 ―
 ≪ http://scousehouse.net/goldfish/goldfish84_photo.htm ≫

こんにちは。
日曜日の早朝(土曜の深夜というのでしょうか)からイギリスは夏時間
が始まりました。
時計が一時間進むので、家中の時計を直しました。午後7時ごろでも
まだ明るいので、感覚が狂いますが、早く暗くなるよりは全然いいです
ね。
先週の雹はどこへやら、暖かな陽気の続く今日この頃です。

土曜日は天気もよかったので、シティーセンターから離れて久しぶりに
ラーク・レーン(Lark Lane)とセフトン・パーク(Sefton Park)をぶらぶら
してきました。

ラーク・レーンはシティーセンターからバスで15分ほど南の、エグバー
ス(Aigburth)という閑静な住宅街に位置する、感じのいいエリアです。
しばらく行かないうちにモダンなレストランやバーが数軒できていて驚
きましたが、以前からあったカフェ、ワインバー、サイキックショップ、
アンティークショップ、古着屋さんも残っていて、もともと詩人やアーティ
ストやミュージシャンなどが集まり飲んだり語ったりしたボヘミアンな雰
囲気は今も健在です。

私も8年前にこのエリアに一時期住んでいたことがあるのですが、周り
の住人もお店の人たちもフレンドリーで感じがよく、のんびりとしていて
居心地がいい上に便利で、大抵の用はここで済んでしまうので、シ
ティーセンターまで出るのが億劫になるほどでした。

ちょうどこの日はファーマーズ・マーケットをやっていて、スカウス・ソー
プの新製品 Albert Choc (チョコレートの色と香りの石鹸!)と、キャ
ベツを買って、その足でギャラリーを見に行きました。
去年の10月にオープンした Lark Lane Atelier と、現在準備中の
Flowers Gallery(仮称)。
前者は「画廊」という呼び名がぴったりな昔ながらのアートが主で、後
者は、コンテンポラリーアートを専門にしていくそうです。
これまでこの近辺にギャラリーらしいギャラリーがなかったのが逆に不
思議なくらいですが、これからアートのインフラも増えていきそうなので
楽しみです。

ラーク・レーンのお店の情報や昔の写真などが掲載されているページ
があります。
ラーク・レーン ホームページ: http://www.larklane.com/welcometo.htm

♪ ♪ ♪

ラーク・レーンをひたすら歩くと、セフトン・パークにぶつかります。
そのまま道なりに公園の中を入っていくと、昔ながらのファミリー仕様
の休憩所&売店があり、さらに南東方向に進むと、パーム・ハウス
(Palm House)という1896年に建てられたガラス張りの温室がありま
す。

その中は、オセアニア、アメリカ、アフリカ、アジア、ヨーロッパなど世界
各国からの熱帯植物と、数々の彫刻で構成されています。
ヴィクトリア朝様式のこの美しい建築物も、戦時中に直接の爆撃から
は免れたもののダメージを受けて修復され、1980年代には老朽化が
進み、安全面を考慮して閉鎖されましたが、90年代にはいり、市民に
よる "Save the Palm House" キャンペーンで多くの署名と寄付金、助
成金が寄せられ、2000年から補修工事にかかり、2001年に現在の
パーム・ハウスとなったそうです。

今は、結婚式やコンサートなどの多目的スペースとしても使われてい
ます。
夜はライトアップされてこれがまた幻想的です!
パーム・ハウス ホームページ: http://www.palmhouse.org.uk

パーム・ハウスの脇に、ピーターパンの銅像を発見!
昔は公園の別の場所に設置されていましたが、いたずら書きや部分
的に壊されていて、その後姿を消してしまったかと思ったら、こちらも
無事に修復されていて安心しました。。。

引き続き公園の中を散歩していると、樹木には沢山のつぼみが。ある
意味、満開の花よりもエネルギーをいっぱい蓄えて爆発直前のつぼ
みの状態が私はとても好きです。
リスにえさをあげていたおじいさんが、「 Boating Lake の池の東側に、
白鳥の巣があるよ」と教えてくれたので行ってみると、ありました!

木の枝で作った巣に白鳥の夫婦が腰をおろして、卵が均等に温まるよ
うに回転させたり。感動。
右手には水面がキラキラと光っている池、左手にはふだん緑の丘は
満開のラッパ水仙の花で、黄色、黄色、黄色。
1990年には100万個のラッパ水仙の球根が植えられたそうですが、そ
の数もウソじゃないな、と納得できるほど一面に広がっています。久し
ぶりに日光ときれいな空気をいっぱい浴びた土曜の昼下がりでした!

♪ ♪ ♪

週中のイベントですが、木曜日に、Sefton Street にある比較的新しい
文化施設 Alima Centre にて、Another Late Night 主催の 'Metropolis'
展が行われました。
Another Late Night は、季刊のフリーマガジン。雑誌の発行のほかに
も広告デザインやPRなども請け負っている若くてエネルギッシュな会
社です。

Another Late Night ホームページ: http://www.anotherlatenight.biz/
雑誌ダウンロードははこちらから: http://www.anotherlatenight.org/
(今はまだ前回号ですが、最新号がそのうちアップされると思います)

今回の展覧会は、最新号の 'Metropolis' に掲載されたイラストや写真
などに加えて、プロジェクター映像やライブペインティングもありました。
来客者は、ワインとキャロット&コリアンダースープでもてなされ、DJや
アコースティック音楽を聴きながら展示を楽しみました。
以前何度かご紹介した、フォトグラファーの Pete Carr さんがいまし
た。大きく引き伸ばされた彼の写真はダイナミックでした。反比例する
ように、Pete 本人を私が写真を撮ろうとすると、驚くほどカメラシャイで
そのギャップが人間味があってよかったです。
Pete Carr ホームページ: http://www.vanilladays.com

イラストレーション、グラフィック、ファッション、フォトグラフィーなど異な
る角度から表現された「メトロポリス」展は、4月13日まで。

 < The Alima Centre >
  住所: 5 Sefton St, Liverpool L8 5SL
  電話: 0151 706 6900
  オープン:月〜土。11:00〜17:30(土曜日は16:00まで)。入場無料。
  アクセス: Lime Street からバス4Bで約15分、'Mariners Warf/
   Sefton Street' で下車、バス停の向かい側、徒歩1分。
   又は Cains Brewery から徒歩5分。
  ホームページ: http://www.novas.org/services/alima.asp

♪ ♪ ♪

デジタルショー第二弾を決行〜!
今年は5月にマンチェスターで開催される電子アート&ミュージックイ
ベント、"Futuresonic 2007 ( www.futuresonic.com )"とのコラボレー
ションがつい数日前に決まって作品募集をかけました。

"Futuresonic 2007" では、1967年に音楽とヴィジュアルアートがクロス
オーバーし、ロンドンのサイケデリック・アンダーグラウンド・シーンが日
の目をみるきっかけとなったマルチメディアイベント(The 14 Hour
Technicolour Dream, Games for May, UFOクラブなど)の誕生から今
年で40周年を迎えて、そのトリビュートイベントが行われるので、「デジ
タルショー2」のテーマはこれに合わせて『サイケデリア』。

リアルタイムでピンクフロイドなんかを聞いてた世代でデジタルアートを
やってるひと、そして生まれてもいなかった今の若いクリエーターが、
いかにテーマを汲み取って独自の「サイケデリア」を創りだすかが楽し
みです。

展示点数は前回の半分で100点で狭き門となりますが、選りすぐりの
いいコレクションになればいいなと期待してます。締め切りは4月30日。
デジタル・ショー: http://www.digitalshow.co.uk

♪ ♪ ♪

【今週の告知】
今年のグランド・ナショナルももうすぐです。
160回目を迎える歴史ある大障害物競馬グランドナショナルは、 4月
12〜14日までリヴァプール郊外の Aintree Racecourse にて開催され
ます。
2日目の13日は "Ladies' Day" で、ドレスアップしたレディー達がファッ
ションセンスを競うコンテストがあります。
馬を当てるのとレディース・デーの賞品のシトロエンを当てるのとどちら
の確立が高いのでしょうか?
詳細はこちらから: http://www.aintree.co.uk/

それではまた来週!

ミナコ・ジャクソン♪

≪ http://scousehouse.net/goldfish/goldfish84_photo.htm ≫


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▼スカウスハウス・ニュース
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*** LFCグッズ通販:On Sale Now!! ******

LFCグッズ通販ページを更新しました!
今回のおすすめアイテムは、地元紙Liverpool Daily Post & ECHOで
す。アメリカの実業家によるレッズ買収、快勝したバルセロナ戦を伝え
る紙面は、ファンにとっては永久保存級のコレクションかもしれません。
ほかに、前回ソールドアウトになったバルセロナ戦記念スカーフが限
定数ながら再入荷。マッチデイ・プログラムとLFCマガジンもあります。
オーダーをいただけると嬉しいです!
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*** スカウスハウス・ツアー2007 ******

“世界最大のビートルズまつり” International Beatle Week 観光のた
めの個人パッケージ「スカウスハウス・ツアー2007」の参加者を募集し
ています。この夏、ぜひぜひリヴァプールでお会いしましょう!
http://scousehouse.net/beatleweek/scousetour2007.htm


*** フットボール・チケット手配 ******

リヴァプールFCおよびエヴァトンFCの、ホームゲーム観戦チケットの
手配を承っています。
詳細は、ウェブサイトの「スタジアムへ行こう!」ページをご覧ください。
http://scousehouse.net/football/stadium.htm


*** 語学留学生募集中 ******

リヴァプールへの語学留学をサポートしています。
詳細については、ウェブサイトの「語学留学案内」ページをご覧くださ
い。
http://scousehouse.net/study/index.htm


*** ビートルズ・ガイドツアー ******

リヴァプール&ロンドンのビートルズゆかりの地を訪ねるガイドツアー
をアレンジしています。
ツアーの詳細は、ウェブサイトの「ガイドツアー」ページをご覧ください。
http://scousehouse.net/beatles/guide_london.htm
http://scousehouse.net/beatles/guide_london.htm


*** 原稿募集中 ******

「リヴァプール・ニュース」では、読者のみなさんからの投稿を募集して
います。
旅行記、レポート、研究、エッセイ、写真などなど、リヴァプール、ある
いは英国に関するものなら何でも歓迎です。
お気軽にお寄せください。楽しい作品をお待ちしています。


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▽今週のフォト
―――――――――――――――――――――――――─ NLW □

*** 今週の「ゴールドフィッシュ」フォト ******

今週も、ミナコさんから素敵な写真が届いています。
ウェブサイトの「NLW ゴールドフィッシュだより」ページをご覧ください。
http://scousehouse.net/goldfish/goldfish84_photo.htm


*** 今週のフォト・アルバム ******

「ゴールドフィッシュ」以外の原稿にちなんだ写真は、「NLW フォト・アル
バム」ページをご覧ください。
http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo291.htm 


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□■ 第291号 ■□

 ◆発行 SCOUSE HOUSE (スカウス・ハウス)
 ◇編集 山本和雄 & ミナコ・ジャクソン
 ◆ウェブサイト http://scousehouse.net/
 ◇Eメール info@scousehouse.net

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