April 08 2008, No.339
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  リヴァプール・ニュース / News of the Liverpool World   
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         *** http://scousehouse.net/ ***        


□■ INDEX ■□

 ▽フロム・エディター
 ▼リヴァプール・ニュース <2008年4月8日>
 ▽寄稿:「マージーサイド・ダービー観戦レポート」
 ▼ゴールドフィッシュだより <No.124>
 ▽スカウスハウス・ニュース
 ▼今週のフォト


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▽フロム・エディター
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スカウス・ハウスでは、リヴァプールFCのマッチ・チケットを手配してい
ます。
先月のこと、地元のクラブ同士で行われる<リヴァプール VS エヴァト
ン>の《マージーサイド・ダービー》のチケットが余ってしまったので、ト
ム・カルダーバンクさんにプレゼントしました。
何度かこのNLWにマッチ・レポートを寄稿してもらっているのでおぼえ
ている方もいらっしゃると思いますが、トムさんは、生まれながらの
「赤」。もう「まっかっか」のレッズ・ファンです。
リヴァプールに行った際には、お家に泊めてもらったりいろいろお世話
になっているので、僕としてはこういう機会にお返しをしているつもりな
のです。

街をあげての一大イヴェントになる<マージーサイド・ダービー>のチ
ケットですから、トムさんはそれはそれは、ものすご〜く喜んでくれまし
た。
だからてっきりトムさんが行くのものだと思っていたのですが、試合の
前の日に、「このチケットを弟のグラハムに譲ることにしたけどいいか
な?」とメールが来ました。「僕はこの間も行かせてもらったから」と。

さすがだなあ、トムさんらしいなあ、と思いました。
トムさんはいつも、自分のこと以上にファミリーや友人を大切にしてい
ます。ほんとうにお手本にしたいくらいに、家族や友人のことを考えて
いるのです。

思い起こしてみれば、これまでもトムさんは、僕からのチケットを何度
も人に譲っています。チャンピオンズ・リーグのチケットを友人の息子
さんに譲ったこともありました。自分だけ楽しい思いをしても楽しくない
人なのです。ハッピーなことはみんなで共有しなければハッピーでなく
なってしまう。そういう哲学を実践してるようにも思えます。しかも限り
なく自然体で…。

さて、トムさんの代わりにダービーを観戦した弟のグラハムさんも、も
ちろん「まっかっか」です。おととしの夏に一度パブで一緒に呑んだこと
があるのですが、なんというか、悪ガキがそのまますくすくと大人になっ
たような人でした。すごく楽しかったです。レッズのことはもちろん、フッ
トボール全般についての知識にも感心してしまいました。「ナカータ」の
こともよく知ってましたよ。

そのグラハムさんに、観戦レポートを書いてもらうことができました。写
真と一緒にぜひご覧ください!
 ≪ http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo339.htm ≫

● ● ●

いよいよ明朝(日本時間)、アーセナルとのチャンピオンズ・リーグ準々
決勝の第2戦です。
スカウス・ハウスでは、アンフィールドに取材チームを送ることになって
います。早ければ来週にでも、レポートをお届けできると思います。お
楽しみに!

● ● ●

今週のミナコさんの「ゴールドフィッシュだより」はいつにも増してすごい
です。
ビートルズ・ファンの方は特にお見逃しなく!

                         ― Kaz(08/04/2008)


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▼リヴァプール・ニュース <2008年4月8日>
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*** 4月8日(火) *******************************

【ラファ、アーセナル戦について語る】
4月2日、UEFAチャンピオンズ・リーグ準々決勝<アーセナルvs リヴァ
プール>の第1戦が、ロンドンのエミレーツ・スタジアムで行われました。
結果は1−1。リヴァプールにとっては、貴重なアウェイ・ゴールを奪っ
ての引き分けでした。
試合の2日後、監督のラファエル・ベニテスがクラブの公式サイトのイ
ンタヴューに答えています。抜粋して紹介します。

ラファ、ミッドウィークのアーセナル戦についてうかがいます。結果には
満足していますか?
―― 喜ぶべき結果だろうね。強豪相手の難しいゲームだったし、ヨー
ロッパのアウェイ戦でドローに持ち込めたことは非常に大きいと思う。

おそらくヴィデオでも確認されたと思いますが、パフォーマンスのどの
部分に満足していますか?
―― チームとしての動きは良かったと思う。何人かの選手は特にね。
しかしチームが1つのユニットとして機能していたことが良かった。アイ
デアは明確だったし、非常にコンパクトに戦うことが出来た。ラストパス
がもう少し良ければという場面もいくつかあったが、チームとしては
ハードに戦えたと思う。

先に点を取られることはプランには入っていなかったと思います。あの
時最悪のことは考えなかったですか? 主導権はアーセナルにありま
したし。
―― ご存じのようにアーセナルはいつも圧倒的なポゼッションで戦っ
てくるチームだ。プレミア・リーグであろうがチャンピオンズ・リーグ であ
ろうがね。かさにかかって攻めてくるチームに先制点を許すとその後
が非常に苦しくなる。だからすぐに追いつくことができたのは実に良
かった。

アーセン・ヴェンゲルは、ディルク・カイトの同点弾は彼のチームに衝
撃を与えたと話しています。あなたのチームにとってはいかがでした
か?
―― あのゴールは実に大きかった。試合前に選手たちには、何として
も点を取ろうと話していたんだ。もし可能なら勝ちに行こうというとね。
しかしゴールを奪うことが最優先事項であること、カウンターアタックを
狙うことは明確にしておいた。我々が同点にした時、相手にとっては難
しくなるだろうなと思った。彼らは動揺していたし、こっちは勢いが出た
からね。

ピッチには何人も高い能力を備えた選手がいましたが、しかしここぞと
いう瞬間を逃さず同点につなげたのはスティーヴン・ジェラードでした。
―― トーレスやジェラード、バベル、カイトといった前線の選手たちは、
試合の流れを変えることができる。今日もジェラードが彼の能力とパ
ワーで試合を変えてしまった。監督としては実に幸せだと思う。カイトも
よく決めてくれた。

ディルク・カイトは今シーズン、サポーターの批判を浴びたこともありま
した。しかし水曜日のゲームでは本物のヒーローになりましたね。
―― そう、彼はこの間のダービーでも実力を証明してくれた。彼の
チーム・スピリットはファンタスティックだ。彼はチームのためにほんとう
にハードに働いてくれる。まったく自己中心的なところがない。どんな
監督でも自分のチームに欲しいと思うタイプの選手だね。

あなたにしては珍しいですね、1人の選手を特別に褒めるのは。それ
ほど彼のパフォーマンスに満足しているということでしょうか?
―― 彼はオランダでたくさんのゴールを記録したストライカーだ。右の
ウィンガーとしてプレイさせると、ディフェンスもする、アタックもする、40
メーターや50メーターのダッシュを何度強いても決して嫌がらない。彼
はチームのためにベストを尽くすことしか考えていないんだよ。ほんと
うにアメイジングな選手だ。もっと多くの人にこのことを知ってもらいた
いと思う。

彼のゴールで、次のセカンド・レグにアドヴァンテージを持てたと思いま
すか?
―― かなりいいポジションにつけたとは思う。アンフィールドで戦うとい
うことも我々にとっては大きい。アウェイゴールも大きいことは確かだ
が、アーセナルというチームはご存じのようにホームでもアウェイでも
普通に点を取る。我々としては勝ちに行く必要があるだろうね。

リヴァプールにとってはおなじみの、ヨーロッパでのアウェイ・パフォー
マンスでしたね?
―― まずまずだったと思う。我々はヨーロッパでの大会では何をすべ
きかを理解し、そのとおりに戦った。まずコンパクトなディフェンスをす
ることが重要であり、その後でカウンターアタックで攻める。

大一番の連続で、その真っただ中にいるわけですが、監督としてこの
チャレンジをどのくらい楽しんでいますか?
―― こういうゲームが続くのは好きだね。トロフィーや何か大事なもの
のために戦うのはいいね。まあ監督としては、こういうシチュエーション
を楽しいと思えるようじゃなきゃダメだろう。

エヴァトンを破り、アーセナルと敵地で引き分けました。チームとしての
調子は、適切な時期に上向きになりましたね。
―― そうだね。プレイヤー同士の理解も深まっているし、フィジカル・コ
ンディションもいい感じだ。


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▽寄稿:「マージーサイド・ダービー観戦レポート」
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「マージーサイド・ダービー観戦レポート」 / グラハム

< LIVERPOOL FC 1 - 0 EVERTON FC
       Sun 30 Mar 2008 16:00, Barclays Premier League >

 ≪ http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo339.htm ≫

俺にとって初めてのダービー。アトマスフィアは最高だったな。とにかく
特別だった。他のゲームとはずいぶん違うもんだな。気に入ったよ。
サンドン(パブ)でぐいっと1杯やって気分を盛り上げてから向かったん
だが、スタジアムに続く道の雰囲気も素晴らしかったよ。スコティッシュ
のバグパイプ・バンドがリヴァプールの応援歌を演奏してたりしてね。

試合の内容については、そうだな、あんまり書くことがないなあ。
知ってのとおり、エキサイティングな試合ってわけじゃなかったよ。ジェ
ラードがブルーノーズのやつらに怪我させられなくてよかったってことく
らいかな。
あと、フィル・ネヴィルとジョリオン・レスコットは、ウチのサポーターにか
なりキツい歌をプレゼントされてた。まったく、試合より面白い歌だった
よ。

エヴァトンにはチャンスはなかった。チャンスらしきもんなら、1つか2つ
あったけどな。
4−0か5−0くらいで俺たちが勝っててもおかしくなかった。でもまあ、
よしとしようじゃないか。偉大なトーレスがきっちり決めてくれたんだし
な。

カズ、えらい短いレヴューで悪いね。もうちょっといいゲームならもう
ちょっとマシなレヴューが書けるんだが…といういことにしといてくれ。

まあとにかく、俺たちはリーグを4位でフィニッシュするし、チャンピオン
ズ・リーグを再びモノにする。ファイナルはマンチェスター・ユナイテッド
に出てきてもらいたいね。ぶちのめしてやるぜ。
歴史に残る最高の優勝になりそうだな。しっかり見届けようぜ!

 ≪ http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo339.htm ≫


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▼特派員レポート:「ゴールドフィッシュだより」
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「ゴールドフィッシュだより」 / ミナコ・ジャクソン
       〜 Goldfish Liverpool Update / Minako Jackson 〜

 ― 第124号 /
    アート、デザイン、建築、ビートルズ&ディスコ with ヨーコ! ―
 ≪ http://scousehouse.net/goldfish/goldfish124_photo.html ≫

今週は、日差しの眩しい美しい陽気、ときどき雹又は雪、というバラエ
ティーに富んだ、イギリスらしい展開の天候な1週間でした。
それにしても、まだまだ肌寒いので油断できません。初夏の晴れた日
にYe Crackeの中庭でCainsビールをいただく日が非常に待ち遠しいで
す!

♪ ♪ ♪

今週はイースター休暇も完全に明けて、またまた文化的に忙しい日々
が戻ってきました。特に木曜日などは、6つの展覧会のプライベート・
ヴューに招待されていて、頑張って回りました!

まずは、Liverpool Hope University のエヴァトン・キャンパスにある
<Cornerstone Gallery>では、グループ展 "Changing Eight" 、スウェー
デンのジュエリーデザイナーのグループ・ショー "Extended" を見に行
きました。
Cornerstone Gallery, Hope @ Everton
http://www.hope.ac.uk/cornerstone-gallery/welcome-to-the-cornerstone-gallery.html

次に、Wood Streetの<RENEW Rooms>では、100年以上にわたるリ
ヴァプール大学建築学部の歴史、出身の建築家の手掛けた建造物を
紹介する展覧会 "World in One School Exhibition" 。
新しくできたEcho ArenaやGatehead Millennium Bridgeなどの模型や
写真が見られます。そして、意外なところでは、Pet Shop Boysの
Chris Loweも卒業生です!
RENEW Rooms
http://www.renew.co.uk/Pages/Event.aspx?id=7&EventID=1740

続いてBold Streetにある、おしゃれなインテリア雑貨ショップ<Utility>
では、6月19日から22日まで行われる "Liverpool Design Show" に先
駆けて、限定マグ&プレートの製品発表パーティーがありました。
これは、Utilityとテーブルウェア・メーカー<People Will Always Need
Plates>の共同開発した6デザインのマグ(£11)とお皿(£26)で、各
アイテム200個限定です。
リヴァプール大聖堂、メトロポリタン大聖堂、ラジオシティー・タワー、新
しくオープンするLiverpool John Moores大学のArt & Design Academy
などがデザインされてます。
我が家では、2つの大聖堂のお皿を1枚ずつ買って、ダイニングテー
ブル上でHope Streetを再現しようと目論んでいるところです!
 <Utility Home Store>
  60 Bold Street, Liverpool L1 4HY
  (86 Bold Street のギフトストアもカワイイですよ!)
  http://www.utilitydesign.co.uk

その次は、Hanover StreetのGostins Arcadeのカフェと廊下をギャラ
リーにした <Gostins Gallery>。
クロスビー出身の父と息子Anthony & Nathan Pendleburyによる2人
展 "As Is Now" で抽象画を楽しみました。
Erpen Studiosウェブサイト:http://www.erpenstudios.co.uk

そのままアルバート・ドックまで足を伸ばして、<Beatles Story>へ。
2倍の展示面積に拡大する予定のBeatles Storyですが、新たに特別
展用のスペースを設けてスタートを切ったのが、"The Beatles!
Backstage and Behind the Scenes at CBS!" 。
アメリカでのビートルズ旋風を巻き起こすきっかけとなった《Ed Sullivan
Show》舞台裏でのメンバーのリラックスした姿や、お茶目な風景、熱狂
的ファンを、CBSテレビとライフ・マガジンの専属カメラマンBill Eppridge
がレンズに収めたものです。
これまでアメリカ、ワシントンのスミソニアン博物館で展示されていたそ
うですが、イギリスでの展示はこれがプレミアとなります。
この展示は8月15日まで続きます。
The Beatles Story
http://www.beatlesstory.com/

この日の最後は、Egg Cafeにて、地元のアーティスト8名によるグルー
プ展 "Away With Faeries" がスタート。
沢山の妖精に囲まれて、すっかり癒されて一日を終えました。。。
Eggspace
http://www.eggspace.org

♪ ♪ ♪

金曜の晩は、<The Bluecoat>にてオノ・ヨーコのパフォーマンスを観に
行きました。
1967年の彼女のハプニングイベントから41年ぶりにThe Bluecoatで
ショーを行うとあって、誰もが注目していてはいたのですが、ショーの
題名もなければ、前情報もなく、どういう展開になるかは誰にも予想が
つかなかったようです。
パフォーマンス・ルームはキャパ200人足らずのこじんまりとした会場
でしたので、即売り切れでしたが、この模様は会場入り口ハブ(入り口
ロビー)と、Clayton SquareのBBCビッグ・スクリーンで生中継されまし
た。

私と旦那は、ヨーコさんが数歩先でパフォーマンスをしているまさに至
近距離である最前列の座席を確保できました。
よく、67年の映像を見ながら、かぶりつきで見ていた若き日のAdrian
Henriなどや他の観客を羨ましく思っていましたので、本当に願ったり
かなったりです。

ショーを見る前の私の勝手な憶測では、The Bluecoatはヨーコさんに
とってアーティストとして深く縁のあった場所であって、ビートルズやジョ
ンとは切り離されたものになるのでは? と考えていました。
しかし一旦ショーが始まり進行していくうちに、ヨーコさんの回顧録的な
ストーリー仕立てであることに気づきます。

「私は75歳になりますが、生きて、ここに存在していることを毎日感謝
しています。人生を、そして皆さんを愛しています」
というメッセージからスタート。

時計のチクタク音とともにThe Bluecoatで行われたバンデージのパ
フォーマンスの映像が流れて1967年にタイムスリップし、ステージから
一瞬姿を消したと思うと、包帯をぐるぐる巻き状態でステージへ現れ、
「包帯をほどいて下さい」と観客をステージに招待します。

シーンが変わって、ステージに置かれた白い椅子を取り上げ、「椅子と
の関係を深めてみる」とのこと。
様々な角度に置いてみたり、座面の裏を眺めてみたり、椅子をひっくり
返して椅子と同じポーズをとってみたり(体の柔らかいこと!)。最後に
は椅子を正面に置きなおして心地よさそうに座り、「やっぱりこれがベ
ターだわ」と微笑みます。

時は変わって、ジョンとヨーコが新聞社やベッド・インでの取材の中で
彼らの活動考えが理解されずにジャーナリストと議論を戦わせるシー
ンの映像が流れます。その映像の脇で、ヨーコさんは編み物をしてい
ます。
立ち上がり空洞のミラーごしに遠くを眺め、ジョンの死後にリリースさ
れた《Walking on Thin Ice》の映像が流れ、悪夢にうなされたような、あ
るいは哀しみがこみあげたような嗚咽を発します。私達の足元のすぐ
脇に置かれた白いチェスの駒をエモーショナルにバラバラと払います。

その後、『オノコード』のドキュメンタリー映像に変わります。
オノコード(ONOCHORD)とは、モールス信号をもじったもので、1回、2
回、3回と懐中電灯などを点滅させて伝える「アイ・ラブ・ユー」のメッ
セージ(映像はこちらから。http://www.a-i-u.net/onochord_doc.html)。
ヴェネチア、ベルリン、ロンドン、東京で観客がペンライトをチカチカと
点滅される模様が映ると、The Bluecoatの会場の観客も入場時に配ら
れたペンライトを取り出して点滅をはじめます。

ビデオの《Give Peace A Chance》のダンスバージョンが引き続き流れ、
ヨーコさんが踊りだします。観客にも前に出て踊るように合図します。
はじめは、ほんの数人しか出てきませんでしたが、音楽がループで流
れるにつれて、徐々に増えていきました。小さな女の子が踊りだすと、
ヨーコさんは手をとって、回転したりしながら踊っていたのが印象的で
した。
私の友人も踊り始めたので、それじゃあ私も! と思って旦那を無理
やり引っ張って、一緒に参加しました。最終的には観客の大半がス
テージで踊っていたでしょうか。2008年The Bluecoat ヨーコ・オノのパ
フォーマンスのハイライトは間違いなく、「ディスコ with ヨーコ」と言える
と思います!
至福感に包まれながら、会場を後にしました。

平和や愛を語っているのに、誤解を受けたり理不尽な思いを強いられ
たり、最愛の人を凶弾で失ったりと、想像を絶するような波乱に満ちた
の道のりを経ながらも、まっすぐ前を向いて愛のメッセージを世界中に
発信し、人々の心の中に眠っている何かを呼び起す、ヨーコさんのパ
ワーとオーラに触れた気がします。

お土産もいろいろいただいて帰りました!
入場時に<ONOCHORD LIVERPOOL y.o.2008>と書かれたペンライトと
ポストカード、退場時には<IMAGINE PEACE>と書かれたバッジと、<13
DAYS DO-IT-YOURSELF DANCE FESTIVAL (as it was done)>のコ
ピーが配布されました。
その他、パフォーマンス中にステージに転がったチェスの駒を拾って
ヨーコさんに返そうとして差し出したら、「You're supposed to take it!」と
言われたので、ありがたく記念に持って帰りました。
そして旦那が咳をしていたのに気づかれたのか、私にフィッシャーマン
ズフレンド(ミントキャンディー)を袋ごと手渡してくれました。これは
一生の思い出になります。

パフォーマンス中は撮影厳禁だったのですが、その代わりに同日午後
に、写真撮影の許可が下りたので、行ってきました。
The Bluecoatの中庭のWish Treeの前、そしてヨーコさんの展覧会ス
ペースにて。
ほんの5分そこらの撮影時間でしたので、あっという間の出来事でし
た。そのときの写真を送ります。

パフォーマンスの写真が一枚だけThe Bluecoatホームページに上がっ
ていました。こちらから。
http://www.thebluecoat.org.uk/content/view/135/15/

最後に。オノコード、すっかりクセになってしまいました! i ii iii

♪ ♪ ♪

【今週の告知】
ちょっと先になりますが、ミュージック・フェスティバル《Liverpool Sound
City》が5月27日〜30日まで開催されます。
ギグ、パーティー、カンファレンス、映画の上映などのほか、27日には、
サッカー狂だった伝説のDJ故ジョン・ピール氏を偲んだフットボール
トーナメント《John Peel World Cup 》 が、Liverpool FC Football
Academyにて開催されるとのことです。チケット発売中!
Liverpool Sound City
http://www.liverpoolsoundcity.co.uk

それではまた来週!

ミナコ・ジャクソン♪

≪ http://scousehouse.net/goldfish/goldfish124_photo.html ≫


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▽スカウスハウス・ニュース
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6月1日にAnfield Stadiumで行われる 'Liverpool Sound' コンサート鑑
賞のための「スカウスハウス・ツアー」は、定員に達したため、募集を
締め切らせていただきました。
http://scousehouse.net/beatles/liverpoolsound_closed.html


*** お願い:メール返信について ******

最近、当スカウス・ハウスから送ったメールが、届かなかったり、自動
的に「迷惑メール」フォルダに入ってしまうケースが増えています。
特に、<お問い合わせフォーム>や<通販オーダーフォーム>をご利用い
ただいた場合に多いようです。
お問い合わせや通販のオーダーには、基本的に2日以内に返信して
おります。もしも返信がない場合は、メールソフトの「迷惑フォルダ」を
チェックしてください。「迷惑メール」フォルダにも返信が見当たらない
場合は、お手数ですがEメールにて再度お問い合わせください。


*** フットボール・チケット手配について ******

スカウス・ハウスでは、以下のチームのホームゲーム観戦チケットの手
配が可能です。
 <リヴァプールFC>
 <エヴァトンFC>
 <マンチェスター・ユナイテッド>
 <ニューカッスル・ユナイテッド>
詳細については、「スタジアムへ行こう!」ページをご覧ください。
http://scousehouse.net/football/stadium.htm


*** 語学留学生募集中 ******

リヴァプールへの語学留学をサポートしています。
詳細については、ウェブサイトの「語学留学案内」ページをご覧くださ
い。
http://scousehouse.net/study/index.htm


*** ビートルズ・ガイドツアー ******

リヴァプール&ロンドンのビートルズゆかりの地を訪ねるガイドツアー
をアレンジしています。
ツアーの詳細は、ウェブサイトの「ガイドツアー」ページをご覧ください。
http://scousehouse.net/beatles/guide_liverpool.htm
http://scousehouse.net/beatles/guide_london.htm


*** 原稿募集中 ******

「リヴァプール・ニュース」では、読者のみなさんからの投稿を募集して
います。
旅行記、レポート、研究、エッセイ、写真などなど、リヴァプール、ある
いは英国に関するものなら何でも歓迎です。
お気軽にお寄せください。楽しい作品をお待ちしています。


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▼今週のフォト
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*** 今週の「ゴールドフィッシュ」フォト ******

今週も、特派員ミナコさんから素敵な写真が届いています。
ウェブサイトの「NLW ゴールドフィッシュだより」ページをご覧ください。
http://scousehouse.net/goldfish/goldfish124_photo.html


*** 今週のフォト・アルバム ******

今週の「NLW フォト・アルバム」ページには、グラハムさん撮影の<マー
ジーサイド・ダービー>の写真を掲載しています。
http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo339.html 


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□■ 第339号 ■□

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 ◇編集 山本和雄 & ミナコ・ジャクソン
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 ◇Eメール info@scousehouse.net

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