December 02 2008, No.367
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  リヴァプール・ニュース / News of the Liverpool World   
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□■ INDEX ■□

 ▽フロム・エディター
 ▼寄稿:「Footballの旅」
 ▽ゴールドフィッシュだより <No.145>
 ▼スカウスハウス・ニュース
 ▽今週のフォト


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▽フロム・エディター
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先週に続き今週も、下村えりさんの「Footballの旅」を掲載します。
1週間前にアンフィールドで行われたチャンピオンズ・リーグ、リヴァ
プール対マルセイユのマッチ・レヴューです。写真と一緒に、ぜひご覧
になってください。
http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo367.html

この試合の勝利でリヴァプールは、最終戦を残してのグループリーグ
通過を確定しました。
一方のマルセイユは、グループリーグでの敗退が決定、残る1戦を
UEFAカップの出場権を賭けて戦うことになりました。

順当な結果といえばそれまでですが、内容的には、マルセイユは決し
てリヴァプールに劣っていませんでした。
1点を先制して守りに入ったリヴァプールに、何度でも何度でも果敢な
攻撃を仕掛けて行ったのです。プレイのひとつひとつに、必死さがにじ
み出ていました。

レッズの勝利を確信しながらも僕は、「マルセイユに同点に追いついて
ほしい」と、ついつい願ってしまいました。
「あれだけがんばっているんだから、マルセイユに1点取らせてあげた
い」という気持ちになったのです。
もし同点に追いつかれたら…。
きっとレッズは目の色を変えて勝ち越し点を取りに行ったはずです。ス
ペクタクルなバトルが展開されたはずです。それが観たかった…。

しかしさすがはレッズです。
いくら攻め込まれても、いや、あえて攻め込ませたのでしょうが、マル
セイユに決定的なチャンスを与える場面はほとんどありませんでした。
レッズにもチャンスらしいチャンスはほとんどなかったので、いささかク
ライマックス感の乏しい、なんだか地味な1戦だったような印象です。

でも、おそらくですが、この試合の後半のリヴァプールは、「守り切る」
というテーマで戦っていたのだと思います。
もしも1点取られて引き分けても、グループリーグ通過はほぼ間違い
ない状況。ということは、次の1点を取りに行くよりも、先のことを考え
て守りのオプションを増やす方がメリットは大きい…ラファはそう判断し
たのではないでしょうか。
だとすると、この試合の意義はとても大きいように思います。今後のラ
ウンドで、絶対に点を取られてはいけない心臓バクバクの場面は必
ず、必ずやってきます。きっとこの試合の経験が生きて来ることでしょ
う。

というわけでリヴァプールは、今年もチャンピオンズ・リーグのベスト16
に駒を進めました。
最終節での激勝でベスト16を決めた昨年や2004-2005シーズンと比べ
ると、なんだか物足りないような気もしないではないですが(ゼイタクで
すよね!)、まずはひと安心です。

来年2月から始まる決勝トーナメント初戦の相手は、どのクラブになる
んでしょうか。決勝戦をホストするローマか、4年前対戦したユヴェント
スか…あるいは2年前のバルセロナか、去年のインテル? それとも
ついにレアル・マドリー??

どことあたるのも楽しみですよね。来週の最終節にもきっちり勝って、
首位通過で今月19日の抽選を迎えてもらいましょう!

● ● ●

スカウスハウス通販のお知らせです。
2〜3日のうちに、ウェブサイトの「英国盤レコード」通販ページを更新
します。
また、来週に「LFCグッズ通販」ページを更新する予定です。
オーダーをいただけるとうれしいです!!

                          ― Kaz(02/12/2008)


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▼寄稿:「Footballの旅」
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「Footballの旅」 / 下村 えり(Eri Shimomura)

 〜 Vol.14 UEFA Champions League Group Phase
              VS Olympique Marseille, 26 November 2008 〜

≪ http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo367.html ≫

【Introduction:はじめに】
先週に続いての『Footballの旅 Vol.14』、今回はチャンピオンズリーグ
(CL)グループD、<Liverpool FC vs Olympique Marseille>のレビューで
す。どうぞ、お付き合いください。

【今回の見所】
私の一番願いは、やはりリバプールがイスタンブールで見せたあの奇
跡と執念を、ホームのアンフィールドでも見たい、ということ。
そのキーマンである主将Steven Gerrardは、先週はイングランド代表
の親善試合(対ドイツ)とリーグ戦(対フルアム)の2試合を故障で欠場
したもののすでに回復、今日は登場してくる見込みである。

28歳の彼の今季に賭ける意気込みや目標を語ったインタビューは、
Liverpool FCのオフィシャル・サイトだけでなく、ローカルのタブロイドを
賑やかしている。
イスタンブールでのミラノ戦が彼の最高の瞬間だったと認めながらも、
しかしそれに満足することなく、あのハングリーな精神を決して忘れず
に次の試合にそれを生かし、更に良い試合をクリエートしたい、と彼は
語っている。
選手として熟年期を迎えているGerrard。引退までに2度目のチャンピ
オンズ・リーグ制覇とリーグ優勝を達成するという、必死のバトル宣言
だ。

どのチームにも、要となるキープレイヤーは存在する。しかし、Gerrard
のように大胆かつストレートにチームを鼓舞し、勝利を自らの力でつか
み取って行く選手は未だ見たことがない。
これまで何度も、神がかりとでも言うしかないようなプレイでチームを
救ってきた。Robbie Fowlerが去った後のリバプールFCに無くてはなら
ないカリスマ的リーダーであろう。

リバプールは前節(11月4日)、ホームでのAtletico Madrid戦、終了直
前のロスタイムにGerrardのペナルティーで追いつき、1−1のドローに
持ち込んだ。
現在グループDにおいて、トップのAtletico Madridに1ゴール差で2位に
つけている(以下詳細)。

UEFA Champions League : Group D Table (04 November 2008)
              P  W  D  L  F  A  GD  PTS
1 Atletico Madrid   4  2  2  0   7  3   4    8
2 Liverpool        4  2  2   0  7  4   3    8
3 Marseille       4  1  0  3  5  6   -1    3
4 PSV Eindhoven   4  1  0  3  3  9   -6    3

リバプールとしては、あと勝ち点3で無条件でベスト16に進出が決まる。
次の最終節はアウェイということもあるので、なんとしても今夜に決めて
おきたい。

方やアウェーチームのマルセイユは、2007年10月のCLグループリーグ
においてリバプールから白星を挙げ、アンフィールドで勝利を飾った初
めてのフランスチームとなった。
しかしここ最近のアウェーでの記録は、7試合中6敗という無残な結果
である。
前回11月4日は、ホームにてKoneの先制点とNiangの2得点でPSVに
3−0で勝利を飾り、リーグテーブルの3位につけている。
今日はリバプールのホームゲーム。マルセイユの勝利は難しいだろう
が、少なくともアンフィールドの観衆を楽しませてくれるパフォーマンス
は見せてくれるのではないだろうか。期待したい。

【Anfield:アンフィールド】
今日のリバプールは小雨の空模様だが、先週末のとんでもない寒波を
思えばしのぎやすい。
9月末にグリニッジ・タイムに戻ってからのイギリスは、12月の冬至まで
は、刻々と暗さが増す。11月下旬ともなると日没は午後4時ごろなの
で、試合が始まる時間は当然ながら真っ暗である。
暗闇の中に浮かんだアンフィールドに到着。照明だけでなく、スカウ
サー達のパワーがスタジアムを明るく照らしているように見えた。

チケットが手元に届かなかったため、スタジアムのチケットオフィスで再
発行してもらう。
多くの同胞がいたと見え、長蛇の列に並ぶ羽目になってしまった。間も
なく試合開始のアナウンスが場内に流れて、気持ちは焦る。無事チ
ケットを手にしてスタジアムに入るが、2分も試合をミスってしまった。

試合は定刻19:45にMarseilleのキックで始まっていた。大急ぎで席につ
く。まだ空席もちらほらで、少しほっとした。


【Kick Off:試合開始】
<前半>
試合直後はリバプールがゴールを目指して積極的に前に出る。
開始3分。DF Carragherがボールを持つとMF(FW) Kuytに素早くパス。
KuytからMF Alonsoへ。そしてMF Mascheranoへ送られるはずのボー
ルは、スキップして大きくコーナーに反れてしまった。

リバプールはAlonsoを中心にしてパスワークを展開、ボールをコント
ロールするが、なかなかFW Torresまで繋がらない。

17分にはDF Aggerのトレードマークである20ヤードのショットがマルセ
イユ・ゴールを襲うが、GK Mandandaに難なく止められてしまう。

マルセイユも必死にボールをキープしようとし、MF Niangを中心にゴー
ルに向かうが、オフサイドの旗が揚がる。

22分、Gerrardから受けたボールをTorresがインサイドボックスに持ち
込んでKuytへクロス。しかしKuytのヘダーはいまひとつ弱かった。得
点ならず。残念!

しかしその直後、リバプールに再びチャンスが訪れた。Alonsoのクロス
を頭で上手くあわせたGerrardのゴールが決まった。
リバプールが先制。1−0。

34分、Carragherのファールでマルセイユがセンターサークルの外でフ
リーキックを得る。
しかしMF Zianiの蹴ったボールはゴールの上に大きくそれた。

マルセイユは前半終了間近にも数度フリーキックを与えられるが、い
ずれもゴールに届かない。

<後半>
Benitez監督は後半からDF Aurelioに代えてDF Dossenaを投入。リバ
プールは更なる追加点を狙って攻撃を開始する。

46分のGerrard からのコーナーキック。ゴール前で列になって待ち受
けるチームメイトには届かず、マルセイユDF Bonnartにクリアーされる。

48分にもMF RieraからGerrardに渡ったボールは前方に走るKuytへと
送られるが、惜しくもオフサイドの旗が揚がる。

1点を追うマルセイユは、前半で目立っていた中盤でのパスの乱れも
少なくなり、次第に試合の流れを掴む。
66分、リバプールのDossenaのファールで得たフリーキック、MF Ben
ArfaのショットはGK Reinaの素早い対応で阻止された。

その直後にもマルセイユにチャンス。ZianiからのコーナーキックをDF
Zubarがヘッドで合わせるがゴールの枠を捕らえられない。
同点には及ばないものの、マルセイユが優勢に試合を進める。

78分、ボールを奪ったマルセイユMF Canaの後方からGerrardがスラ
イディング、ボールへのチャージだったが、Canaはこの衝撃で地面に
倒れる。チームメイトが駆け寄り、Gerrardに対しても怒りを露にする
が、レフリーが中に入り、騒ぎは収まる。結果Gerrardにはカードは出
ず、言葉での警告のみで終わる。

後半のリバプールは守りに徹し、ゴールの予感はまったくと言っていい
ほど感じられなかった。
ロスタイム3分というアナウンスが流れる頃には、もう客席を立って家
路を急ぐリバプールファンが多かった。
試合内容はともかく、グループステージ無事通過の結果には満足した
ことだろう。


【Ending:試合終了】
結果、リバプールはキャプテン自らのへダーシュートの1点を守り切り、
5年連続でグループを突破し、チャンピオンズ・リーグの16に進出する
ことが決まった。
試合終了後のBenitez監督へのインタビューでは、得点後守りに入った
リバプールの魅力に欠けたパフォーマンスを厳しく咎める質問も多かっ
た。
Benitez監督自身、『最高に素晴らしいパフォーマンスとは言えなかった
のは事実であるが、今一番大切な仕事は成し得たというところだ』と
淡々と語った。

最後に、わたしは現場に居て気が付かなかったが、後で知ったニュー
スで、試合後(?)、Steven Gerrardに向けて観客席から物が投げ込ま
れた様子。
数週間前にも同じ様なアクシデントがチェルシーのストライカーDidier
Drogbaを襲ったばかり。Drogbaは観客席から投げ込まれたコインを
拾って投げ返し、その結果FAから3試合の出場停止を言い渡されるこ
とになった。
Gerrardはクールにもアウェーサイドの不愉快な行為にはとりあわず、
その場を去ったとのこと。Benitez監督はGerrardの行為を『プロフェッ
ショナル』と称えたという。

(Fin)


≪マッチ・データ≫

 LIVERPOOL 1 - 0 MARSEILLE
  Anfield, Wednesday 26 November 2008 19:45,
  UEFA Champions League Group Phase
           
             リバプール        マルセイユ
 ゴール         1(Gerrard23)       0
 ターゲットショット   4               5
 コーナーキック    6               3
 ファール        21              8
 オフサイド       6               4
 イエローカード     1(Mascherano)       1(Niang)
 レッドカード      0               0
 ポゼッション      50%            50%
 
 Team Line-ups
 Liverpool: Reina, Arbeloa, Carragher, Agger, Aurelio (Dossena 46),
        Mascherano, Alonso, Kuyt (Leiva Lucas 85), Gerrard,
        Riera (Benayoun 63), Torres.
 Subs Not Used: Cavalieri, Keane, Babel, Kelly.
 Goal: Gerrard 23.
 Booked: Mascherano.

 Marseille: Mandanda, Bonnart (Samassa 89), Zubar, Hilton, Taiwo,
        Ziani, Cana, Cheyrou, Ben Arfa,
        Niang, Kone (Valbuena 78).
 Subs Not Used: Riou, Rodriguez, Zenden, Kabore, Grandin.
 Booked: Niang.

 Attendance(観客数): 40,024

≪ http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo367.html ≫


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▽特派員レポート:「ゴールドフィッシュだより」
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「ゴールドフィッシュだより」 / ミナコ・ジャクソン
       〜 Goldfish Liverpool Update / Minako Jackson 〜

 ― 第145号 / エッジー・シティー→NICEノルディック→スタジオ2 ―

 ≪ http://scousehouse.net/goldfish/goldfish145_photo.html ≫

こんにちは。
ここ数日ぐっと気温も下がり、リヴァプールにも本格的な冬がやってき
ました。
その代わりといってはなんですが、街中はクリスマスショッピングに勤し
む人々とイルミネーションで賑やかで、逆に寒々しさを感じなくなってき
た気もします。
今週はランダムな話題を3つ、お届けします。

♪ ♪ ♪

リヴァプールFCがマルセイユとの試合をしていた同じ晩、FACTにて久
しぶりに映画を見に行きました。
ヨーロッパ6ヶ国の港まちをつなぐ《Cities on the Edge》プロジェクトの
一環であるドキュメンタリー映画《Postcards From The Edge》です。

この映画では、イギリスはリヴァプール、フランスのマルセイユ、トルコ
のイスタンブールに焦点が当てられて、それぞれのまちの人々が語る
その土地の特性を美しいシネマトグラフィーで綴っています。
今後、他の都市の撮影も計画されているとのことです。

特に、リヴァプールとマルセイユの共通点の多さが非常に興味深かっ
たです。
ともに首都であるロンドンやパリのメインストリームに巻かれることを
嫌い、リヴァプールの人々が自分たちを英国人ではなくスカウサーだと
称するように、マルセイユの人々も自らをフランス人ではなく、むしろマ
ルセイユ人であると複数の人々が明言しています。
2013年には欧州文化首都に選ばれたマルセイユ、是非訪問してみた
いです。

港まちの特徴は、海と深いかかわりがあります。たとえ海とは逆側から
太陽が照っていても、人は振り返って太陽を見るのではなく、海を臨む
ものだ、とイスタンブールの登場人物が言っていたように、港まちの
人々は、内陸を見つめるのではなく、世界に目を向けます。
また、各国からの船が停泊し、外国人の出入りの多い港まちでは、来
るもの拒まず、よそ者や新しいものに対して寛容で、それがそこに住
む人々の独特な気質や価値観を生み出しているんですね。
日本では、どの都市が「エッジーな港まち」になるのでしょうか?

Cities on The Edge: http://www.liverpool08.com/exploring/COTE/index.asp

この映画を制作したTabacula Filmsでは、1シーズンで60ものゴールを
決めた、歴史的フットボール・ヒーロー、エヴァトンFCのディクシー・
ディーンのドキュメンタリー映画《Dixie, The People's Legend》を制作中
です(トレーラー: http://uk.youtube.com/watch?v=hMYsD5KtJAg )。
Tabacula Films: http://www.tabacula.com/

♪ ♪ ♪

続いては、北欧のアート、デザイン、音楽などを紹介する《NICE08》。
昨年は《ICE07》という名前でアイスランド文化をテーマにしたフェスティ
バルが行われましたが、今年はノルディックのNを足して《NICE08》。
アイスランドにデンマーク、フィンランド、ノルウェー、スウェーデンが加
わりました。

順風満帆に行くと思われたこのフェスティバルを襲った、まさかの金融
危機の影響。
メインのスポンサーであったアイスランド銀行が当初約束していた6万
ポンドの助成金が一気に泡となって消えてしまったのが今年の10月で
す。
多くの数のイベントをキャンセルして、ダウンサイジングを余儀なくされ
ましたが、それでもフェスティヴァルは敢行されました。

フェスティバルそのものは終了してしまいましたが、ブルーコートにて展
覧会とシークレットオークションが12月6日まで続いています。
デンマーク人アーティストが編んだセーターやブランケット。やわらかく
て温かそうですが、素材はスチールウール! 残念ながら本人が編ん
でいる現場は見られませんでしたが、なんと編み棒には電流が流れて
いて、編みながら音が発せられるというものだったそうです!

その他ロンドン在住のデンマーク人デザイナー、ニナ・トルストルプの
家具、アイスランド出身ヘンドリカ・ヴォーゲの息をのむような美しい
ジュエリー、スウェーデンの<MADE BY:>によるボウルのインスタレー
ションなど、シンプルで洗練されたフォルムのなかに、遊び心や暖かさ
のあるアートやデザインの数々が展示されています。

また、フェスティバルの資金難救済のためのサイレント・オークションも
開催中です。
NICE08: http://www.nice08.org/

 < The Bluecoat >
  住所:School Lane, Liverpool L1 3BX
  電話:0151-709-5297
  ホームページ: http://www.thebluecoat.org.uk
  展覧会、カフェEspresso at the Bluecoat:10.00am〜6.00pm(毎日)

♪ ♪ ♪

Parr Street Studiosの<Studio 2>がオープンしました!
ダイアナ・ロスやコールド・プレイ、スパイス・ガールズなどがレコーディ
ングをした第2スタジオが、午前中はブレックファスト・バー、午後以降
はラウンジバー、夜はときどき30歳以上対象(?)大人のライブ・ハウ
スに変身しました。
コントロール・ルームだった部分にバー・カウンターとブレックファスト用
のテーブルが、スタジオ部分にはラウンジーなソファ、小部屋のひとつ
はファンキーな黒とオレンジのファット・ボーイのビーン・バッグが敷き
詰められ、もうひとつの小部屋にはシックなテーブルと椅子が配置され
ています。

朝ごはんメニューは、オーガニックや地元でとれる食材を使ったフル・
イングリッシュ・ブレックファスト<Studio Brekkie>(£7)、ベジタリアン、
ヴィーガンのブレックファスト(£6)などヘビーなものから、サンドイッ
チ、トースティー(£2.50〜)などの軽食も用意されています。
私と旦那は、ヴィーガン・ブレックファストを頂きました! 満腹。満足。

 < Studio 2 at Parr Street Studios >
  住所:33-45 Parr Street, Liverpool L1 4JN
  電話:0151-707-1050
  ホームページ: http://www.parrstreet.co.uk/STUDIO2/Home.htm

♪ ♪ ♪

【今週の告知】
12月12日から、FACTにて《DING>>DONG》展がスタートします。
ビープ音、ドンドン、カンカン、電子ノイズの奏でる音の展覧会。
OMDのアンディー・マクラスキー、ニューオーダーなどのファクトリー・レ
コードのデザインで有名なピーター・サヴィル、デジタル映像作家のハ
ンビ・ハラランボスのコラボレーション。
どんなものになるのか全く想像できませんが、とにかく面白そうです!
FACT: http://www.fact.co.uk/whatson/detail/?infoID=1311102971193561501

それではまた来週。

ミナコ・ジャクソン♪

≪ http://scousehouse.net/goldfish/goldfish145_photo.html ≫


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▼スカウスハウス・ニュース
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*** LFCグッズ通販:On Sale Now!! ******

LFCグッズの通販です。
すでにソールド・アウトになってしまったアイテムもありますが、オーダー
をいただけるとうれしいです!
http://scousehouse.net/shop/lfcgoods2008_05.html


*** Beatle Week 09:出場バンド募集中! ******

スカウス・ハウスでは、2009年の<インターナショナル・ビートル・ウィー
ク>に、日本代表として出場するビートルズ・トリビュート・バンドを募集
しています。プロ・アマは問いません。
出場を希望されるバンドは、 info@scousehouse.net までお問い合わ
せください。折り返し詳細をご案内いたします。
(メール本文には、バンド名と簡単なプロフィール、代表者のお名前・
住所・電話番号をご記入ください)


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リヴァプールでのフットボール観戦やスタジアムツアーをご希望の方は
ぜひおまかせください!
詳細は、ウェブサイトの「スタジアムへ行こう!」ページをご覧ください。
http://scousehouse.net/football/stadium.htm


*** リヴァプール語学留学 ******

スカウス・ハウスは、リヴァプールへの語学留学をサポートしています。
公立のリヴァプール・コミュニティ・カレッジに加えて、今年より、私立の
語学スクールLILAとも提携しています。
長期でじっくり学べる学生の方にはコミュニティ・カレッジを、まとまった
期間を留学に充てられない社会人の方にはLILAをおすすめします。
スカウス・ハウスには、リヴァプール留学に関する専門知識や経験を
持つスタッフが、日本とリヴァプールの両方に常駐しています。入学前
はもちろん、入学後のサポートについても安心してお任せください。
http://scousehouse.net/study/index.htm


*** ビートルズ・ガイドツアー ******

リヴァプール&ロンドンのビートルズゆかりの地を訪ねるガイドツアー
をアレンジしています。
ツアーの詳細は、ウェブサイトの「ガイドツアー」ページをご覧ください。
http://scousehouse.net/beatles/guide_liverpool.htm
http://scousehouse.net/beatles/guide_london.htm


*** 原稿募集中 ******

「リヴァプール・ニュース」では、読者のみなさんからの投稿を募集して
います。
旅行記、レポート、研究、エッセイ、写真などなど、リヴァプール、ある
いは英国に関するものなら何でも歓迎です。
お気軽にお寄せください。楽しい作品をお待ちしています。


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▽今週のフォト
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*** 今週の「ゴールドフィッシュ」フォト ******

今週も、特派員ミナコさんから素敵な写真が届いています。
ウェブサイトの「NLW ゴールドフィッシュだより」ページをご覧ください。
http://scousehouse.net/goldfish/goldfish145_photo.html


*** 今週のフォト・アルバム ******

今週の「NLW フォト・アルバム」ページでは、「Footballの旅」で紹介の
チャンピオンズ・リーグ《LFC vs Marseille》の写真を掲載しています。
撮影は下村えりさんです。ぜひご覧ください!
http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo367.html 


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