August 18 2009, No.390
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ リヴァプール・ニュース / News of the Liverpool World ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ NLW ■ *** http://scousehouse.net/ *** □■ INDEX ■□ ▽フロム・エディター ▼寄稿:「夢をかなえて― Anfield再訪の旅」4 ▽寄稿:「イギリスのフラワーショー」2 ▼ゴールドフィッシュだより <No.162> ▽スカウスハウス・ニュース ▼今週のフォト ――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ▽フロム・エディター ――――――――――――――――――――――――――――――――─ NLW □ いやあ危ないところでした。 今日の夜のことです。このNLWの編集作業中に、いきなりPCの画面が真っ黒に なってしまったのです。 再起動させようとしても、まったく動こうとしません。何をやっても復活の兆し は微塵もなくて、頭を抱えてしまいました。 (このNLWもついに無断休載か…) 絶望的な気分になります。 でも、すぐに考えなおしました。 (ま、それならそれで仕方ないか。だってPCが動かなけりゃどうしようもない もーん) ちょっとうれしい気分になりました。ご飯食べてワイン飲んで寝ようかな…。 でもよく考えると、スカウス・ハウスの仕事には当然支障が出ます。「仕方ない」 では済まないことがいっぱいです。 お客さんへのメールもたまってるし、連絡しないといけない用件もいくつかあり ます。来週のビートル・ウィークの詳しい予定だって、PCの中にはあるけど僕 の頭の中にはさっぱりです。ホテルやらなんやらの予約番号だって何ひとつ憶え てません。憶えているわけがありません。 つまり、いま使っているこのPCが生き返ってくれなくては、なんにもできない のです。 いろいろ探ってみると、どうもPC本体がダメになったんじゃなくて、モニター がダメになったのかもしれない、という気がしてきました。 希望的観測、というやつです。 PC本体は致命的だけど、モニターなら買い替えれば済む話です。 よっしゃ、神戸まで出て行ってPCショップで新しいモニターを買って来よう か…と思いましたが、閉店時間に間に合うか微妙なところです。手持ちの現金も 心細いです。 そこで奥の手登場。義理の兄に相談すると、すぐに息子さんのPCモニターを車 に積んで持ってきてくれました。もちろん本人に無断でです(幸いにも不在でし た)。 というわけで、今この原稿は、その甥っ子のモニターを見ながら書いています。 そうです、やはりモニターだけが問題だったのです。よかったよかった。 甥っ子にも感謝ですし、PC本体が元気でいてくれたことにも、しみじみと感謝し たいです。 ありがたや、ありがたや。 みなさんもどうぞ気をつけてくださいね。 まあ、こういう事態は何の前触れもなく突然やって来ることが多いですから、気 をつけていて防げるものかどうかはわかりませんけれども…。 ● ● ● 今週は、下村えりさんの寄稿「イギリスのフラワーショー」を掲載しています。 いつもは「フットボールの旅」でおなじみのえりさんですが、今回はイギリス名 物「フラワーショー」のレポートです。 えりさんの本業はフローラル・デザイナー。さすが専門家ならではのレポートに なっています。写真と一緒に、ぜひお楽しみください! ● ● ● お休みのお知らせです。 <International Beatle Week>ツアーのため、スカウス・ハウスは、8月20日~9 月6日まで、日本国内での業務をお休みとさせていただきます。 この間、NLWの発行もお休みとなります。次号・No.391は、9月8日に発行の予 定です。どうぞご了承ください。 ― Kaz(18/08/2009) ――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ▼寄稿:「夢をかなえて― Anfield再訪の旅」(4) ――――――――――――――――――――――――――――――――― NLW □ 「夢をかなえて ― Anfield再訪の旅」 / ステラ ≪ http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo390.html ≫ 【ああカン違い!?】 21日木曜日。Bibury滞在2日目。 早くも今日の午後には、ロンドンに戻らなくてはなりません。本来はあくせく回 るような所ではないのですが、何せ余裕のない日程を組んでしまったので、仕方 ないですね。 今日の予定としては、隣村のColn St Aldwynsまで歩いてみるつもりでした。 片道3.5キロくらいなので、往復に2時間、休憩が1時間位でしょうか。 ホテルには1時くらいに戻るとして、2時にタクシーに来てもらうように、フロ ントにお願いしました。 帰りはKemble駅までタクシーで出て、そこから電車で戻ります。もう少し遅い 時間帯でもよかったのに、なぜか3時台の電車に乗らなきゃ、と思い込んでいて、 結局タイトなスケジュールになってしまいました。 この日の朝食は、今回唯一のイングリッシュ・ブレイクファーストでした。 メニューが選べるようになっていたので、スクランブルド・エッグとスモーク・ サーモンを頼んでみたら、結構なボリューム。サーモンはかなりの量がありまし た。 この他に何種類かのパンと、フルーツ、ヨーグルトがお好みで選べるようになっ ていて、ついつい取りすぎてしまいました。 やっぱりフル・イングリッシュだと、お昼は抜きでもいいくらいですね。 表に出ると、ちょっと薄曇りで、暑くも寒くもない、ブラブラ歩くにはもってこ いのお天気です。 まずはホテルの裏手にあるSt Mary教会を訪ねてみました。Saxon様式とのこと で、外観は古いのですが、内部はわりとキレイに改装されていてちょっと拍子抜 けでした。 むしろ印象に残ったのは、教会の敷地内にある質素なお墓でした。どれも古く、 年月を重ねたものばかりです。 ここに眠る人たちは、生涯この村から出ることもなく過ごしたのかもしれません。 遠い未来に、世界中の人がこの村を訪ねてこようとは、夢にも思わなかったで しょう。 今の村の様子を見たらどう思うだろうな…? な~んて想像を逞しくしてしまいました。 ふと、喉の渇きを感じて、お水をどこかで調達しなければと思いました。 昨日Bさんから、切手を売っているヨロズ屋さんがあったと聞いていたので、そ のお店に行ってみました…といっても、メインストリートにはそこぐらいしか店 がないのですぐに分かります。可愛らしいお人形やちょっとした雑貨、お土産の キーホルダーや絵はがき、お菓子や飲料水などを売っていました。 店のご主人は日本語を勉強しているそうで、なめらかな日本語で応対してくれま した。それだけ、かなり大勢の日本人(私も含めて)が、この村を訪ねているとい うことでしょう。 ついでに、ご主人に、Coln St Aldwynsの行き方を伺うと、『Bibury Courtの先 を右に曲がって真っ直ぐ行けばいいですよ』とのこと。 それならすぐ分かるだろうと安心して、お礼を言って店を出ました。 あとはひたすらテクテク歩いていくのみです。ところがどっこい、実は私は、大 きなカン違いをしていました。 ホテル前の広い芝生の向こうには、道をはさんで牧場があり、羊たちがノンビリ と草を食んでいます。実は、この芝生と牧場の間の道が、隣村へのフットパスに 続いていたのです。 ところが私は、これは別の私道だと思い込んでいて、もう1本先の道を間違えて 歩き始めてしまったのです。 そしてカン違いに気づかないまま、道なりに大きく右に回りこみながら進み、少 し高台になった所から牧場とホテルの遠景を撮ってみました。 まるで中世のおとぎ話に出てくる領主さまのお舘のようです。牧草地でノンビリ 過ごす羊たちは、緑の絨毯に綿を散らしたように見えました。 そのままテクテク進んでいきましたが、どこまでも舗装された道が延々と続いて いて、人っ子1人見かけません。 時折、トラックが凄い勢いで通り過ぎて行きます。いっこうにフットパスの入り 口らしきものも見あたらないのです…。 サスガに私も、この頃にはおかしい…と思い始めました。この道は昨日タクシー で通ってきた道だったのです。途中Coln St. Aldwynsも通ったので、方向として は合っているのでしょう。 隣村まで大体1時間と考えていたのですが、普段そんなに歩かない私にとって、 アップダウンの道を1時間も歩くのは結構疲れるものでした。 初めのうちは、道端の木々や周辺の牧草地、菜の花畑に見とれて、写真を撮った りしていたのですが、同じような眺めがずっと続くうちに段々飽きてきました。 次第にまだかな、まだかな、いつまで続くのかな~とじれったくなり、散歩とい うより急ぎ足になりかけたとき、左手に牧場が見えてきました。 佇んでいた白い馬にカメラを向けると、柵の所まで寄ってきます。私が近づいて も警戒せず、むしろ鼻面を寄せてくるのです。私のほうがびっくりしてしまいま したが、なかなかキュートなお馬さんでした。 牧場には牛たちもいたのですが、彼らのほうが敏感でした。私の気配を察知する と、ナニ? この人は? みたいな構えを見せて、ある程度の距離以上に近づく と、避けようとするのです。 牛の群れのなかには、まだあどけない子牛も混じっていたので、子どもを守ろう とする意識が強かったのかもしれません。 そうこうするうちに、やっとColn St. Aldwynsのメインストリートに辿り着き ました。といっても、お昼どきの通りを行く人はほとんど見あたらず、Bibury に輪をかけたような、静かな村です。Biburyに来なければ、まず知ることもな かったでしょう。 ここにも村のヨロズ屋さんがあったので、入ってみました。ニコニコと愛想のい いお兄さんが迎えてくれます。 この店は食料品や日用品も売っていて、生活に必要なものは一通り揃っているよ うです。この村ならではのお土産はないか…と探してみて、手作りジャムにチ ラッと惹かれたのですが、ビンを持ち歩くのはためらわれました。 結局、地元産のココナッツのショートブレッドを買って、職場のお土産にしたの ですが、なかなか美味しいと好評でした! その後、Coln川のほとりでひと息いれて、きれいな水の流れをぼーっと眺めたり、 川沿いの少し開けた牧草地(?)を歩いてみたりしました。 この辺りには、ウォーキング・ツアーのお客さんとおぼしき人たちが集まってい て、のんびりペースで散策を楽しんでいるようでした。 私は、Bibury方面に向かうFootpathの標識がないかと探してみたのですが、そ れらしきものは見つけられませんでした。ウロウロするうちに村の教会を見つけ て、写真に収めました。中に入らなかったのは、帰りの時間が気になり始めてい たからです。 今ここでFootpathを探して余計に時間をくってしまったら、後々の予定に響い てしまうかも知れない…ちょっと面白味には欠けるけど、来たときの道を戻るの が一番確実かも…。 うーん。残念だけど、今日は、Footpath散策は諦めることにしました。せっかく ここまで遠征したのに、お茶する時間も惜しくて、そそくさと村を後にしました。 もうちょっとシッカリ地図を確認して、余裕のあるスケジュールで来ればよかっ たのですが…。 まあ、昨日はFootpathを歩けたわけだし、美味しい空気と緑を堪能したことに 変わりはないんで、ヨシとしましょう。カワイイ動物たちにも会えたし。 その後、歩いてきた道をまたテクテク、テクテク、急ぎ足で歩くこと約50分、 やっとの思いでBibury Courtホテルにたどり着きました。昨日のノンビリした お散歩とはえらい違いです。 自然のリズムを取り戻すハズが、結局普段と同じようなコトをやっている。人 間の行動って、そんなにカンタンには変わらないものなんですね。 ホテルの敷地に入ってから、例の芝生と牧場の間の道が、どこに通じているのか を確かめてみました。古い粉ひき小屋の後の脇を通りすぎ、急な坂を登ると、そ こには青い標識が…。 その先には、Coln St Aldwyns方面へと伸びていくFootpathが見えました。 ガーン!! やっぱりこっちが本来行くべき道だったんだ~! 今頃気づいても後の祭り。もうFootpathを歩いている時間はありません(泣)。 せっかくのBibury滞在2日目が、自分のカン違いで思わぬ展開になったのは、 とっても残念でした。 その日はロンドンに戻り、ホテルに荷物を置いてから、とっぷり日が暮れるまで、 ハイドパークの中をグルグル歩き倒しました。どこかでやり直したい気持ちが働 いていたのかも知れません。 この時も、芝生にあがった白鳥たちが、堂々とうたた寝しているのには驚きまし た。それだけ人慣れしているのでしょうか。丘にあがった白鳥なんて、東京では 余りお目にかかれませんよね…。 これから田舎のFootpathを歩いてみようという方は、事前に情報をシッカリ集 めて、ゆとりを持って日程を組んでくださいね~。 そして私のようなカン違いにもご用心ください! 今回は致命的なミスではありませんでしたが、下手をしたら、ど田舎で立ち往生、 なんてことになりかねませんから…。 (つづく) ≪ http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo390.html ≫ ――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ▽寄稿:「イギリスのフラワーショー」 ――――――――――――――――――――――――――――――――― NLW □ 「イギリスのフラワーショー 2」 / 下村 えり (Eri Shimomura) “RHS Flower Show at Tatton Park 2009” (22-26 July 2009) ≪ http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo390.html ≫ 【まえがき】 NLWをご覧の皆様こんにちは。 待ちに待ったイギリスの夏到来。そしてイギリスの夏といえば…フラワーショー です! 昨年惜しくも行きそびれて、今年こそはと長い間待ちこがれていた私。にわか雨 や夕立の多い今日この頃ですが、1滴の雨にも会うことなく、フラワーショーは 夏の眩しい日差しの中で、週末の1日を華麗に演出してくれました。 限りはありますが、この素晴らしい光景を幾らかでも皆様へお伝えしたいと思い ます。写真も合わせてお楽しみください。 【Tatton Park Flower Show 09】 5月末のロンドン、チェルシー・フラワーショーに始まり、つい最近まで開かれ ていたサリー州のハンプトンコート・フラワーショー、そしてこのタットンパー ク・フラワーショーは、イギリスを代表的する、壮大な規模のフラワーショーで ある。 いずれもRHS (Royal Horticultural Society) が主催し、BBCテレビでもガーデ ニングショーとして大きく取り扱われている。 今日ご紹介するタットンパークフラワーショーも、23・24日の2日間に渡って BBC2の『ガーデナーズワールド』で放送された。 最近は若手デザイナーの活躍が目まぐるしく、イギリス国内だけではなく、世界 各国から挑戦者達が集まってくる。 それもあってか、伝統的なイングリッシュ・ガーデンのイメージを覆す様な ショーガーデンも増えており、我々の眼を更に楽しませてくれるのである。 NLWで初めてタットンパーク・フラワーショーの模様をご紹介したのは2年前、 2007年のことになる。 前回に続き今回も、簡単にタットンパークの地理的な位置を説明しておこう。 タットンパークはイギリス北西部、マンチェスターから南に12マイルに位置し ている。自然の緑に囲まれた、いわば郊外のグリーンベットタウンとも言えるエ リアだ。 ビクトリア王朝時代の富豪の残した豪邸の庭を借りて、毎年このフラワーショー が開かれている。 チェルシー・フラワーショーとは違って都心のど真ん中とは行かず、車がない観 光客にとっては少し面倒な交通手段でたどり着くしかない。 最寄り駅オートリンチャム(Altrincham)へは、マンチェスターから電車で30 分弱。そこから会場のタットンパークへは、シャトルバスが期間中頻繁に往復し ている。タクシーでも15分程度である。 今日は週末の土曜日。晴天も重なったためか家族連れが目立ち、目の前に広がる カーパーク(これもお屋敷の庭)は、次々に入って来る乗用車で見る見るうちに 埋まって行く。 カーパークから入り口まで結構歩くのだが、この所の雨で足場がかなり緩んでい て、とてもじゃないがハイヒールなどやサンダルでは歩けないだろう。 入場料は当日券が24ポンド(およそ5600円)、前売り22ポンド、子供16歳以 下は無料、RHSのメンバーは19ポンドとなっている。 パンフレットは3.50ポンド。イギリスにしては結構お高い行楽と言えるかもし れない。 【Floral Design Studio】 最初に我々が足を踏み入れたのは、入り口の直ぐ右に設けられたフローラル・デ ザインのセクションである。 ここはNAFAS(National Association of Flower Arrangement Societies; www.nafas.org.uk/ )を中心に、地元のフラワーデザインを学ぶカレッジやプロ のフローリスト達の作品が展示されていた。 多くの見物客のため、写真を撮るのも一苦労。どうしても人が写真に入ってしま う。 フラワー・デザインはセクションごとに区切られて、それぞれに担当の係から説 明を聞くことも出来る。 時間によっては、プロのフローリストによるデモンストレーションもあるそうだ。 入るなり見物客の目を惹きつけたのは、ウエールズのDeeside Collegeが手がけ た竹林とオーキット欄、そして南国のフォーリエッジのカラフルで見事なアレン ジメント。 ユニークな発想と演出、鮮やかな色合いとで、ゴールドメダルを獲得していた。 プロの部門では、2年前のショーでも見かけたブラックローズの作品がスタジオ 中心に大きく構えていた。 さすがにお花のプロとあってかパーフェクトなコンディション、バランス、デザ イン。昨年同様、クリーンでコンテンポラリーなイメージでまとめられていた。 しかし今年はゴールドを逃し、シルバーギルトで終わったようだ。 もう一つのゴールドは、地元St. Helens Collegeの、どちらかと言うとトラ ディシナル、ブリティッシュの香りをかもし出す美しいデザインである。 色は黄色を中心にバラやゆり、グラジオラスで飾られ、センタースポットに薄い ブルーのアジサイが使われている。 あるデザインでは、木製のコントラバスの型に薄紫の大きなボールアリウムの花 とカラーコラムで相反する色彩の黄色の花々がバランスよくデザインされていて、 目を惹いた。 【National Flower Bed Competition】 フローリストのスタジオを出ると、いきなり目の中に飛び込んできたのは、会場 の中心に鮮やかに並んで展示されているナショナル・フラワーベッド・コンペ ティションである。 日本でも洋式のお庭や観光地などで見られる、花壇にお花を敷き詰めて描いた文 字やデザイン。強いて言えばお花の絨毯みたいな感じでであろうか。 カラフルな色合いとユニークなデザインで、特に子連れのグループの足を止めて いた。いずれも、20組の地元の役所や学校などを中心に地方からも申し込みが 殺到したらしい。 縦7m、横4mのサイズに色合いを上手く組み合わせてモチーフを考え、テーマと 共にクリエイティブにデザインされたもので、それぞれにユニークで、色の美し さにに改めて驚かされる。 特に目についたのは、Mansfield District Councilの作品。 2008年北京オリンピック・水泳ゴールドメダリストRebecca Adlingtonと、パラ リンピックの水泳部門で同じくゴールドメダルを獲得したSam Hyndの金メダル をモチーフにしたものである。 お花の色合いと緑フォーリエッジの使い方が見事で、金メダルとは一目では判り づらくはあるものの、見ていてとても楽しいアレンジメントである。 結果は残念ながらゴールドメダルとは行かなかったが、2位のシルバーギルトを 獲得していた。 そのほか子供たちに人気が集まったのは、ピーターパンと海賊、ワニのアレンジ メントやダーツボードをモチーフに造られた作品など、色の演出とイマジネー ションがぎっしり詰まった楽しい作品ばかりだった。 【Gardens Design】 ガーデン部門は新しいカテゴリーが1つ増えて、Show Garden, Back to back Garden, Visionary Gardenの3つのカテゴリーに分かれている。 1)Show Garden 中心になるShow Gardenは225sqm(225m四方)を最高のサイズと決められてい て、かなり大きなスペースにデザイナー達のフレッシュなアイデアが凝縮されて いる。 Dragonfly Garden Design & Build / Jon Tilley 銀賞 最初に我々が注目したのは<Radio - Live Transmission>とタイトルの付いたコ ンテンポラリーデザイン。同一間隔で植えられた球体や三角形シェイプのグリー ンで四方を囲み、地面はぺブル石で敷き詰められている。そしてその中心部には、 何本もの竹が高さを変えて均等に美しくディスプレイされていた。 この作品は、知る人ぞ知るイギリスの70~80sバンドJoy Divisionが30年前に リリースしたアルバム“Unknown Pleasures”と、そのバンドの中心人物Ian Curtis(ボーカルで1980年に自殺)に捧げられたガーデンなのだそうだ。 これを作ったガーデナー達のウェブサイトを覗いてみると、2008年には彼らは "Punk's Not Dead" という作品をこのフラワーショーに出品したようだ ( http://www.dragonflygarden.co.uk/pages/portfolio.htm )。 ガーデニングとパンク~ニューウェイヴ。かけ離れた感じもするのだが、ガーデ ニングも音楽もアートだと考えれば、コンセプトに矛盾はない…のかもしれない。 それに元々パンクの発端もナチュラルなものと大きく絡んでいると思えば、最終 的に緑・自然に至ったとしても可笑しくないのではないか(笑)。 (えりのテイスト審査:3/5) Distinctive Ground Surfaces(DGS Lifestyle) / Matthew Unwin 銀 賞 “So 80s”のタイトルの付くこのお庭は、その名の通り80年代のポップミュー ジックをイメージして作られた。豊かでショッキングな色使いのお庭である。 黒でペイントされた木造ガーデン・ファーネチャーや銀色のテーブルと椅子、そ して赤、黄緑、紫のカーペットなど、思わず声が出そうな色使いであるが、それ を囲む見事なフォーリエッジと色鮮やかな花々のアレンジメントが、私たちの心 を一気に和ませてくれる。 このデザイナーはハンプトンコートやチェルシーのフラワーショーで数多くの金 賞を受賞している。それだけに今回の銀賞は本人にとっては不本意かもしれない が、彼の持つガーデニングの基礎、そして才能は大いに感じられる作品だった。 (えりのテイスト審査:3/5) Outer Spaces / Phillippa Probert, Outer Spaces 銀賞 “Revolution(革命)”と名乗るこのガーデンは、オフィス(会社)の一角で社 員達が寛ぐ空間をイメージして造られたそうだ。 黄色の壁が眩しく、それを囲むお花とフォーリエッジも涼しげで、なんとも愛ら しいお庭である。私たちが訪れた時はモデルの女の子まで登場して、なかなかの 演技力を発揮していた。 (えりのテイスト審査:2.5/5) The Quilted Velvet Garden / Tony Smith 金賞 金賞を受賞したこの作品は、『少しだけ高級感を味わおう!』をモットーに、額 に入ったお花をイメージして作られた。 巨大なスケールで、使用された花、植物は5000株、プラス葉っぱの部分に使わ れたレタスは1000個以上だそうだ。 金賞を取るだけあって素晴らしいが、きっとこのお庭は空の上から映されるとも っと楽しめるはず。 (えりのテイスト審査:3/5) Fibonacci Numbers in Nature / Stephen Dennis 銅賞 メンテナンスの要らない都会の公園をイメージして出来たこのお庭は、イタリア 人の数学者によるナチュラルガーデンの数式法則(0, 1, 1, 2, 3, 5, 8, 13 …???)をコンセプトに造られたそうだ。 後方の白いワイヤーのオブジェは、2008年北京オリンピックの鳥の巣をイメー ジされているとか??? (えりのテイスト審査:2/5) Ness Botanische, Cheshire's Gardens of Distinction Under The Microscope / Chris Beardshaw ベストオブガーデン 金賞 ガーデンショーの審査員であり、イギリスの有名なガードナーChris Beardshaw が今年のベストガーデン賞(金賞)を取った。 リバプールからマージー川を渡ったウィラル、チェシャー地方のネス・ガーデン (リバプール大学所有)がスポンサーとなったこのガーデンは、いかにもネス・ ガーデンのナチュラルな美しさをそのまま運んできたかのような一角であった。 専門家によると、このお庭はイギリスの自然なWoodland Style+ドイツ式の大 草原とでも表現したらいいのか、Inspired Prairie Style のコンビネーション で造られたらしい。 私の写真からは詳細が判り辛いのが残念であるが、しばらく佇んで眺めていたい、 心が和む癒しの草原オアシスであった。 (えりのテイスト審査:4.5/5) Thyme and Money / Mary Hoult 銀賞 (えりのテイスト審査:2/5) BTCV@50 / BTCV 銀賞 (えりのテイスト審査:3/5) Strictly Come Gardening / Raynershine 金賞 (えりのテイスト審査:2/5) Traditional Values / Russell Watkinson 銀賞 (えりのテイスト審査3/5) 以上、Show Gardenもまだまだご紹介したい素敵なお庭が一杯なのだが、今回は 前回にプラスしてBack to back Gardenも少しご紹介したい。 2)Back to back Garden 横幅4m、縦6mを最高の基準に造られた、イギリスで言うヤードタイプのサイズ のお庭である。 銀賞 オレンジ色の美しいバックグランドに、私も大好きなコスミアの花(オレンジ 色)とダークレッドのフォーリエッジでエレガントに演出している。 うまく訳せないが、“靴を脱いであなたもこの空間を感じてみませんか?”を キャッチフレーズに、触感、視覚、聴覚、臭覚と5つの風水のエレメント(木、 火、地球、鉄そして水)を調合させて出来たお庭らしい。 不思議とエネルギーを頂ける様な、そんなお庭である。 (えりのテイスト審査:4/5) A Place for Waste / David Dixon 金賞 好きか嫌いかは別として、このお庭の殆どがリサイクル商品で出来ているという、 超エコノロジカルなお庭である。シンプルでクリエイティブ、そしてクリーンな イメージのお庭だ。 (えりのテイスト審査:3/5) Load of Old Rubbish / Gary Hillery, Ken Walton, Stephen Robson 銀賞 こちらもリサイクルで出来たお庭だそうだが、前者とは違ってカラフルで豪華な 演出である。中心部のテーブルも古いスヌーカーテーブルを使って出来ているそ うだ。 (えりのテイスト審査:3.5/5) The Dark Horse Venture Garden / Hugh Thomas 金賞 これこそ、イギリスでは馴染み深い都心型住宅地、テラストハウスの裏に設けら れるバックヤードのお庭である。 うちも全くこのサイズの庭なので、鉢のプラントを中心に上手に組み合わせるだ けでこんな素敵なお庭が出来るとは、たいへん興味深いものがあった。誰でも真 似ができる素敵なお手本ともいえよう。 (えりのテイスト審査:4.5/5) The Lunch Hour Garden / Sue Beesley & Isabelle Brooke 銀賞 会社の一角に緑のスペースをとイメージされて造られた作品らしい。こんなお庭 の設けられた会社で働けたら休み時間も楽しみで、仕事の疲れも癒されそうだ。 (えりのテイスト審査3.5/5) Close to Home... / Andrew Walker 銀賞 (えりのテイスト審査:2/5) Forgotten But Not Overlooked / Tim Fowler, Tim Fowler Garden Design 金賞 (えりのテイスト審査3/5) A Shared Space / Graham Bodle 銀賞 (えりのテイスト審査3/5) Living The Dream / Andrew O'Kearney-McMullan 賞なし (えりのテイスト審査:3/5) 【おわりに】 2年前に比べて、お庭のデザインのカテゴリーもさらに増え、ご紹介できないも のも沢山あるのだが、私自身は見るべきものはしっかり見れたという満足感で 一杯だ。 特にBack to Back Gardenは 見ごたえのある素敵なお庭が沢山あった。 お庭を持つ者としては、余り大きすぎず、親近感を感じ、アイデアをそのままお 家に持って帰れるってのがいい。 2年前にこのショーで買って帰った小さな薄グリーンのクレメタス(鉄扇)も、 今年初めてお花が3つ付いた。 今年は賞をとった黄バラとマーガレットと同じ種類だと思うがOsteospermum、 オレンジ茶系色のホットケーキオレンジと名の付いたお花、そしてHeuchera、 ミッドナイトローズと名の付く赤紫のフォーリエッジを購入した。 これらの明るい仲間が増えて、うちの小さなバックヤードも又一段と美しく見え てきた。 (Fin) ≪ http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo390.html ≫ ――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ▼特派員レポート:「ゴールドフィッシュだより」 ――――――――――――――――――――――――――――――――― NLW □ 「ゴールドフィッシュだより」 / ミナコ・ジャクソン ~ Goldfish Liverpool Update / Minako Jackson ~ ― 第162号 / Mike Badger - Art on the Waterfront - Urban Beach! ― ≪ http://scousehouse.net/goldfish/goldfish162_photo.html ≫ こんにちは。 前回、8月は「ブロリー・サマー(傘必須の夏)」と発表がありましたが、まも なくして天候が少し好転したリヴァプールです。 最高気温は20度前後で、朝夕は肌寒いですが、思いのほか晴れ間の多い、比較 的過ごしやすい2週間でした。後半はいかに?! ♪ ♪ ♪ 今週は、まずはゴールドフィッシュ159号にて登場したMike Badger氏を改めて ご紹介します。 元La'sの創始者であり、音楽マニアの間では伝説的な存在として知られるMike Badgerさん。La's脱退後はバンドOnsetを結成、現在もソロやナッシュヴィル のミュージシャンとのコラボレーションなど様々な音楽活動を続けています。 その傍ら、10年来インディー・レーベル<Viper Label>のオーナーとして、ご自 身の音楽、Tramp AttackやEdgar Jonesなどのリヴァプールのミュージシャン やバンドのアルバム音源を発信したり、カルト・クラッシック的な隠れたリ ヴァプール出身バンドの名曲や、20年代から50年代のアメリカのバンドやギ ター音源などを集めたコンピレーション・アルバムのリリースを行っています。 Viper Label: http://www.the-viper-label.co.uk/ 今回は、Mikeさんのアーティストとしての顔を中心にお伝えしたいと思います。 先日、リヴァプール郊外の閑静な住宅街に位置するMikeさんのご自宅兼アトリ エ/スタジオにお邪魔しました。 訪問することになったきっかけは、6月にBluecoat Display Centreにて開催さ れた《Junk Shop Revolution》という展覧会のオープニング。 このリサイクル素材を使ったグループ展に参加していたMikeさんと話しをする 機会がありました。 「あなたの手掛けたSpaceの《Tin Planet》のアルバムジャケット、すごく好き なんですよー。限定版の缶パッケージのを持ってるんですよ。日本の実家に置い てきてしまって残念ですが」 と伝えたら、 「おお、君は日本人か。実は先日、日本の音楽雑誌からインタビューの依頼が あったんだ。『クッキーシーン』っていう雑誌知ってるかい? 4ページの結構 長いインタビューで、掲載誌が送られてきたんだけど、何て書いてあるか分から ないから、もしよかったら訳してくれないか?」 という話になりました。英訳をしてあげたら大変喜んでくれて、ライブ・ツアー が終わって落ち着いた頃にアトリエに遊びに来てください、と招待されたという 運びです。 アトリエ兼レコーディング・スタジオに入るとまず目に入ったのが、天井に飾ら れた《TIN PLANET》のコラージュ。 文字はもちろんブリキ製です。思わず反応したら、リヴァプール出身バンドの SpaceのリーダーTommy Scottが、当時リリース予定のセカンドアルバムのタイ トル名に困っていたときにここを訪れ、このプレートを見た途端、ピンときて、 Tin Planetに決めたというエピソードを話してくれました。 Mikeさんは、アルバムのジャケット写真に写っているプラモデルならぬブリキ・ モデルを制作し、シングルAvenging Angelのプロモーション・ビデオでは、 Mikeさん作のブリキのエンジェルと車が大活躍しています! Space 'Avenging Angel': http://www.youtube.com/watch?v=NaxipnPS96M アトリエの内装そのものがアートで、ワクワクさせられるものがあります。 素材は主にファウンド・オブジェクト(廃棄物、路上や日常の中で拾ったもの)。 ゴミや顧みられることのなかった物も、Mikeさんに拾われるとラッキーです。 愛情と遊び心をこもった魔法の手にかかって息を吹き返します。 ロボット第一号。頭には、切れた真空管が使われています。 マスタード・パウダーの缶でできた、「イエロー・サブマリン」。同名の曲のオル ゴールも搭載しています。 Viper Labelからリリースされているコンピレーション・アルバム《Hot Guitar》 のジャケ写のモデルとなったブリキの切り抜きコラージュ。 スピーカーの前に置かれた、黒オリーブの缶の上で楽しそうに演奏するバンド。 魚の缶詰のフタでできた魚。 真っ赤なダブルデッカーのバス。 もともとはビスケットの缶。色や柄がきれいなので無心に作っていたら、ふとし た瞬間に、バスの屋根にトラファルガー広場やウェストミンスターなどロンドン の観光地が描かれていて、バスのルートのようだと気づいたそうです。 「直感的に手にしたものから、結果として偶発性を感じるときに喜びを感じる」 と語っていました。 そして、膨大な数の絵画、ライブのチラシやポスターのデザインが引き出しから 出てくる出てくる。 ほとんどの作品には、日付が刻まれていて、80年代から現在までの日記を覗いて いるようでした。 自画像、身近な人々のスケッチ、繰り返し描かれるSF、キリン、アメリカン・ インディアン、アフリカに加え、ツアー中に描いた双六ゲームなどなど。 よく、「本職はミュージシャンかアーティストか?」と訊ねられるそうですが、 本人としては、どちらという認識はないそうです。 創造性が時には音になって現れ、時には造形として現れる、それだけのこと。 アートや音楽に熱く「情熱を注ぐ」クリエイターが多い中、ごく自然に、淡々と 、呼吸をするように創作し続けているアーティストとして新鮮味を感じました。 過度な作為性を嫌い、独自の感性と溢れ出る創造性を、ありのまま、極力ナマの 勢いを活かし、自然に任せて形にする思想は、彼のアートだけでなく、音楽や生 き様にも現れている気がします。 反権威主義ではありませんが、メジャーに媚びて制約されたり歪められるのでは なく、作りたい音を自由に作り続けるため、出したいものをリリースするために 自分でレーベルを立ち上げたのも自然な流れだったのでしょう。 そして、ひょっとしたら、「音楽」「アート」といったジャンル分けの垣根を隔て る概念さえ窮屈だと思っているかもしれません。 Mike's StudioはMikeさんが創造性を自由に泳がせて、音楽とアートの間をスイ スイと行き来させられる、理想のスペースなんだという印象を受けました。 Mike Badger: http://www.mikebadger.co.uk/ PS:Mikeさんのコラージュ作品<Re-cycled Liverpool>の画像が、後日ご本人か ら送られてきました! ♪ ♪ ♪ 前回の《Music on the Waterfront》に続いて、《Art on the Waterfront》が8 月14日から16日の週末にかけて行われました。 Tate Liverpoolにて開催中の特別展《Colour Chart: Reinventing Colour, 1950 to Today》からインスピレーションを得て企画されたものです。 Tate Liverpool: http://www.tate.org.uk/liverpool/exhibitions/colourchart/default.shtm 私は土曜日に出かけてきましたが、午後のアルバート・ドックでは、2人モリ ス・ダンスや、カラフルで可笑しな格好をしたエンターテイナー達が行き行く 人々を驚かせ、楽しませ、子供達は参加型のワークショップやイベントで色を 満喫していました。 夜8時半からはピア・ヘッドにて《Art on the Waterfront》のハイライト・イ ベントである《LuminoCity+》。 サンバ・ドラムではじまり、カラフルに光るサイクリスト達が走り回り、ここで も様々なパフォーマーがあちこちに点在していました。 10時になると、Port of Liverpool Buildingをバックドロップにしたライト& サウンド・ショーが繰り広げられました。 色とりどりのライト・プロジェクション、花火、そしてへリオスフィアという バルーンで上空を飛びながら舞う空中アクロバティック・パフォーマンスは、そ の美しさに息を呑むものがありました。 この模様を記録したビデオをYoutubeにアップしましたので、こちらもご覧くだ さい。 http://www.youtube.com/ianart 欧州文化首都は終わりましたが、リヴァプールにおける文化活動が決して終わっ ていないということを実感させられるイベントでした。 9月25、26日には、《Film on the Waterfront》が開催される予定で、こちらも 楽しみです。 ♪ ♪ ♪ 最後におまけです。Williamson Squareにビーチが! これは、Liverpool Central Business Improvement Districtが中心になり、シ ティーセンターのビジネス活性化を目的に企画された「アーバン・ビーチ」。 子供達は大はしゃぎ、大人達もデッキチェアでまったり。イギリスのビーチにつ きもののロバや、変なライフ・ガードやストリート・パフォーマーも時々出現し ます。 このビーチは、8月末までの毎日午前10時から午後5時まで。 Liverpool Central BID: http://www.citycentralbid.com/events/shwEventsCalendarDetail.asp?id=541 ♪ ♪ ♪ 【今週の告知】 「キャピタル・オブ・フリー・カルチャー」と宣言しているリヴァプールですが、 本当に沢山の無料イベントが開催されています。 そのハイライトとも言える《Mathew Street Festival》は、ヨーロッパ最大の 無料フェスティバルを誇ります。 今年は、8月30日(日)、8月31日(月)の2日間。市内6ヶ所の屋外ステー ジでは、世界から集まるクオリティの高いトリビュートバンドに加え、China Crisis、Christiansなどホンモノのバンドも登場。 Mathew Street Festival: http://www.mathewstreetfestival.org/ そして、昨年からスタートした《Mathew Street Fringe》。 こちらは、29日(土)から31(月)まで、現在進行形のリヴァプールにおける 音楽シーンを表現するインディー・バンド達をショーケースするサブ・フェス ティバル。 市内各地のライブハウスにて開催されます。 Mathew Street Fringe: http://www.mathewstreetfestival.org/fringe/ 次回は9月にお目にかかります。それでは! ミナコ・ジャクソン♪ ≪ http://scousehouse.net/goldfish/goldfish162_photo.html ≫ ――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ▽スカウスハウス・ニュース ――――――――――――――――――――――――――――――――─ NLW □ *** お休みのお知らせ ****** スカウス・ハウスは、8月20日~9月6日まで、日本国内での業務をお休みと させていただきます。 毎年恒例の<International Beatle Week>ツアーのためです。 この間にいただいたお問い合わせには、9月7日以降に順次対応させていただき ます。 ご不便をお掛けいたしますが、どうかご了承くださいますようお願いいたします。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ▼今週のフォト ――――――――――――――――――――――――――――――――─ NLW □ *** 今週の「ゴールドフィッシュ」フォト ****** 今週も、この2週間にリヴァプールで行われたフェスティヴァルやイヴェントの 写真を掲載しています。 http://scousehouse.net/goldfish/goldfish162_photo.html *** 今週のフォト・アルバム ****** 「夢をかなえて― Anfield再訪の旅」そして「イギリスのフラワーショー」に 関連した写真を掲載しています。 http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo390.html ■ NLW ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ リヴァプール・ニュース / News of the Liverpool World ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ *** 毎週火曜日発行 *** □■ 第390号 ■□ ◆発行 SCOUSE HOUSE (スカウス・ハウス) ◇編集 山本 和雄&ミナコ・ジャクソン ◆Eメール info@scousehouse.net ◇ウェブサイト http://scousehouse.net/ ◆お問い合わせフォーム http://scousehouse.net/liverpool/form.html ご意見・ご感想・ご質問など、お気軽にお聞かせください。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ このメールマガジンは、以下の配信サーヴィスを利用して発行しています。配信 の解除やメールアドレスの変更は、それぞれのウェブサイトからどうぞ。 ◆まぐまぐ http://www.mag2.com/m/0000065878.htm ◇めろんぱん http://www.melonpan.net/melonpa/mag-detail.php?mag_id=000917 ◆カプライト http://cgi.kapu.biglobe.ne.jp/m/3487.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 無断での転載を禁じます。 Copyright(C) 2001-2009 Scouse House |