February 02 2010, No.404
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  リヴァプール・ニュース / News of the Liverpool World   
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         *** http://scousehouse.net/ ***        


□■ INDEX ■□

 ▽フロム・エディター
 ▼寄稿:「アロンソに会いたくて」(2)
 ▽寄稿:「夢をかなえて― Anfield再訪の旅」(10)
 ▼特派員レポート:「ゴールドフィッシュだより」 <No.171>
 ▽スカウスハウス・ニュース
 ▼今週のフォト


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▽フロム・エディター
――――――――――――――――――――――――――――――――─ NLW □

風邪をひいてしまいました。
元々の体質なのか、それともほかの理由によるものなのか、とにかく僕はあまり
風邪をひくことがなくて、自分でもひそかに自慢に思っていたのですが、今回ば
かりはあっけなくやられてしまいました。

感染源は、1歳4ヶ月になった我が息子・ムーニーくんです。
考えてみれば、小さい子供と親というのは濃厚な接触だらけですよね。よだれま
みれの指を口に突っ込まれたり、顔に向けてハックションされたりというのを毎
日ひたすら繰り返しているのですから、感染しないほうが不思議というものです。
おまけに潜伏期間というものがあって、あ、なんか具合が悪そうだなと思うころ
にはもうこちらもばっちりおすそ分けをいただいているわけですから、ほとんど
防ぎようがないのです。妻は今のところまだだいじょうぶそうですが、まあ時間
の問題でしょう。

あと1、2日もすれば、我が家で元気なのはネコだけ、ということになっている
かもしれません。ネコにはさすがにおすそ分けできませんもんね。まるで受け
取ってくれません。

生まれて初めての風邪、というか病気というもの自体がまったくの初体験となる
ムーニーくん。昨日・今日と、苦しさと戸惑いの入り混じったような表情で泣
きっぱなしです。人間生きていくためには不条理なことも我慢しなくちゃいけな
い、ということを身にしみて感じているのかもしれません。感じたくないだろう
けど…。

まあ、泣きわめいているうちはまだ元気がある証拠ですよね。なんくるない、な
んくるないさー、と言い聞かせながら、お医者さんに処方してもらった座薬を6
時間おきに与えてやっています。
でも早く治ってほしいなー。

● ● ●

お知らせです!

<観戦チケットあります>

2月18日にアンフィールドで行われるUEFAヨーロッパ・リーグ決勝トーナメント
1回戦<LFC vsFCウニレア・ウルジチェニ>の観戦チケットが2枚あります。
詳細はウェブサイトの「スタジアムへ行こう!」ページをご覧ください。ご希望
の方はお早めに!
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<スカウスハウス通販:新春セール延長です>

新春セールの延長です!
2月5日(金)まで全品20%オフとさせていただきます。オーダーをいただける
とうれしいです!
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                          ― Kaz(02/02/2010)


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▼寄稿:「アロンソに会いたくて」(2)
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「アロンソに会いたくて」 / Anne

≪ http://scousehouse.net/magazine/nlw_phot404.html ≫ 

■第4話《エル・クラシコのチケット》■

最初は大手のチケット専門業者や旅行会社のサイトでチケットについて調べてみ
ることにしました。
すると・・・
「な、な、なんとw(☆o◎)w、じゅ、じゅう、十万円( ̄□ ̄;)!!」
もちろん一枚の価格!!!
「(;´д`)とほほ・・・」また折れそうな私・・・

「そうだ!(^。^)b!ソシオは???ソシオになっちゃったら???」
いいこと思いつきましたよ。
早速、FCバルセロナの「ソシオ入会代行オフィス」に尋ねてみました!
「エル・クラシコ」のチケットはソシオ会員でも抽選w(゜o゜)w?
がっかりな返信メールです・・・
専門業者に依頼するほうが入手出来る確率は高いらしいです。

ゴール裏なら7〜8万円位、サイドラインだと8万〜10万円位が相場みたい!
調べても調べても、どう検索しても殆ど同じ答え(-_-)(;_;)(;。;)
だとしたらバルセロナへの旅はどの位の費用がかかるのだろう・・・

航空券は???
ホテル代は???
予定してた費用に近づけるためにはこちらの費用で何とかしなきゃ(°o°)
安いホテルを探し続ける日々。でも、何だか安いホテルって不安・・・

こうして検索を続け、そして疑問があると掲示板を利用して質問してみたよ!
「オオー!ついに出会いましたヽ(´▽`)/」
「Essaouira - エッサウィラ -」さんです。
バルセロナ在住の日本人の方で、リーガエスパニョーラのチケット等を入手して
くれるらしいです。

とは言っても、スカウスハウスさんの時はリヴァプールサポーターズクラブの方
からの紹介だったので、心配の必要はなかったですよね。
エッサウィラさんはインターネットで見つけました。
そこで、FCバルセロナ、バルセロナ観光関連のサイトをチェック(゜o゜)/
そしてまたチェック・・・(。_。 ) ( 。_。)

こんな口コミを見つけましたよ!
「既存の業者に比べると相当安いです」
「できるだけよい席をゲットするために、窓口で粘り強く交渉を行ってくれるそ
うです」
「他の業者よりもよい席を取れる可能性は高いようです」

評判はとっても良いですねえ♪(^O^ )!
安心してお任せすることに決めました( ^o^)

エッサウィラさんのサイトってこちらですよ↓(。_。)q
http://www.essaouira-jp.com/futbol/


■第5話《具体的になってきましたよ!》■

心配だったチケットをエッサウィラさんにお願いすると決めたよ。
一つ解決です!
リヴァプールへの旅行の時の反省からホテルを早めに抑えなきゃ。
「エル・クラシコ」だよ! 世界中からファンが来るよね('_' )
フライトは格安航空券だとキャンセル費用も高いから最後にしま〜す。
チケットが入手出来てからですよね。

サッカー観戦でちょっと注意が必要なのは、試合の日程がずれる可能性があるこ
と。
遠くから観戦に行くファンにはちょっと大変(→o←)ゞ
リーガエスパニョーラは土曜か日曜かは決まるのは一週間前位。
最低、バルセロナには土日は滞在しなきゃ。

「そうだ(*^.^*)」
今回の旅の日程に、メスタージャでのヨーロッパリーグの観戦を追加しよ
う( ^^)!
リヴァプールに夢中になる前はバレンシアCFファンだった私(^-^ )
ベニテスがリヴァプールの監督になったことも、リヴァプールの試合を観るきっ
かけになった理由としては大きいです!

それにシルバのことは大好き(*^-^*)ゞ
だからメスタージャだって行ってみた〜い。

エッサウィラさんにそんな計画と予算を相談してみよう(⌒^⌒)b
バルセロナでの滞在。「安いホテルのある地域の治安は心配」とのこと。
特に旧市街は注意らしいよ!
「アロンソに会いに行こう!」って決心した時、
旅行会社で検索して頂いて探した安いホテルについても尋ねてみましたよ!
さすがに地元で暮らしてるだけあります。
具体的にそのホテルごとの評判を教えて頂けました。
知らない国への一人旅! 情報がとても大切ですよね(^O^)g

迷います(-。-#)
一応女性のひとり旅です。スペイン語なんて出来るわけありませ〜ん( ̄^ ̄)
加えてネットでスペイン旅行を検索してるうちに心配になったこと!
スリや置き引き、偽警官事件が多いらしい・・・
ロンドン、リヴァプール旅行の時とはちょっと違うみたい・・・
またまたへこみそうな私(×_×;)

そんな時、エッサウィラさんから提案が・・・(^O^)
「プチホームスティ!!!」
「アパートメントでルームシェア???」

アパートメントのある場所は新市街で治安が良い場所らしい。
そして、カンプノウ、サグラダファミリア、鉄道サンツ駅・・・
そう、バレンシア行き列車はこの駅から出発。
私にとって必要な場所を結んでる地下鉄5号線沿いにあるじゃないd(-_^)good!

決めてはホームスティ先のおばあちゃま( ^‐^)!
20年間も日本で暮らしていたスペイン人の女性!!
日本語が話せるらしい!!! 安心ですよねえ・・・
ホームスティだから予算的にも嬉しいヾ(´▽`;)


■第6話《初めてのネット予約》■

さあ、バルセロナが解決したらバレンシアの番です。
今回は初めてネットで予約することに挑戦d(^-^)
迷ったけれど「エクスペディア」で予約してみました。
バレンシアは小さい街だし、良いホテルが探しやすかったですよ〜(*^o^)/

バレンシアの市庁舎広場前の立地で、四つ星ホテル!!!
なのに「早割で割引(^o^)!!!」
しかも早い予約でダブルベッドの部屋が同じ費用で予約出来ちゃいました〜!
「嬉しい!!!」「広〜いベッドだよd=(^o^)=b」
これはお得ですよ( ^_☆)

もっと安心だったこと!
宿泊日の4日前までキャンセル料は必要ない! これなら予約も心配いらないよ
ね(^_-)-☆
皆さん!!!「行こう!(^。^)b」って思いついたら、まずホテルから・・・か
も!

さあ、この調子でフライトだってネットで予約しちゃいましょ。
バルセロナ往復( ¨)( ‥)???
バレンシアから再びバルセロナに戻るのは時間の無駄だよね。
「ありました〜(^-^)/」
エールフランスなら、往路はパリ経由でバルセロナへ。
復路はバレンシアからパリへ。この方が便利そう!
バレンシア空港は街に近そうだし・・・

初めてエールフランスのホームページから航空券をゲット(^O^")/
キャンペーン中でモンサンミッシェルのお菓子もゲット!!!

「ホテルも航空券もチャレンジしてみたら、何だかお得が一杯だ
ね\(o ̄∇ ̄o)/」

そして、座席もそのサイトでゲット出来ちゃった。
往復とも通路側を確保しました〜(。^_^。)ひとり旅の基本ですよね。通路側!!
これで、フライト中のお酒を楽しむぞ!('〜' )/
「(*^¬^*)うぃ-っ!」

「あっ(゜゜)!バルセロナからバレンシアへの移動はどうしよう・・」
「鉄道のチケットってどうしたらいいの?」
「でも、大丈夫d(-_^)」
エッサウィラさんからサイトを教えて頂きました!
「あれ???」さすがにスペイン語では無理(°o°)
それに、ちゃんと移動出来るかだって心配・・・

「そうだ!!!」
バレンシアが終点の列車を選んでエッサウィラさんにチケットをお願いしましょ。
これなら乗り越す心配もないね(^-^)g
バレンシアに到着出来るよね。

やっぱり現地で暮らしてる方々。色々と頼りになりますね。

リヴァプール旅行の時も、現地で暮らしてる方とお会い出来て、心強かったこと
を思い出しま〜す(゜-゜)

(つづく)


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▽寄稿:「夢をかなえて― Anfield再訪の旅」(10)
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「夢をかなえて ― Anfield再訪の旅」 / ステラ

≪ http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo404.html ≫ 

【Liverpoolとの別れを惜しんで…】

25日月曜日。
Liverpoolを発つ朝も快晴でした。
今回は、Liverpoolに着いた時に降られただけで、あとはずっと順調。
お天気に関してはホントに恵まれていました。

この日は、Londonへの便が夕方だったため、昼間の時間を利用して、チュー
ダー様式のお屋敷Speke Hallへ。
John Lennon空港の近くにあり、シティー・センターからはちょっと距離がある
ようでしたが、ちょうどいいお出掛け日和だったので思い切って行くことにした
のです。

お土産のプログラムやら何やらで、すっかり重くなったスーツケースを両手に抱
えて、何とか階下に降ろします。
これを東京まで引きずっていくのかと思うと、どっと疲労感がのしかかってきま
した…。まあ、今日はとりあえず、Londonまでは戻らなければなりません。

3泊分の精算をしようとしたら、クレジットカードの機械が壊れているそうで
(3月にtamaさんが来たときも壊れていたらしい…汗)、現金で支払いました。
領収書が欲しいと伝えると、特に決まった用紙はないって…。う〜ん、せめてそ
れくらい用意してもいいのに。
で、紙の切れ端に金額とサインを書いてもらいました。もし言い回しが分かった
ら、「ちゃんとした書式を作ったほうがいいんじゃない〜?」と言いたいところ
でした。

精算をしたあとも、何となく名残惜しくて、Jamesとお茶をのみながら少しお喋り
しました。
私は、昨日の試合のGerrardのプレーが今ひとつに思えて(パスミスが気になっ
た)、『あまり良くなかったと思う』と話したのですが、Jamesは『イヤ〜、
勝ったんだから問題ないよ。勝ち点を取ったことが大事なんだよ』と答えました。
確かにそうなんですよね。Gerrardも人間なんだから、キレキレの日もあれば、
イマイチの日があって当然です。たまにしか生で見られないと、凄いプレーを期
待しすぎちゃうのかも知れません。

その後、彼のウチの犬に会わせてもらいました。ホントは3匹飼っているそうで
すが、この日出てきたのは2匹のガールズ。メチャメチャ人なつっこくて、思い
っきり飛びつかれ、顔を舐めまくられ、芝生の上に押し倒されそうなくらいの勢
いでした(笑)。
ひとしきり楽しく遊んでもらいましたが、次の予定もあるし、そろそろ出発しな
くてはなりません。
Jamesは、訪ねてきていた友人のDavidに、私を駅まで送ってくれるように頼んで
くれました。
旅行のエージェントをやっているというDavidはマンユーのファンで、2日後に
ローマで行われるチャンピオンズ・リーグ決勝にも遠征するそうです。
彼のトランクには、マンユーvsバルサの記念マフラーがたくさん積まれていたの
ですが、Jamesがその上に私のスーツケースをドンと乗っけたものだから、
ちょっと焦りました。私たちなら脇に寄せるくらいの気遣いをすると思うんです
が…感覚の違いなのか、友達だから遠慮がないのか…?

Jamesに見送ってもらって、Anfield Roadを後にしました。
今回は、いろんな意味で家族的なB&Bに泊まってみて、楽しいコトも大変なコト
もあったけど、これまでにはない経験ができました。
それにあのAnfieldのご近所に滞在するのもオツなものです。きっとまた、間を
あけずにここに舞い戻ってくるような気がしました。

Davidはいかにもスカウサーっぽいノリで、気さくに話しかけてくれます。
『決勝戦は勝ってほしいけど、バルサは攻撃陣が凄いから、止めるのは難しいだ
ろうね〜』と話していました。
ほどなく駅に到着、お礼とともに、一応(!)『マンユーが勝ちますように!』と
伝えて別れました。

その後、Lime Street駅の荷物一時預かりにスーツケースを預けたのですが、
値上がりしていて1000円近くしたのには驚きました。
インフォメーションで、Speke Hallへの行き方を確認します。バス停はGreat
Charlotte Street (St John's Shopping Centreを挟んで反対側)で、1時間に2
本しかない、もうじき来ますよ、とのことで、駆け足でバス停へ。おかげで運よ
く待たずに乗車できました。運転手さんに行き先を告げて、近くに来たら教えて
下さいと伝えました。

バスに揺られるうちに昨夜の疲れがでて眠気が…。暫くウトウトしてしまいまし
た。
そのうちにお客さんが次々と降りて行き、車内がまばらになってくると、近くの
席のおっちゃんやおばちゃんが、『どっから来たの?』『どこまで行くの?』と
話しかけてきました。
日本人がこんな郊外まで来るのは珍しかったのかも知れません。
たまたま、Speke Hallのお庭を見に行くというオバチャンがいて、一緒に行きま
しょうと言ってくれたおかげで、目指すバス停で降りることができました。1人
で旅していると、こういう思いがけない優しさが嬉しいものです。

Speke Hallはナショナル・トラストが管理している史跡のひとつで、チューダー
様式のお屋敷とお庭が有名です。
この日はバンク・ホリデーということもあって、家族連れのお客さんで賑わって
いました。ただ、シティー・センターからは大分離れていて、バスの便も少ない
ので、車で来ている人が圧倒的に多かったようです。
おばちゃんはチケット代をケチってお庭だけ見にいくそうで、庭の入り口で別れ
たのですが、そこからチケット売り場までは、結構な距離を歩きました。

チケットを買って外に出ると、芝生のスペースでは親子連れがお弁当を広げ、子
どもたちが走り回っていました。
また、敷地の外側を一回りするウォーキング・コースがあるのを見つけました。
ちょうど、空港の離陸用の滑走路のそばを通っているためか、飛び立つ飛行機の
写真を撮っている人もいました。私も飛行機が地上を離れていくさまを暫く眺め
ていました。
思えば東京を発つ日にも、こんなコトをしてましたね。あの日から始まったあわ
ただしい1週間もそろそろ終わり。明日は私もこの国を離れなきゃならない…。

そのままウォーキング・コースを辿っていったのですが、庭に抜ける道が見つけ
られず、結局外側を一周することに。この寄り道で、お屋敷の中をゆっくり見る
時間がなくなってしまいました。
お屋識の中には、見応えのあるインテリアの部屋や、凝った造りの調度品がたく
さん揃っています。
見事な彫刻を施したタンスやチェスト、寝台や化粧台などは、相当なお値打ち品
とお見受けしました。
ただ、ちょっと仰々しい感じもして、モリスのナチュラルな感じが自分にはピッ
タリくるなぁ〜と思いました。身近にある自然をモチーフにしたシンプルなデザ
インだからこそ、長く使い続けられるような気がしたのです。

あっという間に時間は過ぎて、そろそろ帰りのバスが気になってきました。
お昼を食べるヒマも惜しかったので、カフェでレーズン入りのプディングをテイ
クアウト。抹茶ういろうみたいな妙なルックスでしたが、思いのほか美味しかっ
たです。

お屋敷を後に急ぎ足でバス停へ。帰りもタイミングよく、すぐにバスが来てくれ
て、順調に市内へ向かうことができました。

途中、どっかで見たような通りがあるな〜と思ったのですが、後でルートマップ
を見て、あのPenny Laneを通っていたことを知りました! 
何で行きに気づかなかったのか!?
と悔やまれましたが、その辺りは居眠りしていたんですね…。
最後にうっかりして、1つ先のバス停まで行ってしまい、またまた焦りました!
Lime Street駅まで走って、あたふたと荷物を受け取り、ギリギリでホームへ。
慌ただしく指定の列車に乗り込みました。やっぱり時間に余裕がないのは良くな
いですね。

そして、前に来たときと同じように、あっけなく列車は滑り出しました。
今回もまたデッキに出て、遠ざかる2つの教会の姿を眺めながら、Liverpoolの
街とお別れしました。
エプスタイン・ハウスから始まって、スタジアム・ツアー、メルウッド遠征、サ
ミのラストゲーム、感謝のセレモニーそしてロックアウト事件と、たくさんの思
い出をくれたLiverpool。
いつの間にか、私のなかでなくてはならない存在になってしまったこの街に、ま
たいつか必ず戻ってこようとの思いを強くしたのでした。

今回はLondonまで直行ではなく、途中のStaffordという駅で乗り換えがあり、
ちょっと面倒かと思いましたが、降りたホームでそのまま乗り継ぎ列車を待つだ
けで、スムーズに行きました。
リバプールを発つときは小降りだった雨が、電車を待つ間次第に強くなってきま
す。前回もリバプールを離れる日は雨だったよな〜と思うと、切なくなりますが、
昼間に降られなかっただけでもラッキーと思うことにしました。

London行きの列車は満席で、荷物置き場に収まりきれないスーツケースがデッキ
まであふれています。私も車内に持ち込むのは諦めて、デッキに放置しました。
みんなそれぞれの休暇を過ごして、思い出を胸に日常へ戻っていくのでしょう。
私の休暇もあと1日限り。しかもわが家は遥か東の果て。無事に帰りつくことが
できるのでしょうか。
家までの距離と、帰った後のことを思うと、ちょっぴりブルーな気分になってし
まいました。

(つづく)

 ≪ http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo404.html ≫


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▼特派員レポート:「ゴールドフィッシュだより」
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「ゴールドフィッシュだより」 / ミナコ・ジャクソン
          〜 Goldfish Liverpool Update / Minako Jackson 〜

 ― 第171号 / "I Thought It Was Real" - LIPA - Mike Badger ―

 ≪ http://scousehouse.net/goldfish/goldfish171_photo.html ≫

こんにちは。
2月に入ってもまだまだ寒さが厳しく、雨、雪、雹やみぞれの後に青空が覗いた
りと、めまぐるしい天候のリヴァプールです。

最近のホットな話題といえば、「ユネスコ音楽都市」。すでに「海商都市」とし
ての世界遺産に登録されているリヴァプールですが、今度は新たに「音楽都市」
としてのタイトルを狙って本格的に動き出しました。

昨年の11月から動きだしたこのプロジェクト、先週の月曜日にリヴァプール市、
ロイヤル・リヴァプール・フィル・ハーモニックをはじめとした音楽業界関係者
が100名ほどが集まってのカンファレンスが開かれ、今年4月の登録申請に向け
た作戦会議が繰り広げられました。
2008年に音楽都市としての認定を受けた大先輩であるグラスゴーから代表者を招
いてのプレゼンテーションも行われたそうです。

参加した知り合いいわく、過去の輝かしい音楽の歴史や活発な現在の音楽シーン
をいかに最大限にアピールするかだけでなく、次世代を育成するためのインフラ
をどのように充実させていくかといったことまで意見が交換され、期待していた
よりもポジティブなカンファレンスだった、とのことでした。
必ずゲットしてほしいですね。また続報が入りましたら追ってお知らせしたいと
思います。

Liverpool City of Music bid: http://www.liverpoolcityofmusic.com
(現在まだ工事中ですが、近日中にアップの予定とのことです)

♪ ♪ ♪

「本物だと思ったのにぃ〜!」
近年、世界中のどの都市でも見かけられる「人間銅像」。つまり銅像に扮した大
道芸人たちですが、1月23日のリヴァプールのシティーセンターには、その人間
銅像に扮した銅像が出現し、土曜日の買い物客を驚かせました。

このプロジェクト《I Thought It Was Real》(本物だと思ったのに)は、リヴァ
プール在住のフランス人アーティストLaurence Payotによるインターヴェンショ
ン。彼女はこれまでにも、床に落ちたソフトクリームそっくりの石膏製のオブ
ジェ99個を街じゅうに置いた作品<Shit>や、ギャラリーのガラス窓ごしに、向か
いの道路や店舗を立体的に描いたインスタレーション<Re-presentation>を展示し
たりと、見る人の頭をひねるような作品を多数制作しています。

この日のチャーチ・ストリートには、常連の2人の人間銅像の大道芸人たちがい
ましたが、きっと思いがけない人間銅像の出現に少しジェラシーを感じたことで
しょう。
チャーチ・ストリートとホワイトチャペルの交差する広場には、たくさんの人た
ちが輪になって群がり、彫刻が動きだすのをじっと観察していました。

観客の一人が勇気をしぼって彫刻に近づき、触ってみると、周りの人たちも一斉
に、これが人間ではなく本物の彫刻だということに気づきます。
あっぱれと笑い出す人、記念撮影をしだす人、騙されたと文句をいう人、投げ銭
を残していく人など反応がさまざまで面白かったです。

この「人間銅像」のオブジェは、アーティスト本人をモデルにしたファイバーガ
ラス製。そもそも「人間銅像」そのものが銅像を装って裏をかいた大道芸である
ところに着目し、さらにそれを逆手にとった今回のサプライズは、大成功を収め
ました。
近い将来、この作品は他の都市にも巡回する予定だとのことです。

Laurence Payot: http://www.laurencepayot.com

♪ ♪ ♪

1月27日と28日、LIPA (Liverpool Institute of Performing Arts)のポールマッ
カートニー・オーディトリアムにて2日間限りの展覧会がありました。
これは、同大学のシアター&パフォーマンス・テクノロジー学科に在籍する一年
生の初プロジェクトの発表ということでしたが、なかなか見事な出来栄えでした。

タイトルは《Kandinsky on Stage》。音楽を奏でるように絵画を描いたロシア人
抽象画家の巨匠、ヴァシリー・カンディンスキーからインスピレーションを得た
舞台セットを造るという課題で、学生はカンディンスキーについてのリサーチか
ら、設計、模型作り、ステージ設営、塗装、照明までを実践。音楽は流れていな
くても、さまざまな音が鳴り響いているような、そんなカラフルで躍動感のある
ステージでした。

LIPAではこうしたオープンデーのほかに、一般に開かれたライブや演劇のパ
フォーマンスも行われています。詳細はこちらから。
LIPA Event List:
http://www.lipa.ac.uk/content/EventsPublicPerformances/EventsList.aspx

♪ ♪ ♪ 

ささやかな行いが、人と人をつなぎ、何かが実現するということのは本当に喜ば
しいことです。ゴールドフィッシュだより162号で、ミュージシャン/アーティ
ストのMike Badgerを特集しましたが、その文章を英訳してArtinliverpool.com
のブログに掲載したところ、嬉しい反響がありました。
http://www.artinliverpool.com/blog/2009/10/mike-badger-reformation-man/

クロスビーにある私立高校の校舎内に設置されたギャラリーThe Vitreumを担当
する美術教員Mick Gillがこれを読んで高い関心を抱き、Mike Badgerに展覧会の
話を持ち掛け、今回の《Mike Badger's Reclaimed World》と題した回顧展の開
催に至ったとのこと。

アトリエ兼スタジオから飛び出して今回展示されている作品は、84年作のコラー
ジュから始まり、ブリキの彫刻、ファウンドオブジェクト、そして最近のもので
は昨年のテキサスでのライブツアーからインスピレーションを得た作品も加わっ
ていていました。

この展覧会は、Merchant Taylor's Girls Schoolにて2月12日まで続きます。
http://www.merchanttaylors.com/senior-girls/mike-badger.html

♪ ♪ ♪

【今週の告知】
1)Liverpool ONEの観覧車は1月いっぱいで終了してしまいましたが、向こう
一年間にわたって運営される新しい観覧車がEcho Arenaの隣りの広場に建設され、
2月6〜7日にはオープンするとのことです。詳細はまた追ってお知らせします。

2)セント・ジョージズ・ホールのミントン・タイルの床が再びお目見えとなり
ます。期間は2月10日から21日まで、入場料は1ポンドです(16歳未満は無料)。
http://www.stgeorgesliverpool.co.uk/whatson/Minton_Tile_Floor_Reveal.asp

3)前号でもお伝えしましたが、今年の旧正月は2月14日ですが、リヴァプール
での旧正月パレードは2月21日(日)で、チャイナタウン界隈にて開催されます。
http://www.visitliverpool.com/site/whats-on/chinese-new-year-2010-p225681

それではまた再来週!

ミナコ・ジャクソン♪

≪ http://scousehouse.net/goldfish/goldfish171_photo.html ≫


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▽スカウスハウス・ニュース
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好評のビートルズ・ツアーに加えて、ロンドンでのウォークツアーを2コース、
新しくスタートさせました。シャーロック・ホームズゆかりのスポットを案内す
る「ホームズ・ツアー」と、ちょっと怖い「ロンドン・パブ・ツアー」です。
ディープなロンドン体験をぜひ!
http://scousehouse.net/beatles/guidetour_london2.html 


*** スタジアムへ行こう! ******

リヴァプールでのフットボール観戦をご希望の方は、ぜひお任せください!
フットボール・ファンのためのプライヴェート・ツアーもご用意しています。 
詳細は、ウェブサイトの「スタジアムへ行こう!」ページをご覧ください。
http://scousehouse.net/football/stadium2009.html 


*** リヴァプール語学留学 ******

スカウス・ハウスは、リヴァプールへの語学留学をサポートしています。
公立のリヴァプール・コミュニティ・カレッジに加えて、今年より、私立の語学
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長期でじっくり学べる学生の方にはコミュニティ・カレッジを、まとまった期間
を留学に充てられない社会人の方にはLILAをおすすめします。
スカウス・ハウスには、リヴァプール留学に関する専門知識や経験を持つスタッ
フが、日本とリヴァプールの両方に常駐しています。入学前はもちろん、入学後
のサポートについても安心してお任せください。
http://scousehouse.net/study/index3.htm 


*** ビートルズ・ガイドツアー ******

リヴァプール&ロンドンのビートルズゆかりの地を訪ねるガイドツアーをアレン
ジしています。ツアーの詳細は、ウェブサイトの「ガイドツアー」ページをご覧
ください。
http://scousehouse.net/beatles/guide_liverpool.htm 
http://scousehouse.net/beatles/guide_london.htm 


*** 原稿募集中 ******

NLWでは、読者のみなさんからの投稿を募集しています。
旅行記、レポート、研究、エッセイ、写真などなど、リヴァプール、あるいは英
国に関するものなら何でも歓迎です。
お気軽にお寄せください。楽しい作品をお待ちしています。


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
▼今週のフォト
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*** 今週の「ゴールドフィッシュ」フォト ******

今週は、人間銅像像、LIPA展、そしてMike Badger展の写真を掲載しています。
http://scousehouse.net/goldfish/goldfish171_photo.html


*** 今週のフォト・アルバム ******

寄稿「夢をかなえて― Anfield再訪の旅」に関連した写真を掲載しています。
著者のステラさんに提供していただきました。ぜひご覧ください。
http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo404.html 


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  リヴァプール・ニュース / News of the Liverpool World   
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           *** 毎週火曜日発行 *** 


□■ 第404号 ■□

 ◆発行 SCOUSE HOUSE (スカウス・ハウス)
 ◇編集 山本 和雄&ミナコ・ジャクソン
 ◆Eメール info@scousehouse.net
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