May 18 2010, No.418
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  リヴァプール・ニュース / News of the Liverpool World   
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 ▽フロム・エディター
 ▼「利物浦日記2009」4
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▽フロム・エディター
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今年、2010年の10月9日はジョン・レノンの70回目の誕生日。そして12月8日は
30回目の命日となります。
それを記念して、リヴァプールでは、10月から12月にかけてメモリアル・イヴェ
ントがシリーズで行われることになっています。

5月14日付けの<Liverpool Echo>紙によると、そのメモリアル・イヴェントのひ
とつとして、ジョンに捧げる18フィート(約5.5m)のピース・モニュメントが建
設されることになったということです。
場所は今のところ未定ですが、シティ・センターのどこか。デザインを担当する
のは19歳のアメリカ人アーティストLauren Voiers(美人です)で、作品には
ジョンの息子ジュリアンの希望により、白い羽毛(ホワイト・フェザー)が取り
入れられるそうです。

ニューヨークのセントラル・パーク内<ストロベリー・フィールズ>にある<イマ
ジン>のモザイクのように、人々が自然に集まり、平和やジョンの精神に思いを
馳せることのできるスペースになるといいですね。
10月に行われる除幕式には、ジュリアンも出席するということです…ということ
はヨーコさんは来ないんでしょうね、きっと。

計画が問題なくスムーズに進んで、リヴァプールに素晴らしいメモリアル・ス
ポットができることを願いたいです。

                          ― Kaz(18/05/2010)


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▼「利物浦日記2009」4
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「利物浦日記2009」4 / Kaz

≪ http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo418.html ≫

【8月28日(金)】

<ブルーマーガレッツ>のファースト・ギグが無事に終了してひと安心。
しかしゆっくりしている暇はなく、僕はこの後も結構忙しかった。
主催者と打ち合わせをしたり、GCUのスタッフに部屋の修理の依頼をしたり、帰
途に着くお客さんを見送ったり(そう、もう帰ってしまうお客さんがいたのだ)、
晩ごはんを食べたりしてちょこまかと動き回った。

19時に再びGCUに集合。
<ブルーマーガレッツ>のセカンド・ギグのためだ。今度の会場はキャヴァーンの
バック・ステージ。フロントよりもステージが大きく、客席も広い。1999年に
ポール・マッカートニーが<ラン・デヴィル・ラン>バンドをバックに《ミレニア
ム・ライヴ》を行ったステージだ。

<ビートル・ウィーク>での初めてのギグがキャヴァーンのフロントで、その3時
間後に今度はキャヴァーンのバックでギグ。初日からいきなりの晴れ舞台2連発
となったわけだが、<ブルーマーガレッツ>はニコニコの笑顔で乗り切った。

ステージの上での彼女たちは、緊張して混乱している姿を無理に取り繕おうとし
ない。アガっている自分たちをそのままさらけ出して、そのうえで楽しんで演奏
しようと努力している。こんなに嬉しそうに、楽しそうに演奏するバンドを僕は
見たことがない。イノセントな笑顔が彼女たちの最大の武器といえるかもしれな
い。同時に、岩山に咲くデイジーのような純粋なひたむきさも伝わってくる。

岩山にデイジーが咲くものなのかどうかは知らないけれど、とにかくその姿が、
オーディエンスの心に自然な共感とサポート精神を喚起するのだ。みんな思わず、
身を乗り出して応援している。
「がんばれ、だいじょうぶ、俺たちがついてるぞ」
とでも言うように。
ステージが進むうちに緊張は少しずつ溶けていき、会場はフレンドリーで親密な
空気に徐々に包まれていった。

<ブルーマーガレッツ>の次の次、22時からは同じステージに<アスプレイズ>が登
場。2年連続でのエントリーとなった彼らの、2009年ファースト・ギグだ。
ファースト・ギグでいきなりキャヴァーン・バックとなると、普通のバンドなら
ビビってしまうところだが、<アスプレイズ>にはその心配はない。それどころか、
彼らにとってこのギグは、明日から続く大きなステージのためのウォーミング・
アップという位置づけなのだ。

ウォーミング・アップといっても、もちろん彼らが手を抜いて演奏するわけでは
ない。緊張とリラックスのバランスが見事で、しかもエンターテイメントになっ
ている。余裕と貫禄を感じさせるステージだった。

終演後、<ブルーマーガレッツ>のさとみさんが思わずつぶやいた言葉が印象的
だった。
「やっぱアスプレイズはうまいな。悔しいけど」
何とも頼もしいひと言だ。そうそう、その意気、その意気。<アスプレイズ>に追
いつき、追い越す気持ちでがんばってほしい。

ここで、<ビートル・ウィーク>公式プログラムに掲載された、<ブルーマーガレッ
ツ>と<アスプレイズ>の紹介文を披露しておこう。
僕が原文を書き、ミナコさんに英訳してもらったものだ。ほぼこのままの形で掲
載されている。自分で言うのもナンだけど、よく書けているんじゃないかと思う。

<The BlueMargarets>

The BlueMargarets are a fresh band from Tokyo formed in 2008, they are
acclaimed as Number 1 Girls Beatles band in Japan. The members are -
Sam (as John), Moomin (as Paul), Yuka (as Ringo) and Satomi (as George).
When they received the entry confirmation from the Beatle Week, all the
girls jumped for joy. They have been over the moon’ ever since.

“Do you have any difficulty as a girls Beatles band?”
Sam, Moomin and Yuka said “Some songs can be challenging to sing
because the key is low”, “it can also be difficult to compete with so
many powerful male Beatles bands”. On the other hand Satomi confessed
in a more emotional and feminine view ? “Sometimes I get confused and
wonder if my feeling towards dearest George comes from respect or love.”
and then she smiled.

I asked the 4 girls about their aspirations for the Beatle Week.
Sam: I want to breath the air of Liverpool to the fullest and have fun
performing as The Beatles I love.
Moomin: There’s nothing more wonderful than to perform where the
Beatles were born and raised.
Yuka: I want to make it shiniest moment in my life. I am sorry for my
husband but I am more enthusiastic about this gig more than our own
wedding.
Satomi: I will make the most of it with my whole heart to play in
Liverpool, the place I love. We hope our gig will make you imagine if
The Beatles had been girls, it would have been like us.

Initially their idea for the name of the band was “Marguerite” as in
the flower, so it was supposed to be “BlueMarguerite”. However, as
none of them could spell the word correctly, they decided to call
themselves “BlueMargarets” eventually.

The BlueMargaretsは、2008年に東京で結成されたばかりだが、女性のビートル
ズ・バンドとしては日本でナンバー1の実力を持つ。メンバーはSam (as John),
Moomin (as Paul), Yuka (as Ringo) and Satomi (as George)。
Beatle Weekへのエントリーの通知が届いたときはメンバー全員が跳び上がって
喜んだ。それ以来ずっと、月に登るような気分で毎日を過ごしている。

「女性ならではの苦労は?」と尋ねると、Sam, Moomin and Yukaは「キーが低く
て歌いにくい曲がある」「男性のパワーにはかなわない」と口を揃える。しかし
Satomiの悩みはもっと切実で女性らしいものだ。「大好きなGeorgeへの気持ちが
『尊敬』なのか『愛している』なのか、時々わからなくなるの」と笑った。

4人に、Beatle Weekへの意気込みを語ってもらった。
Sam:リヴァプールの空気をめいっぱい吸い込んで、大好きなビートルズになり
きってはじけますっ!
Moomin: ビートルズが生まれ育った場所で演奏出来る、こんなすごいことはない
です。
Yuka: 私の人生で一番輝いている時間にしたい! 旦那には申し訳ないけど、自
分の結婚式以上に気合が入っています。
Satomi: 大好きなLiverpoolで演奏できることを心から楽しもうと思います。
「もしもビートルズが女性だったらこうなんだろうな」っていうライブにしたい!

ちなみにバンド名の由来だが、最初に彼女たちの頭にあったのは、花のマーガ
レットだった。つまりはBlueMargueriteとするべきだったのだが、誰も正しい綴
りが書けなかったために、BlueMargaretsになったということだ。


<The Aspreys>

The Aspreys were formed in Tokyo in 2005 by 4 members who had high
aspirations to reproduce the sound, look and performance of the Beatles
to perfection. The band consists of experienced musicians - Kiyohiro
'Lenny' Kamei (as John), Kenji Kubo (as George), Yuki Kikuchi (as Paul)
and Takashi 'Anchan ☆' Sugisawa (as Ringo).

The Aspreys made their dream-come-true debut appearance at The Beatle
Week last year. They grabbed the audience’s heart with the contrast of
their solid and tight performance and humorous and friendly MC. The
cheers and applause built up as the band performed one gig after another.
Particularly at the night of the Beatles Convention, their stage at the
Adelphi Hotel Crosby Suite resulted in an incredibly emotional
experience for the band, as if they were living a dream.

This year, there are 2 big stages for them to perform.
One is at the Adelphi Hotel Derby Suite on the Beatles Convention night.
They are playing the complete set from The Beatles’ fifth album “Help”.
(The name of the band originated from a jewellery shop in London called
"The Asprey" which appeared in the Beatles' second film "Help" in the
scene when Ringo Starr ran in to remove the ring which was stuck on his
finger.)

Another appearance is on “the Beatles Stage”, a special stage in Derby
Square for the Mathew Street Festival on Bank Holiday Monday. Even this
tough skinned band The Aspreys, none of them have played to an audience
of thousands before. Keep your eyes peeled for their show.
Are you ready to ROCK?

The Aspreysは、「ビートルズのサウンド、ヴィジュアル、パフォーマンスを完
璧に再現したい」というこだわりを持った4人により、2005年に東京で結成され
た。メンバーはいずれも経験豊富なKiyohiro 'Lenny' Kamei (as John), Kenji
Kubo (as George), Yuki Kikuchi (as Paul) and Takashi 'Anchan ☆'
Sugisawa (as Ringo)。

昨年、長年の夢だったBeatle Weekに初出場した彼らは、がっちりと引き締まっ
た硬派な演奏と、対照的にファニーでフレンドリーなMCでオーディエンスのハー
トをがっちり掴んだ。ギグを重ねるたびに群衆も拍手もヴォリュームを増して
いった。特にBeatles Conventionの夜、Adelphi Hotel Crosby Suiteでのステー
ジは、彼らにとってはまるで夢の中で夢を観ているような、信じがたいほどの感
動的な体験となった。

彼らには今年、2つの大きなステージが用意されている。
ひとつは、Beatles Conventionの夜、Adelphi Hotel Derby Suite。彼らはここ
で、ビートルズ5枚目のアルバム“HELP!”の全曲を演奏する。
(彼らのバンド名は、ビートルズ2作目の映画“HELP!”で抜けなくなった指輪
を外してもらうためにリンゴ・スターが入ったロンドンの宝石店 'The Asprey'
からつけられた)

そしてもうひとつは、Bank Holiday MondayのMathew Street Festival、Derby
Squareに特設される'Beatles Stage'だ。百戦錬磨のThe Aspreysとはいえ、数万
人のオーディエンスを前に演奏するのは全員が生まれて初めてのことだ。彼らが
どんなパフォーマンスを披露するのか、大いに期待してほしい。
Are you ready to ROCK?

(つづく)

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