August 03 2010, No.426
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  リヴァプール・ニュース / News of the Liverpool World   
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 ▽フロム・エディター
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▽フロム・エディター
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ついこのあいだワールドカップが終わったと思ったら、もうフットボールの新
シーズンのスタートです。
イングランドのプレミアリーグは14日に開幕、リヴァプールはいきなりアーセナ
ルと、ホームでの対戦です。
ヨーロッパ・リーグの戦いはすでに始まっていて、リヴァプールはマケドニアの
FKラボトニツキと予選3回戦で対戦、アウェイでのファースト・レグを2-0で先
勝しています。ホーム・アンフィールドでのセカンド・レグは明後日の木曜日で
す。来年5月にダブリンで行われる決勝までは長い長い道のりですが、こちらも
がんばってほしいですね。

監督が代わり、選手の入れ替わりがあり、ユニフォームの胸のスポンサーも変
わって、リフレッシュしたLFC。ワールドカップの優勝にも貢献したトーレスく
んも無事にチームに戻って来たことだし、とてもとても楽しみです。今年もがん
ばって応援したいと思います。

僕は今月下旬に<ビートル・ウィーク>のためにリヴァプール入りするのですが、
滞在期間中に1試合だけ、アンフィールドでの試合があります。28日に行われる
ウエスト・ブロム戦。キックオフは午後3時。
ちょうど担当バンドのギグもない時間帯だし、このまま日時の変更がなければ、
フェスティヴァルの合間をぬってなんとか観戦に行けるんじゃないかな〜、と
皮算用をしているところです。

というわけで宣伝なんですが、スカウス・ハウスでは今シーズンも、フット
ボール・マッチ観戦チケットの手配を承ります(チケット代金は昨シーズンより
大幅に値下げしました)。スタジアムツアーの代行予約サーヴィスも引き続き行
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                          ― Kaz(03/08/2010)


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▼「利物浦日記2009」7
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「利物浦日記2009」7 / Kaz

≪ http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo426.html ≫

【8月29日(土)】

予定どおり3時間でウールトン&ペニーレーンのビートルズ・ツアーが終了。
LIPAの前でバスを降り、ジョン・レノンの行きつけだったパブYe Crackeをちょろ
りとのぞいて、そのまま下り坂を降りた。
9時にスタートして非常に密度の濃いツアーを3時間。我々の胸は感動と思い出
でいっぱいになったが、お腹はすっからかんのペコペコだ。早く昼ごはんにあり
つきたい。

ブルーマーガレッツは1時20分から<Blue Angel>でギグ。1時前には会場入りし
なければならないが、もうすぐ12時半になろうとしていた。
10人以上の団体である。どこかのレストランに入っても、メニューを選んで注文
して料理が出てくるまでに30分はかかるだろう。ファストフードならぎりぎり間
に合うかもしれないが、あいにく近くに適当な店はない。どうしたものか…。

しかし坂を降りきったところに、ベストの解決策がそこに扉を開けて待っていた。
チャイニーズ・レストラン<Mei Mei>である。
何度か来たことがあるが、ここのスタッフはフレンドリーで、料理も美味しい。
チャイニーズなら調理時間は早いだろう。しかも、店の前の道を渡ればすぐそこ
はブルー・エンジェルという絶好のロケーション!

全員がひとつのテーブルについて、好みのランチメニューをオーダー。
店のマネージャーが、お揃いの衣装を着ているブルーマーガレッツに興味を持っ
てくれた。可愛らしい女性のビートルズ・バンドというのはとても珍しいし、ど
こに行っても歓迎される。というわけで、店内の目立つところに、ブルーマーガ
レッツのフライヤーが掲示されることになった。

料理ができるまでの時間を利用して、僕だけブルー・エンジェルへ。
PAのスタッフに進行状況を確認すると、20分くらい押しているとのこと。ラッ
キー、ゆっくりご飯が食べられるぞ。
スタッフに「今向かいのレストランで食事をしているんだ。1時15〜20分くらい
に来るよ」と伝えて、Mei Meiに戻った。

僕が注文したのは、シンガポール・チョウメン。カレー味の焼きそばである。麺
はビーフンだった(と思う)。
他のひとたちもだいたい焼きそばかチャーハンを食べていた。とても好評だった。

ブルーマーガレッツのギグは、1時40分にスタートした。
この日記の最初にも書いたけれど、このブルー・エンジェルが<ビートル・
ウィーク>のイヴェントに使われるのは今回が初めてだ。ビートルズ史で重要な
役割を果
たし、名前を知らないビートルズ・ファンはいないくらいに有名なスポットであ
り、さらに現在でもライヴが行われる状態にあることを考えると、これまで縁が
なかったのは不思議としかいいようがない。

伝説のクラブで演奏するという貴重な機会に恵まれたブルーマーガレッツだが、
さすがにどのメンバーもかなり緊張しているように見えた。
ブルー・エンジェルの地下はとても狭い。天井も低い。ステージには段差がなく、
バンドとお客さんは同じ高さで、しかも手を伸ばせば触れるくらいに接近してい
る。たぶんツバもたくさんかかっているんじゃないかと思う。
しかし彼女たちは、プレッシャーや緊張に負けることなく、バンドが一丸となっ
てなんとか乗り切った。
アスプレイズのメンバーや、さっきウールトンで会ったフィンランド人たちも応
援に駆けつけてくれたおかげもあったかもしれない。
彼女たちにとってベストのパフォーマンスではなかっただろうし、オーディエン
スを熱狂的にドライヴしたともいえないが、会場の怪しいムードとともに、印象
に残るステージになった。

● ● ●

4時には、アスプレイズのメンバーたちと一緒にロイヤル・コート・シアターへ。
今夜9時半からここで特別なギグを行うことになっていて、そのサウンドチェッ
クのためだ。
ギグはCCTのダイレクター、ビルさんの知人の結婚披露宴での演奏で、ビート
ル・ウィークのプログラムとはまったく関係がない。ビルさんから直接オファー
されてアスプレイズが快諾したわけだが、それは、イギリスの結婚披露宴そのも
のに興味があったこと、そして伝統あるロイヤル・コート・シアターで演奏でき
る、ということが大きい。

サウンドチェックは無事に終わった。
しかし我々の後に、フェスティヴァル常連バンドThe Repeatlesがやってきて、
サウンドチェックを始めたことが気になった。
披露宴で、アスプレイズはビートルズ・ソングを演奏し、リピートルズは60年代
のロックの名曲を演奏する。それは知っていたのだが、本番の演奏順はアスプレ
イズが先だ。
先ほどのサウンドチェックでせっかく楽器やマイクのセッティングをアスプレイ
ズ用にしたところなのに、それが今からリピートルズ用に変わってしまうことに
なる。
リピートルズがサウンドチェックをした後に、ちゃんとアスプレイズ仕様に戻し
ておいてくれればいいのだが…。

(つづく)

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