September 21 2010, No.431
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ リヴァプール・ニュース / News of the Liverpool World ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ NLW ■ *** http://scousehouse.net/ *** □■ INDEX ■□ ▽フロム・エディター ▼「Footballの旅」 <Vol.22> ▽フロム・リーダー ▼スカウスハウス・ニュース ▽今週のフォト ――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ▽フロム・エディター ――――――――――――――――――――――――――――――――─ NLW □ 今週は、フットボール関連の原稿を2つ、お届けします。 まずは下村えりさんの不定期連載「Footballの旅」。今シーズンに入って早くも 2回目のマッチ・レヴューとなります。 前回はリヴァプールFCの試合でしたが、今回は同じくリヴァプールを本拠地とす るエヴァトンFCのホームゲームです。 対戦相手は、世界的なビッグ・クラブである強豪マンチェスター・ユナイテッド。 相手が強ければ強いほどチャレンジャー精神全開でいつも以上の力を発揮するエ ヴァトンがどんな戦いを見せたのか、えりさんのレポートと写真でお楽しみくだ さい。 もうひとつは、今年4月にアンフィールドへの観戦旅行を経験された mori×2 さんにいただいた旅のレポートです。 女性ひとり旅で不安もいっぱいだったようですが、密度の濃い、有意義な旅行に なったようです。 「フロム・リーダー」のコーナーで紹介します。こちらもぜひご覧ください。 (mori×2さん、掲載にご快諾いただきありがとうございました!) プレミアリーグが開幕してひと月が経過しました。 リヴァプールもエヴァトンも思うように勝ち星がつかず(エヴァトンはなんとま だ未勝利です)、順位表ではずいぶんと下のほうで低迷していますが、試合の内 容自体は決して悪くないと思います。シーズンはまだまだこれから、5月までの 長丁場ですから、悲観せずに選手たちを信じて応援して行きましょう。 スカウス・ハウスでは、この両チームのホームゲーム観戦チケットの手配を承っ ています。 これから観戦旅行をお考えのかたは、ぜひご検討のうえ、お気軽にお問い合わせ ください。 http://scousehouse.net/football/stadium2010-11.html ― Kaz(21/09/2010) ――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ▼寄稿:「Footballの旅」 ――――――――――――――――――――――――――――――――― NLW □ 「Footballの旅」 / 下村 えり(Eri Shimomura) 〜 Vol.22 Premiership - Everton VS Man United, 11 September 2010 〜 ≪ http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo431.html ≫ 【Introduction:はじめに】 NLWをご覧の皆様こんにちは。 あのExcitingなビートルウイークからすでに数週間も過ぎてしまいました。未だ に興奮がさめやらない感じはしますが、すでに暦は9月の後半に突入、リバプー ルの路上にも枯葉が舞い散る季節になってしまいました。 “しっとりと秋の雰囲気を味わいながらジックリ読書でも…”と言いたい所です が、私的には“どうしてこんなに時間がないの!”と叫びたくなる今日この頃で す(笑) 皆様もお忙しいとは思いますが、グディソンパークでの熱狂ライブの模様、少し の時間お付き合い下さい。 【Goodison Park:グディソンパーク】 秋晴れの素晴らしい...と言いたい所だが、なんとも気まぐれな天気に見舞わ れた今日のGoodison Parkである。 朝からどんよりとした雲に覆われたリバプールの空が、今また数分毎に明るく なったり暗くなったり。 実はこの試合、観戦チケットにも記されてあるとおり、元々は日曜日(12日)の13 時キックオフの予定だった。 それがいつの間にか、本日土曜日(11日)の12時45分キックオフに変更になって いた。 そのことに私が気が付いたのがなんと試合開始約1時間前。偶然インターネット で見つけたのだ... もう間に合わないかと念のためグディソンにも電話を入れたところ、あちらの言 い分は、“プレミアリーグとスカイTVの都合による変更であり、チケットの注意 書きにもあるとおり、エバートン側の理由での変更ではないため、払い戻しには 応じられない”とのこと。 仕方がない。それなら1分でも試合を見逃さないようにと、慌ててカメラをもぎ 取り、電車に飛び乗った。 いつものようにマージーレイルのSandhillで下車し、Soccer Busに乗り換える。 ぎりぎりのこの時間でもたくさんの人がスタジアムに向かっていて、少し安心し た。バスの中で聞き耳を立てると、“友達から知らされて駆けつけた”などの会 話がちらほら。やはり私と同じように、日時が変わったことを知らずに慌てた人 たちも多かった様子である。 試合開始が12時45分なので昼食をゆっくりとる時間は無く、チッピー屋に飛び込 む。たっぷりのビネガーにお塩を振りかけて、チップスの立ち食い。 急いでスタジアムに駆け込み、スタンドへの階段を上ると、試合は丁度キックオ フになったばかり。1分も見逃さずにすんだ。 【Everton vs Manchester Utd 2010-2011】 今年2度目のエバートン対マンチェスターユナイテッドのレビューである。 前シーズンとなる2月20日の対戦は、3−1でエバートンがマンUを抑えて勝利 を飾った。 ここの所マージーサイドだけではなく全国のスポーツタブロイドを騒がせている Wayne Rooney。 ワールドカップでの不調がきっかけでイギリスのメディアから叩きに叩かれた彼 だが、プライベートにおいてもターゲットになっているようである。 Alex Ferguson監督だけではなく、エバートン監督のDavid Moyesにまで、ルー ニーのプライベートに関してのコメントが求められたが、もちろん両監督とも選 手を尊重し、一切ノーコメントで通している。 今日のルーニーの起用について、ファーガソンは慎重に考えてるとのことである。 元チームメイトのエバートンDF Jagielkaからは、エールのメッセージがメディ アを通じてルーニーに届けられたようだ。 “今回のGoodison Parkに帰っての試合は(ルーニーはリバプール出身でありエ バートンでプロデビュー)、エバートンサポーター(スカウサー)からのブーイ ングは避けられないだろう。しかし彼はそれに対応出来る器を持っている” というような内容だった。 さて本日、リバプールのナショナルヒーローは生まれ故郷のグランドで存在感を 見せることができるだろうか。 本日のアウェーチーム、マンチェスターUtd。 昨シーズンは惜しくも逃げるチェルシーをキャッチ出来ず、リーグテーブル2位 に終わった。 フォワードからミッドフィールドの得点力の低下と言うよりも、守備力が衰えて いると言うのが事実かもしれない。 主力のディフェンダーでは、Rio Ferdinandや引退の声も聞かれるGarry Neville の怪我が絶えず、VidicやEvraさえもう若いとは言えないし、移籍の噂もある。 新シーズンを迎えるにあたって大きな補強は無かったものの、ファーガソンは将 来のチーム作りに向けて、何らかのビジョンを持っているはずだ。これからの チーム編成に更に注目したい。 ホームのエバートンであるが、先シーズンは8位とサポーターにとっては少々残 念な成績で終わった。 モイーズ監督がAston Villaへ移籍するのでは、という憶測も高まって、一時は 大いに心配されたが、噂は噂で収まったようだ。弱小とは言えないまでも、資金 力の乏しいクラブを率いて毎年それなりの結果を残しているモイーズの手腕は、 今年も頼りにされている。 怪我で長いことご無沙汰だったYakubuがベンチ入りするという、うれしいニュー スも入っている。 今イギリス全体で注目されているのが、エバートンのMF Artetaだろう。 彼は北スペイン、バスク地方の出身である。ホームタウンはXabier Alonso(元 リバプール、現レアル・マドリー)と同じTolosaで、同じストリートに住んでい たという。 最近彼がイギリスのレシデンス(市民権)を手に入れた事で、彼がイングランド 代表でプレイするのではないかとの噂が昇り始めたのである。 しかし彼がこの市民権を持つ前にU-21スペイン代表でプレーした経験があること が判明。このことがFIFAの規約に触れるため、イングランド代表入りの話は現実 味がなくなった。もっとも彼自身、スペイン代表としてプレイする夢も未だ捨て 切れていないだろう。 【Kick Off:試合開始】 キックオフはわずかに見逃したものの、無事にグディソンLower Bullensの後方 の席に落ち着いた。 グディソンパークは典型的なオールドファッションのスタジアムである。 他のプレミアリーグのスタジアムと比べるとかなり老朽化が進み、屋根が低く、 柱も多い。そのため、人の頭や柱の影で視野が遮られる事がしばしばあり、決し て観戦しやすいスタジアムとはいえない。 今日のグディソンは空席も幾らか見られるが、やはり試合日程の変更が影響した ものと考えられる。 <前半> 今日のエバートンは4−4−1−1システムで、Sahaの怪我離脱によりCFには Cahillが入った。 序盤ペースを握ったのはそのエバートン。Arteta、Fellaini、Pienaar、Cahill の中盤がボールをホールドし、素晴らしい長短のパスを前線に送りだす。 開始5分に、そのエバートンに最初のチャンスが巡ってくる。 ユナイテッド主将Garry NevilleによるエバートンMF Pienaarへのファールで、 ゴール前30ヤードでフリーキックを得る。Artetaのスウィングショットはユナイ テッド守護神Van der Sarのハンドをかわし、バーを鋭く叩いた。場内に大きな ため息と拍手が響き渡る。 Rooneyを欠いたユナイテッドは15分、MF O'Sheaの左ウイングからの豪快な ショットがゴールをかすめる。エバートンサポーターにとって、最初のヒヤッと する場面であった。 流れをつかんできたユナイテッドは30分過ぎ、最初のコーナーキックのチャンス をつかむ。 ゴール左サイドに流れたボールをキープしたGiggsに、エバートンHibbertがスラ イディング。このプレイに笛が高らかに鳴り、Hibbertはイエローカード。ユナ イテッドは最高のポジションでフリーキックを得た。 Naniがボールを転がし、中央で待ち構えたScholesが強烈なシュート。ディフェ ンスに当たりコースが変わった難しいボールを、GK Tim Howardが素晴らしい セーブ!!! GKの本能だろうか、見事な反射神経で右足を伸ばし、ゴールを守っ た。 この後も決定的なピンチが何度かあったが、Howardがことごとく跳ね返してユナ イテッドにゴールを許さない。 そして再びエバートンに先制のチャンスが巡ってきた。 39分、エバートンが見事なカウンターアタック。Cahillの見事なロングパスを中 央で受けたArtetaは、DF Evraを振り切ってボールをドライブし、ゴール前に飛 び出すGK Van der Sarと向かい合う。Artetaの蹴ったボールをVan der Sarは見 事に弾いたが、ユナイテッドの危機は終わっていなかった。こぼれ球を拾った Osmanがゴール左に待ち構えるPienaarへパス。Pienaarの美しいシュートがネッ トに収まった。1−0。エバートン先制! しかし、グディソンの歓喜も束の間、ユナイテッドの反撃が始まった。 左コーナーからのNaniの模範的ともいえる正確なクロスがディフェンダーとゴー リーの間に。MF Fletcherが右足で上手くあわせて、簡単に同点ゴールが決まる。 エバートンにとっては、ほころびを突かれたかのような、あっけない失点だった。 1−1。 <後半> エバートンサイドから振り返れば、内容的には上出来ではあったが、リードを保 てなかったことで不満が残る前半になってしまった。内容に相応しい結果をどう にかして導きたい後半である。 ユナイテッドはエバートンのペースに巻き込まれながらも自分達のバランスを決 して崩さない。デフェンス層の厚さとカウンター攻撃、パスの充実ぶりには元 チャンピオンの貫禄を感じる。 後半に入るや否や、グディソンに恐怖の稲妻が走る。 1分を過ぎたところで、またもやNaniの美しいクロスがゴール前へ。待ち構える Vidicが得意のへダー。なんとエバートンサイドは誰も彼をマークしていない。 1−2。ユナイテッドリード! 動揺を隠しきれないエバートンを、更にカウンターアタックでユナイテッドが襲 う。 Scholesからの見事なロングボールをオンサイドのBerbatovがスキルフルな足さ ばきでボールを落とし、シュート。1−3。グディソンは失望のため息に深く沈 む。 この時点で誰もが、“ここまでか...”との思いが頭をよぎったに違いない。 実際、何人ものエバートンサポーターが席を立ち始めたのを見た。しかし、 Moyes陣営は決して試合を投げなかった。 失点後、エバートンはHeitingaに代えて、怪我から戻ったYakubuを前線に配置。 Hibbertをより攻撃力のあるColemanに交代した。 このサブの投入は機能し、Yakubuはボディーを生かしポストプレーでチャンスを つくる。しかし、なかなか得点には結びつかない。 そしてロスタイムに突入した直後に試合が動いた。 91分、Bainesのクロスをゴール前でCahillが頭であわせる。決して長身とは言え ない彼だが、ゴール前の動きにはまったく無駄がなく、得意のへダーではプレミ アリーグの誰よりも高く舞い上がる。まるでボールのほうが頭に吸い寄せられて 行くようだった。2−3。グディソンが息を吹き返した。 しかし残り時間はあとわずか。ゴールのセレブレーションを省略して、エバート ンは急いで自軍に戻る。まだ彼らはあきらめていない。 そんな彼らに、まさかの奇跡が再び起きた。 92分、今度もBainesがゴール前に上げたボールをCahillが競り勝ち、Artetaに渡 す。Artetaの豪快なショットはゴール前に立ちはだかったユナイテッドの Scholesをかすめ、左ネットに突き刺さる。3−3! グディソンは興奮の渦に 包まれた。 【End:試合終了】 アンダードッグ(弱者)エバートンが先制し、マンUが追いつき、さらにリードを 奪う展開。 Cahillのへダーが決まったロスタイム91分でさえも、誰もが“a little bit too late”と思ったはずだ。しかし、軍配がユナイテッドに上がりかけた土壇場に、 再びドラマが起きた。 そのドラマは決して幸運に依るものではない。元チャンピオンと互角以上にわた り合い、あきらめずにチャレンジを繰り返し、決定機を数多く演出したからこそ の結果であった。 Fin ≪マッチ・データ≫ Premiership 10-11 EVERTON 3 - 3 MANCHESTER UNITED Goodison Park Stadium, Saturday 11 September 2010 12:45 エバートン マンUtd ゴール 3 3 ターゲットショット 6 6 コーナーキック 7 5 ファウル 12 19 オフサイド 2 5 イエローカード 1 1 レッドカード 0 0 ポゼッション 46% 64% Team Line-ups Everton: Howard, Hibbert, Jagielka, Distin, Baines, Osman, Heitinga, Arteta, Pienaar, Fellaini, Cahill. Subs Not Used: Mucha, Bilyaletdinov, Beckford, Neville, Gueye. Booked: Heitinga51. Goals: Pienaar39, Arteta90, Cahill90. Man Utd: Van der Sar, Neville, Vidic, Jonathan Evans, Evra, Scholes, O'Shea, Fletcher, Nani, Berbatov, Giggs. Subs Not Used: Kuszczak, Owen, Smalling, Rafael Da Silva, Macheda, Gibson. Booked: Giggs45. Goals: Fletcher43, Vidic47, Berbatov66. Attendance(観客数): 36,556 ≪ http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo431.html ≫ ――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ▽フロム・リーダー ――――――――――――――――――――――――――――――――― NLW □ (今年4月に、初めてのアンフィールド観戦を実現された mori×2 さんにいた だいたお便りを紹介します) ご無沙汰してしまいました。お元気ですか? お礼と私のリバプールでの1日を知っていただきたく思い、遅くなりましたが メールします。 昨シーズンスタンフォードブリッジでのCLで椅子に置いてあった旗を振ったり、 アロンソのCKにブーイングしたり、心と身体別々の応援をしてから、「今度はア ンフィールドで思い切り応援するんだ」と決めた私でしたが、チームの調子が悪 かったり、ロンドンなら訳わからなくても何とかなったものもリバプールとなる と・・・と二の足を踏んでいました。 でも怪我人が戻ってきて、ELも勝ち上がり、プレミアもホームで連勝するように なったころ、「選手も永遠じゃないんだから、今シーズンのリバプールを見に行 こう」と決意しました。 昨シーズン同様、決勝トーナメントの組み合わせ抽選が終わってから旅行を手配 しようと思い、色々なサイトを探しているうちにスカウス・ハウスさんに辿り着 きました。 チケットの問い合わせをしてからの山本さんの温かい対応に、「もう絶対ここに お願いする」と決め、4月11日のフルハム戦のチケットをお願いしました。 すぐにフルハム戦はFAカップの勝ちあがりによって日程変更の可能性があるとの メールをいただきました。 それからも深夜・早朝に関わらずメールへの対応していただき、本当に感謝です。 8日のベンフィカ戦ならいい席を確保出来るとの事だったので、どっちか(どっ ちも)見れる7日出発の旅行を申し込みに行ったら、飛行機が満席、出発をずら しても取れないと言う事で、7日出発をキャンセル待ちに。 かなりのショックを受けながら、その旨を山本さんにメールしたところ、 「キャンセル待ちでキャンセルが出なかった事はないです。とにかくFAカップの 結果を待ちましょう」 とお返事をいただいたので、少し落ち着いて待つ事が出来ました。 幸いにもフルハムが敗退し、キャンセル待ちではなかったものの、9日出発の飛 行機が取れたので、さっそくフルハム戦のチケットと列車の方も手配していただ く事にしました。 それからも私のモロ初心者の質問に丁寧に答えてくださり、バタバタの準備の中、 適切なアドバイスをしていただきました。 (リバプールのガイドブックを送っていただけたのも助かりました) そうして無事にロンドンに着き、金曜の夜、土曜とロンドンで過ごすものの心は 日曜のアンフィールド行きの事でいっぱいです。 ドキドキしながらベッドに入ったけれど、ほとんど眠れませんでした。 サクッと朝食を食べて、駅に向かいます。(ホテルがユーストン駅近くなので 楽々です) ホームの番号を確かめて、リバプールユニ着たサポもいる列車に乗り込みます。 3時間近くもあるのでちょっとリッチにファーストクラス。 アンフィールドへ近づいていく喜びでいっぱいの列車の旅は思ったより短く感じ ました。 Liverpool Lime Street駅で現地スタッフのミナコさんと待ち合わせ。 チケットを受け取り、バス停に案内してもらいます。 オフィシャルショップの場所を教えてもらい、 「そこからアルバートドックまで近いから見てからでも」 のアドバイス通りに行ってみました。 街を歩いてみて感動。(ちょっぴりうるうるしたのは内緒です) その後バスに乗ってアンフィールドへ。 アンフィールドの回りを1周して席に。 初アンフィールドがこんなに近くていいんですかっ。 1番最初に出てきたレイナ、貫禄たっぷりです。 (こんなシーズンだったのに2016年までの契約延長うれしいです) 少ししてから今日のスタメンらしき10人が。 (あれっ私の目が変? トーレスが控えにもいない) ショックを受けながらもカメラを構えるんですが、「よしっ」と思ってシャッ ターを押すと横顔か後姿に。 生You'll Never Walk Alone、黙祷、 ヒルズボロの犠牲者のためにも今日は絶対に勝たなければいけない試合でした。 試合開始からいつ点が入ってもおかしくない状況、 これが入らないのが今シーズンのリバプールですね。 悲しかったのは90分にもなっていないのに帰る人が結構いた事。 あきらめない選手・ファンじゃなかったの? でも点を取るんだの強い気持ちは選手達から感じられませんでした。 (マーフィーへの拍手は温かかったです) 日本人女性の方がお隣さんだったので安心でした。 試合終了後一緒にバスで駅まで戻ります。 (2階建てLime Street駅行きのノンストップ臨時バスでした) 駅に戻ってきてLIVERPOOL ONEに。 18時にもなっていないのにほとんどのお店閉まってますね。 WAGAMAMAって言うお店でWAGAMAMAラーメン(何故リバプールで)を。 ひさびさのしょうゆ味、するっといただきました。 今もお隣さんだったSさんとメールのやりとりをしています。 素敵な出会いもありがとうございました。 リバプールの街は想像と違って、トップショップやプライマークなどの おしゃれなお店もあり(どんな街を想像してたんだーー)、古いものと新しいも のとが混在していてすごくいい雰囲気でした。 初めてなのに落ち着く街。 今度は宿泊してもっと街を堪能したいし、2試合見たいと思います。 列車に乗り込み動き出した瞬間、うるっとの2回目がやってきました。 1年に1回しか見られない、悩んだすえに決めた試合が、ホームでの連勝が途切 れる試合。ベンフィカ戦が見れていたなら・・・と。 後悔やさみしさ、次見に来る時も勝てなかったらと、色んな気持ちがごちゃご ちゃになって涙が出てきます。 でも雑誌や映像でしか見た事のなかったリバプールの街を歩けた感動、あんなに 近くでプレーする所を見れた幸せ。 「まだ私のアンフィールド詣では始まったばかりなんだ」と。 「去年見れなかったジェラードとアッガーが出ますように」という願いは叶いま した。 今度はジェラードとトーレスが一緒にプレーしているのを、ベンフィカ戦のよう な勝利の笑顔を見に行かなくてはいけない、と思えるようになりました。 これで私の日帰りリバプールの旅は終わりです。 何もわからない私がこの無謀なアンフィールド行きを計画して、実現出来たのも スカウスハウスさんに出会えたからです。 山本さん・ミナコさんの温かい応対、人柄にどんなに助けられた事か。 今シーズンもお願い出来るように、また1年頑張ります。 長文になってしまいました、すいません。 おわり (mori×2さん、ありがとうございました。リヴァプールの街やアンフィールド をしっかり堪能されている様子が伝わってきました。少しでもお役に立つことが できたのならうれしいです。0-0での引き分けに終わったことは残念でしたけど、 考えてみればこのときの相手側の監督が今はリヴァプールを指揮しているんです よね。昨シーズンのフルアムにはアウェイでも3-1でやられているので、ホジソ ン監督はリヴァプールの長所・短所を知り尽くしていたのかもしれません…) ――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ▼スカウスハウス・ニュース ――――――――――――――――――――――――――――――――─ NLW □ *** スタジアムへ行こう! ****** リヴァプールでのフットボール観戦をご希望の方は、ぜひお任せください! フットボール・ファンのためのプライヴェート・ツアーもご用意しています。 詳細は、ウェブサイトの「スタジアムへ行こう!」ページをご覧ください。 http://scousehouse.net/football/stadium2010-11.html *** 新ガイドツアー「ロンドン特別編」スタート ****** 好評のビートルズ・ツアーに加えて、ロンドンでのウォークツアーを2コース、 新しくスタートさせました。シャーロック・ホームズゆかりのスポットを案内す る「ホームズ・ツアー」と、ちょっと怖い「ロンドン・パブ・ツアー」です。 ディープなロンドン体験をぜひ! http://scousehouse.net/beatles/guidetour_london2.html *** リヴァプール語学留学 ****** スカウス・ハウスは、リヴァプールへの語学留学をサポートしています。 公立のリヴァプール・コミュニティ・カレッジに加えて、今年より、私立の語学 スクールLILAとも提携しています。 長期でじっくり学べる学生の方にはコミュニティ・カレッジを、まとまった期間 を留学に充てられない社会人の方にはLILAをおすすめします。 スカウス・ハウスには、リヴァプール留学に関する専門知識や経験を持つスタッ フが、日本とリヴァプールの両方に常駐しています。入学前はもちろん、入学後 のサポートについても安心してお任せください。 http://scousehouse.net/study/index3.htm *** ビートルズ・ガイドツアー ****** リヴァプール&ロンドンのビートルズゆかりの地を訪ねるガイドツアーをアレン ジしています。ツアーの詳細は、ウェブサイトの「ガイドツアー」ページをご覧 ください。 http://scousehouse.net/beatles/guide_liverpool.htm http://scousehouse.net/beatles/guide_london.htm *** 原稿募集中 ****** NLWでは、読者のみなさんからの投稿を募集しています。 旅行記、レポート、研究、エッセイ、写真などなど、リヴァプール、あるいは英 国に関するものなら何でも歓迎です。 お気軽にお寄せください。楽しい作品をお待ちしています。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ▽今週のフォト ――――――――――――――――――――――――――――――――─ NLW □ *** 今週のフォト・アルバム ****** 下村えりさんに提供していただいたプレミアリーグ<EFC vs Man Utd>の写真を掲 載しています。ぜひご覧ください。 http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo431.html ■ NLW ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ リヴァプール・ニュース / News of the Liverpool World ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ *** 毎週火曜日発行 *** □■ 第431号 ■□ ◆発行 SCOUSE HOUSE (スカウス・ハウス) ◇編集 山本 和雄 ◆Eメール info@scousehouse.net ◇ウェブサイト http://scousehouse.net/ ◆お問い合わせフォーム http://scousehouse.net/liverpool/form.html ご意見・ご感想・ご質問など、お気軽にお聞かせください。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ このメールマガジンは、以下の配信サーヴィスを利用して発行しています。配信 の解除やメールアドレスの変更は、それぞれのウェブサイトからどうぞ。 ◆まぐまぐ http://www.mag2.com/m/0000065878.htm ◇めろんぱん http://www.melonpan.net/melonpa/mag-detail.php?mag_id=000917 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 無断での転載を禁じます。 Copyright(C) 2001-2010 Scouse House |