February 22 2011, No.449
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  リヴァプール・ニュース / News of the Liverpool World   
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ NLW ■
         *** http://scousehouse.net/ ***        


□■ INDEX ■□

 ▽フロム・エディター
 ▼寄稿:「日々の暮らしが変わる旅もある!」(4)
 ▽特派員レポート:「ゴールドフィッシュだより」 <No.191>
 ▼「たんぺれたろう日記」(2)
 ▽NLW通販
 ▼スカウスハウス・ニュース
 ▽今週のフォト


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▽フロム・エディター
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今週のミナコさんの「ゴールドフィッシュだより」では、「今週の告知」として
「インターナショナル・スカウス・ナイト」が紹介されています。
僕は知らなかったのですが、「リヴァプールにいる人も、そうでない人も、スカ
ウスになろう、スカウスを食べよう」という日なのだそうです。
なるほどな〜いいなあ〜、と考えていたら、なんだか無性に食べたくなってしま
いました。僕、大好きなんですよね。

スカウスとは、リヴァプール伝統の家庭料理のことです。
元々はスカンジナビアの船乗りたちから伝わった煮込み料理で、今ではリヴァ
プールを象徴する食べ物として知られています。リヴァプールの人々が「スカウ
サー」と呼ばれるのは、ここから来ているわけですね。

以前このNLWでスカウスのレシピを紹介したことがあります。
ミナコさんが、古くからあるパブ「イー・クラック」のシェフに直接教えても
らったものです。
せっかくですから、ここに再掲載しますね。興味のある方はぜひ試してみてくだ
さい!

<材料>
肉(ラムかビーフが一般的)、ジャガイモ、にんじん、セロリ、長ネギ、たまね
ぎ その他何でも。

<作り方>
セロリ、長ネギ、たまねぎが柔らかくなるまでサラダ油で5分〜10分炒めます。
水を加え、塩、コショウ少々。お好みでハーブなどを入れるもよし。
ジャガイモとにんじんと肉を加えて、沸騰するまで強火にかけ、その後2時間と
ろ火で煮込みます。1時間ほどたったところで、ジャガイモをさらに入れると尚
よし。(最初のじゃがいもは煮崩れてしまうので、追加分でゴツゴツ感をだす)
火からおろして、24時間おく。
食べる前にもう一度火にかけて温めていただく。
つけあわせに、ビートルートやレッド・キャベッジ(キャベツの酢漬け)を添え
てできあがり。

                          ― Kaz(22/02/2011)


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▼寄稿:「日々の暮らしが変わる旅もある!」(4)
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「日々の暮らしが変わる旅もある!」 / Anne

≪ http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo449.html ≫ 

■第12話《いよいよ搭乗:cityhopper》■

やっとリヴァプール行きのフライトの搭乗時間になった〜!
私も搭乗ゲートへ移動。
どんな飛行機に搭乗するんだろう・・・
搭乗口では何やらハガキみたいなものを配っているよ。
「そうか。イギリスだから入国カードが必要だったよね」
そう言えば厳しかったんだよね。イギリスへの入国(+。+)!

搭乗券を見せて、また手荷物検査してバスに乗車。
一緒に乗車する人のなかで、日本人は私だけ?
見まわしてみても日本人らしい人の姿はないみたい。
スタジアムで観戦してるおじさん達みたいな人がたくさん!
リヴァプールFCの試合をテレビで観ていると映ってる感じの人達だよ!
ジョンレノン空港行きだものね。殆どがリヴァプール近辺の人達なのかなあ。

そしてバスを降りるとこれから搭乗する飛行機だ!
とっても小さくて可愛い!!!
機体には「cityhopper」って書いてあるよ。
去年、バレンシアからパリにフライトした時のエアーヨーロッパの飛行機位の大
きさかな。
KLMのヨーロッパ便なんだね。
「ぴょんぴょん飛び跳ねちゃわないでね。乱気流とか苦手だからね(゜O゜;)」
なんて思わず心の中でお願いしちゃった私。

Hopperって単語を見るとどうしても浮かんできちゃうよね!
あの草原にいる黄緑の細い身体の虫。
でもcityhopperなんてネーミング、とっても可愛い♪ d(⌒o⌒)b♪

機内はこじんまりしていて、地元の人達が多いのかとても賑やか。
何だか乗合バスに乗車しているみたい。
そしてフットボールの話を盛んにしているらしいよ。
南アフリカワールドカップの話題だ!
選手の名前らしい響きが時々聞こえてくるからねv(^o^)


■第13話《ジョンレノン空港から「また来ましたよ!」》■

成田を出発した日の夜にはリヴァプールジョンレノン空港に到着!
バスに乗って空港ビル内へ移動。
すぐに入国審査。
次々審査を終えて人々は壁の向こう側に消えていってる。
ロンドンの時とは違って、地元の人が多いからか入国審査も速い。
「何だかロンドンの時より簡単そう(^。^)」

いよいよ私の番だよ!
女性の方ですね。
彼女は優しく笑みを浮かべて
「英語は話せますか?」って聞いてくれたよ。
笑顔の通り優しい人だね。
もちろん自信ありげに
「出来ません( ̄^ ̄)」って答える私。

まあ、想像通り職業を聞かれて
「簡単じゃん!!!」
すると次の質問は、
「ええっヽ(。_゜)/???」
とても分り易くゆっくり話してくれる彼女。だけどその内容は・・・
「リヴァプールに来た理由は?」
「観光です!」じゃダメなの〜?
具体的な答を求められる〜((+_+))
「フットボールの観戦にきました!」って答えると、
「どうしてリヴァプールFCが好きなの?」

「ちょっちょっと待って!!!」
理由を英語で答えるの(゜゜)(。。)(゜゜)(。。)?
英語が出来ないんだよ。そんな理由って言われても!
私の英語力でどう表現したらいいの???

彼女は優しく微笑んで答えを待っていてくれてます。
でも入国審査の流れは速かったから「入国してないのって私だけ?」
「う〜ん`s(-'-;)、サッカーが好きで、ヨーロッパの試合をテレビで観ていまし
た。イスタンブールの試合を観てリヴァプールFCが好きになりました。」
一応そういう意味のつもりで英語で答えてみたけど。
「通じたかなあ・・・(;¬_¬)」

審査官の彼女はにっこり微笑んで通してくれたよ!
「ふうっー((^,^;)」って辺りを見回すと入国していないのってやっぱり私だけ
じゃん!
みんなどっちに行っちゃったの?
スーツケースを受け取らなきゃ!!!
「どっち(°°;))。。''((;°°)?」

さっきの審査官の女性がまたまた微笑みながら私を案内してくれたよ。
彼女はとても優しかったんだけど、もっと簡単な質問にして欲しかった!

そうして夜の空港はもう殆ど人の姿も見かけなくなっています。
やっぱり小さな空港だからね。
お店もコンビニが開いているだけ。他のお店はもうみんな閉まってるよ!
まずコンビニに入って今夜のビールを購入。そして小さなコインのお釣りを貰う。
空港でコインのお釣りを頂いて、タクシーやホテルでチップを渡す準備は大
切d=(^o^)=b


■第14話《前回、探検したホテルへ再び》■

小さな空港。バス乗り場はあるけれど、もう乗客らしい人はいない。
事前に頂いた情報では、空港からシティセンター辺りにはタクシーでも£20〜30
位らしい。
スーツケースもあるし、時間ももう21時になろうとしているし!
長旅だったからタクシーを利用しましょ。
タクシー乗り場でホテルの住所の書かれた紙を見せて、スーツケースを乗せて貰
う。

口頭じゃなくて印刷物を見せる! これは今までの経験で実感したこと!
へたくそな英語だから間違われたらその後が大変だからね!

「あ〜あ、またリヴァプールに来ちゃったあヾ(´▽`;)ゝ」

タクシーの中で、リヴァプールで会う約束した方に到着のメール。
車窓からの景色は木々が多くて田舎の風景が続いてるよ。
当たり前かあ。空港からの景色だからね。
間もなくホテルに到着。
ホテルまでは夜間ってこともあってスムーズ。
アクセスの良い空港って感じ!

ここでまたまた失敗(゜O゜;)
運転手さんが料金を伝えてくれる。
「空港からだし料金はどの位かかるんだろう・・・」
「えっ???」
よくわかってない私の反応にもう一度料金を伝えてくれる。
空港からだと正規料金に何かプラスされるらしいよ。
「その説明がややこしい(~_~;)」

「£20〜30って聞いているけど、何だかプラスされるらしい。」
「£40??」
内心「そんなにするんだー」って思いながらも
「ちょっと高いけど仕方ない!」
プラスされる料金の説明は全く分らないし£40渡しました!

「あらら(^^?)」
彼はニコニコしながら£20をそのまま返してくれて、お釣りを£6渡してくれ
た!
「なあんだ〜、£40じゃなくて£14だったんだあ(^-^)」
「あ〜あ、いい運転手さんで良かったあ(^.^)>(^.^)>」

相変わらず英語はこんな調子! 上達してないなあ。
お釣りから£1をチップとして運転手さんに渡すと、
彼はニコニコしながらスーツケースをホテルの入口まで運んでくれたよ。
「わあ、ホテルに到着( ^.^)」
「非常口の向こうの部屋だって知っているし、もうチェックインは任せて!」

オクトパストラベルの「予約確認書」をフロントで渡してチェックイン終了。
さあ、部屋の案内をバッチリ聞かなきゃ!
「エレベータでファーストフロアに行って左に行く?」
「あれ??? これだけ(゜゜)?」
その通り行ってみるとすぐに部屋番号を確認。

『リヴァプールに行きたい人集まれ!』を読んでくださった方なら覚えてくれて
いるかな?
初めてだって言うのに、あの時の部屋は非常口を抜けて、またその次の非常口を
抜けて、ずっと奥の方の部屋だったんだよね。
よりによって初めての時、あんなに難しい部屋だったなんて・・・

さあ、明日からの予定に備えて今夜は「おやずみなさい(^_^)/~~」

(つづく)

≪ http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo449.html ≫ 


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▽特派員レポート:「ゴールドフィッシュだより」
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「ゴールドフィッシュだより」 / ミナコ・ジャクソン
          〜 Goldfish Liverpool Update / Minako Jackson 〜

 ― 第191号 / リヴァプール・ディスカヴァーズ ―

 ≪ http://scousehouse.net/goldfish/goldfish191_photo.html ≫

こんにちは。
ここしばらくはどんよりとしたはっきりとしない気候が続いています。まるでリ
ヴァプールの現状を象徴しているようです。

英国政府から各自治体に割り当てられる予算の全容が明らかになり、リヴァプー
ルでは深刻な歳出削減を迫られています。

南部の都市ドーセットでは予算が3%増となるのに対し、リヴァプールでは22%
カット(今年だけで9100万ポンド、翌年にはさらに5000万ポンドの削減)とい
う不公平なプランを不服とし、2月20日(日)には市長が自らが呼びかけ、政府
に対して公正な取り決めを求めるデモが行われました。
保守党以外の各政党を代表する市議会議員をはじめ、5000人もの市民がリヴァ
プール大聖堂からセント・ジョージズ・ホールまでの距離を行進しました。

公共サービスとひとえにいっても市役所のみならず、医療、福祉、保険衛生、警
察、消防、教育、介護、文化など生活に関わるさまざまな分野に波紋が及びます。
そのほか、宗教団体、そしてボランティア団体やコミュニティ団体にいたっては
予算がほぼ半減となるとも言われています。

メインの横断幕には「ワン・シティー、ワン・ヴォイス」と掲げられていました
が、個々のプラカードからは、職を失う人、公共サービスが受けられなくなるこ
とで路頭に迷う人から、将来の教育について不安を抱く中高生まで、本当に数多
くの異なる声が発せられていました。

中央政府に対して牙を剥いた大規模な交通ストから100年経つ今年のシティー・
オブ・ラディカルズの年と重なり、リヴァプールが一つになって再び立ち上がら
ざるを得ない状況にあるのが非常に皮肉です。

デモ後の対応が何より重要になるとは思いますが、削減のメスが最小限に抑えら
れることを心から願っています。

♪ ♪ ♪ 

さて、気を取り直して、2月14日からスタートした新しいパブリックアート・
トレイル《リヴァプール・ディスカヴァーズ》についてお伝えします。

その名の通り、大型のオブジェや肖像画などからリヴァプールの隠れた歴史や人
物に関する事実が発見できる、面白くてためになるプロジェクトです。これは、
《ゴー・スーパーラムバナナ》や《ゴー・ペンギン》を展開した<ワイルド・イ
ン・アート>によるプロデュースです。

交通、社会正義とラディカリズム、オープンスペースと建築、科学技術、通商貿
易、音楽、スポーツ、海洋、芸術とエンターテインメント、健康のテーマとした
インタラクティブなオブジェと、街灯に飾られた22名のリヴァプール・グレイ
ツ(偉人)がフィーチャーされています。また郊外では川向こうのウィラルとバ
イキングの歴史、そしてセントへレンズとハリウッド映画とのつながりを探索す
るテーマになっています。

まずは交通から。
リヴァプールのライムストリート駅に降り立ち、コンコースには、『スティーブ
ンソンのディティネイター』があります。1830年に開業し、リヴァプールのエッ
ジヒル駅からマンチェスター間を走ったジョージ・スティーブンソン発明の蒸気
機関車ロケット号が世界で最初に実用化された旅客鉄道でした。
それまで馬車などで移動していたヴィクトリア時代の人々にとって、蒸気を噴き
ながら突進する大きな金属の塊に乗って移動するという概念自体、恐ろしく、理
解し難いものだったことでしょう。そんな人々の気持ちを和らげるために、ス
ティーブンソンは機関車だけでなく、このデスティネイターも発明したのです。

実際に特許登録もされたこの機械を、現代のアーティストであるアラゴーン・
ホーナーが再現しました。目的地を近距離、長距離、その中間から選択し、今の
気分をセレクトしてボタンを押すと、その人にぴったりな目的地を告げてくれる
という機械です。

駅から道を渡ってセント・ジョージズ・ホールの広場には、革命的な女性として
知られる活動家メアリー・バンバーを象ったモザイク像があります。
これは、キャリー・ライカード&ニック・レイノルドによる作品です。20世紀初
期に代正義と公正のためなら歯に衣着せずに演説を行った、強い女性を讃えたオ
ブジェです。

セント・ニコラス教会、リヴァプール大聖堂のふもとのセント・ジェームス・
ガーデン、爆弾で空洞となったセント・ルークス教会、ブルーコート、ジョン・
ムーア大学アート&デザインアカデミーそれぞれの庭に置かれたスピーカー『ミ
ソフォーンズ』は、デイヴ・ヤングとダン・フォックスによる作品で、ボタンを
押すとスピーカーからそれぞれの庭が秘める秘密が明かされます。

ピアヘッドへ移動すると、運河とマージー川の間に置かれたアンディー・プラン
トによる作品『へヴン&アース』があります。これは、1617年にリヴァプールの
トクステス地区で生まれの天文物理学者ジェレマイア・ホロックスに捧げられた
ものです。まだ地球は平らだと信じられていた1639年、弱冠22歳にして世界で
初めて金星の通過を記録するという偉業を成し遂げました。備え付けの天体望遠
鏡からは、短いアニメーションも鑑賞できます。

ピアヘッドから市の中心街へ戻る途中のマン・アイランドには、『シュガー&
チェイン』と題したアンディ・ヘゼルによる作品が置かれています。
砂糖と鎖は、奴隷貿易というリヴァプールの苦い歴史を象徴しています。

ピアヘッドからショッピングエリアのLiverpool ONEに向って歩く途中のヒルト
ンホテル前に建ち並ぶ街灯が、世界で最大のジュークボックスに変身しました。
これは、アンディー・マキーオウンによる『エコー&ウィスパーズ』という名の
作品です。世界で最も多くのナンバーワン・ソングを生み出した都市としてギネ
スブックの記録にもなっているリヴァプールを讃えるこのインスタレーションで
は、複数の街灯から音楽やストーリー、歴史的な豆知識が流れています。
タイトルの通り、ささやき声程度のボリュームなので、街灯に耳を近づけないと
聞こえません。なかなか一本一本の街灯を渡り歩くこともないと思いますが、非
常に面白いアイディアです。

Liverpool ONEからさらにワッピングという大通り沿いをひたすら歩いていくと、
キング・パークという駐車場があります。ここには、フェイス・べビントン作の
『ザ・ランナー』と名づけられた彫刻が高架に設置されています。
フットボールや競馬のグランド・ナショナルで知られるリヴァプールですが、こ
の作品は、近代オリンピックがアテネで誕生する前の1862年から1867年にかけ
て、リヴァプールにて毎年開催されていた《グランド・オリンピック・フェス
ティヴァル》についてのトリビュートです。

道を渡ってマージー川沿いをさらに南方向に歩いていくと、コーバーグ・ワーフ
という、観光地から少し離れた静かな川沿いの静かなスポットには、デヴィッ
ド・ケンプによる『フィッシュ&シップス』という彫刻が川を望むように置かれ
ています。
小さな漁港から始まり、世界の海と繋がり交易の拠点となった歴史的なリヴァ
プールや周辺に棲む多様な海洋生物を象徴しています。観光地から少し離れてい
るため静かな場所なので、潮風を受けて上部のプロペラや魚、ざるでできた風見
がカタカタと動く音でなごめます。

内陸に戻り、パーラメント・ストリートを登ってリヴァプール大聖堂の入口前で
は、カラフルな半球が埋め込まれた四角いオブジェが目を引きます。
これはマシュー・サンサムによる『サウンディング・アウト・リヴァプール』と
いうサウンドミラーです。周囲の音がこの円に集められて聞こえます。
地面には、リヴァプール産の映画、本、エンターテイナーから引用句が書かれて
います。

市の中心街まで降りていくと、ボールド・ストリートの終わりに『Xレイ・テッ
ド・ゴルフ・バグ』という、ジョー・ラッシュによるオブジェがあります。
薬学の分野でも活躍の場となっているリヴァプールですが、2つの偉業にちなん
で造られました。
ひとつは、特性X線の発見に成功し、ノーベル賞を受賞したチャールズバークラ
が1896年に英国で初めて外科的目的でレントゲン撮影が行われた場所がリヴァ
プールであったこと。最初に写されたものは、少年の手首に埋まった弾丸だった
とのことです。
もう一つの功績は、1902年にもう一人のノーベル賞受賞者で、リヴァプール大学
の熱帯医学学校に所属していた医学者ロナルド・ロスにより、マラリアが蚊を媒
体として人間に感染することを発見したこと。すべてリサイクル素材で作られた
このオブジェは、半透明な手の上に蚊がとまっている形をしており、日夜点滅し
ていて、夜になるとより輝いて見えます。

街灯を飾る22名の肖像画は、以下の通りの両側に見られます。

【ウィリアム・ブラウン・ストリート(ウォーカー美術館からワールドミュージ
アムまでの通り)】
ジーン・アレキサンダー/女優、ベシー・ブラドック/社会改革に尽くした国会
議員、キティ・ウィルキンソン/公衆衛生改革者、エレナ・ラスボーン/人権お
よび子供福祉の改善に貢献した国会議員、ジョージ・スタブズ/馬を画題にした
有名画家、フランク・ホーンビー/組み立て玩具メッカーノの発明者、ジョン・
アーチャー/1913年英国初の黒人市長、アーサー・ドゥーリー/元造船の溶接職
人の彫刻家、ウィリアム・ロスコー/国会議員・植物学者、詩人・奴隷制廃止運
動家、セス・デイヴィ&ダンシングドール/西インド諸島出身の船乗りから転じ
た大道芸人

【ホワイト・チャペル(観光案内所<08プレイス>のある道)】
ジョン・レノン/ミュージシャン、ケン・ドッド/コメディアン、ビル・シャン
クリー/フットボール監督、ディキシー・ディーン/フットボーラー、リジー・
クリスチャン/野菜商人、ジョン・コンテイ/ライト・ヘビーウェイト・ボクシ
ング世界王者、トム・ベイカー/俳優、べス・トゥウェドル/現役世界大会3連
覇体操選手

【パラダイス・ストリート(ホワイトチャペルからLiverpool ONEにつながる
道)】
メルC/元スパイスガールズ、シラ・ブラック/歌手、ウィリー・ラッセル/劇
作家、ジョージ・メリー/ジャズ&ブルースミュージシャン

リヴァプール・ディスカヴァーズは3月20日まで。詳細や保存版マップは、こ
ちらのホームページから。
http://www.liverpooldiscovers.co.uk/

またリヴァプール・ディスヴァーズのホームページにはこのほかにも、リヴァ
プールに関する豆知識がいっぱいです。史上最初の出来事や物についてのリスト
も見られます。フットボールのネットを発明した人もリヴァプールだったんです
よ。
http://www.liverpooldiscovers.co.uk/2011/02/liverpool-firsts/

♪ ♪ ♪

【今週の告知】
2月28日の晩は、(非公式)インターナショナル・スカウス・ナイト。リヴァ
プールにいる人も、そうでない人も、スカウスになろう、スカウスを食べよう、
という日で、じわじわと広がっています。皆さんも是非!

それではまた。

ミナコ・ジャクソン♪

 ≪ http://scousehouse.net/goldfish/goldfish191_photo.html ≫


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▼「たんぺれたろう日記」(2)
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「たんぺれたろう日記」2 / Kaz

≪ http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo449.html ≫

【1月27日(木)】

午後6時すぎ。
我々のチャーターバスは夜のタンペレ市内に入った。
黄色い街灯に照らされた町並みは、雪におおわれているせいか物静かで整然とし
ていて、歴史を感じさせる。品のあるヨーロッパらしい小都市、という感じだ。
ほどなくして我々の宿泊ホテル<ホリデイ・イン・タンペレ>に到着。バスを降り
る。
外気はマイナス2℃。寒くない。寒くないのである。なにしろ日本は寒気にすっ
ぽり包まれているところで、それよりはるかに寒いものだと覚悟していたから、
「あれ? こんなもんかいな?」という印象である。ユーハさんにも、「あった
かくてよかったね」と言われた。暖かいとまではさすがに思えないが、ぜんぜん
だいじょうぶだ。

ここで、出発直前のNLWに書いた文章を紹介しよう。


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早いものですね、2011年の最初の月も、あと1週間となりました。
あさっての27日には、僕はフィンランドへ出発します。
タンペレで開かれるビートルズ・フェスティヴァルに招待された<ザ・ブルー
マーガレッツ>に同行するのですが、2日後に迫った今でもまだ実感がありませ
ん。実感はないんですが、どえらく寒いだろうな、という覚悟だけはしておりま
す。防寒着はまだそろえてないけれど。

フェスティヴァルの主催者からは、「今は雪がいっぱいよ! あなたたちが来る
ときまで解けないで残ってるといいんだけど」というメールをもらいました。
雪かあ、いいなあと思って、さっそくタンペレの気温と天気をチェックしてみま
した。

今日(火曜日)は晴れ時々曇りで、最高気温はマイナス3度、最低気温はマイナ
ス19度とのことです。マイナスの19度って、どんな世界なんでしょうか。
僕らが到着する木曜日は、天気予報では晴れとなっています。予想気温は…最高
がマイナス11度、最低がマイナス29度…となっています…おそろしいですね。
完全に僕の想像を超えています。こんなに気温が低ければ、どんな防寒対策を
とっても無駄なんじゃないかという気がします。雪が解けないで残っているかど
うかなんて言ってる場合じゃなくて、生きていられるかどうかのほうが心配です。

そういえば、夏のリヴァプールで主催者の人たちに会ったときに、「どれくらい
寒いの?」といちおう訊いてみたら、「マイナス20度くらいかな」と涼しい顔で
答えが返ってきました。
「ま、マイナス20度? おれたち、そんなところで生きていられるかな?」と
重ねて訊くと、「だいじょうぶ。おれたちだって生きてるんだから」と笑顔で言
われてしまいました。はい、そりゃまあそうなんですけど…。

というわけで、タンペレに行ってきます。
タンペレでの極寒体験およびフェスティヴァルの感想などは、このNLWで報告し
ようと思っています。無事に生きて帰れるようにがんばります。

                          ― Kaz(25/01/2011)
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わずか2日前の文章である。
「最高気温−11℃」っていうあの天気予報はなんだったんだろう…??
いやしかし、まだ安心はできない。今日はたまたまハズレで、明日から大当た
りってこともあり得るのだ。

ホテルにチェックインしたあと再集合し、明日からのフェスティヴァルの会場と
なる<Tampere-talo(タンペレ・タロー)>へ向かう。すぐそこに見えていて、雪
道でなければ歩いて2,3分ほどの距離だ。
車道と歩道の間には雪の山ができている。歩道の雪は茶色くなっていて、とける
ことも固まることもなく、まるで軽くてやわらかな砂のよう。不思議な歩き心地
だ。もちろん滑ることもなければ、ぬかるみでぐちゃぐちゃになることもない。

タンペレ・タローは、ある程度想像はしていたが、かなり大きなコンヴェンショ
ン・センターだった。ちなみに「タロー」はフィンランド語で「ホール」の意味
だそうだ。「ジロー」という言葉がフィンランド語にあるかどうかは訊き忘れて
しまった。

フェスティヴァルの責任者であるイモさん、そして会場のボス、マルコさんに挨
拶をして、明日ブルーマーガレッツが立つ<パーク・ホール>を下見。思っていた
よりもかなり大きい。ほかに、ミュージカルやオペラなどの会場としても使われ
る<メイン・オーディトリアム>も見学。立派なコンサート・ホールで、こちらで
は2日目にオーヴァーチュアーズとアップル・ジャムが演奏する。

<タンペレ・ビートルズ・ハプニング>フェスティヴァルは、2日間にわたって行
われる。
チケットの売れ行きはかなりいいそうだ。初日の明日は600枚くらい、最終日は
800枚くらい出ているとのこと。当日券の入場者を考えると、のべ2000人以上
が参加する大イヴェントになりそう、という話だった。

聞いてみると、タンペレの人口はわずか20万人。フィンランド共和国全体でも、
530万人ということだ。5300万人の間違いじゃないかと思って何度も訊き返した
が、間違いなく530万人とのこと。ということはええと、日本の20分の1以下、
だ。国全体で東京都の半分にも満たない少なさなのである。

あらためて思った。この小さな街でビートルズをテーマにしたフェスティヴァル
が企画され、それに2000人ものファンが集まるなんて、ちょっと考えられないく
らいすごいことなんじゃないだろうか。

ビートルズはフィンランドには足を踏み入れていない。しかし何かにつけて張り
合っているにっくきライヴァル(なのだそうだ)、お隣りのスウェーデンでは2
度もコンサート・ツアーを行っていて、そのことがフィンランドのビートルズ・
ファンの感情をより複雑なものにしているようだ。

夏にリヴァプールで行われる<インターナショナル・ビートル・ウィーク>では、
近年、この両国からやって来るファンが増えている。ユーハさんの話では、去年
フィンランドからは、100人以上もの団体旅行になったのだそうだ。
出場バンドも多い。<ロックス・オフ><リピートルズ>というメジャー・バンドを
擁するスウェーデンにはかなわないが、フィンランドも毎年3,4のバンドを
フェスティヴァルに送り込んでいる。お互い刺激し合いながら、ビートルズを楽
しむムーヴメントを作りだし、それを成長させているのだ。
トリビュート・バンドを単なる「コピー」としてしか見ることができず、エン
ターテイメントとして主体的に楽しむ方法を知らない、知ろうとしない日本の現
状とは、悲しいほど大きなギャップがある。ありすぎる。

ホールを出て、シティ・センターへ向かって歩く。
お腹が空いた。晩ごはんを何にするか、ユーハさんと相談。
「何か希望はある?」
「んー、肉料理以外だったらいいよ。僕が食べられないから」
「そうか、ならイタリアンはどうだい?」
「いいよー。でもせっかくだからフィンランド料理も食べてみたい」

大学時代をこの街で過ごしたというユーハさんはしばらく考えてから携帯電話を
取り出し、いくつか電話をかけた。そしてにっこり笑った。
「オーケー、いいところがあった。僕が学生のときに通っていたレストランがま
だ営業してる。昔よりポッシュになってるけど、ちゃんとフィンランド料理も食
べられる。美味しいよ」
「わお、そりゃあいい。ありがとう!」

夜のタンペレを歩く。
タンペレ中央駅を通って、大きなデパートや劇場が並ぶメイン・ストリートへ入
る。橋の上からタンメルコスキ川を渡る。ライトアップされた景色が美しい。
ユーハさんの話では、タンペレはもともと労働者の街だったのだそうだ。2つの
大きな湖に挟まれ、交通の要所であるために大きな工場がたくさん建てられ、
「マンセ」と呼ばれていた。マンセとはマンチェスターのことで、つまりは
「フィンランドにおけるマンチェスター」という意味だ。産業革命の中核を担っ
た大都市に例えられるほどの活気と繁栄があったということだろう。工場や倉庫
として建てられた建物のほとんどは、現在ではおしゃれなレストランに改装され
て使われている。

考えてみれば、ユーハさんとマトモな会話をするのは、今回が初めてだ。
2009年、2010年とリヴァプールで会っていてすっかり顔なじみではあるのだが、
僕は彼のことを「ブルーマーガレッツの追っかけの愛すべきヨッパライ」として
しか認識していなかった。ブルーマーガレッツのギグには必ずといっていいほど
彼の姿があった。ウインドブレーカーをはおって、リュックを肩にかけて、いつ
も真っ赤な顔でニコニコしているふにゃっとしたおじさん。そしてギグのあとで
は何やかやとメンバーにしつこく話しかけてくる。そのたびに僕に、「またあん
たか。はいはい、わかったわかった。あっち行って。バイバ〜イ!」と追い払わ
れるのだ。

リヴァプールでのヨレヨレの姿からは想像できないが、ユーハさんの本業は
ジャーナリストなのだそうだ。そして、この<タンペレ・ビートルズ・ハプニン
グ>の主催者にブルーマーガレッツの招聘を働き掛け、強烈にアピールして実現
させてしまったのも彼なのである。本人に言わせると「ブルーマーガレッツへの
愛がそうさせた」のだそうだ。本来は部外者のはずなのに準備段階からフェス
ティヴァルに深くコミットし、我々の滞在中はコーディネーターとしてつきっき
りで世話をしてくれる。本業や家庭はだいじょうぶなのかと訊いてみたが、本人
はまったく気にしていない様子。彼のブルーマーガレッツへの愛はバルト海より
も深いのだ。

ユーハさんおすすめのレストラン<Tillikka>は、橋を渡ったところにあった。
シックな内装で、かなり広い。壁には演劇俳優の写真がたくさん飾られている。
シアター・ファンや関係者がよく訪れるレストランなのだそうだ。
まずビール…ではなくワインをボトルでたのむ。ユーハさんと相談して、オース
トラリアのリースリングにした。すっきりとした白である。
料理は、スターターを3皿とメインを4皿オーダーして、みんなでシェアした。
スターターとして出てきたブルーチーズのスモーク・サーモン巻きが絶品で、追
加でもう1皿注文。サーモンの美味しさもさることながら、中に入っているブ
ルーチーズに感動してしまった。臭みがまったくなくてクリーミーで、ふわっと
しているのだ。フィンランドのチーズだと聞いてまたびっくり。そのほか、湖で
とれる魚を使った料理や、野菜を小さな角切りにしてソテーした料理など、どれ
もがユニークで素晴らしかった。誰もが満足した。

食事の途中で映画の話になった。
「フィンランドについて何を知ってる?」とユーハさんに訊かれて、ほとんど何
も答えられなかったのだが、誰かが《かもめ食堂》という日本映画のことを話し
た。小林聡美さん主演で、ヘルシンキで食堂を営む女性のストーリーらしい。も
ちろんフィンランドでロケが行われたそうだ。説明するとユーハさんにも心当た
りがあったようで、「たぶんその映画の影響でヘルシンキを訪ねる日本人がたく
さん増えている」とのことだった。
フィンランドの巨匠アキ・カウリスマキも話題になったが僕は観たことがなくて、
その代わりにジム・ジャームッシュの《ナイト・オン・アース》の一部でヘルシ
ンキが舞台になっていたことを思い出した。
「どんな話だった?」とユーハさん。
「えーとね、ヘルシンキの場面はね、よく憶えてないけど3人のおじさんのヨッ
パライの話だった。だから3人のユーハさんのお話」
「だれ? 誰がヨッパライだって?」
もちろん全員が即座にユーハさんを指差した。

面白いことに、「ヨッパライ」はフィンランド語で「ヨッポ」というんだそうだ。

タクシーに乗って、10時ごろにホテルに戻った。
ユーハさんはオーヴァーチュアーズの人たちとパブへ行くそうで、我々も誘われ
たが、ブルーマーガレッツは誰も行かないので僕もやめておいた。
よく考えると、今朝家を出てからちょうど24時間が経っていた。疲れはあんま
り感じないけど、やっぱり早く寝るべきだろう。

シャワーを浴びて仕事のメールをいくつか書いて、ベッドに入った。
さあて明日から本番だ。がんばろう!

(つづく)

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