May 31 2011, No.461
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  リヴァプール・ニュース / News of the Liverpool World   
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□■ INDEX ■□

 ▽フロム・エディター
 ▼寄稿:「日々の暮らしが変わる旅もある!」(15)
 ▽スカウスハウス・ニュース
 ▼今週のフォト


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▽フロム・エディター
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早いもので、5月も今日で終わりです。
ということは、明日から6月(あたりまえだ)。スカウス・ハウスで今準備して
いる《インターナショナル・ビートル・ウィーク》まで、3ヶ月を切ってしまい
ました。
バンドのことやらお客さんのことやら、現地でのサポート体制のことやら、これ
からたくさんのノルマをこなして、フェスティヴァルに臨まなくてはいけません。
さあ、いよいよ始まるぞー、という感じです。楽しみです。

手始めに、自分のフライトを予約しました。
いつものようにのんびり構えていたのですが、「6月から燃油サーチャージが値
上がりする」ということを聞いて、どうせなら安いうちに、と考えたのです。

先週の火曜日に各航空会社のサイトをチェックして、いくつか候補を選びました。
で、木曜日にあらためて見てみると…驚いたことに、価格が軒並み上がっている
のです。満席で予約できなくなっているフライトもありました。
きっと、駆け込み予約がどどどんと殺到していたのでしょう。やっぱりみんな考
えることは同じです。

「甘かったな〜」とちょっと後悔しながらも、それからいろいろと探して、探し
て、さらに探しに探して、なんとか理想的なフライトを確保することができまし
た。ほんとに危ないところでした。でもラッキーでした。

その後も駆け込み需要は続いていたのでしょう、僕が購入したフライトの現在価
格をさっきちょっと確認してみたところ、なんと5万円近く高くなっています。
サーチャージは先週と同額なので、フライトチケット自体が値上がりしたという
ことですね。サーチャージが値上がりする明日以降はもっと高くなるんでしょう
か…こわいなあ。
毎年のことですけど、観光シーズンのフライトの予約は、なかなかスリルがあり
ます。

そういえばなのですが、ときどき、飛行機のマイレージは貯めないのかという質
問を受けることがあります。
「カズさん、マイレージは貯めてないの?」
「マイレージ? うん、貯めてない」
「なんで? 毎年リヴァプールに行くんでしょ? 貯めてれば何年かに一回タダ
で行けるくらい貯まるんじゃない?」
「うん、そうだよねえ」
「そうだよねえじゃなくて。じゃあなんで貯めないの?」
「う〜ん、そういうのが苦手なんだよ。お店のポイントカードとかも好きじゃな
いし」
「そんな問題じゃないでしょ? それとも儲かってるから貯める必要ないの?」
「いや、ぜんぜん。いつもたいへん」
「じゃあなんで?」
「んーと、たぶんなんだけど、毎年、あれやこれや見て比べて考えるのが好きな
んじゃないかな」
「なにを?」
「いろんなフライトを。選ぶのけっこう楽しいよ。マイレージ貯めてると選べな
いじゃん」
「そう。じゃあもっと早く予約すればいいのに。いつもぎりぎりで苦労してるん
でしょ?」
「うん、それはたぶん、予約が難しくなってから慌てて探して、どうにかこうに
か見つけ出すのが好きなんじゃないかな…」
「ていうか、早い話、追い詰められないと何もできないってことなんじゃない
の?」
「あ、そう、そのとおりです…」

というわけで今回も、まさに僕の希望通りの展開でのフライト予約となりました。
…と、余裕のコメントを書けるのも、結果オーライ、うまく事が運んで無事に予
約できたからなんですけどね。
もちろん、これまでの中には、うまく事が運ばなかったことも何度かあります。
「もうごめんやで」なフライトを経験したことも、一度か二度くらいあるかな…。
それはそれで印象に残って面白いんですけどね。
まあそういうこともひっくるめて、旅の準備をするのは楽しいものです。

● ● ●

先週号の発行に間に合わなかったのですが、「ゴールドフィッシュだより No.
195」の関連写真がミナコさんより届きました。
えりさんの写真を掲載した先週のページを「Page 1」、ミナコさんの写真を掲載
した新しいページを「Page 2」としてサイトにアップしておきます。ぜひご覧く
ださい。

Goldfish No.195-Page 1: http://scousehouse.net/goldfish/goldfish195_photo.html
Goldfish No.195-Page 2: http://scousehouse.net/goldfish/goldfish195_photo02.html

                          ― Kaz(31/05/2011)


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▼寄稿:「日々の暮らしが変わる旅もある!」(15)
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「日々の暮らしが変わる旅もある!」 / Anne

≪ http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo461.html ≫ 

■第49話《「いつかきっと・・・」心に誓っていたキューケンコフ》■

朝、目覚めてまずシャワーですね。髪を乾かしてダイニングに下りて行きます。
待ち合わせ時間などない旅ではこうして朝もゆったり。
明るいダイニングではオランダ風の朝食が用意されていました。
ベルギーワッフルを始め甘いパンが多いみたい。それに色々なチーズ。チーズも
オランダでは有名だものね(^・^)

ここは日本人が経営のホテル。こうしてダイニングに下りてみると日本人の宿泊
客が多い! これって皆さんと知り合いではないものの何だか安心。
遠く日本から離れた国での緊張感も解けてゆきます。

そして昨日到着したときからお天気は快晴。いつも書かせて頂いているように、
私はかなりの晴れ女みたいです。
オランダはダッチウェザーで有名って知っていましたか?
実は、旅行前にネットで調べたリヴァプールとアムステルダムのお天気は…。
「ガッカリ〜! 毎日が雨マーク( ̄□ ̄;)!!」

こんな日本の5月ではあり得ない天気予報! 考えに考えて長靴で来ていた私で
す。
最近はデザインの可愛い長靴が多いので、
「この際長靴にしよう┗(-_-;)┛」って決心!
スーツケースに晴れ用の靴は入れてきましたけど。
でも、こんなに靴のことを考えたのにリヴァプールはすべて晴れ!
ここアムステルダムに到着しても晴れ!!!

今朝ももちろん快晴! 予定通り一日キューケンコフを楽しむことにします。
キューケンコフってとても大きな公園。広い公園で花々を存分に楽しむには天候
はとても大切です。
個人旅行だと天候と相談しながら計画を変更出来ますね。

WEB情報によると、キューケンコフへは、スキポール空港からバスが15分毎く
らいに出ているそうですよ。
バスの往復チケットと入場券つきの「コンビチケット」っていうのが21ユーロで
販売されているらしい( ^o^)ノ
「コンビチケットなら公園の入口で並ぶ必要もないね」

第3話《もうひとつ実現させたい場所》でも書かせて頂きましたが、一面の可愛
らしいチューリップの花で一杯のこの公園!
3月中旬から5月中旬の2ヶ月間しかオープンしていないんですよ!
この2ヶ月に、世界中から観光客があつまるんですよね。入場券を買うための長
い列に並ぶのは避けたいです。
せっかくオランダまで来たのですから時間は有効に使いましょ(^_-)-☆

美味しい朝食もお腹一杯頂いたら、スキポール空港に向かいますよー。昨日、空
港からホテルに来ているので、空港行きは任せて!


■第50話《自動販売機でチケットを!》■

トラムでアムステルダム中央駅へ。OV-chipkaartを購入済みだから簡単です。
問題はその先。アムステルダム中央駅からスキポール空港へは鉄道です。
鉄道はOV-chipkaartは使えないんですよ。切符は自動販売機で買います。
昨日はOV-chipkaartを購入するときに、カウンターで一緒にお願いしちゃった
から、自動販売機での購入は今回が初めてです!

駅の改札手前で見渡すとあちらこちらに自動販売機があります。
スムーズに購入出来るか不安(^_^;)
あまり人のいないところの販売機を覗いてみますよ。
「おー! 見たことのある画面!」
じつはオランダの鉄道はとても親切だったんです。
鉄道のNSと言うホームページでは購入のシミュレーションが出来るんですよ。
私も幾度か練習してきました〜( ∩_∩)_/
(※すみません(/_-)/先日サイトを覗いたらもうシミュレーションはありませ
んでした…)

クレジットカードを用意しましょう。表示を英語に変更してスタート!
「画面表示通りに進むだけですよ!」
行きたい駅名のアルファベットを選んで、駅名を探します。
駅を選んだら片道か往復か選んで大人1枚ですね。そして1号車か2号車か決め
て支払い方法を選んだら完了!!!
当日に戻ってくるなら往復チケットにしましょ。
座席はスタンダードの2号車。もちろん車両の料金が違うよ。車両には大きく数
字が書かれてたよね。
「車両に書かれた数字を初めて見た時には驚いたなあw(゜o゜)w」
支払いは、クレジットカードだけ。暮らしているかたはプリペイドカードがある
らしいです。
現金の支払いはないので気を付けてくださいね。

「お〜! 買えましたヽ(´▽`)/」
無事購入して自動改札を通って構内へ!
アムステルダム中央駅はとても大きな駅でホームがたくさん並んでいます。
通路には大きな時刻表があります。行き先と発車時刻とホームを確認しましょう。
この確認の仕方を覚えたら、他の街への移動も問題ないですね。
日本の電車の時刻表とはそんなに違いはなかったですよ。

時刻表で調べたホームに上がったら、こんどはホームの電光掲示板を確認。
こちらも日本と同じですけど、日本の電光掲示板ほど信頼性がないらしいです。
「列車の行き先を確かめるように」とネットには書かれてました。
そこで、アムステルダムの住人らしい人、または駅で働いてるらしい方を見つけ
ます。
切符を見せて確認してもらってから乗車すると安心ですね。
アムステルダムの皆さんは本当に親切ですよ\(^_^ ) ( ^_^)/!


■第51話《キューケンコフ公園はコンビチケットが便利》■

スキポール空港へ到着したら、まずインフォメーションの「i」マークのあるカ
ウンターへ行かなきゃ。
ここは「OV-chipkaart」を買うために寄ったカウンターだから場所もわかってい
ます。
カウンターでは印刷してきたコンビチケットの購入ページを見せて、
「これが欲しい」
そう言ったら簡単!

これはキューケンコフ公園のホームページで「コンビチケット大人1枚」を選択。
そして決済前の状態で印刷したものです。
事前に購入してしまうと天候に合わせて日程の変更が出来なくなってしまいます
よね。だからネットでは決済しないで持って来たんです。
最近はネットを利用することで色々なことが可能になってきたでしょ? 
言葉はまだまだだけど、その代わりに知恵も閃き力も以前よりパワーアップして
きたみたい(☆_^)‥…━━━★

これなら間違いないですよね。
そしてインフォメーションのスタッフは、私が英語が出来ないことも理解してく
れたみたい。
口頭ではなくパンフレットにキューケンコフ公園行きのバスの番号も書いてくだ
さいました。
オランダは旅行者に優しい街ですねえ。
「ありがとう! インフォメーションのおねえさんo(^o^)o」

空港の建物からでると、広いバス乗り場を見渡してみます。
「お〜! あのバス!」
パンフレットに書いて頂いた58番のバスが見えます。
「58Keukenhof」って書かれていますよ。
「なあんだあ。あれに乗車するだけでいいんだあ」
「ちょうど乗車中だしラッキー! 」
すぐに他の方々に続いて乗りこみましたよ!
さすがにキューケンコフ公園行きバス。多国籍な顔ぶれで満席です。
後は到着までのんびり車窓からの景色を楽しんで行きましょう。

バスは30分程で公園に到着。公園の駐車場は観光バスで一杯。
「広い駐車場なのに凄い数のバスだー(゜O゜;)」

実は現地発のバスツアーもあったんですよ!
でも、公園での自由行動の時間が2〜3時間のプランがほとんど。
「コンビチケットと路線バスで行けちゃいそう!」
「1日たっぷり滞在しちゃおう」
そう思って、自分で行くことにしたんです。
「こんなに簡単に来れちゃった! やっぱりツアーに申し込まなくて良かっ
た(*^-^*)ゞ」

バスを降りたら、バス亭で最終バスの時間を確認。
「これだけは忘れちゃダメ(* ̄0 ̄*)」
公園のゲートにはもうたくさんの人々が並んでます。
入場券付のコンビチケットだから、もうここから入場したらいいだけだよね。

(つづく)

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