September 20 2011, No.475
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  リヴァプール・ニュース / News of the Liverpool World   
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         *** http://scousehouse.net/ ***        


□■ INDEX ■□

 ▽フロム・エディター
 ▼寄稿:「Footballの旅」(26)
 ▽特派員レポート:「ゴールドフィッシュだより」 <No.199>
 ▼フロム・リーダー
 ▽スカウスハウス・ニュース
 ▼今週のフォト


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▽フロム・エディター
――――――――――――――――――――――――――――――――─ NLW □

NLW No.475です。
先週号で半年ぶりに掲載した下村えりさんの「Footballの旅」ですが、なんと今
週も登場です。2週連続の快挙。ありがたいことです。

今回はリヴァプールのもうひとつのチーム、エヴァトンのホームゲームのマッ
チ・レヴューです。
このエヴァトンというクラブ、一般的な知名度や人気はリヴァプールFCには敵
いませんが、ビッグ・クラブにはない親しみやすさがあり、地域密着の
“Poeple's Club”として地元の人々に深く強く愛されています。
キラキラのスターはいないけど、実力と根性のあるプレイヤーがそろっていて、
ギョロ目のモイーズ親分の元でガッチリまとまっています。

僕はリヴァプールのサポーターなんですが、エヴァトンも大好きです。抗いがた
い魅力があるなあといつも感心しています。
今回一部のサポーターが「金がないなら売却しろ。お前のせいで弱いんだ」と
オーナーのケンライト氏を批判していますが、僕はこの主張の意味がさっぱり理
解できません。
デモをした人たちは、「どこかの富豪に買ってもらっていい選手をいっぱい獲っ
てチームを強くする」ということを本気で望んでいるのでしょうか。そんなこと
をして強くなる保証などどこにもないことは、リヴァプールを見れば一目瞭然で
す(あ、言ってしまった…)。
何よりも、エヴァトンのいちばんの強みであり魅力である“Poeple's Club”と
いうアイデンティティを自ら捨ててしまうなんて、自殺行為でしょう。いったい
何を考えているんだろう?

お金がないことで批判されているケンライト氏ですが、先日、まさに庶民派らし
い決断をしました。
今シーズン開幕直後に移籍したミケル・アルテタ選手とジャーメイン・ベック
フォード選手のネーム入りユニフォームを買ったファンに対して、代金の払い戻
しに応じると発表したのです。

ケンライト氏はこう語っています。
「ミケルとジャーメインは、トランスファーのデッドライン、文字通り最後の
1分でクラブを離れた。私は、彼らの名前の入ったシャツを買ったサポーターた
ちの何人もから苦情を受けることになったよ。多くは子連れのファンだ」
「たしかにこれ(払い戻し)はアンユージュアルな状況だが、私はただ、一生懸
命働いたお金でシャツを買ってくれたサポーターに対して、できるだけフェアで
ありたいと思ったんだよ」

いい話ですよね。そう思いませんか?
実はこの話を読む前に僕は、エヴァトンのユニフォームを注文していたのです。
なんだかわからないけど、急に欲しくなったんです。これまで一度も着たことな
いのに…。ネーム&ナンバーはもちろんアルテタでもベックフォードでもないん
ですけどね。
早く届かないかな〜。

                          ― Kaz(20/09/2011)


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▼寄稿:「Footballの旅」
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「Footballの旅」 / 下村 えり(Eri Shimomura)

 〜 Vol.26 Premiership - Everton VS Aston Villa, 10 September 2011 〜

≪ http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo475.html ≫

【Introduction:はじめに】
このところのリバプールは、変化に富んだお天気続きで、すっかり秋の気配が
漂っています。
先週のAnfieldに続いて、今回はおとなりのGoodison Parkから“Footballの旅
Vol.26”をお届けします。フットボールのファンの皆さん、しばらくの間お付き
合い下さい。

【Goodison Park:グディソン・パーク】
今日のグディソンパークは、いつもの賑わいの中にも緊張感が漂っていた。とい
うのは、2日前のEverton FC組合(ユニオン)の会合にて、クラブオーナー
Bill Kenwright氏に対する抗議のデモが行われると発表になったからだ。
実際にこの日、クラブの将来について、財政面を含めて明らかなビジョンが示さ
れないことに不満を持つ、約300人のファンやクラブメンバーが集結し、 "Let
go if you love the club"(クラブを愛しているなら、手放してくれ)と書かれ
たプラカードを持って、Goodison Parkの周囲をデモ行進した。

ファンや組合側としては、選手補強や新しいグラウンドの建設のための資金調達
の遅れにジレンマを感じており、クラブを売却することに対しても消極的な
Kenwright氏の態度に痺れを切らした様子である。

【New Players update:新移籍情報】
就任11シーズン目を迎えるEvertonのDavid Moyes監督は、限られた予算と薄い
選手層にも関わらず、毎年確実な成績を残している。この10年間で10位を下
回ったのはわずかに2回(プレミアリーグは全20チーム)。ここ4年間の順位は、
6位、5位、8位、7位である。UEFAチャンピオンズ・リーグ出場権を得ること
のできる4位以内は難しくても(04-05シーズンは4位に入った)、リーグのセカ
ンド・グループのポジションは死守している。
昨シーズンも序盤は下位に埋もれていたが、強固なメンタリティーで見事にチー
ムを立て直し、シーズン中盤にはリーグテーブル真ん中に戻して、最終的には7
位につけた。ちなみに6位はリバプールで、ポイント差は4であった。

しかし8月31日の移籍マーケット最終日、またもやエバートン・ファンにとっ
ては悔しいニュースが飛び込んで来た。
現有戦力の引止めが必要不可欠であったエバートンだったが、チームの要のひと
り、MF Mikel Artetaが£10mでArsenalに引き抜かれてしまったのだ。MF Tim
Cahillと共にチャンス作りに欠かせないキープレイヤーだっただけに、ファンの
落胆は隠し切れない。
1992年のフットボール・リーグ設立のメンバーであり、以来120年間降格なしの
エバートンであるが、この厳しい情況の中、存在感を示し続けられるのか、ある
いは上位への躍進はあるのか、今年もMoyesの手腕が試されると言えよう。

一方のアウェイチーム、イングランド中部ミッドランド地方のAston Villaもま
た、世界最古のリーグに参加した12チームの1つである。今回、最も大きな動
きはGKの移動で、Brad FriedelがTottenham Hotspur(スパーズ)に抜けて、
Manchester CityのShay Givenが代わりにゴールマウスに入った。スパーズから
はDF Alan Huttonが移籍入団で、MF Jermaine Jenasがローンで加入した。
ほかには、イングランド代表のウインガーでもあるMF Ashley Youngは
Manchester Unitedに去り、そして前回の“Footballの旅”でも触れたが、同じ
くイングランド代表のMF Stewart DowningがLiverpoolへ移籍した。
昨シーズンは開幕直前に前々監督であったMartin O’Neill がクラブ方針との不
一致で、突然辞任。その後フランス人で元リバプールの監督でもあるGerard
Houllierが引き継ぐが体調を崩しやはり辞任と、不安定なチームの中で一時は残
留争いに身を置いていた。しかし同じミッドランドのバーミンガムの監督であっ
たAlex McLeishが就任後は落ち着きを取り戻し、最終的にはリーグの9位につけ
た。今季はDowningやYoungの穴をどの様に埋めていくか、こちらもMcLeishの
腕の見せ所である。

【Kick Off:試合開始】
ビラサイドは、もちろんゴールに新メンバーGiven、そしてHuttonは右サイド
バックに入り、Jenasはベンチ入りした。FWには、怪我から戻ったDarren Bent
がEmile Heskeyと並んだ。
McLeishが率いるビラは、Moyesが率いるエバートンに、これまで一度も勝った
事がないそうだ(1敗4引き分け)。今日のこの試合でこの記録から逃れられる
のか、これも楽しみである。また、エバートンのCahillはビラ戦にめっぽう強
く、最近の10試合で6ゴールを記録している。

<前半>
試合を観戦するチェアマン(オーナー)であるKenwrightの顔がスクリーン一面に
映し出され、サポートする拍手とプロテストのブーイングとが交差する不思議な
空気の中、試合が始まった。

スタート直後からホーム・エバートンがポジティブに攻撃を仕掛けていく。しか
しながらビラの堅い守りに遮られ、ゴールまでなかなか届かない。
ミッドフィールドでのバトルが続くが、次第に主導権はエバートンに渡り、ビラ
のデフェンス陣も掻き回されて行く。

17分、ビラのエースHeskeyが早くも怪我でアウト。MF Barry Bannanが交代で
入ったその直後の19分、エバートンにチャンスが巡ってくる。
MF Stiliyan Petrovがクリア出来なかったボールをCahillがホールドし、後ろ
に回り込んでフリーになったMF Leon Osmanにパス。Osmanの左足でスロットさ
れたボールは美しくネットに収まった。1−0。グディソンの観衆は一気に立ち
上がり、ホームチームの先制点に湧いた。

ビラの焦りは試合展開にそのまま反映されていた。ゴールへのビジョンがはっき
り見えず、攻撃のオプションにおける想像力が欠けていた。
エバートンの勢いは続き、追加点も時間の問題と思われたが、前半は1−0に終
わった。

<後半>
後半に入ってもエバートンが主導権を握り、攻勢をかける。
DF Leighton Bainesがドリブルで仕掛け、ペナルティ・ボックス内で倒される
が、惜しくもファウルとは認められず。続いてDF Phil Jagielkaのターゲット
へダーが決まったかと思われたが、ボールはわずかにバーを越えた。

そして62分、今度はビラにチャンスが回ってきた。左サイドからのパスを中央
30ヤードで受けたPetrovが、火を噴くような豪快なシュート。Tim Howardが守
る堅牢なエバートン・ゴールをこじ開けた。1−1!

実に呆気ないショットで私のシャッターチャンスも吹っ飛んでしまった。しかし
この起死回生の一撃で、私の座席のすぐ横にあるビラサイド応援席にも火がつい
た。

同点に追いつかれたエバートンだが、67分、ペナルティ・ボックス内で
JagielkaがMF Fabian Delphのファウルでペナルティーを得る。
PKはBainesが問題なく決めて、再びエバートンが2−1とリードを奪った。

これでゲームは決まったかと思えたが、しかしドラマはまだ続いていた。
83分、FW Gabriel Agbonlahorがペナルティ・ボックス前で粘ってボールをキー
プ。そして左サイドに走り込んできたMF Marc Albrightonにパスしてゴール前
へ。フリーで受けたAlbrightonがゴール右ポスト前に正確なクロスを上げると、
Agbonlahorのヘダーが綺麗に決まった。2−2! 

【Ending:試合終了】
結果は2−2のドロー。McLeishビラのMoyesエバートンに対する成績は通算1
敗5引き分けとなり、未勝利記録は更新された。
エバートンとしては、特に前半、多くの決定的チャンスをつかみながらも得点に
つなげられなかったことが悔やまれる。最後の最後でそのツケを支払わなければ
ならなくなってしまった。
今後の注目は、10月1日に迎えるGoodisonでのマージーサイド・ダービー戦。
今シーズン初めてのスカウサー対決であり、スコッティッシュ監督対決である。
どの様な形で繰り広げられるのか、今から楽しみである。

Fin

≪マッチ・データ≫
 Premiership 11-12
 EVERTON 2 - 2 ASTON VILLA
 Goodison Park Stadium, Saturday 10 September 2011 15:00
                 
            エバートン       アストン・ビラ
 ゴール          2            2
         (Osman19 Baines69(pen)) (Petrov63 Agbonlahor83)
 ターゲットショット    8            3
 コーナーキック      8            0
 ファウル         13            12
 オフサイド        0            6
 イエローカード      1             1
          (Jagielka66)     (Agbonlahor 84)
 レッドカード       0             0
 ポゼッション       54%           46%
 
 Team Line-ups
 Everton: Howard, Hibbert, Baines, Jagielka, Distin,
      Coleman(Barkley 81), Bilyaletdinov(Drenthe 72),
      Cahill(Vellios 85), Osman, Fellaini, Rodwell.
 Subs Not Used: Mucha, Neville, Stracqualursi, Gueye.
 Booked: Jagielka.
 Goals: Osman, Baines(pen).

 Aston Villa: Given, Hutton, Warnock, Dunne, Collins,
        N'Zogbia(Albrighton 72), Delph(Ireland 80), Petrov, Bent,
        Agbonlahor, Heskey(Bannan 17).
 Subs Not Used: Guzan, Clark, Herd, Delfouneso.
 Booked: Agbonlahor.
 Goals: Petrov, Agbonlahor.

 Attendance(観客数): 32,736

≪ http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo475.html ≫


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▽特派員レポート:「ゴールドフィッシュだより」
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「ゴールドフィッシュだより」 / ミナコ・ジャクソン
          〜 Goldfish Liverpool Update / Minako Jackson 〜

 ― 第199号 / On the Waterfront & One Night Only ―

 ≪ http://scousehouse.net/goldfish/goldfish199_photo.html ≫

こんにちは。
寒い8月が過ぎて、9月に入った途端に温暖で晴れ間が多々見られ、快適な気候
が続くリヴァプールです。

9月8日から15日まで、ピアヘッドおよびアルバートドックでは「海洋」を
テーマにした《オン・ザ・ウォーターフロント》の第三弾が開催されました。
このイベントは、キュナード社の最新航路客船クイーンエリザベス号の寄港でス
タートし、クイーンメアリー号がリヴァプールを発って締めくくられました。

9月8日(木)、クイーンエリザベス号がリヴァプールのクルーズライナーター
ミナルに到着した朝は、霧笛がホープストリート近辺まで聞こえてきました。
リタイアしたQE2を2万トン上回る92,000トンという総トン数のこの船は、あ
えてQE3とは呼ばずに、元祖クイーンエリザベス号の華やかな栄光と精神を受け
継ぐ名称となっていて、大きいだけでなく外観もエレガントでした。おそらく中
はもっとゴージャスなことでしょう。

週末は、ピアヘッドでは様々なエンターテインメントが、アルバートドック周辺
ではトールシップも登場し、賑わいました。9月15日には、さらにビッグなク
イーンメアリー2が寄港し、対岸のニューブライトンからも見えるほどの大きさ
で驚きました。QEそしてQM2ともに、リヴァプールを去る前には見送るように
花火が打ち上げられ、我が家の窓からも見えました。

On The Waterfront: http://www.liverpoolonthewaterfront.co.uk/8-15-sept/

♪ ♪ ♪

2008年の世界金融危機による不景気から脱しきれないまま、イギリス保守政権に
よる大幅な公共支出削減や欧州の金融不安が重なり、厳しさがこれまでになく現
実味を増している気がします。

文化団体の助成金カットで大きな打撃を受けたのが、<アーバン・ストロベリー・
ランチ(USL)>です。
80年代からリサイクル素材を使った自作の楽器で奏でるパフォーマンスや、コ
ミュニティに根ざしたワークショップなどを繰り広げるグループで、<ボムド・
アウト・チャーチ(正式名セント・ルークス・チャーチ)>に拠点を置き、荒れ
放題だったこの場所を文化活動を通じて活性化してきました。

ボムド・アウト・チャーチは、第二次世界大戦のドイツ軍による爆撃で外壁のみ
が残った空洞の教会です。
この空間の持つパワーに、多くのアーティストやミュージシャンが惹きつけられ、
展覧会やライブが行われきました。

9月9日(土)の晩、《ワン・ナイト・オンリー》と題したUSLとボムド・アウ
ト・チャーチの活動を支援するためのチャリティーイベントが行われました。
かつてここで展覧会を行った<FABコレクティブ>がチャリティーオークションを
開き、その後、コーラスグループの<ホープ・ストリート・ハーモニーズ>、ファ
ビアン・ロスチャイルド、<マーヴィン・ガーシュ>、そして<シャック>のジョン・
ヘッドが駆けつけ、ライブ出演しました。誰もがこの場所に特別な思い入れのあ
る人達です。

この晩は運よく天気も良好で温暖で、夜風が心地よかったことも手伝って、本当
に素晴らしい夜でした。

ちょうどファビアン・ロスチャイルドの終わる頃に着いて、ホープ・ストリー
ト・ハーモニーズが誰もが知ってるお馴染みのカバー曲を熱唱。
その次のマーヴィン・ガーシュは、リヴァプール出身の4ピースバンド。音楽的
には、<ザ・コーラル>を彷彿させるようなメロディーやコーラスワークの爽やか
なナンバーがあったかと思えば、漫画のようなコミカルなセンスが炸裂した曲ま
であり盛りだくさんです。MCも最高に面白おかしく、いつまでも観ていたい楽し
いショーでした。
10月にはミニアルバムがリリースされるそうですので、お楽しみに!

Mervin Gersh: http://www.mervingersh.com/

最後は、80年代後半から活躍するリヴァプールのバンド、シャックのヘッド兄弟
の一人でリードギタリストのジョン・ヘッドが、同じくシャックのドラマーのイ
アン・テンプルトンを迎えてソロのアコースティックセットを披露しました。
マーヴィン・ガーシュのハイパーなステージとは打って変わって、ジョンの繊細
なヴォイスとギターと、響き渡るパーカッションの音色が、ボムド・アウト・
チャーチの壁に映し出される照明とともに建物の存在感をより強く感じさせてく
れるものがありました。美しくて思わず見入ってしまう光景でした。

Shack: http://www.shacknet.co.uk/

オークションだけで1000ポンド以上の収益を上げ、総額2000ポンド以上が集
まったそうです。
まだまだ道のりは長いと思いますが、USLの活動が持続的に可能となるような道
が開けてくれることを心から願ってます。

Urban Strawberry Lunch: http://www.usl.org.uk/

♪ ♪ ♪

【今号の告知】
この週末は《ボールド・ストリート・フェスティバル》が開催されます。
昨年まで1日だったこのイベントは2日間に拡大し、9月24日(土)は主に商
店の屋内で行われますが、メインの25日(日)は歩行者天国となり、様々な屋
外イベントが用意されています。
http://www.ropewalksliverpool.com/blog/view/bold-street-festival-details-revield

翌週のボールド・ストリートもまだまだパワフルです。
ニューシネマとデジタル・アートの祭典《ANDフェスティバル(Abandon Normal
Devices Festival)》がFACTを中心とした複数の会場で開催されます。
http://www.andfestival.org.uk/

10月28日から11月13日は、《リヴァプール・ミュージック・ウィーク》です。
http://www.liverpoolmusicweek.co.uk/

イベント以外の話題で、あと2つ。
ロンドンにはオイスターカード、日本にはスイカ、香港にはオクトパスカードが
ありますが、9月19日、リヴァプールでもスマートカードが発表されました。
その名も<ウォルラス・カード>。
当面は、年間トリオパス(定期券)がウォルラス・カードに切り替えられるよう
にるだけで、トップアップ機能ついたプリペイドカードとして実用化されるのは
2013年からということなので、ちょっと先の話なのが残念ですが、首を長くして
待つしかありませんね。
http://www.merseytravel.gov.uk/newsarticle.asp?articleid=1866&catid=1

最後に、最近開始されたばかりのリヴァプールの新しい参加型マーケティング
キャンペーン《It's Liverpool》。
"it's Liverpool", "I'm Liverpool"をキーワードに、この街の人々の声やス
トーリーを通じて、リヴァプールの観光、投資、就学、就職の魅力を伝えるとい
うものです。 http://www.itsliverpool.com/
プロモーショナルビデオで、フロック・オブ・シーガルズの"Wishing (If I Had
a Photograph of You)"のカバーバージョンをBGMに、リヴァプールがちょっと
素敵に見えるビデオが制作されてますので、是非ご覧下さい。
http://www.youtube.com/watch?v=CQ6Pkx80Fio

それではまた!

ミナコ・ジャクソン

 ≪ http://scousehouse.net/goldfish/goldfish199_photo.html ≫


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▼フロム・リーダー
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(スカウスハウスのサポート・スタッフChikakoさんから、先週に行われたThe
CloverとLiverpool Boysのライヴの感想が寄せられました。写真と一緒に紹介し
ます。Chikakoさんどうもありがとう!)

渋谷ランタンでThe CloverとLiverpool Boysのギグを見てきました。
クローバーのみんなとはハグして再会を喜びました。
と言っても、私が着いた時にはまだメンバーではシェリーちゃんしか来ていませ
んでした(笑)。

クローバーはまだセットリストを決めていなかったので「No Reply」をリクエス
トしました(編注:ChikakoさんはクローバーのNo Replyが特にお気に入りなの
です)。

演奏は、もえっちの声があまり出ないところもあったし間違えもしたけど「一皮
むけた!」って感じでした!
もえっちがギター弾きながらシェリーちゃんとガンガン前に出てきたので「もう
栗拾いじゃないんだ〜!」と感動!(編注:関係者以外は意味不明でしょうが…
説明はしないでおきます。すみません)
リヴァプールで演奏するって本当にすごい経験だったんだなぁと実感しました。
Liverpool Boysのドラムのケンさんもゆうこちゃんに「なんかふっきれた感じ」
と、言葉は違うかもしれないけどこんな意味合いのことを言ってました。
カズさんにも見てほしかったです!

≪ http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo475.html ≫

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▽スカウスハウス・ニュース
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*** ガイドツアー「ロンドン特別編」 ******

好評のビートルズ・ツアーに加えて、ロンドンでのウォークツアーを2コース、
実施しています。シャーロック・ホームズゆかりのスポットを案内する「ホーム
ズ・ツアー」と、ちょっと怖い「ロンドン・パブ・ツアー」。ディープなロンド
ン体験をぜひ!
http://scousehouse.net/beatles/guidetour_london2.html 


*** リヴァプール語学留学 ******

スカウス・ハウスは、リヴァプールへの語学留学をサポートしています。
公立のリヴァプール・コミュニティ・カレッジに加えて、今年より、私立の語学
スクールLILAとも提携しています。
長期でじっくり学べる学生の方にはコミュニティ・カレッジを、まとまった期間
を留学に充てられない社会人の方にはLILAをおすすめします。
スカウス・ハウスには、リヴァプール留学に関する専門知識や経験を持つスタッ
フが、日本とリヴァプールの両方に常駐しています。入学前はもちろん、入学後
のサポートについても安心してお任せください。
http://scousehouse.net/study/index3.htm 


*** ビートルズ・ガイドツアー ******

リヴァプール&ロンドンのビートルズゆかりの地を訪ねるガイドツアーをアレン
ジしています。ツアーの詳細は、ウェブサイトの「ガイドツアー」ページをご覧
ください。
http://scousehouse.net/beatles/guide_liverpool.htm
http://scousehouse.net/beatles/guide_london.htm 


*** 原稿募集中 ******

NLWでは、読者のみなさんからの投稿を募集しています。
旅行記、レポート、研究、エッセイ、写真などなど、リヴァプール、あるいは英
国に関するものなら何でも歓迎です。
お気軽にお寄せください。楽しい作品をお待ちしています。


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▼今週のフォト
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*** 今週のフォト・アルバム ******

下村えりさんの「Footballの旅」関連写真と、Chikakoさん撮影による<クロー
バー>&<リバプール・ボーイズ>のライヴ写真を掲載しています。ぜひご覧くだ
さい!
http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo475.html


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 ◇編集 山本 和雄&ミナコ・ジャクソン
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