May 08 2012, No.504
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リヴァプール・ニュース / News of the Liverpool World 
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□■ INDEX ■□

 ▽フロム・エディター
 ▼リヴァプール・ニュース <5月8日>
 ▽寄稿:「ハプニングもレベルアップな旅って!」(11)
 ▼寄稿:「ノア姉さんのブルマ追っかけ大作戦〜フィンランド編」(6)
 ▽スカウスハウス・ニュース
 ▼今週のフォト


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▽フロム・エディター
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NLW No.504です。
今週は2週ぶりに「ノア姉さんのブルマ追っかけ大作戦〜フィンランド編」を掲
載します。
第6回目となる今回は、フェスティヴァル2日目の、本番ステージまでのあれこ
れです。僕もその場に居合わせたわけですが、ブルーマーガレッツのみんなの無
邪気さというか天真爛漫さには、ほとほとあきれ…じゃなかった、感心させられ
てばかりでした。
そういうエピソードが満載のレポートとなっています。ぜひご覧ください。

これまでこの欄で、ブルーマーガレッツのメンバーからのノアさんへのメッセー
ジを掲載してきました。
前回で4人全員が終わったわけですが、今日は番外編としてもうひとり、スペ
シャルゲストの登場です!

…といえばだいたい想像つきますよね?

はい、そうです、このひとしかいませんよね、ユーハさん!!
メッセージをお願いしたところ、二つ返事でOK、すぐに書いてくれました。
早速紹介しましょう!

<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<
ハロー、日本のみなさん。
ノアのレポートをフィンランドで読んでるよ。日本語は読めないから、翻訳機能
を使って。だから完璧とはいかないけど、まあしょうがないよね。
写真のほうは文章よりもずっとわかりやすいよ! ノアの写真は大好きなんだ。
どれも実にすばらしい。ノアはグレイトだ!

ノアさんのレポートを読んでると、いつもその正確さと的確さにびっくりさせら
れる。
フィンランドについての考察には、はっとさせられるものが結構あったよ。普段
は気がつかないような小さなことまで書かれてたり。僕はここで暮らしているっ
ていうのにね!

それから、ノアのレポートは親しみがあって、とてもパーソナルな感じがする。
フィンランドでは、ブログとかにあそこまで個人的なことは書かないんじゃない
かと思う。だからちょっと驚いてるんだ。
ブルーマーガレッツやノアさんやカズさんと知り合う前は、日本人ってすごく控
えめでかしこまった人たちだと思ってた。友だちになるのはほとんど不可能なん
じゃないかってくらいにね。
その考えは間違っていたと認めざるを得ないな。大間違いだった! ごめんなさ
い!

君たちのおかげで、僕は「日出ずる国」が大好きになってしまったよ。以前より
もずっと。
日本のことはいつも興味を持っていたつもりだけれど、いまはそれ以上なんだ。
そしてもちろん、ブルーマーガレッツのことは大好きだ。リヴァプール、タンペ
レ、そして東京で、あわせて18回も彼女たちのライヴを観ているけれど、また
観たいと思ってる。次の機会はいつ、どこになるんだろうか。
この友情は、ビートルズが取り持った縁ってことになるね。

そうそう、ノアのレポートを読んでいて、不思議な気持ちになることが時々ある。
ユーハってやつは、酔っぱらってるか、すごく酔っぱらってるか、どっちかだ
なって。どっちも同じようなもんだけど。
フィンランドではそんなちっちゃいことは誰も気にしないよ。みんなしょっちゅ
う赤くなってるから。
とはいっても、「赤ら顔のおじさん」って言われるのは、けっこう気に入ってる。
この赤ら顔のおじさんには、とってもラヴリーなファミリーが日本にいるんだ!
アリガトウゴザイマス!

ユーハ(日本語訳:Kaz)
>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>

ユーハさん、ラヴリーなメッセージをありがとう!
えーと、たしかにあなたは、酔っぱらってるか、すごく酔っぱらってるかのどち
らかでした。
すごく酔っぱらってるときも、ブルーマーガレッツへのまっすぐな眼差しや、
「バルト海よりも深い」愛情がひしひしと感じられて、じ〜んとすることもたび
たびでした。「ビョーキじゃないの?」と思ったこともなかったわけじゃないけ
ど…。
ノアさんもまさにそんな感じだったから、なんだか僕だけマトモじゃないように
錯覚する瞬間もあって、ちょっとこんがらがってしまったくらいだけど、でも
やっぱりどう考えてもユーハさんとノアさんは重度の「ブルマ病」だと思う。治
療不能、しかも不治の病だね。うん。ちょっとうらやましい…かな?
キートス!

                         ― Kaz(08/05/2012)


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▼リヴァプール・ニュース <2012年5月8日>
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*** 5月8日(火) ***************************************************

【FAカップ決勝:リヴァプール今季2冠ならず】
5月5日、ロンドンのウェンブリー・スタジアムで、チェルシー対リヴァプール
のFAカップ決勝戦が行われました。
結果は2−1でチェルシーが勝利し、この6年間で4度目のFAカップを手にし
ました。
残念ながらカーリング・カップに続いての2冠を逃したリヴァプールですが、ス
タジアムには大勢のサポーターが詰めかけ、地元ロンドンのチェルシー・サポー
ターを圧倒する勢いでした。
リヴァプール地元紙<リヴァプール・エコー>に掲載された、スタジアムでのファ
ンたちのコメントをいくつか紹介します。

<試合前のコメント>

ジョン・カレン(55歳・バーケンヘッド)
「リヴァプール・ファンの数はチェルシーを軽く上回ってるね。3対1くらい
じゃないかな。向こうが3万人も連れて来てるとはとても思えない。さっきアイ
ルランドの兄ちゃんに会ったんだが、チケットに200ポンド払ったって。『リ
ヴァプールのためなら安いもんだ』って言ってたな。実際、300ポンド用意して
たそうだよ」

<試合後のコメント>

ファーガル・リナム(41歳・北アイルランドのアスロン)
「がっかりなんてもんじゃない。戦術がネガティヴすぎる。チェルシーに持って
かれて当然だぜ。悔しいな。俺は1996年からカップ・ファイナルはぜんぶ観て
る。こんな無様なゲームを見せられたのは初めてだ」

マーガレット・ラウアー(59歳・エイントリー)
「文句は言えないのよあたし。だってこのチケット、パブのくじに当たったもの
なんだから。こないだの木曜日の夜にね。だからウェンブリーには駆け込みで
やって来たようなもんなんだけど、あたしが台無しにしたんじゃないことを願う
わ」
「いつも試合を観に行ってるわけじゃないわ。でも熱狂的なリヴァパドリアンよ。
雰囲気はとってもよかったわ。これがあたしにとって最初のファイナル。悔しい
けど、でも私たちはちゃんと立ち直ってがんばらなきゃ。また次に戦うためにね」

ジェイミー・ハインズ(30歳・オーストラリアのパース)
「(オーストラリアからは)このゲームのために飛んで来たんだ。ケンブリッジ
に家族がいるんだけど。レッズの試合は何度か観てるけど、今回が一番のビッ
グ・ゲームだ。ああ、いい日だよ。結果を除いてはね」
「最悪の気分だ。悲しみの海で溺れ死にしそうだよ。でも、次にリヴァプールが
ファイナルを英国で戦うことになれば、また戻ってくるさ。今度こそは勝とうな、
みんな」

デイヴィッド・メゲリ(23歳・ブダペスト)(リヴァプールのリザーヴチームの
ゴールキーパー、ピーター・グラクシからチケットを融通してもらってハンガ
リーからロンドンに観戦に来た)
「ウェンブリーは初体験だったけど、実にファンタスティック。どっちのチーム
のファンもクレイジーだったね。アンフィールドにも行ったことあるけど、今回
の方がずっとスペシャルだ」

リヴァプールのキャプテン、スティーヴン・ジェラードは、試合後のインタ
ヴューでこう語っています。

「しっかり反省しないとね。来年はこんなことじゃ済まされない。(強豪チーム
として)カムバックしないと。フットボールではハイな時もロウな時もある。今
日はロウだったね、どう考えても」
「今年のウチはカップ戦ではファンタスティックだった。選手はみんな本当にが
んばったよ。ただリーグ戦では満足できる結果は残せなかった。批判されて当り
前だし、正面から受け止めるべきだと思う。男らしくね」
「不甲斐なさすぎるよね。俺たちはリヴァプール・フットボール・クラブなんだ
から。リーグ7位とか8位なんて考えられない。そんなに弱いチームじゃないは
ずだ」

「(FAカップ決勝については)セカンドハーフのウチのパフォーマンスは、延長
戦に持ち込めてもおかしくなかったと思う。90分間トータルで考えれば、ゲーム
に勝って当然とは言えないだろうけど。それでもやっぱり延長に持ち込めなかっ
たのは残念だ。セカンドハーフではあれだけ押せ押せだっただけにね」

「本当に悔しいよ。最初の30分のウチはぜんぜん噛み合ってなかったけど、ア
ンディ(・キャロル)が入ってからうまく行きだした。ゲームが終わるころには
チェルシーを完全に上回ってたからね。だからせめてドローにはしたかったし、
できたと思う。勝てたはずとまでは言わないけど」

「(81分のキャロルのヘディング・シュートは、チェルシーのGKペトル・チェフ
によってゴールから弾き返されたが、ゴールラインをわずかに割っているように
も見えた。しかし審判団は認めず、ゲームは2−1のまま動かなかった)あれは
審判にとっても難しかったと思う。議論になってるけど、それはコンピューター
画像を使ってのものだよね。でも審判にはその手のテクノロジーは与えられてな
い。どんなに際どいプレイでもその場でジャッジしなければならない。だからこ
ういった判定では深く追求するような議論をしても仕方がないと思う」

「まあよくあることだよね。チェルシーはトテナムとの準決勝でもちょっとした
運があった。そして今日もそれがあった。今年は彼らがツイてる年なのかもね」


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▽寄稿:「ハプニングもレベルアップな旅って!」(11)
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「ハプニングもレベルアップな旅って!」 / Anne

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■第30話《エバートンオフィシャルショップで待ち合わせ》■

スタジアムツアーは大満足で終了!
その後はリヴァプールで暮らす友人ナホさんとお会いする予定。
ナホさんのお子さんたちも一緒です。
「スタンリーパーク内のカフェでランチしましょ!」
約束をしたものの地理の分からない私(^。^;)
エバートンのオフィシャルショップでの待ち合わせにして頂きました。

オフィシャルショップに移動します。
ショップはスタジアムの敷地内じゃないんですよ。
バス通り沿いにあります。
リヴァプールFCのショップに比べるとやっぱりちょっと品揃えが寂しいなあ。
ユニフォーム類はたくさんあるものの、エンブレム入り生活雑貨類は少ないです。
商品を眺めながらナホさんに携帯で電話。
「不思議ねー(/'ろ')/」
「リヴァプールの街でリヴァプールで暮らす友達に電話をかけている!」
「だってこれって国際電話なんだよね」

「呼び出し音が鳴ってる!」
「ドキドキ(゜_゜;)!」
「ナホさんが出てくれるよねえ」
「もし他のご家族が出たら英語だよ!」
「きっとナホさんが出てくれるはず!」
そう言い聞かせている私ヾ(^^ ;)
「誰か出たよ!」
恐る恐る話してみます。
「もしもし・・・」
すると電話の奥からも
「もしもし・・・」
「よかったー! ナホさんだあo(^-^)o」
「ツアーが終わってオフィシャルショップにいます!」

電話が終わって待っている間ドキドキ。お子さんたちとは初対面。
「仲良くなれるかなあ(^。^;)」
「日本語が話せるらしいから大丈夫だよね」

リヴァプールファンの私にはそんなに夢中で買い物するものがない!
気もそぞろにショップ内をウロウロ(゜゜)(。。)(゜゜)(。。)
そして暫くすると入口からナホさんの姿!
ナホさんのすぐ脇には可愛い2人のお子さんの姿も!
みんなでバス通りを渡って向かいにあるスタンリーパークに移動です。
グディソンパークのお向かいがスタンリーパーク!
公園内の子供たち用遊具がある場所です。


■第31話《スタンリーパークのカフェでランチ》■

遊具がある場所を横切って奥に向かって少し歩きます。
「大きな白い建物だ!」
「公園内のカフェってあれ?」
すごく広い公園内に白くて大きいシンプルな建物。
「公園の真ん中にある温室みたいな感じだね!」
温室に見えちゃうほど外観はシンプルです。
「なんだあ(^o^)! 元々は本当に温室だったんだあ!」

「外階段で二階に上がれるようになっているよ!」
「でもカフェは一階って聞いているよねえ。」
一階の入り口を探すと中央辺りにありました。
「カフェの中はシンプルで広いね(゜。゜)」
テーブルや椅子も広々した空間にポツポツと置かれています。
「日本のカフェのイメージと随分違うなあ」
「こんなに席が少なかったら採算が合わなそう!(°-° )」
「あっ! 日本人的発想(∩_∩;)???」

空いている席に座ってまずメニューから!
「?(°_。)?(。_°)?」
「分からないからナホさん選んで!」
どれもボリュームありそうです。
「野菜の多いものをお願いね!」
注文をつけてナホさんを悩ましちゃいます。
ナホさんも初めて来るお店だからどんなものが登場するのかよく分からないよね。
「我儘な注文してごめんなさい」

お料理を待ちながら会話が弾みます(^。^*))((^O^)
カフェには子供たちの遊べるプレイルームがあるから安心。
お料理ができるまで、子供たちは楽しそうにプレイルームで遊び中!
「これならナホさんとの会話も問題なし!」
「嬉しいサービスですよね('◇')ゞ」

お子さんたちも日本語OKだから色々お話が出来ました。
「お兄ちゃんは電車が大好きなのー?」
なんと日本の特急列車の本を持っていてビックリw(゜o゜)w!
「私はイギリスの鉄道に乗りたくてスコットランドへの旅を選んだのに!」
「イギリス人の彼が日本の鉄道に憧れているなんて!」

お話も弾んでいるとお料理が出来て来ましたよ!
私のお願いしたのは野菜の上にチキンがのっています。
「チキンが大きくてたくさん!」
「野菜がたっぷりなのは嬉しいなあ。」
「旅先ではやっぱり野菜不足になりがちだものね!」
チキンはお兄ちゃんに分けてあげました。
妹ちゃんはちょっぴりはにかみ屋さん。
「ハーフの子って本当に可愛い(●~▽~●)!」
それに子供の頃からバイリンガルって私にとっては凄く羨ましい!
学校の授業で覚えるんじゃないのがいいよね!
「子供の頃に戻れるならバイリンガルな子になりたい(^0^*!!!」


■第32話《そしてやっぱりアンフィールドへ》■

たくさんおしゃべりをして、デザートまで頂いて満足!
「次は当然アンフィールドよね(^_^)」
「アンフィールドでの観戦じゃなくてもやっぱり訪ねなきゃ!」
スタンリーパークだからアンフィールドだってお散歩コース!
でもスタジアムへの途中、ちょっと寂しい道を通りますよ。
一人で歩くとちょっと不安になっちゃうかもです。

そんなちょっぴり寂しい通りからバス通りに出れば見慣れた風景!
「見慣れた通りだ\(^o^)/」
「あれ? アンフィールドの横が空地になっていて牛さんがいる!」
「いつの間にか違う風景o(^。^")o!」
今まで見ることの出来なかった方角からのアンフィールド。
今回はこの空地から撮影!
「こうして街は変化していくんだなあ(;°°)」

お昼からずっとナホさんやお子さん達に遊んで頂きました。
「たくさんの楽しい時間を過ごすことが出来たね!」
「そろそろお別れの時間だ!」
「アンフィールドからならもう私は帰れるよ!」
可愛いお子さん達とハグしてまた会う約束です!
リヴァプールを訪ねてきて、会える人の存在があるなんて!
初めて訪ねて来た時には考えられないこと。
「行動を起こすd(⌒o⌒)b!」
すると神様は
「思いがけないプラスアルファなプレゼントを用意してくれる!」
実感しますね(* ̄0 ̄*)

その後は一人アンフィールドの周りをお散歩。
相変わらず訪ねて来ているフットボールファンが多いなあ。
日本人らしい男性もりっぱなカメラで撮影中。
そろそろ明るいうちにシティセンターに戻りましょ!
今回はまだオフィシャルショップに行ってないもの。
「閉店前に行かなきゃ(`へ’)」
17番のバスを待って戻りましょ。
セイブアウェイティケットがあるから乗車して見せるだけ。
「もう私にはアンフィールドからバスに乗るって簡単!」


■第33話《やっぱりオフィシャルショップへ》■

シティセンターに戻ったらリヴァプールワンに直行!
街は閉まっているお店もちらほらですよ。
日本では当然お店はオープンしている時間でもヨーロッパに来た時には注意しい
てくださいね。
「ショッピングセンターももう閉まっている!」
「大きなスーパーも閉店時間なんだあ(;°°)」

リヴァプールワンに行くとオフィシャルショップはまだ開いていました。
「良かった〜(^.^)>(^.^)>」
今回はベビィ用ユニフォームを購入しなきゃと思ってたからです。
「圭佑へのお土産(。^_^。)/」
「オフィシャルショップに来るといつだってウキウキしちゃいますよね!」
今はネットで買えるけど、お店で色々と選ぶのは楽しい!

そしてリヴァプールワンにある他のお店も散策。
閉まっているお店もある中、ブラブラとウィンドゥショッピング。
「早いなあ、もう2日目の予定も終わっちゃった〜!」
「ランチをたくさん頂いたからあまりお腹が空いてない(^。^)」
「そうだ! 駅のM&Sでビールとワイン。それにサラダを購入してホテルに戻り
ましょ!」
駅中のM&Sはいつもお世話になっています。
朝7時台から夜20時台までオープンだからとても便利です!
今回の旅はホテルに戻ったらすぐに写真を確認。
「さあ、ブログを更新するぞー!」
「今夜もひ弱な電波よ! 何とか宜しくね(;~O~)!」

(つづく)

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▼寄稿:「ノア姉さんのブルマ追っかけ大作戦〜フィンランド編」(6)
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「ノア姉さんのブルマ追っかけ大作戦〜フィンランド編」 / ノア

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●タンペレの街をお散歩

1/21(土)
8時半から朝食。
眠い目をこすりながらだけど、昨夜の達成感があるから気持ちいい。
昨日と同じようにメンバー全員よく食べる(笑)
ほんと美味しそうに食べる(^u^)
元気の源はやっぱりこれだなと実感。
自分の食事もそこそこに撮影する私。

まさに密着カメラマンなんだけど、こうしてみんなと同じ時間(とき)を過ごせ
る事が私にとって何よりも幸せな瞬間なのだ! (^^♪
(これじゃ〜まるでユーハさんと同じじゃないか・・笑)

ゆっくり朝食をとった後、ユーハさんの案内でタンペレの街を歩いた。
中央駅に入り、大きなショッピングセンターを通って、運河みたいなところにさ
しかかった。
その下を流れる川の速さにみんな驚き、はしゃぎ始めたと思ったら、急にメン
バー踊る踊る・・4人一列になってぐるぐる回り始めた(笑)
なぜ・・今なのか・・?!(笑)

・・急にスイッチが入って突拍子もないことを始めてしまうブルマ。
雪がたくさん降っていて寒いのに彼女達には関係ないみたい (^^♪
もう・・笑い転げてしまった。見てて飽きない(笑)

たくさん笑ったせいか身体がすっかりあったまった。
昨日あんなにタンペレの人々を魅了した同じ人達なんだろうか?
このGAPがほんとたまらなく好きだ〜〜! (^O^)

次は古い倉庫を改装したちょっとおしゃれなスポットを見て廻った。
(あちこちにこんな場所が多いことにもとても感動した・・ (^^)v)

ふと後ろを振り返ると何だかわからないけどムーミンとユーハさんが立ったまま
でいる。
そう・・人形みたいに立ってて動きそうもないのだ!
打ち合わせでもしたのか? それとも勢いで?? しかし何のために???
いきなり始まる楽しいハプニング!

ブルマのメンバーと居るとこんなハプニングも普通なのだ ^m^
そして、ユーハさんのユニークな一面も見れてとっても嬉しかった ヽ(^o^)丿

最後に、食料品や日用品やカフェが集まる屋内マーケットに連れて行ってもらっ
た。
ほんとうになんでもあった。
寒い地域だから、ひとつの屋内マーケットでなんでも揃うようになっているんだ
ろう。
フィンランドの人々の生活には欠かせない場所なんだろうなぁ。
そしてとっても居心地がいい。
お年寄りがけっこう座っていて、くつろいでる姿が印象的だった。

私たちもカフェで紅茶とケーキ。
メンバー達の楽しそうな顔。おしゃべりもはずむ。
案内しているユーハさんが一番幸せそうな顔だったかな? (*^_^*)

いつの間にか12時半。
そろそろお昼ごはんだということで(食べてばっかり!? でも、とっても重要
だ。笑)、タクシーに乗ってホテルへ。
いつの間にか雪が激しくなっていた。


●ト、トニーシェリダン??

私達が泊まっていたのはホテルの6階。
ロビーに再集合するのにエレベーターにさとみちゃん、りっちぃと乗った。
3階に止まって、おじいさんが乗ってきた。ギターを持っている。

りっちぃが思わず尋ねた。
「あなたもバンドのメンバー?」

するとおじいさんは・・
「おれはトニーシェリダンだよ!」

「え〜〜っ?!!!」

私達3人は一瞬にしてエレベーターの壁に張り付いていた。
まるで磁石に吸い寄せられるようにピタっと・・ (^_^;)

「ひ〜〜〜、そ、Sorry〜」
謝るしかなかった。

ビートルズの歴史には欠かせない「マイボニー」で有名なあの男性です。
ビートルズは、イギリスでデビューする前に、ドイツでトニーシェリダンのバッ
クバンドとしてレコードデビューしたのでした(「トニーシェリダン&ビートブ
ラザーズ」というクレジットでした)。
だから若いころのかっこいいトニーさんしか知らないし。
時間も経っているし今の姿からはまったく想像できなかった。

トニーさんに怒られたわけじゃないけど、1階についてエレベーターのドアが開
くまで、ずっと固まってた。
たぶん時間にしたら10秒くらいだったように思うけど、すご〜〜く長く感じら
れた。

おじいさんだなんて・・
ごめんなさい・・トニーさん <m(__)m>


●タンペレタローでランチ

今日はタンペレタローの食堂でランチ!
去年みんなが絶賛していたので楽しみだったんだ〜〜。

うわさ通り、いろんな種類の料理があって、どれも美味しかった!(^u^)
好きなものを好きなだけとって食べられるから、ついつい食べ過ぎてしまっ
た・・ (^_^;)

ランチのあとはみんなで「フィクシング・ア・ホール・パブ」へ。
地元フィンランドの若手バンド「The Fifth Floor Band」のギグがあり
ユーハさんの娘さんのアイノちゃんに「友達のバンドだからぜったい観てね!」
と言われていたのだ。

「ビートルズのコピーじゃなくて、自分たちのオリジナルを演奏していて、その
どれもがシックスティーズっぽいポップな歌ばかりで、若くて初々しくて、そし
てルックスもカッコよかったよ」
…というのはあとでカズさんに聞いた話。

実はそのギグは観ていないのだ。
なんとその直前、ムーミンのビデオカメラのバッテリーが切れていた事が判明!
サウンドチェックの時間も迫っていたので、スペアのバッテリーを私がホテルに
取りに戻ることになった。
なので・・ちょうど戻ってきた時にはギグが終わっていたというわけ。

はぁ〜観たかったな〜 (T_T)


●サウンドチェック

サウンドチェックが16時から始まった。
今夜最終日のライブ会場は一番大きい「メインオーディトリアム」
立派すぎるくらい立派なコンサートホールだ。
ここで演奏出来るなんてすごいな〜♪

でもほんとうに大きくて広い。
サウンドチェックでは、ブルマはどこまでも真剣で、まったく妥協しない。
私も本番を想定しながらカメラのアングルをひたすらチェック。
1回きりだから絶対に失敗できない (~_~;)

結局予定の1時間をまるまる使って、サウンドチェックが終わった。
トニーさんとも記念撮影して(メンバーちょっと笑顔が引きつり気味・・笑)、
楽屋へ戻ろうとしたところでムーミンから衝撃の告白が!
(また・・ムーミン?? 笑)

なんと、いつもステージでつけてる「つけ前髪」をホテルに忘れてしまったらし
い \(◎o◎)/!

ここで、メンバーのステージ用のアクセサリーの話をしよう。
ブルマのメンバーはステージでビートルズになるために、本番用に自分たちを
「作る」のだ! (ここはやはり・・女性だ!)

見えないところだがブルーのYシャツのカフスはブルーマーガレットの形を特注
したもの。
メンバーの耳にはブルーマーガレットのイヤリング。
さとみちゃんとムーミンは半年は取れないらしい(笑)つけまつげをつけてる。
さむちゃん、ムーミンはポニーテールにしてる。

そして今ではムーミンのトレードマークにもなってる重要なつけ前髪。
素のムーミンには前髪がない(笑)
おでこを全開にしているのでいつもとは違いとても色っぽいし、年齢が高く見え
る。
ほんとこの前髪だけなのに、一気に見た目年齢が下がって、かわいいムーミンに
変身する (^−^)

この前髪を買ったきっかけはさとみちゃんと地元のあるお店で偶然安かったので
買ったらしいけど・・
ステージでは違う自分になりたかったらしい。

私は最初から前髪がついてるムーミンしか知らなかったので(笑)
前髪を取ったムーミンを見た時はビックリした。
でも、おでこ全開のムーミンも大好きだよ〜。

おっと、脱線したけど・・・そして・・・

「カズさ〜ん、ホテルに取りに行ってもらえませんかぁ〜〜?」
と、ムーミン。
最初は前髪なしで行こうかとも思ったらしいけど、やはりこれではムーミンでは
ない!(笑)

「え? おれ??」
「もうすぐ本番だしぃ」
「前髪なくてもいいじゃん、誰も気がつかないよ。え? 誰でも気がつくって? 
…う〜取りに行くのはいいけど、部屋に入るのイヤだな〜 (-_-;)」

ここで横からさむちゃんが、「パンツが干してあるかもぉ〜?」
「パンツ!? うわぁ見たくないなぁ〜〜」とカズさん。
「部屋に入ってすぐ右に干してあります。パンツじゃなくて前髪が〜。はい、こ
れ部屋のキー」とムーミン。

カズさんもマイペースで面白いけど、こればかりはしっかりブルマ、ムーミンの
ペースに完全に(?)呑まれてましたね〜(笑)

ということで、一日に二回も・・(笑)
ムーミンの忘れものを今度はカズさんが取りに行ったのでありました・・ (^_^;)


●楽屋はとっても真剣♪

本番まであと1時間。
プレスパスを頂いたおかげで公式カメラマンは楽屋にまで入れる特権があるの
だ! (^^)v
ビートルスーツに着替え、メイクをしたり、MCの復習、ギターの練習など。
とっても真剣な楽屋だ。
でもそんな中でもちょくちょくジョークが飛び出し、楽しそうなのだ (^^♪
カメラを向ければすぐ笑顔をくれる。
エンターティナーな4人。
このGAPがきっとあの楽しいステージになるんだと実感した。
私はというと連日の寝不足のせいか、ちょっと座っただけで睡魔が襲ってきて大
変だった (>_<)

カズさんが無事にムーミンのつけ前髪を持って来た。
持って来たというより、自分で前髪をつけて来た(笑)
あまりに自然なので最初誰も気づかなかったくらいだ。
でもみんな大爆笑・・カズさんとっても似合ってた〜!
カズさんお笑いの素質あるぞ〜♪

ハプニングもあったけど、楽しくて楽しくて・・
本番前の緊張も、私の眠気も、ひとまずどこかに飛んで行った!

さあ本番だ。
意気揚々と楽屋を出発!

(つづく)

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▽スカウスハウス・ニュース
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▼今週のフォト
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連載「ハプニングもレベルアップな旅って!」、「ノア姉さんのブルマ追っかけ
大作戦〜フィンランド編」の写真を掲載しています(Anneさん、ノアさん、ご
提供ありがとうございました!)。ぜひご覧ください!
http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo504.html


*** 「Photo of the Week」 ******

スカウスハウス・ウェブサイトのトップページに、「リヴァプールの今」を伝え
る写真を1枚、ウィークリーで掲載しています。
http://scousehouse.net/

今週の写真は、ホープ・ストリートにある「Sgt Pepper's Super Lambanana」。
以下は撮影したミナコさんによるコメントです。

> ホープ・ストリートのSgt Pepper's Super Lambananaのどアップです。
> 2008年のGo Superlambananaの名残でこのラムバナナはPaul McKayによるデ
> ザインです。
> 以前はビートルズ・ストーリーにありましたが、今はパン・アジアン系レスト
> ランHOSTにあります。
>
> 後ろに大聖堂とジョン・レノンの通っていたアート・スクールが見えますが、
> アート・スクール跡地といえば、アート・スクールが新築の建物に移転した際
> にディベロッパーが買収して、当初は高級マンションに改装されるという話
> だったのですが、どうやら最近LIPAが買い取ったみたいですね。
> イギリスでアート・スクール専用に建てられた最初の建物という歴史もあるの
> で、芸術系の大学として復活するのは良いニュースです。


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□■ 第504号 ■□

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