June 05 2012, No.508
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リヴァプール・ニュース / News of the Liverpool World 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ NLW ■
     *** http://scousehouse.net/ ***


□■ INDEX ■□

 ▽フロム・エディター
 ▼リヴァプール・ニュース <6月4日>
 ▽寄稿:「ハプニングもレベルアップな旅って!」(15)
 ▼寄稿:「ちかこのリヴァプール行きあたりばったり」(1)
 ▽スカウスハウス・ニュース
 ▼今週のフォト


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▽フロム・エディター
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NLW No.508です。
今週から、ちかこさんの連載がスタートします。4月に訪ねたリヴァプールでの
体験記を綴ってもらうことになりました!
昨年8月の「スカウスハウス・ツアー」にサポートスタッフとして参加したちか
こさんですが、彼女はその何年も前から、年に2度ほどのペースでリヴァプール
旅行を繰り返していたのだそうです。

今回もいつも通りのプライヴェート旅行…のはずだったのですが、いざ行ってみ
ると、なんだか今年の「スカウスハウス・ツアー」の下見というか準備というか、
まるで僕にとっては「思うツボ」のような展開になって、結局、旅行から帰って
来てからもこうやってレポートを書くことになる始末。ますます僕の思うツボな
のでした。ごめんね、ちかこさん。いやほんと、ありがたいです。
このレポートは3回か4回に分けて掲載します。しばらくお付き合いください。
面白いですよ!

● ● ●

Anneさんの連載は早いもので第15回です。
今回はエジンバラでのシーフード&スコッチ! いいですねえ…僕もいつかス
コットランドでやってみたいです。

原稿編集の段階でいただいたAnneさんからのメールの中に、耳寄りなインフォ
メーションが書かれていたので、以下に紹介しますね(本はこれを書いている時
点では在庫切れになっているようですが…)。Anneさんありがとうございます!

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何だか校正しているうちにまたスコットランドのシーフードを頂きたくなっちゃ
いました。
日本人には嬉しいメニューばかりですよね。

そのKyokoさんからメールが届きました。

なんと同じ仕事の日本人仲間とスコットランドのガイドブックを出版されたそう
です。

「スコットランドこぼれ話」という題名で、日本語だそうです。

現在、インターネットで購入することが出来て、しかも世界中送料無料だそうで
す。
(このサイト、私の力で購入出来るか心配・・・)

http://www.bookdepository.co.uk/Insiders-Guide-Scotland-Japanese-STGA-Guides/9781908373113

そしてディズニーの新作映画「メリダとおそろしの森」がTBSの番組「王様のブ
ランチ」で紹介されるらしいのですが、その映画の舞台がスコットランドのハイ
ランドと言うことで、現地の案内役を今ちょうどしているそうです。

こうして活躍されてるのを聞くと、またリヴァプール&スコットランドは行きた
くなっちゃいます。
でもこんど叶えるなら夏に行きた〜い(*^_^*)
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● ● ●

Facebookを公開して1週間が経ちました。
まだまだ多くはないですが、毎日のようにいろんな反応があることがうれしいで
す。コメントにも喜んで返信しています。
とはいえ、今はまだコンテンツを増やしている段階。これまでに、2002年と
2003年の「Beatle Weekスカウスハウス・ツアー」の写真アルバムをアップしま
した(2003年はまだ途中ですが)。
写真をピックアップしながらつくづく思ったのですが、毎年同じようなことを
やっているはずなのに、実際にはぜんぜん違うツアーになっているんですよね。
面白いです。共通なのは、どれも例外なくハッピーなツアーだったということで、
あらためてこのフェスティヴァルの素晴らしさ、奥深さを実感しています。

それから…そうそう、昨日は、ポールとリンダが出会ったロンドンのクラブの最
新ニュース(もしかしたらスクープ?)も掲載しました!

スカウス・ハウスのFacebookページ、まだのかたはぜひご覧になってみてくだ
さい。
ウェブサイトのトップページ( http://scousehouse.net/ )にバナーを置いて
います。「いいね!」ボタンもよろしくです!

● ● ●

今年のスカウスハウス・ツアーについてのニュースを。
まだ公式には発表していませんが、追加オプションとして「カスバ・クラブ」見
学ツアーの実施が決まりました。
カスバというのは…そうです、ビートルズのオリジナル・メンバー、ピート・ベ
ストの自宅であり、キャヴァーンに負けず劣らずマージービート・シーンを盛り
上げたクラブであり、そのオープニングでジョン、ポール、ジョージのクォリー
メンが演奏したクラブであり、以来ビートルズ名義を含めて44回も演奏し、さ
らにビートルズがブライアン・エプスタインとマネージメント契約を交わした場
所であり、それから……もう止めますが、ビートルズの歴史には欠かせない最も
重要なスポットのひとつです…よね?

この伝説のライヴハウスをスカウスハウス・ツアーで訪ねることができるなんて、
なんだかすごいなあと、僕自身がワクワクしています。
近いうちにウェブサイトやFacebookでご案内しますね。ツアーはまだまだ参加
者募集中。ひとりでも多くのかたにツアーにご参加いただけるとうれしいです!
 http://scousehouse.net/beatleweek/scousetour2012.html 

                         ― Kaz(05/06/2012)


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▼リヴァプール・ニュース <2012年5月29日>
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*** 6月4日(月) ***************************************************

【ロジャース新監督のファースト・インタヴュー】

6月1日、リヴァプールFCは昨シーズンまでスウォンジー・シティーFCで指揮
を執っていたブレンダン・ロジャースの新監督就任を発表しました。
公式記者会見が行われる直前に行われた最初のインタヴューが、クラブの公式サ
イトに掲載されています。以下に翻訳してお届けします。

― この有名なフットボール・クラブの新監督になった気持ちは?

ご想像のとおり、とても光栄だしとても嬉しい。素晴らしい伝統を持つ名門クラ
ブなのだから。監督に指名されてとても、とても光栄に思っている。


― オーナーが提示した将来へのヴィジョンや計画について、どのように感じま
したか?

まず初めに、偉大なケニー・ダルグリッシュについてひとこと言わせてほしい。
彼はこのクラブ史上のベスト・プレイヤーであり、このリヴァプールの街であこ
がれの存在だ。選手として、そして監督として彼は、何度も最悪の状態からこの
クラブを救い出し、サポーターに多くの喜びをもたらした。このクラブの素晴ら
しいアンバサダーであり、個人的にも私は最大級のリスペクトを捧げたいと思っ
ている。ただ、私は別の人間であり、別の監督だ。オーナーたちの期待はとても
大きい。彼らは、リヴァプール・フットボール・クラブの伝統を引き継ぐ人間に
監督をやらせたいと考えていたそうだ。オフェンシヴなアタッキング・フット
ボールということだが。そして同時に、フィールド外でのクラブの価値を高める
ことも条件であり、それは私としてはまさに望むところだった。


― スウォンジーを離れるのは辛かったのでは?

非常に難しかった。いつかスウォンジー・シティを去るとは常々言ってはいたが、
それはトップ・クラブになってからのことだと感じていた。チェアマンやサポー
ターたちとはファンタスティックな関係にあったし、それに我々は歴史を作った。
バークレイズ・プレミア・リーグに入った最初のウェールズのフットボール・ク
ラブになったんだ。しかしリヴァプールの魅力には抗いがたいものがあった。
ヨーロピアン・カップに5回も勝ってるという事実や、これまでこのクラブでプ
レイしたグレイト・プレイヤーたちを考えてみれば説明は要らないだろう。リ
ヴァプール・フットボール・クラブというのは、フットボール・フォークロアの
ハートランドだと私は信じている。過去に目をやれば、選手や監督の名前がすぐ
に浮かぶよね。トシャックとキーガン、ラッシュとダルグリッシュ、ハンセンと
ローレンソン、シャンクリーとペイズリー。現代においてはジェラードとキャラ
ガー。溢れるほどのヒストリーとトラディション、そしてパッションを持ったク
ラブなんだ。


― あなた自身のフットボール哲学とはどんなものでしょう?

私のフィロソフィーはゲームの攻撃面がベースとなる。よく同じような質問を受
けるんだが、私はいつも、オフェンシヴかつクリエイティヴであること、と答え
る。もちろん戦術的な裏付けあってのことだがね。この2,3年のスウォンジー
は攻撃的なアプローチを称賛されたものだが、守備面でもたくさんの試合を無失
点に抑えている。記録に残るほどね。それがあのクラブの理念だった。速さが
あって、攻撃的で、アタックするフットボールだ。それをここでもリピートした
い。戦術的な統率というものがとても重要になる。哲学と理念は、選手たちの質
によって左右されるものだが、ここにはファンタスティックな駒がそろっている。
特別なプレイヤーも含めてね。ただし2,3人、あるいは4人は補強が必要かと
思う。それを現実にするにはね。そして機能させるまでにはある程度の時間も必
要になるだろう。


― 監督としてのキャリアにおいて、誰に影響を受けて来ましたか?

常に試合が先生だった。コーチと監督で20年を過ごして来ている。そのほとん
どはコーチとしてだ。私はかなり若いころから明確なフィロソフィーがあったし、
クリアなヴィジョンも持っていた。私の祖父はリヴァプールの熱心なサポーター
だったよ。父親もね。そのせいで私は70年代の終盤から80年代にたくさんの
フットボールを観た。クライフのフィロソフィーには大きな影響を受けたよ。父
が大ファンだったから。コーチの道に入ってからは、私のフィロソフィーはブリ
ティッシュとヨーロピアンのフュージョンになった。そして最も影響を受けたの
は、ジョゼ・モウリーニョということになるだろう。彼が私にチャンスを与えて
くれた。ジョゼからは多くのことを学んだ。彼はグレイト・マンだよ。私にして
くれた最大のことは、私を信頼してチャンスを与えてくれたことだ。トップ・プ
レイヤーたちと働くチャンスをね。


― スウォンジーでのスタイルをここリヴァプールでも採用したいと思っていま
すか? それとも選手によって変えるのでしょうか?

ゲームの戦術というものは抱えているプレイヤーに左右されるものだが、私はこ
の先数年を見据えたヴィジョンを持っている。ここにはいろんなタイプのプレイ
ヤーがいるから、最初のゲームでいきなり何かが起きることはないだろう。しか
し時間をかければイデオロギーは浸透する。そのひとつは私の信念。ふたつ目は
サポーターの信念だ。彼らはフットボールの楽しみ方を知っているね。それが私
にとってリヴァプールの最大の魅力のひとつでもあった。リヴァプールのサポー
ターは実によくゲームを観ている。昨シーズンの初め、スウォンジーの監督とし
てここに来た時のことを憶えている。彼らは私たちのプレイスタイルをよく見て
いて、試合の終わりには称賛の拍手をしてくれた。アウェイ・グラウンドではそ
うそうあることではない。


― このクラブであなたのフィロソフィー確立させるのには時間が必要でしょう
か?

そうだね。それは間違いないと思っている。私はリアリストだから。今から始め
て理想的な状態になるまでに2,3年はかかるはずだ。補強も必要になるだろう
し、私自身にも時間が必要だ。しかしビジネス面で、我々には結果が重要だとい
うことも理解している。クラブにも私にも、フットボールのフィロソフィーとス
タイルはDNAの中にたくさん入っている。それを何年かかけてうまく融合させて
行ければと思う。


― あなた自身にとってリヴァプール・フットボール・クラブとは?

私にとっては大きな意味がある。心の底から愛着を持っていたから。私のところ
にはいくつもオファーが届いていたが、スウォンジーを離れるつもりはまったく
なかった。個人的にも仕事的にも。しかしこのクラブの魅力には勝てなかった。
リーグ・タイトルの獲得に執念を燃やす姿勢にも強く惹かれた。これから数年か
けてチャレンジして行かなければと思っているよ。しかしいきなりというわけに
は行かないだろう。向上させなければならない点は山ほどある。ここはアイコ
ニックなフットボール・クラブで、世界有数のクラブだ。リヴァプール・フット
ボール・クラブは、レアル・マドリーやバルセロナ、バイエルン・ミュンヘン、
インテル・ミラン、ACミランと同様の名門だ。私にとってこれほど挑戦のしが
いのある仕事はない。フィールドの中でも外でも、人生を賭けてリヴァプールの
ために戦うつもりだ。


― これから一緒に仕事をするプレイヤーたちについては?

実に楽しみだ。昨晩私はスティーヴン・ジェラードと話したんだが、素晴らし
かったよ。いい話ができた。私はこれまでも選手たちとはうまくやってきた。私
にとっては、相手がビッグスターであるかどうかはまったく関係ない。クラブの
サクセスこそが最も重要で、私と共に働くプレイヤーはすべて、チームの1パー
トになってもらう。ここには素晴らしいタレントが何人もいる。スティーヴンや
ジェイミー・キャラガーはこのクラブをずっと引っ張って来た素晴らしい選手だ
し、ペペ・レイナはワールド・クラスのゴールキーパーだ。ほかにもたくさんの
タレントがいる。私は常に選手たちとは親しくするようにしている。何でもオー
プンに、正直に話すようにしている。彼らに自分の立ち位置を理解してもらえる
ように。私は選手たちを訓練するのが好きだ。フィールドの中でも外でもね。


― トランスファーのターゲットについては?

まずはチームをきちんと評価、分析することが大事だ。しかしリヴァプールを外
から見ていたときから、こうすれば強くなるというアイデアを私は持っていたよ。


― トランスファーの予算についてオーナーと話し合いましたか?

イエス。予算はある。手押し車から溢れるほどでははないが、予算はある。素晴
らしいプレイヤーやタレントがここにはいて、彼らが選手としても人間としても
成長する手助けをしたいと思っている。それとは別に、新しい戦力も必要だ。
チームの成長のためにね。


― サポーターたちはチャンピオンズ・リーグに返り咲くことを切望しています。
あなたにとっての目標でもあるのでしょうか?

トップ・クラブのマネージャーなら誰にとっても目標にすることだ。ホーリー・
グレイル(聖杯)だからね。しかし同時にリーグ・タイトルにもチャレンジして
行きたい。それがすぐに達成できると考えるのは現実的ではないだろう。しかし
あくまでもタイトルを獲ることが目標だ。4位に入ることを目標にはしない。
チャンピオンズ・リーグはたしかにファンタスティックで、このクラブにふさわ
しいと思う。しかしそれはリーグのトップを目指して努力した結果としてついて
くるものであり、ひとつのプロセスということになるだろうね。


― 最後にリヴァプールのサポーターにメッセージを。

あなたたちのチームの監督になって光栄だし、嬉しく思っています。私が約束で
きるのはただひとつ、このクラブのためにすべてを賭けて戦います、ということ
です。私の家族もこちらに越してきますよ。家族全員が、リヴァプールに住むこ
とや、このクラブやリヴァプールの人々と知り合うことを楽しみにしています。
私は与えられた使命のためにあらゆる手段を尽くします。一片の妥協も許しませ
ん。リヴァプールを栄光のフットボール・クラブのマップに連れ戻すという使命
のために。


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▽寄稿:「ハプニングもレベルアップな旅って!」(15)
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「ハプニングもレベルアップな旅って!」 / Anne

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■第44話《待ちに待ったシーフードレストラン》■

やっぱりメアリーキングスクロースは思い切って訪ねて良かった(^O^)
エジンバラの歴史、劣悪な環境での庶民生活が自分の目で感じることが出来まし
た!
その後は待ちに待ったパブ!
Kyokoさんがシーフードの美味しいレストランを予約してくださっています。
「何と言っても生ガキとバケツ一杯のムール貝が楽しみ!」
「お店は新市街なんですよね」
「ホテルからもそんなに遠くない場所らしいですよ!」

新市街ということはロイヤルマイルから下って駅の上の橋を渡ります。
「こんどは下りだから楽チンo(^^o)!」
「通り沿いにも立ち寄ってみたい雰囲気のパブがたくさんあるなあ」

Kyokoさんのお話ではエジンバラは治安が良いそうです。
夜歩いても割と安全な街なんだって!
女性の一人旅には嬉しい街なんですね。
確かに日本とあまり違わない感覚で歩いています。

期待のレストランは「マッスル・イン」。
「ガイドブックやネットでもよく見かけるお店だよ」
「現地にお住まいのKyokoさんも選んでくれたってことは(-_^)?」
「本当にお薦めなんだよね!」
丁度予約時間の頃に到着です!
すぐに席に案内されました。

ちょっとテーブルの間隔が狭いけれど明るい店内。
活気に溢れたいかにも人気店らしいレストランです。
「壁には可愛いお魚の絵があるよ!」
「みんな美味しそうに何を頂いてるの?」
思わず他のお客さんの食べているものをチェック。
席に着くまでに色々キョロキョロな私(。_。 ) ( 。_。)
「スコットランドではぜったいに食べようと決めていたものを覚えてらっしゃい
ますか?」
「そうです! 生ガキとシングルモルト!」
「いよいよ食べることが出来るぞ!」

着席して最初に気になったのは隣のカップルのテーブルにあるバケツ!
「大きいw(゜o゜)w!」
「あれがムール貝?」
日本にも「バケツ一杯のムール貝」ってメニューがあるよね。
「私も注文したことがあるよ!」
「日本のバケツは子供のおもちゃのバケツくらいしかなかったもんなあ」
「あれは絶対注文しなきゃヽ(∇⌒ヽ)(/⌒∇)/」

「こらこら、まず飲み物からでしょσ(^_^)!」
「もちろんシングルモルト!」
「そしてもちろん生ガキも!」
「シングルモルトをかけて頂くんだものね('〜' )/」
スコットランドに決めたのは「世界ウルルン滞在記」の影響も大きいもの。
アイラ島でボウモアを生ガキに垂らして食べていたのが未だに忘れられない私。
「お酒と美味しいものを見ちゃったら忘れられないんだなあ(*^¬^*)」

メニューを見ると生ガキだけでも色々な食べも方があります。
「私はシンプルにレモンで頂くのを注文!」
「だってウィスキーをかけるもんね( ̄^ ̄)!」
「もちろんムール貝も注文!」
「こちらもあっさりワイン蒸しにするよ!」
「わあ! ホタテ貝だあ!」
「これも大好き(*^-^*)ゞ」
「大きな帆立と小さなのと2種類あるんだあ」
「ソースのバリエーションも一杯!」
「小さなホタテ貝をクリームソースのようなソースで頂くものに決まり!」

いよいよシングルモルトのウィスキーが運ばれて来ました!
「スコットランドでスコッチウィスキーなんて感激('-'*)きゃーきゃー!」
「ゆっくり香りを楽しまなきゃ!」
「大切なのは1欠片の氷を落とすこと(/゜ο゜)/ オオオオ?」
「香りを引き出すためなんだって!」
ドキドキしながら口に含みましたよ。

こんどは生ガキが運ばれてきました!
「日本のカキに比べると小さいね!」
「内臓部分が凹んでいる!」
「日本のカキってぷっくりしているよね(゜゜)」
まずレモンを振って1つ頂いてみます。
「美味しい!!!」
日本のカキに比べるとカキ臭さがないのに驚きました!

日本人はカキの内臓の濃い味が好きなのかもしれません。
こちらのカキは内臓部分の味がとてもあっさりです。
それは逆に考えると、生ガキが苦手な人にも美味しく頂けるのかも!
帰国後、知り合いの板さんに話してみました(^○^)
「日本のカキはフォアグラと同じように内臓をぷっくり育てる???」
「初めて知りました(⌒o⌒)」

いよいよグラスのウィスキーをカキに垂らしてみます!
「やっと叶う!」
「アイラ島でボウモアを垂らした生ガキを食べたい!!!」
「この気持ちが大きかったからここに来たんだもんね!」
「生ガキの季節になるといつも思っていたもんなあ(⌒o⌒)」
「日本の生ガキでは味わえない一品ですよ!」


■第45話《スモークサーモンは絶品》■

「大きなバケツだ!」
「蒸されたムール貝も美味しい!」
「プルプルなムール貝のお腹。」
「日本ではプルプルなムール貝に出会えるお店は少ないよね(゜o゜)」
乾いたような身のものがお料理に添えられていることが多い気がします。
「これもワイン蒸しでとてもシンプル」
「日本人にも嬉しいお味!」

「帆立貝の小さなのって日本ではベビー帆立と呼ばれているものかなあ」
「可愛い貝殻の中に小さな身とクリームソース」
「ソースもとってもクリーミー(^_^ )」
「帆立貝はクリームシチューに入れても合うから美味しくて当然だよね」

一品の量が多いから二人でもあまり色々な種類を食べられないのがとても残念で
す。
それでも絶対食べたいのはスモークサーモン!
オニオンスライスと一緒に頂くスモークサーモンを注文しました!
「ウィスキー?」
「もちろんお代わり( ^_^)/!」

「スモークサーモンも脂がのっていてトロ!」
「サーモンのお刺身みたい!」
「日本人にも嬉しいお魚料理ですよ!」
「これは絶品く(""0"")>!」
毎日でも飽きないで頂けそうです。
「あ〜! 残念だけどもうお腹が一杯(´へ`;)!」
食い気が満たされてやっとコーヒー!
やっとKyokoさんと旅以外のお話です。

「わあ! 驚き(。^。)」
Kyokoさんといくつかの偶然があったんです。
Kyokoさんはお子さんが小さい時は高円寺で暮らしていたそうです!
私の住まいは杉並区。高円寺は歩いて行ける街です。
そしてKyokoさんの出身は静岡県。私の出身も静岡県( ^^)人(^^ )!
何だかお互いに満面の笑みで楽しいお話が次々飛び出しちゃいます。


■第46話《夜10時までのスーパーがあってラッキー》■

美味しいシーフードは日本人にはピッタリですね。
大満足な食事も終わってそろそろお別れの時間です。
このレストランはホテルから近い新市街!
帰り道では辺りを案内して頂くことが出来ました。
こうして初日に会うのはとても助かることが多いんですよ。

この街でもスーパーは殆どのお店が17時台には閉店。
日本人には慣れてないからちょっと不便ですよね。
つい遅くまでオープンしているお店探しをしちゃいます。
「だってホテルでビールを頂きたいしね(´-`)」

帰り道に夜10時までオープンのスーパーを教えて頂きました。
お店の前を通ってちょっとお買い物。
Kyokoさんもお家で必要なものを買うそうです。
私も明日の朝のパンを購入することにしました。
「朝食付きで予約した記憶がないんだよね!」
「なのにチェックインで朝食の案内を頂いたんです!」
「きっと別料金だよね(^。^;)」

それに明日は朝からスコットランドの田舎の方を訪ねるバスツアーに参加。
「ツアーの時におやつを持っていこうかな!」
「ヨーロッパの街は日本のようにあちこちにコンビニがないもの!」
「水やおやつを持っていると安心ですよ!」
こちらを旅していると「日本は便利過ぎる」と感じることが多いです。

ホテルからすぐの所にピザハットやマクドナルドも見つけました!
「COSTAもホテルの前だ(*^^)/」
COSTAはリヴァプールのライムストリート駅にあるカフェなんです。
「マクドナルドやスターバックスの場所もバッチリ!」
「嬉しい!」
「英語が出来ないから日本と共通のお店に出会うと心強いんだもの(*^^*ゞ」

ホテル前に到着しました。
Kyokoさんともこれでお別れです。
こんな遅い時間に女性二人でブラブラとホテルまで徒歩です。
エジンバラは夜も女性が殆ど心配ない街。
治安の良い街は観光もしやすいですね。
現地で暮らす個人ガイドさんをお願いするのってガイド料以上の収穫が一杯!
「頼もしい存在です(* ̄0 ̄*)」
旅行会社で伺うお話とは一味違う情報!
そして自分のために必要な情報も尋ねることが出来て頼もしい存在で
すd(-_^)good!!

(つづく)

≪ http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo508.html ≫ 


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▼寄稿:「ちかこのリヴァプール行きあたりばったり」(1)
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「ちかこのリヴァプール行きあたりばったり」 / ちかこ

≪ http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo508.html ≫ 

■リヴァプールへ■

以前スカウスハウスツアー同行記を書かせて頂いたちかこです。
4月17日から5泊7日でリヴァプールに行ってきました。今年も8月のBeatle
Weekスカウスハウスツアーに参加することが決まっているのですが、リヴァ
プールへの思いは日に日に募り、「8月まで待てない〜!」と飛びたつことにした
のです。

リヴァプールに行くことをカズさんに伝えたところ、「なにか仕事頼もうかな…う
そうそ」とどこまで冗談だか本気だかわからないメールが来ました。今回はプラ
イヴェートですよ〜!

それなのに…今回もカズさんに上手くのせられて、なぜかレポを書くことになり
ました(笑)。


■Lady Lever Art Gallery■

4月17日11時30分発の飛行機で日本を出発、ロンドンからは鉄道を利用してリ
ヴァプールに着いたのは同日の夜9時半頃でした。
滞在中には昨年8月にゆっくり行かれなかった大聖堂や新しいミュージアム、ラ
イヴを見に行ったり、えりさんと再会する予定です。

翌日ホテルで朝食を済ませてから、まず向かったのはQueen Squareにあるイン
フォメーションです。ここで興味のあるイベントやMersey Railの時刻表などの
資料を貰います。
これからBebingtonにあるLady Lever Art Galleryへ行く予定なのと、夜には
またMersey Railを利用する予定があるのでカウンターで聞いてみると、
「SAVEAWAY」というチケットを薦めてくれました。
Mersey Railとバスが一日乗り放題になるチケットです。その都度チケットを買
うよりお得な料金で利用出来ます。

そのチケットを購入してCentral駅からWirral Lineに乗りBebingtonにある
Lady Lever Art Galleryへ向かいました。
このArt Galleryへは以前から一度行ってみたいと思っていたのですが、中心地
から少し離れているのでなかなか機会がなかったのです。今回ちょうどゴッホと
ゴーギャンの自画像がフランスから来ているとのことで是非とも行ってみたかっ
たのです。

Centralから15分ほどでBebingtonに到着です。
駅を出て地図を見ながらArt Galleryの方角へ向かうと、すぐにArt Galleryへ
の案内表示があり、それに沿って歩きます。その街並みのかわいいこと! 
「Welcome to Port Sunlight Village」のサインがあります。
写真を撮りながら歩いて、5分ほどで到着しました。

まず目的のゴッホとゴーギャンの自画像を見に行きます。
小さなスペースに自画像が1点ずつ。他にも常設展や、昔のリヴァプールの写真
のエキシビションを見て過ごしました。

私の楽しみの一つにArt GalleryやMuseumを見た後のカフェでのおやつタイム
があります。
この日も鑑賞後にGallery内のカフェに行きました。ちょうどランチタイム。4
月とはいえ最高気温10度くらいの寒い日でした。昨日からの長距離移動で疲れ
た胃に優しく、身体が温まるものが食べたいなぁ。
メニューの中からSoup of the Dayを選んでオーダーしました。スープにハーブ
のきいたパンが付いています。スープは薄味が好きな私には少し塩気が多かった
けど、美味しく頂きました。


■ハルム・ホール?■

Art Galleryを出て、来た道をBebington駅に戻ろうかと思いましたが、
Gallery内のショップで見たポストカードと同じアングルでGalleryの外観写真
を撮りたいと思い、駐車場の方へまわってみました。
写真を撮っていると、近くの建物に人がぞろぞろと入って行くのが目に入りまし
た。建物前にはチューリップが咲き、歴史的にも古そうな建物です。
「あれ、何だろう〜?」

この後の予定も特に決めていなかったので、私もそこに入ってみることにしまし
た。
中はお土産屋さんでした。インフォメーションの役割も兼ねているようです。
「Museum」の表示もあります。
どこにMuseumがあるのかな? と思って見てみるとお土産屋さんのレジの横に
ドアがあり、その先がMuseumになっているようです。

せっかくなので入ってみることにしました。お土産屋さんのレジで3ポンド75
ペンス の入場料を払うと、Port Sunlightの地図と、2階にあるティールーム
の飲み物無料券もくれました。

Museumの中ではちょうどフィルムの上映が始まったところでした。
Port Sunlightは石鹸の工場があったことで栄えた町だそうです。そういえば
Galleryのショップでもお土産屋さんでも石鹸を売っていました。他にも昔の生
活様式や学校の様子の展示などがありましたが、あっさりと見学終了。イギリス
ではほとんどの美術館や博物館に無料で入れることを考えると、内容の割には入
場料がちょっと高いなぁと思いましたが、この入場料も村の収入源なのでしょう。

その後2階のカフェで無料券を利用してコーヒーを飲みました。
この後どこを見てまわろうかなぁと写真入りの地図を眺めていて、ある建物の名
前に目がとまりました。

「Hulme Hall」

どこかで聞いたことのある名前だなぁ?? 何だっけ??
思い出しました! スカウスハウスのツアー案内で見た名前です。
そういえばスカウスハウスのサイトにPort Sunlightって書いてあったよう
な??
私の頭の中で、スカウスハウスのツアー案内にあったハルム・ホールと、いま手
にしている地図に載っているHulme Hallが繋がりました!

スカウスハウスツアーの案内にはこう書いてあります。
『ビートルズ・デビュー50周年の今年は、たくさんの記念イヴェントが企画さ
れています。中でも「ビートルズ誕生の地」といわれるハルム・ホールでのイ
ヴェントを含む「ポートサンライト・サマー・フェスティヴァル」は必見でしょ
う』

そうです。ハルム・ホールはリンゴが加入したビートルズが1962年8月18日に
初めてギグをしたホールです。そして来る8月のBeatle Weekでは、The Clover
がこのホールでギグをするのです! 
これは見ておかなければ!

(つづく)

≪ http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo507.html ≫ 


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▽スカウスハウス・ニュース
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ウェブサイトの「ガイド・ツアー/ロンドン」ページを更新しました。注目は
「ビートルズ・フィルム・ツアー」。ビートルズの映画にちなんだマニアックか
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*** Beatle Week 2012:ツアー参加者募集中! ******

毎年恒例、International Beatle Week鑑賞パッケージ「スカウスハウス・ツ
アー2012」の参加者を募集中です。今年はビートルズ・デビュー50周年。記念イ
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長期でじっくり学べる学生の方にはコミュニティ・カレッジを、まとまった期間
を留学に充てられない社会人の方にはLILAをおすすめします。
スカウス・ハウスには、リヴァプール留学に関する専門知識や経験を持つスタッ
フが、日本とリヴァプールの両方に常駐しています。入学前はもちろん、入学後
のサポートについても安心してお任せください。
http://scousehouse.net/study/index3.htm


*** ビートルズ・ガイドツアー ******

リヴァプール&ロンドンのビートルズゆかりの地を訪ねるガイドツアーをアレン
ジしています。ツアーの詳細は、ウェブサイトの「ガイドツアー」ページをご覧
ください。
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*** 原稿募集中 ******

NLWでは、読者のみなさんからの投稿を募集しています。
旅行記、レポート、研究、エッセイ、写真などなど、リヴァプール、あるいは英
国に関するものなら何でも歓迎です。
お気軽にお寄せください。楽しい作品をお待ちしています。


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▼今週のフォト
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*** 今週のフォト・アルバム ******

連載「ハプニングもレベルアップな旅って!」、「ちかこのリヴァプール行きあた
りばったり」の写真を掲載しています(Anneさん、ちかこさん、ご提供ありがと
うございました!)。ぜひご覧ください!
http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo508.html


*** 「Photo of the Week」 ******

スカウスハウス・ウェブサイトのトップページに、「リヴァプールの今」を伝え
る写真を1枚、ウィークリーで掲載しています。
http://scousehouse.net/

また、スカウスハウスのFacebookページでは、同じ写真を大きいサイズで掲載
しています。
ダイアモンド・ジュビリーの今週は特別に3枚です!

以下は、撮影したミナコさんによる解説です。

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ユニオンジャックで一色の週末です。6月1日(金)にはオリンピック聖火リ
レーがリヴァプールで行われたのに続いて、2日(土)から、エリザベス女王即
位60周年を記念する「ダイヤモンド・ジュビリー」を祝う4連休の真っ最中です。
ロンドンほどの華やかさや熱烈なフィーバーぶりはありませんが、リヴァプール
市内の各地でストリートパーティーやイベントが行われています。

4日(月)は南リヴァプールにあるモスリーヒル・アスレチック・クラブで
「ジュビリー・オン・ザ・ヒル」というコミュニティー・イベントに行ってきま
した。連休の前半はあいにくの酷い天気だっただけに、この日はカラリと晴れて
よかったです。レトロなスイーツや目の前で絞りたてのレモネードを売るストー
ルや、ココナッツ・シャイやサックレースいった昔ながらのゲームやアクティビ
ティなどが見られて、逆に新鮮でした。
www.jubileeonthehill.co.uk

一方シティーセンターでは、Liverpool ONEのシャヴァス・パークに設置された
ステージで「プロムズ・イン・ザ・パーク」という音楽イベントが行われ、リ
ヴァプール・フィルハーモニック・ユース・オーケストラがドビュッシーの牧神
の午後への前奏曲やストラヴィンスキーの火の鳥、ヴォーン・ウィリアムズのロ
ンドン交響曲を披露しました。晴天の下で、デッキチェアや芝生に座ってのんび
りとクラッシックを聞くのもいいものです。
http://www.liverpool-one.com/website/proms-in-the-park.aspx
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□■ 第508号 ■□

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