|
September 11 2012, No.520
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ リヴァプール・ニュース ／ News of the Liverpool World ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ NLW ■ *** http://scousehouse.net/ *** □■ INDEX ■□ ▽フロム・エディター ▼「ゴールドフィッシュ・ミニだより」 ▽スカウスハウス・ニュース ▼今週のフォト ――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ▽フロム・エディター ――――――――――――――――――――――――――――――――─ NLW □ リヴァプールから帰って１週間が経ちました。 楽しかったけれど超ハードだった日々を振り返って、ぼんやりと余韻に浸ったり、 疲れを癒したり……なヒマはまったくなくて、あっという間に日常の生活（＆仕 事）にのみこまれてしまっております。ちょっとはゆっくりしたいんだけど…。 とはいっても、やっぱり体も心もスッパリとは切り替えられるものではないです よね。いまだに時差ボケはちゃんと残ってますし、寝起きのときに「えーとここ はどこだっけ？」となったりもします。でもこれはこれで悪くない気分です。人 間、そんなに簡単にリセットできたら面白くない！ さて、今週のNLW。 じっくり原稿を書く時間がなかったので、先週に続いてシンプルな（手抜きな、 と書きそうになって言い換えました）構成となりました。 この「フロム・エディター」とミナコさんの「ゴールドフィッシュ・ミニだより」 だけです。 …でもこれじゃあさびしいですよね、ちょっと。 少しでもさびしさを減らすために、この「フロム・エディター」は、少し長めの エッセイにしようと思います。 では何を書こう…？ 今回、僕はリヴァプールにおよそ２週間滞在しました（途中ロンドンでも数日過 ごしましたが）。 その初日、マンチェスター空港からコーチでリヴァプール入りし、ホテルに チェックインしてひと息つく間もなく向かったのが、プレミアリーグの試合でし た。 はい、というわけで、サッカーの、いや、フットボールのお話を。 タクシーに乗って僕が向かった場所は、グッディソン・パーク・スタジアムでし た。 あと30分後に、リヴァプールを本拠地とするエヴァトンFCの、今季リーグ開幕 戦が行われるのです。 リヴァプールをホームとするプレミアリーグのクラブは、リヴァプールFCとエ ヴァトンFCの２チームがあります。リヴァプールは世界的にも日本でも有名で すが、エヴァトンはそうではありません。外国人投資家に買収されてぶくぶくと 太っていくクラブが多い中、エヴァトンは昔も今も個人オーナーのもとで身の丈 経営を貫いていて、遠い日本から見るととても地味です。よほどのサッカーファ ン以外には存在すら知られていないのではないでしょうか。 しかし、です。お金もなくて世界的なスターもいないエヴァトンですけれども、 毎年トップクラブを脅かすような成績を残しています。トップグループには入ら ないものの、監督力と選手の団結力で、セカンド・グループにしっかりと喰い込 んでいるのです。 僕はリヴァプールFCサポーターで、つまりはエヴァトンは本来ならにっくきラ イヴァルであるべきチームなのですが、実はけっこう…いや、かなり好きです、 エヴァトンが。ほとんどファンといってもいいくらいです。 決してエレガントではないけれど、ひたすら根性で相手に立ち向かっていくその 泥臭いフットボールには、抗いがたい魅力があるのです。そして、そのチームを 支えるサポーターたちの姿にも、フットボール・ファンとして、そしてリヴァ プールという街のフォロワーとして、シンパシーを感じています。 さて、今日の試合です。 相手は強豪マンチェスター・ユナイテッド（マンU）。この夏、日本代表のエース 香川選手が新しく加入して大きな話題になりました。この試合が、彼にとっての 記念すべきデビュー戦となるかもしれません。いや、おそらくそうなるでしょう。 この６シーズンで４回もプレミアを制しているマンUの開幕戦に起用されるとな ると、日本のサッカー史上においても特筆されるべき快挙、のはずです。 しかしもちろん、僕はマンUに勝ってほしいわけではありません。エヴァトンに 勝ってほしいし、その可能性はじゅうぶんにあると思っています。だって、エ ヴァトンはマンUに強いのです。ホームでもアウェイでも、いつも互角に戦うの です。選手層からすると圧倒的に不利なんだけど、しかも怪我で主力選手が欠場 の場合も少なくないけれど、それでも、ピッチに立つのは11人対11人であり、 その１人ひとりが「絶対に負けへんで」という気迫で立ち向かって行く姿に、感 動させられるのです。 昨シーズン終盤、エヴァトンはマンUのホーム、オールド・トラフォードで激し い打ち合いを演じ、４−４で引き分けました。この試合が、事実上、マンUの優 勝を阻んだと言っても過言ではありません。 というわけで、この試合はただのマッチではないのです。長旅の疲れだとか時差 だとか言っている場合ではありません。これはなんとしても現場に居合わせなけ れば。この目で見届けなくては！ ……と、ここまで書いて気がつきました。 これってまるでマッチ・レポートみたいですね。 内容的にも分量的にも、この「フロム・エディター」にはとても収まりそうもあ りません。今日中の配信にも絶対に間に合いません（今は午後11時31分！）。 えーとすみません、続きは来週号で、ちゃんとした「マッチ・レポート」として お届けします！ （がんばります…お楽しみに！） ● ● ● ＜マンU戦チケットあります＞ ９月23日にアンフィールドで行われる<LFC vs Manchester United>のチケット を確保しています。限定１枚です。 ご希望のかたは、こちらまでお問い合わせください（件名は「LFCチケット希望」 とし、本文に「お名前」「ご住所」「希望マッチ」をお知らせください）。お早め にどうぞ！ ― Kaz（11/09/2012） ――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ▼「ゴールドフィッシュ・ミニだより」 ――――――――――――――――――――――――――――――――― NLW □ 「ゴールドフィッシュ・ミニだより」 / ミナコ・ジャクソン ≪ http://www.facebook.com/scousehouse.net ≫ 【Week 19 (11 September 2012);Beatles Across The Mersey】 リヴァプールの対岸にあるウィラルの観光局とキャバーン・シティ・ツアーズが 共同で制作した「ビートルズ・アクロス・ザ・マージー」と題した観光用リーフ レットレット＆マップが発行されました。 このパンフレットには、ブレイク寸前のビートルズの初期の足跡が29ヶ所紹介 されています。現在は跡形もなく芝生だけが残る場所や、中華料理屋さんや美 容院なっているスポットなどもありますが、なかにはビートルズにまつわる「史 上初」や「史上最多」の記録を生んだ舞台となっているところもあるようです。 そのうちの一つ、ニューブライトンにあったタワー・ボールルームは、ビートル ズが27回出演したライブ会場で、ビートルズがイギリス本土で行ったコンサート のなかで最多観客動員数を記録した会場だったそうです。タワーは焼失してしま い、今はタワー・グラウンズと呼ばれる青々とした小高い丘が残っているだけで すが、そのふもとには、プラーク（記念碑）が設置されています。 タワー・グラウンズはマージー川のプロムナードに面していますので、川越しに メトロポリタン大聖堂からアルバート・ドックまでのリヴァプールのスカイライ ンが見渡せます。晴れた日にピアヘッドからシーコムまでフェリーに乗って、川 沿いの2マイルほどの遊歩道を歩きながらタワー・グラウンズへ向ってみるのも 気持ちが良いかもしれません。 このリーフレットとマップは、Visit Wirralのサイトからダウンロードできます。 （リーフレットとマップが別々のPDFになっていますので、ご注意ください） http://www.visitwirral.com/attractions-and-activities/the-beatles 9月の主なイベントです。 9月15日からリヴァプール・バイエニアルがスタートし、11月25日まで開催さ れます。 http://liverpoolbiennial.co.uk/programmes/festivals/overview/4/2012/ 9月16日（日）は毎年恒例となったホープ・ストリート・フィーストが開かれま す。 http://www.hopestreetfeast.com/ 9月30日（日）は、ボールド・ストリート・フェスティバルです。 http://www.citycentralbid.com/Events/Bold_Street_Festival.aspx （ミナコ・ジャクソン） ――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ▽スカウスハウス・ニュース ――――――――――――――――――――――――――――――――─ NLW □ *** フットボール・チケットのお知らせ ****** スカウスハウスでは、以下のLFCマッチのチケットを確保しています（なんとマ ンチェスター・ユナイテッド戦も！）。 ご希望のかたは、info@scousehouse.net までお問い合わせください（件名は 「LFCチケット希望」とし、本文に「お名前」「ご住所」「希望マッチ」「希望枚 数」をお知らせください）。お早めにどうぞ！ LFC vs Man Utd. (23Sep) １枚のみ！ LFC vs Udinese (04Oct) LFC vs Anzhi (25Oct) 残り１枚！ LFC vs Newcastle (04Nov) LFC vs Young Boys (22Nov) LFC vs Fulham (22Dec) フットボール・チケットに関する詳細はこちら： http://scousehouse.net/football/stadium2012-13.html *** スカウスハウス通販：UK盤レコード ****** ウェブサイトの「英国盤レコード」通販ページです。オーダーをいただけるとう れしいです！ http://scousehouse.net/shop/records2012_01.html *** ガイドツアー「ロンドン特別編」 ****** 好評のビートルズ・ツアーに加えて、ロンドンでのウォークツアーを２コース、 実施しています。シャーロック・ホームズゆかりのスポットを案内する「ホーム ズ・ツアー」と、ちょっと怖い「ロンドン・パブ・ツアー」。ディープなロンド ン体験をぜひ！ http://scousehouse.net/beatles/guidetour_london2.html *** リヴァプール語学留学 ****** スカウス・ハウスは、リヴァプールへの語学留学をサポートしています。 公立のリヴァプール・コミュニティ・カレッジに加えて、今年より、私立の語学 スクールLILAとも提携しています。 長期でじっくり学べる学生の方にはコミュニティ・カレッジを、まとまった期間 を留学に充てられない社会人の方にはLILAをおすすめします。 スカウス・ハウスには、リヴァプール留学に関する専門知識や経験を持つスタッ フが、日本とリヴァプールの両方に常駐しています。入学前はもちろん、入学後 のサポートについても安心してお任せください。 http://scousehouse.net/study/index3.htm *** ビートルズ・ガイドツアー ****** リヴァプール＆ロンドンのビートルズゆかりの地を訪ねるガイドツアーをアレン ジしています。ツアーの詳細は、ウェブサイトの「ガイドツアー」ページをご覧 ください。 http://scousehouse.net/beatles/guide_liverpool.htm http://scousehouse.net/beatles/guide_london.htm *** 原稿募集中 ****** NLWでは、読者のみなさんからの投稿を募集しています。 旅行記、レポート、研究、エッセイ、写真などなど、リヴァプール、あるいは英 国に関するものなら何でも歓迎です。 お気軽にお寄せください。楽しい作品をお待ちしています。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ▼今週のフォト ――――――――――――――――――――――――――――――――─ NLW □ *** 今週のフォト・アルバム ****** 今年の８月21日に撮影したリヴァプールの街の写真をいくつか紹介します。ぜ ひご覧ください。 http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo520.html ■ NLW ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ リヴァプール・ニュース ／ News of the Liverpool World ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ *** 毎週火曜日発行 *** □■ 第520号 ■□ ◆発行 SCOUSE HOUSE （スカウス・ハウス） ◇編集 山本 和雄 ◆Eメール info@scousehouse.net ◇ウェブサイト http://scousehouse.net/ ◆お問い合わせフォーム http://scousehouse.net/liverpool/form.html ご意見・ご感想・ご質問など、お気軽にお聞かせください。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ このメールマガジンは、以下の配信サーヴィスを利用して発行しています。配信 の解除やメールアドレスの変更は、それぞれのウェブサイトからどうぞ。 ◆まぐまぐ http://www.mag2.com/m/0000065878.htm ◇めろんぱん http://www.melonpan.net/melonpa/mag-detail.php?mag_id=000917 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 無断での転載を禁じます。 Copyright(C） 2001-2012 Scouse House |