October 16 2012, No.525
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リヴァプール・ニュース / News of the Liverpool World  
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□■ INDEX ■□

 ▽フロム・エディター
 ▼連載:「BW2012 おぼえがき」(2)
 ▽「ゴールドフィッシュ・ミニだより」
 ▼スカウスハウス・ニュース
 ▽今週のフォト


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▽フロム・エディター
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今週のミナコさんの「ゴールドフィッシュ・ミニだより」は、「リヴァプール・
マラソン」の話題です。
川向うのウィラルでスタートして、マージートンネルをくぐって、北リヴァプー
ルからウォーターフロントを通って、南のセフトン・パークをぐるっと1周して
戻ってきてピア・ヘッドでゴール、というコースは、なんともなんとも魅力的で
はありませんか。
僕はマラソンを走ったことはないのですが、なんだか最初から最後まで気持ちよ
く走れそう(天気がよければ)。「来年参加してみようかな?」とちょっと考えて
しまいました。

でもその前に、しばらく中断しているジョギングを再開しなければ! 7月にひ
どい風邪をひいてそれっきりですがら、もう3ヶ月も走ってません。うわあ。
朝晩すっかり涼しくなって、ジョギングには気持ちのいい季節になったことだし、
そろそろ始めてみようかな。

● ● ●

連載第2回の「BW2012 おぼえがき」は、8月23日木曜日の記録。いよいよバン
ドがリヴァプール入りして、ギグのスタートです。
2ヶ月も前の話ではありますが、書きながら写真や映像を参照しているうちにだ
んだんと記憶がよみがえってきて、気分はすっかりビートル・ウィークです。
楽しかったことだけではなくて、あまり思い出したくないこともあったりするん
ですが、あの、エンターテイメントとスリルと熱狂と解放感に満ちた濃密な数日
間は、まさにビートル・ウィークだったなあという気がします。

来年、2013年のフェスティヴァルは、8月21日(水)〜8月27日(火)の期間
で開催されます。
もちろん、スカウスハウスは日本代表ビートルズ・バンドのエントリーを担当し
ます。募集は今週中にスタートする予定です。
エントリーを希望されるバンドのみなさんは、スカウスハウスのウェブサイトや
Facebookをチェックしてくださいね。

                         ― Kaz(16/10/2012)


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▼連載:「BW2012 おぼえがき」(2)
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「BW2012 おぼえがき」 / Kaz

≪ http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo525.html ≫

<8月23日(木)>

05:00 今日も5時に起床。メール仕事。眠い。時差ぼけが抜けず、ちゃんと寝
てないのだ。でも仕方がない。

07:30 ホテルで朝食。眠たくても食欲はある!

09:00 えりさんと打ち合わせ。きょうからいよいよ「スカウスハウス・ツアー」
の始まり。がんばろう!

09:30 えりさんはタクシーに乗ってマンチェスター空港へ。バンド「ミズウリ」
を迎えに行ってもらうのだ。行ってらっしゃい!

10:00 アデルフィ・ホテル。フェスティヴァル特設デスクでツアーのお客さん
用のパッケージを受け取る。担当のイアン&ヴィクトリアは元気そう。お互いに
これからの数日間の健闘を祈る。がんばろう!

帰りがけにホテルのロビーにあるフェスティヴァル専用ショップに顔を出す。ス
タッフのベンに挨拶。ベンは腕に入れ墨を彫っているほどの筋金入りのエヴァト
ニアンである。僕はいつもリヴァプールのシャツを着ているので、ベンに会うと
きはわざとらしく胸のエンブレムを手で隠したりして笑いをとるのが常である
(苦笑いを、というべきか)。しかし今日は違う。リヴァプールのシャツは着て
いないし、とっておきの話題があるのだ。

僕:ベン、月曜日の試合観に行ったよ、グッディソン・パークに。
ベン:なに?
僕:ユナイテッドに勝った試合。サイコーだったよ!
ベン:あれ観たのか? おれは行けなかったってのに! しかしラッキーだった
なおまえ。
僕:いやほんとに。選手もスタジアムもファンも信じられないくらい素晴らし
かったよ。
ベン:だろぉ〜?
僕:おれはね、ジャギエルカとベインズが好きなんだよ。
ベン:ほお、そりゃいいチョイスだ。どっちもスカウサーだぜ。
僕:え? そうなんだ、知らなかったよ。あとさ、途中から出た23番にはびっ
くりしたな。あんな選手いたんだね。
ベン:コールマン。アイリッシュだよ。確かにいいプレイヤーだ…って、おまえ
リヴァプールのファンやめたのか?
僕:いや、やめてないやめてない! でもエヴァトンは好きだよ。いいチームだ
ねえ。
ベン:ははは、サポートするチーム変えたら?

10:40 ツアー参加者用の学生寮へ。スカウスハウスのお客さんが何人か泊まる
ことになっているので、部屋のキーをまとめて受け取る。ついでに自分の洗濯物
を運んで、ちゃっかり共同ランドリーを使わせてもらった。

12:00 ミズウリが到着。もちろんえりさんも。バンド宿泊所の学生寮へ案内。
フェスティヴァルのパフォーマーとして、バンドリーダーの三中西さんは今回が
初めてだが、ジョニーさんとシノさんは5年ぶり、今野さんはなんと12年ぶり
のリヴァプールだ。

12:30 えりさんは個人旅行のガイドへ。スカウスハウスのお客さんだ。えりさ
ん行ってらっしゃい!

13:00 ライム・ストリート駅の横にあるクラウン・パブでミズウリと昼ごはん。
なんと僕を含めて全員がフィッシュ&チップスを注文。もちろんビールも。美味
しかった!

14:00 再びアデルフィ・ホテル。今度はバンド用パッケージの受け取り。レイ
さんと1年ぶりの再会…なんだけど、普段メールでやりとりしているから特に感
動的というわけではない。長い付き合いだし。話している途中でTV局の撮影ス
タッフが入ってきた。

レイ:やあ。こちらはカズだよ。知ってるかな?
TV局:はい、はい。知ってます。
レイ:そうか、俺たち兄弟なんだよ。
TV局:え…?
僕:そうそう、僕がお兄さんでレイさんが弟なんです。
TV局:は、ははは……。

どうやら我々のギャグは日本人にはあまりウケなかったようだ。ちなみにレイさ
んは僕よりずっと年上である。

14:30 マリオット・ホテルで行われているレコード・フェアへ。時間がないの
でぱぱっと見て、サクッと1枚だけ購入した。アルバム「ウィズ・ザ・ビートル
ズ」の英国盤。音の大きいファースト・プレスだ。これもスカウスハウス通販用。
売れるといいな。

15:30 洗濯物を取り込んで、ホテルを移動。

17:30 マシュー・ストリート。キャヴァーンのライヴをちょろっと見学。ルー
マニアのバンド「リヴァプール・バンド」が演奏していた。

18:00 ツアーから戻って来たえりさん&個人旅行のお客さんと合流。パブ「グ
レープス」で乾杯。よく呑みよくしゃべるお客さんで、和気あいあいと楽しく盛
り上がった。しかし盛り上がりすぎて、気がつけばちかこさんを駅に迎えに行く
時間。そのまま3人でライム・ストリートへ。

20:00 ちかこさん無事到着。今年もよろしく! ちかこさんをマリオットへ
送って、我々3人はそのままホテルのラウンジでまたビール。いつまで続くのや
ら…。

20:30 …しかし僕はずっと付き合っている場合ではないのだった。予約してい
たタクシーに乗ってマンチェスター空港へ。バンド「リヴァプール・ボーイズ」
のお迎え。リヴァプール・ボーイズのみなさん、酔っぱらっててごめんなさい。

21:30 マンチェスター空港ターミナル3。着いて20分くらいしてリヴァプール・
ボーイズ一行が出てきた。やや疲れ気味かな。チャーターバスでリヴァプールへ。

22:40 ハード・デイズ・ナイト・ホテルに到着。

22:45 キャヴァーン・パブへダッシュ。11時からミズウリのファースト・ギグ
なのだ。ちかこさんもいる。僕が間に合わない場合に備えてスタンバイを頼んで
いたのだ。到着早々に仕事でごめんね。よしえさんも顔を見せてくれたし、そし
てなんと、フィンランドの「タンペレ・ビートルズ・フェスティヴァル」のグ
ループも観に来てくれた。ユーハさん、マリさんと再会。イエーイ!

23:45 ミズウリのギグ終了。お客さんは満員でびっくりするほど盛り上がった。
ミズウリ自身は半分リハーサルモードだったはずだが、申し分のないクォリティ
だ。

00:30 ちかこさんとビールを飲みながら簡単に打ち合わせ。

01:00 ホテル。少しメール仕事。今日も長〜い一日だった!

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▽「ゴールドフィッシュ・ミニだより」
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「ゴールドフィッシュ・ミニだより」 / ミナコ・ジャクソン

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【Week 23 (16 October 2012); Liverpool Marathon 2012】

18年ぶりの開催となった昨年に続いて、今年もリヴァプール・マラソンが10月
14日に開かれました。

ランナー達はバーケンヘッド・パークからスタートし、ニュー・ブライトンを経
由してバーケンヘッドにあるクイーンズウェイ・トンネルを通じてリヴァプール
に抜け、北リヴァプールを走った後南下し、ライヴァー・ビルディングやアル
バート・ドックの前を通過してセフトン・パークをぐるっと回って再びシティセ
ンターに向かってピア・ヘッドでゴール・インしました。

リヴァプール・マラソンに3500人、同時開催のラン・ウィラル10kmには約
1000人が参加したとのことです。

美しい秋晴れの日曜日で、観客はランナーが通りかかるたびに激励の拍手を送っ
ていました。いわゆるスポーツウェアから、バットマンとロビンのコンビやスー
パーマンといったユーモアある格好まで、様々な出で立ちが見られました。
見た目は異なっても、それぞれ42.195キロという長距離を完走することに向け
た真剣さは同じで、またチャリティ目的に走る参加者も数多くいます。大きな挑
戦に立ち向かいながら、社会に貢献しようと頑張ったランナーの一人一人の存在
がすごく大きく感じられます。

リヴァプール・マラソンは、今後も毎年の開催を目指しているとのことです。他
のランニング・イベントとしては、12月2日に恒例の5kmレースのサンタ・ダッ
シュが予定されています。

RunLiverpool: http://runliverpool.org.uk/

(ミナコ・ジャクソン)


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▼スカウスハウス・ニュース
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*** フットボール・チケットのお知らせ ******

スカウスハウスでは、以下のマッチチケットを確保しています。
ご希望のかたは、info@scousehouse.net までお問い合わせください(件名は
「フットボールチケット希望」とし、本文に「お名前」「ご住所」「希望マッチ」
「希望枚数」をお知らせください)。
下記以外のマッチも受け付け可能です。お早めにどうぞ!

 LFC vs Anzhi (25 Oct) 1枚のみ!
 LFC vs Newcastle (04 Nov)
 LFC vs Young Boys (22 Nov)
 LFC vs Fulham (22 Dec)

フットボール・チケットに関する詳細はこちら:
 http://scousehouse.net/football/stadium2012-13.html 


*** スカウスハウス通販:UK盤レコード ******

ウェブサイトの「英国盤レコード」通販ページです。オーダーをいただけるとう
れしいです!
http://scousehouse.net/shop/records2012_01.html


*** ガイドツアー「ロンドン特別編」 ******

好評のビートルズ・ツアーに加えて、ロンドンでのウォークツアーを2コース、
実施しています。ホームズゆかりのスポットを案内する「シャーロック・ホーム
ズ・ツアー」と、ちょっと怖い「ロンドン・パブ・ツアー」。ディープなロンド
ン体験をぜひ!
http://scousehouse.net/beatles/guidetour_london2.html


*** リヴァプール語学留学 ******

スカウス・ハウスは、リヴァプールへの語学留学をサポートしています。
公立のリヴァプール・コミュニティ・カレッジに加えて、今年より、私立の語学
スクールLILAとも提携しています。
長期でじっくり学べる学生の方にはコミュニティ・カレッジを、まとまった期間
を留学に充てられない社会人の方にはLILAをおすすめします。
スカウス・ハウスには、リヴァプール留学に関する専門知識や経験を持つスタッ
フが、日本とリヴァプールの両方に常駐しています。入学前はもちろん、入学後
のサポートについても安心してお任せください。
http://scousehouse.net/study/index3.htm


*** ビートルズ・ガイドツアー ******

リヴァプール&ロンドンのビートルズゆかりの地を訪ねるガイドツアーをアレン
ジしています。ツアーの詳細は、ウェブサイトの「ガイドツアー」ページをご覧
ください。
http://scousehouse.net/beatles/guide_liverpool.htm
http://scousehouse.net/beatles/guide_london.htm


*** 原稿募集中 ******

NLWでは、読者のみなさんからの投稿を募集しています。
旅行記、レポート、研究、エッセイ、写真などなど、リヴァプール、あるいは英
国に関するものなら何でも歓迎です。
お気軽にお寄せください。楽しい作品をお待ちしています。


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▽今週のフォト
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*** 今週のフォト・アルバム ******

連載「BW2012 おぼえがき」で登場したシーンの写真をいくつか掲載しています。
http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo525.html


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□■ 第525号 ■□

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