November 13 2012, No.529
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リヴァプール・ニュース / News of the Liverpool World  
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□■ INDEX ■□

 ▽フロム・エディター
 ▼連載:「BW2012 おぼえがき」(6)
 ▽「ゴールドフィッシュ・ミニだより」
 ▼スカウスハウス・ニュース
 ▽今週のフォト


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▽フロム・エディター
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先週のこの欄で、お葬式で流す歌のことを書きました。
「リヴァプールでは、ジェリー&ザ・ペースメイカーズの『ユール・ネヴァー・
ウォーク・アローン』が最も人気がある」というお話だったのですが、配信して
すぐに、リヴァプール在住のSさんからお便りをいただきました。
一部を紹介しますね。

> 私の家は大きな墓地のすぐそばにあるので散歩によく行きますが、結構な墓石
> に「ユール・ネヴァー・ウォーク・アローン」という言葉とともにリバプール
> の(もちろんエヴァトンのも)エンブレムが彫ってあります。
> 飾ってある花も赤と白、青と白の組み合わせで故人がどっちのファンだったか
> 一目瞭然です。
> 墓石にまでそういうの彫るほど皆好きだったんだなぁ、と思うとともに、日本
> だったら個人でなく家のお墓になるのが殆どだから出来ないか、などと考えて
> みたり。
> リバプールをそういう角度からも観てみるという感覚が面白かったです。
> ちなみに今、新しい建売住宅の場所の名前にイマジン・プレイスというのが
> ありますが、まだ出来ていません。どちらかというとスピークなのでジョージ
> をイメージするのですが・・・

その後のやりとりで、Sさんが散歩する墓地は「スプリングウッド・セメタリー」
であることがわかったのですが、そこには僕も何度か行ったことがあって、なる
ほど確かにそうだったなあとあらためて感じ入ったのでした。
ほんとうに広い墓地で、フットボールだけじゃなくて、それはもういろぉんなお
墓があるんです。墓石にカラーの顔写真がついているのもあったりして、でもそ
れがかわいい子供のだったりなんかするとちょっと気持ちがどんよりとしたり…。
とにかく日本とはずいぶん違うなあと驚いた憶えがあります。
Sさんのおっしゃるとおり、「家」ではなく個人のお墓であるということが、やは
り大きいのでしょう。「お墓にもアイデンティティを!」ということかな…?

ところで、なんで僕が何度も訪れたことがあるかというと、その墓地には、ジョ
ン・レノンのお母さん、ジュリアのお墓があるのです。
何年か前にこの欄で書いた憶えがあったので、バックナンバーを探してみました。
興味のあるかたはこちらを。
 http://scousehouse.net/magazine/magazine435.html 

今思い出したのですが、以前訪ねたときに、こんなことがありました。
ジュリアのお墓に参ったあと、たまたま一緒になった同じく墓参帰りの黒人のお
ばちゃんと二人で、バス停までの長い道のりを歩きました。夜の8時ごろだった
でしょうか、日はとっくに暮れて、夏とはいえ肌寒さを感じます。人通りはまっ
たくなく、ヘッドライトをつけた車が時おり行き交うだけです。

おばちゃんといっても、どうみてもぼくよりも年下でした。参ったお墓は自分の
息子だと言っていたので、きっと若くして亡くしてしまったのでしょう。思い出
したくないことなのかな、なんだかこりゃ気まずいなあ…と思いながらあたりさ
わりのない話をしていると、そのおばちゃんの名前が「アンジェラ」ということ
がわかりました。

「え? アンジェラ!? アンジェラっていい名前だね。僕は好きだよ」
「なんで?」
「ジョン・レノンの歌にあるんだよ。『アンジェラ』っていう曲が」
「そう? ふうん」
「知らない? いい歌だよ」
「知らない。悪いけどあたしはビートルズって大きらいなのよ」
「あ…。そう……」

というわけで、会話はもっと気まずくなってしまったのでした。
ようやくバス停に着いて、それからしばらくしてやっとこさシティ・センター行
きのバスが来て、ぼくたちは別々のシートに腰をおろしました。
シティ・センターに着くまでのあいだ、僕はアンジェラの息子のことを考えまし
た。

どんな男の子だったんだろう?
遠慮しないで、もうちょっとアンジェラに訊いてみたらよかったかな?
セメタリ―で目にしたお墓のなかに、彼のもあったのかもしれないな…。

もちろん、アンジェラとはそれっきりです。再び会ったことはありません。
もしまたセメタリーで出会ったとしても、きっとお互いわからないだろうなあ。

● ● ●

【Beatle Week 2013:出場バンド募集中!】
スカウス・ハウスでは、2013年のインターナショナル・ビートル・ウィークに、
日本代表として出場するビートルズ・トリビュート・バンドを募集しています。
プロ・アマは問いません。出場を希望されるバンドは、info@scousehouse.net
までお問い合わせください(件名は「Beatle Weekバンドエントリー希望」とし、
メール本文には、バンド名と簡単なプロフィール、代表者のお名前・住所・電話
番号・PCメールアドレスをご記入ください)。
お問い合わせをいただいてから2日以内に、Eメールで募集要項を添付送信いた
します。

                         ― Kaz(13/11/2012)


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▼連載:「BW2012 おぼえがき」(6)
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「BW2012 おぼえがき」 / Kaz

≪ http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo529.html ≫

<8月25日(土)>

11:40 ハルム・ホールに入る。かなり広い。クローバーが演奏するメインホー
ルは一番奥にあって、その手前にも同じくらいの大きさのホールがある。この2
つが縦横にくっついていて、逆L字のような造りになっているのがなんだか不思
議な感じ。
おや、手前のホールの隅には臨時のカフェコーナーが! ボランティアのおばさ
んたちがにこやかに軽食やドリンクを売っている。早速ビタービールとエッグ・
マヨ・サンドウィッチを注文。安くておいしい!

そうか、この場所で、ジョン、ポール、ジョージ、リンゴのラインナップとなっ
たザ・ビートルズが初めてのライヴ演奏を行ったのだなあ…。1962年8月18日
のことである。今日のイヴェントはその50周年を記念して企画されたものだ。

ステージではブラジルの「オーロ・プレット・オーケストラ」が演奏している。
ほんとうにオーケストラみたいな編成で、ロックバンドに15人くらいのストリ
ングスとコンダクターがついている。なんというか、実にゴージャスでハイ・ソ
サエティな演奏である。このひとたちのあとに女性3人組のクローバーというの
はギャップありすぎ…でもかえって面白いかも。

12:00 オーロ・プレット終了の時間。でも終わる気配まったくなし。あのぉ僕
たち待ってるんですけど…。
MCのスティーヴにクレームしてみる。

「スティーヴ、じかん〜!」
「カズ、すまん。これで終わりだから(…と言っている間に次の曲が始まった)」
「……。スティーヴぅ?」
「すまんすまん、これでおわり」
「いいけどさあ、おれたちの時間減らすなよ。予定どおり40分。オーケー?」
「う、うん、オーケーだ。40分。…厳しいけど」
「ところでどーしたの? スーツなんか着ちゃって」
「はは、いちおうこれ記念のイヴェントだから…」
「…似合わんな」
「るせーあっち行け!」

12:10 やっとオーロ・プレット終了。クローバーがセッティング。

12:20 クローバーのギグがスタート。早い時間なので満員というわけではない
が、100人くらいは集まっている。大したものだ。ただ会場が大きいせいで、そ
れでもちょっと寂しい感じはする。クローバーも少しやりにくそう。途中フロア
タムの足が1本抜けるアクシデント。しかし演奏は止めずになんとか直した。ふ
う。

12:50 次のバンドの時間だ。けれども我々の持ち時間はあと10分あるはず。ス
ティーヴに念押ししとかなきゃ。

「スティーヴ、あと3曲やるよお。いいね?」
「(時計を見ながら)う〜ん…。オ、オーケー」
「ん、ありがと(と言ってステージの後ろに移動)」
「(僕の背中に向かって)カズ、短めのやつな!」
「はいは〜い」

最後の3曲は「シャウト」と「ロックン・ロール・ミュージック」と「エイト・
デイズ・ア・ウィーク」。どれも3分未満だ。
順調に進んでいたのだが、最後のナンバーでとんでもないことが! なんと会場
の電源が飛んでしまったのだ。突然照明が落ち、アンプもスピーカーも沈黙して
しまった。思わず顔を見合わすクローバーの3人…。

しかし歌声は鳴り止まなかった。お客さんたちが合唱してくれたのだ。もちろん
手拍子つきである。そのままアカペラで最後まで完奏。感動的なエンディングに
なった。バンドとオーディエンスが一体となった、マジカルな瞬間だったと思う。

13:00 クローバーのギグ終了。次のキャヴァーンのギグは4時。余裕があるし、
せっかくだから「ポート・サンライト・フェスティヴァル」を観て回ろう! 
しかし歩き始めた途端、TV局から電話。

「えーとすみません、今日のクローバーのキャヴァーンなんですけど、4時で間
違いないですか?」
「ん? そうですよ、4時」
「今キャヴァーンの前で予定表見てるんですけど、3時になってます。プログラ
ムにも3時と…」
「え?? そ、そうですか? ほんとに?? …そうですか、じゃあ3時です。
そっちが正しいはずです。ありがとうございます!」

ちかこさんにプログラムを借りてチェック。ああほんとだ、3時になってる!
というわけで、ゆっくりお祭りを観賞するヒマはなくなってしまった。このまま
リヴァプールに戻ろう…しかしいつの間に時間が変更になったんだ??
シャトルバスを待っているところに、ちょうどバンドのスケジュール担当のレイ
さんがいたので訊いてみた。

「レイさん、今日のクローバーのギグの時間、4時って聞いてたけど3時に変更
になってる」
「ん? プログラムに3時となってるのか?」
「そう。僕も今気がついた」
「じゃあ3時だ」
「聞いてなかったけど?」
「すまん、カズ。でも気がついてよかったな」
「…レイさ〜ん」

いやほんとに気がついてよかった。危ないところだった…。TV局のTさんありが
とう!

13:30 会場とアデルフィ・ホテルを往復するシャトル・バスに乗り込む。どん
よりとした曇り空の中をリヴァプールへ。

14:00 アデルフィ・ホテルに到着。キャヴァーンへ歩く。

14:30 キャヴァーン。階段を下りたところにMCのフィルがいた。

「カズ、聞いてるか、BBCのこと?」
「え? うん聞いてるけど…?」
「おれがBBCに頼まれて君にコンタクトさせたんだ。で、どうなった?」
「ああそうだったんだ。クローバーは『ラヴ・ミー・ドゥ』演奏できないから、
ミズウリに頼んだんだ。5時の彼らのステージにクローバーがジョイントする。
いいかな?」
「オーケー、おれから伝えておくよ。5時?」
「5時。バック。アンコールとしてやるよ。だから5時40分ごろかな」
「わかった。ありがとう」
「うん、ヨロシク!」

14:50 えりさんにライム・ストリート駅に行ってもらう。Sさん親子のお迎え。
本来は僕が行く予定だったのだが、クローバーのギグが3時からになっちゃった
から…えりさんよろしく〜!

15:00 クローバー3本目のギグ。キャヴァーンのフロント・ステージはほぼ満
員。初期のロックンロール・ナンバーを並べたストレートなセットリストで、気
持ちよく盛り上がった。アンコールには「エイト・デイズ・ア・ウィーク」。今
度は電源は落ちなかった。

16:00 ハード・デイズ・ナイト・ホテルでしばし休憩。えりさんに連絡。Sさん
親子は無事にジュリーズ・イン・ホテルにチェックインしていて、あとでキャ
ヴァーンに案内するとのこと。ありがとう!

(つづく)

≪ http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo529.html ≫


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▽「ゴールドフィッシュ・ミニだより」
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「ゴールドフィッシュ・ミニだより」 / ミナコ・ジャクソン

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【Week 27 (13 November 2012); Christmas Tree 2012】

こんにちは。
すっかりご無沙汰しています。リヴァプールのホープ・ストリート界隈から川向
こうへの引越すことになり、その準備で行ったり来たりしてバタバタしています。
何だかんだしているうちに、リヴァプールのシティ・センターではあっという間
に今年もクリスマス・イルミネーションの季節がやって来ました。

10度前後の気温であるにもかかわらず、この季節になるとクリスマスのデコレー
ションや人々の賑わいで活気づき、街全体が暖かく感じられるのが不思議です。
もちろん毎年恒例のチャーチ・ストリートのクリスマス・ツリーも登場し、ノー
ウェジアン・ウッドではありませんが、これはノルウェイから輸入したものだそ
うです。

ショッピング・センターのLiverpool ONEのシャヴァス・パークでは、アイス
フェスティヴァルというテーマでアイススケート、アイススライド、ポップアッ
プ・アイスバー、サンタのグロットとアイス・ギャラリーなどアイスづくしです。

またLiverpool ONEではつい最近、ハーヴィー・ニコルズのビューティー・バ
ザールと呼ばれるコスメ専門店がオープンし、また去年から始まったフード&ド
リンク専門のポップアップショップも復活して話題になっています。

チャーチ・ストリート、ロード・ストリート、ホワイトチャペルでは11月22日
からクリスマス・マーケットが開かれ、ウィリアムソン・スクエアにはヨーロッ
パスタイルのクリスマス・ヴィレッジが設置され、夏に好評だったバンドスタン
ドが再び戻ってきます。またクイーン・スクエアでは、11月29日、12月6、13、
20日の午後4時から7時までケーンゴーンのトナカイがやってきます。

12月8日、9日は、毎年恒例でセント・ジョージズホールにびっしりとアート&
クラフトのストールが並び、大勢の買い物客でごった返すウィンター・アーツ・
マーケットが行われます。

リヴァプールでのクリスマス関連の詳しい情報は、以下のサイトから。
 www.christmasbyliverpool.com (Visit Liverpoolのサイトに飛びます)

(ミナコ・ジャクソン)


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▼スカウスハウス・ニュース
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スカウスハウスでは、以下のマッチチケットを確保しています。
ご希望のかたは、info@scousehouse.net までお問い合わせください(件名は
「フットボールチケット希望」とし、本文に「お名前」「ご住所」「希望マッチ」
「希望枚数」をお知らせください)。
下記以外のマッチも受け付け可能です。お早めにどうぞ!

 LFC vs Young Boys (22 Nov)
 LFC vs Fulham (22 Dec)

フットボール・チケットに関する詳細はこちら:
 http://scousehouse.net/football/stadium2012-13.html 


*** スカウスハウス通販:UK盤レコード ******

ウェブサイトの「英国盤レコード」通販ページです。オーダーをいただけるとう
れしいです!
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*** ガイドツアー「ロンドン特別編」 ******

好評のビートルズ・ツアーに加えて、ロンドンでのウォークツアーを2コース、
実施しています。ホームズゆかりのスポットを案内する「シャーロック・ホーム
ズ・ツアー」と、ちょっと怖い「ロンドン・パブ・ツアー」。ディープなロンド
ン体験をぜひ!
http://scousehouse.net/beatles/guidetour_london2.html


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スカウス・ハウスは、リヴァプールへの語学留学をサポートしています。
公立のリヴァプール・コミュニティ・カレッジに加えて、今年より、私立の語学
スクールLILAとも提携しています。
長期でじっくり学べる学生の方にはコミュニティ・カレッジを、まとまった期間
を留学に充てられない社会人の方にはLILAをおすすめします。
スカウス・ハウスには、リヴァプール留学に関する専門知識や経験を持つスタッ
フが、日本とリヴァプールの両方に常駐しています。入学前はもちろん、入学後
のサポートについても安心してお任せください。
http://scousehouse.net/study/index3.htm


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リヴァプール&ロンドンのビートルズゆかりの地を訪ねるガイドツアーをアレン
ジしています。ツアーの詳細は、ウェブサイトの「ガイドツアー」ページをご覧
ください。
http://scousehouse.net/beatles/guide_liverpool.htm
http://scousehouse.net/beatles/guide_london.htm


*** 原稿募集中 ******

NLWでは、読者のみなさんからの投稿を募集しています。
旅行記、レポート、研究、エッセイ、写真などなど、リヴァプール、あるいは英
国に関するものなら何でも歓迎です。
お気軽にお寄せください。楽しい作品をお待ちしています。


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▽今週のフォト
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*** 今週のフォト・アルバム ******

連載「BW2012 おぼえがき」で登場したシーンの写真をいくつか掲載しています。
ちかこさん、提供どうもありがとう!!
http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo529.html


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□■ 第529号 ■□

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◇編集 山本 和雄
◆Eメール info@scousehouse.net
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ご意見・ご感想・ご質問など、お気軽にお聞かせください。
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