January 08 2013, No.536
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リヴァプール・ニュース / News of the Liverpool World  
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     *** http://scousehouse.net/ ***


□■ INDEX ■□

 ▽フロム・エディター
 ▼連載:「BW2012 おぼえがき」(10)
 ▽NLW通販
 ▼スカウスハウス・ニュース
 ▽今週のフォト


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▽フロム・エディター
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2013年になりました!
ええともうすぐ…たぶんこの数日中だと思いますが、今年の《International
Beatleweek》のプログラムがリリースされます。
僕のところには先週に届いていて、ざっと目を通してみたのですが…「ん〜、今
年はやや地味かな??」という印象です。

まず、毎年土曜日に企画される、ビートルズゆかりの地で行われるスペシャルイ
ヴェントが、今年はありません。
それから、祝日の月曜日にリヴァプール市をあげて開催される《Mathew Street
Festival》が、おそらくは市側の都合で、今年は行われないようです。

この2つがないとずいぶんとさみしくなりそうな気がしますが、土曜日はビート
ルズに関係した(…というかビートルズ周辺の、というか…)ミュージシャンが
集まるコンサートが企画されているし(なんとマイク・マッカートニーの名前
が!?)、月曜日については、現在リヴァプール市と代替イヴェントの開催を計
画中とのことです。
なので、結局はおそらく例年どおり、カラフルに盛り上がるフェスティヴァルに
なるはず…と、期待しています。

面白いのは、フェスティヴァルの名前がちょっぴり変わったこと。
ご存じのように今までは「Beatle Week」だったのですが、今年から
「Beatleweek」です。
「どうしたの?」と主催者に訊いてみたところ、「新しいブランド戦略なんだよ」
という答えでした。んー、わかったようなわからんような…。

スカウス・ハウスでは、今年も日本代表のビートルズ・トリビュート・バンドを
フェスティヴァルにエントリーします。もちろん、観賞パッケージも企画します。
詳細が決まり次第、ウェブサイトやこのNLWでお知らせしますね。ひとりでも多
くのビートルズ・ファンやビートルウィーク・ファンに参加していただけるとう
れしいです!

● ● ●

久しぶりに、「NLW通販」をやってみます。
2年ぶりくらいでしょうか…このメールマガジンの読者限定での通信販売です。
再開第1回目は、The Justice CollectiveのCD "He Ain't Heavy, He's My
Brother"。ポール・マッカートニーをはじめとするスターたちが参加したチャリ
ティ・シングルです。リヴァプール市をあげてのキャンペーンが実って、見事に
2012年クリスマスのUKチャートNo.1に輝きました! 今回紹介のアイテムはク
リスマスの週にオーダーしたものなので、ナンバー・ワン獲得にしっかり貢献し
ています!

詳しくは下の「NLW通販」コーナーをご覧ください。オーダーをいただけるとう
れしいです!

● ● ●

今週の「Photo of the Week」は、キャヴァーン・クラブのバーカウンターです。
この写真を見てビールを注文したくなる人も多いんじゃないでしょうか…はい、
僕がそうです。

NLWがお休みだったので紹介できませんでしたが、先週の「Photo of the Week」
は、マージーフェリーから見たリヴァプールのスカイラインでした。

「Photo of the Week」は、スカウスハウスのFacebookページ、またはウェブサ
イトのトップページでご覧いただけます。

 Facebookページ: http://www.facebook.com/scousehouse.net

2013年もよろしくお願いします!

                         ― Kaz(08/01/2013)


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▼連載:「BW2012 おぼえがき」(10)
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「BW2012 おぼえがき」 / Kaz

≪ http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo536.html ≫

<8月26日(日)>

19:00 リヴァプール・ボーイズ6本目のギグ。場所はキャヴァーンのバック・
ステージ。お客さんはぎっしり満員だ。ちかこさんと、アンフィールドから戻っ
たえりさんも合流して、スカウスハウスのスタッフ全員集合となった。

リヴァプール・ボーイズのステージは相変わらずカラフルだ。ビートルズ初期の
曲を並べてスタートし、中盤は得意の後期ナンバーで盛り上げ、最後はシンプル
かつキャッチーなロックンロールで締める、という黄金パターン。もちろん狙い
は大当たりで、オーディエンスは大喜びだった…いや、大喜びなんてもんじゃな
い。たぶん200人くらいは入っていたと思うが、全員がバンドと一緒にロックし
ていた。グレイト!

個人的には、中盤に「通ウケするマイナーなナンバー」を立て続けに披露したあ
たりがハイライトだった。だって、<Revolution><Savoy Truffle><Hey Bulldog>
と来るんだもん。カッコよすぎる!

20:00 ミズウリ5本目のギグ。キャヴァーンのフロントだ。こちらもフルハウ
スである。ぎゅうぎゅうの満員…暑い、というか熱い。

ステージは<From Me To You>でスタートし、<All My Loving><Ask Me Why>と続
く。今回はいつもよりフレンドリーな選曲である。最後は<I Want To Hold Your
Hand><She Loves You>の王道ナンバーできっちりオーディエンスを熱狂させた。
このへんで気がついたのだが、もしかしてミズウリはまだ<Twist And Shout>を
一度も演奏していないのではないだろうか。僕の個人的な印象だけど、ジョニー
黒田さんといえば<Twist And Shout>なのだ。一撃必殺というか、水戸黄門の印
籠というか、どのステージでも外せないナンバーだと思っているのだが…。もっ
とも、<Twist And Shout>を封印しているからといって、決して物足りないス
テージになっているわけではない。でもやっぱり聴きたいなあ。

21:00 キャヴァーンを出る。お腹が空いたなあ…。いちおうミズウリのメン
バーに「どっかで晩ごはん食べて帰ります?」と聞いてみた。しかし彼らの答え
は、「いや、衣装が汗ベタベタで気持ち悪いから、このまま帰ってシャワーする」
だった。それじゃあ、タクシー乗り場まで歩きましょう。

「マシュー・ストリート・フェスティヴァル」開催中のため、今日と明日はシ
ティ・センター中心部は車両の乗り入れが制限されていて、タクシーも入れない。
少し歩くけど、ジェームズ・ストリートまで行けばタクシーに乗れるはずだ。
僕は一計を案じ、わざと裏道になるブランズウィック・ストリートを通った。そ
して日本レストランの「Etsu」に近づいたところで、ジョニーさんに言ってみた。

「ジョニーさんあれ。あそこがジャパニーズ・レストランのエツなんですよ。カ
レーライスがめっちゃ美味しいんですよねぇ」
「なに? カレーライス? 日本の??」
「そうそう、ニッポンのカレーライス。なっかなかこっちでは食べられないです
よぉ」
「い、いこう、行こう! な、みんな、カレーライス食べようぜ!」
「いいんですか? でも汗ベタベタなんじゃあ…」
「いいよいいよ、だいじょうぶ。サクっと食べて帰ろうぜ。せっかくだし。な?」
「はは、そう来ると思った。わーい!」

というわけで、ミズウリのメンバー4人に同行のお客さん3人、そして僕を加え
た8人でエツの門をたたいた。しかしあいにく店内は満席…ここはいつもお客さ
んでいっぱいなのだ。どうしよう…と考える間もなくマネージャーのデイヴィッ
ドさんから提案があった。

「ええと、店のテーブルが空くまで、外のガーデンのテーブルで待っていただく
のはいかがでしょう? ビールでも飲みながら」
「ビール? いいね、そうしよう!」とジョニーさん。即断即決である。もちろ
ん全員が賛成。

というわけで、夜空を眺めながらリヴァプールの地ビール「ケインズ」で乾杯。
しかし夏とはいえリヴァプールの夜10時である。さすがに寒い。震えるほど寒
い。でも僕以外の人たち、特にひと仕事を終えた後のミズウリのメンバーは、夜
風にあたって気持ちよさそうである。エキサイトしたライヴの余韻もあるだろう。
枝豆をおつまみにビールがすすむ、すすむ。お代りする人もいた。ぶるぶる。

21:45 ようやく店内へ。このお店はいろいろと美味しい料理が揃っているのだ
が、誰も見向きもしない。全員がカレーライス一本勝負だ。そしてみんながその
味を絶賛。よかったよかった。僕もうれしい&おいしい。話もはずんだ。
「おや、いつのまにか衣装も乾いてサラサラになってるな」と、ジョニーさんが
笑った。

22:30 ジェームズ・ストリート駅前のタクシー乗り場で解散。7人を見送って、
さて、どうしよう? 今日はアデルフィ・ホテルでオールナイトのパーティーだ。
キャヴァーンのギグもまだまだ続いている…。

とりあえずマシュー・ストリートまで戻ってみた。予想通りの大賑わい。地元の
にいちゃんねえちゃんであふれている…なんだっけ、芋の子を洗うような、って
言うんだっけこういうの。僕もイモのひとつになっているわけだが、でもなんだ
か体が重くて、寒気がする。もともとひどい風邪をひいていたのだが、さっきの
エツのガーデンで悪化させてしまったようだ…うう〜。

結局、キャヴァーンのライヴもアデルフィのパーティーもあきらめて宿に帰り、
シャワーを浴びて早々にベッドに入った。ぶるぶる。
明日はスカウスハウス・ツアーのリヴァプール最終日である。バンドのギグは、
クローバーとリヴァプール・ボーイズが1本ずつ、そしてミズウリが2本だ。が
んばろう!

(つづく)

≪ http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo536.html ≫


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▽NLW通販
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NLW読者のみなさんを対象に、ちょっとかわったグッズを紹介するコーナー。
スカウスハウスの通販用に仕入れたものの、数が極端に少なかったり、そのうち
にと思っているうちに時期を逸してしまったり、通販ページのカテゴリーに入り
きらなかったりした商品が結構あります。
それらの中から毎週1アイテムを選んで通販ページを作成し、この欄で紹介して
行きます。
ウェブサイトでは案内せず、このNLW限定での通販となります。

 ― 以下は配信版のみに掲載 ―


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▼スカウスハウス・ニュース
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*** フットボール・チケットのお知らせ ******

スカウスハウスでは、以下のマッチチケットを確保しています。
ご希望のかたは、info@scousehouse.net までお問い合わせください(件名は
「フットボールチケット希望」とし、本文に「お名前」「ご住所」「希望マッチ」
「希望枚数」をお知らせください)。
下記以外のマッチも受け付け可能です。お早めにどうぞ!

 LFC vs Zenit(21 Feb 2013)
 LFC vs Chelsea (20 Apr 2013)

フットボール・チケットに関する詳細はこちら:
 http://scousehouse.net/football/stadium2012-13.html 


*** ガイドツアー「ロンドン特別編」 ******

好評のビートルズ・ツアーに加えて、ロンドンでのウォークツアーを2コース、
実施しています。ホームズゆかりのスポットを案内する「シャーロック・ホーム
ズ・ツアー」と、ちょっと怖い「ロンドン・パブ・ツアー」。ディープなロンド
ン体験をぜひ!
http://scousehouse.net/beatles/guidetour_london2.html


*** リヴァプール語学留学 ******

スカウス・ハウスは、リヴァプールへの語学留学をサポートしています。
公立のリヴァプール・コミュニティ・カレッジに加えて、今年より、私立の語学
スクールLILAとも提携しています。
長期でじっくり学べる学生の方にはコミュニティ・カレッジを、まとまった期間
を留学に充てられない社会人の方にはLILAをおすすめします。
スカウス・ハウスには、リヴァプール留学に関する専門知識や経験を持つスタッ
フが、日本とリヴァプールの両方に常駐しています。入学前はもちろん、入学後
のサポートについても安心してお任せください。
http://scousehouse.net/study/index3.htm


*** ビートルズ・ガイドツアー ******

リヴァプール&ロンドンのビートルズゆかりの地を訪ねるガイドツアーをアレン
ジしています。ツアーの詳細は、ウェブサイトの「ガイドツアー」ページをご覧
ください。
http://scousehouse.net/beatles/guide_liverpool.htm
http://scousehouse.net/beatles/guide_london.htm


*** 原稿募集中 ******

NLWでは、読者のみなさんからの投稿を募集しています。
旅行記、レポート、研究、エッセイ、写真などなど、リヴァプール、あるいは英
国に関するものなら何でも歓迎です。
お気軽にお寄せください。楽しい作品をお待ちしています。


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▽今週のフォト
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*** 今週のフォト・アルバム ******

連載「BW2012 おぼえがき」で登場したシーンの写真をいくつか掲載しています。
ちかこさん、えりさん、H-San.さん、提供ありがとうございました!!
http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo536.html


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