April 16 2013, No.550
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リヴァプール・ニュース / News of the Liverpool World  
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□■ INDEX ■□

 ▽フロム・エディター
 ▼寄稿:「憧れのアパルトマン生活の旅!」(4)
 ▽スカウスハウス・ニュース
 ▼今週のフォト


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▽フロム・エディター
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先週のこの欄でお伝えした、ビートルズのサード・シングル「フロム・ミー・
トゥ・ユー」50周年記念プロジェクト《Beatles Global Relay - 'From Me to
You' - 50th Anniversary Celebration》。
世界のトップ・ビートルズ・バンドたちにこのナンバーを演奏してビデオに撮っ
てもらい、それを編集してベスト・ヴァージョンを作ろう、という企画です。
リヴァプールのThe Beatles Storyが発案し、Cavern Clubのサポートを得て進
められました。

その完成ビデオが、リリース記念日の4月11日に無事に発表となりました。
こちらです。ぜひ!
 http://youtu.be/PowillF6CGA 

いかがですか?
僕はとても気に入っています。よくこんなに上手につなげられるものだと感心す
ると同時に、どのバンドも実に個性的かつ魅力的で、実際にライヴを観てみたい
という気になります。

僕のところに完成の連絡が来たのは、日本時間の11日午前4時ごろでした。と
いうことは、イギリス時間ではまだ10日のうちにこのコンピレーション・ビデ
オは出来上がっていたということですね。エントリーの締め切りが5日の金曜日
だったので、編集に取り掛かったのはたぶん週明けの8日のはず……仕事が早く
てびっくりです。

先週も書きましたが、日本からは、<The Beatribes><The Clover><Strawberry
Fields>の3バンドがエントリーしました。
エントリーされているすべてのバンドの演奏は、こちらのページでご覧いただけ
ます。
 http://tinyurl.com/beatlesglobalrelay 

参加バンドは合計20。たった2分の曲を割り振るのですから、1バンド6秒平
均ということになりますね。どれどれ…と思って各バンドの登場シーンを口で
カウントしてみたところ、ビートライブスとクローバーは平均よりちょっと長め
のようで(といっても1秒あるかないかですが)、なんだか得した気分です。

最初に予想していたよりずっと面白いプロジェクトになりました。少しでも関わ
ることができてハッピーです。
それに、あらためて感じたのが、<From Me to You>の楽曲としての素晴らしさ。
わりと軽んじられがちなナンバーですけど、詞も曲も演奏も歌もコーラスもサウ
ンドもリズムもアレンジも、何もかもがほんっとうに瑞々しくて素晴らしいです。
プラス、1963年4月のイギリスの空気までが真空パックされているような感じ
もします。
たぶん今、「あなたの一番好きなビートルズ・ソングは?」というアンケートを
もらったら、「『フロム・ミー・トゥ・ユー』ですっ!」と即答してしまいそ
う……。

このプロジェクトのことを「フロム・ビー」さんのブログで取り上げていただき
ました。うれしいです。ぜひご覧ください。
 http://frombea.cocolog-nifty.com/blog/2013/04/from-me-to-you-.html 

● ● ●

いつもオリジナル写真を掲載している「Photo of the Week」は、先週は特別に
ビートルズ・ストーリーさんに提供していただいた画像を掲載しました。
<From Me to You>リリース50周年プロジェクトのキックオフ・イヴェントでの
ショットです。
今週も木曜日に更新しますので、まだご覧になっていないかたは今のうちにど
うぞ。

「Photo of the Week」は、スカウスハウスのFacebookページ、またはウェブサ
イトのトップページに掲載しています。
 Facebookページ: http://www.facebook.com/scousehouse.net 

                         ― Kaz(16/04/2013)


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▼寄稿:「憧れのアパルトマン生活の旅!」(4)
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「憧れのアパルトマン生活の旅!」 / Anne

≪ http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo550.html ≫ 

■第9話《アパルトマンに到着!》■

タクシーのドライバーさんにアパルトマンの住所を見せます。
「今回の旅はホテルじゃないもの!」
「アパルトマンの住所で行き先をお願いしなきゃd=(^o^)=b」
これから現地の担当の方に会って鍵を受け取ります。
「暮らし方を簡単に教えて頂かなくちゃね!」
「こんな手順がホテルと違うところ (^Q^)/゛」

タクシーがアパルトマンのある通りまで来ると、ドライバーさんが向かい側を指
してくれました。
「メルシー!」
「チップも忘れちゃいけない! パリだもの!」
「車が来る方向に気を付けて横断歩道を渡らなきゃ ('' )( '')」

パリの住所は番地が偶数と奇数でサイドが分かれています。
「私の番地は偶数側 (^_^)」
「どちら側の通りを探すのか決まっていると分かりやすいですね!」
「知らない街では便利です!」
店舗が並ぶ通りでは扉の上に番地がしっかり書かれています。
「見つけやすい〜 (^◇^)/」

アパルトマンの下まで来たところで現地の係の方に電話を入れます。
「パリで暮らしている日本人の方なので日本語でOK!」
「ある意味、ホテルより安心だわあ!」
歩道で少し待っていると日本人の方がアパルトマンのドアからお出迎えです。

「こんばんは!」
日本語で自己紹介!
早速、鍵の扱い方を教えていただきます。
「バルセロナのナチャのマンションでも感じたけど、日本と全然違うんだよ
ね (^。^;)」
このアパルトマンはパリの市街地のマンション。
都会の真ん中なのでもちろんオートロックです。
山手線の内側みたいなイメージで考えてくださいね。
一階はカフェや店舗が並んでいて上が住居用マンションです。

店舗と店舗の間に大きな扉があります。
「この扉は暗証番号で開くようになっているんだあ!」
「わあっ (゜□゜)」
「重くて大きな扉!」
「中に入ったらオートロックで鍵がかかるんだあ!」
エントランスには郵便受けがあって、ここまでは郵便屋さんは入れるんですね。

「エントランスの奥に入るのはセンサー付きの鍵なのね!」
「ここからは住んでいる方や修理などの作業の方だけってことね!」
エレベーターや階段があって居室に向かうことが出来ます。
「ここで気を付けて ヾ(°°)」
「パリは古い建物が多いので、エレベーターがついているとは限りませんよ!」
「アパルトマンに滞在したい方は事前にチェックが必要です (^。^)b」
「私も部屋を選ぶときには階数とエレベーターはしっかりチェック!」
「スーツケースがあるのに階段を5階とか6階ってあり得ない (>。<)」

「エレベーターもバルセロナのナチャのお家みたい!」
「扉なんだあ!」
「お借りしたのはアパルトマンの最上階!」
エレベーターで最上階に上がって部屋を教えて頂きます。
居室の扉の鍵は2つ。
「開け方も日本のとは全く違う (>o<")」
「出来るかなあ! 練習しなきゃ!」
最初はかなり戸惑って不安でしたけれど何とか開け閉め共覚えました。
「これは慣れってことね (o ̄∇ ̄o)/」

「パリのアパルトマンの内側って初めて! ^(^^ )( ^^)^ ドキドキ!」
室内では台所やバスルームやテレビの使い方を教えて頂きます。
それからホテルではないので暮らし方も教えて頂きます。
「ごみの処理って気になるよね!」
「ごみは分別が結構アバウトだし、いつでも指定の場所に置けて楽チン!」
「ご近所は旅行中の私と違って、平日はお仕事して暮らしているんですよね!」
「夜遅い時間に大きな音を立てない配慮は大切! (^。^)b」
「『暮らす!』って体験も面白いね!」
「何よりも色々な不安も日本語でお話出来るのがいいですね(^◇^)」


■第10話《スーパーマーケットへGo!》■

担当の方が、これからお部屋の消耗品の補充のために近所にお買い物に行くそう
です!
「私も一緒に連れて行ってくださ〜い ( ^o^)」
「パリの空港からバス停までの間にコンビニが見つからなかったんです!」
「ミネラルウォーターが買えなかったのが不安でした!」
「夕方の到着なのに初めての場所でミネラルウォーターが手に入らないっ
て(×。×)」
ヨーロッパは遅い時間までお店が営業していないので手に入らない不安があるん
ですよね。

アパルトマンから5分程の所にデパート街。日本でもお馴染みの「プランタン」
もあります。
そのプランタンの裏手に「モノプリ!」がありましたよ!
パリの街では良く見かけるスーパーマーケットのチェーン店ですね。
連れて行って頂いたおかげで飲料水以外にビールやお惣菜も購入出来ました。
「こんな近くにスーパーマーケットがあるんだあ!」
「便利な場所で良かった〜 (^◇^)」
「これからここのモノプリにお世話になるのね!」
「ここって美味しそうなチーズが一杯!」
「それにたくさんのワイン! ずらーっと並んでいる ヽ(∇⌒ヽ)(/⌒∇)/」
「しかも安い(゜ο゜)」
「これは毎晩楽しみですよー(*^¬^*)!」

「ワインを見ていて忘れてた (→o←)ゞ」
「今回は買付旅行! だから郵便で荷物を別送するんだった!」
「初めての挑戦だよねー!」
すみません (^人^) 大げさです!
「担当の方に郵便局の確認をしておこう!」
「事前に郵便局を調べて来てはあるんだけどね!」
なんと! アパルトマンから1〜2分のところにも郵便局がありました!
「やっぱり暮らしている方は詳しい! 頼りになるなあ ヽ(´▽`)/」

それにこのアパルトマンは地下鉄の駅にも歩いて1分程。
「とても便利な場所に大満足!」
「明日からの生活に期待出来ちゃうね d(-_^) good!!」

到着した夜はインターネット用のルーターが壊れてしまっていました。
当日の夜はネットが使えませんでした。
「でもね (^_^) さすが日本人のサービスです!」
「すぐに担当の方が新しいルーターの手配をしてくれましたよ!」
「翌日私が部屋に戻る時間に合わせて取り換えてくださる?」
「ホテルで言葉が通じなかったらこういうわけにはいきませんねえ (^_^;)」


■第11話《カルネを買ってマルシェと蚤の市へ!》■

今回の旅は蚤の市での買い付けがメイン!
ただ蚤の市って普通は土日に行われるものなんです。
「えっ? 毎朝蚤の市が開かれている広場がある w(゜o゜)w?」
「しかもそこはマルシェも毎朝開かれているんだあ!」
「これは訪ねない理由はないよね!」

到着の次の日!
「金曜日の朝です!」
「マルシェだからちょっと早起きしよう!」
「だって地下鉄に乗って最寄駅のルドリュ・ロランまで行かなきゃ!」
「前回のパリでは窓口で『カルネ』って回数券を買ったよね!」
カルネはメトロやRERやバスが利用出来る回数券です。
移動がかなり多い方はツーリスト向けのパリ・ヴィジットや一日乗り放題のモビ
リスもあります。
私は歩ける距離は散歩を楽しみたいのでカルネの10回券を利用。
足りなくなったら買い足すことにします。
カルネは10回券だけじゃなく、枚数も選べます!

窓口には女性がいました。
「よし! カルネを買うぞ (`_')」
「何よ〜! 私の後ろの方を指しながら何か言ってる〜!」
相変わらず意味不明でキョトンとしていると窓口から女性が出て来ました。
「『自動販売機で買いなさい!』ってことね・・・(@_@;)」
女性は説明をしながら次々画面を進めて行きます。
「訳がわからないまま現金投入画面!」
「お金を投入しなきゃ!」
「結局よくわからないまま・・・でもカルネが手に入ったし! まあいい
か r(^^;) ポリポリ」

平日の朝にもかかわらず地下鉄は通勤ラッシュって感じではなかったですよ!
「カルネが手に入ったらパリの地下鉄は分かり易くて楽チン( ^.^)」
「でも一つ困ったことが!」
「日本でも慣れない土地だとあるかも!」
「それは地下鉄を降りて地上に出た時なんです!」
知らない街でどちらに歩いたらいいのか全く分からない (>_<)
「地下鉄のホームから出た時ってそんなことありませんか?」
「もちろん地図は持っています!」
「ただ日本で見慣れた地図と違って建物やお店の名前はなんにも書かれていない
んです (◎o◎)」
「ヨーロッパの地図って通り名だけですよね!」
「だけど通りの名前ってどこに書かれてるの?」

「ダメだ( ̄□ ̄;)!!」
「もう一度地下に潜って地図を確かめよう!」
「地下鉄構内の地図は日本と同じように出口に番号が書かれてるね!」
「自分の地図と地下鉄構内の地図をつき合わせてしっかり確認!」
「目指す方向の出口の番号はこれだ!」
「歩く方角をしっかり確かめてからもう一度地上へ行こう!」
「まだ少し不安だけど多分こっち ( ¨)/―――」
「あっ、印刷してきた地図にある公園だ! 3本に分かれた通りも見えて来た!」
「これでやっと安心だね (^◇^)/」

しばらく歩くとマルシェが見えて来ました。
「美味しそうな果物や野菜が美しく並んでいるよ!」
「海外の市場って本当に目を奪われるよね (⌒o⌒)」
「マルシェの裏側が蚤の市なのね!」
「もうオープンしているお店やまだ準備中のお店があるみたい!」
「初めての蚤の市〜 (/⌒∇)/」
感動だけど始めはただ眺めているだけでした。
どんなものが並んでいるのか、何が欲しいのかよく分からない時間が続きました。

「なんかあれって面白そう!」
少しずつ気になるものを見つけることが出来るようになりましたよ!
「ご存じのようにフランス語が出来ない私!」
「勇気が必要なんだよね (`´)/」
「ボンジュール!」
現地の方は気さくに声を掛けてくれます。
「ボンジュール ( ^^)/」
「ちょっと緊張しちゃうなあ・・・」
「そうだ! カンニングペーパーを出して勇気! 勇気!」
「頑張るぞ (`へ´;)ゞ」
「セ・コンビアン?(いくらですか)」
「キャー! 通じたみたい (^◇^)/」
「通じたけどフランス語は理解出来ないんだった (/_-、)」
フランス語の数字で知っているのは「アン・ドゥ・トロワ」位です。
「大丈夫!」
「メモ帳とペンをちゃんと持参!」
「これを渡したら『書いて欲しい』が伝わるもんね〜!」

「蚤の市って値切るらしい!」
「メモで商談しちゃおう (*^^*)」
「数字が万国共通で良かった (^。^*)!」
商談成立すると新聞紙なんかに包んで手渡してくれます。
もちろんエコバッグ持参は当たり前ですよ!

「お腹が空いてきたなあ・・・」
「そうだ(゜ο゜) マルシェで果物を買って食べることにしよう!」
マルシェの写真を撮りながら何を買おうか考えています。
「えっ! どうして私の方を怖そうな表情で見てるの?」
「『撮らないで!』って感じのジェスチャーに見えるよ!」
「ドキッ (゜゜;)!」
「マルシェって写真撮影ダメじゃないよねえ!」

「なんだあ (^o^;」
「マルシェのお兄さんったら私の不安そうな表情を見て笑ってるじゃない!」
お兄さんの冗談だったみたいです。
それどころかお兄さんも撮影に協力!
「ポーズなんか取っちゃって〜(* ̄0 ̄*)」

私がリンゴを指して指で一個とアピール。
「5ユーロ???」
「マルシェのお兄さんは五本指を広げてるからそう言うことだよねえ?」
「えっ! それってボッタくり (;°°)!!!」
「リンゴ1個5ユーロって!」
「あり得ない (*_*)」

「これもお兄さんの冗談なのね (;^_^A」
「わざわざ別のリンゴを拾い上げて人差し指で1ユーロって!」
「『こっちなら1ユーロ』ってことなの?」
「リンゴ1個1ユーロも高いけど・・・」
「フランス語で文句言えないからいいか!」
「1ユーロを渡してリンゴを頂くことにしましょ (´。`;)」
するとお兄さんったらリンゴと一緒にお釣をくださいました (^o^)/!

「ごめんなさい!」
「本当はとってもいいお兄さんだったんだあ!」
「きっと私がフランス語分からないから工夫してくれたのかも (TεT;)」
一旦1ユーロを受け取ってお釣を渡す。
1ユーロぴったりだったら指1本で伝えられるものね。
「私も海外で言葉の代わりに工夫していることが多いけど!」
「言葉が出来なくて旅をしてるって現地の方々も工夫してくれているんだあ!」
「その優しさに改めて感謝です (*^_^*)」
旅に出ると、小さなことでも人の優しさを感じることが出来ますね。
まだ初日なのにもう感謝と感動に包まれています。

(つづく)

≪ http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo550.html ≫ 


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