Aug 13 2013, No.562
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リヴァプール・ニュース / News of the Liverpool World  
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□■ INDEX ■□

 ▽フロム・エディター
 ▼寄稿:「憧れのアパルトマン生活の旅!」(16)
 ▽スカウスハウス・ニュース
 ▼今週のフォト


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▽フロム・エディター
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NLW No.562です。
早いもので、もう来週は《International Beatleweek》です。
スカウスハウスにとって1年で最大の行事で、この1週間のために半年以上もか
けて準備をしてきました。今は最終の追い込み作業に追われています。
寝る間もなくてもう右も左も前も後ろもわからないパニック状態…というほどで
はぜんぜんありませんが、飼いネコにおやつをあげるのをうっかり忘れてしまう
ほどにはバタバタとした毎日です。にゃお。

特に今年は例年以上にたいへんです。
日本からフェスティヴァルに4つもビートルズバンドをエントリーしていて、そ
のファミリーも含めて総勢50名以上となる団体をアテンドすることになっている
のです。
バンドのギグだけで29本もあるし、フェスティヴァルのイヴェントやスカウスハ
ウス・オリジナルのオプショナルツアーもいくつかあるので、ツアーのオーガナ
イザーとしては人手はいくらあっても足りません。この際ネコでもモグラでもい
いから手を貸してほしいところなのですが、どんなに手を尽くして探しても、今
年はサポートスタッフを集めることができませんでした。たったの1人も。

つまり、僕とえりさんの恒例メンバー2人だけで4バンドと30人以上の参加者
の面倒をみなくてはいけないわけです。
これはちょっと…じゃなくてかなりリスキーだなあ、というのがこの数ヶ月間の
悩みのタネでした。万事スムーズに運べばだいじょうぶだけど、もしもの場合
は…どうしよう??

しかし、です。
ほんの数日前に、まったく予想もしていなかったところから、まるで天からの贈
り物みたいに、強力な助っ人が現れたのです。ひとりだけですが、僕とえりさん
を合わせたくらいに働いてくれそうなスーパーレディなのです。心強いです。助
かりました。
不思議なことってあるものですね。自分でもびっくりです。僕の日頃の行いが
よっぽどよかった…のかな?

とにかくがんばって来ますね。
次号<NLW No.563>は、9月3日発行の予定です。
3週間後ですね。
みなさんもどうぞお元気で!

● ● ●

<フットボール・チケットのお知らせ>
スカウスハウスでは、9月1日にアンフィールドで行われるプレミアリーグ<LFC
vs Man Utd>のマッチチケットを確保しています。
座席はメインスタンドMDブロックで、限定1枚のみ。チケット代金は¥36,000
です。
ご希望のかたは、info@scousehouse.net までお問い合わせください(件名は
「LFC vs Man Uチケット希望」とし、本文に「お名前」「ご住所」「連絡先電話番
号&Eメールアドレス」をお知らせください)。お早めに!!

                         ― Kaz(13/08/2013)


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▼寄稿:「憧れのアパルトマン生活の旅!」(16)
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「憧れのアパルトマン生活の旅!」 / Anne

≪ http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo562.html ≫


■第43話《モンサンミッシェル観光!》■

「ツアー旅行の朝はやっぱり早起きだあ!」
昨夜は遅くまでライトアップのモンサンミッシェルを楽しんでいたから眠いけど
起きなければですね。
「朝食後、早めに島内観光への出発!」
さすがに人気の世界遺産『モンサンミッシェル』。
「かなり多くの観光客が毎日訪れるよねー o(^o^)o」
島の近くに宿泊している特権で早く修道院内を見学するそうです。
「観光客が入らないアングルで撮影出来るんだあ!」
「観光客が写らない写真って人気観光地では難しいですよね ヾ(^^ ;)」
やっぱりこのコース専門の添乗員さんですね。

「朝食はビュッフェスタイル!」
昨夜ご一緒させて頂いたご家族はもう食事を始めていました。
「おはようございます (*^.^*)」
テーブルにはパンやフルーツが並んでいて何だか眠かった私も元気が出てきます!
「修道院は坂道も多いから食べるぞー( ̄^ ̄)」
ホテルでのビッフェスタイルの朝食っていつだってとっても幸せ気分です。

「でもそんなにゆっくりしてられないんだよね!」
朝食後はすぐにホテルをチェックアウト。
フロントに集合する時間が決められています。
「一泊だから荷物は少なくて準備も簡単ね ( ^.^)」
「スーツケースなど大きな荷物がある人は (゜o゜)?」
自分たちのツアーバスに預けておくことが出来るのだそうです。
「ツアーって便利だよね!」
個人旅行だとチェックアウト後にホテルに預かって頂いたりしなければなりませ
ん。

スタートはツアーの皆さんと一緒に島内に入って順番に見学だそうです。
添乗員さんが説明をしながら修道院のコースを手際よく回るのもいいですね。
「個人だと注目場所に気が付かなかったりするよね!」
「私なんか歴史的な建物を訪ねてもため息交じりで見るだけ(´▽`;)」
添乗員さんから歴史のお話を伺って、注目するところを教えて頂ける!
「ここまで観光に来た甲斐があるなあ!」

チェックアウトをして、途中、駐車場のツアーバスに必要のない手荷物を預けま
す。
「小さなバッグだけ持って停留所に向かいまーす!」
バスがすぐに到着!
「いよいよ修道院の中まで見られるんだよね (^o^)」
「何だかドキドキ!」
シャトルバスを降りて少し歩くと島への入り口のバボル門。
「この辺りは昨夜来ているよ d(⌒o⌒)b」
バボル門内側には「ミシュレット」と呼ばれる英国の臼砲。
今日は修道院を一緒に観光なので、町を貫く1本道の上り坂を修道院入り口まで
歩き続けます。
この通りの両側にはレストランや土産屋さんやホテルが軒を連ねています。
「まだ早朝だからとっても静かね!」

この通りを奥に進むとまず見えてくるのが、有名なオムレツのレストラン、「ラ・
メール・プラール(La mere Poulard)」
「ふわふわのオムレツが美味しいってことであまりにも有名だよね(*^¬^*)」
もちろんまだ準備中でひっそりしています。
「有名なお店だし撮影しなきゃ!」
ラ・メール・ブラールを通り過ぎると「国王の門」を潜ります。
「国王の門」の上には「国王の住まい」があります。
「現在は区役所として使われているんだあ (゜O゜)」

細い坂道を行くと郵便局や銀行もあります。
「通りのお土産屋さんの壁々のストライプがとっても可愛い!」
「お店の袖看板のデザインもどれも素敵ねー!」
通りをかなり上った所には小教区教会があります。
教会には入らないで修道院の入り口を目指して階段を上っている添乗員さん!
「後をついて行かなきゃ!」
「個人旅行ならきっと入ってるなー (゜_゜)」
帰国してからネットで調べてみると、とても教会内がきれいでした。
「ちょっぴり心残り!」
その小教区教会の横には博物館もあるらしいですよ。

この辺りから修道院付属教会を見上げるととっても高い建物です!
ここまで来るのにも海岸沿いや脇の通りや本当にたくさんの通りがあります。
「どこも歩いてみたい通りばかり (^_^ ) ( ^_^)」
とても狭くてちょっと体格のよい人には通れない通りも紹介して頂きました。
「この通りを抜けてみるのって勇気がいるなあ (゜ο°;)」
脇には狭い通りがいくつもあります!
「普段から街を散策するのが好きな私にはたまらない!」
「絶対個人でまた来たい(⌒^⌒)b」

小教区教会から階段を上っていると、突然後ろから男性が走って来て、追い越し
て行きました。
「あっ! もしかして修道僧?」
彼の衣装ですぐに分かりました。
モンサンミッシェルの修道院にはまだ修道僧が修行に来ているんですよね。
修道僧が左に上って行った同じ通りを上って振り返ると海が広がっています。
「高い所まで来たのね(*^o^)」
ここから見える街の家々がとっても可愛いんですよ!


■第44話《モンサンミッシェルの修道院に入ります!》■

「モンサンミッシェル! この小島の上に建っているのは修道院 (^_^)v」
ここまで大聖堂やお城を見学して来て、その建築物やステンドグラスや調度品の
豪華さに驚きが一杯でした。
「大聖堂やお城ってとっても豪華だったよねー!」
いよいよ修道院入り口の要塞化が施された「哨兵の間」に到着です。
「巡礼者たちはここで武器を置いて修道院の中に入ったそうですよ (゜゜)」
一番に哨兵の間に到着したのが私達のツアー。
「添乗員さんがこだわっていた一番で良かったわあ!」
でもまだオープンの時間ではないのでしばらくの間ここで待ちます。
今来た方を眺めると多くの方が登って来るのがみえています。
「どんどん観光客が登って来るね (*^o^*)」

オープンの時間になると入口が開いて「哨兵の間」から見学順路に沿って登って
行きます。
階段を少し登ると、空が開け、両側に建物が並んでいます。
「左側が修道僧の住居なんだあ!」
「途中可愛い蛇口に注目 ( ^^)//」
この壁の内側には雨水を溜めるタンクになっているそうです。
この階段を上るとテラスに出て来ました!
「海が広がっている!」
目の前が開けて島を囲む海の景色が目に飛び込んで来ます。
「しかもいつの間にか青空になっている \(^O^)/」
朝出発の時には曇っていた空も、息を切らしながら登っている間に青空になって
いました!

そして振り返ると修道院付属の教会が高くそびえています!
「わあ! モンサンミッシェルの頂上に建つ教会だ!」
このテラスから教会に入って、身廊を進み奥の内陣に進んでいくと天井がひとき
わ高い!
「英仏100年戦争に勝利した後に再建されたのね (゜_゜)」
以前17mだった天井は25mまで高くなったそうです。
戦後建築技術も進歩して、「もっと高く! そしてもっと光を・・・!」と、ス
テンドグラスから柔らかい光が内陣に差し込んでくるようになった教会!
「祭壇に柔らかな光が射している (^。^)」
フランス革命で室内の高価なものは略奪されてしまっているので像などはとても
少ないそうです!
「建物の見学が主体らしいけど、高い曲面天井も美しいなあ!」

「次がここで注目の列柱廊ね!」
「瞑想のための回廊(-。-)」
この長い回廊は教会、食堂、厨房、寝室、古文書保管室、さまざまな階段につな
がっているんですね!
別の棟に行くための分岐点の役割を果たしていたんだそうです。
「祝祭日にはここで礼拝の行進が行われたんだあ!」
「2列に並べられた小さな柱がわずかにずれているのは何故 (゜。゜)?」
常に変化する視覚効果を作りだすためだそうです。
「ここから眺められる教会もため息がでちゃう!」

東隣の建物に移動すると修道士たちの食堂があります。
食堂の両側にはステンドグラス!
「とってもシンプルな幾何学模様ねー (*^_^*)」
食事では沈黙のうちに摂らなければならなかったそうですよ。
「こんどは下の階に移動なんだって!」
途中には最初に聖堂を建立した人物とサン・ミッシェルの伝説が大きなレリーフ
になってスポットライトを浴びているのが見られます。
「アヴランシュの町のオベールという司教に夢の中でお告げがあったの?」
「最初は信じなかったからミカエルが3度目にオベールの頭に指を突っ込ん
だ???」
「目覚めると本当に頭に穴が開いていたって笑えない (^へ ^;」

階段を下りて修道士たちの食堂の下の階に来ました!
ここは王侯貴族達の食堂だそうです!
「金持ち巡礼者もここでもてなされていたんだ (^-^)」
迎賓の間には巨大な暖炉もありました。
そしてもここにもステンドグラス!
「可愛い ヽ(´-`)/」
「ホタテ貝と壺の模様のステンドグラスだなんて!」

「こんどの部屋って暗いよ (^。^;)」
次の暗い部屋は礼拝堂。
太柱の礼拝堂で、大聖堂の内陣を支える土台として作られたそうです。
「礼拝堂として使われたことはないんだね!」
「この大きな車輪はなに (・・ )?」
修道院が牢獄として使われていた1820年、囚人用の食料を上層に運搬するため
に設置されていたものなんだそうです。
「今はレプリカなんだ (^。^;)」
車輪の中に囚人が二人入って外部に設置された急斜面のスロープに沿って荷物を
上げていた?
「それってかなりの重労働だ!」
「下を覗くとすごい高さ (。 。 )」

「修道僧の遊歩場」にやって来ました。
ロマネスク修道院の中軸ともいえる場所だそうです。
「二つの身廊を持つ長い廊下なのね!」
「ここの丸天井の交差リブに注目!」
次に「騎士の間」があってやっと出口のお土産屋さんに続きます。
ここには台座の上で剣を振りかざした天使ミカエルの像を見ることが出来ます。
「なんと! 足元に悪魔ドラゴンが (;°o°)」
もちろんここで見られる像はレプリカです。
「この天使ミカエルのレプリカが修道院の見学の最後ね ヽ(^^ )」

教会には美しいステンドグラスがあったけれど、フランスとイギリスの戦争に巻
き込まれた場所なので外壁の要塞も立派です。
「この修道院は当時のまま残されているのでエレベーターなどは全くないんだ!」
モンサンミッシェルを見学するためには足腰がしっかりしているうちがお薦めで
すよ。
「私も運動不足で辛かった (^◇^;)」
シャトルバスで渡っても、門をくぐりお土産屋さんの並ぶ石畳の坂を上がります。
大階段やゴーチェの階段を上ってテラスや修道院付属教会、そして修道院。
「とにかく歩きます (。_゜)!」
「上ります!」
「長い階段が続きます (゜゜;)」

「あっ! お土産探しに夢中になっちゃった (^_^")!」
集合はシャトルバスで島を出た先のレストラン前になっています。
頭では集合時間から逆算して買い物をしていたつもりだったのに!
「急がないとヤバいかも(゜ο゜)」
シャトルバスの停留所に急ぐことにします。
「シャトルバスって時刻表がなかったんだ!」
「バスはタイミングよく来るかなあ・・・」
急いでいるとシャトルバスの停留所はバボル門からかなり歩くと感じます。
「実際かなりの距離がありますよ (;>_<;)」

小走りに停留所を目指しながら島を後にする寂しさで振り返ります。
「わあっ (o ̄∇ ̄o)! 真っ青な空にモンサンミッシェルの修道院!」
何気なく振り返った時のモンサンミッシェルの美しさに驚いて慌ててシャッター
を切る私。
「遅れるぞー!」
「待って! 待って! ちょっとだけ撮影させて (^人^)」
またバス停に向かって走り出したものの停留所の場所が分からない。
「昨夜はツアーの方々と一緒だったから人任せだった (×_×;)」
まだまだ走ります。
「どこだろう (O.O;) どこだろう (o。o;)」
「あー! この旅の出発の朝を思い出した!」
「今回の旅はヘトヘトになりながら走ることだったかも (;´д`)」

(つづく)

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