January 28 2014, No.574
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リヴァプール・ニュース / News of the Liverpool World  
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     *** http://scousehouse.net/ ***


□■ INDEX ■□

 ▽フロム・エディター
 ▼寄稿:「まさかのナショナルダービーへ!」(8)
 ▽スカウスハウス・ニュース
 ▼今週のフォト


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▽フロム・エディター
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来週にニューヨークに行きます。
2月6日から9日まで、ビートルズのアメリカ上陸50周年を記念するフェス
ティヴァル《NYCFAB50》(http://www.nycfab50.com/)がニューヨークで開催さ
れます。
この大きなイヴェントに、東京のビートルズ・バンド The Clover が招待されま
した。スカウス・ハウスはそのコーディネーションを担当し、これまでおよそ
3ヶ月をかけて準備をしてきた……のですが、なにしろ主催者のほうも初めての
イヴェントなのでいろんなことがなかなか決まらず、決まったと思ったら二転三
転、思わぬ方向にゴロゴロと転がって行ってしまったりして、とてもとてもスリ
ル満点な日々を過ごしてきました(…やれやれ)。

加えて、ほかの国のバンドのギグの面倒をみたり(なぜか成り行きで…)、現地
のライヴハウスと組んで独自のイヴェントを企画したり(これも成り行きで。で
も残念ながら時間が足りなくて実現しないかもですが…)、パブリシティ用にプ
レス・リリースをこしらえて各メディアに送ったりなんだりで、ここ3週間くら
いずっとドタバタしています。でももちろん、イヤイヤやっているわけではなく
て、わりに楽しんでやってます。楽じゃあないけど…。

実は、出発まであと10日というのに、まだバンドのスケジュールは完璧には固
まっていません。
とりあえず今の時点では、主催者が用意する大きなライヴ・イヴェントのほかに、
スカウス・ハウスでアレンジしたギグが5つ、決まっています。マンハッタンや
ブルックリンのライヴハウスなのですが、これがまあ、どこもいい感じにハード
ボイルドなところばかりで、今からワクワクしています…と同時に、「だいじょ
うぶかなあ」という不安もあります。

リヴァプールの「ビートルウィーク」のギグには、ビートルズやそのカヴァーバ
ンドが好きな人ばかりが集まって来ます。そこはあらかじめビートルズ・バンド
のためにセッティングされたステージであり、すべてが「ホーム」の雰囲気で行
われます。バンドにとっては天国といってもいいでしょう。よほどひどくなけれ
ばあたたかく見守ってもらえるし、演奏をトチっても応援してくれることさえあ
ります。
今回クローバーが挑戦しようとしているステージは、当然ながらすべて「アウェ
イ」。ニューヨークはリヴァプールではないので、ビートルズを演奏することで
得られるアドヴァンテージはいっさいありません。実力だけがすべてです。エン
ターテイメントの本場で、ヘタな演奏、気の抜けたパフォーマンスを見せようも
のなら、問答無用で容赦なくブーイングを浴びせられる。その覚悟は必要でしょ
う。

果たしてクローバーは、リヴァプールでやったようにニューヨークのオーディエ
ンスを魅了することができるのか。自分たちのパワーでアウェイをホームに変え
てしまうことができるのか…。
この3ヶ月、彼女たちはがむしゃらに練習してきたと言っています。僕は一音も
聴いていないので、その言葉を信じるしかありません。とにかく信じて、精一杯
のサポートをしようと思っています。僕も気合い入れなくちゃ!

NYでのギグのスケジュールを含む、プレス・リリースはこちらです(PDFファイ
ル)。
 http://scousehouse.net/beatles/PressRelease_TheCloverNYC.pdf 

というわけで、次号・NLW No.575は、3週間後の2月18日に発行&配信します。
いい報告ができるようがんばります。お楽しみに!

                         ― Kaz(28/01/2014)


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▼寄稿:「まさかのナショナルダービーへ!」(8)
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「まさかのナショナルダービーへ!」 / Anne

≪ http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo574.html ≫

■第19話《シティのスタジアムとこたつと猫》■

シルバやほかのマン・シティの選手たちに会えた興奮冷めやらぬまま、Takaさん
の車に戻りました!
『シティのオフィシャルショップに行こうか?』
『オフィシャルショップのトイレってとてもきれいなのよ(^o^)』
Takaさんが現在地から近いことと、とても綺麗と言うことで提案してくれました!
「スタジアムも見てみたいし!」
「ちょうどいいかもねー o(^o^)o!」
車で移動だからか、練習場からはすぐって感じでした。
「テレビで見慣れたエティハド・スタジアムだ!」
「めちゃカッコいい ヽ(^。^)丿」
大きなスタジアムが目の前に現れて来ました。

駐車場に車を止めてオフィシャルショップに入ります。
ショップ内は土曜日と言うのにとても静かです。
「きっと明日ロンドンで試合だからだよね!」
マンチェスターシティの商品は空色!
「洗練された感じのお洒落なものが多いなあ (*^.^*)」
「フットボールクラブのグッズって感じじゃないよね!」
「普段使いが出来そうなものが多いかも!」
空色のグッズは可愛いものも多くて思わず欲しくなっちゃいます。
「でも我慢! 我慢 (~^~)」
「だってこのスタジアムにはいつか絶対観戦に来るつもりだもの!」
「マンチェスターダービーも面白そう!」
「リヴァプールがマンCと対戦もいいよね (⌒o⌒)b」
マンCが目的じゃない今回の旅では買わないことにしました!
「マンCの試合観戦じゃないのに、やっぱりここで購入はダメだよね!」
「私ってどうでもいい所にこだわるなあ (^_^;)」

目的の広くて綺麗なトイレは2階!
大きなスタジアムだけあって、さすがにトイレも広くて、綺麗でとても気持ちが
良い!
「ヨーロッパ旅行って女性にはトイレは気になりますよね!」
こういう情報を知ると、とても安心して旅を楽しめます。

トイレをお借りして次に向かうのはTakaさんのお友達のYumiさんのお宅だそう
です。
「Yumiさんは古くからのマンUファン (゜o゜)?」
「試合の前日にマンUの選手からサインを頂ける場所の情報が入る確率が高いん
だあ!」
私は何としても香川真司のサインは頂きたいと思ってユニフォームを買っていま
す。
「だって日本人だもの!」
「香川がプレミアで活躍するのは嬉しい (*^-^*)」
「たとえマンUの応援は出来なくても観戦の楽しみが増えるよね!」

車は古い町並みの住宅街に入って来ました。
Yumiさんのお宅に到着らしいです。
すると入れ違いにYumiさんが車でどこかに行ってしまいました!
「日本からのお客様をお迎えに駅に行くんだあ!」
Takaさんと一緒に主のいないお宅にお邪魔して待つことにします。
「とても仲良しなのね!」
「Yumiさんは不在なのにお部屋に入って帰りを待つなんて (⌒o⌒)」

Takaさんと一緒にYumiさんのお宅にお邪魔します。
「まるで日本の玄関と一緒!」
靴を脱いでリビングに入ると絨毯にこたつ!
「こたつだ! 日本にいるみたい!」
しかも中を覗くと可愛い可愛い猫ちゃん!
「『秀ちゃん』ってお名前なの?」
「こたつに猫だなんて・・・本当にここはイングランド (^_^)( ^_)( ^)?」
Takaさんとこたつに入って秀ちゃんを撫で撫で!
間もなくYumiさんが戻って来ました。

「初めまして ヽ(´▽`)/」
さっきはTakaさんもYumiさんも車の窓からの会話だったから、この時にYumi
さんとはじめましてのご挨拶です。
日本人のお客様も一緒です。
ナショナルダービーと言うことで、彼らもマンチェスターにサッカー観戦に来た
とのこと。
「もちろん彼らはマンUファンよね!」
つまりYumiさんとお客様はマンUファン。
Takaさんと私はリヴァプールファン。
「当然フットボールのお話で盛り上がり!」
だけど明日のダービーはリヴァプールファンの二人にとってはちょっと不安です!
「マンUファンにとっては余裕でしょうけど(^^;」

日本からのお土産の羊羹と日本茶を頂きながらお話に夢中になっています。
「羊羹と日本茶!」
「こたつには猫がいて何だか和むわあ (^-^)」
「でもここはイングランドのマンチェスターなんだよね!」
「このまま寛いでいたいけれど目的は違います( ̄ο ̄)」
Yumiさんのお話だと試合前日は選手たちが集まるのだそうです。
「時間と場所の情報を聞けるの?」
選手が集まるだろう時間の30分位前に、その場所に到着するように車で行くそ
うです。
『いい場所を確保しなきゃ( ̄^ ̄)』
「私も頑張れるかなあ!」


■第20話《香川のサイン貰ったよ!》■

いよいよこれからYumiさんの運転する車で、マンUの選手に会いに行きます。
「こういうのって初めてだからドキドキだよねー (^-^;」
車を駐車場に入れて少し歩くと選手と会えるという場所に到着しました。
「どんなところにいるのか私には全く分からない!」
「もう、サインを貰いたいファンで一杯だ! 凄いなあ ヽ(^。^)/」
現地のファン歴の長い方々は、いつどこに行ったらいいのかちゃんと心得ている
んですね。
係員の方にサインをして欲しいグッズを見せます。
「サインを頂くのに何のチェック (?_?)」
係員の方にサインをして欲しいグッズを見せないと先に進めません。
Yumiさんのお話だとサイン入りとして売買しようとする人がいるのだそうです!
「そうなんだあ! だからサインをして欲しい品をチェックしているのね!」
私は香川のユニフォームとカレンダーと油性のペンを見せてOKでした!

選手が通る通路沿いにはもう多くのサポーターが集まっています。
「みんな体が大きいから全然前が見えない(;¬_¬)」
YumiさんやTakaさんも日本人だから、小さな体を入れられそうな隙間を探しま
す。
体の大きな現地の男性たちが、まるで子供を前に入れてあげる時のように隙間を
譲ってくださ
いました。
「サンキュー!」
「同じマンUのサポーター同士って思っているのねー!」
「ごめんなさい! リヴァプールサポータです (^^;)(;^^)」
心の中で謝っておくことにします!

「香川が加入したから日本人には親切にしてくれるのかも!」
イングランドの方から見たら、「遠い極東の日本から来た!」ってことだもんね。
「それにしても暗くて、何が起きているのかよく分からない ( ¨)( ‥)」
「選手が集まって来ているの?」
サインを頂ける準備をしながら待っています!
「えっ!喜ぶのはまだ早い (°°;)?」
ここに選手が到着しても、サポーターの前に来てくれるかどうかはあくまでも選
手次第!
「Yumiさんのお話だとルーニーは殆ど来てくれることは無いんだって!」
新しく加入した選手は、サポーターの心を掴みたいからサインをしてくれる可能
性が高いそうです。

「香川が来たみたい ヽ(^。^)丿」
日本語で車を指しながら『あそこにいるのって香川?』って声が聞こえて来まし
た。
「こちらに来ないのかなあ!」
「中々車から出て来ないよ ('◇'、)」
Yumiさんの所でお会いしたお客様も含めて日本人同士で名前を呼ぶことにしまし
た!
「香川 (^。^)/! 香川〜 (^。^)/!」
来てくれるように願うばかりです。
「やりました \(^^\)(/^^)/」
「笑顔でこちらに向かってくれているよ!」
すると大きな体格の現地の方々が私達日本人を一番前に割り込ませてくれました!
「優しいなあ! ありがとう( ^o^)」

私はユニフォームとカレンダーの両方にサインを頂くことが出来ました。
キャーキャーと嬉しそうな声が響いていて、私の声が届きそうにないのでカメラ
を見せました!
「ちゃんとこちらを向いてくれるなんて (*^^*)」
香川はちゃんとカメラ目線で撮影をさせてくれたんです。
他の日本人の女性の方はツーショットもお願いしていましたよ。
「私はシルバとのツーショットですでにお腹いっぱい (*^_^*)」

香川が立ち去るとこんどはファンペルシがやって来ました!
「キャー(*^o^) いっせいにみんなサインを求めてる!」
現地の方もファンペルシだとサインを求めたり、写真撮影したり、香川の時のよ
うな譲って頂ける雰囲気はありません。
「明らかに香川の時とは、ファンの反応が違う (;´д`)」
「もう隙間も譲って頂ける状態じゃない!」
「イギリス人の大きな体の後ろでまったくなにも出来ないよー (→.←)」
サポーターに圧倒されたまま、サインどころか写真撮影のチャンスもありません。
「ファンペルシは戻っていっちゃった!」
大好きって訳じゃないけど、かなり残念な気分になっちゃいました。
「近くで会ったら、ファンペルシってすごく綺麗な瞳をしていたんだも
の (^。^;)」

(つづく)

≪ http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo574.html ≫ 


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▽スカウスハウス・ニュース
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ウェブサイトの「英国盤レコード」通販ページを更新しました。昨年の夏にリ
ヴァプールで仕入れてきたアイテムを追加しています(レア盤けっこうあり!)。
ビートルズのオリジナル・アルバムはかなり売れてしまいましたが、まだまだレ
ア盤はけっこう残っています。オーダーをいただけるとうれしいです!
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毎年恒例、International Beatleweek鑑賞パッケージ「スカウスハウス・ツアー
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この夏、ぜひぜひリヴァプールでお会いしましょう!
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スカウスハウスでは、リヴァプールFCおよびエヴァトンFCのホームゲーム観戦
チケットの手配を承っています。
また、スタジアムツアーや練習場見学をアレンジするツアーもご用意。マニアッ
クなフットボール・ファンはもちろん、初心者の方も大歓迎です。ぜひご利用く
ださい!
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***  PLAY AT THE CAVERN! ******

ウェブサイトに新ページ「for ビートルズ・バンド - PLAY AT THE CAVERN!」を
アップしました。
「リヴァプールのキャヴァーン・クラブで演奏する」というビートルズ・コピー
バンドの夢を、スカウス・ハウスがサポートします!
http://scousehouse.net/beatles/playatthecavern.html


*** 「カスバクラブ・ツアー」スタートです! ******

「ガイドツアー/リヴァプール」のラインナップに、新しくカスバクラブ・ツ
アーが加わりました。カスバはビートルズがクォリーメン時代から演奏していた
伝説のクラブです。今現在もほとんど当時のままの状態で、まるで50年前にタ
イムスリップしたよう。若き日のジョンやポールやジョージがふと顔を出しそう
な空気があります。
http://scousehouse.net/beatles/guide_liverpool.htm


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スカウス・ハウスは、リヴァプールへの語学留学をサポートしています。
公立のリヴァプール・コミュニティ・カレッジに加えて、今年より、私立の語学
スクールLILAとも提携しています。
長期でじっくり学べる学生の方にはコミュニティ・カレッジを、まとまった期間
を留学に充てられない社会人の方にはLILAをおすすめします。
スカウス・ハウスには、リヴァプール留学に関する専門知識や経験を持つスタッ
フが、日本とリヴァプールの両方に常駐しています。入学前はもちろん、入学後
のサポートについても安心してお任せください。
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リヴァプール&ロンドンのビートルズゆかりの地を訪ねるガイドツアーをアレン
ジしています。ツアーの詳細は、ウェブサイトの「ガイドツアー」ページをご覧
ください。
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*** 原稿募集中 ******

NLWでは、読者のみなさんからの投稿を募集しています。
旅行記、レポート、研究、エッセイ、写真などなど、リヴァプール、あるいは英
国に関するものなら何でも歓迎です。
お気軽にお寄せください。楽しい作品をお待ちしています。


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▼今週のフォト
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*** 今週のフォト・アルバム ******

寄稿「まさかのナショナルダービーへ!」の写真を掲載しています。Anneさん、
ご提供ありがとうございました!
http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo574.html 


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