June 24 2014, No.584
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リヴァプール・ニュース / News of the Liverpool World  
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NLW No.584です。
FIFAワールドカップ・ブラジル大会で、イングランドは2試合を戦って連敗。
同グループのほかの試合の結果により、1試合を残してグループリーグでの敗退
が決まってしまいました。
初戦で試合巧者イタリアに屈し、背水の陣で臨んだウルグアイ戦。イングランド
に引導を渡したのは、リヴァプールのエース、ルイス・スアレスでした。怪我か
ら復帰したばかりだというのに、見事な先制ゴールを奪ったばかりか、値千金の
決勝ゴールまで決めてしまったのです。

実にスリリングだったこの試合、観ていて僕は、なんだか奇妙な感覚におそわれ
ました。
だって、見慣れた選手ばかりなんだもん。
数えてみると、イングランドの先発選手11人のうち、なんと5人がリヴァプー
ルのプレイヤーでした。ウルグアイのスアレスをあわせると、ピッチ上には6人
のレッドがいたわけです。

そしてさらに、です。
イングランドにはエヴァトンのプレイヤーも2人いました。
つまり、このサンパウロで行われた試合では、両チームあわせた22人のうち8
人が、リヴァプールの街でプレイする選手だったのです。
これってなんだかすごいことだと思うんですけど、どうでしょう?

ただ、レッズの2大看板、キャプテンのスティーヴン・ジェラードとエースのス
アレスが敵味方に別れてプレイする姿を見るのは、あまりいい気持にはなれませ
んでした。
「いつものクセで、キャプテンがついうっかりスアレスにラストパスを出してし
まったりして〜」
なんてバカなことを考えていたら、ほとんどそのまんまのシーンが目の前に展開
されて、呆然としてしまいました。しかもそれが決勝ゴールになるなんて……。
こんな残酷なことが起こるのがワールドカップなんだと言われればそれまでなん
だけど、でも見たくなかったなあ……。

お互い国を代表してベストを尽くして闘い、その結果が天国と地獄に分かれてし
まったキャプテンとエースの、試合後のコメントを紹介します。
(イングランドのグループリーグ敗退が決まるのはこの翌日に行われた「イタリ
ア−コスタリカ」戦のあとで、この時点ではまだわずかな希望がありました)

まずはジェラード。彼はリヴァプールでもイングランド代表でも不動のキャプテ
ンを務めています。
「まだ終わったわけじゃない。数字的には。ほんのわずかだがまだ望みはある。
このグループの中ではかなり厳しい立場なのは間違いないけどね、もちろん」
「ほかのチーム次第なわけで、こんなはずではなかったと言いたいところだけど、
現実は現実だ。自分たちで責任を受け止めなければならない」
「もちろん、我々はプロらしさを忘れてはいけない。2連敗はほんとうにショッ
クだけど、これから4〜5日、何が起こるかを見守りたい。グループの最後戦に
チャンスが残されるのかどうか」
「それぞれ2点取られて、2試合を落とした。チームとして守備に課題があるの
は確かだろう。ただ、この2試合のパフォーマンスは惨めだったわけでも、悪
かったわけでもないと思う。いい瞬間もいくつかあった。ものすごく悔しい」
「(スアレスについて)彼はワールドクラスだ。とにかくゴールに絡んでくる。
クレバーだし、キュートだよね。コーナーから入れられそうなのが2つあったし、
ほかにも2つ決定的なチャンスをつかんでたね」
「2つのゴールを決めたのが、(怪我で)5週間もプレイしていなかった彼だっ
たってこと。でももちろんうちの選手は全員ルイスを警戒していたよ。彼の能力
はよくわかっているからね。今日は彼の夜だったね、間違いなく」

スアレスのコメントです。
「厄日だったね、彼(ジェラード)には。彼がこんな目に遭うのは見たくない」
「『キープ・ゴーイング、この試合のことは忘れよう。あんたは最高のプレイ
ヤーなんだから』って声をかけた。事実、僕がこれまで一緒にプレイしてきた中
で、彼はベスト・プレイヤーだから」
「(決勝ゴールは)まず落ち着いて、冷静になろうとした。そしてボールを持っ
た瞬間、魂を込めて蹴った。僕をサポートしてくれた人たちのことを思いながら」
「夢を見ているみたいだった。何度も夢想していたことが現実になるなんてね。
これまでで最高のゲームの1つだよ。信じられないような気分だ。ほんの2,3
日前には、こんなことが起きるなんて考えられなかったから」

エヴァトンでもイングランドでもディフェンスの要、センターバックを任されて
いるフィル・ジャギエルカの試合後のコメントも紹介しましょう。
「(グループリーグ突破は)かなり難しいね、たぶん。こういう結果はまったく
考えていなかったけど、まだ試合は残っている。次のコスタリカ戦ではいいパ
フォーマンスを見せたい」
「(スアレスの決勝ゴールには)もちろんがっくりきたよ、すごく。ディフェン
ダーだからね。ピッチに這いつくばる、フリックオンをくらう、そして相手の
ゴール。最悪だよ。ほかのみんなも同じで、平気なやつは誰もいない」
「イタリア戦と同じようなストーリーになってしまった。僕らはいいプレイはで
きたと思う。それでも、勝ちに値するほどのものではなかったということだね」

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気がつけばもう6月の下旬。8月の《インターナショナル・ビートルウィーク》
まで、あと8週間となりました。
主催するキャヴァーン・クラブのウェブサイト内にあるフェスティヴァルのオ
フィシャル・ページには、のプロフィールが紹介されています。今年も世界中か
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日本代表の3バンド(The Liverpool Boys, Now Here, Red berry)の紹介文は、
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今年はどんなフェスティヴァルになるんでしょうか。
観賞ツアー「スカウスハウス・ツアー」はまだまだ参加者募集中。締め切りは7
月11日です。お早めにどうぞ!
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                         ― Kaz(24/06/2014)


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イムスリップしたよう。若き日のジョンやポールやジョージがふと顔を出しそう
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お気軽にお寄せください。楽しい作品をお待ちしています。


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(The Liverpool Boys, Now Here, Red berry)の公式写真を紹介しています。
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