September 23 2014, No.590
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リヴァプール・ニュース / News of the Liverpool World  
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□■ INDEX ■□

 ▽フロム・エディター
 ▼エコーのエコー(Echoes of the Echo)
 ▽スカウスハウス・ニュース
 ▼今週のフォト


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▽フロム・エディター
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NLW No.590です。
基本的に隔週発行のNLWですが、今号は1週間での配信です。ちょっとがんばっ
てみました。
といっても、内容は「エコーのエコー」だけで、しかもトピックはたった1つ。
でも、それがスコットランド独立の住民投票にちなんだ(というか便乗した)
ニュースなので、冷めないうちにお届けしようというわけです。
「もしリヴァプールが独立したら」というこの記事、面白いですよ。ぜひ読んで
みてください。感想を聴かせていただけるとうれしいです。

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先週のこの欄でクイズを出しました。

このページに掲載されている6ヶ所のビートルズ・スポットを当ててください、
というクイズです。
 http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo589.html 

実はまだ全問正解がでていないので、もう少し期間を延ばすことにします。
正解者1名に、昨年・2013年の《International Beatleweek》のオフィシャル・
プログラムをプレゼントします。
複数の正解者がいらっしゃった場合は先着順とし、当選者のかただけに連絡いた
します。

回答は、お名前を添えて、info@scousehouse.net までお送りください。件名は
「NLW589クイズ」でお願いします。

たくさんのご応募をお待ちしています!

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今週の「今週のフォト」ページでは、リヴァプールの街の風景を紹介します。こ
の夏に撮影したものです。
 http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo590.html

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スカウスハウスのFacebookページでは、ビートルウィークの写真を随時紹介し
ています。「いいね!」をいただけるとうれしいです。
 Facebookページ: http://www.facebook.com/scousehouse.net

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<スカウスハウス通販:UK盤レコード>
スカウスハウス通販の「英国盤レコード」ページを更新しました。
今夏、リヴァプールで仕入れた新入荷アイテムを追加掲載しています。在庫品は
すべてプライスダウン。オーダーをいただけるとうれしいです!
 http://scousehouse.net/shop/records2014.html 

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<Beatleweek 2015:出場バンド募集について>
9月15日に第1次募集を締め切りました(今のところ2次募集を行う予定はあ
りません)。
ご応募いただいたビートルズ・バンドのみなさん、ありがとうございました。
結果通知は来月中になります。今しばらくお待ちください。

                         ― Kaz(21/09/2014)


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▼エコーのエコー(Echoes of the Echo)
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新コーナーです!
地方紙〈Liverpool Echo>から、個人的に気になった記事をランダムに紹介。
全訳ではなく、記事の抜粋に追加の情報や個人的な感想を交えてお届けします。

【Sep 19, 2014】---------------------------------------------------

*** The People's Republic of Liverpool revealed - what the city might
           look like if we decided to seek independence ***

息詰まる選挙戦の末に300年ぶりの独立が否決されたスコットランド。リヴァ
プールではその翌日、「これがリヴァプール人民共和国―独立したら我々の街は
こんなふうに」という記事が<リヴァプー・エコー>に掲載されました。住民投票
ならぬ読者投票による結果です。

<リヴァプール人民共和国のリーダー>
圧倒的票差で、俳優兼コメディアンのリッキー・トムリンソン(75歳)が選出。
56ポイントの支持を獲得しました。次点は15ポイントのケン・ドッド(コメ
ディアン・86歳)です。
ちなみに現市長ジョー・アンダーソンは9ポイントを獲得(4位)。

<国際親善大使>
やっぱりこのひと、サー・ポール・マッカートニーが37ポイントで選出。以下、
14ポイントのデイヴィッド・モリシー(俳優)、13ポイントのトム・ベイカー
(俳優)、11ポイントのキム・キャトラル(女優)と続きます。リンゴ・スター
は4ポイントで8候補中最下位でした。

<国歌>
「ユール・ネヴァー・ウォーク・アローン」と「ハート・アズ・ビッグ・アズ・
リヴァプール」の一騎打ちとなったこの部門。いずれもリヴァプールFCにゆか
りの深い曲ですが、ピート・ワイルの後者が33ポイントを獲得、3ポイントの
僅差でウィナーとなりました。
「フェリー・クロス・ザ・マージー」は14ポイントで3位。ジェリー&ザ・
ペースメイカーズは銀銅ダブルでの表彰台です。一方でビートルズの「ペニー・
レーン」はわずか4ポイントしか獲得できず、6候補のうちのなんと最下位でし
た。

<リヴァプール議会場>
「スカウス・オブ・コモンズ」(英国の下院はハウス・オブ・コモンズという)
はどこで開かれるべきか。この投票も激戦となり、41ポイント獲得のセント・
ジョージズ・ホールがライヴァー・ビルディングを3ポイント差で抑えました。
ちなみに第2次大戦中にドイツ軍の空襲を受けたままの状態で保存され、「ボム
ドアウト・チャーチ」として知られるセント・ルークス教会が12ポイント、そ
して酒好きの街リヴァプールらしくフィルハーモニック・パブが10ポイントを
獲得しています。前者なら「青空国会」、後者なら「パブ国会」ですか…う〜ん、
どっちも楽しそう。

<リヴァプールの国旗>
候補に挙げられた10の旗のうち、赤と青を基調にしたものが9つ。これはもう
当然といえば当然。リヴァプールFC(レッズ)とエヴァトンFC(ブルーズ)の
街ですから、この配色以外は考えられませんね。
真ん中で区切って左を青、右を赤にし、中央に大きな紋章(もちろんリヴァプー
ルの象徴ライヴァー・バードつき)を置いたデザインが選ばれています。

<紙幣>
バンク・オブ・リヴァプールが発行する紙幣には誰の肖像を使うべきか。これは
圧倒的大差でジョン・レノンが選ばれました。なんと71ポイント! さすがで
す。こうなったら通貨も「レノン」にしてしまいましょう。リヴァプールが勝っ
たり、ビートルズのイヴェントがあるたびに為替は「レノン高」です。
ちなみにほかの候補は、ベッシー・ブラドック(政治家)、アーネスト・アレキ
サンダー(軍人)、キティ・ウィルキンソン(コレラが流行したときに多くの
人々の命を救った「スラムの聖人」)でした。

<リヴァプール代表監督>
フットボールの代表監督は誰に任せるべきか。リヴァプール国民にとって最大の
関心事のひとつでしょう。これはケニー・ダルグリッシュ(元リヴァプールの
選手・監督)とジェイミー・カラガー(元リヴァプール選手)がともに31ポイ
ントを獲得、同時選出となりました。「この2人なら仕事を分担してうまくやっ
てくれるだろう」とエコー紙は言っています。なるほど。
面白いことに、ピーター・リード、ハワード・ケンドールといったかつてのエ
ヴァトンの名選手がそれぞれ3ポイント、2ポイントという低得票率に沈んだ
一方で、架空の人物であるマイク・バセット(前出のリッキー・トムリンソンが
演じた映画のイングランド代表監督)が22ポイント、ランジェリー・モデルの
アビー・クランシー(夫は元リヴァプールのストライカー、ピーター・クラウ
チ)が11ポイントも獲得しています。あのセクシーなアビーさんが監督になっ
たら…と思わず想像してしまいました。

<ミスター&ミセス・リヴァプール>
「リヴァプールの顔」を選ぶこの投票。「ミスター・リヴァプール」はやっぱり
この人、スティーヴン・ジェラードでした。なんと66ポイントを獲得。リヴァ
プールFCやイングランド代表チームで不動のキャプテンを務めてきたスティー
ヴィー。ルックスも人間性も知名度も抜群です。ちなみに次点は9ポイントのレ
イトン・ベインズ。僕の大好きなフットボール・プレイヤーで、エヴァトンFC
とイングランド代表で活躍しています。
「ミセス・リヴァプール」は、39ポイントを得たシンガー/ソングライターの
レベッカ・ファーガソンが選ばれました。オーディション番組を経てデビューし
た2児の母で、2011年のファースト・アルバムが大ヒット。一躍英国のスター
になりました。次点は女優のクレア・スウィーニーで26ポイントを獲得してい
ます。

もともと、英国のほかの街の人から「あそこは別の国だから」と言われることも
少なくないリヴァプール。確かに人種・文化・言語には独自性があります。意外
にスコットランドより早く独立を果たす日が来るかも……来ないか。


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▽スカウスハウス・ニュース
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今夏、リヴァプールで仕入れた新入荷アイテムを追加掲載しています。在庫品は
すべてプライスダウン。オーダーをいただけるとうれしいです!
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*** フットボール・チケット&ツアー ******

スカウスハウスでは、2014-2015シーズンも、リヴァプールFCおよびエヴァト
ンFCのホームゲーム観戦チケットの手配を承ります。
また、スタジアムツアーや練習場見学をアレンジする「フットボール・ツアー」
もご用意。マニアックなフットボール・ファンはもちろん、初心者の方も大歓迎
です。ぜひご利用ください!
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***  PLAY AT THE CAVERN! ******

ウェブサイトに新ページ「for ビートルズ・バンド - PLAY AT THE CAVERN!」を
アップしました。
「リヴァプールのキャヴァーン・クラブで演奏する」というビートルズ・コピー
バンドの夢を、スカウス・ハウスがサポートします!
 http://scousehouse.net/beatles/playatthecavern.html


*** 「カスバクラブ・ツアー」スタートです! ******

「ガイドツアー/リヴァプール」のラインナップに、新しくカスバクラブ・ツ
アーが加わりました。カスバはビートルズがクォリーメン時代から演奏していた
伝説のクラブです。今現在もほとんど当時のままの状態で、まるで50年前にタ
イムスリップしたよう。若き日のジョンやポールやジョージがふと顔を出しそう
な空気があります。
 http://scousehouse.net/beatles/guide_liverpool.htm


*** ビートルズ・ガイドツアー ******

リヴァプール&ロンドンのビートルズゆかりの地を訪ねるガイドツアーをアレン
ジしています。ロンドンには「ポールゆかりのレストランでランチ」という新企
画も登場。ツアーの詳細は、ウェブサイトの「ガイドツアー」ページをご覧くだ
さい。
 http://scousehouse.net/beatles/guide_liverpool.htm
 http://scousehouse.net/beatles/guide_london.htm


*** 原稿募集中 ******

NLWでは、読者のみなさんからの投稿を募集しています。
旅行記、レポート、研究、エッセイ、写真などなど、リヴァプール、あるいは英
国に関するものなら何でも歓迎です。
お気軽にお寄せください。楽しい作品をお待ちしています。


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▼今週のフォト
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*** 今週のフォト・アルバム ******

この夏に撮影した、リヴァプールの街の風景を紹介しています。
 http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo590.html 


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