October 07 2014, No.592
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ リヴァプール・ニュース / News of the Liverpool World ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ NLW ■ *** http://scousehouse.net/ *** □■ INDEX ■□ ▽フロム・エディター ▼エコーのエコー(Echoes of the Echo) ▽寄稿:「クリスマスはリヴァプールで!」(2) ▼スカウスハウス・ニュース ▽今週のフォト ――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ▽フロム・エディター ――――――――――――――――――――――――――――――――─ NLW □ NLW No.592です。 2週間ぶりに「エコーのエコー」をお届します。 「ジョージ・ハリスンが住んでいた家がオークションに」というニュースで、あ わせて1年前に同じくオークションにかけられたジョンの家のことにも触れてみ ました。 くわしくは本文を読んでいただくとして、リヴァプールのオークション関連でも うひとつ、トピックがあります。 ストロベリー・フィールドのあの有名なゲートの真向かいにある家が、先月オー クションにかけられたのです。 ガイドプライスが27万5000ポンド(約4950万円)だったのですが、買い手は つきませんでした。早ければ今月にも再オークションが行われるそうです。 ガイドツアーでストロベリー・フィールドに行くたびに気になっていたこの一軒 家。お客さんたちとよく、「ここに住めたらいいよねー」と言いあったものでし た。「日本やったらぜったいおみやげ物屋さんになってるでえ。『ストロベリー・ フィールドまんじゅう』とか売りよるって」なんて言われて、なるほどと思った り…。 ストロベリー・フィールドといえば、2005年に孤児院施設が閉鎖となり、その後 どうなるかが注目されていたわけですが、その再生プランがいよいよ動きだして います。 老朽化した建物は建て替えて、進学が困難な子供たちのための教育センターと、 観光用のヴィジター・センターが新築されるそうですよ。 そしてなんと! 嬉しいことに、オリジナルの赤いゲートが戻って来ることに なっています。 持ち主のサルヴェーション・アーミーがこの門扉を突然レプリカに付け替えたの は、2011年5月のことでした。 (当時のNLWはこちら→ http://scousehouse.net/magazine/magazine459.html ) もうお目にかかることはできないのかと残念に思っていたので、このニュースは 個人的にとてもうれしいです。やっぱりレプリカではどうも落ち着かないですよ ね。おまけに「この精巧なレプリカは誰だれの作で、興味のあるかたはこちらま で」みたいな宣伝看板がセットになっているのですから、「なんちゅうことすん ねん!」です。情緒も何もあれへんやんか、まったく。 思わずヘンな関西弁になってしまいましたが、とにかくよかったです。計画がう まく進んでくれることを願いましょう。 ● ● ● 今週の「今週のフォト」ページでは、今年撮影したストロベリー・フィールドの 写真を紹介します。 http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo592.html ● ● ● スカウスハウスのウェブサイトに、1973年に撮影されたストロベリー・フィール ドの写真を載せています。ものすごおく貴重な写真ですよ。こちらもぜひ! http://scousehouse.net/beatles/spot_1970s.htm ― Kaz(07/10/2014) ――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ▼エコーのエコー(Echoes of the Echo) ――――――――――――――――――――――――――――――――─ NLW □ 地方紙〈Liverpool Echo>から、個人的に気になった記事をランダムに紹介。 全訳ではなく、記事の抜粋に追加の情報や個人的な感想を交えてお届けします。 【Oct 03, 2014】--------------------------------------------------- *** Beatles star George Harrison's childhood home to go under the hammer at Cavern Club *** ジョージ・ハリスンが少年時代を過ごした家が、オークションにかけられること になりました。 ビートルズ・ファンに最も有名なジョージの家は、ウェヴァトリーのアーノル ド・グローヴにある長屋ですが、オークションにかけられるのはこの家ではなく、 スピークのアプトン・グリーンにある家です。 ジョージは1943年2月25日にアーノルド・グローヴの小さな家で生まれました。 ジョージを含めて3人の男の子と1人の女の子を育てていたハリスン夫妻は、 1950年の1月にアプトン・グリーンに新しく建てられた住宅に引っ越します。こ の家で一家はビートルズがレコード・デビューする寸前まで暮らし、1962年10 月1日に、ハンツ・クロスのマケッツ・レーンに移りました。 アプトン・グリーンの家からバスでリヴァプール・インスティテュートに通学し ていたジョージは、同じバス停から同じ制服を着て同じ学校に通うポール・マッ カートニーと出会います。ポールの家といえば、アラートンのフォースリン・ ロードが有名ですが、マッカートニー家はその家に移るまでの9年間をスピーク で過ごしていて、1946年から1948年までウエスタン・アヴェニュー、1948年か ら1955年までアードウィック・ロードで暮らしていました。 アプトン・グリーンのハリスン家は、クォリーメンの練習場としてよく使われて いたそうです。シティ・センターからは遠く、多くのメンバーの家があるウール トンから集まるにも決して便利な場所でないことを考えると、よほどこの家の環 境が良かったのだろうと思われます。きっと、子供たちの音楽活動を熱心に応援 していた両親のおかげですよね。ビートルズの4人のなかで、最も家族の愛情に 恵まれて育ったのはジョージでした。 クォリーメンは、この家で行われた長兄ハロルドの結婚パーティーでも演奏して います。 さて、注目のオークションは、「カントリーワイド・プロパティ・オークション ズ」が主催し、10月20日にキャヴァーン・クラブで行われます。参考価格は10 万ポンド・プラスとなっています。1800万円くらいでしょうか。 昨年の10月29日には、同じくキャヴァーンで、同じオークショナーによるジョ ン・レノンの家のオークションが行われました。 ウェヴァトリーのニューカッスル・ロードにある、ジョンの最初の家です。ペ ニー・レーンの近くです。 こちらの参考価格は15万ポンド(約2700万円)でしたが、結局、その倍以上の 48万ポンド(約8600万円)で落札されました。匿名のアメリカ人で、電話での 参加だったそうです。 この家は元々、ジョンのお母さんジュリアの両親が住んでいた家です。個人的に 気になっていたので今年の夏に見に行ってみたところ、内装工事が進められてい るようでした。朝だったせいか、家の中にも、通りにもひと気がなくて、しんと していました。「ジョンが生まれた74年前はどんなだったのかな」とちょっと考 えました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ▽寄稿:「クリスマスはリヴァプールで!」(2) ――――――――――――――――――――――――――――――――― NLW □ 「クリスマスはリヴァプールで!」 / Anne ≪ http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo592.html ≫ ■第3話《航空運賃の不思議!》■ 私はスカイチームのマイレージに入っています。 「だから航空券はKLMとエールフランスね!」 デュッセルドルフに鉄道で向かうのならアムステルダムに着くKLM利用です。 「ドイツのICBがデュッセルドルフやケルンに行っているんだあ(^o^)」 「ドイツの鉄道って乗ってみたい!」 この鉄道の時刻表や運賃は「RAILEUROPE」で確認が出来ます。 (URL http://www.raileurope-japan.com/ ) 「ここで予約も出来ちゃうんだねo(^_-)O」 ヨーロッパの鉄道は同じ目的地なのに運賃の差が大きいのが不思議ですね! 「しかもドイツの高速鉄道の運賃は思ったより高額(°o°)」 「国境を越えている鉄道だし?」 さあ、航空券をネットで確認してみます! 「成田→アムステルダム→マンチェスター」が基本なんだけど、そこにデュッセ ルドルフを入れには・・・?? アムステルダム⇔デュッセルドルフを鉄道で往復なら、アムステルダムでストッ プオーバーのチケットですね。 「わあ、これは鉄道運賃がかなり高額だ〜(´へ`;)」 「鉄道だから時間が掛るのにね!」 「しかもスキポール空港からアムステルダム中央駅に移動して鉄道に乗車!」 「だから時間のロスも多いし!」 「つまり往復共鉄道の案はボツだよね(^へ ^;」 片道、行きのアムステルダム→デュッセルドルフだけ鉄道にすると・・・?? 「デュッセルドルフからマンチェスター間はKLM使えないからLCCの利用になる の?」 「英語出来ないし! LCCを利用して移動するなんて無理(/_<。)」 じゃあ、デュッセルドルフからKLMでもう一度アムステルダムに戻るな ら・・・?? そしてアムステルダム→マンチェスターだから、KLMで全部航空券が買えること になります。 「わざわざデュッセルドルフ→アムステルダム→マンチェスターってありな の(゜ο゜)?」 「LCCを利用しないってこんな不自然な乗り継ぎになっちゃう(^。^;)」 「それにこんな乗り継ぎって航空運賃はどれくらいになるんだろう・・・」 英語が出来る人ならLCCで簡単に移動出来ちゃう行程なんですよね。 「もう私には判断出来ない(((。o゜))))」 そこでKLMのコールセンターに電話をしてみることにしました。 試合の日程は分かっているので移動日を限定してコールセンターの方に相談しま す。 移動日が分かっていると、航空運賃と利用便もすぐに答えが出るからです。 「判断し易いしね!」 デュッセルドルフ→アムステルダムの航空運賃を尋ねてみました。 「えっ? 片道なのに高過ぎ(~O~;)(;~O~)」 「じゃあ、アムステルダム⇔デュッセルドルフを往復KLMなんてかなり高いよ ね!」 「えっ(゜ο゜)? 往復だと安い?(°_。)?(。_°)?」 「これには驚き〜!」 アムステルダム⇔デュッセルドルフは往復ならLCC並みの安い航空運賃なんです。 「成田⇔マンチェスターの運賃にちょっとプラスアルファするだけなんて!」 「航空運賃って片道より往復が安いなんて不思議だ〜(^_^;)」 「色々調べてこの結果にはショック(/_-。)」 ■第4話《宿泊したかった日本人宿》■ それならばアムステルダムからマンチェスターに移動するまえに、ちょっと デュッセルドルフに寄り道していくプランですね! 「寄り道って!」 「隣の国にフライトでしょ?」 「寄り道のスケールが大き過ぎでしょ((^。^;)」 コールセンターでは予約は保留にさせて頂きます。 「何故って、シャルケ04の観戦なら宿泊したいアパートメントがあるからで す!」 SNSで知ったエッセンにある日本人の奥様経営のアパートメント! 私のホームページの観戦記を読んでくださった方が、ドイツに観戦の旅に行かれ ました。 「その方からのお礼のメールに書かれていたんですよ(^。^)/」 シャルケ04やドルトムントの練習を見学に行くと、日本人のファンの方々を見 かけたそうです。 とても慣れている方に案内されているグループが羨ましかったとのお話でした。 「もしかしてエッセンの日本人の奥様かも(゜o゜)」 このアパートメントにはサッカーファンが集まるとの情報もあります。 「よし! 宿泊できるかメールをしてみることにしよう!」 ずっと気になっていたんですけど、この時に初めてオーナーさんにメールしてみ ました。 すぐに返信メールを頂きました! メールの感じからはとても優しくて安心出来るイメージを持ちましたよ! 「やっぱり人気だと聞いていた通りだ(。^_^。)」 何ヶ月も先のことにも関わらず、すべてのタイプの部屋が予約で埋まっていると のことです! デュッセルドルフ辺りのホテルも検索してみました。 デュッセルドルフ空港から市街への行き方も調べました。 「バイアレーナへの行き方も調べたよ!」 こうしてネットで調べながらとても迷いました。 「でも・・・(-_-;)」 「ドイツの観戦はこのアパートメントに宿泊出来る時にしよう!」 「だってドイツに観戦旅行に行ったら、次はまた他の国のスタジアムや都市にも 行きたいもの!」 オーナーの奥様からは、シェアルームに長期滞在の方が、小旅行に出ている間に 使わせて頂ける提案もありました。 こちらは個別のアパートメント以外にシェアルームもあります。 「アパートメントとシェアルームはホテルと違って少し長めの滞在用なんだよ ね!」 ただ、シェアルームだけは滞在者が旅行に出ている間は特別に短期滞在が出来る システムです。 「シェアルーム利用の提案は嬉しいけど・・・」 「けれど無理はやめよう(”>_<)」 「次回はもっと早く予約しなくちゃダメね!」 「噂通りとても人気なんだあ(゜o゜)」 「なんかヒーピアにも会えるかもって思っていたからガックリ(→o←)」 「私って『実行するか! やめるか!』って答えがどこからか突然やって来るん です( ̄^ ̄)」 こうして自分に答えが出て、この旅は振り出しに戻ってしまうことになりました! 「こんなに調べたのに・・・(´。`;)」 (つづく) ≪ http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo592.html ≫ ――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ▽スカウスハウス・ニュース ――――――――――――――――――――――――――――――――─ NLW □ *** スカウスハウス通販 ****** スカウスハウス通販の「英国盤レコード」ページを更新しました! 今夏、リヴァプールで仕入れた新入荷アイテムを追加掲載しています。在庫品は すべてプライスダウン。オーダーをいただけるとうれしいです! http://scousehouse.net/shop/records2014.html *** フットボール・チケット&ツアー ****** スカウスハウスでは、2014-2015シーズンも、リヴァプールFCおよびエヴァト ンFCのホームゲーム観戦チケットの手配を承ります。 また、スタジアムツアーや練習場見学をアレンジする「フットボール・ツアー」 もご用意。マニアックなフットボール・ファンはもちろん、初心者の方も大歓迎 です。ぜひご利用ください! http://scousehouse.net/football/stadium2014-15.html *** PLAY AT THE CAVERN! ****** ウェブサイトに新ページ「for ビートルズ・バンド - PLAY AT THE CAVERN!」を アップしました。 「リヴァプールのキャヴァーン・クラブで演奏する」というビートルズ・コピー バンドの夢を、スカウス・ハウスがサポートします! http://scousehouse.net/beatles/playatthecavern.html *** 「カスバクラブ・ツアー」スタートです! ****** 「ガイドツアー/リヴァプール」のラインナップに、新しくカスバクラブ・ツ アーが加わりました。カスバはビートルズがクォリーメン時代から演奏していた 伝説のクラブです。今現在もほとんど当時のままの状態で、まるで50年前にタ イムスリップしたよう。若き日のジョンやポールやジョージがふと顔を出しそう な空気があります。 http://scousehouse.net/beatles/guide_liverpool.htm *** ビートルズ・ガイドツアー ****** リヴァプール&ロンドンのビートルズゆかりの地を訪ねるガイドツアーをアレン ジしています。ロンドンには「ポールゆかりのレストランでランチ」という新企 画も登場。ツアーの詳細は、ウェブサイトの「ガイドツアー」ページをご覧くだ さい。 http://scousehouse.net/beatles/guide_liverpool.htm http://scousehouse.net/beatles/guide_london.htm *** 原稿募集中 ****** NLWでは、読者のみなさんからの投稿を募集しています。 旅行記、レポート、研究、エッセイ、写真などなど、リヴァプール、あるいは英 国に関するものなら何でも歓迎です。 お気軽にお寄せください。楽しい作品をお待ちしています。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ▼今週のフォト ――――――――――――――――――――――――――――――――─ NLW □ *** 今週のフォト・アルバム ****** 「今週のフォト・アルバム」では、今年撮影したストロベリー・フィールドの写 真を掲載しています。 http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo592.html ■ NLW ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ リヴァプール・ニュース / News of the Liverpool World ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ *** 隔週火曜日発行 *** □■ 第592号 ■□ ◆発行 SCOUSE HOUSE (スカウス・ハウス) ◇編集 山本 和雄 ◆Eメール info@scousehouse.net ◇ウェブサイト http://scousehouse.net/ ◆Facebook http://www.facebook.com/scousehouse.net ◇お問い合わせフォーム http://scousehouse.net/liverpool/form.html ご意見・ご感想・ご質問など、お気軽にお聞かせください。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ このメールマガジンは、以下の配信サーヴィスを利用して発行しています。配信 の解除やメールアドレスの変更は、それぞれのウェブサイトからどうぞ。 ◆まぐまぐ http://www.mag2.com/m/0000065878.htm ◇めろんぱん http://www.melonpan.net/melonpa/mag-detail.php?mag_id=000917 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 無断での転載を禁じます。 Copyright(C) 2001-2014 Scouse House |