December 09 2014, No.600
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リヴァプール・ニュース / News of the Liverpool World  
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     *** http://scousehouse.net/ ***


□■ INDEX ■□

 ▽フロム・エディター
 ▼寄稿:「クリスマスはリヴァプールで!」(10)
 ▽連載:「BW2014 おぼえがき」(2)
 ▼スカウスハウス・ニュース
 ▽今週のフォト


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▽フロム・エディター
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NLW No.600です。

ろっぴゃく、ロッピャク、六百、英語でsix hundred, イタリア語でseicento,
ウェールズ語でchwe chant,フィンランド語でkuusisataa, ポルトガル語で
seiscentos, フランス語でsix cent, スペイン語でseiscientos......もうやめ
ますが、とにかく600回目のNLWです。

といっても、記念の企画とか趣向とかプレゼントとかはなにもありません。
ついさっきまで「BW2014 おぼえがき」原稿にかかりきり…というかバババーっ
と書いていたので、ほかのことを考える余裕がありませんでした。早く配信しな
いと明日になっちゃうし…。
というわけで、いつもどおりのノーマルな内容でお届けしますね。

…なんて書くと、なんか可愛げがないなあ…って、いつもそうか。
あとでこっそり、ひとりで乾杯することにします。
このNLWを読んでくださっているみなさんに。
そして、ジョンに。今日は12月9日ですね。

                          ― Kaz(09/12/2014)


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▼寄稿:「クリスマスはリヴァプールで!」(10)
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「クリスマスはリヴァプールで!」 / Anne

≪ http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo600.html ≫

■第19話《カーディフ戦前半》■

いよいよスタジアムの中に入ってシートを探します。
シートはちょっとゴール寄りだけど、ナント!前から2列目でした。
「選手が間近で嬉しい(^○^)」
シートも観客で埋まり始め、選手達がピッチに出て来ました!
「ウォーミングアップだー!」
この時点でアーセナルがトップ、2位チェルシー、3位マンチェスターCです。
「でも勝ち点の差は殆どないんだよね!」
「選手達の気合いをフォーミングアップでも感じるなあd=(^o^)=b」

一旦選手たちがピッチから引き揚げて再び出て来ると試合開始です。
「ジェラードとスタリッジがいないのがちょっと残念だけど・・・」
前半のゴールは左側だからTakaさんのシートの方です。
予想通り立ち上がりからリヴァプールが攻めています!
「相手はカーディフシティだから攻めが続くよねv(^o^)」
観戦している私にも気の緩みがあります!
「カーディフが速攻(>_<")」
フラナガンが必死に対峙している選手が以外にも凄くて驚きです。
「ヌーンって言う選手なんだあ(°σ °)」
そのヌーンが攻めてます!
「サコウがタックルで止めた!」
またヌーンが攻めてクロスを上げます!
リヴァプールの攻めが予想に反して続きません。
「そんなはずじゃあ(゜゜;)」

「またヌーンがボールを取って抜けた!」
ヘンダーソンがボールを奪ってくれました。
「ホーッ(`。`;) 良かった!」
ヘンダーソンがすぐに前方にキックをすると・・
そのボールはスターリングからスアレスへ! 
「スアレスがシュート!」
跳ね返ったボールをこんどはコウチーニョがシュートです!
「今シーズンのリヴァプールってこの連携が楽しいよね( ^^)/」

ジョンソンが攻め上がるとスアレスがペナルティーエリアにボールを放り込みま
す。
戻ってきたボールをアレンがドリブル!
「またボールはスアレスに入った!」
だんだんリヴァプールはカーディフ陣地に攻め上がった状態が長くなってきまし
た。
「ルーカスからのバックパスが危ない(゜ο゜)」
「ミノレのキックが間に合って良かった(^-^;)」

またまたボールはスターリング、ヘンダーソン、スアレスへ繋がると!
ヘンダーソンに戻ってシュート!
「リヴァプールペースになって来ると連携が止まらないね(/^-^)/」
サコーからルーカス、フラナガン、ヘンダーソン、ジョンソン!
「どんどんボールが繋がってスターリングがシュート!」
「キャーo(><)O ヌーンのカウンターだ!」
「ヌーンの左足シュート−−−===●」
「ミノレが止めてくれた!」
「助かった〜(-、-)」
カーディフはフリーキックからヘディングしても続かない状況です。

コウチーニョからヘンダーソン、フラナガンとパスを回すリヴァプール!
「スアレス! シュート!」
「ボールはリフレクション! コウチーニョのコーナーキックだ!」
スアレスがセンタリング、サコーが落としてスターリングがシュートしました。
「カーディフはヌーン頼りだけどカウンターが危険だよね!」
「ヌーンのカウンターにシュクルテルがファウル(×_×;)」
「シュクルテル! お願いしますよー(;-o-)」

シュクルテルからヘンダーソン、ジョンソン・・・
「ダメだ! やり直し!」
コウチーニョ、スアレス、コウチーニョ! 
そしてヘンダーソンにパスを合わせたけどダメです。
「ミノレからやり直しかあ!」
「カーディフに取られちゃった(`o'")」

こんどはサコーからヘンダーソンへボールは繋がります。
「またカーディフに取られた!」
ボールは再びサコーからフラナガンへ出ました。
ちょっとスローダウンさせてスアレスからアレン、ヘンダーソンがスアレスに戻
してシュート!
「やったー! スアレスがゴールo(^^o) (o^^o) (o^^)o」

この調子で次はヘンダーソンからスターリングへ、ボールはフラナガンの足元へ
繋がると
「フラナガン! シュート!」
「そのボールをスターリングがシュート!」
「キーパーに防がれた(x_x)」

心配だったシュクルテルがイエローを貰ってカーディフがフリーキックです!
そのボールをヘンダーソンが拾ってスアレスに繋げます!
「おー! 瞬く間にスターリングに渡ってゴール(((○」
「速い! 速攻はやっぱり気持ちいいなあ( ^^)/\(^^ )」

こうして調子に乗って来たリヴァプール!
ヘンダーソンからジョンソン、スターリング、スアレスがシュート!
ルーカス、スアレス、フラナガンがスアレスに戻しました!
「そこにヘンダーソンがまたスアレスに戻したよ!」
「スアレスは右足でシュート(((((((((○」
「3点目だー\(^o^)/」
「前半は気持ちよく終わったね(*^-^*)」

(つづく)

≪ http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo600.html ≫ 


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▼連載:「BW2014 おぼえがき」(2)
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「BW2014 おぼえがき」 / Kaz

≪ http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo600.html ≫

<8月21日(木)>

07:10 ホテルで朝ごはん。やっぱりよく眠れなかった。ここ数年ずっと、やっ
と時差ボケがなくなったなあというころに帰国するというパターン。今年もそう
なりそうだ。

今日の予定は、8時からOさん夫妻のビートルズ・ツアー(パート2だ)、その
あと10時にホテルでレコード・ディーラーと会って、10:45にマリオット・ホテ
ルに集合。ステージ衣装を着たレッド・ベリーとビートルズ・ショップへ行き、
11時から<リヴァプール・エコー>の撮影。3時にえりさんと会ってビートル
ウィークの打ち合わせをして、えりさんは4時半からカスバクラブ・ツアーのア
テンド、僕はリヴァプール・ボーイズのお迎えのためにコーチに乗ってマンチェ
スター空港へ移動だ。そして夜8時には最後にリヴァプール入りするバンド、ナ
ウ・ヒアとホテルで打ち合わせをすることになっている。日本代表3バンドのギ
グは、明日・金曜日にスタートする。

08:00 ハード・デイズ・ナイト・ホテルでO夫妻と待ち合わせ。Oさん運転のレ
ンタカーでツアーに出発。
今日はペニー・レーンとウールトンを案内することになっているのだが、時間に
余裕があるので、まずセフトン・パークへ。スチュアート・サトクリフの家族が
住んでいた家と、その向かいにある湖をひとしきり観賞。この湖はジョン・レノ
ンの父フレッドと母ジュリアが出会った場所なのである。

08:30 ペニー・レーン。ラウンドアバウトとは反対側から入った。ストリート・
サインで写真撮影をしたあと、クォリーメンが演奏したセント・バーナバス教会
ホールとフィルム「フリー・アズ・ア・バード」撮影スポットを案内。そして
ジョンとジョージの母校、ダヴデイル小学校へ。ツアーでここを訪れるのは久し
ぶりだ。んーと、たぶん6年ぶり。ペニー・レーンの真ん中あたりをちょっと南
に入ったところにあるのだが、ツアーでは優先順位の問題でたいてい(というか
ほとんどいつも)カットしてしまう。長い間ご無沙汰していたが、以前とまった
く変わっていないようでちょっと安心。

09:00 ジョンの最初の家、ニューカッスル・ロード9番地。ひと気はなく、中
を覗いてみると内装の工事が行われている模様。ここは去年オークションで落札
されて、今はアメリカ人が所有しているはず。数ヵ月経てば誰かがここに住んで
いるのだろう。

09:10 ジョージの生家、アーノルド・グローヴ12番地。ここを案内していると
きに気がついた。レコード・ディーラーとの約束があったんだった。10時に僕の
ホテル。このペースでは無理だ。ぜんぜん間に合わない…。あわてて電話をかけ
て、12時半に変更してもらった。オッケー、これで安心してツアーができる。

09:30 ストロベリー・フィールド。幻想的というか形而上的というか、ここは
いつ来ても“ナッシング・イズ・リアル”な空気に包まれている。なんというか
「侘び・寂び」な風情があって、時空を超えているような、とても不思議な場所
だ。

09:50 セント・ピーターズ教会。管理人のグラハムさんに、ジョンとポールが
最初に言葉を交わしたホールの内部を見せてもらう。そして教会墓地へ入ってエ
リナー・リグビー、ファーザー・マッケンジー、ジョンの伯父さんジョージ・ス
ミス、そしてボブ・ペイズリーのお墓を案内。もちろん、ポールが最初にジョン
を見たときにクォリーメンが演奏していたという場所も。ザットル・ビー・ザ・
デイ!

10:20 チャーチを出ようとしたところで再びグラハムさんに遭遇。
「カズ、よかったら教会の中も見て行かないか?」
グラハムさんはいつも親切すぎるくらいに親切なのである。もちろん、喜んで見
せてもらった。昔、ジョン少年が通っていた教会である。パスできるわけがない。
しかし、このままでは10:45にマリオットに到着するのは無理である。サッシー
さんに電話をして、「11時にビートルズ・ショップ集合」に変更してもらう。

10:50 フォースリン・ロード。ポールの家だ。ここでタイムアップ。今日も時
間が足りなかった…。2日がかりで計8時間近くを費やしたというのに、まだ案
内したいスポットはたくさんあるし、Oさん夫妻にももっともっと見たいと言っ
てもらった。僕もわりと長いことやっているけれど、こんなにマニアックな
ビートルズ・ファンはなかなかいない。確実にベスト3に入ると思う。なんだか
他人のような気がしない。
「じゃあ、続きは来年やりましょう。ぜひスカウスハウス・ツアーに来てくださ
いね」ということにして、ビートルズ・ツアーを終了。

11:00 Oさん運転の車でシティ・センターに戻る途中、ビートルズ・ショップの
スティーヴンから電話。
「カズ、エコーの記者とカメラマンが来てるぞ」
「ごめん、ビートルズ・ツアーやってて戻るところ。いまペニー・レーンの近く
だよ」
「何時になる?」
「15分までには行くよ」
「オーケー、待ってるぞ」

サッシーさんからも電話。
「着いたんですけど〜」
「ごめんなさい、15分までには!」

どうやら時間にルーズなのは僕だけみたいだ。申し訳ない…。

11:15 またスティーヴンから電話。僕はまだ車の中。
「カズ、まだか? エコーの記者、もう待てないって言ってるぞ」
「ごめん、もう5分待ってくれ!」

11:20 マシュー・ストリート到着。車を飛び降り、Oさん夫妻に大阪での再会を
約束してダッシュ。ビートルズ・ショップに飛び込むと、ああよかった、まだエ
コーの記者がいた。レッド・ベリーも揃ってる。早速撮影開始。

エコーは、明日の紙面で、ビートルズ・ショップが土曜日にLIPAで開催する毎
年恒例の「ビートルズ・オークション」を取り上げる。その記事に、オークショ
ンの目玉アイテムである「ポールの蝋人形」の写真を添えるのだが、ただ蝋人形
だけを撮影してもつまらない。面白いシチュエーションのショットを、というこ
とでレッド・ベリーを呼ぶことになったのである。ポールの蝋人形は等身大で、
なんだかさえない表情。ビートルズっぽいスーツが着せてあるけど、よく見ると
「襟なしジャケット」ではない。

まず、レッド・ベリーの5人がポールと並んだショットを撮影。次にフロントの
女性2人とポールの3ショット。撮影中にポールの左手がポロッと落ちてみんな
びっくり。どうもネジがゆるんでいるようだ。
最後にレッド・ベリーの美人ドラマー、あやちゃんがイスに上がってポールにキ
スをするショットで撮影が終了。この間、ほんの7〜8分。

いい写真がたくさん撮れたはずで、いったいどのショットが採用されるのだろう
と楽しみにしていたのだが、結果は、あやちゃんのキス写真がインターネット版
の記事に掲載され、紙ヴァージョンには観光客の日本人女性2人がポーズを取っ
た写真が載った。僕の到着を待っている間に撮影されたものだそうだ。
僕が遅刻をしなければ、レッド・ベリーのほかのメンバーの写った写真も掲載さ
れたかもしれない。メンバーのみなさん、ごめんなさい。

http://www.liverpoolecho.co.uk/whats-on/whats-on-news/paul-mccartney-waxwork-set-auctioned-7653554 

(つづく)

≪ http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo600.html ≫


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▼スカウスハウス・ニュース
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《年末セールのお知らせ》
2014年も残りわずかとなりました。14年にちなんで、以下のスカウスハウス通
販商品を、全品14%オフとさせていただきます(100円未満は四捨五入します)。

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 ただいたあとの確認メールで割引価格をご案内いたします)。
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*** フットボール・チケット&ツアー ******

スカウスハウスでは、2014-2015シーズンも、リヴァプールFCおよびエヴァト
ンFCのホームゲーム観戦チケットの手配を承ります。
また、スタジアムツアーや練習場見学をアレンジする「フットボール・ツアー」
もご用意。マニアックなフットボール・ファンはもちろん、初心者の方も大歓迎
です。ぜひご利用ください!
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ウェブサイトに新ページ「for ビートルズ・バンド - PLAY AT THE CAVERN!」を
アップしました。
「リヴァプールのキャヴァーン・クラブで演奏する」というビートルズ・コピー
バンドの夢を、スカウス・ハウスがサポートします!
 http://scousehouse.net/beatles/playatthecavern.html


*** 「カスバクラブ・ツアー」スタートです! ******

「ガイドツアー/リヴァプール」のラインナップに、新しくカスバクラブ・ツ
アーが加わりました。カスバはビートルズがクォリーメン時代から演奏していた
伝説のクラブです。今現在もほとんど当時のままの状態で、まるで50年前にタ
イムスリップしたよう。若き日のジョンやポールやジョージがふと顔を出しそう
な空気があります。
 http://scousehouse.net/beatles/guide_liverpool.htm


*** ビートルズ・ガイドツアー ******

リヴァプール&ロンドンのビートルズゆかりの地を訪ねるガイドツアーをアレン
ジしています。ロンドンには「ポールゆかりのレストランでランチ」という新企
画も登場。ツアーの詳細は、ウェブサイトの「ガイドツアー」ページをご覧くだ
さい。
 http://scousehouse.net/beatles/guide_liverpool.htm
 http://scousehouse.net/beatles/guide_london.htm


*** 原稿募集中 ******

NLWでは、読者のみなさんからの投稿を募集しています。
旅行記、レポート、研究、エッセイ、写真などなど、リヴァプール、あるいは英
国に関するものなら何でも歓迎です。
お気軽にお寄せください。楽しい作品をお待ちしています。


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▽今週のフォト
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*** 今週のフォト・アルバム ******

「今週のフォト・アルバム」では、「BW2014 おぼえがき」とAnneさんの「クリ
スマスはリヴァプールで!」とにちなんだ写真を掲載しています。
Anneさん、写真をありがとうございました!
 http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo600.html 


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リヴァプール・ニュース / News of the Liverpool World
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       *** 隔週火曜日発行 ***


□■ 第600号 ■□

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