March 24 2015, No.609
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リヴァプール・ニュース / News of the Liverpool World  
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□■ INDEX ■□

 ▽フロム・エディター
 ▼寄稿:「クリスマスはリヴァプールで!」(18)
 ▽寄稿:「リアルエールのすすめ」(11)
 ▼スカウスハウス・ニュース
 ▽今週のフォト


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▽フロム・エディター
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こんど、ノルウェイの友人が日本を訪れることになって、うちの近くに3日ほど
滞在します。
そのあいだの観光を僕がアレンジするのですが、どこに連れて行こうかなあと考
えているうちに候補スポットがたくさんでてきて、ちょっと困っています。
京都には自分で行くということなので、大阪、神戸、明石、姫路あたりでプログ
ラムを組むのですが、これが意外に難しい。遠くヨーロッパから観光に来るんだ
からと思うと、普段自分の行かないようなところも次々とランクインしてしまう
のです。酒蔵めぐりとか、異人館とか、通天閣とか、大阪城とか。
それに加えてタイムリーなイベント、たとえば大改修が終わっていよいよ一般公
開となる姫路城とか、淡路島の花博とか、桜の開花とか、選抜甲子園とかにも、
「せっかくだからちょっと...」という気になってしまいます。

ごはん関係も大事ですよね。日本ならではの、美味しい食べ物を味わってほしい
なあと思っています。僕は肉がダメなので、神戸ビーフとか淡路ビーフはちょっ
と無理ですが…いやいや、もともと予算オーバーでした。やっぱりお好み焼きと
か明石焼かな??

海外旅行で、現地の人のお世話になったという経験をお持ちのかたは多いと思い
ます。
僕も、ビールをおごってもらったり、車で送ってもらったり、街を案内しても
らったり、家に泊めてもらったり、ほんとうにもういろんな人に、数え切れない
くらいの親切を受けてきました。もちろん無償で。
そのたびにいつも僕は、「日本にもおいでよ。関西に来てくれたらガイドするよ」
と言うのですが、実現したことはありませんでした。今回がたぶん初めてです。
今からとても楽しみです。

でもその友人、日本には3週間近く滞在するらしくて、ほかに行くところは、宮
島とか高山とか日光とか北海道とか奈良とか日立などなど、などとメールに書い
てありました。
なんだかすごいですよね。宮島と奈良には行ったことあるけど、そのほかのとこ
ろは僕には未知の場所です。いいなあ。
もしかして僕より日本に詳しくなってノルウェイに帰るんじゃなかろうかと、
ちょっとコワい気もしないではないですが。
「え? 行ったことないの? ふうん。今度ガイドしてあげようか?」なんて言
われたりして…。

                          ― Kaz(24/03/2015)


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▼寄稿:「クリスマスはリヴァプールで!」(18)
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「クリスマスはリヴァプールで!」 / Anne

≪ http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo609.html ≫

■第30話《マンチェスターに移動》■

「今朝はマンチェスターに移動ねー(^○^)」
マンチェスターピカデリー駅に直通で行く列車は1時間に1本位です。
「昨日、駅で時刻表の確認をして来てるんですよ!」
「鉄道の時刻に合わせてチェックアウトしよう(*^^)/」
チェックアウトをして、ホテルを後にしたらすぐに駅です。
「ホテルが駅に近いと移動日も楽チンね!」

リヴァプールライムストリート駅の切符売り場に並んで乗車券を購入出来ました。
「行先と枚数と片道を伝えてカードで決済だから私にも簡単!」
電光掲示板でプラットホームを調べて、プラットホームで待つことにします。
「始発駅だからスーツケースがあっても慌てることはないね!」
「それに前回マンチェスターに移動しているから経験済みだしo(^_-)O」
二度目だとちょっと余裕の私がいます。

マンチェスター行きの列車の乗降は車両の前後2か所だけです。
「マンチェスターピカデリー駅は終着駅じゃないのはちょっと不安!」
だから到着を考えて、スーツケース置き場の近くに座ることにしました。
こちらの鉄道は静かに発車して、静かに駅に到着するから自分でちゃんと準備が
必要です。
「目的地なのに気付かないなんて心配があるからね(^^;)」
私は乗車中は駅ごとにプラットホームの駅名を確認して行きます。

リヴァプールからマンチェスター間の移動は、以前乗車した時よりかなりの混雑
でした。
「クリスマス前だからかな?」
「スーツケースを置く場所がこんなに一杯なんて!」
「後から乗車してきた方の荷物を置く場所はあるのかなあ(゜o゜)」
スーツケースの横のシートに座っている私は、心配で目が離せません。

「あ〜(゜O゜;)  乗車してきた人が次々上に積み上げてる!」
私のスーツケースの上にも荷物が積み上げられていきます。
降りる人は自分の荷物を探して、下の方から取り出している状況です。
「マンチェスターピカデリーに到着したらだいじょうぶかなあ(@_@;)」
「私のスーツケースは下の方から取り出せるのかしら!」
見ているだけで冷や冷やしちゃいます(*_*)

「こんな狭い状況でコーヒーや軽食の販売も来ましたよ!」
「この混雑の中でも、温かな飲み物を買う方が多いのね( ^.^)」
みなさん楽しそうに笑顔で会話なんかしていて和やかです。
「こんなに込み合っていても和やかな雰囲気は、日本とはちょっと違う感じがす
るね!」
多分知らない乗客同士や売り子さんだけれど、笑顔で会話が飛び交っています。
「何だかとても楽しそうなのは、やっぱり明日がクリスマスだからかな( ^‐^)」
「狭い通路を販売カートが占領しているし!」
そんなのあまり気にせずにお話が弾んでいるからカートも前方に進んでいきませ
ん!
「なんてゆったりしているんだろう(o^-^)o」
いつのまにか私もこちらの時間の流れを楽しんでいます。


■第31話《アーリーチェックイン出来てラッキー!》■

列車はマンチェスターピカデリーに到着しました!
「さて、自分のスーツケースを取り出さなきゃ(^。^)」
他の荷物を気遣いながら下の方から何とか取り出すことが出来ました。
ホームに降りようとスーツケースを両手で持ち上げて降りかけた時です!
そのスーツケースを、これから乗車するおじさまが受け取ってホームに置いてく
ださいました!
「サンキュー(^。^)」
咄嗟のことで驚きながらお礼を言うと、笑顔で答えてくれるおじさま!
ヨーロッパに来ると、いつもみなさん知らない同士でも手を貸して助けてくれる
場面に遭遇するんですよ!
こちらが頼んでいる訳ではないのに、すぐに気が付いて気を利かせてくださいま
す。
「こんなところも心のゆとりかなあ(^_^)」
ぐずぐずしていると「チッ!」なんて声が聞こえて来そうな日本!
日本では電車が1分も遅れることのない正確さを誇っていますね。
「その分他人に迷惑を掛けてはいけない気持ちが大きく働くものね(^。^;)」

「自分が乗車してきた車両も撮影しておかなきゃ!」
スーツケースが動かないように抑えながら前方や正面や乗車してきた列車の撮影
をしています。
すると駅員さんが私に話しかけてきました!
『鉄道が好きなの?』
“本当は特別鉄道マニアじゃないんだけど、英語の会話は出来ないしなあ。。。”
“よし(^o^)! 好きなことにしておいちゃおう!”
「イエス(^◇^)」
イギリスの鉄道は歴史があって魅力的だからマニアの方が観光に来ても不思議
じゃないですよね!
『どこから来たの?』
「日本から来ました( ^^)/」
駅員さんは日本から来たと伝えると笑顔で答えてくれました。
『イギリスの列車は古いよ〜! 日本の列車は綺麗でしょ?』
“確かに古いけど、その分趣もあるし、何よりのんびりした雰囲気がいいです”
心で思ったことをちゃんと伝えたかったけれど、そんな会話は出来ません(;-_-)
“心の中でそんな返事をしておこう!”
笑顔で話しかけてくれた駅員さんも優しいなあ!
駅員さんには私が『鉄道女子!』に見えたのかな(^v^")

ホテルは前回宿泊したことのあるホテルです!
巨大なマンチェスターピカデリー駅のタクシー乗り場も利用経験があるのでス
ムーズ!
タクシー乗り場からホテルに向かいます。
「チェックインは14時からだけど午前中に到着しちゃった!」
「14時までスーツケースを預けて、街でランチでも食べようかな(^_^)」
フロントで予約表を見せてスーツケースを預かってと伝えます!
「わあ(⌒o⌒) ホント?」
もうチェックインが出来るって言ってくれたみたい!
「お部屋の準備が出来ているんですね。」
「ラッキー( /^^)/」

チェックインしてお部屋に向かうと、今回は奥の方の部屋のようです。
前回は壁に窓がなくて天窓だけの部屋でした。
「そう言えば、今回は窓のことを聞かれなかったなあ!」
「『窓が欲しい!』と言うつもりでいたんだけど(^^;)」
「ちゃんと意識している時に限って聞かれないのよね(--、)」
番号に沿って歩くと、部屋は一番奥です!
中に入ると一番奥なだけあって大きな窓があって明るい部屋でした。
「わあ! 角部屋だから明るい(^○^)」
「もしかしたら窓が無い部屋になりそうな時だけ確認するのかもね!」
荷物を置いて身軽になって、早速イヴの街に出て行くことにします。


■第32話《マンチェスターのクリスマスイヴは》■

クリスマスイヴの今日はお水なんかを買っておかなくちゃなりません。
25日のクリスマスは、お店はもちろん公共の乗り物もすべてが休日だそうです。
「日本のクリスマスとは意味が違いますね!」
「教会に行ったり、ご家族が自宅で過ごすクリスマス!」
だから前日の買い物は現地で暮らす方にも重要なようです。
「通りは人で一杯(´-`)」
大きなショッピングモールに行ってランチにしようと思います。
「ショッピングモールには広いフードコートもあるからね!」

「わあ(^□^)」
ピカデリーガーデンズに白くて大きな輪が半分位まで出来たものが建っています!
「これって観覧車を作っているのかな?」
どう見ても観覧車なんですけど、まだ途中だから言い切れないですね!
「こんな街中の駅の横に突然観覧車を建設しちゃうってあり(゜。゜)?」
帰国した後に調べてみるとやっぱり観覧車でした。
乗った方の感想はとにかく回転が速いらしいです。そして風が強い日は、頂上地
点はかなり揺れて怖いと書かれていました!
「エスカレーターなんかもイングランドでは日本に比べたらかなり早いしね!」
「速い観覧車もありえるかも(f^^)」

通りにはトナカイ姿のワンコがいたり、リフティングを見せてくれる若者がいた
り!
「さすがクリスマス! なんか街の雰囲気が楽しいよねー!」
フードコートのある上の階に上がってみると人で一杯です。
「シートも全然空きが無い(゜゜;)」
仕方ないのでベンチで簡単にランチを済ませて、ショッピングモールのクリスマ
スの雰囲気を味わうことにしましょ!
ショッピングセンターの広い吹き抜けのある通路にはケーキ屋さんが出店してい
ました。
「可愛いo(^-^)o」
「デザインや色が斬新!」
「何だか日本ではありえないような色使いよねー!」
サンタクロースのケーキもたくさん並んでいます。
「ペンギンやてんとう虫!人魚もある〜(o(^-^)o)」
もう楽しくて写真を撮りまくりしちゃいました!

24日はクリスマスイヴなのでショッピングモールやスーパーマーケットはいつも
より早く店じまいをしてしまうらしいです!
「Takaさんから教えて頂きました!」
「しかも、レジもとても混んでいることが多いんだって(゜o゜)」
そこで、早めにスーパーマーケットに行って翌日用のミネラルウォーターを用意
しておくことにします。
マンチェスターピカデリーガーデンズはスーパーも3軒並んでいるから便利です!
いつもリヴァプールでお世話になっているマークス&スペンサーもあります。
「いつもより大きなお水を買っておこう!」
荷物が重いのでショッピング後、ホテルに戻ることにしました。
「もちろん、ビールやワインもあるしね(^0^*!」
25日はTakaさんにポートサンライトに連れて行って頂ける予定です。
「ホテルでTakaさんから待ち合わせ時間の連絡を待つことにしましょ!」
「リヴァプールで過ごすクリスマスかあ(*^o^*)」
「楽しみだなあ〜(*^。^*)」

(つづく)

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▽寄稿:「リアルエールのすすめ」(11)
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「リアルエールのすすめ」11 / 下村 えり (Eri Shimomura)

“Wigan CAMRA Beer Festival”
     05-07 March 2015 (Thur-Sat) at Robin Park Indoor Sports Centre

≪ http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo609.html ≫ 

【Introduction】
ビールファンの皆様こんにちは。「Footballの旅」に続いてこれまたたいへん永
らくのご無沙汰でした。ナント3年ぶりの復帰になります(前回は2012年4月
でした)。
日本でもクラフトビールブームだそうで、あちこちで珍しいビールが飲まれるよ
うになっているとか。私も日本に帰省した際には地方を巡って美味しい地ビール
に舌鼓したいものです。

今回ご紹介するビール祭りは、リバプールから見て北東にあたるウィガンという
町で行われているビール祭りです。少しの間、日本の冷たーいビールを片手にお
付き合いください。

【Wigan】
ウィガンビール祭りは、今年で28年目を迎えるそうだ。私にとっては、昨年か
ら連続での2回目となる。
リバプール中心部から電車で1時間弱(乗り換え1〜2回)のウィガンは、人口
約9万7千の「タウン」である。先シーズンまでプレミアリーグに属していた
<Wigan Athletic FC>でも知られる町で、駅前にはこじんまりとした商店街があ
り、テイクアウトチッピーやラフなパブ、賭け屋が並ぶ。典型的な労働者階級の
匂いがする町ともいえる。

ビール祭りの会場は、中心部からだと徒歩で10〜15分程度のロビン・パーク・
スポーツ・センター。「Footballの旅」Vol.32
( http://scousehouse.net/football/eri_32.html )でも紹介したDWスタジア
ム(Wigan Athleticのホーム)のまん前にある。

今年もCAMRA(*)の主催で開かれたこのビール祭りは、駅前商店街から一歩入っ
たバスセンター前から30分毎のバスサービス付き。もちろんフリーである。
地元の人に人気のありそうなFish & Chips屋さんで腹ごしらえしたところでバ
ス乗り場に行くと、すでに人だかりが出来ていた。10分もすると笑みを浮かべ
た陽気なオジさんがミニバスを運んできた。お客も上機嫌、鼻歌交じりでバスに
乗り込んで行く。待てよ、未だビール一滴も入ってないのに、このノリなの
かー??(笑)。
バスの運賃は無料なのだが、そこはさすがイギリス、ドライバーの横にはチャリ
ティー募金箱が掛けてあって、ほとんどの人が気持ちのコインを入れてバスを降
りる。素晴らしい〜☆彡 

会場は前述のとおり距離的には歩ける場所にあるので、バスだと普通は5分もか
からないかもしれないが、この日はWigan Athleticのホームでチャンピオン
シップ(イングランド2部リーグ)・対Leeds UTD戦が行われるため、メイン道
路は大渋滞でナカナカ前に進まない。だけど、バスの窓から入る陽の光がとても
眩しく心地よく、渋滞のイライラも紛らしてくれた。

【Wigan CAMRA Beer Festival】
やっと、DWスタジアム前のスポーツセンターに到着。去年は大きく掲げてあっ
たイベントの横断幕が今年は見当たらず、ちょっと寂しい気もしたが、どこも経
費削減かと...
気を取り直して中に入ると、人の列もなく、昨年と同じく数人の係員が蛍光の黄
色のリストバンドを巻いてくれた。入場料は驚くことにタダである。
まずはレセプションでパイントグラスをビール券と一緒に10ポンド(約2000円)
で購入。パイントグラスは使用後、お持ち帰りしたければそのまま、返却すれば
2ポンド(約400円)が戻ってくる。ビール券も同じく、全部使えずに余った分
は返金してもらえる仕組みになっている。とても良心的だ。

用意されていた丸テーブルと椅子はすでに埋まっていたものの、ホールは体育館
なので後方の観覧席に腰をかけることができる。結構な数の人がビール祭りの会
場を見下ろす形でビールを片手に満喫していた。
ホールの左側には小さな舞台も用意されていて、私が訪れた時はアイリッシュの
バンドがフォークミュージックを奏でていた。
その他会場の端々で、エール入り(!)のチョコレートを売っていたり、お腹の
空いた人たちのためのハンバーガーショップも用意されていた。飲み物は醸造所
直送のエールビールだけでなく、海外のボトルビールや果実のサイダーを楽しむ
ことができる。

ここのビール祭りは毎年テーマがあり、そのテーマに応じて、お客が仮装してく
るのも見ものである。昨年は海賊だったが、今年はバイキング。CAMRAのボラン
ティアワーカーの人のなかにも、精一杯仮装してる人もいた。今年は昨年に比べ
てお客の数は増えてる気がするが、仮装人口は減少気味な感じで、ちょっと残念。

【Ale Beer】
レセプションで頂いた本日のプログラムをめくり、エールビールメニューに目を
落とす。
今回このフェスティバルでは142種類のエールビールと52種類の輸入ビールが
用意されていた。人気のビールは早い者勝ち、持ち込まれたビールにも限りがあ
るため、下手をすると品切れになってしまう。
なので私はいつも、賞を獲ったビールを優先させるようにしている。しかしすぐ
に酔っぱらってしまってはもったいないので、最初の1杯はアルコール度数の低
めなものから。
さあ、私が今年選んだビールをご紹介しよう。

Jasmine Green Tea (3.8%)
 醸造会社:Ticketybrew
 場所:Staly Bridge, Greater Manchester
 種類:Fruit/Flavour
 感想:お茶の味が良い塩梅で入ってる感じがさすが。ジャスミンもそんなに気
 にならず、とても爽やかな後口。Good start!
 えりの評価:4.5(満点5.0)

Viking (3.8%)
 醸造会社:Redwillow
 場所:Macclesfield, Cheshire
 種類:Golden
 感想:ビターなフィニッシュ。飲みやすく、グイグイ入る。
 えりの評価:3.0(満点5.0)

Dark Night (3.8%)
 醸造会社:Southport
 場所:Southport, Merseyside
 種類:Mild
 感想:過去ビール大会で賞を取ったDark Night。去年も頂いてとても飲みやす
 く、スムーズでフレッシュなお味。
 えりの評価:4.0(満点5.0)

Raspberry (5%)
 醸造会社:Coach House
 場所:Warrington, Cheshire
 種類:Fruit/Flavour
 感想:とってもフルーティー。ジュース感覚で飲めそうな危ないビール。アル
 コール度は結構なので、気をつけないと...(笑)
 えりの評価:3.5(満点5.0)

1872 Porter (6.5%)
 醸造会社:Elland
 場所:Elland, West Yorkshire
 種類:Stout
 感想:待ってましたー。私のお気に入りStout登場。こちらは2013年の
 'CAMRA Champion Beer of Britain'。名前のとおり、1872年のレシピで作って
 いるそう。リッチでコクがあって、後味が何とも、旨い。
 えりの評価:4.0(満点5.0)

Nightmare on Bold St. (5.3%)
 醸造会社:Mad Hatter
 場所:Liverpool
 種類:Stout
 感想:やはり締めはStoutで。名前から想像できるとおり、リバプールのクラ
 フトビール。プログラムには“コーヒーミルクとビターチョコレート味っぽい”
 と紹介してあるが、チョコレートと言うよりはダークモルトの良く利いたアロ
 マビール味。仄かに甘いのだが、邪魔しない甘さで美味。
 えりの評価:4.5(満点5.0)

以上6ハーフ(3パイント)もの上質のエールビールに満足。欲を言うと、少し
温度がぬるすぎだったか。この季節なのでキンキンに冷やす必要はないが、もう
少し温度調節を考えてくれたら、質の良いビールが更に引き立つもの。これも経
費の関係なんだろうか...

通常、私はあまり冒険はしないのだが、今年は今流行りのフルーツビールやファ
ンシービールにもチャレンジしてみた。どの醸造会社もヤング層や女性客を増や
すために工夫を凝らしているのがうかがえる。今回試した流行りのビールも予想
以上に飲みやすく、まさかの組み合わせでも面白くイケてるのが、不思議では
あった。
来年のWiganビール祭りのテーマは何になるのだろうか。美味しいビールもあわ
せて、今からとても楽しみだ。

(Fin)

*CAMRA:http://ja.wikipedia.org/wiki/CAMRA  http://www.camra.org.uk/ 

≪ http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo609.html ≫

●「リアルエールのすすめ」バックナンバー●

 【リアルエールのすすめ 1】
  http://scousehouse.net/magazine/magazine216.htm
  http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo216.htm

 【リアルエールのすすめ 2】
  http://scousehouse.net/magazine/magazine224.htm
  http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo224.htm

 【リアルエールのすすめ 3】
  http://scousehouse.net/magazine/magazine277.htm
  http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo277.htm

 【リアルエールのすすめ 4】
  http://scousehouse.net/magazine/magazine287.htm
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 【リアルエールのすすめ 5】
  http://scousehouse.net/magazine/magazine329.html
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 【リアルエールのすすめ 6】
  http://scousehouse.net/magazine/magazine368.html
  http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo368.html

 【リアルエールのすすめ 7】
  http://scousehouse.net/magazine/magazine406.html
  http://scousehouse.net/magazine/nlw_phot406.html

 【リアルエールのすすめ 8】
  http://scousehouse.net/magazine/magazine423.html
  http://scousehouse.net/magazine/nlw_phot423.html

 【リアルエールのすすめ 9】
  http://scousehouse.net/magazine/magazine425.html
  http://scousehouse.net/magazine/nlw_phot425.html

 【リアルエールのすすめ 10】
  http://scousehouse.net/magazine/magazine501.html
  http://scousehouse.net/magazine/nlw_phot501.html


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***  Beatleweek 2015 スカウスハウス・ツアー:参加者募集中! ******

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ウス・ツアー2015」の参加者を募集中です。聖地リヴァプールで開催される世界
最大のビートルズ・フェスティヴァル。今年も盛りだくさんのイヴェントが企画
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教会でのイヴェント。さらにパティ・ボイドやボブ・グルーエンもコンヴェン
ションのゲストとして初登場です。毎年好評のオプショナル・ツアーももちろん
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スカウスハウスでは、2014-2015シーズンも、リヴァプールFCおよびエヴァト
ンFCのホームゲーム観戦チケットの手配を承ります。
また、スタジアムツアーや練習場見学をアレンジする「フットボール・ツアー」
もご用意。マニアックなフットボール・ファンはもちろん、初心者の方も大歓迎
です。ぜひご利用ください!
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***  PLAY AT THE CAVERN! ******

ウェブサイトに新ページ「for ビートルズ・バンド - PLAY AT THE CAVERN!」を
アップしました。
「リヴァプールのキャヴァーン・クラブで演奏する」というビートルズ・コピー
バンドの夢を、スカウス・ハウスがサポートします!
 http://scousehouse.net/beatles/playatthecavern.html


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リヴァプール&ロンドンのビートルズゆかりの地を訪ねるガイドツアーをアレン
ジしています。ロンドンには「ポールゆかりのレストランでランチ」という新企
画も登場。ツアーの詳細は、ウェブサイトの「ガイドツアー」ページをご覧くだ
さい。
 http://scousehouse.net/beatles/beatlestour_liverpool01.html
 http://scousehouse.net/beatles/guide_london.htm


*** 原稿募集中 ******

NLWでは、読者のみなさんからの投稿を募集しています。
旅行記、レポート、研究、エッセイ、写真などなど、リヴァプール、あるいは英
国に関するものなら何でも歓迎です。
お気軽にお寄せください。楽しい作品をお待ちしています。


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*** 今週のフォト・アルバム ******

「今週のフォト・アルバム」では、Anneさんの「クリスマスはリヴァプールで!」
とえりさんの「リアルエールのすすめ」の写真を掲載しています。
Anneさん、えりさん、写真と原稿をありがとうございました!
 http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo609.html 


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□■ 第609号 ■□

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