September 22 2015, No.622
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ リヴァプール・ニュース / News of the Liverpool World ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ NLW ■ *** http://scousehouse.net/ *** □■ INDEX ■□ ▽フロム・エディター ▼「利物浦日記2001」(3) ▽スカウスハウス・ニュース ▼今週のフォト ――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ▽フロム・エディター ――――――――――――――――――――――――――――――――─ NLW □ NLW No.622です。 リヴァプールから帰ってまる2週間が経ったのですが、まだ時差ボケです。とに かく昼も夜も、ねむいねむい。そのくせ夜中にふと目が覚めてそのまま眠れなく なってしまったり……。 ネコと一緒に暮らしているのも原因のひとつかもしれません。ご存じの人も多い と思いますけど、ネコってとにかくよく寝るんです。ほっといたらもう、食べる ときと毛づくろいのとき以外はずっと丸まってスヤスヤしてます。あの寝ぼけた 顔を見ているとこっちも眠くなってくるんですよね。むにゃむにゃむにゃ……。 あ、でも、先日のワールドカップ・ラグビーの<日本vs南アフリカ>ではばっち り目が開きました。さすがに。もうまばたきするのも忘れるくらいTVにくぎ付 けです。久しぶりにエキサイトしてしまいました。 みなさん観ました? 最後の10分、すぅぅぅんごかったですね。イケイケのオ セオセでミラクル大逆転! 明日のスコットランド戦も楽しみです。 さて、終わったばかりの《ビートルウィーク》ですが、昨日から、2016年の出 場バンドの募集をスタートさせました。 聖地リヴァプールで行われる「世界最大&最高のビートルズ・フェスティヴァ ル」への出場は、すべてのビートルズ・バンドの夢であり、目標でもあると思い ます。来年はどんなバンドが日の丸を背負って一緒に戦ってくれるのか、僕自身 もワクワクしています。 志を持つバンドのみなさんからのコンタクトを期待しています。 <Beatleweek 2016:出場バンド募集!> スカウス・ハウスでは、2016年のインターナショナル・ビートルウィークに、 日本代表として出場するビートルズ・トリビュート・バンドを募集しています。 出場を希望されるバンドは、info@scousehouse.net までご連絡ください。メー ル件名は「BW16バンドエントリー」とし、本文には、バンド名と簡単なプロ フィール、代表者のお名前・住所・電話番号・PCメールアドレスをご記入くださ い。 お問い合わせをいただいてから2日以内に、Eメールで募集要項を添付送信いた します(内容をご検討のうえ、あらためてお申込みください)。 ※募集締め切りは10月20日(火)です。 ● ● ● <LFCチケットあります> スカウス・ハウスでは、以下のLFCマッチのチケットを確保しています。 ご希望の方メールで、お早めにお問い合わせください。メールタイトルは「LFC チケット問い合わせ」とし、本文でお名前とメールアドレス、ご希望マッチ& 必要枚数をお書きください。折り返しお返事いたします。 ・プレミアリーグ<LFC vs Southampton> 10月25日・アンフィールド 座席:パドックPK7ブロック B列 枚数:1枚 ・プレミアリーグ<LFC vs Leicester City> 12月26日・アンフィールド 座席:パドックPK8ブロック F列 枚数:1枚 上記以外のリヴァプールFCマッチチケットの予約も受付中です。 「スタジアムへ行こう!」ページをご覧のうえお早めにお問い合わせください。 http://scousehouse.net/football/stadium2015-16.html ― Kaz(22/09/2015) ――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ▼「利物浦日記2001」(3) ――――――――――――――――――――――――――――――――― NLW □ 「利物浦日記2001~インターナショナル・ビートル・ウィーク2001/Kazのリ ヴァプール滞在記」(再録) ≪ http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo622.html ≫ 【8月24日(土)】~ポールの人形、アストリットさんとの対面、 そして「サンク・U・ヴェリー・マッチ」~(1) 朝寝坊しないかと心配だったが、今日はだいじょうぶだった。 カーテンを半分ほど開けておいたので、目覚めた時には部屋の中はもう明るかっ た。いや、部屋が明るくなったおかげで、目が覚めたのかもしれない。どちらに しろ、雨は上がっているようだ。今日は晴れるといいんだけど。 早めに宿を出たものの、家に電話をしたら長話になってしまい、結局今日も9時 半ギリギリにマリオットに駆け込んだ。 Nくん&Eちゃん、Cさん&Mさん、それと、昨晩到着したOさんが僕を待ってい た。みんな早い。 Oさんにチケットを渡す。同行のMさんといろいろ予定を組んでいるので、 ウォーク・ツアーやランチョンには参加しないとのことだった。 僕としてはちょっと残念だけれど、まあ仕方ない。何の強制もなく自由にフェス ティバルを楽しんでもらうというのが「スカウスハウス・ツアー」のそもそもの 趣旨だし、それにこの方たちは英国やリヴァプールにとても詳しいのだ。 Nくん&Eちゃん、それにCさん&Mさんと5人で、「ビートルズ・オークション」 が行われるLIPAへと向かう。その途中で僕は、途中でヴェジタブル・パイと1 パイントのミルクを買って、歩きながら朝食を取った。 LIPAに着くと、ちょうどオークションが始まったところだった。5人全員が落札 用の番号カードを貰い、中に入った。 会場は「ポール・マッカートニー・オーディトリアム」という部屋で、200席以 上はあると思うのだが、7~8割は埋まっていた。 オークショナーの手際は実にソフィスティケートされていてスムーズだった。穏 やかな口調で次から次へと出品されたコレクションを捌いて行く。ぽんぽんぽん ぽんという具合に。 僕にはちょっとスピードが速すぎて、ちょっとぼんやりしては、(あれ? 今ど こだっけ??)という具合になってしまう。その繰り返しだった。 まあ全部で320もコレクションが出ているのだから、てきぱきしゃんしゃんと やって行かないとそれこそ日が暮れてしまうだろうなあ、と思う。ゆっくりやっ ても盛り上がらないだろうし。 Mさんは、前日からちゃんとカタログをチェックしていて、「Lot No.17・サー ジェントの衣装を着たポールの人形」に目をつけていた。そして3~4人との競 合になったが、55ポンドで見事に落札した。それは予想よりも安い値段だった。 僕は横で見ていただけだけど、なかなかスリリングだった。そして、落札が決 まった時はやはり嬉しかった。 Mさんの落札が成功したところで、我々は会場を後にした。そろそろマシュー・ ストリート・ギャラリーにアストリットさんが来ている頃だ。 初めて会うアストリットさんは、やはりカッコよかった。意外に気さくでよく笑 う人だった。そして、やっぱり黒い服を着ていた。 我々全員がサインをしてもらった後、アストリットさんは煙草を吸うために席を 立った。ギャラリーの階段のところで外を眺めながら煙草を吸う姿もサマになっ ていた。 帰って来る途中のアストリットさんに話し掛けられた。 「バック・ビート」のプロモーションで日本に行ったことがあるということや、 日本や日本人が大好きなのだといったことを話してくれた。わざわざこの僕に。 もう舞い上がってしまうくらい嬉しかった。最後はこんな会話だった。 アストリット:「で、このグループではあなただけが英語を話せるのね?」 僕:「僕が? さあ…どうなんでしょうねえ…」 アストリットさんはクスクス笑って、僕の肩をたたいた。そして、席に戻って 行った。 Mさんが、アストリットさんのために用意していた綺麗な扇子をプレゼントした。 アストリットさんはとても気に入ったみたいだった。 そうこうするうちに、クラウスが颯爽とギャラリーに入って来た。真面目な顔で スティーヴンと打ち合わせをしている。そこにアストリットも加わって、クラウ スと何やら話し始めた。 なんだか夢のような光景だった。CさんとMさんと僕は、ただ呆然とクラウスと アストリットが話している姿を眺めた。出てくるのはため息ばかりだった。 ギャラリーを出て、5人でスクール・レーンのファストフードの店でフィッシュ &チップスを食べた。期待はしていなかったが、やはりあまり美味しくなかった。 そこでNくん&Eちゃんとは別れて、3人で行動する。 まずタウン・ホールに行って、内部を見せてもらった。この前は気がつかなかっ たが、ちゃんとビートルズ4人の名前がレリーフに刻んであった。ジョンの名前 にだけ、「M.B.E.」の称号がついていなかった。 そこを出て、ピア・ヘッドへ続く坂道を下りる。風が少し強く肌寒いが、一面の 青空で、結構日差しはきつい。よい天気になってよかった。 途中、僕のお気に入りのパブ「ピッグ&ホイッスル」で休憩。ケインズのハーフ を飲んだ。 ピア・ヘッドをのんびり散歩して、街なかへ戻る途中でチヴァッセ・パークへ 寄った。 この公園では、今日は「ロックン・ロール・サーカス」イヴェントが行われてい る。我々が通りかかった時は、ちょうどローリング・ストーンズのコピー・バン ドが「アンダー・マイ・サム」を演奏しているところだった。 歩きながら観ていると、キース係とロニー係の人はギターの弾き方がそっくり だった。遠かったので確かではないが、顔もちゃんとメイクしているようだった。 そしてミック係はというと、かなりの大柄で、いささか太りすぎだった。しかし それでも、あの80年代の「スティル・ライフ」ツアーの時のミックみたいに、 アメリカン・フットボールのユニフォームを着て、ぴょんぴょんと飛び跳ねてい た。あまり軽快とは言い難かったが、迫力はあった。 (つづく) ≪ http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo622.html ≫ ――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ▽スカウスハウス・ニュース ――――――――――――――――――――――――――――――――─ NLW □ *** Beatleweek 2016:出場バンド募集! ****** スカウス・ハウスでは、2016年のインターナショナル・ビートルウィークに、日 本代表として出場するビートルズ・トリビュート・バンドを募集しています。出 場を希望されるバンドは、info@scousehouse.net までご連絡ください。メール 件名は「BW16バンドエントリー」とし、本文には、バンド名と簡単なプロフィー ル、代表者のお名前・住所・電話番号・PCメールアドレスをご記入ください。 お問い合わせをいただいてから2日以内に、Eメールで募集要項を添付送信いた します(内容をご検討のうえ、あらためてお申込みください)。 ※募集締め切りは10月20日(火)です。 *** LFCチケットあります ****** スカウス・ハウスでは、以下のLFCマッチのチケットを確保しています。 ご希望の方メールで、お早めにお問い合わせください。メールタイトルは「LFC チケット問い合わせ」とし、本文でお名前とメールアドレス、ご希望マッチ&必 要枚数をお書きください。折り返しお返事いたします。 ・プレミアリーグ<LFC vs Southampton> 10月25日・アンフィールド 座席:パドックPK7ブロック B列 枚数:1枚 ・プレミアリーグ<LFC vs Leicester City> 12月26日・アンフィールド 座席:パドックPK8ブロック F列 枚数:1枚 上記以外のリヴァプールFCマッチチケットの予約も受付中です。 「スタジアムへ行こう!」ページをご覧のうえ、お早めにお問い合わせください。 http://scousehouse.net/football/stadium2015-16.html *** リヴァプール現地ガイドツアー ****** ウェブサイトの「リヴァプール・ビートルズ・ツアー」ページをプチ・リニュー アルしました。15年目となった「リヴァプール・ビートルズ・ツアー」、名所観 光とランチがプラスされたお得な「ビートルズツアー+ランチ&名所観光」、 「伝説のカスバクラブ・ツアー」、そして2つの「現地英語ツアー(Magical Mystery Tour, Mendips & 20 Forthlin Road Tour)」の、それぞれに案内ページ をつくりました。リヴァプール旅行の際にはぜひご利用ください。 http://scousehouse.net/beatles/beatlestour_liverpool01.html *** スカウスハウス通販 ****** ビートルズをはじめとする「英国盤レコード」の通販です。 リヴァプールで仕入れたレコードたちです。オーダーをいただけるとうれしいで す! http://scousehouse.net/shop/records2014.html *** フットボール・チケット&ツアー ****** スカウスハウスでは、2015-2016シーズンも、リヴァプールFCおよびエヴァト ンFCのホームゲーム観戦チケットの手配を承ります。 また、スタジアムツアーや練習場見学をアレンジする「フットボール・ツアー」 もご用意。マニアックなフットボール・ファンはもちろん、初心者の方も大歓迎 です。ぜひご利用ください! http://scousehouse.net/football/stadium2015-16.html *** PLAY AT THE CAVERN! ****** ウェブサイトに新ページ「for ビートルズ・バンド - PLAY AT THE CAVERN!」を アップしました。 「リヴァプールのキャヴァーン・クラブで演奏する」というビートルズ・コピー バンドの夢を、スカウス・ハウスがサポートします! http://scousehouse.net/beatles/playatthecavern.html *** ビートルズ・ガイドツアー ****** リヴァプール&ロンドンのビートルズゆかりの地を訪ねるガイドツアーをアレン ジしています。ロンドンには「ポールゆかりのレストランでランチ」という新企 画も登場。ツアーの詳細は、ウェブサイトの「ガイドツアー」ページをご覧くだ さい。 http://scousehouse.net/beatles/beatlestour_liverpool01.html http://scousehouse.net/beatles/guide_london.htm *** 原稿募集中 ****** NLWでは、読者のみなさんからの投稿を募集しています。 旅行記、レポート、研究、エッセイ、写真などなど、リヴァプール、あるいは英 国に関するものなら何でも歓迎です。 お気軽にお寄せください。楽しい作品をお待ちしています。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ▼今週のフォト ――――――――――――――――――――――――――――――――─ NLW □ *** 今週のフォト・アルバム ****** 「今週のフォト・アルバム」では、『利物浦日記2001』本文に対応した写真を掲 載しています。すべて14年前の写真です。 http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo622.html ■ NLW ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ リヴァプール・ニュース / News of the Liverpool World ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ *** 隔週火曜日発行 *** □■ 第622号 ■□ ◆発行 SCOUSE HOUSE (スカウス・ハウス) ◇編集 山本 和雄 ◆Eメール info@scousehouse.net ◇ウェブサイト http://scousehouse.net/ ◆Facebook http://www.facebook.com/scousehouse.net ◇お問い合わせフォーム http://scousehouse.net/liverpool/form.html ご意見・ご感想・ご質問など、お気軽にお聞かせください。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ このメールマガジンは、以下の配信サーヴィスを利用して発行しています。配信 の解除やメールアドレスの変更は、それぞれのウェブサイトからどうぞ。 ◆まぐまぐ http://www.mag2.com/m/0000065878.htm ◇めろんぱん http://www.melonpan.net/melonpa/mag-detail.php?mag_id=000917 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 無断での転載を禁じます。 Copyright(C) 2001-2015 Scouse House |