September 29 2015, No.623
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ リヴァプール・ニュース / News of the Liverpool World ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ NLW ■ *** http://scousehouse.net/ *** □■ INDEX ■□ ▽フロム・エディター ▼「利物浦日記2001」(4) ▽スカウスハウス・ニュース ▼今週のフォト ――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ▽フロム・エディター ――――――――――――――――――――――――――――――――─ NLW □ NLW No.623です。 いきなり悲しいニュースです。 「よりすぐりメルマガサイト めろんぱん」さんが、明日でメールマガジンの配 信サーヴィスを終了するということです。 2001年からですから、このNLWは14年もお世話になったわけですね。めろんぱ んさん、ありがとうございました。 「めろんぱん」でご購読いただいているみなさん、次号からNLWの配信はありま せん。お手数ですが「まぐまぐ」への購読手続きをお願いいたします。 http://www.mag2.com/m/0000065878.html ● ● ● きょう、ウェブサイトにスカウスハウス通販の新コーナーをつくりました。 「リヴァプールみやげ2015」です。 http://scousehouse.net/shop/2015mo.html 今年リヴァプールで仕入れてきたグッズを集めています(一部例外あり)。 Beatleweek関連商品やSteven Gerrard関連本など、ちょっとレアでマニアック なものばかりです。オーダーをいただけるとうれしいです! ● ● ● <Beatleweek 2016:出場バンド募集!> スカウス・ハウスでは、2016年のインターナショナル・ビートルウィークに、 日本代表として出場するビートルズ・トリビュート・バンドを募集しています。 出場を希望されるバンドは、info@scousehouse.net までご連絡ください。メー ル件名は「BW16バンドエントリー」とし、本文には、バンド名と簡単なプロ フィール、代表者のお名前・住所・電話番号・PCメールアドレスをご記入くださ い。 お問い合わせをいただいてから2日以内に、Eメールで募集要項を添付送信いた します(内容をご検討のうえ、あらためてお申込みください)。 ※募集締め切りは10月20日(火)です。 ● ● ● <LFCチケットあります> スカウス・ハウスでは、以下のLFCマッチのチケットを確保しています。 ご希望の方メールで、お早めにお問い合わせください。メールタイトルは「LFC チケット問い合わせ」とし、本文でお名前とメールアドレス、ご希望マッチ& 必要枚数をお書きください。折り返しお返事いたします。 ・プレミアリーグ<LFC vs Southampton> 10月25日・アンフィールド 座席:パドックPK7ブロック B列 枚数:1枚 ・プレミアリーグ<LFC vs Leicester City> 12月26日・アンフィールド 座席:パドックPK8ブロック F列 枚数:1枚 上記以外のリヴァプールFCマッチチケットの予約も受付中です。 「スタジアムへ行こう!」ページをご覧のうえお早めにお問い合わせください。 http://scousehouse.net/football/stadium2015-16.html ― Kaz(29/09/2015) ――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ▼「利物浦日記2001」(4) ――――――――――――――――――――――――――――――――― NLW □ 「利物浦日記2001~インターナショナル・ビートル・ウィーク2001/Kazのリ ヴァプール滞在記」(再録) ≪ http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo623.html ≫ 【8月24日(土)】~ポールの人形、アストリットさんとの対面、 そして「サンク・U・ヴェリー・マッチ」~(2) マリオットのCさん&Mさんの部屋に荷物を置いて、すぐにジャカランダへ向 かった。4時にジャッキーさんと約束している。 Jacaranda / livepool@tours のジャッキーさんは、我々3人のためにマーガ レットさんを呼んでくれているはずだ。 マーガレットさんというのは、リンゴが少年~青年時代を過ごしたアドミラル・ グローヴ10番地の家に住んでいるおばあさんで、我々は全員面識がある。特に Cさんは、昨年4月以来、ずっとマーガレットさんと手紙のやり取りを続けてい るそうだ。 待ち合わせのジャカランダに着くと、ちょうどジャッキーさんとマーガレットさ んも到着したところだった。 再会の挨拶をして、全員で地下へ降りる。ジャッキーがジャカランダ名物の壁画 をマーガレットさんに紹介した。スチュアートと、ジョンが描いたという壁画だ。 それから、みんなでジャッキーさんの車に乗って、ペニー・レーンの「ペニー レーン・ワインバー&ビストロ」へ行った。 カウンターでドリンクを注文する際、ジャッキーさんに訊かれた。 「みんな何を飲むの、カズ?」 CさんとMさんに確認して、「みんなボディントンでいいって、ジャッキーさん」 と言うと、笑いながらこんな答えが帰って来た。 「みんなビールなの? ふ~ん、あんたのせいね、カズ」 我々はビール、マーガレットさんとジャッキーさんは紅茶で乾杯。 静かな店で、我々はプレゼントの交換をしたり、ゆっくりとおしゃべりを楽しん だりした。 その後少しマーガレットさんのお宅にお邪魔して、シティ・センターへ戻ったの は6時頃だった。 道中の車の中から、オレンジ色の陽光に照らされた家並みや公園や、マージー河 の景色が見えた。とてもきれいだった。カー・ステレオからは、スキャッフォル ドの「サンク・U・ヴェリー・マッチ」が流れていた。 僕だけアデルフィの前で車を降りた。そう、例のマジカル・ミステリー・ツアー のチケットがまだ確保出来ていないからだ。 デスクへ行くと、4人組の日本人女性たちが、何やらただならぬ剣幕でクレーム をつけているところだった。どうやら予約していたチケットが用意されていない らしい。 電子翻訳機、とでも言うのかな、ちょっと大きい電卓のようなものを駆使して、 かなり食い下がっている。相手をしているのはサラで、あまり悪びれた様子もな く、「本当にすみません、でも、どうしようもないんですよ」と何度も繰り返し ている。 話はどこまでも平行線だった。横でじっと待っているのも疲れるので、間に入ろ うかなとも考えたが、やめておいた。僕が口を挟んでどうなるもんでもない。 気持ちは分かるし、もちろん気の毒だとは思うけれど、でも仕方ないよな、とも 思う。インターネットでちょんちょんと予約して万事うまく行くんだったら、誰 も苦労しない。この「ビートル・ウィーク」に関しては、特にそうだ。だいたい CCTに馴染みのある僕でさえ、足りないチケットがあるのだ…そうだった、人の ことを心配している場合ではなかったんだった。早く終わってくれないかなあ…。 そこにサラの同僚のヴィッキーが戻ってきた。 ヴィッキー:「Hi カズ。サラを待ってるのね。よかったらあたしが聞くわよ」 僕:「う~ん、サラに頼んでることなんだけど、マジカル・ミステリー・ツアー のチケットのことでね…(説明する)」 ヴィッキー:「そうなの、ちょっと見てみるわね…ええと…どうやらまだみたい ねえ…」 僕:「そうか、まだなのかあ…う~ん…」 やっと4人組から開放されて、サラがこっちに来た。 僕:「Hi サラ。ご苦労さんだねえ」 サラ:「まあね。それでカズ、マジカル・ミステリー・ツアーのチケットのこと よね? あれ、まだわからないらしいのよ、ごめんなさいね」 そうか、仕方ないねと答えようとした時、向こうに行っていたヴィッキーが叫び ながら戻って来た。 ヴィッキー:「カズ! マジカル・ミステリー・ツアーのチケット2枚、イケる わよ!別の人にキャンセルが出たの! ほらこれ!」 僕:「ナニ! 本当? どれどれ…9:30amスタートの分だよね? うん、間違 いない。ヤッター! 素晴らしい!」 うちのお客さんのチケットが、これでやっと全てOKになった。3日目にして やっと。 ほっとした僕の様子を見て、サラもヴィッキーも喜んでくれた。 僕:「サンキュー・ヴェリー・マッチ、サラ、ヴィッキー。君たちのおかげで助 かったよ。これですべてうまく行った。すべて…ああでも実を言うとね、僕のミ スで余分に買ってしまったチケットも何枚かあるんだけどね」 ヴィッキー:「あらそう。でも必要なチケットが全部あるんだから、良かったわ よ」 僕:「なるほど、そうだね」 本当にそうだなと思う。お金はもったいないけれど、足りないよりはずっといい。 僕の頭の中では、スキャッフォルドの「サンク・U・ヴェリー・マッチ」が軽快 に鳴り響いていた。 マリオットで待ってもらっていたCさん&Mさんのところへ行く。「チケット全部 オッケーになりました、ばんざ~い!」と報告。 3人で街を散歩した後、ロイヤル・コート・シアターのコンサートへ。 ドイツのバンド、「ハード・ナイツ・デイ」が演奏していた。デビュー前や初期 のビートルズ・ナンバーを聴かせてくれた。 晩ご飯は、マリオットの向かいにあるスパニッシュ・レストラン「ラ・タスカ」 で食べた。メニューの文面を読んで適当に注文したら予想外のものが立て続けに 運ばれてきた。仕方ないので、隣のテーブルで美味しそうな料理を食べている カップルに「それはなんという料理? どんな味? こっちのは?」と教えても らって、同じものを注文し直すことにした。今度はなかなか美味しかった。 結局今日も部屋に帰り着いたのは0時を回ってしまった。 でもイヴェントはまだまだ続いている。隣や上の階の住人は留守のようだ。彼ら が帰ってくるのは2~3時間後だろう。タフな連中だ。 ゆっくりシャワーを浴びて、しばらくの間ぼ~っとして、それから床に就いた。 明日はいよいよコンヴェンションだ。そして、「スカウス・ハウス」メイン・イ ヴェントの「ウォーク・ツアー」と「ランチョン」がある。 晴れるといいな。 (つづく) ≪ http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo623.html ≫ ――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ▽スカウスハウス・ニュース ――――――――――――――――――――――――――――――――─ NLW □ *** Beatleweek 2016:出場バンド募集! ****** スカウス・ハウスでは、2016年のインターナショナル・ビートルウィークに、日 本代表として出場するビートルズ・トリビュート・バンドを募集しています。出 場を希望されるバンドは、info@scousehouse.net までご連絡ください。メール 件名は「BW16バンドエントリー」とし、本文には、バンド名と簡単なプロフィー ル、代表者のお名前・住所・電話番号・PCメールアドレスをご記入ください。 お問い合わせをいただいてから2日以内に、Eメールで募集要項を添付送信いた します(内容をご検討のうえ、あらためてお申込みください)。 ※募集締め切りは10月20日(火)です。 *** LFCチケットあります ****** スカウス・ハウスでは、以下のLFCマッチのチケットを確保しています。 ご希望の方メールで、お早めにお問い合わせください。メールタイトルは「LFC チケット問い合わせ」とし、本文でお名前とメールアドレス、ご希望マッチ&必 要枚数をお書きください。折り返しお返事いたします。 ・プレミアリーグ<LFC vs Southampton> 10月25日・アンフィールド 座席:パドックPK7ブロック B列 枚数:1枚 ・プレミアリーグ<LFC vs Leicester City> 12月26日・アンフィールド 座席:パドックPK8ブロック F列 枚数:1枚 上記以外のリヴァプールFCマッチチケットの予約も受付中です。 「スタジアムへ行こう!」ページをご覧のうえ、お早めにお問い合わせください。 http://scousehouse.net/football/stadium2015-16.html *** リヴァプール現地ガイドツアー ****** ウェブサイトの「リヴァプール・ビートルズ・ツアー」ページをプチ・リニュー アルしました。15年目となった「リヴァプール・ビートルズ・ツアー」、名所観 光とランチがプラスされたお得な「ビートルズツアー+ランチ&名所観光」、 「伝説のカスバクラブ・ツアー」、そして2つの「現地英語ツアー(Magical Mystery Tour, Mendips & 20 Forthlin Road Tour)」の、それぞれに案内ページ をつくりました。リヴァプール旅行の際にはぜひご利用ください。 http://scousehouse.net/beatles/beatlestour_liverpool01.html *** スカウスハウス通販 ****** スカウスハウス通販に新コーナーができました。「リヴァプールみやげ2015」で す。 今年リヴァプールで仕入れてきたグッズを集めています(一部例外あり)。 Beatleweek関連商品やSteven Gerrard関連本など、ちょっとレアでマニアック なものばかりです。オーダーをいただけるとうれしいです! http://scousehouse.net/shop/2015mo.html ビートルズをはじめとする「英国盤レコード」の通販はこちらから。 リヴァプールで仕入れたレコードたちです。オーダーをいただけるとうれしいで す! http://scousehouse.net/shop/records2014.html *** フットボール・チケット&ツアー ****** スカウスハウスでは、2015-2016シーズンも、リヴァプールFCおよびエヴァト ンFCのホームゲーム観戦チケットの手配を承ります。 また、スタジアムツアーや練習場見学をアレンジする「フットボール・ツアー」 もご用意。マニアックなフットボール・ファンはもちろん、初心者の方も大歓迎 です。ぜひご利用ください! http://scousehouse.net/football/stadium2015-16.html *** PLAY AT THE CAVERN! ****** ウェブサイトに新ページ「for ビートルズ・バンド - PLAY AT THE CAVERN!」を アップしました。 「リヴァプールのキャヴァーン・クラブで演奏する」というビートルズ・コピー バンドの夢を、スカウス・ハウスがサポートします! http://scousehouse.net/beatles/playatthecavern.html *** ビートルズ・ガイドツアー ****** リヴァプール&ロンドンのビートルズゆかりの地を訪ねるガイドツアーをアレン ジしています。ロンドンには「ポールゆかりのレストランでランチ」という新企 画も登場。ツアーの詳細は、ウェブサイトの「ガイドツアー」ページをご覧くだ さい。 http://scousehouse.net/beatles/beatlestour_liverpool01.html http://scousehouse.net/beatles/guide_london.htm *** 原稿募集中 ****** NLWでは、読者のみなさんからの投稿を募集しています。 旅行記、レポート、研究、エッセイ、写真などなど、リヴァプール、あるいは英 国に関するものなら何でも歓迎です。 お気軽にお寄せください。楽しい作品をお待ちしています。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ▼今週のフォト ――――――――――――――――――――――――――――――――─ NLW □ *** 今週のフォト・アルバム ****** 「今週のフォト・アルバム」では、『利物浦日記2001』本文に対応した写真を掲 載しています。すべて14年前の写真です。 http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo623.html ■ NLW ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ リヴァプール・ニュース / News of the Liverpool World ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ *** 隔週火曜日発行 *** □■ 第623号 ■□ ◆発行 SCOUSE HOUSE (スカウス・ハウス) ◇編集 山本 和雄 ◆Eメール info@scousehouse.net ◇ウェブサイト http://scousehouse.net/ ◆Facebook http://www.facebook.com/scousehouse.net ◇お問い合わせフォーム http://scousehouse.net/liverpool/form.html ご意見・ご感想・ご質問など、お気軽にお聞かせください。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ このメールマガジンは、以下の配信サーヴィスを利用して発行しています。配信 の解除やメールアドレスの変更は、それぞれのウェブサイトからどうぞ。 ◆まぐまぐ http://www.mag2.com/m/0000065878.htm ◇めろんぱん http://www.melonpan.net/melonpa/mag-detail.php?mag_id=000917 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 無断での転載を禁じます。 Copyright(C) 2001-2015 Scouse House |