July 19 2016, No.644
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リヴァプール・ニュース / News of the Liverpool World  
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 ▼寄稿:「おともはアプリ! ~ドイチェバーン気ままにひとり旅~」(9)
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NLW No.644です。

Anneさんファンのみなさん、お待たせしました。連載「おともはアプリ! ~ドイ
チェバーン気ままにひとり旅~」の第9回をお届けします。
今回はシュトゥットガルト日帰りの後半、「ポルシェ・ミュージアム」を訪問するお
話です。
前半は「ベンツ・ミュージアム」訪問のお話しでしたね。ほんと不思議に思うのです
が、ベンツもポルシェも同じシュトゥットガルトにあるんですね。1日で両方の
ミュージアムを見学できるとは、なんと合理的。さすがドイツ! …と言っていいの
かどうかわかんないけど、車が好きな人にはうれしいことですよね。

そういえばなんですが、ドイツのスポーツグッズメーカー、アディダスとプーマも同
じ街(というか村?)にあったんだそうですね。
もともとは一族経営のシューズメーカーだったのが、戦後間もない1948年に兄弟喧嘩
の末に分離独立。お兄ちゃんのルドルフ(ルディ)はプーマを創業し、弟アドルフ
(アディ)はアディダスを設立した…のは、ご存じのかたも多いことでしょう。
この話で僕が好きなのが、それぞれの社名の由来です。
弟アドルフは、自分の愛称「アディ」にダスラーの「ダス」を足して「アディダス」
にし、兄のルディは、ルドルフの「ル」とダスラーの「ダ」をくっつけて「ルーダ」
にしたのです。
この省略のセンス、なんだか日本っぽくないですか?
ほら、日本人って名字と名前のそれぞれの頭をくっつけて呼んだりするじゃないです
か。僕は小学校のときに「ヤマカズ」だったことがあります…どうでもいいことです
が。

ルーダはほどなくしてプーマに社名変更することになったわけですが、兄弟の切磋琢
磨…のせいか熾烈な競争のせいか、両社ともぐんぐん成長してあっという間に世界的
なブランドになったのは、考えてみると(考えなくても)すごいことだなあと思いま
す。
現在はプーマもアディダスも同族経営から離れているものの、どちらもフランス傘下
の企業となっているのは奇遇というか何というか。
それでも両社とも、創業当時と同じバイエルン州のヘルツォーゲンアウラハという町
に今も本社があって、これはやはりアイデンティティの問題なのでしょうね。という
か、よそに移ってしまったらアディダスやプーマではなくなってしまう。さすがだと
思います。

実を言うと、僕自身は、シューズに関してはアディダスもプーマもほとんど縁があり
ません。
アディダスはだぶんかなり昔に履いたことがあるかもですが、プーマのシューズには
足を入れたことがないです。
いや、別に嫌っているわけではなくてほんとにたまたまなんだけど、年に2~3足も
ランニングシューズを新調することを考えると、不思議なことだなあという気がしま
す。
今履いているのはアシックス。地元といってもいい神戸のブランドなので、やっぱり
これからもずっと神戸でがんばってほしいなあと思います。
だからといって次に買うシューズがアシックスになるかどうかはわからないケド…。

                         ― Kaz(19/07/2016)


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▼寄稿:「おともはアプリ! ~ドイチェバーン気ままにひとり旅~」(9)
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「おともはアプリ! ~ドイチェバーン気ままにひとり旅~」 / Anne

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■第23話《ベンツのタクシーでポルシェ博物館へ》■

次に行こうとしているのは『ポルシェ博物館』です。
ポルシェ本社工場のあるシュトゥットガルト郊外に2009年にオープンしたそう
です。
モータースポーツも大好きな私にとっては、ベンツ、ポルシェ、どちらの博物館
も行ってみたいと思ったので、ちょっと遠出をしてもシュトゥットガルトを訪ね
ることにしました。
 
ポルシェ博物館はシュトゥットガルト中央駅からSバーン6号線を利用
でNeuwirtshaus(Porscheplatz)駅の目の前です。
「読めません(T_T)」
今日はSバーン1号線でメルセデスベンツミュージアム側に来ています!
「鉄道利用だともう一度シュトゥットガルト中央駅に戻って乗り直しなのよ
ね(^。^;)」
「それって時間の無駄だし<(`^´)>」
「デュッセルドルフには3時間もかけて帰るんだし!」
 
『メルセデス・ベンツ・ミュージアム』の建物の前では、多くのタクシーがお客
さんを待っています。
「もちろんベンツのタクシー!」
「よし(⌒^⌒)b タクシーに乗っちゃえ!」
「タクシーがベンツなんて(*^.^*)」
日本だったらベンツと言ったらハイヤーですよね。
ポルシェ博物館の行き方の資料を見せてお願いをします。
「夕方に近いから混雑しているのかなあ・・・」
風が強くて公共の乗り物が利用し辛いからなのかもしれません。
とにかく渋滞が酷くてなかなか前に進みません。
「あー(”>_<) ポルシェ博物館が閉館しちゃう!」
「18時閉館だからゆっくり観る時間が(+。+;)」

かなり時間がかかってやっと『ポルシェ博物館』に到着しました。
こちらは入館してチケットを購入したら、すごく長いエスカレーターを上って行
きます!
「これは振り返って下を見るとちょっと怖い!」
「高所恐怖症気味の方は振り返らない方がいいかも(゜_゜;)」
そんなに高いのに到着した階は2階!
『ポルシェ博物館』は全体はそんなに広くはないんですよ!

上って行くと、ポルシェの最初の電気自動車モーターやガソリン車のエンジン、
年代別の車両を見ることが出来ます!
さらに、ポルシェを象徴する歴代の有名車両や歴史的名車が並んでいます!
「あまり詳しくなくて残念(´▽`;)」
ポルシェ博物館は『ローリングミュージアム』方式をとっていると紹介されてい
ます。
展示されている車両は実際にレースで走る事もあるんだそうです。
「展示されている車両がレースで走るって(^。^)(*^o^)(^O^)?」
そのために展示品の組み合わせとか、配置とか変更されたりするらしいんです。
「ポルシェファンにとっては、レースをした車両が身近に見られるって感激だよ
ね(゜∇^*)⌒☆ 」


■第24話《青空の街をお散歩》■
 
夕方早目にシュトゥットガルト中央駅に向かうことにします。
ポルシェ博物館の前がSバーン6号線の駅なので、これに乗車して戻ればいいだ
けです。
「シュトゥットガルト中央駅に戻るのにホームで迷っちゃった!」
中央駅がどちらの方面なのかがよく分からなかったんです(^_^;)
「方向音痴って思っていなかったのにσ(^◇^;)」
乗車したら間もなく中央駅です。
「デュッセルドルフ行きの列車まで1時間とちょっとあるのね!」
「夕方も朝から鉄道が遅れた影響が出ているみたい(´。`;)」
「どうせならデュッセルドルフに直通、乗り換え無しの列車にしよう!」

そんなわけで当てもなく賑やかそうな街の方に散策に歩き始めました。
シュトゥットガルトは博物館を2か所見たら他の観光をしている時間がないと思
い込んでいました。
「だからそれ以外の観光地は調べてきていないのよね!」
「実際もほとんど時間がないけどね\(^^;)...」
とりあえず人が多い方に歩き進むと、ショッピング街のような通りに出てきたよ
うです。
「歩行者天国になっているんだあ!」
「青空になって来たからお買い物客で賑わっているね!」

しばらく歩くと広々ときれいな、ヨーロッパらしい公園に出ました。
人々が思い思いに寛いでいます。
「市民の憩いの場って感じ!」
「周りは歴史ある建物のようだよね!」
「噴水もかなり立派o(^o^)o」
私も少しここでのんびり寛ぐことにしました!
「ここは結構有名な観光スポットかもしれないよd(⌒o⌒)b」
「そうだ、スマホで調べてみたらいいんだあ(´▽`)/」
スマホで地図を見ると、私が訪れたこの美しい公園は『シュロスプラッツ』。つ
まり『宮殿広場』なんだそうです。
「どうりで綺麗なはずだわあo(^^o) (o^^)o!」
名前の通り、互いに近接する新旧の宮殿の前に広がる街の中心の広場だそうです。
「それにしても移動でも使えるルーターを借りると便利が一杯(〃'▽'〃)」

ここには豪華な『新宮殿』、石造りの塔にとんがり屋根が印象的な『旧宮殿(現
在は州立博物館)』、他にもシュロス広場の庭園内というロケーションにある『オ
ペラ座(州立劇場)』、シュロス広場の目の前にある『市立美術館』が集まってい
ます!
「市立美術館はガラスキューブ状の建物が目を引きますよ(o´∀`)b」
散策をする頃には青空でとても良いお天気になって気持ちよく美しい公園を楽し
みました!
「ラッキーだわあ!」
目的もなく散策していて偶然シュトゥットガルトの観光スポットに遭遇!
「外観だけだったのがちょっと残念ね(。^。)」

そろそろ中央駅に戻ることにします。
中央駅の駅舎の上ではベンツのエンブレムマークが回っています!
「さすがシュトゥットガルトだわあ(≧∇≦*)」
青空にベンツのエンブレムが堂々と回っている駅舎ってさすがベンツの街です!
駅に到着して電光掲示板を確認してホームに向かいます。
「朝は100分以上も遅れたけれど大丈夫かなヾ(・ω・`)」
帰りは鉄道が遅れることもなく予定通りデュッセルドルフに戻って来ました!

(つづく)

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