September 20 2016, No.650
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リヴァプール・ニュース / News of the Liverpool World  
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□■ INDEX ■□

 ▽フロム・エディター
 ▼寄稿:「おともはアプリ! ~ドイチェバーン気ままにひとり旅~」(11)
 ▽スカウスハウス・ニュース
 ▼今週のフォト


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▽フロム・エディター
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NLW No.650です。
Anneさんファンのみなさん、お待たせしました! 「おともはアプリ! ~ド
イチェバーン気ままにひとり旅~」の再開です。
前回の掲載がNo.646で、8月2日の配信でした。なんと1ヶ月半とちょっとの
ご無沙汰になっちゃったわけですが、もちろんこのブランクはAnneさんには責
任はなくて、すべて僕の都合です。すみません。

今回のメインは、ケルン大聖堂を訪ねるお話しです。そして、デュッセルドルフ
に戻って白アスパラガスのサンドウィッチを買い求めるエピソードも。
Anneさんの面白いところは、とてつもないスケールの大聖堂に驚くのも、お惣
菜やさんで旬のアスパラガスに出会って喜ぶのも、同じくらいのテンションなん
ですよね。
こういう素直な心や無邪気な感性は大切だよなあと、いつもなんですが、Anne
さんに教えてもらっているような気がします。

● ● ●

昨日、たこフィルのコンサートに行ってきました。
明石フィルハーモニー管弦楽団(Akashi Philharmonic Orchestra)の通称を
「たこフィル」といいます。明石は「たこの町」なのですよ。たこって、海の生
き物のたこです。念のため。

たこフィルは半年ごとの定期演奏会を市民ホールで開催していて、今回は創立
10周年記念となる第20回のコンサートでした。
…とまるでよく知っているように書いてるけど、僕が参加するのは今年の3月に
続いてまだ2回目。縁あって観に行った前回があまりにもすばらしかったので、
連続での観賞となったわけです。

昨日の演目は、チャイコフスキーの「くるみ割り人形」とブラームスのシンフォ
ニー第4番。
どちらもカラフルな展開だしポップなメロディーがふんだんに登場するので、ク
ラシックにはまるでシロウトな僕にもとてもわかりやすくて楽しめました。さら
に60人を超えるプレイヤーのみなさんによる熱い演奏は迫力満点。ずっとワク
ワクしっぱなしで聴き入ってしまいました。たこフィル、最高です。次回も観に
行きます!

ここから下は、先週号に載せた告知と同じです。

● ● ●

終わったばかりの「インターナショナル・ビートルウィーク」ですが、9月14
日より、2017年の出場バンドの募集をスタートさせました。
聖地リヴァプールで行われる「世界最大&最高のビートルズ・フェスティヴァル」
への出場は、すべてのビートルズ・バンドの夢であり、目標でもあると思います。
来年はどんなバンドが日の丸を背負って一緒に戦ってくれるのか、僕自身もワク
ワクしています。
すばらしい志を持ったバンドのみなさんからのコンタクトを期待しています。

<Beatleweek 2017:出場バンド募集!>
スカウス・ハウスでは、2017年のインターナショナル・ビートルウィークに、
日本代表として出場するビートルズ・トリビュート・バンドを募集します。
出場を希望されるバンドは、info@scousehouse.net までご連絡ください。メー
ル件名は「BW17バンドエントリー」とし、本文には、バンド名と簡単なプロ
フィール、代表者のお名前・住所・電話番号・PCメールアドレスをご記入くださ
い。
お問い合わせをいただいてから2日以内に、Eメールで募集要項を添付送信いた
します(募集要項の内容をご検討のうえ、あらためてお申込みください)。
※募集締め切りは10月6日(木)です。

● ● ●

もうひとつお知らせを。
にゃんと、僕が講師になります…。
神戸元町の南京町(チャイナタウンです)にある、「よみうり文化センター」で
カルチャー講座を持つことになりました。
テーマはもちろん、「ビートルズ」と「リヴァプール」です。なので、講座名は
「THE BEATLESと英国リヴァプールを知る」となりました。そのまんまだ。
アカデミックな講義はようやりませんけど、ビートルズの英国オリジナル盤レ
コードの音源や、リヴァプールで撮影した写真やヴィデオをたくさん使って、楽
しくにぎやかにすすめて行きたいと考えています。
10月5日、ビートルズのレコード・デビューの日にスタートする、第1&第3
水曜日・3ヶ月限定・全6回の特別講座。お近くのかたはぜひ!
 http://www.oybc.co.jp/event_kobe/detail_11519 

※受講申込みは、スカウスハウスでも受け付けます。info@scousehouse.net ま
でメールでご連絡ください(件名は「ビートルズ講座」としてください)。少し
割引になります。

よみうり神戸文化センター作成のチラシ画像はこちらから。
 http://scousehouse.net/ycc/2016autumn.html 

                         ― Kaz(20/09/2016)


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▼寄稿:「おともはアプリ! ~ドイチェバーン気ままにひとり旅~」(11)
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「おともはアプリ! ~ドイチェバーン気ままにひとり旅~」 / Anne

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■第25話《世界最大の大聖堂のあるケルンへ》■

5日目はボンとケルンの観光の予定です。
ボンからケルンまでは鉄道で20分程の近さ!
「近距離だから初めてICやICE以外に乗車してみよう!」
「赤い二階建ての車両に乗ってみたかったのよね(^○^)」
2等車と書かれた車両を選んで2階に上がります。
「どうしてなんだろう・・・」
「つい2階の席に座りたくなるのよねσ(^◇^;)」
旅では周りの景色を見たいから上の階の方が視界が開けていいですよね。

ケルンに到着すると大聖堂は車窓から見えているので、どちら側に出たら良いか
はすぐに分かります。
「ケルンって凄く大きな駅だわあ!」
ケルンの駅がこんなに大きいとは想定外でした。
実はケルンは日本人の私達にも馴染みがある地名なんですよ!
「ケルンってドイツ語読みはコロンなんだ(⌒^⌒)b」
「ドイツ人にケルンって発音しても分からないんだって(゜o゜)」
「そうなんです! 『コロン』」
香水の「コロン」ってそのまま「ケルン」のことなんです。
「オーデコロンって「ケルンの水」って意味を知っていましたか(゜-゜)?」
「私、ちょっと賢くなったみたい(´▽`;)」

ケルン中央駅の外に出ると!
「デ・デ・デ・デカい(||゜Д゜)」
「チョーデカいΣ(゚Д゚;≡;゚д゚)」
たぶんそんな言葉しか浮かんで来ないと思います。
駅前に「ドドド~ン(°◇°)~」いきなり現れる大聖堂!
この現れ方には「とにかくデカい!」とか「もの凄くデカい!」とかそんな言葉
しか浮びません(笑)
目の前に有り過ぎて何だかよく見えないし、写真を撮ろうとしても入りきらない
し!
「撮影したいだけなのに、どうしたらいいのか困る(゜O゜;)」
「不思議でしょ~?」
そういえばネットで「広角レンズでも納まらない」と書かれていました。
駅前の広場をどんどん大聖堂の逆方向にバックします!
「まだまだバック!」
「どこまでバックしたら入るの~(゜〇゜;)?」
あきらめて大聖堂の方に向かいます。

現在でも世界最大級の大聖堂「ケルン大聖堂」の正式名称は「聖ペトロとマリア
大聖堂」。
1248年に建設が始まり完成したのは1880年のことだそうです(途中200年程中
断があったそうです)。
「高さ157mで、ゴシック様式の建築物としては世界最大なんだって( ̄^ ̄)」
コンクリートの高層ビルを見慣れている現代人も、突き出した一本一本の尖塔や、
その精緻な装飾、石を積み上げて「天」を目指したゴシック建築の姿には、「『度
肝を抜かれる!』なんて言葉がふさわしい!」と書いている方もいました!
「金属を使わないで石だけで(゜o゜)?」
キリスト教にとって神の国とはすなわち「天」だったので、大聖堂は天高くそび
え立つべきだと考えられていたのだそうです。

「632年を費やして完成した大聖堂なんだあ!」
近づくと細部の彫刻もきわめて精密で素晴らしいと分かります。
「入り口に立つとその迫力に圧倒されます!」
繊細な彫刻が施されている157mもの石の建築物を見上げます!
「言葉を失います!」
中に入ってみると、身廊がずっと奥まで続いています。
「思わず息をのむような光景(。・艸・)」
柱や、その柱の装飾、高い天井のアーチ、天を突き上げるような構造はフランス
で見たゴシック建築と同じ感じがします!
「でも、規模がはるかに違うんですよ!」
どんどん天に吸い込まれている感じがしてきます。

観光客ばかりでなく、あちこちで十字を切る人や目を閉じ祈りを捧げている人が
いる光景は、教会を見せて頂いていることを思い出させてくれます。
神の物語を描いたステンドグラスの一枚一枚が素晴らしくて、全部カメラに収め
ようとしていたら全然前に進めなくなりました!
ステンドグラスや天井を夢中で眺めてしまいます!
「我に返ると首が痛い(>。≪)」
首が痛くなってうつむいた時に気が付きました!
「わあ(*゜▽゜*)床も美しい!」
「見過ごしちゃうところだったわあ!」
無宗教の私も心を洗われるような時を過ごすことが出来ました。


■第26話《今が旬の白アスパラが美味しい!》■

「確かケルンの大聖堂も塔に上れるはずだよね!」
外に出て大聖堂の周りを登り口を探して歩きました。
朝、ボンでは曇っていたお天気も大聖堂を撮影する頃には青空です!
「またまた大切な所で青空をありがとう(^人^)」
ドイツ人さえも分からないこの季節のお天気と聞いていました。
「そのお天気は私の観光に合わせてくれているみたい(*^-^*)」

ただ今日も風が強くて塔には登ることが出来ないのかもしれません。
日本も春には「春一番」が吹くのですが、ドイツも春は風が強い日があるんです
ね!
春は天候が不安定だから「落ち着きのないもの」の喩になるんだそうです!
「春のお天気も、イースターの週ってことも、サマータイムも気が付かなかっ
た(゚´Д`゚)」
「最近の旅行は脇が甘い感じだ~!」
「反省(´-ω-`)」
でも春のドイツに行くのにちゃんと調べて来たものがあります!
「Spargel(シュパーゲル)」
「サッカーファンの方! シュマイケルじゃないよヽ( ^^)〆」

ドイツに春の訪れを告げる食べ物「シュパーゲル(白アスパラガス)」。
日本でアスパラガスと言ったら主流はグリーンですね。
ドイツでは「アスパラと言えば白」と言われるほど親しまれているんだそうです。
ドイツ人にとって春の訪れを実感できる特別な存在って紹介されていました。
シュパーゲルを楽しめる期間は短くて、6月末にはもう食べられないそうです。
「しかもシュパーゲルは高価な野菜(* ̄0 ̄*)」
輸入品は安いのだそうですが、ドイツ人はドイツ産にこだわるんだそうです。

「シュパーゲルを食べたいなヾ(・ω・`)」
デュッセルドルフ中央駅に戻って来て、どこで食べられるのか考えていました。
「レストランは食事の量が多いしなあ・・・」
ドイツの一人前はメチャ多いそうです!
「しかもシュパーゲルのお料理を食べようと思ったら結構高いらしい(;゚д゚)」
「シュパーゲルの特別料理が準備されているらしいけれどドイツ語が分からない
し!」
アパートメントの方角と反対方向の出口付近のお惣菜屋さんを覗いてみました。
「いつもアパートメント方向しかちゃんとチェックしていなかったし!」
「このお惣菜屋さんはハムとかソーセージがグラム売りしていたから利用してな
かったのよね!」
「パックになっている方が買いやすいからね(`。`;)」

人気があるらしくて次々お客さんが買い物をしていきます。
混んでいるお蔭で、私はたくさん並ぶお惣菜や手作りサンドウィッチを選ぶこと
が出来ます!
「もしかして・・・」
「シュパーゲル(〃'▽'〃)?」
「パンに白いのが挟んであるけど・・・」
ハムと葉の野菜と一緒に挟まっているのは確かに白アスパラガスです。
「決めた((((*゜▽゜*))))」
「This Bitte(Please)」
「私ったら嬉しくて思わず英語とドイツ語混ざって注文してるし(^v^")/」
サラダとビールも買ってルンルンでアパートメントに帰りましたo(^-^o)(o^-^)o

白アスパラガスですけれど、口に入れるととろけるように柔らかく、ほんのり甘
くて優しい味で、すごく美味しいです。
「春のドイツではぜひ食べてみてくださいね(o´∀`)b」

(つづく)

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